長府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
長府
ちょうふ
日章旗 日本
地方 中国地方
山陽地方山陰地方
中国・四国地方
都道府県 山口県
自治体 下関市
旧自治体 長府町
面積
17.63km²
世帯数
13,373世帯
総人口
29,761
登録人口、2011年12月31日現在)
人口密度
1,688.09人/km²
隣接地区 本庁地区勝山地区王司地区
下関市役所長府支所
北緯33度59分55.98秒 東経130度59分26.82秒 / 北緯33.9988833度 東経130.9907833度 / 33.9988833; 130.9907833座標: 北緯33度59分55.98秒 東経130度59分26.82秒 / 北緯33.9988833度 東経130.9907833度 / 33.9988833; 130.9907833
所在地 〒752-0974
山口県下関市長府土居の内町1番6号
長府の位置(山口県内)
長府
長府
テンプレートを表示
霊鷲山からみた長府全景(2005年9月9日撮影)

長府(ちょうふ)は、山口県下関市の長府地区 (下関市役所支所設置条例で示された下関市役所長府支所の所管する区域) を指す地域名称。

本項では同地域にかつて所在した豊浦郡長府村(ちょうふむら)、長府町(ちょうふちょう)についても述べる。

地域概要[編集]

  • 下関市の中心部から北東へ約8km、下関市の東方に位置する。東は周防灘に面し、北は王司地区、西は勝山地区 (新下関地区) 、南は本庁地区 (旧々市部) と隣接する。
  • 勝山地区と本庁地区の境には山あるいは峠がある。主な山として、北から四王司山 (しおうじさん、標高392m)准胝(准堤)山 (じゅんていさん、標高176m。別名は准堤峯 ( ‐ ほう)、覚苑寺山 (かくおんじさん)。山中に国道2号・長府トンネルが通る。)霊鷲山 (りょうじゅせん、標高278m)火の山 (標高268m、東麓・関門海峡海岸線に国道9号が通る)などがある。
  • 域内には、JR山陽本線、国道2号、国道9号、県道247号(長安線)県道246号 (功山寺以南は『野久留米街道』と呼ばれる) が通る。北東部の松小田にJR山陽本線長府駅がある。
  • 長府地区の土地利用は住宅や工場を主とするが、南端および北端には田畑が残る。近年、ゆめタウン長府付近の国道2号沿線に商業施設が立地するようになった。長府は北を除く三方は海や山に囲まれており、勝山地区や本庁地区の市街地との連続性はない。北を接する王司地区も、ゆめタウン長府付近など国道沿いの一部に宅地・店舗があるものの、地区の大部分は農業用地や林野である。そのため、長府の市街地は、下関市のなかにあって一種独特なものとなっている。
  • 長府地区の町名は全て「長府○○町」と長府と頭に付くが、同地区内でも千鳥ヶ丘町や、ゆめタウンなど長府がつかない町名もある。
  • 人口は29,780人。 (2009年2月28日時点での登録人口、下関市役所ホームページによる。)
  • 地区面積は17.63km2。(2007年10月1日時点、下関市役所ホームページによる。)

地名由来と地域のあゆみ[編集]

ちょうふちょう
長府町
廃止日 1937年3月26日
廃止理由 編入合併
長府町 → 下関市
現在の自治体 下関市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方
山陽地方山陰地方
中国・四国地方
都道府県 山口県
豊浦郡
総人口 11,488
国勢調査1935年
隣接自治体 下関市
豊浦郡勝山村王司村
長府町役場
所在地 山口県豊浦郡長府町
 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト

自治体としての沿革[編集]

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、豊浦村、豊浦町、高畑村、前田村が合併して豊浦郡長府村が発足。
  • 1911年(明治44年)4月1日 - 長府村が町制施行して長府町となる。
  • 1937年昭和12年)3月26日 - 長府町が下関市に編入。同日長府町廃止。

地域区分[編集]

