東京地下鉄

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東京地下鉄株式会社
Tokyo Metro Co., Ltd.
東京メトロ本社
種類 株式会社
東京地下鉄株式会社法による特殊会社
市場情報 非上場(上場計画あり)[1]
略称 東京メトロ
本社所在地 日本の旗 日本
110-8614
東京都台東区東上野三丁目19番6号
設立 2004年平成16年)4月1日
業種 陸運業
法人番号 4010501022810 ウィキデータを編集
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役会長 本田勝
代表取締役副会長 川澄俊文
代表取締役社長 山村明義
資本金 581億円
発行済株式総数 5億8100万株
(2020年3月期)[2]
売上高 連結:4331億4700万円
単独:3974億3000万円
(2020年3月期)[2]
営業利益 連結:839億9400万円
単独:756億100万円
(2020年3月期)[2]
経常利益 連結:749億1000万円
単独:693億5400万円
(2020年3月期)[2]
純利益 連結:513億9100万円
単独:490億9300万円
(2020年3月期)[2]
純資産 連結:7101億600万円
単独:6735億4300万円
(2020年3月期)[2]
総資産 連結:1兆7347億8800万円
単独:1兆7127億2500万円
(2020年3月期)[2]
従業員数 連結:11,742名
単独:9,865名
(2020年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 財務大臣 53.42%
東京都 46.58%
主要子会社 メトロコマース
メトロプロパティーズ
(いずれも連結子会社
はとバス持分法適用会社
関係する人物 安富正文(元副社長、会長)
比留間英人(元副会長)
奥義光(元社長、現取締役相談役
外部リンク https://www.tokyometro.jp/
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東京地下鉄株式会社(とうきょうちかてつ、: Tokyo Metro Co., Ltd.)は、東京地下鉄株式会社法に基づき、東京都区部およびその周辺地域(埼玉県千葉県の一部)で地下鉄を経営する日本特殊会社たる鉄道事業者である[注釈 1]愛称東京メトロ(とうきょうメトロ)。

東京の地下鉄路線のうち、銀座線を始めとする帝都高速度交通営団(営団地下鉄)から承継した8路線と、東京地下鉄発足後に開業した副都心線[注釈 2]1路線の合わせて9路線を運営している。

概要

1941年昭和16年)に設立された特殊法人営団)である帝都高速度交通営団(交通営団)を国の行政改革の一環として民営化するにあたり、同営団の事業を承継する特殊会社として、2004年平成16年)4月1日東京地下鉄株式会社法に基づいて設立された。9路線11系統、総計195.0 km(営業キロ)の地下鉄路線を運営するほか、関連事業を営む。

設立の経緯もあり、設立時に発行された株式は営団時代の出資者がそのまま引き継いでおり、現在の株主は旧国鉄の出資金を承継した日本国政府(名義上は財務大臣)と、東京都となっている。2009年(平成21年)度までに株式を上場することを目標としていた[3] が、2009年に2010年(平成22年)度以降へ延期されており[4]、公式サイト上では「できる限り早期の株式上場を目指します」(2012年時点)[5]、「早期の上場と安定配当を可能とする……」(2020年時点)[6]と上場を目標としているものの、その時期は明言されていない。このように完全に公的資本会社であるが、民営化前の営団時代から日本民営鉄道協会に加盟しており、民営化後は16社目の大手私鉄とみなされている。

また海外事業として、ベトナムで地下鉄コンサルティングの現地法人を設立している[7]他、フィリピンでのマニラ地下鉄施工管理、ミャンマーでの都市鉄道整備にあたる準備調査を手掛けている。

理念・キャッチコピー

東京メトログループ理念は「東京を走らせる力」2019年(平成31年)4月からのキャッチコピー「Find my Tokyo. メトロでひびきあう、ひとりひとりの東京。」である[8]

2016年(平成28年)4月から8代目のイメージキャラクターとして女優石原さとみを起用している(歴代のキャッチコピーとイメージキャラクターは「キャッチコピー」および「イメージキャラクター」の節を参照)。

愛称とシンボルマーク

正式名称の「東京地下鉄」および愛称の「東京メトロ」はいずれも営団末期に社内(団内)で募集したものの中から採用された[9]。「メトロ」という言葉は(イギリスアメリカ合衆国を除く[注釈 3])世界各地で「地下鉄」の意味として用いられているが、これは1863年にイギリスのロンドンで世界初の地下鉄を開業させたメトロポリタン鉄道に由来する[10]

「東京メトロ」は、東京地下鉄の登録商標となっている(第4609287号、第4762836号、第5154559号)。このうち、第4609287号は、先に個人により商標登録されていたため、東京地下鉄が知財裁判を提訴したが、最終的には東京地下鉄がこの個人に権利譲渡金を支払い、商標を買い取っている[11]

東京地下鉄では、前身の営団時代から地下鉄路線網を「メトロネットワーク」と呼び路線図に記載していたほか、駅売店の「Metro's」(メトロス)、オリジナルキャラクターでアリの「メトロン」、ドメイン名「www.tokyometro.jp」(旧営団時代は「www.tokyometro.go.jp」)など、「メトロ」という語を多用している。また、「メトロカード」というプリペイドカードや、「SFメトロカード」という名称でパスネット対応カードを発行していた。

シンボルマークは、営団時代の「S」(地下鉄の「SUBWAY」のほかにSAFETY(安全)、SECURITY(保安)、SPEEDY(速さ)、SERVICE(サービス)の「S」の意味を含む)を図案化したものから、メトロ (METRO) の「M」を図案化した「ハートM」を採用している。これは、アテネオリンピックのシンボルマーク開発も手掛けた英国のデザイン会社ウルフオリンズ社に依頼したものである[12]

コーポレートカラーは、シンボルマークの背景色でもある「ブライトブルー」。「東京メトロ」の背景色は「ダークブルー」とし、ブライトブルーを常にメインとしながらも両色を並べて表示する。シンボルマークと愛称を知ってもらうために、基本的に2つのボックスと2つの色を常に並べて表示し、これをコミュニケーションマークと制定した。

