コンテンツにスキップ

田城郁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。19012184naka (会話 | 投稿記録) による 2023年5月4日 (木) 03:31個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (略歴)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

田城 郁
たしろ かおる
生年月日 (1959-11-01) 1959年11月1日(65歳)
出生地 日本の旗 日本 栃木県宇都宮市
出身校 小山工業高等専門学校
前職 JR東労組中央本部政策調査部長
所属政党民主党→)
民進党赤松G)→)
無所属

選挙区 比例区
当選回数 2回
在任期間 2010年7月26日 - 2016年7月25日
2022年6月27日 - 2022年7月25日
テンプレートを表示
2011年6月29日、左から田城、大畠章宏国土交通大臣山岡賢次福田昭夫石森久嗣

田城 郁(たしろ かおる、1959年11月1日 - )は、日本政治家労働運動家。元参議院議員(2期)。JR総連JR東労組の組織内候補[1][2]

略歴

栃木県宇都宮市生まれ。現在は東京都在住。国立小山工業高等専門学校3年次修了後、上京し、東映演技研修所に入所。

1979年入所したまま国鉄職員として採用。以後33歳で俳優を断念し、鉄道運転士に専念。山手線運転士だった。1983年、研修所を卒業。組合活動に加入し、国鉄民営化後はJR東労組に参加。池袋支部長、委員長秘書等を歴任。

2001年よりJR総連特別執行委員としてパキスタン入りしアフガニスタン難民支援調査開始。以後、海外協力部長、政策調査部次長等を歴任。アフガニスタン復興支援にも携わる。

2009年、それまで国政選挙に組織内候補を擁立していなかったJR総連の組織内候補に選出。民主党からの立候補を目指し、同郷であった山岡賢次の後押しもあり公認を獲得した。後援会の会長には前JR総連執行委員長の小田裕司が就任した。

2010年7月11日に行われた第22回参議院議員通常選挙民主党公認で比例区から立候補し、14位の113,468票で初当選。なおJR総連は、2013年第23回参議院議員通常選挙では、山岡への見返りに生活の党に移籍した山岡を推薦した[3]。しかし山岡は生活1位の56,372票を得たが、生活は1議席も取れずに落選。

2010年9月29日、中国建国記念レセプションに出席した[4]

2016年3月27日、民主党と維新の党が合流して結成された民進党に参加した[5]。同年7月10日の第24回参議院議員通常選挙に比例区から立候補したが次点で落選[6][7]。。

2018年のJR総連第34回定期大会にて、執行副委員長に選出。

2022年6月24日、同年の第26回参議院議員通常選挙に民進党の比例区で当選していた藤末健三が、自由民主党から立候補するため議員辞職したことにより、名簿当選順位次点だった田城が繰り上げ当選して再選を果たした[8][9]。田城は同参議院議員選挙への立候補を見送ったため、任期は官報告示の同年6月27日[10]から7月25日までとなる。在任期間は29日で、金石清禅の40日を上回り参議院議員1期における在任期間としては最短となった[11]

繰り上げ当選後は会派に所属せず無所属となり、常任委員会外交防衛委員会に配属された[12]が、在任中に国会が開会されずに閉会中審議としての国会審議がなかったことから事実上国会議員としての活動機会はなかった。

政治活動

政策

活動

人物

脚注

  1. ^ [1] 組織部情報 No.43 組織内予定候補「たしろ かおる」民主党公認決定
  2. ^ JR総連定期大会に近藤洋介選挙対策委員長代理が来賓として出席 民進党 2017年6月6日
  3. ^ JR総連、民主化闘争情報、No.876
  4. ^ 中国建国記念レセプション 日本の議員50人出席もあいさつなし
  5. ^ “民進党が結成大会 衆参156人、代表に岡田克也氏選出”. 朝日新聞. (2016年3月27日). http://www.asahi.com/articles/ASJ3W5212J3WUTFK00G.html 2016年3月29日閲覧。 
  6. ^ 田城郁 参院選2016”. 読売新聞. 2016年7月11日閲覧。
  7. ^ 日本放送協会. “比例代表 民進党 -参院選- NHK”. www.nhk.or.jp. 2023年5月4日閲覧。
  8. ^ 2022年(令和4年)6月27日中央選挙管理会告示第20号「平成二十八年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における名簿届出政党等に係る欠員による繰上補充による当選人の住所及び氏名に関する件」
  9. ^ 参院議員に田城郁・元議員が繰り上げ当選…任期は残り1か月”. 読売新聞. 2022年6月24日閲覧。
  10. ^ 『官報』第763号2頁 令和4年6月27日
  11. ^ 小泉旋風の裏で誕生...在職期間最短の参院議員”. 読売新聞 (2001年7月17日). 2022年6月24日閲覧。
  12. ^ 田城 郁(たしろ かおる)”. 参議院 (2022年6月27日). 2022年6月29日閲覧。
  13. ^ 選択夫婦別姓アンケート、mネット、2014年
  14. ^ 民主、憲法審査会規程採決棄権の4氏を注意 読売新聞 2011年5月19日
  15. ^ 政治が動き始めた BLOGOS 2013年3月15日
  16. ^ 朝鮮学校差別問題で院内集会/国会議員など日本人士も参加、180余人 〝許さない!子どもたちへの差別〟 朝鮮新報 2013年4月26日
  17. ^ 米大統領宛に集団的自衛権行使容認「不支持」を要請 蓮舫氏ら 産経新聞 2014年4月21日

関連項目

  • JR総連 - 田城はJR総連の組織内候補である。

外部リンク