愛知県

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あいちけん ウィキデータを編集
愛知県
愛知県旗
愛知県旗
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
団体コード 23000-6
ISO 3166-2:JP JP-23
面積 5,173.19km2
(境界未定部分あり)
総人口 7,470,402[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 1,444人/km2
隣接都道府県 三重県静岡県岐阜県長野県
県の木 ハナノキ
県の花 カキツバタ
県の鳥 コノハズク
他のシンボル 県の魚:クルマエビ
県民歌:われらが愛知
愛知県庁
知事 大村秀章
法人番号 1000020230006 ウィキデータを編集
所在地 460-8501
愛知県名古屋市中区三の丸3丁目1番2号愛知県庁
外部リンク 愛知県 公式サイト
愛知県の位置

愛知県行政区画図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキポータル 日本の都道府県/愛知県
ウィキプロジェクト

愛知県(あいちけん)は、太平洋に面する日本の一つ。県庁所在地名古屋市

概要

大きく分けて、尾張地方西三河地方東三河地方の3地域より構成されている。面積比はほぼ 1:1:1、人口比はほぼ 7:2:1。

名が県名にされた県の一つで、名古屋県県庁所在地であった愛知郡に由来している。

万葉集』の「あゆち」に由来し、それが律令制下で愛知郡という郡名に採用されたといわれている。なお、県公文書館発行のパンフレット「愛知県誕生のなぞをさぐる」では、あゆち(年魚市)潟説・あゆちの水(湧水)説・あゆち村説の三説をあげている。

地理

位置

地形

主な一級河川
主な二級河川

半島

気候

太平洋側気候を呈しており、は高温多湿で非常に蒸し暑い。は乾燥した晴天の日が多く、伊吹おろしという乾燥した冷たい風が吹き、体感温度が北日本並みに一気に低下する日もある。北西の季節風の影響があるため強い冬型の気圧配置になると雪雲が、岐阜県関ヶ原付近から流入し愛知県西部などで局地的な大雪に見舞われることがある。

愛知の気候(気象庁・気象統計情報より)
  尾張西部 尾張
東部
知多地域 西三河 東三河
南部 北西部 北東部 北部 南部
愛西 一宮 蟹江 名古屋 東海 南知多 岡崎 一色 豊田市 新城市
作手
蒲郡 田原市
雁ケ根 小原 稲武 田原町 伊良湖
平均
気温
()
最暖月 27.1
(8月)
27.3
(8月)
27.5
(8月)
26.3
(8月)
26.8
(8月)
26.4
(8月)
23.0
(8月)
26.9
(8月)
26.7
(8月)
最寒月 3.8
(1月)
4.3
(1月)
4.8
(1月)
4.4
(1月)
3.8
(1月)
3.1
(1月)
-0.1
(1月)
5.3
(1月)
5.6
(1月)
降水量
(mm)
最多月 252.3
(9月)
240.8
(6月)
223.4
(9月)
249.8
(9月)
258.4
(9月)
263.6
(9月)
238.8
(9月)
230.9
(9月)
231.9
(9月)
238.2
(9月)
318.7
(9月)
372.9
(9月)
257.2
(9月)
249.3
(9月)
254.6
(9月)
最少月 38.8
(12月)
39.4
(12月)
34.8
(12月)
36.8
(12月)
32.3
(12月)
35.2
(12月)
36.0
(12月)
35.4
(12月)
34.5
(12月)
39.9
(12月)
52.4
(12月)
57.5
(12月)
38.9
(12月)
38.8
(12月)
42.1
(12月)
降水
日数
(日)
最多月 13.3
(6・7月)
13.0
(6月)
13.1
(6月)
12.2
(6月)
12.5
(6月)
12.6
(6月)
12.0
(6月)
12.0
(6月)
12.3
(7月)
13.2
(6・7月)
15.3
(7月)
13.3
(6・7月)
11.8
(6月)
11.9
(6月)
11.3
(6月)
最少月 6.6
(12月)
7.1
(12月)
5.8
(12月)
5.0
(12月)
5.7
(12月)
5.5
(12月)
5.2
(12月)
5.6
(12月)
5.5
(1月)
6.6
(12月)
7.2
(12月)
6.8
(12月)
5.1
(12月)
5.1
(12月)
4.8
(12月)

