南栗橋駅
南栗橋駅 | |
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![]() 東口外観(2022年1月) | |
みなみくりはし Minami-kurihashi (BLP南栗橋スマートヴィラ) | |
◄TN 02 幸手 (4.6 km) (3.5 km) 栗橋 TN 04► | |
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所在地 | 埼玉県久喜市南栗橋一丁目20 |
駅番号 | TN03 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■日光線 |
キロ程 | 10.4 km(東武動物公園起点) |
電報略号 | ミクリ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅舎)[1] |
ホーム | 2面4線[1] |
乗降人員 -統計年度- |
[利用客数 1]7,079人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)8月26日[1] |
南栗橋駅(みなみくりはしえき)は、埼玉県久喜市南栗橋一丁目にある、東武鉄道日光線の駅である。駅番号はTN 03。副駅名は「BLP南栗橋スマートヴィラ」。周辺地域である南栗橋同様に、地元住民や駅利用者を中心に「なんくり」・「みくり」などと呼ばれている。
駅の北側には東武鉄道南栗橋車両管区(旧・南栗橋車両管理区)が立地している。
歴史[編集]
- 1986年(昭和61年)8月26日 - 開業[1]。当駅が開業するまで、浅草駅始発・終着の一部列車は幸手駅で折り返していたが、開業により、当駅まで運転区間を延長した[1]。
- 1999年(平成11年)6月 - (当時)幸手都市計画事業豊田土地区画整理事業による換地処分が完了したことから、駅所在地の町名および地番が、(当時)栗橋町大字中里から(当時)栗橋町南栗橋1丁目20番地へ変更。
- 2003年(平成15年)3月19日 - 日比谷線(上りのみ)・半蔵門線・田園都市線直通列車が当駅以南で運転開始[2]。
- 2006年(平成18年)
- 2011年(平成23年)11月4日 - 発車メロディ導入。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2017年(平成29年)4月21日 - ダイヤ改正により、浅草駅と東武日光駅(および会津田島駅)の間を運行していた快速と区間快速が廃止され、当駅と東武日光駅(一部新藤原駅)を結ぶ急行・区間急行を新設[注釈 1]。これに伴い、特急列車を除く日光線の全定期列車が当駅で系統分離となる[5]。また、当駅に唯一停車する特急列車であった「きりふり285号」も廃止されたため、特急停車駅から外れた。
- 2020年(令和2年)6月6日 - ダイヤ改正により当駅と東武宇都宮駅を結ぶ列車が増発。下り普通列車の一部ワンマン運転開始に合わせ、3番線ホームに信号開通メロディを導入(楽曲はモーツァルトの『交響曲第40番』)。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)3月18日(予定) - ダイヤ改正により、特急列車の一部停車駅となる[7]。
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。
駅舎内下り・上りホーム、改札外東・西口、それぞれにエレベーターが設置されている[8]。下り(東武日光方面)ホームには待合室(2007年11月完成)が、コンコースとホームには運行情報表示器と発車標がそれぞれ設置されている。自動改札機設置。定期券発売駅。
発車標は、コンコース部がLED式、ホーム部が液晶ディスプレイ式となっている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ![]() |
上り | 東武動物公園・北千住・とうきょうスカイツリー・浅草・![]() ![]() ![]() |
3・4 | ![]() |
下り | 新栃木・東武日光・![]() ![]() |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。本来当駅は日光線の途中駅であるが、当駅までの区間は実質的に東武スカイツリーライン系統の延長線上として扱われているため、上り浅草方面は便宜上直通先の名称で案内されている。
- ホーム有効長は開業時から10両編成対応である。2・3番線は待避線である。
- 4番線から発車する下り列車は初電1本のみであり、他はすべて当駅止まりまたは通過列車である。
列車運行[編集]
- 2003年(平成15年)3月19日のダイヤ改正から、日比谷線直通中目黒行きの当駅始発列車が朝に1本のみ設定されていた。2013年3月16日のダイヤ改正からは上下線とも日比谷線直通列車が当駅まで乗り入れるようになり、直通本数も増加した。なお、日比谷線直通列車で新栃木方面の普通と接続する列車は土曜・休日ダイヤの夜の下り1本のみである。
- 2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正から、定期列車の接続を受ける当駅始発の臨時列車が主に行楽シーズンの休日に運行されるようになった。
