笠岡市

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かさおかし
笠岡市
笠岡古城山公園より撮影した笠岡市街地(笠岡駅方向) 2014-01-14 13-25.JPG
古城山公園から笠岡駅方向
Kasaoka Okayama seal.svg
笠岡市章
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
中国・四国地方
都道府県 岡山県
団体コード 33205-4
面積 136.39km2
総人口 49,954
推計人口、2016年6月1日)
人口密度 366人/km2
隣接自治体 井原市浅口市
浅口郡里庄町小田郡矢掛町
広島県福山市
香川県丸亀市三豊市仲多度郡多度津町
市の木 イチョウ
市の花 キク
笠岡市役所
所在地 714-8601
岡山県笠岡市中央町1番地の1
北緯34度30分25.7秒東経133度30分26.5秒座標: 北緯34度30分25.7秒 東経133度30分26.5秒
笠岡市役所
外部リンク 笠岡市

笠岡市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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笠岡市(かさおかし)は、人口約5万人。 岡山県の南西部に位置し、瀬戸内海沿岸にある港町で、大小31の島々からなる笠岡諸島を含む井笠地方の中核都市である。 笠岡湾干拓地べいふぁ~む)と天然記念物カブトガニ繁殖地として有名で、生息地の保全などを通して保護に力を入れている。

備中国に含まれ、かつては源平合戦にも参加した陶山氏。また村上水軍の支配地で、現在のほとんどの市域は江戸時代初期は備後福山藩領、江戸時代中・後期は幕府代官所が置かれた幕府直轄地であった。 現在は広島県福山市に隣接し、生活圏としては福山都市圏の一部である。 ここ数年間、笠岡市の人口減少は井笠地域において頭出。消滅可能性都市(57.8%)に選ばれている。

地理[編集]

神島から笠岡諸島を望む
笠岡湾干拓地

笠岡市は丘陵地が多く平坦な土地が少ないため、平地を確保するために古くは江戸時代より備後福山藩によって吉浜地区など大規模な干拓が行われる。戦後、市の南東部(富岡湾干拓)や南西部(笠岡湾干拓)も行われ、特に笠岡湾干拓地は国営事業で笠岡諸島の一番本土寄りであった神島(こうのしま)までの笠岡湾を大規模に干拓し、1966年に始まり1989年に完成した。
※ 全国で三番目の規模。

瀬戸内海に面し、笠岡湾が入り込んでいる。また、神島より南に笠岡諸島があり六島は岡山県最南端である。

笠岡十名山[編集]

笠岡十名山は笠岡十名山探求会(現・笠岡十名山のぼろう会)が1999年(平成11年)に標高、山の歴史、山頂からの眺望、登山道の有無等を基準として選定した山である。名称には「十名山」と冠するが、実際には14つの山が選ばれている。

  • 御岳山 (320m)
  • 栂丸山 (306m)
  • 応神山 (215m)
  • 妙見山 (282m)
  • 龍王山 (267m)
  • 神の峰
  • 大石山
  • 四尋山
  • 虚空蔵山 (258m)
  • 阿部山 (354m)
  • 八幡山

歴史・江戸時代以降[編集]

代官所跡に残る旧小田県庁門、現在は笠岡小学校

笠岡は天然の良質な港町を持ち、中世より中国地方山間部への街道も整い、(特に現在の庄原市東城町・高梁市川上町・成羽町)との物流で大いに栄えた。戦国時代には陶山氏村上水軍の所領となった。


事業など[編集]

旧茂平村越県合併騒動[編集]

1963年昭和38年)ごろ笠岡市に編入されていた城見村の旧茂平村1889年他2村と共に城見村設立)が笠岡市(岡山県)より分離、福山市広島県)との越県合併を模索した騒動。

騒動の経緯[編集]