歴史

焼失前の名古屋城天守閣および本丸御殿

愛知県は、令制国では尾張国三河国に当たる。愛知県は、支配者氏族と関係している地域である。源頼朝が生まれた地域(名古屋市熱田区)との説もあり、室町幕府を開いた足利氏は西三河地方に細川氏一色氏吉良氏今川氏など一族が多かった。戦国時代には、織田信長豊臣秀吉徳川家康など多くの武将を輩出し中央政局に大きな影響を及ぼした。江戸大名はこの三人の配下から出た者が多く、徳川一族や譜代大名(井伊氏などごく一部の他国出身者もいる)などの三河出身者のほか、前田家浅野家池田家山内家蜂須賀家などの尾張出身者が各地で大藩を幕末まで支配した。大名家だけでなく家臣団や一部庶民も封地へ移り住んでおり、近世日本の大部分は尾張・三河出身武士団の支配を受けた形となる。また、江戸時代に華咲いた日本的建築や日本的文化は愛知出身者による貢献とも言える。そのほか、江戸の誕生と形成に与えた三河の影響はしばしば指摘されるところである。

江戸時代以降、尾張は徳川御三家のひとつ尾張徳川家の領域となり、三河は譜代大名旗本領・寺社領・天領と分割支配された。明治以降、三河国内の旗本・寺社・幕府領を総括する三河裁判所が設置され、のち三河県とされ、さらに伊那県に編入され、伊那県足助庁が所轄した。その後、廃藩置県に伴い、三河に10県、尾張に2県が設置され、三河10県および伊那県足助庁および尾張国知多郡を統合して、額田県を設置。明治4年(1871年11月22日の第1次府県統合で名古屋県(旧尾張藩)と犬山県(尾張徳川家御附家老成瀬氏が維新直前に独立し立藩)が統合して設置された名古屋県は、明治5年(1872年4月2日に改称して愛知県になった。そして、同年11月27日、第2次府県統合により額田県を編入(太政官布告372号)して、ほぼ現在の県域が確定する。名古屋県令であった井関盛艮権令(県令)となった。県の下には大区小区制により、15大区15小区がおかれ、翌年3月には、第一大区は区長1人、権区長2人、小区に戸長1人、副戸長2人、各町に副戸長2人ずつを置くことになった。これらは藩の統治とは違う中央集権国家の末端統治機構であった。明治4年11月(1872年1月)の県治条例で、県令は管内の立法・行政・司法を専決する権限が与えられ、「天皇の牧民官」と称された[誰?]

人口


愛知県の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
東海3県(愛知、岐阜、三重)の
人口増加率が高い自治体
(愛知県のみ抜粋)
順位 自治体 人口増加率
(2000→2005年)
2005年人口
(国勢調査)
1 みよし市 18.0% 56,254
2 日進市 12.0% 78,588
4 音羽町(豊川市) 9.7% 8,690
5 高浜市 8.5% 41,349
6 甚目寺町あま市 7.7% 38,670
7 刈谷市 7.6% 142,112

行政

愛知県庁本庁舎

歴代県知事(公選)

  1. 青柳秀夫昭和22年4月12日 - 昭和26年4月4日 1期
  2. 桑原幹根昭和26年5月11日 - 昭和50年2月14日 6期
  3. 仲谷義明昭和50年2月15日 - 昭和58年2月14日 2期
  4. 鈴木礼治昭和58年2月15日 - 平成11年2月14日 4期
  5. 神田真秋平成11年2月15日 - 平成23年2月14日 3期
  6. 大村秀章平成23年2月15日 - 現職 (1期)

愛知県議会・議員

2009年現在、県議会の会派は県政与党の自民党公明党と野党の民主党の3会派からなる。これは2007年4月の統一地方選挙において当選した無所属議員2人がいずれも選挙後に自民党入りした他、共産党の候補が2003年4月の統一地方選挙に続いて全員落選したためである。愛知県議会は全国で3つある共産党議員の空白県の一つとなっている。

