国会議事堂前駅

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国会議事堂前駅
1番出入口(2007年6月21日)
1番出入口(2007年6月21日)
こっかいぎじどうまえ - Kokkai-gijidomae [National Diet Bldg.]
所在地 東京都千代田区永田町一丁目7-1
所属事業者 Tokyo Metro logo.svg 東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 コク
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線(丸ノ内線)
1面2線(千代田線)
乗降人員
-統計年度-
141,487*人/日
-2013年-
開業年月日 1959年昭和34年)3月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 Subway TokyoMarunouchi.png 丸ノ内線
駅番号 M 14
キロ程 11.5km(池袋起点)
M 13 赤坂見附 (0.9km)
(0.7km) 霞ケ関 M 15
所属路線 Subway TokyoChiyoda.png 千代田線
駅番号 C 07
キロ程 15.5km(綾瀬起点)
C 06 赤坂 (0.8km)
(0.8km) 霞ケ関 C 08
乗換 溜池山王駅(同一駅扱い)
G 06銀座線N 06南北線
* 乗降人員は溜池山王駅も含む。
内閣府寄り千代田線改札(2005年6月12日)
内閣府寄り千代田線改札(2005年6月12日)
千代田線ホーム(2008年3月3日)
千代田線ホーム(2008年3月3日)

国会議事堂前駅(こっかいぎじどうまええき)は、東京都千代田区永田町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)のである。

概要[編集]

丸ノ内線駅番号M 14)と、千代田線(駅番号 :C 07)が乗り入れている。

銀座線南北線が乗り入れる溜池山王駅とは改札内通路でつながっており、同一の駅として扱われている。そのため当駅発着の乗車券類で溜池山王駅の改札(およびその逆)を利用することができる。

駅の封鎖権[編集]

丸ノ内線の国会議事堂前駅は衆議院の敷地内にあたる(後述)ため、衆議院より「本院の警備上必要あるときは一時閉鎖を指示できる」という貸与条件がつけられている[1]。この権限は衆議院の判断で行使できることとなっており、過去には実際に行使もされている[1]

60年安保闘争が激しさを増し、連日のように警官隊と学生との間で衝突が発生していた1959年(昭和34年)12月10日と1960年(昭和35年)4月23日は、国会議事堂前駅が封鎖された[1]。1960年(昭和35年)の封鎖時は通過駅の取り扱いとなり、電車は駅にいったん停車したものの、ドアを開けずにそのまま発車(すなわち運転停車)していた[1]

近年では2012年(平成24年)に、毎週金曜日に首相官邸前で定期的に発生した原発反対デモのため、安全確保を名目に国会議事堂前駅が金曜日の夕方に限り封鎖されたことがある[1]

歴史[編集]

  • 1959年(昭和34年) 3月15日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)丸ノ内線の霞ケ関駅 - 新宿駅間開業により、丸ノ内線の駅として開業する。
  • 1972年(昭和47年)10月20日 - 営団地下鉄千代田線の霞ケ関駅 - 代々木公園駅間開業により、千代田線との乗換駅となる。
  • 1973年(昭和48年)11月1日 - 定期券発行機を導入[2][注 1]
  • 1979年(昭和54年)夏 - 駅冷房を開始[2]
  • 1997年(平成9年)9月30日 - 営団地下鉄南北線の四ツ谷駅 - 溜池山王駅間と銀座線の同駅開業により、両線との乗換駅となる。
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化に伴い、東京メトロの駅となる。

駅構造[編集]

丸ノ内線ホームは国会議事堂の敷地真下に東西に延びる。千代田線ホームも東西に伸び、丸ノ内線ホームの西側と千代田線ホームの東側を連絡するコンコースがある。また、千代田線ホームの西側と溜池山王駅の南北線ホームの北側と、南北線ホームの南側と銀座線ホームの西側はそれぞれコンコースにより連絡している。千代田線ホームの上には、丸ノ内線の複線シールドトンネルがある。

この結果、4つのホームがそれぞれ端部でつながり、全体として折れ線状に連結している。これは、南北線が開通した際に、当駅とは離れた位置にある銀座線に溜池山王駅を新設し、南北線ホームを介することで当駅と連絡したためである。

丸ノ内線は相対式ホーム2面2線を有する地下駅(地下2階)である。2番線ホームと千代田線の乗り換えは、一旦改札内コンコースを経由して1番線ホームを経由することになる。丸ノ内線のコンコースとホームは2007年に壁面がモルタル塗りから白色基調の人造石貼りに改装された。

丸ノ内線から銀座線溜池山王駅ホームまで徒歩で約15分かかるため、赤坂見附駅での乗り換えを推奨している。

千代田線は島式ホーム1面2線を有する地下駅(地下6階)である。ホームと線路が合わせて1本のシールドトンネルになっており、壁が湾曲している。単線シールド工法で建設したため、各ホーム間を結ぶ通路が6か所ある。ホームも湾曲しているため、常時駅員がおり、発車時に合図を出す[注 2]。地上からの深さは37.9mあり、東京メトロの駅では一番深い場所にある。都営地下鉄大江戸線六本木駅が開業するまでは、海底駅を除いて日本一深い所にある駅であった。

