兵庫県第2区
兵庫県第2区 | |
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行政区域 |
神戸市兵庫区・北区・長田区、西宮市(旧塩瀬村・山口村域) (2024年1月1日現在) |
比例区 | 近畿ブロック |
設置年 |
1994年 (2017年区割変更) |
選出議員 | 赤羽一嘉 |
有権者数 |
382,827人 1.688 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2023年9月1日) |
兵庫県第2区(ひょうごけんだい2く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
[編集]現在の区域
[編集]2017年(平成29年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。2017年の区割り変更により、西宮市北部に位置する山口支所と塩瀬支所の管内が7区より移行している。
神戸市中心部に近く、沿岸部に位置する下町・工業・港湾地帯であり、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた兵庫区と長田区、六甲山地の北側に位置し、鈴蘭台や北神地域などの新興住宅地や有馬温泉を擁し、山田錦などの栽培で農業も栄えている北区、西宮市中心部から離れた地域とはいえ、上山口丸山ニュータウンや西宮名塩ニュータウン、武田尾温泉を擁し、北区と同様の街並みである西宮市北部で構成されている。このため、各地域の環境は異なりかつ距離感もあり、また有権者意識にも大きな差がある。
2017年以前の区域
[編集]1994年(平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3]。
- 神戸市
- 兵庫区
- 北区
- 長田区
歴史
[編集]1996年は新進党のブームに乗り、2000年以降は選挙協力により自由民主党が候補を擁立しなかったため公明党の赤羽一嘉が連続で当選し続け、兵庫8区と同様に比例復活も含めて自民党の議員が1人も選出されていない数少ない選挙区の1つとなっている。2000年の第42回衆議院議員総選挙では、兵庫県独自の枠組みによる「連合・五党協」の影響から民主党も候補を擁立できず、兵庫8区のように保守系候補が無所属で出馬することもなかったため「『公明・共産・自由連合』の究極の選択」と揶揄された。
その後の第43回衆議院議員総選挙からは公明党と民主党による本格的な与野党対決となる。第43・44回は赤羽が制したが、第45回は民主党の新人向山好一が民主党への強力な追い風に乗り初当選した。第46回では赤羽が向山を大差で破って返り咲いた。第47回でも赤羽が向山を下して当選。その後、向山は兵庫県議会議員に転じた。区割変更後最初の総選挙となった第48回でも赤羽が無所属で出馬した舩川治郎を破り当選を果たしている。
小選挙区選出議員
[編集]選挙結果
[編集]時の内閣:石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:37万9096人 最終投票率:50.98%(前回比:0.01%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 66 | 公明党 | 前 | 70,018票 | 37.17% | ―― | 自由民主党推薦 | |
比当 | 阿部圭史 | 38 | 日本維新の会 | 新 | 48,289票 | 25.63% | 68.97% | ○ | |
舩川治郎 | 57 | 立憲民主党 | 新 | 39,785票 | 21.12% | 56.82% | 国民民主党兵庫県連・社会民主党兵庫県連合推薦 | ○ | |
武内由美子 | 64 | 日本共産党 | 新 | 16,333票 | 8.67% | 23.33% | |||
瀬尾英志 | 39 | 参政党 | 新 | 13,954票 | 7.41% | 19.93% |
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:38万5611人 最終投票率:50.97%(前回比:4.99%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 63 | 公明党 | 前 | 99,455票 | 54.21% | ―― | 自由民主党推薦 | |
舩川治郎 | 54 | 立憲民主党 | 新 | 61,884票 | 33.73% | 62.22% | 国民民主党兵庫県連推薦 | ○ | |
宮野鶴生 | 64 | 日本共産党 | 新 | 22,124票 | 12.06% | 22.25% |
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:39万1704人 最終投票率:45.98%(前回比:2.03%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 59 | 公明党 | 前 | 89,349票 | 52.53% | ―― | 自由民主党推薦 | |
舩川治郎 | 50 | 無所属 (民進党籍) | 新 | 41,238票 | 24.24% | 46.15% | |||
平松順子 | 68 | 日本共産党 | 新 | 39,502票 | 23.22% | 44.21% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:35万3378人 最終投票率:48.01%(前回比:7.15%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 56 | 公明党 | 前 | 78,131票 | 49.29% | ―― | 自由民主党推薦 | |
向山好一 | 57 | 民主党 | 元 | 48,796票 | 30.79% | 62.45% | ○ | ||
平松順子 | 65 | 日本共産党 | 新 | 31,575票 | 19.92% | 40.41% |
- 向山は2015年の第18回統一地方選挙で実施された兵庫県議会議員選挙に北区選挙区から立候補し、当選。その後、第50回は兵庫3区より立候補し、比例復活当選。
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 最終投票率:55.16% (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 54 | 公明党 | 元 | 87,969票 | 47.32% | ―― | 自由民主党、日本維新の会推薦 | |
向山好一 | 55 | 民主党 | 前 | 43,900票 | 23.62% | 49.90% | ○ | ||
五島大亮 | 35 | 無所属 | 新 | 30,658票 | 16.49% | 34.85% | × | ||
貫名ユウナ | 61 | 日本共産党 | 新 | 23,367票 | 12.57% | 26.56% |
- 五島は2013年に執行された神戸市議会議員補欠選挙(北区選挙区)に立候補し、当選。
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 向山好一 | 52 | 民主党 | 新 | 111,208票 | 48.94% | ―― | ○ | |
赤羽一嘉 | 51 | 公明党 | 前 | 88,502票 | 38.95% | 79.58% | |||
井村弘子 | 63 | 日本共産党 | 新 | 23,041票 | 10.14% | 20.72% | |||
竹内知弘 | 45 | 幸福実現党 | 新 | 4,485票 | 1.97% | 4.03% |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 47 | 公明党 | 前 | 106,056票 | 48.08% | ―― | ||
泉房穂 | 42 | 民主党 | 前 | 83,380票 | 37.80% | 78.62% | ○ | ||
平松順子 | 55 | 日本共産党 | 新 | 31,155票 | 14.12% | 29.38% |
- 泉は2011年の第17回統一地方選挙後半に執行された明石市長選挙に立候補し、当選。
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 45 | 公明党 | 前 | 83,379票 | 43.21% | ―― | ||
比当 | 泉房穂 | 40 | 民主党 | 新 | 80,061票 | 41.49% | 96.02% | ○ | |
平松順子 | 54 | 日本共産党 | 新 | 29,510票 | 15.29% | 35.39% |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 42 | 公明党 | 前 | 79,750票 | 43.26% | ―― | ||
平松順子 | 50 | 日本共産党 | 新 | 66,820票 | 36.25% | 83.79% | |||
桜井良生 | 44 | 自由連合 | 新 | 37,762票 | 20.49% | 47.35% | ○ |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 赤羽一嘉 | 38 | 新進党 | 前 | 63,676票 | 34.19% | ―― | ||
奥谷通 | 45 | 自由民主党 | 新 | 54,570票 | 29.30% | 85.70% | ○ | ||
井村弘子 | 50 | 日本共産党 | 新 | 34,699票 | 18.63% | 54.49% | |||
高見裕一 | 40 | 新党さきがけ | 前 | 30,537票 | 16.40% | 47.96% | ○ | ||
清水和一郎 | 58 | さわやか神戸市民の会 | 新 | 2,744票 | 1.47% | 4.31% |
脚注
[編集]- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第193回国会 制定法律の一覧 >衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第五十八号(平二九・六・一六)”. 衆議院 (2017年6月16日). 2021年10月2日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
- ^ “兵庫県”. 総務省. 2023年1月9日閲覧。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年10月2日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。