路線

東京地下鉄の路線図
記号 路線番号 路線名 区間 キロ程 軌間 電気方式
シルバー H 2号線 日比谷線 H-21 北千住駅 - H-01 中目黒駅 20.3 km 狭軌 架空線
オレンジ G 3号線 銀座線 G-19 浅草駅 - G-01 渋谷駅 14.2 km 標準軌 第三軌条
レッド M 4号線 丸ノ内線 本線:M-25 池袋駅 - M-01 荻窪駅 24.2 km 標準軌 第三軌条
Mb 分岐線:M-06 中野坂上駅 - Mb-03 方南町駅 3.2 km
スカイ T 5号線 東西線 T-01 中野駅 - T-23 西船橋駅 30.8 km 狭軌 架空線
エメラルド N 7号線 南北線 N-01 目黒駅 - N-19 赤羽岩淵駅 21.3 km 狭軌 架空線
ゴールド Y 8号線 有楽町線 Y-01 和光市駅 - Y-24 新木場駅 28.3 km 狭軌 架空線
グリーン C 9号線 千代田線 本線:C-19 綾瀬駅 - C-01 代々木上原駅 21.9 km 狭軌 架空線
支線:C-19 綾瀬駅 - C-20 北綾瀬駅 2.1 km
パープル Z 11号線 半蔵門線 Z-01 渋谷駅 - Z-14 押上駅 16.8 km 狭軌 架空線
ブラウン F 13号線 副都心線 F-01 和光市駅 - F-16 渋谷駅(後注) 11.9 km 狭軌 架空線
  • 路線番号は、都市交通審議会が1968年(昭和43年)4月10日に運輸大臣に提出した都市交通審議会答申第10号で示めされた路線名を現在まで踏襲したものである。この答申では建設および運営事業者は規定しておらず、この答申に沿って営団を初め他事業者(東京都交通局東京急行電鉄)が免許申請を行ったため、上表の路線番号に記載のない番号(1・6・10・12号線)がある。また番号はこの答申の1つ前の答申である都市交通審議会答申第6号(1962年〈昭和37年〉6月8日提出)における番号とは異なった番号を振っており、答申6号から答申10号では、千代田線が8号線から9号線へ、有楽町線が10号線から8号線へ、都営新宿線が9号線から10号線へ変更されている。
  • 有楽町線のうち和光市駅 - 小竹向原駅間は、東京圏鉄道網整備計画などでは13号線(副都心線)の一部となっており、東京地下鉄によると副都心線の起点駅は和光市駅となっている。そのため、和光市駅 - 小竹向原駅間は有楽町線と副都心線の共用区間となっている。なお、副都心線開業前は、先行開業していた小竹向原駅 - 新線池袋駅(現・池袋駅)間を有楽町線新線として営業していた。
  • 副都心線の営業キロは小竹向原駅 - 渋谷駅間のもので、有楽町線との共用区間は含まない。

銀座線と丸ノ内線は標準軌(軌間1,435 mm)・第三軌条方式直流600 V)、それ以外の路線は他社線との相互乗り入れを行う必要性などから狭軌(軌間1,067 mm)・架空電車線方式(直流1,500 V)による電気鉄道となっている。また、車両の大きさも銀座線が小型車(16 m級)、丸ノ内線が中型車(18 m級)、その他の線区が大型車(20 m級)と、建設時期や乗り入れ先事業者の要望から線区ごとに異なっている。

なお、東京地下鉄では起点から終点に向かう下り線を「A線」、終点から起点に向かう上り線を「B線」と呼んでいる。駅ではホームの番号が若い方をA線としている(綾瀬駅・中野坂上駅および半蔵門線各駅を除く自社管理駅に限る)。また、列車番号では上下で奇数偶数の区別をしていないため、直通のない銀座・丸ノ内線を除いて「A○○XXS」「B○○XXK」(○○はその列車の始発「時」、XXは運用番号、末尾のアルファベットは車両の所属元の符号)のように頭にA・Bが付く。

2004年(平成16年)の発足時に導入された駅番号(駅ナンバリング)は、基本的に西・南から東・北方面に向かって振られており、路線によっては起点ではなく終点側の駅が「01」である場合もある。上表では左側の駅が起点である。なお、各線の記事の駅一覧では駅番号順で記載している。

今後の新線開業については、当初の営団の目標である「地下鉄網の整備」に目途が立ち、民営化を目指すために東京地下鉄が設立されたという経緯を勘案し、副都心線以降は行わない方針であったが、2017年(平成29年)に就任した第3代社長の山村明義は「今後新線建設に対する協力を求められる場合には、東京地下鉄の都市鉄道ネットワークの一部を構成する事業者としての立場から、当社の経営に悪影響を及ぼさない範囲内において行う」という方針であるとも語っており、新線建設の再開を示唆している[13]。現在、東京都での地下鉄の新線構想は白金高輪駅 - 品川駅間の「都心部・品川地下鉄構想」があるが、これは計画までには至っていない。

1982年(昭和57年)1月に免許申請を行った8号線(豊洲駅 - 亀有駅間14.7 km)については、半蔵門線(水天宮前駅 - 押上駅間)の開業や輸送需要予測の減少等、免許申請時とは事業環境が異なってきたことから、東京地下鉄としては、整備主体となることは極めて困難と表明している。ただし、2020年東京オリンピックに向けたインフラ整備を推進する動きや、交通政策審議会が建設に前向きなことなどから、採算性と経済効果の期待が高い豊洲 - 住吉間に関しては、上下分離方式での実現を目指す計画がある[14]

2018年(平成30年)12月時点で、東京都に23ある特別区のうち、東京メトロの路線もしくは駅(他社管理駅含む)が存在しない区は大田区世田谷区葛飾区である[注釈 4]。ただし、これら3区にも他社線への乗り入れの形で東京メトロの車両が乗り入れている。

直通運転区間

東京メトロでは、銀座線・丸ノ内線を除く7路線で他社線との相互直通運転を行っている。ここではその概要のみ示す。詳細は各路線の記事を参照のこと。

東京メトロの所有車両は、東武鉄道(日比谷線・有楽町線・半蔵門線・副都心線)、東急電鉄(半蔵門線・南北線・副都心線)、横浜高速鉄道(副都心線)、東日本旅客鉄道(JR東日本)(東西線・千代田線)、小田急電鉄(千代田線)、西武鉄道(有楽町線・副都心線)、東葉高速鉄道(東西線)、埼玉高速鉄道(南北線)と相互乗り入れを行っており、埼玉県千葉県神奈川県茨城県までの広範囲で運転されている。ただし、茨城県内の乗り入れ駅は取手駅のみであり、乗り入れ時間帯も通勤時間帯に限定される。

以下の()内の駅名は通常のダイヤにおける最長直通運転区間臨時列車、有料特急列車を除く)で、一部時間帯のみしか直通運転を行わない区間もある。[ ]内の英字は当該社所属車両に割り当てられる運用番号の末尾の記号(列車記号)で、この英字によって所属を区別する。なお、東京メトロの所有車両の識別符号はメトロを示す「M」ではなく、営団時代から引き続き「S」が使われている。各鉄道会社の所属車両の表示は東武と東葉高速が「T」[注釈 5]、東急・横浜高速・JR東日本は「K」、小田急は「E」、西武と埼玉高速は「M」である。