- 当駅以南(北千住方面)はホーム有効長が10両編成対応となっているのに対し、栗橋駅以北(東武日光駅方面)のホーム有効長は6両編成対応であるため、当駅を境に以下のような運行上の特徴がある。
- 全列車が10両編成である半蔵門線・田園都市線直通列車の日光線側始発駅となり、日中は新栃木方面に向かう列車と対面乗り換えで接続するようになった。
- 朝ラッシュ時に運転された新栃木発の区間急行は、当駅で連結作業を行い北千住駅まで10両(一部8両)で運転した。反対に朝ラッシュ時の下り区間急行は当駅で切り離しを行うものも存在した。しかし、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正により、区間急行は原則として当駅折り返しに変更された(ただし、6050系による新栃木駅発着の1往復のみ残存した。2017年(平成29年)4月21日のダイヤ改正により当駅発着に変更)ため、当駅での連結・切り離し作業は廃止された。また、10000系列・30000系による当駅を跨いで運行する区間急行も廃止となった。
- 2011年(平成23年)、東日本大震災に伴う夏の節電ダイヤ実施時には、平日日中の当駅 - 新栃木駅間の本数が1時間あたり2本に減便されていたほか、一部列車が6両編成から4両編成に減車されていた[9]。(当駅発着の1時間あたり2本の普通のうち、1本を運休。区間快速は通常通り。)9月に節電ダイヤが終了した後も、平日日中のこの区間においては、引き続き1時間あたり2本のまま存置されていたが、この措置は2012年(平成24年)5月22日の東京スカイツリーグランドオープンと同時に運休は解除された。2013年3月16日のダイヤ改正により1時間2本の運行に変更され、新栃木方面の列車は6050系による新栃木駅発着の1往復を除いて4両編成に減車された[4]。
- 2017年(平成29年)4月21日のダイヤ改正により、特別料金不要の一般列車については運行系統が完全に分断(当駅折り返しに統一)された。このため、当駅をまたいで乗車する場合は乗り継ぎが必要である[5]。
利用状況[編集]
2021年度の一日平均乗降人員は7,079人である[利用客数 1]。日光線の途中駅では幸手駅・杉戸高野台駅・栃木駅・栗橋駅に次ぐ第5位。
周辺の宅地開発や五霞町コミュニティバスの乗り入れにより、乗降人員は年々増加していたが、2017年からは横ばいとなっている。
駅勢圏は、前述の鉄道の駅が存在しない五霞町に加え、隣の幸手駅とは距離のある中川以北の幸手市高須賀地区の一部と外国府間地区も入る。
近年の一日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 一日平均 乗降人員[11] |
一日平均 乗車人員[12] |
---|---|---|
1998年(平成10年) | 4,534 | |
1999年(平成11年) | 4,812 | |
2000年(平成12年) | 5,198 | 2,762 |
2001年(平成13年) | 5,772 | |
2002年(平成14年) | 5,958 | |
2003年(平成15年) | 6,103 | |
2004年(平成16年) | 6,412 | |
2005年(平成17年) | 6,559 | 3,315 |
2006年(平成18年) | 6,893 | |
2007年(平成19年) | 7,244 | |
2008年(平成20年) | 7,604 | |
2009年(平成21年) | 7,803 | 3,846 |
2010年(平成22年) | 8,099 | 4,108 |
2011年(平成23年) | 8,289 | 4,160 |
2012年(平成24年) | 8,461 | 4,242 |
2013年(平成25年) | 8,641 | 4,342 |
2014年(平成26年) | 8,667 | 4,358 |
2015年(平成27年) | 8,868 | 4,453 |
2016年(平成28年) | 8,931 | 4,494 |
2017年(平成29年) | 8,825 | 4,445 |
2018年(平成30年) | 8,858 | 4,455 |
2019年(令和元年) | 8,843 | 4,452 |
2020年(令和 | 2年)[利用客数 2]6,625 | |
2021年(令和 | 3年)[利用客数 1]7,079 |
駅周辺[編集]
近隣は新興住宅地であることから駅開業当初から市街地が新しく、駅周辺に大きな集客力を持つほどの商店はない地域だったが、2022年には駅西側に大規模ショッピングモールであるイオンスタイル南栗橋店がオープンした。
駅周辺は新興住宅地が広がっている。街づくりの開発スタンスが行政主導による土地区画整理事業(豊田土地区画整理事業)で大規模集合住宅が少なく、開発スピードはゆっくりである。以前は「中里」という町名であったが、区画整理によって住居表示が実施され、「南栗橋一丁目」 - 「南栗橋十二丁目」が中里より分離新設され、駅名から発祥した「みなみくりはし」が町名となった[注釈 2]。
東口・西口とも保留地の暫定的な土地利用、パークアンドライドを目的としたコインパーキングが多く立地する。
東口[編集]