茂平村地区は、当時より、地理的(地区が隣接する)、社会的(多くの住民の親戚等が福山市に居住および福山市出身の住民が多い)により福山市との結びつきが特に強い地域であった。そのため、以前より幾度かの合併案はあった。また当時は笠岡湾干拓地の完成前であり、当地区から陸路で笠岡市中心部へアクセスするためには内陸部を経由する大回りルートを取る必要があった。1961年日本鋼管(現:JFEスチール)の世界最大規模の新工場が茂平村地区、広島県深安郡深安町福山市沖へ進出することが決定。それに伴い1962年深安郡深安町福山市と合併、茂平村地区が福山市と隣接するようになる。当時、福山市は経済面、人口面の規模が拡大、松永市との合併による大規模な市の誕生も見込まれていた。更に1963年岡山県和気郡日生町福浦が強い住民運動の末兵庫県赤穂市と合併、編入。このような状況に刺激をうけた住民が1962年年ごろより大規模な合併運動を開始。当時広島県議会議員中川弘(のち福山市長に就任)賛同のもと、福山市議会議員数人の賛同も得た。また、城見村内で旧茂平村地区とと同じ境遇の旧用之江村地区も福山市との合併に賛同し共同で運動を始めた。そして1963年茂平村地区、旧用之江村地区合名で福山市に合併嘆願書を提出した。

騒動の終結[編集]

福山市に合併嘆願書が提出されると、岡山県議会、笠岡市議会からの反対運動が起こる。また、翌年(1964年岡山県知事に地元出身の加藤武徳が就任すると、知事も合併運動に反対し、騒動は終結する。

行政[編集]

  • 市長:小林嘉文2016年4月24日就任、1期目)
  • 副市長 : 岡本裕也(2016年6月4日 就任、元内閣官房行政改革推進事務局係長、元参事官補佐)

公共機関[編集]

  • 笠岡税務署
  • 笠岡労働基準監督署
  • 笠岡公共職業安定所
  • 岡山地方法務局笠岡支局
  • 笠岡公証役場
  • 郵便局(笠岡郵便局 他17箇所、簡易郵便局4箇所)
岡山県
市・行政組合
  • 笠岡消防署
  • 笠岡消防署北出張所
  • 笠岡市立図書館(福山市の図書館とは相互貸借ができる)
  • 笠岡市民病院
  • 公民館(笠岡中央公民館 他16箇所)
  • 笠岡終末処理場(下水処理場)
  • 岡山県西部衛生施設組合(屎尿処理)
  • 岡山県西部環境整備施設組合(ゴミ処理)
  • 井笠広域斎場

下水道普及率[編集]

市内、下水道普及率は約30%

水道[編集]

市内では、高梁川からの水を流入し全域で使用。

まちづくり七本柱[編集]

一、地場産業の育成と企業誘致による雇 用の拡大

二、水道料の値下げ

三、公共交通システムの見直し

四、議員定数の見直しと、まちづくりへの再投資

五、笠岡消防署南署を北木島に設置。夜間救急への迅速な対応

六、経済的支援を中心とした子育て環境の充実

七、目指せ健康長寿世界一

※市長就任後、公約として発信。[1]

スポーツ施設[編集]

笠岡総合グラウンドから見た総合体育館

笠岡運動公園

  • 市民体育センター
  • 多目的広場
  • 市民プール
  • 市営野球場
  • テニスコート

岡山県西部総合運動公園

  • 陸上競技場(サッカー場有り)
  • 笠岡総合体育館
  • テニスコート
  • 多目的広場

その他施設

  • 古代の丘スポーツ公園
  • 太陽の広場
  • 緑道公園
  • 神島ナビックランド(キャンプ場)
  • JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(ミズノオープン会場)

産業[編集]

南西部の茂平(もびら)地区に産業団地があり、工業・流通関係企業集積が進む。またその南側埋め立て地にはJFEスチール西日本製鉄所福山地区の工場が立地する。市内の島嶼部で最大の面積をもつ北木島では採石が盛んであった。産出された石は靖国神社大阪城で使われた。また、真鍋島では花卉の栽培が盛んで、かつては除虫菊が主要栽培品目となっていた。

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

人口推移[編集]

人口[編集]

Demography33205.svg
笠岡市と全国の年齢別人口分布(2005年) 笠岡市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 笠岡市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
笠岡市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 62,405人
1975年 63,413人
1980年 61,917人
1985年 60,598人
1990年 59,619人
1995年 60,478人
2000年 59,300人
2005年 57,272人
2010年 54,256人
総務省統計局 国勢調査より

笠岡市の人口減少は毎年、問題視されており、国内における消滅可能性都市に選ばれている。その為、人口減少への歯止めとなる対応策が急がれ、働く世代向けの企業誘致若い世代の定住促進を目標に進めている。

教育[編集]

小学校[編集]

