ドラえもん 新・のび太の日本誕生

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ドラえもん
新・のび太の日本誕生
36th Doraemon the Movie:
Nobita and Birth of Japan 2016
監督 八鍬新之介
脚本 八鍬新之介
原作 藤子・F・不二雄
出演者 レギュラー
水田わさび
大原めぐみ
かかずゆみ
木村昴
関智一
ゲスト
白石涼子
下和田ヒロキ
伊東みやこ
甲斐田ゆき
大塚芳忠
棚橋弘至
真壁刀義
小島よしお
音楽 沢田完
主題歌 山崎まさよし空へ[1]
製作会社 映画ドラえもん製作委員会
配給 日本の旗 東宝
香港の旗 洲立影片發行(香港)
台湾の旗 又水整合
シンガポールの旗 Golden Village Pictures
中華人民共和国の旗 華夏電影[2]
公開 日本の旗 2016年3月5日
マレーシアの旗 2016年5月26日
ベトナムの旗 2016年5月27日
シンガポールの旗 2016年6月9日
中華民国の旗 2016年7月1日
中華人民共和国の旗 2016年7月22日[3]
香港の旗 2016年8月4日[4]
大韓民国の旗 2016年12月21日[5]
イタリアの旗 2017年1月26日
タイ王国の旗 2017年2月16日
上映時間 104分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 41億2000万円[6]
前作 ドラえもん のび太の宇宙英雄記
次作 ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険
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ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(ドラえもん しん のびたのにっぽんたんじょう、英題: Doraemon the Movie: Nobita and Birth of Japan 2016)は、2016年3月5日日本で公開された映画ドラえもんシリーズ第36作。

キャッチコピーは『友情は、7万年の時をこえる。』、『パパは、20世紀の「日本誕生」を見た。僕は、21世紀の「日本誕生」を見る。』、『ドラえもん映画は、タイムマシンみたいだ。誰もが同い年になれる。』、『むかしむかし、日本をつくったのは勇気と友情でした。』、『ボクたちだけのひみつの日本(ばしょ)―』。

解説[編集]

1989年3月11日に公開され、映画ドラえもん最多の観客動員数420万人を記録した『ドラえもん のび太の日本誕生』のリメイク作。今作は『のび太の日本誕生』同様に、主人公であるドラえもんが主役となり全般を通して活躍する作品となっている。

ドラえもん のび太の宇宙英雄記』(2015年)に引き続きのび太たちの服装が長袖となっており、季節は6月[注 1]とされている。

沿革[編集]

  • 2015年7月10日 - 正式に公開するとの発表がされた[7]
  • 2015年7月15日 - 映画公式サイトが公開。
  • 2015年7月24日 - 映画館のほか、テレビアニメの放送で特報映像が初公開。
  • 2015年10月21日 - ゲスト声優が発表(後述)。
  • 2015年12月11日 - 本予告公開。さらに詳細なストーリーが明らかとなった。公式ホームページも同日リニューアル。
  • 2016年3月3日 - 4分40秒のプロモーション映像が公開。
  • 2016年11月18日 - 映画の後日談に当たる「いつでもどこでもスケッチセット」(てんとう虫コミックス41巻収録)が放送。

ゲスト声優[編集]

ゲスト声優は新日本プロレス棚橋弘至真壁刀義お笑い芸人小島よしおの3人。本作ではクラヤミ族役を務めるほか、子役のエヴァとともにスペシャル応援団「ウンタカ!ドラドラ団」を結成。応援ソングの「ウンタカダンス」がテレビアニメ『ドラえもん』のエンディングテーマとして2015年10月30日から2016年2月19日と同年4月29日より放送された[8]

作風[編集]