ラインカラー

路線カラー(ラインカラー)を初めて導入したのは営団時代の1970年7月[17]。当時開業していた銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線の5路線と、都営の浅草線、三田線の2路線を走る車両の色などを基準に、営団地下鉄(現・東京メトロ)と東京都で路線カラーを決めた。また、この時点で計画中だった有楽町線と半蔵門線、南北線、都営新宿線についても、この5路線と同時に路線カラーを決定した。副都心線は1985年に追加で決めた[18]

各路線のカラーの由来は以下の通り(色の名称は当時の説明で使われていた名称で記載)

  • 銀座線/オレンジ:ベルリン地下鉄の車体色 [19]
  • 丸ノ内線/赤:英国のタバコの包装の色 [19]
  • 日比谷線/グレー:ステンレス車体の銀色からグレーに [19]
  • 東西線/水色:ステンレス車を使用した日比谷線との区別のために追加されたハイライト (たばこ)の帯 [18]
  • 千代田線/緑: 直通(予定)先の常磐緩行線のラインカラーから [18]
  • 有楽町線/黄土色:オフィス街[19]水辺の若者を表現して金色を黄土色[要出典]
  • 半蔵門線/薄紫:ほかと重ならず目立つ色 [19]
  • 南北線/エメラルドグリーン:沿線の日本庭園 [19]
  • 副都心線/茶:ほかと重ならず目立つ色 [19]

歴史

東京の地下鉄、すなわち東京地下鉄都営地下鉄の路線網の変遷。ただし、JR・私鉄など他の鉄道は2008年時点のもので固定。

東京の地下鉄の歴史は、1927年昭和2年)東京地下鉄道株式会社が、早川徳次により浅草駅 - 上野駅間(現在の銀座線の一部)を開業したことによって始まった。その後、新橋駅までの延伸と1938年(昭和13年)に部分開業した東京高速鉄道の新橋駅-渋谷駅間との1939年(昭和14年)の相互直通運転開始を経て、戦時下の政府による交通事業の統制(陸上交通事業調整法)によって東京市内の乗合バス軌道東京市へ、地下鉄両社は1941年(昭和16年)9月1日に新たに設立された帝都高速度交通営団に引き継がれた。

営団とは戦争(日中戦争)遂行のための統制管理目的の組織である。帝都高速度交通営団は住宅営団食糧営団などとともにその営団の一つであり、その運営は帝都高速度交通営団法に規定されている。終戦後、GHQの指令によって、他のほとんどの営団は解体されたが、帝都高速度交通営団はその運営が戦争目的ではないと認められ存続された。このため、新線建設の資金調達に関しては財政投融資が活用され、公団に近い形で運営が行われてきた。また公共企業体ながら日本民営鉄道協会(民鉄協)に加盟した。

戦後は、日本国有鉄道国鉄分割民営化以降は日本国有鉄道清算事業団、のちに日本政府)と東京都が出資する特殊法人という位置付けにあったが、1986年(昭和61年)6月10日臨時行政改革推進審議会の答申で、営団地下鉄民営化の基本方針が打ち出された。その後も1995年平成7年)2月24日と2001年(平成13年)12月19日閣議決定を経て、2002年(平成14年)12月18日東京地下鉄株式会社法が公布され、2004年(平成16年)4月1日に東京地下鉄株式会社となった。株式会社化後も、出資比率は引き続き政府53.4%と東京都46.6%となっており、2008年(平成20年)6月14日の副都心線開業後に株式を上場して、完全民営化を目指すとしている。

1995年(平成7年)3月20日オウム真理教による無差別テロ事件である地下鉄サリン事件が発生した。当日は営団地下鉄全線で一時運休、中でもサリンを散布された日比谷線は終日運休した。霞ケ関駅などの事件現場となった駅は、3-6日間営業を中止した。

東京地下鉄発足後は、表参道駅を皮切りに商業施設「エチカ」を展開するなど新しい動きが見られるほか、主要駅に「サービスマネージャー」を配し、様々な質問に対応している。

車内の自動放送も変更され、新たに英語による案内放送が開始された。さらに、新しい案内サインシステムの導入を進めている(詳細は「サインシステム」の節を参照)。

また、フリーペーパーにも力を入れており、外部の編集・発行分を含めて自社系列の定期刊行フリーペーパーを7誌発行して各駅の専用ラックにて配布しているほか(筆頭は広報紙『メトロニュース』。民営化に伴うリニューアルで『TOKYO METRO NEWS』。『メトロニュース』当時は現業部門の裏話なども掲載していた)、2006年秋からは、専用ラックをリニューアルさせると同時に、他社にも門戸を開放して、全部で6社18紙誌の配布を行っている。

