すばらしき仲間

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すばらしき仲間
ジャンル トーク番組ドキュメンタリー番組
出演者 全員ゲスト
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
シリーズ数 2
製作
チーフ・プロデューサー 久松定隆、斎藤裕敬
製作 中部日本放送
イースト
レギュラー放送
放送局TBS系列
映像形式4:3
音声形式モノラルステレオ
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1976年1月4日 - 1992年3月29日
放送時間日曜日 22:00 - 22:30
放送分30分
回数830[1]
すばらしき仲間
プロデューサー久松定隆
高橋京子
九鬼通夫
日向英昭
オープニング演奏:ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズII
放送期間1976年1月4日 - 1987年9月27日
放送時間日曜 22:00 - 22:30
放送分30分
すばらしき仲間II
プロデューサー池上照子
保田正明
北辻利寿
オープニングボブ佐久間(前期)
斉藤ノブ(後期)
放送期間1987年10月11日 - 1992年3月29日
放送時間日曜 22:00 - 22:30
放送分30分
すばらしき仲間〜Forever〜
出演者徳光和夫
清水ミチコ
放送期間2017年12月28日 - 12月29日
放送時間16:55 - 17:50
放送分55分
回数2
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すばらしき仲間
ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズIIシングル
A面 すばらしき仲間
B面 ビューティフル・サンデー
リリース
ジャンル カントリー・ミュージック
時間
レーベル RCA / RVC
(RVS-1008)
作詞・作曲 宇山清太郎(作詞・#1)
ダニエル・ブーン、ロッド・マックイーン(#2)
亜美ゆう(日本語訳詞・#2)
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すばらしき仲間』(すばらしきなかま)は、1976年1月4日から1992年3月29日までTBS系列局で毎週日曜日の22:00 - 22:30(JST)に放送されていたトーク番組、およびドキュメンタリー番組である。中部日本放送(CBC)とイーストの共同製作。本田技研工業(HONDA)の一社提供。

概要[編集]

芸能スポーツ学術など様々な分野で活躍する人物3 - 4人が集い、トークを展開する内容[2][3][4]。出演者の一人が自ら企画に携わる斬新な構成で、多くの賞に輝いた。第1回のゲストは作家の井上ひさし夫妻と藤本義一夫妻であった[5]

手拍子のリズムが印象的なカントリー・ミュージック調のテーマ曲は、ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズIIの演奏によるものであった。このオープニングの絵はポール・デービスによるもので[注釈 1]、当時はシビックのCMにもイラストを提供していた。

1987年10月に『すばらしき仲間II』(すばらしきなかま ツー)と改題し、従来のトーク形式から人物ドキュメンタリー形式へとリニューアルした。テーマ曲もボブ佐久間作曲の新しいものに変わり、日本語の提供読みが廃止された代わりにテーマ曲の最後に英語のコーラスで提供を紹介していた。しかし、TBS側の編成上の都合もあって1992年3月29日放送分をもって終了し、16年3か月間の歴史に幕を下ろした。当番組は『すばらしき仲間II』を含めて830回放送された[1]。その後、CBC製作枠は金曜19:00枠へ移動し、この枠で次の製作番組『クイズ!おみごと日本』がスタートした。また、HONDA一社提供枠は土曜23:30枠へ移動し、この枠で次の提供番組『HEARTに聞け』(TBS)がスタートした。

1996年1月3日14:00から1時間の特別番組『所&伊東のすばらしき仲間96秘境初ぶろ』と題して復活した。その時の司会は所ジョージ伊東四朗である。

神奈川県横浜市にある放送ライブラリーには、この番組の記録映像が3本保存されている[6]

系列局の枠を超えての共演[編集]

1983年10月16日の放送で、NHKテレビ東京以外の民放4局の看板ニュースキャスター(日本テレビ小林完吾、TBSの新堀俊明フジテレビ山川千秋テレビ朝日小松錬平。うち小松は朝日新聞編集委員で、他の3人は各放送局のアナウンサー、または報道記者。肩書き・所属は当時)が総出演し、「勢ぞろい!!キャスター裏話」と題して座談を行った。この回では新堀が司会を務めた[注釈 2]

すばらしき仲間〜Forever〜[編集]

2017年12月28日12月29日には『すばらしき仲間〜Forever〜』と題した特別番組を放送(16:55 - 17:50、中京ローカル)。司会は徳光和夫清水ミチコが務めた[8][9]

過去の放送分から希少価値の高い放送回(但し映像が現存しているもののみ)を厳選し、2日間に分けて放送した。放送された内容は以下の通り(順不同)。

12月28日
12月29日

スタッフ[編集]