平成の大合併や近年の人口増減に対して選挙区割りの見直しは進んでおらず、一部選挙区で人口と定数の逆転が見られる。たとえば、人口42万人の豊田市が定数4なのに対し、人口38万人の豊橋市は定数5、同じく人口38万人の一宮市は2選挙区に分割され合わせて定数5、となっている。

財政

平成19年度
財政力指数 1.02 - 地方交付税の不交付団体となる
平成18年度
財政力指数 0.94 (Iグループ 1位/16自治体中)
平成17年度
財政力指数 0.89 (Iグループ 1位/16自治体中)
平成16年度
財政力指数 0.88 (Iグループ 1位/16自治体中)

※ Iグループ: 財政力指数 0.5以上 1.0未満

治安

地方自治法及び警察法に基づき、以下の組織が置かれる。

経済

愛知県は、トヨタ自動車を筆頭に自動車関連企業が数多く存在することで有名。トヨタ自動車の設立は1937年だが、自動車産業が本格的に発展したのは高度経済成長期以降のことで、比較的最近になって発達した産業である。自動車産業が発展する前は、一宮市を中心とした繊維産業や、三菱系の航空機産業等が盛んだった。 また、自動車産業に隠れているものの、がいし生産世界一の日本ガイシINAX日本特殊陶業などをはじめとするセラミックス産業も盛んである。

中京工業地帯の中心として工業は全般に活発で、製造品出荷額(2005年)は39兆5140億1677万円で29年連続全国1位である(2位は神奈川県で19兆4001億9235万円のため2倍以上の差)。(なお、京浜工業地帯は2006年には製造品出荷額で(30兆5099億円)となり阪神工業地帯(31兆1028億円)に逆転され3位になった。工業統計2007年発表)

2005年に愛・地球博中部国際空港開港という二大事業があり、東海環状自動車道伊勢湾岸自動車道愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)などインフラの整備が急速に進んだ。 しかしその一方で愛知県道511号武豊大府自転車道線(知多半島サイクリングロード)等の自転車道の建設、整備が放棄されており多くの要望が寄せられている。

これらの特徴もあってモータリゼーションが日本で最も発達した地域でもあり、自家用車の保有台数は日本有数の高さを誇っているが、鉄道輸送力は愛知県内地方で関東・関西に対して劣っている。 また、愛知県の交通事故死亡者数は全国上位であり、自動車事故の多さはこの地域の自動車中心のライフスタイルを物語っている。

産業

平成19年度の県内総生産は37兆1719億円である[1]。これはサウジアラビア国内総生産にほぼ匹敵しており、世界で25位以内の国に相当する経済規模を有している[2]

経済界

かつての五摂家

五摂家とは、愛知県名古屋市に本拠地を置く中部圏財界の名門企業の一群で、旧伊藤財閥系企業の東海銀行松坂屋、インフラ企業の名古屋鉄道中部電力東邦ガスの5社で構成された。かつては中部経済連合会(中経連)や名古屋商工会議所(名商)等の経済団体代表職を独占し、名古屋観光ホテル名古屋ボストン美術館等の開設を主導する役割を担ってきた(この他に、名門企業として興和グループ・森村グループ中日新聞社を挙げる人もいた)。

1990年代より、東海銀行の消滅(2002年に三和銀行と合併)、松坂屋・名古屋鉄道の経営不振(松坂屋は2007年に大丸と経営統合、名古屋鉄道は1999年から2008年にかけて赤字線区を随時廃線)、規制緩和による電力自由化オール電化住宅などによる中部電力と東邦ガスの利害対立などが生じるようになり、五摂家としてのまとまりは無くなりつつある。これに反比例し、これまで「西三河モンロー主義」と呼ばれ、財界活動と距離を置いていたトヨタグループの路線転換や、国鉄分割民営化により東海旅客鉄道が発足すると、これらの存在感が増大している。最近は五摂家という表現に代わり、海陽学園開設で中心となったトヨタ自動車東海旅客鉄道中部電力の3社で、御三家と呼ぶ表現もある。