長府は、土地利用状況と町の広がりの変遷から、南西部、北東部、臨海部の三つに大きく分けられる。

「維新発祥の地」石碑(2013年11月24日撮影)
南西部
  • 印内交差点から分岐する国道2号と国道9号に挟まれた地域である。
  • 忌宮神社を中核として町が形成されており、観光地・城下町長府として景観整備がなされている。その城下町エリアは、長府藩5万石の古い街並みと神社・仏閣を残すほか、旧山陽道市道松原長府駅前線)沿い及び忌宮神社参道 (鳥居前) に長府商店街が存在し、下関市役所長府支所、長府郵便局豊浦高等学校長府高等学校が立地する。昔ながらの町割りが残るゆえに地域内の道路は隘路が多く、居住者のほか生徒や観光客などが行きかうことから、乗用車での通行には注意を要する。
  • 城下町エリアの周りに新旧の住宅が並び、野久留米街道 (県道246号功山寺以南) 沿いには昔ながらの田園風景が残る。城下町エリアおよびその周辺においては、マンションの建設およびコンビニエンスストアなど小売店舗の新規出店が抑制される傾向にあるが、これには景観整備や商店街保護という都市計画上の意図に加えて、戸建住宅や零細商店などが地域内に隈なく広がっていることで土地確保上の困難が生じていることに起因する。
  • JR長府駅から離れた場所にあるが、バス停「城下町長府(鳥居前)」に国道9号線を通るサンデン交通バス (下関駅発着、小月宇部方面。火の山行きを除く。) が全て停車することで、公共交通利用上の不便がある程度は補完されている。しかし、下関市の中部・西部 (新下関山の田安岡) 方面に向かうバスの便数は少なく、自家用車を利用する場合を除いては、同方面へのアクセス環境は悪い。
  • 長府商店街は、郊外型量販店の相次ぐ出店に加え、経営者の高年齢化及び旧来型営業形態の維持が足かせとなり、全体として衰退傾向にある。
北東部
  • 印内交差点から長府トンネルまでの国道2号より東側の地域である。
商業開発が進む国道2号沿線(長府駅以北)(2007年2月8日撮影)
  • 主として住宅地である。かつて旧山陽道沿いを除く地域のほとんどは農地・林野であったが、近年宅地整備が進み、人口の増加に伴って長府小学校や長成中学校が開校されることとなった。
  • JR長府駅下関競艇場長府警察署ゆめタウン長府が立地する。
  • 長府・南西部とは対照的に、マンションや新規小売店舗などの建設が進んでいる。長府駅より北側の国道2号沿線では、国道2号拡幅工事(1990年代)とゆめタウン長府(所在地は「下関市ゆめタウン1-1」)の開店(1993年(平成5年))をきっかけに工業用地・荒地の商業用地への転用が進み、ロードサイド店舗ガソリンスタンドが立ち並ぶ場所となった。
臨海部
  • 御舟手・外浦を除いたほとんどの部分が埋め立てられ、下関市有数の工業団地 (長府港町、長府扇町) となっている。(主な立地企業は、下記項目「工業」を参照のこと。)
  • ちなみに、長府には「金屋浜」や「中浜」という地名があるが、これらは埋立前に海岸線付近であったころの名残りである。

名所・旧跡[編集]

施設[編集]

文化・観光・娯楽[編集]

(以下、かつてあったもの)

  • 長府野球場(のち陸上競技場) - 1929年(昭和4年) - 1938年(昭和13年)。跡地に軍需工場(神戸製鋼所)。
  • 長府楽園地 - 1932年(昭和7年) - 1938年(昭和13年)。跡地に軍需工場(神戸製鋼所)。
  • 山電パーク長府遊園地 ― この場所に昭和58年に下関市立美術館ができた。
  • 下関水族館 - 1956年(昭和31年) - 1999年(平成11年)。台風による被害をきっかけに閉鎖。2001年(平成13年)に市立しものせき水族館 海響館として唐戸に移転オープン。跡地には、国立病院機構関門医療センター東駅から移転した。串崎城跡にある鯨館は外観のみ存在している。
  • マリンランド - 1971年(昭和46年) - 1999年(平成11年)。台風による被害をきっかけに、マリンホテル・温泉を残してすべて閉鎖・廃業。敷地の一部にイオン長府ショッピングセンター開業。

商業[編集]

工業[編集]

文教[編集]

(以下、かつてあったもの)

城下町長府への交通アクセス[編集]

  • JR山陽本線下関駅からサンデン交通バス(小月方面)に乗車、「城下町長府(鳥居前)」バス停で下車。
  • JR山陽本線長府駅から南へ徒歩30分、あるいはサンデン交通バス(下関駅方面)に乗車して「城下町長府(鳥居前)」バス停で下車。
  • 中国自動車道下関ICまたは小月ICから車で約10分。(観光駐車場 長府観光会館)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]