すばらしき仲間[編集]

すばらしき仲間II[編集]

  • タイトル音楽:ボブ佐久間(前期)、斉藤ノブ(後期)
  • アシスタントプロデューサー:橋口エリ子、長島房子(イースト)
  • プロデューサー:池上照子(電通)、保田正明(イースト)、北辻利寿(CBC)
  • チーフプロデューサー:久松定隆(電通)、斎藤裕敬(CBC)
  • 製作著作:中部日本放送、イースト

放送局[編集]

放送対象地域 放送局 系列 ネット形態 備考
中部広域圏 中部日本放送 TBS系列 制作局 「〜Forever〜」は認定放送持株会社移行に伴い分社化したため、CBCテレビ。
北海道 北海道放送 同時ネット
青森県 青森テレビ
岩手県 IBC岩手放送
山形県 テレビユー山形 1989年10月1日[注釈 6]開局から
宮城県 東北放送[10]
福島県 テレビユー福島 1983年12月4日開局から。
当日は「出た‼ 福島の温泉街に…!?」のタイトルで土湯温泉で収録された[11]
関東広域圏 TBSテレビ
山梨県 テレビ山梨
新潟県 新潟放送[10]
長野県 信越放送[10]
静岡県 静岡放送[10]
富山県 チューリップテレビ 1990年10月7日開局から
石川県 北陸放送
近畿広域圏 毎日放送
岡山県・香川県 山陽放送 1979年3月までは岡山県のみネット
鳥取県島根県 山陰放送
広島県 中国放送
山口県 テレビ山口 1987年9月まではフジテレビとのクロスネット
高知県 テレビ高知
福岡県 RKB毎日放送
長崎県 長崎放送
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ テレビ静岡テレビ寺子屋」オープニングでもポールの画が使われたこともある。なおCBCとテレビ静岡は共に中日新聞社と資本関係を持つ局である。
  2. ^ 放送時の模様については出演者の小林完吾の著書に写真で収録されている[7]
  3. ^ 当時:日本テレビアナウンサー。
  4. ^ 当時:フジテレビアナウンサー。
  5. ^ ロゴ表記は時期により「CBC中部日本放送」(最後のCの中に小さく中部日本放送のロゴ)、「CBC」、「中部日本放送」のいずれかが使われていた。
  6. ^ 当日のゲストはさだまさし

出典[編集]

  1. ^ a b 中部日本放送『中部日本放送50年のあゆみ』2000年、199頁。 
  2. ^ 「(放送界パトロール) / 土岐唯男」『電子』第16巻第8号、日本電子機械工業会、1976年8月1日、38 - 39頁、NDLJP:2370929/21 
  3. ^ 「(放送界パトロール) / 土岐唯男」『電子』第19巻第12号、日本電子機械工業会、1979年12月1日、38 - 39頁、NDLJP:2370969/21 
  4. ^ 「〈折り込み〉週間番組表と番組ガイド」『財界ふくしま』第12巻第11号、行政問題研究所、1983年11月10日、88頁、NDLJP:2832618/47 
  5. ^ 中部日本放送『中部日本放送50年のあゆみ』2000年、198頁。 
  6. ^ 検索結果 - 放送ライブラリ公式ページ”. 放送ライブラリー. 2015年12月3日閲覧。
  7. ^ 小林完吾『この愛、こだまして すべてのいのちに優しさを』廣済堂出版、1992年9月15日、297頁。ISBN 4-331-50374-7 
  8. ^ http://hicbc.com/tv/2017-2018/1228/
  9. ^ http://hicbc.com/tv/2017-2018/1229/
  10. ^ a b c d 日刊スポーツ』1976年1月4日付テレビ欄。
  11. ^ 福島民報』1983年12月4日付朝刊テレビ欄。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

TBS系列 日曜 22:00 - 22:30枠
前番組 番組名 次番組
妻のあした
(1975年10月5日 - 1975年12月28日)
すばらしき仲間
(1976年1月4日 - 1987年9月27日)

すばらしき仲間II
(1987年10月11日 - 1992年3月29日)
たけし・所のドラキュラが狙ってる
(1992年4月19日 - 1995年3月26日)
※22:00 - 22:54
TBS系列 プライムタイムのCBC(中部日本放送)制作枠
妻のあした
(1975年10月5日 - 1975年12月28日)
すばらしき仲間
(1976年1月4日 - 1987年9月27日)

すばらしき仲間II
(1987年10月11日 - 1992年3月29日)
  • ここまで日曜22時台前半枠
クイズ!おみごと日本
(1992年4月10日 - 1992年9月18日)
  • ここから金曜19時台前半枠