片瀬江ノ島駅

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片瀬江ノ島駅
駅舎(2009年1月11日)
駅舎(2009年1月11日)
かたせえのしま
Katase-Enoshima
◄OE 15 鵠沼海岸 (1.7km)
所在地 神奈川県藤沢市片瀬海岸二丁目15番3号
駅番号 OE 16
所属事業者 OdakyuGroup logo2.svg 小田急電鉄
所属路線 OE 江ノ島線
キロ程 27.6km(相模大野起点)
新宿から59.9km
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
21,440人/日
-2016年-
開業年月日 1929年昭和4年)4月1日
乗換 江ノ島駅江ノ島電鉄
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片瀬江ノ島駅(かたせえのしまえき)は、神奈川県藤沢市片瀬海岸二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線。江ノ島線の終着駅である。駅番号OE 16

3社の路線がある江の島地区の駅では唯一東京方面(新宿駅)への直通列車がある。行楽地観光地ということもあり、駅舎は竜宮城を模したユニークなデザインになっている。

関東の駅百選認定駅。

年表[編集]

駅構造[編集]

頭端式ホーム2面3線を有する地上駅

駅前から改札口プラットホームに至るまで段差がないため、階段エスカレーターエレベーターはない。トイレは改札を入って左側にあり、多目的トイレも併設されている。

主に海水浴シーズンやふじさわ江の島花火大会などの多客期に営業する臨時改札口は有人だが、PASMOSuica利用者のために簡易ICカード改札機が設置されている。

2008年2月頃、行先案内表示器フルカラーLED式に更新された。

2014年7月頃、駅名標がLED照明付きのものに交換された。隣の鵠沼海岸・本鵠沼駅も同様に新型駅名標化。

のりばは北側を1番ホームとして、下表の通り。

のりば[編集]

片瀬江ノ島駅プラットホーム
ホーム 路線 行先 備考
1 OE 江ノ島線 藤沢相模大野新宿C 千代田線方面 このホームのみ10両編成が入線可能
2 線路は3番ホームと共通
3 (2番ホームの列車の降車ホーム)
4 OE 江ノ島線 藤沢・相模大野・新宿・C 千代田線方面  

閑散時間帯は2番ホーム到着時、降車専用ホームである3番ホームでの扉扱いを行わず、乗降とも2番ホームで行う形になる。

全てのホームにおいて6両編成の夜間留置がある。

利用状況[編集]

  • 小田急電鉄 - 2016年度の1日平均乗降人員は21,440人である[利用客数 1]
    江ノ島線内では桜ヶ丘駅に次いで4番目に少ない。2004年度の増加率は、小田急全69駅(当時)で第1位であった。

毎年8月に藤沢納涼花火、また10月第3土曜日に江の島花火大会が開催される時は非常に混雑する。このため小田急江ノ島線では、開催当日に見物客の輸送力増強を図る目的で、定期列車の運転区間延長や列車の増発が行われる。

近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
増加率 順位 1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1995年(平成07年) 8,773 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 7,601 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) 7,595 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) 7,573 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) 7,678 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) 14,002 7,622 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) 14,234 1.7% 58位/69駅 7,788 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) 16,866 18.5% 55位/70駅 9,095 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) 17,024 0.9% 55位/70駅 8,982 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) 17,059 0.2% 55位/70駅 9,031 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) 17,873 4.8% 55位/70駅 9,345 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) 18,066 1.1% 55位/70駅 9,467 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) 18,239 1.0% 55位/70駅 9,517 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) 18,391 0.8% 55位/70駅 9,557 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) 17,260 -6.1% 55位/70駅 8,939 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) 18,808 9.0% 55位/70駅 9,760 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) 19,501 3.7% 55位/70駅 10,115 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) 19,979 2.5% 53位/70駅 10,457 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) 20,692 3.6% 53位/70駅 10,898 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) 21,440 3.6% 49位/70駅

駅周辺[編集]

江ノ島(江の島)と名が付く駅(片瀬江ノ島駅・江ノ島駅・湘南江の島駅)の中で当駅が一番江の島に近い。また、江ノ島電鉄(江ノ電)や湘南モノレールの駅とは距離があるため、単純な乗り換えには適さない。

バス路線[編集]

江ノ島水族館前[編集]

江ノ島海岸[編集]

  • 江ノ電バス
    • 藤沢駅行(新屋敷経由)
    • 大船駅行(腰越駅・津村・手広経由)
    • 辻堂駅行 ※平日2本のみ
    • 江ノ島行
    • 湘南港桟橋(江ノ島経由)※平日3本のみ
  • 京浜急行バス
    • <船6> 江ノ島行/大船駅行(片瀬山入口・津村・鎌倉山経由)
    • <鎌6> 江ノ島行/鎌倉駅行(同上)

