相鉄ホールディングス

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相鉄ホールディングス株式会社
Sotetsu Holdings, Inc.
Sotetsu HQ Building.jpg
種類 株式会社
市場情報
略称 相鉄HD
本社所在地 日本の旗 日本
220-0004
神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番14号[1]
本店所在地 220-0004
神奈川県横浜市西区北幸一丁目3番23号(相鉄ビル
設立 1918年大正7年)1月4日
1917年〈大正6年〉12月18日創業)[1]
業種 陸運業
法人番号 7020001014874
事業内容 グループ経営事業
代表者 林英一(代表取締役社長)[1]
資本金 388億303万円
(2016年3月24日現在)[1]
発行済株式総数 9814万5499株
(2017年3月期)[2]
売上高 単独:151億1,600万円
連結:2,584億3,000万円
(2016年3月期)[3]
営業利益 単体:99億6,300万円
連結:311億2,900万円
(2016年3月期)[3]
経常利益 単体:97億8,700万円
連結:279億1,600万円
(2016年3月期)[3]
純利益 単体:66億5,100万円
連結:136億9,300万円
(2016年3月期)[3]
純資産 単体:1,153億9,900万円
連結:1,133億9,000万円
(2016年3月期)[3]
総資産 単体:4,543億3,000万円
連結:5,632億4,400万円
(2016年3月期)[3]
従業員数 単体:87人
(2016年3月24日現在)[1]
連結:5,604人
(2012年3月31日現在)
決算期 毎年3月31日[1]
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 小田急電鉄株式会社 6.57%
株式会社三井住友銀行 4.17%
株式会社横浜銀行 4.16%
相鉄共済組合 2.49%
日本生命保険相互会社 2.38%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 2.14%
三井住友信託銀行株式会社 1.87%
川崎信用金庫 1.86%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1.43%
三井住友海上火災保険株式会社 1.35%
(2015年3月31日現在)[4]
主要子会社 相鉄グループを参照
外部リンク www.sotetsu.co.jp
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相鉄ホールディングス株式会社(そうてつホールディングス、: Sotetsu Holdings, Inc.)は、相鉄グループを統括する純粋持株会社である。本社は神奈川県横浜市西区北幸二丁目の相鉄本社ビル内に所在。略称は相鉄HD

概要[編集]

相鉄ホールディングスの前身は、大正時代に設立された鉄道事業者相模鉄道である。同社は本業の鉄道事業以外にも、バス事業や不動産事業などを営む多角的経営を行い相鉄グループを形成するとともに、戦後の首都圏への人口集中なども手伝って大手私鉄にまで上りつめたが、バブル崩壊以後の平成不況により経営の効率化を行うことになった。1990年代末から2000年代半ばにかけて鉄道事業とバス事業を除く各事業を分社化、もしくは他社へ譲渡。2009年(平成21年)には鉄道事業を分社化し、商号を相鉄ホールディングスに変更した。この時点では一部のバス事業を行う事業持株会社であったが、2010年(平成22年)に傘下の相鉄バスに全路線を譲渡し、純粋持株会社に移行した。

相鉄本線が乗り入れる横浜駅付近の一等地に数多くの不動産を持つ大地主であり、相鉄グループ内唯一の上場企業東証1部)である。

相鉄グループの全国展開[編集]

ホテルサンルートを買収する形で相鉄グループは実質的に全国展開を行っているものの、これまで相鉄グループ内での自力での首都圏以外への全国展開は行っていなかったが、2015年に相鉄フレッサインが京都府京都市の2箇所で開業させることを発表し、初めて相鉄グループ自力での全国展開を開始させることになった[5][6]。2018年には大阪府大阪市中央区や韓国ソウルでも開業する予定である。

追い出し部屋問題による労働争議[編集]