本作では、前作『のび太の宇宙英雄記』(2015年)で用いられたテレビアニメ版と同じく均一の描線から『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年)までアニメ第2作第2期シリーズ映画の特徴でもあった鉛筆のタッチと筆圧の強弱を意識した描線に再変更された。また、美術背景は『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年)に引き続き清水としゆきが担当し、テレビアニメ版に近い作風で描かれている[注 2]。また、旧作にはなかった、のび太の両親がのび太を心配したり、のび太の3匹の架空動物との強い結びつき、タイムパトロール隊長がのび太のある悲しみを理解し、思いやるなどといった、各登場人物が心情を想う描写も挿入されている。更にタイムパトロールが終盤の展開に強く関わった原作・旧作から、今作では主人公であるドラえもんが自らの手でギガゾンビとの戦いに決着をつけるラストバトルが挿入されていたり、途中でドラえもんらとはぐれてしまったのび太が自らの力で立ち上がろうとするなど、ドラえもんやのび太たちが自力で困難を乗り越えていく姿が描かれている。旧作・原作では名前のみ登場だった、スネ夫のママとしずかのママも台詞無しで登場したが、旧作・原作にあった先生の登場場面がカットされている。

原作および旧作には登場していないドラミが『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』(2013年)以来、3年ぶりに登場する。一方で、リメイク作品では『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006年)以来、主要キャラクターだけではなくサブキャラクターにもオリジナルキャラクターが登場していない。また、旧作の日本誕生(1989年)に登場した毛犀の代役として古代の野牛が、ワニの代役として古代の巨大オオサンショウウオが、サーベルタイガーの代役としてホモテリウムが登場していた。また、旧作同様、トキが登場しており、ジャイアンがトキの絶滅を心配をするシーンがある。

ドラえもん のび太と緑の巨人伝』(2008年)以来8年ぶりに挿入歌がなく[注 3]、そのかわりに本作では主題歌である「空へ」と、オープニングテーマの「夢をかなえてドラえもん」をオーケストラ風にアレンジした劇伴が挿入されている。

過去の映画をオマージュした場面や描写、台詞がいくつか登場しており、特に『のび太の恐竜2006』(2006年)を意識した物が多い。今回は、先述の通り旧作の後半にはなかったドラえもんとギガゾンビの直接対決が描かれている。

『のび太の新魔界大冒険』を除くリメイク作品同様、今作自体の漫画版は描かれておらず、アナザーストーリーである超特別編はおろか「ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜」で掲載された四コマ漫画もなく、本作新作書下ろし漫画が一切ない作品となっている。

映画のタイトルロゴデザインや宣伝スタイルが前作『のび太の宇宙英雄記』(2015年)までの物とは一線を画した物となっているのも大きな特徴である。「映画ドラえもん」の「映画」の部分が映画フィルムをイメージしたデザインに変更されたほか、「日本誕生」の文字部分にいたっては荘厳なイメージでデザインが施されている。ポスターなどに使用されるキービジュアルはイラストレーター金子ナンペイが原画の仕上げを担当し、リアルタッチで濃い画風を生かした独特の雰囲気を持つビジュアルへと仕上げた[9][10][11]。宣伝ポスターについても前述のキービジュアルを使用した物のほか、2種類の横長式の物が存在する。こちらは映画のロゴと同じく立体的に描かれた赤い円を中央に配し、ドラえもんの鼻としっぽの部分を再現した非常にシンプルなデザインとなっている(この鼻としっぽにはのび太たちのシルエットが映りこんでいる)。前者が白を基調に、後者が青を基調としている。

おまけ映像[編集]

第2期の映画では恒例となっている、エンドロール後のおまけ映像の内容は、一面に覆われたの上にエスキモー姿のドラえもんが立ち、氷の下(地下)にある何らかの建造物が映ったところで2017年春の最新作の公開が告知された。2016年7月15日に最新作のタイトルが『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』であることが発表された。

興行成績 [編集]

5月5日までの62日間で動員355万9407人、興収40億3714万8300円を記録(東宝調べ)し、アニメ第2作2期シリーズとしては最高記録であった『のび太のひみつ道具博物館』(2013年)の39億8000万円を上回った[12]

DVD・ブルーレイ[編集]

2016年8月10日にDVD・ブルーレイの発売とレンタルが開始された。初回生産分には「エンディングイラスト・ポストカードセット(10枚組)」が封入される[13]

テレビ放送[編集]