そして、発足当時よりテレビのミニ番組東京日和』を日本テレビで放送するなど、沿線以外からも旅客誘致に努めている。

年表

前史

  • 1927年昭和2年) 銀座線(12月30日)開業。当時は東京地下鉄道
  • 1938年(昭和13年) 東京高速鉄道開業。
  • 1939年(昭和14年) 銀座線全面完成、東京地下鉄道と東京高速鉄道が直通運転を開始。
  • 1941年(昭和16年) 帝都高速度交通営団発足。
  • 1951年(昭和26年) 丸ノ内線着工、この年から新路線の建設が始まる。
  • 1954年(昭和29年) 丸ノ内線が戦後最初の路線として開業(1月20日)。
  • 1961年(昭和36年) 日比谷線(3月28日)開業、荻窪線(11月1日)開業と同時に旅客運賃を対キロ区間制とする[20]
  • 1962年(昭和37年) 荻窪線が全面完成し、現在の丸ノ内線が全面完成、わずか8年弱で完成した。日比谷線、東武伊勢崎線と相互直通運転開始。
  • 1964年(昭和39年) 日比谷線、わずか3年弱で全面完成、東急東横線と相互直通運転開始。東西線開業(12月23日)。
  • 1966年(昭和41年) 東西線、国鉄中央線と相互直通運転開始、都内のベッドタウンへ乗り入れ。
  • 1969年(昭和44年) 東西線全面完成、営団地下鉄として初めて千葉県へ路線を延ばす。国鉄総武線と相互直通運転開始。千代田線開業(12月20日)。営団で5番目の路線開業となった。
  • 1970年(昭和45年) 路線カラー(ラインカラー)を導入。
  • 1971年(昭和46年) 千代田線、国鉄常磐線と相互直通運転開始、千葉県へ乗り入れると共に6000系電車運転開始。
  • 1972年(昭和47年) 荻窪線の名称を廃止し、丸ノ内線に統一。
  • 1974年(昭和49年) マナーポスター開始。第1号は森昌子原ひさ子を起用した「少年老イ易ク楽成リ難シ」(9月)。有楽町線開業(10月30日)。
  • 1975年(昭和50年) 営団全路線の先頭車両にシルバーシートを導入。
  • 1978年(昭和53年) 千代田線全面完成。小田急小田原線と相互直通運転開始。半蔵門線開業(8月1日)。当時は路線距離が短いため営団は車両を所有せず、東急の車両で新玉川線・田園都市線から直通運転。営団が建設し1977年4月7日に東急新玉川線の駅として開業していた半蔵門線渋谷駅の管理を乗り入れ先の東急から移管。
  • 1981年(昭和56年) 半蔵門線、8000系電車運転開始。
  • 1982年(昭和57年) 千代田線、国鉄常磐線の乗り入れ区間を延長、茨城県取手駅まで乗り入れる。
  • 1983年(昭和58年) 有楽町線、西武有楽町線への直通運転開始。
  • 1984年(昭和59年) 銀座線、01系電車運転開始。
  • 1987年(昭和62年) 国鉄分割民営化により東西線と千代田線の直通先は東日本旅客鉄道になる。有楽町線、営団地下鉄として初めて埼玉県へ路線を延伸、東武東上線との相互直通運転開始。東西線、8000系電車運転開始。
  • 1988年(昭和63年) 有楽町線全面完成。日比谷線、03系電車、丸ノ内線、02系電車、東西線、05系電車運転開始。メトロカードを発売。
  • 1991年平成3年) 南北線開業(11月29日)、平成初の地下鉄路線として開業、9000系電車運転開始。NSメトロカードを発売。
  • 1993年(平成5年) 千代田線、06系電車、有楽町線、07系電車運転開始。銀座線、2000形電車を全廃。
  • 1994年(平成6年) 有楽町線新線開業、平成に入り2番目の路線開業となる。日比谷線、3000系電車を全廃。
  • 1995年(平成7年) 地下鉄サリン事件。全路線が午前中の運転を休止。駅係員2名が殉職。また、丸ノ内・日比谷・千代田の各線は1週間近く運転を休止。自動改札機の全駅への導入が完了。
  • 1996年(平成8年) 東西線、東葉高速線と相互直通運転開始。丸ノ内線、500形電車を全廃、営団全車両で冷房化達成。SFメトロカードを発売。シルバーシートを全車両に拡大。
  • 1998年(平成10年) 有楽町線、西武池袋線との相互直通運転開始。
  • 1999年(平成11年) シルバーシートを優先席に変更。
  • 2000年(平成12年) 東西線、新05系電車運転開始。南北線全面完成、東急目黒線と相互直通運転開始。パスネットを導入。
  • 2001年(平成13年) 南北線、埼玉高速鉄道線と相互直通運転開始。
  • 2002年(平成14年) 千代田線、小田急多摩線と相互直通運転開始。
  • 2003年(平成15年) 半蔵門線が全面完成、東武伊勢崎線・日光線と相互直通運転開始、営団最後の車両系列となった08系電車運転開始。

東京地下鉄発足後

歴代経営陣

車両

営団地下鉄時代からその時代毎の最新技術を取り込んだ車両を設計・開発し、東京地下鉄移管後もその方針を受け継いでいる。但し、台車については2000年の日比谷線での脱線事故以降、輪重が極端に不均衡になった状態で曲線通過時に車輪のせり上がり現象による脱線が起こりやすいことを考え、東京地下鉄発足後の新規開発車両および一部増備車は全て輪重調整や管理の容易なボルスタ付台車を採用している。

なお、5000系ステンレス車の運用終了以降、自社車両は全てアルミ製となっている。また、2018年(平成30年)10月に03系の電機子チョッパ制御車が廃車となり、営業車両は全てVVVFインバータ制御に統一された。

以下の車両は、2004年の東京地下鉄発足後に運用された、または導入される予定のものである。営団地下鉄時代に運用を終了した過去の車両については「帝都高速度交通営団」の項を参照。

銀座線
丸ノ内線
日比谷線
東西線
千代田線
有楽町線・副都心線
半蔵門線
南北線

東京地下鉄向け車両を製造したメーカー

以下は営団時代も含む。

東京メトロ発足後の新系列車両の製造メーカーについては競争入札となっており、入札結果により落札したメーカーが製造を担当している[34]。当初は日立製作所のみだったが、南北線用9000系5次車を日本車輌製造で製造して以降は、一部系列[注釈 9]を除いて、系列毎に特定の車両メーカー1社に一括発注する傾向にある。

運賃

大人普通旅客運賃(小児半額・ICカードの場合は1円未満の端数切り捨て、切符利用の場合は10円未満の端数切り上げ)(東京地下鉄旅客営業規程第51条、東京地下鉄ICカード乗車券取扱規則第6条)[35][36]。2019年10月1日改定[37]