駅舎について[編集]

竜宮城を模した駅舎が建てられた当初は、登記上は仮駅舎であった。これは、開業当時、駅の近くには東海土地電気株式会社(1922年大正11年)12月22日に免許が公布された[1])による大船 - 江ノ島 - 茅ヶ崎間の路線が建設される予定があり、もし開業した場合は撤去しなければならなかったためである。

しかし、東海土地電気には路線の建設予算がなく、当初から免許が失効することは確実視されていた。そのため、駅舎建築には約18,000円という当時としては高額(同時期の省線電車初乗りは5銭)予算が投入され、実質的には本駅舎であった。

その後、東海土地電気の免許は1930年(昭和5年)1月に失効され[2]、駅舎の登記は「仮設」から「本設」に書き換えられた。なお、東海土地電気は1926年(大正15年)7月に事業を新設会社の「江ノ島電気鉄道」(後に江ノ島電鉄と改称)に譲渡して解散しており[3]、さらに江ノ島電気鉄道は1928年(昭和3年)7月に当時は東京電燈経営の軌道線であった現在の江ノ島電鉄線を買収している。

正面玄関にある駅名標は、竜宮城の入口に相応しい当駅オリジナルのものである。

駅舎の建替え[編集]

2017年6月30日の神奈川新聞にて、片瀬江ノ島駅前の都市計画道路を拡張するにあたり、駅舎の一部分が重なる為、2020年に開催される東京オリンピック前の竣工予定で建替えが決定されたことが報じられた[4]

新駅舎のデザイン・設計については2017年7月時点では、「藤沢市と検討を実施中で、今の雰囲気を生かし、愛されるデザインを目指す。」と小田急電鉄広報部が回答し、藤沢市計画建築部の江の島地区周辺整備担当が駅周辺の自治会から聞取を実施し、「竜宮城のデザインは残して欲しい」などの意見を得て、小田急側に伝達している段階である[5]

駅名の由来と表記[編集]

観光地たる江の島の玄関駅であるが、江ノ島電鉄に「江ノ島駅」がすでに設置されており、また片瀬海岸が近くにあることから、「片瀬江ノ島」と名付けられた。ちなみに、江ノ電は小田急線が開通する1か月前に「片瀬」駅を「江ノ島」駅に改名している。

なお、片瀬江ノ島駅行の列車の行先表示は、以前は「片瀬江ノ島」ではなく「江ノ島」と表示されていた[6]

2002年に営業運転を開始した3000形LED式行先表示器から、「片瀬江ノ島」と表示されるようになった。また、2003年以降は方向幕の英字併記化と共にその他の車両も「片瀬江ノ島」と表示するようになった。

隣の駅[編集]

OdakyuGroup logo2.svg 小田急電鉄
OE 江ノ島線
快速急行・急行
藤沢駅 (OE 13) - 片瀬江ノ島駅 (OE 16)
急行(一部列車、藤沢まで各駅に停車)・各駅停車
鵠沼海岸駅 (OE 15) - 片瀬江ノ島駅 (OE 16)

脚注[編集]

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  1. ^ 『鉄道省鉄道統計資料. 大正11年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 「鉄道免許取消」『官報』1930年1月31日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 『鉄道統計資料. 昭和元年 第3編 監督』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ “片瀬江ノ島駅90年ぶり新駅舎へ 老朽化、東京五輪向け”. 神奈川新聞. (2017年6月30日). http://www.kanaloco.jp/article/261175 2017年7月19日閲覧。 
  5. ^ “小田急の「竜宮城」片瀬江ノ島駅が建て替えへ 築88年の名所、新デザインどうなる?”. 乗りものニュース. (2017年7月16日). https://trafficnews.jp/post/75985/ 2017年7月19日閲覧。 
  6. ^ ただし例外もあり、1960年代の夏季ダイヤで運転されていた快速急行(海水浴客輸送の臨時列車、現在の快速急行とは全く別のもの)専用の方向幕では「片瀬江ノ島」と表記されていた。

出典[編集]

小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ 1日平均乗降人員 - 小田急電鉄
小田急電鉄の統計データ
  1. ^ 統計年報 - 藤沢市
  2. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  3. ^ 神奈川県県勢要覧
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
  2. ^ 平成12年 - 223ページ
  3. ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
  4. ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
  5. ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
  6. ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
  8. ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
  10. ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
  11. ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
  12. ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
  13. ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
  14. ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
  17. ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
  18. ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]