現在のトヨタグループ

トヨタ自動車本社

経済界では近年、豊田市・刈谷市といった西三河地方を本拠地とするトヨタグループの存在感が群を抜いている。例えば連結売上高では中部電力(約2兆1500億円)と東海旅客鉄道(約2兆円)は、トヨタ自動車本体はおろかグループ企業のひとつであるアイシン精機(約2兆1200億円)と同程度で、両社の連結売上高を合算してもグループ筆頭企業であるデンソー(3兆1900億円)を超える程度。財界活動でも、2007年現在、トヨタグループは中経連(豊田自動織機名誉会長)・中部経済同友会(豊田自動織機会長)では代表職を、名商(トヨタ自動車副会長)は前会頭を輩出し、また中部財界が中心となった中部国際空港開業や愛知万博の開催では同社社長(元関東自動車工業社長)・博覧会協会会長(豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長)を務めている。

農林水産業

一方で自然環境にも恵まれており、農林水産業も東三河を中心に盛んである。農業産出額(2007年)は全国5位。[3]

農産物では、キャベツ大葉(青じそ)が作付面積・生産量・産出額とも全国1位であるほか、ふきは生産量・産出額が全国1位、カリフラワーは作付面積・生産量が全国1位、ブロッコリーは生産量が全国1位、イチジクは生産額が全国1位などとなっている。また花卉の生産も盛んで、きくばらシクラメン洋らんは作付面積・生産量・産出額とも全国1位である(菊については電照菊の項も参照)。そのほか、西尾市碾茶の産地として知られる。

畜産ではウズラの飼養数・産出額が全国1位である。

水産物ではあさりがざみ(甲殻類)の漁獲量が全国1位であるほか、一色町の養殖うなぎはよく知られており、「三河一色産うなぎ」というブランドを偽装した産地偽装事件が起きたことがあるほどである。また弥富市周辺は金魚の産地として知られ(弥富金魚)、スペースシャトル内において宇宙酔い実験の被験者となった「宇宙金魚」も弥富金魚である。

マスメディア

テレビ局

地上波テレビ局

いずれも名古屋市に所在する。

NHK名古屋総合・テレビ愛知は県域放送(県域放送となっているが、岐阜県・三重県・静岡県浜松市等でも受信できるため、実質広域放送)、他は中京広域圏の広域放送。

ケーブルテレビ局

視聴可能な県外テレビ局

愛知県内での県外テレビ局の受信で最も一般的なパターンで、テレビ愛知が無かった頃から同局を受信している家庭が多い。愛知県西部のほぼ全域、および東部の平野部の多くの地域(遠望峰山宮路山の影響を受けている岡崎市東部や豊川市などでは受信レベルはやや落ちる。その一方、知多半島や渥美半島等、伊勢湾に面している地域ではほぼ確実に受信でき、本宮山茶臼山等、標高の高い地域ではかなりの確率で受信できる)。また、県内ケーブルテレビ局の再送信や局専用アンテナ(県内電器店で販売)の利用により、県内のほぼ全域で視聴が可能。なお、豊橋市内の一部では浜松中継局テレビ静岡や静岡市内にある日本平の山頂から送信している静岡朝日テレビの親局と混信する場合があり、愛知県内でも東三河北部の新城市等では市内に設置されている中継局からのテレビ愛知アナログ波33chと重なるため受信困難である。そのため、豊橋市等の県東部では浜松中継局等からの混信対策をすることが望ましい。
一部地域のみで受信はやや困難。これは同局送信電波の愛知県方面へのスピルオーバーが厳しく制限されているため、岐阜県に程近い一宮市や小牧市等でも受信状況が芳しくなく、また豊橋市内では同市東部の雲谷山にある二川テレビ中継局テレビ愛知がアナログ37chを使用しているため、ほぼ全域で受信不可能。ただし、アナログの受信状態が芳しくなかった地域でも逆にデジタルでは良好に受信できる場合もある。
名古屋市や一宮市等県西部の高台地域や知多半島のごく一部地域のみ。
ごく一部地域のみ。三重テレビの親局・浜松中継局テレビ静岡・中京テレビの親局のいずれかの中で放送休止の時間帯を狙えば受信可能。東部ではテレビ静岡が受信できてしまうため、視聴は不可能。
こちらもごく一部地域のみで、テレビ信州の親局や静岡第一テレビと混信することが多い。特に愛知県東部は静岡第一テレビが受信できるので、視聴は不可能。
豊橋市・豊川市・蒲郡市等の県東部や渥美半島浜松中継局の電波を通じて受信できる地域が存在する。アナログ放送は全局受信可能だが、地上デジタル放送瀬戸デジタルタワーと物理チャンネルが被っていない25chの静岡第一テレビのみが受信可能。なお、豊橋市の岩屋観音より東の二川地区では瀬戸デジタルタワーの影響をほとんど受けないため、アナログ・デジタルとも全局受信可能。その他、豊橋市内にはSBS静岡放送の支社が静岡新聞の支社と共に設置されている。
ごく一部地域のみ。東三河北部(設楽郡)の長野県との県境近くで最寄の中継局経由か、美ヶ原の山頂にある中継局からの電波をキャッチできる。