概要でも延べられている通り、バス事業については2010年に相鉄バスへ事業譲渡された。その後もバス事業の社員は相鉄バスへ出向という形で在籍していたが、2014年の春より会社側より出向して働いている社員が所属する相鉄労働組合員(以下、組合または組合員)に対して、出向先へ転籍するように提案するも「転籍者には退職加給金を支払う」とする反面、「転籍に応じなければバスの仕事をさせない」という転籍を強要。この件をきっかけに大多数の組合員は転籍。その後も転籍せずに残った組合員は通告通りバス事業の出向から復職。復職後は草刈りや駅の清掃、チラシのポスティングなどを命じる所謂追い出し部屋待遇に処される。その後もバス事業の職があるにも関わらず経験したことのないホテルの小修繕、マンション管理、清掃、スーパーやホテル子会社への出向など従事内容を拡大。2016年4月に神奈川県労働委員は相鉄に対して「労使協議を誠実に行うこと」「バス運転業務に戻すこと」「相鉄バスへの出向を継続すること」などを盛り込んだ実効確保の措置勧告を出すが勧告無視(以降2018年1月現在まで18回連続の勧告無視)。2016年6月24日には労使合意無視であり不当として横浜地方裁判所に提訴。2018年4月19日「企業の経営判断として許容される」として「一概に不合理であることは認められない」(新谷晋司裁判長)とし請求を棄却とするとの判決。組合側はこの判決を不服とし「相鉄グループが過去最高益を更新し続けるなか、経営が一方的に労使合意を反故にし、法が禁じる転籍強要を断ったことを理由に、理不尽な配置転換を強いることを容認する不当判決は、社会的にも企業の職権、人事権の濫用を認めることにつながり、私たちは到底受けいれることはできません。」として、今なお労働争議中である。[7][8]

沿革[編集]

前身である相模鉄道時代の沿革も合わせて記す。

相模鉄道
  • 1917年大正6年)12月18日 - 神奈川県高座郡茅ヶ崎町(現:茅ヶ崎市)にて相模鉄道株式会社設立。
  • 1918年(大正7年)7月 - 砂利の採掘、販売の許可を受ける。
  • 1919年(大正8年)9月 - 相模鉄道相模線(現:JR相模線茅ヶ崎駅 - 寒川駅間が開業。
  • 1931年(昭和6年)4月 - 相模線、茅ヶ崎駅 - 橋本駅間が全線開通。
  • 1943年(昭和18年)4月 - 神中鉄道株式会社を吸収合併、路線を相模鉄道神中線(現:相鉄本線)とする。
  • 1944年(昭和19年)6月 - 相模線およびその支線を運輸通信省に買収される(戦時買収私鉄の一つ)。
  • 1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所に株式上場開始(銘柄番号9003)。
  • 1950年(昭和25年)6月 - 乗合バス事業を再開(戦前もわずかに営業していたが、神奈川中央交通に譲渡していた)。
  • 1952年(昭和27年)- スタンダード・バキューム・オイル(現;エクソンモービル)から横浜駅西口の約2万5千㎡の土地を買収。
  • 1955年(昭和30年)12月 - 鉄道車両に初の自社開発電車が登場。
  • 1956年(昭和32年)4月 - 横浜駅西口に横浜駅名店街、高島屋ストア(後の横浜高島屋)開業。
  • 1959年(昭和34年)2月 - 社名略称を「相鉄」、英文略称を「STK」とし、「相」の字をモチーフにした社紋を制定。
  • 1965年(昭和40年)- 本社が神奈川県横浜市西区北幸1-3-23になる。
  • 1950年代から1960年代 - 沿線で盛んに住宅を分譲する。
  • 1966年(昭和41年)7月 - 上場銘柄の略称を「相模」から「相鉄」へと変更。
  • 1971年(昭和46年)
    • 7月 - 鉄道車両に初の冷房付き車両が登場。
    • 8月 - 新相鉄ビルのうち、横浜駅部分が完成。
  • 1972年(昭和47年)8月 - 鉄道車両にパワーウィンドウ付き車両が登場(一般営業用としては世界初)。
  • 1973年(昭和48年)秋 - 新相鉄ビルの高島屋部分が完成。ショッピングセンター「相鉄ジョイナス」開業。
  • 1976年(昭和51年)4月 - いずみ野線 二俣川駅 - いずみ野駅間が開業。
  • 1981年(昭和56年)4月 - 乗合バスに冷房付き車両が登場。
  • 70年代から80年代にかけて - いずみ野線沿線で盛んに住宅を分譲する。
  • 1987年(昭和62年)1月 - 社紋と別に、「S」の字をモチーフにしたシンボルマークを制定。
  • 1988年(昭和63年)8月 - 本社ビルが横浜市西区北幸2-9-14に完成し、本社を同地へ移転。
  • 1989年(平成元年)3月 - 初の高速バスを横浜駅 - 大阪駅間に設定。
  • 1990年(平成2年)
  • 1997年(平成9年) - 貸切バス事業を相鉄自動車に譲渡。
  • 1999年(平成11年)3月 - いずみ野線、いずみ中央駅 - 湘南台駅間が延伸開業。
  • 2001年(平成13年)
  • 2004年(平成16年)12月 - 相鉄観光の大部分の株式を近畿日本ツーリストに譲渡。同社は相鉄グループを離脱(その後、2010年(平成22年)12月に近畿日本ツーリスト神奈川に商号変更)。
  • 2005年(平成17年)4月
    • 不動産分譲事業を相鉄不動産会社分割
    • ビル資産保有事業を相鉄プロバティーズに会社分割。
    • 流通・サービス事業を相鉄流通サービスに会社分割。
  • 2006年(平成18年)
    • 6月 -相鉄イン株式会社を設立し、ビジネスホテル事業に参入。
    • 7月 - 相鉄グループ全体で「S」の字をモチーフにした新グループマーク制定。同時にグループブランドメッセージ「ときめきとやすらぎをつなぐ」を制定。
  • 2009年(平成21年)9月 - 相鉄ホールディングス株式会社へと商号を変更。同時に鉄道事業を相鉄準備会社株式会社に分割し、これを(新)相模鉄道株式会社とした。
相鉄ホールディングス
  • 2009年(平成21年)9月 - 相模鉄道株式会社の商号を変更する形で、相鉄ホールディングス株式会社設立。
  • 2010年(平成22年)10月 - 横浜市内の乗合バス事業を相鉄バスに分割。相鉄ホールディングスは純粋持株会社になる。
  • 2014年(平成26年)9月1日 - サンルートホテルチェーンを運営する株式会社サンルートの全株式がジェイティービーから譲渡され、同社を完全子会社とする[9][10]
  • 2017年(平成29年度)10月1日 - 普通株式5株に対して1株の割合で、株式併合を行った。