  • 笠岡市立今井小学校
  • 笠岡市立大井小学校
  • 笠岡市立大島小学校
  • 笠岡市立大島東小学校
  • 笠岡市立笠岡小学校
  • 笠岡市立金浦小学校
  • 笠岡市立北川小学校
  • 笠岡市立北木小学校
  • 笠岡市立神内小学校
  • 笠岡市立神島外小学校
  • 笠岡市立白石小学校
  • 笠岡市立城見小学校
  • 笠岡市立陶山小学校
  • 笠岡市立中央小学校
  • 笠岡市立新山小学校
  • 笠岡市立飛島小学校
  • 笠岡市立真鍋小学校
  • 笠岡市立六島小学校
  • 笠岡市立吉田小学校

中学校[編集]

高等学校[編集]

専門学校[編集]

  • 笠岡歯科技工専門学校

特別支援学校[編集]

  • 岡山県立西備支援学校

テレビ・ラジオ放送[編集]

地上波テレビ放送[編集]

市域の大半が丘陵地にあるため、比較的出力の小さい中継局が多数設置されている。ここでは、受信可能世帯数が最も多い笠岡中継局塚の丸山山頂、各局とも垂直偏波)のチャンネルを記した。

地上波テレビ放送(デジタル)[編集]

局名 NHK岡山 RSK OHK RNC KSB TSC 出力 偏波面 中継局所在地
総合 教育
リモコン番号 1 2 6 8 4 5 7
笠岡デジタル 32ch 45ch 21ch 27ch 20ch 30ch 18ch 30W 垂直 塚の丸山

一部地域では、隣接する福山市の放送を受信できる

AMラジオ放送[編集]

NHKは笠岡地区に中継局がないため、岡山市にある本局を直接受信する。地域によっては、隣接する福山市からの放送波も受信できる。

ただし、山陽放送を除いては夜間の混信妨害が著しい。

FMラジオ放送[編集]

市内では、以下のFM放送が受信可能である。

市全域で受信可能なFM局
一部の地域で受信可能なFM局

隣接する自治体[編集]

広島県福山市との関係[編集]

福山市を中心とする備後都市圏に含まれ、都市雇用圏の定義では10%通勤圏にあたるなど深い交流関係を持つ。両市は消防救急(消防車、救急車の相互出動など)や図書館(笠岡市立図書館と福山市図書館との間の相互貸し出し協定)などで連携している。また、笠岡市茂平地区は福山市立野々浜小学校の通学区域に含まれており、同地区の児童は越県通学している。

交通[編集]

笠岡駅前
西の浜地区から笠岡港と笠岡駅方向を臨む

空港[編集]

  • 1990年)平成2年 - 笠岡湾干拓地に農道空港として作られた笠岡ふれあい空港が完成。毎年8月、空と大地のカーニバルを開催。セスナ機によるショーや持ち寄ったラジコン飛行機の展示など行っている。

鉄道[編集]

  • 西日本旅客鉄道
    • 山陽本線 笠岡駅(同線における岡山県最西端の駅)
    • 山陽本線(笠岡駅~大門駅)間で、開通後、吉浜地区住民による吉浜地区への新駅懇願があったがJR側(国鉄)と市側で折り合いが付かず、ほぼ白紙状態となっている。
    • 山陽新幹線新倉敷駅 - 福山駅間で当市を通過しているが、殆どがトンネル区間である。

なお、上記以外に笠岡市と井原市矢掛町福山市神辺町とを結ぶ井笠鉄道私鉄路線が1913年(大正2年)から1971年(昭和46年)まで存在した。

バス[編集]

道路[編集]

2011年)平成23年 - 西大島~茂平間(神島・干拓地を経由)に国道2号線バイパス(笠岡バイパス)の一部区間が開通。

航路[編集]

伏越地区の新笠岡港全景

笠岡諸島を、笠岡港(三洋汽船乗り場)から客船・高速船で結んでいる。

笠岡港へのアクセス

JR笠岡駅から南へ徒歩、約5分。


新笠岡港(フェリー乗り場)へのアクセス

JR笠岡駅から東へ徒歩、約10分。(東本町商店街を抜け、先の県道高架橋を渡ると便利)

国道2号線、五番町交差点すぐ。(駐車場・待合室有り)

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

観光[編集]

桜の季節には花見で賑わう公園
城山のテラス

祭り[編集]