キロ程 運賃(円)
ICカード 切符利用
初乗り6 km 168 170
7 – 11 km 199 200
12 – 19 km 242 250
20 – 27 km 283 290
28 – 40 km 314 320
  • 以下の区間を相互発着または通過する場合、営業キロにかかわらず、次の運賃計算キロ程に基づき運賃を計算する(東京地下鉄旅客営業規程第13条)。括弧内が運賃計算上経由したとみなされる路線および区間(営業キロと運賃計算キロが同一となる路線および区間)。この区間では、どの経路の定期券も使用できる(2・3路線の区間は、事実上、線路別複々線・三複線のような扱い)。ただし、綾瀬駅 - 北千住駅間は、正式には東京地下鉄の単独籍の区間であるが、東日本旅客鉄道の区間として運賃計算することもでき、事実上2つの鉄道事業者の共用区間であるとみなされる。いずれの場合も東日本旅客鉄道が規定した駅間距離2.5 kmとみなして計算する。溜池山王駅 - 虎ノ門駅間は銀座線の単独区間であるが、実際の営業キロは0.8 kmである。
    • 千代田線 綾瀬駅 - 北千住駅 2.5 km(JR常磐線)
    • 千代田線 日比谷駅 - 霞ケ関駅 1.2 km(日比谷線)
    • 千代田線 霞ケ関駅 - 国会議事堂前駅 0.7 km(丸ノ内線)
    • 半蔵門線 青山一丁目駅 - 永田町駅 1.3 km(銀座線 青山一丁目駅 - 赤坂見附駅)
    • 副都心線 小竹向原駅 - 千川駅 1.0 km(有楽町線)
    • 副都心線 要町駅 - 池袋駅 1.2 km(有楽町線)
    • 銀座線 溜池山王駅 - 虎ノ門駅 0.6 km
    • 銀座線 赤坂見附駅 - 溜池山王駅、南北線 永田町駅 - 溜池山王駅 0.9 km(丸ノ内線 赤坂見附駅 - 国会議事堂前駅)
    • 南北線 四ツ谷駅 - 永田町駅 1.3 km(丸ノ内線 四ツ谷駅 - 赤坂見附駅)
    • 銀座線 渋谷駅 - 表参道駅 1.3 km(半蔵門線)
  • 以下の区間はいずれの経路も営業キロが等しく、運賃計算キロも等しい(目黒駅 - 白金高輪駅間を除き、事実上、線路別複々線のような扱い)。この区間においても、任意の経路で定期券を使用できる。
    • 青山一丁目駅 - 表参道駅 1.4 km(銀座線(外苑前駅停車、両駅間とも0.7 km)・半蔵門線)
    • 市ケ谷駅 - 飯田橋駅 1.1 km(有楽町線・南北線)
    • 目黒駅 - 白金台駅 - 白金高輪駅 1.3 km・1.0 km(南北線・都営三田線)
  • 以下の区間では、日比谷線(日比谷駅)経由の定期券で丸ノ内線にも乗車できる(その逆は不可)。
    • 銀座駅 - 霞ケ関駅 1.6 km(両駅から日比谷駅間はそれぞれ0.4 km・1.2 km、丸ノ内線経由は1.0 km)
  • 運賃は原則的に実際の乗車区間のキロ数に基づいて算出するが(東京地下鉄旅客営業規程第43条)、普通旅客運賃は実際の乗車区間にかかわらず、乗車区間の最短経路のキロ数に基づいて算出する(同45条・82条)。ただし、途中で東京メトロ線同士の改札外乗換をする場合、乗車駅から改札外乗換をする駅までの運賃が目的地までの運賃よりも高いときは、乗車駅からその改札外乗換をする駅までの運賃が必要である(同83条)。また、東京メトロの路線同士を改札を出て乗り換える場合は、きっぷ・ICカードともに60分以内に乗り換えなければ運賃は通算されない(60分を超えると運賃計算がそこで打ち切られ、その駅からまた新たな乗車として運賃が必要となる)[38]
    • 例:新宿御苑前駅 - 東銀座駅間は丸ノ内線・日比谷線利用として、銀座駅乗り換えで6.2 km、霞ケ関駅乗り換えで6.8 kmであるが、普通旅客運賃は6.0 km 以下の168円(切符は170円)となる。これは、赤坂見附駅 - 銀座駅間の最短経路が有楽町線永田町駅 - 有楽町駅間と日比谷線日比谷駅 - 銀座駅間となり、新宿御苑前駅 - 東銀座駅間が5.9 kmで計算されるからである。
    • 例:護国寺駅 - 御茶ノ水駅間は、護国寺駅から池袋駅乗り換えで御茶ノ水駅へ向かう場合は168円であるが、御茶ノ水駅から池袋駅乗り換えで護国寺駅へ向かう場合は199円となる。これは、入場駅から改札外乗り換えを行う池袋駅までの運賃によって差が生じるためである[注釈 10]。なお、御茶ノ水駅 - 護国寺駅間の最短ルートは、後楽園・飯田橋経由の5.9kmである。
  • 都営地下鉄との乗り継ぎには割引がある。東京地下鉄全駅と都営地下鉄全駅が対象で、最も安い経路の運賃から70円値引き。PASMOSuica使用時も対象となる[注釈 11]
  • 千代田線綾瀬駅 - 北千住駅間(営業キロ:2.6 km、運賃計算キロ:2.5 km)の相互発着は136円(切符は140円)の特定運賃。また、前後のJR常磐線にまたがる場合は、同区間をJR線 (2.5 km) として取り扱う。この区間はJR常磐線と運賃計算上の二重戸籍区間となっており、東京地下鉄で唯一JRの乗車券が使用できる。また、この区間ではPASMOのサービス開始前、ICカード全国相互利用サービス開始前から、SuicaおよびSuicaと相互利用可能なICカード乗車券も使用できた。
  • 南北線目黒駅 - 白金高輪駅間のみの乗車の場合は、線路・ホームを都営三田線と共有しているため、都営地下鉄の乗車券でも乗車することができる。同区間のみの利用の場合は東京地下鉄の運賃を適用、白金高輪駅以遠にまたがる場合は、全区間を引き続き利用する方(あるいは乗ってきた方)の運賃として適用する。
  • 近距離では他社に比べてやや割高感があるが、中・遠距離は割安である。
    • 例1:中野駅から西船橋駅まで314円(切符は320円)。同区間をJR東日本で利用すると570円であり、両駅の周辺駅への利用や通過連絡運輸を適用した場合でも地下鉄線経由の方が安くなるケースが多い。
    • 例2:和光市駅から西船橋駅まで314円(切符は320円。有楽町線と東西線を利用、飯田橋駅乗り換え)。他のルートでは、
      A 東武東上線、JR武蔵野線利用(朝霞台駅北朝霞駅乗り換え)では961円(切符は970円)。
      B 東武東上線、JR山手線総武線利用(池袋駅、秋葉原駅乗り換え)では724円(切符は740円)。
      であり、所要時間の差もA、Bともに東京地下鉄のみのルートと比較して、数分から10分ほどしかない。

フリー乗車券・回数券

東京地下鉄 東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券

有効期間内の24時間に限り、東京地下鉄線全線が乗り降り自由な磁気券式の「東京メトロ24時間券」(大人600円、小児300円)がある。当日券と前売券の2種類があり、当日券は自動券売機定期券売り場で、前売券は発売日から6か月間以内の使用開始時刻から24時間のみ有効で定期券売り場のみ販売されている。なお、自動券売機で販売する24時間券(発売当日の利用開始から24時間限り有効)はPASMO・Suicaでも購入可能で、他社が管理する駅(東西線中野駅・西船橋駅、日比谷線北千住駅・中目黒駅、千代田線代々木上原駅、半蔵門線/副都心線渋谷駅・和光市駅、南北線目黒駅)を含む東京地下鉄線全駅で購入できる。2015年2月10日発売分から従来の大人710円、小人360円から値下げされた。なお、2016年3月25日までは発売額が同額で「東京地下鉄一日乗車券」が販売されており、「使用当日のみ有効」だった[39]。2017年4月1日より新たに手持ちのPASMOに情報を記録する方式の「東京メトロPASMO一日乗車券」(大人600円、小児300円)も発売されたが、こちらは前述の磁気券タイプの「東京メトロ24時間券」(24時間有効)とは異なり、旧「東京地下鉄一日乗車券」同様、始発から終電までの当日限り有効である。但し、2020年3月14日よりPASMOでも「東京メトロ24時間券」「Tokyo Subway Ticket」「東京フリーきっぷ」が搭載可能になることから、2020年3月13日の終車をもって東京メトロPASMO一日乗車券は発売終了となる[40]