随所で漏水が見られたが、2008年2月8日から漏水を止めて壁面の補修工事を行っており、2014年9月23日の完成を予定している。

丸ノ内線の駅は当初から国会議事堂の敷地直下にあったのではない。国会議事堂竣工当時の敷地は野球のホームベースのような形状(参考)をしており、当時存在した敷地境界斜辺部の一辺に沿った外側の公道の真下に造られたためで、のちに議事堂の敷地拡張により敷地内直下となった。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 Subway TokyoMarunouchi.png 丸ノ内線 赤坂見附新宿荻窪方面
2 Subway TokyoMarunouchi.png 丸ノ内線 銀座東京大手町池袋方面
3 Subway TokyoChiyoda.png 千代田線 表参道代々木上原唐木田方面
4 Subway TokyoChiyoda.png 千代田線 大手町北千住綾瀬取手方面

改札周辺設備[編集]

  • 改札口は、地下1階に3か所ある。
  • 売店は、地下1階の改札外と地下2階の改札内に1店舗ずつある。
  • トイレは、改札外に2か所ある。また、溜池山王駅側改札内にトイレがある。
  • エレベーターは、丸ノ内線2番線ホーム⇔改札口(地下1階)、千代田線ホーム(綾瀬寄り)⇔丸ノ内線1番線ホーム⇔改札口(地下1階)、改札口(地下1階)⇔地上をそれぞれ連絡している。地上側の出入口は国会議事堂西側の道路に面している。
  • エスカレーターは、改札外に3番出口⇔地下1階、1番出口途中⇔地下1階を連絡するものが設置されている。改札内には丸ノ内線側に地下1階⇔丸ノ内線1番線ホーム(地下2階)を連絡するものがあり、千代田線側には地下1階⇔地下3階⇔地下5階⇔地下6階を連絡する3本が連続している。さらにこれと並行して、丸ノ内線1番線ホームから千代田線への乗り換え用に地下2階⇔地下3階を連絡するものも設けられている。
  • 千代田線ホームから南北線へ連絡する階段には車椅子専用の昇降機があり、南北線側に抜けられる。
  • かつては千代田線の霞ケ関寄り改札口付近に定期券売り場が設置されていたが、2011年1月28日で営業を終了した[注 3]。その後、改札口付近に継続定期券発売機が設置されている。

利用状況[編集]

2014年度の1日平均乗降人員135,662人である。駅構造上、溜池山王駅の乗降人員も含まれる。

開業以来の1日平均乗降人員推移は下表のとおり。

年度別1日平均乗降人員[3]
年度 東京メトロ
1日平均
乗降人員
増加率
1999年(平成11年) 99,649
2000年(平成12年) 114,125 14.5%
2001年(平成13年) 114,934 0.7%
2002年(平成14年) 116,657 1.5%
2003年(平成15年) 113,902 -2.4%
2004年(平成16年) 111,792 -1.8%
2005年(平成17年) 118,749 6.2%
2006年(平成18年) 124,105 4.5%
2007年(平成19年) 131,441 5.9%
2008年(平成20年)
2009年(平成21年)
2010年(平成22年)
2011年(平成23年) 133,373 4.5%
2012年(平成24年) 142,482 6.2%
2013年(平成25年) 141,487 -0.7%
2014年(平成26年) 135,662 -4.1%

近年の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。

年度別1日平均乗車人員[4]
年度 丸ノ内線 千代田線
1992年(平成04年) 14,578 12,597
1993年(平成05年) 14,263 12,153
1994年(平成06年) 13,921 11,356
1995年(平成07年) 13,115 10,459
1996年(平成08年) 13,241 10,753
1997年(平成09年) 11,545[注 4] 9,633[注 4]
1998年(平成10年) 8,674 7,805
1999年(平成11年) 10,331 8,052
2000年(平成12年) 8,795 8,085
2001年(平成13年) 7,775 7,556
2002年(平成14年) 7,460 7,389
2003年(平成15年) 7,169 7,063
2004年(平成16年) 7,307 7,222
2005年(平成17年) 7,537 7,471
2006年(平成18年) 7,641 7,745
2007年(平成19年) 7,959 8,178
2008年(平成20年) 8,112 8,789
2009年(平成21年) 8,030 8,655
2010年(平成22年) 8,271 8,573
2011年(平成23年) 8,639 8,820
2012年(平成24年) 9,249 9,271
2013年(平成25年) 9,510 9,375

駅周辺[編集]

駅周辺

隣の駅[編集]

Tokyo Metro logo.svg 東京地下鉄
Subway TokyoMarunouchi.png 丸ノ内線
赤坂見附駅 (M 13) - 国会議事堂前駅 (M 14) - 霞ケ関駅 (M 15)
Subway TokyoChiyoda.png 千代田線
赤坂駅 (C 06) - 国会議事堂前駅 (C 07) - 霞ケ関駅 (C 08)

脚注[編集]

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  1. ^ 中野坂上駅明治神宮前駅も同時に導入。
  2. ^ 日中の駅員は2人いる。
  3. ^ 営業開始時は毎日営業していたが、1994年11月から霞ケ関駅、銀座一丁目駅水天宮前駅とともに月曜日から金曜日までの営業とされた。
  4. ^ a b 1997年9月30日、溜池山王駅が開業

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 小川裕夫 『封印された鉄道史』 彩図社2013年、71,72,73。ISBN 978-4-88392-901-6
  2. ^ a b 東京メトロハンドブック2008
  3. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  4. ^ 東京都統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]