国道491号
一般国道 | |
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国道491号 | |
地図 | |
総延長 | 53.0 km |
実延長 | 50.5 km |
現道 | 50.5 km |
制定年 | 1993年 |
起点 | 山口県下関市 才川交差点(北緯34度1分37.81秒 東経131度0分30.79秒) |
終点 | 山口県長門市 新大坊交差点(北緯34度22分12.78秒 東経131度3分8.86秒) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道2号 国道435号 国道191号 |
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国道491号(こくどう491ごう)は、山口県下関市から長門市に至る一般国道である。
概要
瀬戸内海側に面する山口県下関市長府の国道2号分岐を起点に、山口県内を縦断して貴飯峠(きばだお)を越えて、日本海側の長門市油谷の国道191号交点に至る延長53 kmの一般国道の路線である。一般国道の中でも、いわゆる「酷道」とよばれる路線に挙げられており、特に貴飯峠と下関・長門市境で道路幅員が狭いことが特徴として知られる[1]。
山陰自動車道に並行する自動車専用道路として整備が予定されている「俵山・豊田道路」と「長門・俵山道路」(下関市豊田町八道 - 長門市深川湯本間)は国道491号のバイパスとして位置づけられており、俵山・豊田道路起点で国道435号を介して国道491号と間接的に接続する予定である[2]。なお両道路は国道491号現道とは大きく異なる経路となっており、県道下関長門線に並行する経路を取っている。
路線データ
- 起点:山口県下関市長府才川1丁目(才川交差点 = 国道2号交点)
- 終点:山口県長門市油谷河原(新大坊交差点 = 国道191号交点)
- 総延長 : 53.0 km[3][注釈 1]
- 重用延長 : 2.5 km[3][注釈 1]
- 未供用延長 : なし[3][注釈 1]
- 実延長 : 50.5 km[3][注釈 1]
- 指定区間:なし
歴史
1993年4月1日に一般国道の路線を指定する政令の改正により、それまでの山口県道37号下関豊田油谷線・山口県道34号下関長門線の一部を指定して成立した。起点から下関市小月本町2丁目(小月小島交差点)までの間は旧国道2号の区間であり、小月バイパスの完成によりいったん県道下関長門線に降格したものを国道に再昇格させたものである。2013年度(平成25年度)より、小月小島交差点と小月バイパスを直結する「下小月バイパス」の事業に着手している[4]。
路線状況
下関市と長門市を短絡させるルートであり、半分以上の区間は片側1車線で整備されている。 いわゆる「酷道」とよばれる区間は2カ所あり、貴飯峠を挟む下関市菊川町大字貴飯から下関市豊田町大字杢路子(狗留孫山登山口)の間、および下関市・長門市境となる下関市豊田町大字一ノ俣(一の俣温泉付近)から長門市油谷河原(大坊ダム付近)の区間は幅員が1.0車線ときわめて狭く、急カーブ・急勾配が連続する[5]。貴飯峠には「大型車通り抜けできません」の標識、下関・長門市境は「大型車通行困難」の標識が設置されていて、路上には小さな落石や落ち葉や木の枝が落ちているなど、路面状態が悪い[1]。
長門市付近は国道491号の改良工事が進められており、時期によっては通行止めとなっていることもある[6]。
バイパス
重複区間
- 国道435号(山口県下関市豊田町大字浮石・久保田交差点 - 山口県下関市豊田町大字荒木)
道の駅
- きくがわ(下関市)
地理
通過する自治体
交差する道路
脚注
注釈
出典
- ^ a b 鹿取茂雄 2018, p. 68.
- ^ “平成28年度 新規事業候補箇所説明資料 一般国道491号(山陰自動車道) 俵山・豊田道路” (PDF). 国土交通省 中国地方整備局. p. 10 (2016年3月8日). 2017年9月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2019. 国土交通省道路局. 2020年8月31日閲覧。
- ^ 新規事業採択時評価項目調書 一般国道491号 下小月バイパス 道路改築事業 (PDF) - 山口県、2017年9月11日閲覧。
- ^ 鹿取茂雄 2018, pp. 68–69.
- ^ 鹿取茂雄 2018, p. 69.
参考文献
- 鹿取茂雄(著)、磯部祥行(編)「国道491号〈貴飯峠〉」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、68–69、ISBN 978-4-408-06392-8。