このほか、都営地下鉄と組み合わせた「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」(磁気券式とPASMO記録式がある)や、23区内の都営交通(都営地下鉄・都営バス多摩地域を含む)・都電荒川線・「日暮里・舎人ライナー」)やJR線と組み合わせた「東京フリーきっぷ」、各私鉄などと組み合わせた一日乗車券も販売されている。また、東京への訪問者や学生の修学旅行のために、1 - 3日間有効(2016年3月26日より24 - 72時間有効に改定)のオープンチケット「Tokyo Subway Ticket」も販売されている。なお、オープンチケットは、当初は関東1都6県および山梨県をのぞく全国の旅行代理店で東京方面向けの旅行商品(JR乗車券等を含む)とのセット販売のみだったが、2020年2月21日からは1道23県のローソンセブン・イレブンファミリーマート及びミニストップで引換券の購入が可能になった(利用当日に東京メトロもしくは都営地下鉄の駅でチケットと引き換える)[41]。これ以外に、熱海以西からの「エクスプレス予約」および「スマートEX」利用者に対しても発売される[注釈 12]

営団地下鉄から民営化されて以降、「○○東京メトロパス」として自社の一日乗車券と私鉄など各交通機関と組み合わせた多数の企画乗車券が発売されている。

また、民営化以後、映画美術館などのイベントなどの図柄を印刷した一日乗車券が枚数限定で発行されている(2006年春のドラえもん、同年夏のディズニー、同年冬の「さようなら東西線5000系」、2012年5月の東京スカイツリーグランドオープンなど)。SFメトロカードの記念図柄カードは2007年2月をもって新規発売を終了した。2007年秋の「第24回全国都市緑化ふなばしフェア おとぎの国の花フェスタinふなばし」に併せて東葉高速鉄道とのセット一日乗車券を発売するほか、ぐるっとパスとのセット一日乗車券も同時期から発売された。さらに100以上の都内のスポットに一日乗車券を提示するだけで割引などを受けられる「ちかとく」サービスも利用することも可能である。

回数券は「同一運賃帯に有効」という方式(券面には運賃のみが記載されており、入場時に入場駅名が印字される。乗り越しの場合は差額のみ精算する)を採用している。利用可能な時間帯、曜日が異なる3種類があり、普通回数券(11枚綴り)、時差回数券(12枚綴り/平日10時-16時の入場か精算および土曜・休日の全時間帯に有効)、土休日回数券(14枚綴り)である。いずれも普通片道運賃の10倍で販売され発売日から3か月間有効、自動券売機で現金かPASMO・Suicaで購入できる。なお、綾瀬駅-北千住駅間の相互発着については両駅でのみ(北千住駅は千代田線のみ)当該区間の140円回数券(普通回数券・時差回数券・土休日回数券)を発売している。

特急料金

千代田線内を運行する小田急ロマンスカーによる特急列車に適用。ただし、千代田線内停車駅間の発売はされない。

  • 事前販売:210円(小児:110円)[42]
  • 車内販売:310円(小児:160円)[43]

座席指定料金

S-TRAIN(副都心線・有楽町線)およびTHライナー(日比谷線)に適用。ただし、それぞれの線内停車駅間の発売はされない。

  • 事前販売:210円(小児:110円)[44]
  • 車内販売:上記料金および他社線の料金の合計に200円を加算する[45]

旅客案内

サインシステム

発足時より新しい案内サインシステムの導入を進めている。東京都渋谷区のデザイン会社・アール・イー・アイ がデザインを手がけたもので、旧営団地下鉄のサインシステムが検討された1975年当時から「利用者の高齢化」「国際都市化」「鉄道の複雑化」が進展したことを受け、全般的にユニバーサルデザインを取り入れつつも、サインの数を増やさず、かつ大型化もせずに表示の重点整備や簡略化をすすめ、字体もぼやけた状態でも誤読の少ない書体を選定している[46]

発足時は大手町駅銀座駅に試験的に設置され[47]2005年10月から本格導入を開始[48]2006年3月までに乗り換え駅を中心に83駅に、残る駅も副都心線接続予定駅と他社管轄駅を除き2007年3月末までに導入された。半蔵門線渋谷駅(2008年6月に開業した副都心線も)は、2007年12月2日の東急への業務移管に伴い、東急様式のサインシステムが設置された。

有楽町線の地下鉄成増駅 - 池袋駅間の各駅と新宿三丁目駅明治神宮前駅は、2008年6月14日の副都心線開業に合わせてさらに新しい案内サインシステムが設置された。トピー工業が納入したLED誘導サインが用いられており、薄型化と省電力を実現している[49]。ただし、副都心線開業後も駅名標や改装工事中のエリアには、更新されずに残っているサイン類があったが、2010年3月6日に明治神宮前駅が「明治神宮前〈原宿〉駅」と案内を改めるのに伴い、駅名標は更新されている。

車内放送

次駅案内は、当初は原則駅発車時のみだったが2014年頃から順次駅到着時も行うようになり[注釈 13]、同時に駅ナンバリングも案内されるようになった。ただし、自動放送が未更新の車両は到着時の放送を車掌が肉声で行っている。営団時代、冷房車が導入され始めた頃は非冷房車でも聞き取りやすくするため駅到着時のみだったが、自動放送導入車は発車時・到着時両方あった。

日本語放送は森谷真弓、英語放送はクリステル・チアリが担当している[50]が、2017年秋から南北線(11月27日開始)、副都心線(12月11日開始)、有楽町線(12月11日開始)、半蔵門線(12月2日開始)、千代田線(12月18日開始)は亀井佐代子に順次交代している[51]

案内表示の英字表記

2006年頃より駅の看板・車内の案内表示器の英字表記(ラテン文字表記)に対して長音符マクロン)が使われなくなり、以前から存在する長音符が付いている看板類と混在している。しかし、他社の路線名・駅名などは使われている。