三重テレビ・静岡県のテレビ放送は距離が近いこともあって比較的受信しやすいが、ぎふチャンは指向性が狭められているためにやや受信が難しく、関西地方や長野県のテレビ放送の受信は距離が相当離れていることもあってかなり難しい。特にKBS京都やびわ湖放送の受信はかなり厳しい。

ラジオ局

AMラジオ局

FM放送局

※かつてはMegaNet系列の外国語FM局「愛知国際放送(RADIO-i)」もあった。しかし同局は開局当初からCM収入が伸び悩んでいたため慢性的赤字が今日まで解消出来ず(単年度黒字化を一度も果たせず)経営破綻。会社更生法民事再生法適用を申請しての経営再建や他社への経営譲渡は行われず、2010年9月30日24時を以て(2000年4月1日の開局以来10年半にわたった)放送を完全終了。日本の県域地上波民放局としては史上初の「閉局(廃業・廃局)」に追い込まれた。免許は同年10月7日付で総務省東海総合通信局へ返上。法人としての「愛知国際放送」は清算され消滅した。

コミュニティFM局

聴取可能な県外ラジオ局

愛知県西部での聴取可能局
愛知県東部での聴取可能局

夜間のみ聴取可能局 (伝搬状況で変化するため必ずしも一致しない)

在京民放AM局のうち、ニッポン放送の受信は比較的容易であるが、TBSラジオや文化放送、NHK第1放送の受信は非常に困難。

新聞社

全国紙

産経新聞は、前日18時締め切りの早版(6版)が発行されており、一部の記事と社説、投書欄などは大阪市内で発行される最終版(15版)から1日ずれて掲載されている。[5]宅配は主として中日新聞の販売店を通しての委託販売だが、名古屋市内の一部で産経の直売所がある。愛知・岐阜県域版のページは掲載されていない。

全国スポーツ紙

大阪本社で発行する紙面が名古屋市の毎日新聞中部本社工場で印刷されている(公営競技、テレビ欄のみ差し替え)。
株式会社日刊スポーツ新聞西日本の傘下。紙面の大半は大阪本社(日刊スポーツ新聞西日本)版と共有している(公営競技とテレビ面は差し替え)。
読売新聞中部支社が発行。同支社が中部読売新聞社だった時代に「報知スポーツ」の題号で創刊され、1996年に東京・大阪と同じく「スポーツ報知」に改題した。

支局・支社などは設置されていないものの、次の2紙が販売されている。

大阪本社発行の早版(11版)が、名古屋駅や金山駅など名古屋市内の主要ターミナル売店で販売されている(以前は最終版の12版が名古屋駅にて販売)。名古屋市内の産経新聞直売所でも取り扱っている。テレビ面と公営競技面は差し替えられていない。
名古屋鉄道名鉄名古屋駅金山駅神宮前駅の売店などで販売(テレビ面と公営競技面は差し替えられていない)。以前は同紙の中京版が存在していた。

ローカル紙

豊橋市など東三河では静岡新聞も購読できる。

名古屋タイムズは、2008年10月31日の発行分をもって休刊した(事実上の廃刊)。当時は近年東海地方の新聞社で休刊するところがなかったため、他のマスコミで取り上げられた。

地域

前述の通り、大きく分けて尾張地方西三河地方・東三河地方の3地域に分けられる。

自治体は、以下の387142がある。「町」の読み方は全て「ちょう」。「村」の読み方は2村とも「むら」。

尾張地方

(面積1,686.53km²、人口5,138,918人 2024年3月1日現在)