- 埼玉県済生会栗橋病院跡(2022年6月1日閉院、加須駅南口方に移転。跡地に秋谷病院移転予定、時期未定)
- 国道4号
- 行幸湖
- 埼玉県営権現堂公園 - 1号公園(多目的運動広場、ジョギングコース、水生花園、駐車場)
- キユーピー五霞工場 - バス利用(五霞町コミュニティバス 五霞・江川本村行き、「キューピー前」下車。)
- ヤクルト本社茨城工場
- キッコーマンソイフーズ茨城工場(旧・イトシア本社工場)
- ベイシア栗橋店 - バス利用(五霞町コミュニティバス 日中ルート/五霞・江川本村行き、「ベイシア」下車)。なお、最寄り駅は栗橋駅だが、栗橋駅からはベイシア経由の路線バスは運行されていない。
- ボートピア栗橋 - 無料シャトルバスで6分
- 栗橋保育園
- 白元栗橋工場
- 東武鉄道総合教育訓練センター
- 大堀公園
- 丁張公園
西口[編集]
- 幸手警察署南栗橋交番
- 久喜市立栗橋南小学校
- 南栗橋郵便局
- セイムス南栗橋薬局
- イオンスタイル南栗橋店
- マルヤ南栗橋店
- ドラッグストア セキ南栗橋店
- 久喜市立栗橋幼稚園
- 栗橋地域コミュニティーセンター・栗橋地域子育て支援センター「くぷる」 - 栗橋幼稚園に併設されている。
- 南栗橋近隣公園(豊田コミュニティプラザ)
- 南栗橋農産物直売所(フレサ)
- 香取神社
バス[編集]
- 五霞町コミュニティバス「ごかりん号」 ベイシア栗橋店・埼玉県済生会栗橋病院・五霞町役場・江川本村
- 日曜・祝日は運休。
- 2013年10月2日に試験運行を開始。当初は2014年9月30日までの予定であったが、同年10月1日以降も運行を継続し、2016年10月1日から本格運行を開始した[13]。
付記[編集]
- 毎年秋季に南栗橋車両管区で「東武ファンフェスタ」が開催される時は、東口から臨時の無料直通バスが運転される。
- 日光線内では板倉東洋大前駅に次いで杉戸高野台駅と並び2番目に新しい駅である。当駅が開業するまでは栗橋駅 - 幸手駅間が日光線内で最も駅間距離が長かった。
- 東京地下鉄(東京メトロ)・東急電鉄の車両が乗り入れる駅では最北端にあたる。
隣の駅[編集]
- 東武鉄道
日光線(
東武スカイツリーライン直通)
- 特急一部停車駅
- ■急行・■区間急行・■準急・■区間準急・■普通
- 幸手駅 (TN 02) - 南栗橋駅 (TN 03)
日光線(東武日光・鬼怒川温泉方面)
- 特急一部停車駅
- ■急行・■普通
- 南栗橋駅 (TN 03) - 栗橋駅 (TN 04)
2017年4月21日のダイヤ改正以降、特急以外で当駅を跨いで運行する定期列車は設定されていない。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f “東武鉄道26日からダイヤ改正 日光線2駅新設に伴い”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年8月12日)
- ^ “3月19日(水)、東武伊勢崎線曳舟~押上間が開業 東武伊勢崎線・日光線、営団半蔵門線、東急田園都市線で相互直通運転を開始(南栗橋~押上~渋谷~中央林間)渋谷方面から日光・鬼怒川、両毛地区などへのお出掛けが大変便利に。特急・急行券は、2月19日(水)前売り開始。料金を大幅値下げ!!” (日本語) (プレスリリース), 東武鉄道, (2003年2月12日), オリジナルの2003年2月16日時点におけるアーカイブ。 2022年5月15日閲覧。
- ^ “Wayback Machine”. web.archive.org (2005年12月29日). 2020年4月14日閲覧。
- ^ a b “Wayback Machine”. web.archive.org (2013年2月28日). 2020年4月14日閲覧。
- ^ a b ダイヤ改正の概要について(特急列車以外の一般列車関係) - 東武鉄道 2017年2月28日発表 2017年4月25日閲覧
- ^ 産学官5者連携による街づくりプロジェクト「BRIDGE LIFE Platform 南栗橋」街びらき~自動配送の実証実験等、サステナブルな街づくりが稼働~ (PDF) - 東武鉄道ニュースリリース 2022年5月26日
- ^ “産官学連携 次世代まちづくりを推進中!2023年3月より南栗橋駅に特急列車が停車します!”. web.archive.org (2022年8月18日). 2022年8月18日閲覧。
- ^ 野田線大宮公園駅ならびに日光線南栗橋駅にエレベーターと多機能トイレを設置します (PDF) (東武鉄道ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2005年時点の版)。
- ^ 夏期における節電の取り組みについて (PDF) - 東武鉄道ニュースリリース 2011年6月17日
- ^ 埼玉県統計年鑑
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 統計くき - 久喜市
- ^ 「ごかりん号」新ダイヤ及び本格運行へ-五霞町
- 東武鉄道の1日平均利用客数
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 南栗橋駅(駅情報) - 東武鉄道