利用状況

  • 近年の路線別一日平均乗車人員は以下のとおりである。
東京地下鉄の路線別一日平均乗車人員
年度 銀座線 丸ノ内線 日比谷線 東西線 千代田線 有楽町線 半蔵門線 南北線 副都心線 備考
2005年(平成17年) 1,016,086 1,067,435 1,063,113 1,218,173 1,050,660 778,543 752,613 381,519
2006年(平成18年) 1,033,567 1,075,643 1,083,506 1,245,385 1,052,155 821,638 797,983 400,291
2007年(平成19年) 1,073,212 1,100,478 1,134,818 1,325,015 1,166,998 880,024 850,076 433,271
2008年(平成20年) 1,051,507 1,102,068 1,119,595 1,335,177 1,142,080 903,186 854,457 444,059 259,170
2009年(平成21年) 1,020,371 1,093,564 1,093,753 1,320,588 1,138,963 917,324 857,857 446,217 308,156
2010年(平成22年) 1,006,102 1,089,257 1,073,900 1,321,656 1,131,739 927,104 858,836 449,267 330,096
2011年(平成23年) 996,244 1,081,798 1,051,761 1,302,459 1,104,473 925,031 850,591 447,756 334,172
2012年(平成24年) 1,038,601 1,135,853 1,081,526 1,321,870 1,126,387 958,973 896,738 464,052 366,094
2013年(平成26年) 1,045,970 1,207,127 1,125,871 1,348,223 1,160,589 1,009,337 941,923 482,024 476,149 2013年3月16日、副都心線が東横線との相互直通運転開始
2014年(平成26年) 1,059,061 1,232,267 1,132,520 1,365,166 1,179,673 1,027,974 960,626 497,076 501,392
2015年(平成27年) 1,087,122 1,281,172 1,157,715 1,406,323 1,210,574 1,075,653 998,383 518,929 530,442
2016年(平成28年) 1,108,999 1,316,238 1,180,839 1,430,224 1,241,023 1,103,083 1,026,840 537,036 552,697
2017年(平成29年) 1,138,566 1,351,483 1,206,982 1,450,463 1,268,688 1,130,084 1,053,644 561,032 573,055
2018年(平成30年) 1,149,104 1,377,467 1,235,783 1,467,499 1,300,686 1,159,641 1,076,953 579,067 589,641
2019年(令和元年) 1,113,378 1,398,323 1,213,592 1,439,550 1,323,020 1,165,922 1,070,028 582,756 600,733

乗降人員上位15位

  • 乗降人員は東京地下鉄の駅および共用駅のもの。増加減少増減なしは前年度に比較した増(増加)、減(減少)、増減なし(増減なし)を表す。
東京地下鉄の駅別乗降人員上位15位(2019年度)[52][53]
順位 駅名 人数
(人)
前年比
(%)
前年
順位
前年人数
(人)
所在地 備考
増減なし 1 渋谷駅 1,063,535 減少 0.4 1 1,068,230 東京都渋谷区 東急田園都市線東急東横線横浜高速鉄道みなとみらい線)の直通人員含む。
増減なし 2 北千住駅 597,124 減少 0.0 2 597,319 東京都足立区 東武伊勢崎線日光線)の直通人員含む。
増減なし 3 池袋駅 567,703 減少 1.3 3 575,043 東京都豊島区  
増減なし 4 綾瀬駅 455,014 増加 0.1 4 454,734 東京都足立区 常磐緩行線の直通人員含む。
増減なし 5 大手町駅 365,972 増加 2.6 5 356,634 東京都千代田区  
増加 6 代々木上原駅 301,234 増加 2.9 7 292,774 東京都渋谷区 小田急小田原線多摩線)の直通人員含む。
減少 7 西船橋駅 291,416 減少 1.5 6 295,943 千葉県船橋市 東葉高速線総武緩行線の直通人員含む。
増減なし 8 銀座駅 257,440 減少 3.0 8 265,325 東京都中央区  
増減なし 9 新橋駅 247,103 減少 2.6 9 253,678 東京都港区  
増減なし 10 新宿駅 237,552 減少 0.9 10 239,794 東京都新宿区  
増減なし 11 中目黒駅 230,353 減少 0.3 11 230,956 東京都目黒区 東急東横線の直通人員含む。
増減なし 12 豊洲駅 227,843 増加 0.2 12 227,384 東京都江東区  
増減なし 13 東京駅 216,749 減少 0.7 13 218,275 東京都千代田区  
増減なし 14 上野駅 210,272 減少 2.6 14 215,821 東京都台東区  
増減なし 15 高田馬場駅 200,250 減少 2.2 15 204,848 東京都新宿区  

広報

キャッチコピー

  • 2004年度 - 「東京ポジティブで行こう」「ココロも動かす地下鉄へ。」
  • 2005年度 - 「東京スピード」「東京のスピードで楽しもう。」→「東京はポジティブに楽しもう。」(JR福知山線脱線事故が発生したため、キャッチコピーが変更となった)
  • 2006年度 - 「東京□.net」「東京の楽しみをつなぐチカラ。」
  • 2007年度、2010年度 - 「TOKYO HEART」「メトロが心をつないでく。」(キャッチコピーの再利用は初めて)[54]
  • 2008年度 - 「DO! TOKYO HEART」
  • 2009年度 - 「TOKYO HEART」「東京にもっとハートを。」
  • 2011年度 - 「TOKYO WONDERGROUND」(東日本大震災の影響により開始が約1か月遅れた)[55]
  • 2012年度 - 「We are the Tokyo Navigator」[56]
  • 2013年度、2014年度 - 「Color your days.」[57][58]
  • 2015年度 - 「Find my Tokyo.」「メトロでみつかる、わたしの東京。」[8]
  • 2016年度 - 「Find my Tokyo.」「メトロで見つけた、お気に入りの東京。」
  • 2017年度 - 「あなたもチャレンジ!Find my Tokyo.」「メトロでひろがる、お気に入りの東京。」
  • 2018年度 - 「あなたもチャレンジ!Find my Tokyo.」「メトロでつながる、ひとりひとりの東京。」
  • 2019年度 - 「あなたもチャレンジ!Find my Tokyo.」「メトロでひびきあう、ひとりひとりの東京。」

イメージキャラクター

CM挿入歌

マスコットキャラクター

メトポン
東京地下鉄所有車両のドアステッカーに使用されているタヌキのキャラクター。メトポンの妻「ちかポン」、その子供「ポン太」も存在する。メトポンは、東京地下鉄の各種イベントのポスターにも登場する。メトポンがドアステッカーに登場したのは2007年からであり、それまではネコがドアにしっぽを挟まれた絵であった。主な特徴は以下の通り[65]
  • 地方出身で大人になってから上京
  • 趣味は東京食べ歩き(特に下町が大好き)
  • 特技は野球
  • 大好物はカレービール
2015年より順次ドアステッカーが新たなもの(メトポンを含め、キャラクターを使用しないもの)に更新されたため、メトポンも車内からは姿を消していったが、東京メトロのイベントの際には2020年現在も登場することがある[66]
一日太郎
東京地下鉄一日乗車券のキャラクター。頭部に「1」の文字がある。全身白色。
ぎんちゃん・まるちゃん
地下鉄博物館のキャラクター。卵形の体に羽が生えている妖精。ぎんちゃんは銀座線、まるちゃんは丸ノ内線からそれぞれ抜け出てきた設定。
駅乃みちか(えきの みちか)
東京メトロサービスマネージャーのイメージキャラクター。ショートヘアーで、東京メトロの制服を着ている。メトポンが使用されなくなってからは、宣伝などで主にこちらのキャラクターが使われている。主な特徴は以下の通り[67]
駅街かける(えきまち かける)
東京メトロが大好きな少年。2020年7月に有楽町駅に初めて掲出された[68]後、翌月のイベントにも登場する[66]など、活動を開始。