政令指定都市
千種区東区北区西区中村区中区昭和区瑞穂区熱田区中川区港区南区守山区緑区名東区天白区
政令指定都市以外の市
愛知郡
海部郡
西春日井郡
丹羽郡
知多郡

西三河地方

(面積1,756.60km²、人口1,598,546人 2024年3月1日現在)

額田郡

東三河地方

(面積1,662.55km²、人口732,938人 2024年3月1日現在)

北設楽郡

有形文化財建造物

犬山城(国宝・国の史跡)
国宝
重要伝統的建造物群保存地区

生活

  • 愛知県=名古屋文化というイメージが強いが、尾張三河では方言・文化・風習も異なる。
  • 寺院数は約4600で日本一。(2位は大阪府の3300)。
  • 文化芸能など形のないものに関して手厳しいファンが多く存在するとされている[6]。同様に値段や品物に関しても評価が厳しい。

方言

アクセントは尾張地方(知多除く)が内輪型東京式、知多半島と西三河地方が中輪型東京式、東三河地方が外輪型東京式であり、文法語彙等も地方によってそれぞれ異なっている。東三河地方では遠州弁との共通点も多々見受けられる。

名物

尾張地方

名古屋
知多半島
南知多

西三河地方

岡崎
知立
刈谷
安城
西尾
一色
幸田

東三河地方

豊橋
蒲郡
豊川
田原

交通

鉄道・軌道

東海旅客鉄道
名古屋鉄道
ファイル:Pc206633.jpg
名古屋市交通局
近畿日本鉄道

空港

中部国際空港

道路

高速自動車国道

自動車専用道路

一般有料道路

料金徴収を終えた元有料道路

一般国道

自動車登録番号標

  • 名古屋ナンバー
名古屋市、東海市、知多市、大府市、半田市、常滑市、津島市、愛西市、海部郡、豊明市、日進市、弥富市、あま市、長久手市、愛知郡、知多郡
  • 尾張小牧ナンバー
小牧市、春日井市、瀬戸市、尾張旭市、岩倉市、江南市、犬山市、丹羽郡、稲沢市、清須市、北名古屋市、西春日井郡
  • 一宮ナンバー
一宮市のみ。
  • 三河ナンバー
安城市・刈谷市・西尾市(幡豆郡3町含む)・碧南市・みよし市・知立市・高浜市
  • 豊田ナンバー
豊田市のみ。
  • 岡崎ナンバー
岡崎市・幸田町
  • 豊橋ナンバー
東三河全域。

出身有名人

愛知県を舞台にした作品

脚注

  1. ^ 平成19年度県民経済計算
  2. ^ World Economic Outlook Database
  3. ^ 以下、農林水産業に関する数値データの出典は知っていますか?あいちを代表する農林水産物(愛知県公式HP内)
  4. ^ 夕刊東海3県では未発行であるが、静岡県向け夕刊は本県清須市の中部支社工場にて印刷(発行元・東京本社)している
  5. ^ 名古屋駅や一部名古屋市営地下鉄の売店及び名古屋市内の産経の直売所では、それ以前より、13版が販売されている。テレビ欄は三重県版(「東海・三重」と表記。伊賀地域以外の地区)と同じものを掲載している(同じく6版で発行される岐阜県でも岐阜市のごく一部で13版が発売されている)。
  6. ^ 特に「芸どころ名古屋」と呼ばれるほどの芝居に関しては、徳川宗春の時代に、芝居が上方江戸もダメだって言われるようになって名古屋に芝居が全部集まり、結果として日本で一番いいものを見られるようになった人々の目が肥えていき、役者などのクオリティーも高くなっていったという。このためか、現代でも「名古屋の人達は芝居中は反応が薄くて静かだが、最後には割れんばかりの拍手が湧き出る」と役者が語るほどである(この意見は芝居以外の芸能でも聞かれることがある)〔NGサロンFile1内の長谷川栄胤(御園座代表取締役)と藤井英明(ゲイン代表取締役)との対談より〕。

関連項目

外部リンク

行政
観光


先代
名古屋藩
犬山県
額田県
行政区の変遷
1871年 -
(名古屋県→愛知県)
次代
-----