  • ひったか(毎年旧暦5月5日頃の土曜日夜開催、雨天中止の場合あり。金浦地区で行われる当地の伝統祭り)
  • おしぐらんご(毎年旧暦5月5日頃の日曜日午前中開催、雨天決行。金浦湾で行われる小舟の競争)
    • ひったか当日が雨天の場合は翌日夜に順延となり、おしぐらんご~ひったかの流れとなるが、翌日夜も雨天の場合、翌土曜日夜にひったか開催となる。両祭ともに源平合戦が由来。
  • 白石踊(毎年8月旧盆、国の重要無形民俗文化財
  • 真鍋島走り神輿(毎年5月)
  • 大空と大地のひまわりカーニバル(毎年8月下旬)
  • よっちゃれの夜(笠岡駅前通り)
  • 笠岡いちょう祭(笠岡駅前通り)
  • 土曜夜市(本町通り商店街周辺)

催事[編集]

商業・ギャンブル[編集]

生活[編集]

※ 上記以外にも、国道2号線沿いには有名飲食店や電気・衣料品店、自動車販売店など、新規出店を含め多く出店している。 また、笠岡駅前周辺は旅館や居酒屋・スナック等が集中している。

競輪[編集]

遊技場ホール[編集]

  • ダイナム信頼の森笠岡店
  • ガイア笠岡店(シーサイドモール内)
  • ぴあ'91
  • 笠岡キングスター
  • ウエストキングスター

市内が舞台の作品[編集]

  • 彼のオートバイ、彼女の島片岡義男の作品。笠岡市内にある白石島が舞台となっている。1986年角川書店より映画化)
  • ボビーに首ったけ(同じく片岡義男の作品。物語のヒロインが笠岡市在住という設定である。1985年に角川書店よりアニメ映画化)
  • アプサラス-神の逆鉾-(笠岡市出身の小説家、吉岡平のライトノベル作品。物語の舞台であるO県・壇内市のモデルとなっており、実在の土地・建物の多くがそのまま描写されている。ちなみに壇内市という名称はラヴクラフトの作品『ダンウィッチの怪』のもじりである)
  • 映画釣りバカ日誌では船釣のシーンの一部を神島沖で撮影している。

市ゆかりの著名人[編集]

笠岡城城主[編集]

名誉市民[編集]

  • 小野竹喬(日本画家/笠岡市出身)
  • 小野博(初代 - 第6代笠岡市長)
  • 渡邊嘉久(元市議,第7代 - 第12代笠岡市長)
  • 天野與市(元県議)
  • 伊藤大孝(元県議)

笠岡思民(しみん)大使[編集]

出身著名人[編集]

名物・名産品・おみやげ[編集]

代表名店[編集]

  • しゃこ丼の店(西の浜地区/笠岡駅から西へ、約1㎞。/不定休、またはシャコがなくなり次第閉店。)
  • みやま(神島地区/笠岡駅から東へ、約5㎞。/笠岡ラーメンでは無いが、市外からもラーメン通が訪れる名店。/普段の座席数、9席。)
  • 坂本(中央町/笠岡駅から西へ、徒歩5分。/市内で一番古い笠岡ラーメンの店。 )
  • いではら(西本町/笠岡駅から西へ、徒歩6分。坂本から北西へ100m。/市内で笠岡ラーメンと言えば『いではら』と答えが返るくらいの名店。)
  • タカタのたまご(尾坂地区/笠岡駅から北へ、約10㎞。/2015年に営業開始。/玉子かけご飯がメイン。)
  • 魚行人 一休(富岡地区/笠岡駅から東へ、約3㎞。/料亭としては老舗。市内で知らない人はいない程。)

その他[編集]

  • 道の駅 笠岡べいふぁ~む(カブト東町/笠岡駅から南へ、約6㎞。/笠岡バイパス沿い。/四季を通して草花など楽しめる大広場があるのが特徴。魚の詰め放題は有名。)

脚注[編集]

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  1. ^ 広報かさおか特別号(2016年 7月)2P。発信!!市長室
  2. ^ a b 友好都市/友好握手都市に関すること”. 笠岡市 (2011年4月11日). 2014年6月13日閲覧。
  3. ^ さんようタウンナビ 『笠岡の大使に千鳥・大悟さん 魅力発信へ10日に委嘱』、山陽新聞社(2013年(平成25年)1月4日)、2013年(平成25年)1月10日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]