CMソング作詞・作曲者

東京メトロがスポンサーの番組・イベント

関連事業

不動産事業

Echika(エチカ)」のような駅併設の駅ナカ小売・飲食店のほか、沿線を中心にオフィスビル、ホテル、住宅、ゴルフ練習場、レンタル収納スペースを展開している。オフィスビルは「メトロシティー」、マンションタイプの集合住宅は「メトロステージ」のブランド名がある[69]

関連企業・団体

グループ企業

公益法人

労働組合

有価証券報告書によれば、労働組合の状況は以下の通り[2]

名称 上部組織
東京地下鉄労働組合 日本私鉄労働組合総連合会

その他

駅内での公衆無線LAN案内板
  • 株式会社日本格付研究所による格付けは、「AAA」となっている。(2019年11月8日時点)[70]
  • 駅の水飲み施設が各社で減っているなか、東京地下鉄では多くの駅に冷水機が設置されていたが、2014年度に全廃した[71]。蛇口タイプの水飲み場も2018年5月までに全廃している[71]
  • 1998年10月に丸ノ内線新宿三丁目駅で、駅構内での携帯電話の使用が可能になり、2003年8月より全駅の構内で携帯電話が使えるようになった。2012年3月30日には南北線本駒込 - 赤羽岩淵間のトンネル内で携帯電話が使えるようになり、以後順次提供区間を拡大し、2013年3月21日に全線[注釈 17]の列車内で携帯電話の利用が可能となった[73][74]
  • ほぼ全駅でNTTドコモdocomo Wi-FiNTT東日本フレッツ・スポット(以上2004年12月より)、ソフトバンクモバイルソフトバンクWi-Fiスポット(2011年11月1日より[75])といった公衆無線LANサービスが利用できる(2013年7月末まではNTTコミュニケーションズHotSpotも利用可能だった)。2013年2月14日から2014年11月までNTTブロードバンドプラットフォームと共同で、銀座線の全駅などで構内無線LANを使用した無料インターネット接続サービスや情報配信サービス「MANTA」の試験提供を行っていた[76][77]。またUQコミュニケーションズWiMAX通信設備を設置することで合意、2012年3月31日中野富士見町駅の駅構内でWiMAXサービスの提供を開始、2013年5月28日に全線の駅構内・トンネル内にてWiMAXサービスが使えるようになった[78]
  • PASMO導入に合わせ、2007年からハウスカードTokyo Metro To Me CARD」の発行を開始した。PASMOオートチャージサービスに対応するほか、PASMO残高引き去り回数ごとにポイントが付与される独自のポイントサービス「メトロポイント」を導入している。
  • 2018年度より、都営地下鉄と共に順次全車両の車内に防犯カメラの設置を開始した[79][80]
  • 営団地下鉄時代は駅構内など施設内が全面撮影禁止とされていたが、2012年の1000系登場を機に施設内の撮影が解禁となった[81]。尤も、営団時代から駅構内やウェブサイト等にその旨が掲示されたことは無く、鉄道趣味誌の読者投稿でも施設内で撮影した写真の掲載が規制されたことはない[注釈 18]。更に東京メトロ発足後はそれまで実施していなかった車両基地の一般公開など、撮影を前提としたイベントが開催されるようになっていた。

脚注

注釈

  1. ^ 和光市駅は埼玉県和光市東西線浦安駅以東は千葉県に所在する。東京地下鉄株式会社法(平成14年法律第188号)” (2002年12月18日). 2019年12月24日閲覧。 “2002年12月18日施行分”第1条では「東京都特別区の存する区域及びその付近の主として地下において、鉄道事業及びこれに附帯する事業を経営することを目的とする株式会社」と規定されている。
  2. ^ 一部区間は営団時代に有楽町線新線として先行開業。
  3. ^ イギリスでは「Underground」「Tube」、アメリカでは「Subway」が地下鉄の意味として用いられる。
  4. ^ うち大田区は都営地下鉄の路線・駅は存在する(浅草線馬込駅西馬込駅)。また、綾瀬駅は免許申請・建設当初は葛飾区であったが開業前に足立区への区境変更に伴う移管が行われた結果、葛飾区に駅が存在しなくなっている。世田谷区は東京メトロ・都営地下鉄以外の地下路線ながら東急田園都市線(11号線、池尻大橋駅 - 二子玉川駅間が世田谷区内)がある。
  5. ^ 南北線の白金高輪駅から目黒駅まで直通する都営地下鉄車も「T」である。
  6. ^ 割引用manaca、障がい者用nimoca、割引用はやかけんは相互利用対象外。
  7. ^ 現在は東西線で運用。
  8. ^ 同時に東武鉄道70000系伊勢崎線日光線地下鉄日比谷線乗り入れ用)全車の製造も担当する。
  9. ^ 千代田線用16000系は川崎重工業・日立製作所2社の共同受注・製造。副都心線有楽町線用17000系は10両編成は日立製作所、8両編成は近畿車輛で製造。
  10. ^ 護国寺駅 - 池袋駅間は2.0 km、御茶ノ水駅 - 池袋駅間は6.4 km。
  11. ^ パスネットも対象であった。
  12. ^ 発売箇所は東京メトロの定期券うりば(東京駅、日本橋駅、新宿駅、池袋駅)と中央区観光情報センター(京橋エドグランB1F)、バスタ新宿3F東京観光情報センター内の佐川急便 SHINJUKU SERVICE CENTER。
  13. ^ 乗り換え案内は駅発車時のみでラッシュ時は省略。
  14. ^ 前身の営団地下鉄時代にも、乗車マナーポスターで起用実績がある。
  15. ^ 2013年4月1日付けでメトロスポーツ [1] を吸収合併。
  16. ^ 2015年4月1日付けでメトロフードサービスの外食事業を承継。
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出典

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参考文献

関連項目

外部リンク