グループ経営事業[編集]

バス事業[編集]

2009年(平成21年)に相鉄HDへ商号変更された後も、2010年(平成22年)にかけての約1年間、旧・相模鉄道から引き続き、社内カンパニーとして「自動車カンパニー」を置き、横浜市内で路線バス事業を行っていた。現在はすべての路線が相鉄バスに譲渡されている。相模鉄道系のバスについても同社の記事を参照されたい。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 会社概要”. 相鉄ホールディングス株式会社 (2016年3月24日). 2016年6月19日閲覧。
  2. ^ 決算短信 (PDF)”. 相鉄ホールディングス株式会社 (2017年11月2日). 2017年11月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 決算短信 (PDF)”. 相鉄ホールディングス株式会社 (2016年4月28日). 2016年6月19日閲覧。
  4. ^ 第147期 有価証券報告書 (PDF)”. 相鉄ホールディングス株式会社 (2015年6月29日). 2016年6月19日閲覧。
  5. ^ 2017年 春「(仮称)相鉄フレッサイン 京都四条烏丸」を出店 - 相鉄フレッサイン公式発表
  6. ^ 2017年 春「(仮称)相鉄フレッサイン 京都駅八条口」を出店 - 相鉄フレッサイン公式発表
  7. ^ 相鉄労働組合 http://www.sotetsu-lu.or.jp/2018/01/19/233
  8. ^ 神奈川県 http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1206222.html
  9. ^ “株式会社サンルートの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 相鉄ホールディングス株式会社, (2014年5月30日), https://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/140530_01.pdf 
  10. ^ “相鉄、サンルート買収 JTB傘下ホテル、外国人客取り込む”. 日本経済新聞. (2014年5月30日). https://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNASDZ300GG_30052014TJ1000 2014年6月1日閲覧。 

外部リンク[編集]