新作『のび太の南極カチコチ大冒険』の公開を記念するかたちで、2017年3月3日テレビ朝日系列『ドラえもん・クレヨンしんちゃん 春だ!映画だ!3時間アニメ祭り』の第2部(第1部は『クレヨンしんちゃん』通常版)で放送された[14]。番組では「びっくりラッキーマンボ!」の他、『のび太の南極カチコチ大冒険』情報も放送された。なお地上波放送としては久しぶりにオープニングが放送されたが、映画エンディングは直前でフェードアウトされ、替わりに『のび太の南極カチコチ大冒険』のハイライトシーンと、同作主題歌『僕の心をつくってよ』(平井堅)で構成された特別エンディングを放送した。

あらすじ[編集]

はるか大昔の中国大陸。原始人の少年・ククルは川へ漁に出掛けて魚を獲ってきたが、帰還した時には既に村は何者かに襲撃され焼け野原と化していた。絶望に陥る中、そこへ突如ブラックホールのような裂け目が現れ中へと吸い込まれてしまった。

現代の日本。家でも学校でも叱られてばかりののび太は家出を決意し、ママの反対を押し切って家を飛び出すが、どこもかしこも私有地か国有地でどこにも自分の思い通りになる土地が見当たらない。最初は「無駄なことだからやめておけ!!」とのび太をバカにしたドラえもんしずかジャイアンスネ夫の4人も各々の理由[注 4]で家出するも行くところがなく途方に暮れていた。それならばいっそのことまだ人間が誰も住んでいない旧石器時代(7万年前)の日本へ行こうと思い立ち、史上最大の家出へと出発した。誰にも邪魔されないユートピアが完成したが、親が心配になり一時帰宅することにした。

数日後、ドラえもんたちはひょんなことから現代に飛ばされたククルと出会う。ククルの一族であるヒカリ族は、凶暴なクラヤミ族と精霊王ギガゾンビの襲撃を受けたという。ドラえもんたちは捕われたヒカリ族を救出するため、中国大陸へ向かうことにする。

声の出演[編集]

ゲストキャラクター[編集]

ヒカリ族[編集]

ククル
声 - 白石涼子[15]
ヒカリ族の少年。時空乱流に飲み込まれて、現代の中華人民共和国和県(ホーシェン)にあたる場所[注 5]から現代の日本にタイムスリップしてしまい、そこでドラえもん達と出会い友達になる。原作や旧作とは違い、いくつもの装身具を身体に着けている。運動神経が良く、狩りに関する知識も豊富であり、このことが終盤の戦いに役立つことになった。ペガたちとはぐれたのび太を励ます際に渡した犬笛が彼を救うことになる。原作及び旧作と同様、一人称は「僕」と「俺」の両方を使っている。原作及び旧作では二回目のクラヤミ族の襲撃以降はエンディング直前まで出番がほとんど無かったが、本作では物語終盤でドラえもんやのび太たちと共にギガゾンビとの直接対決に参戦し、その際の活躍がドラえもんたちの勝利に大きく貢献している。また、エンディングでは原作のラストページとなる、ドラえもんたちがタイムテレビで大人になったククルの様子を見るシーンが再現されており、妻と子供たちも登場する。
旧作と比較して瞳が大きく、体型もややスタイリッシュになっている。
タジカラ
声 - 石井康嗣
ククルの父親。息子同様、終盤で仲間と共にドラえもんたちに助太刀をしてクラヤミ族と戦っている。
コイヤメ
声 - 甲斐田ゆき
ククルの母親。旧作での名前はタラネと表記されていた。
ヒカリ族の長老
声 - 矢田稔
ヒカリ族の中でも大高齢な老人。
ヒカリ族
声 - 大西健晴
ヒカリ族の村人たち。
ドラゾンビ
声 - 水田わさび
クラヤミ族に拘束されてるヒカリ族を助けるため、ギガゾンビを意識し、変装したドラえもんの姿。手に持っているショックステッキでクラヤミ族に雷を当てて退治した。前作は岩に乗っているが、本作では雲に乗っており、鼻輪もつけている。退治後も周りからドラゾンビと呼ばれるが、ドラえもんがジャイアンとスネ夫の頼み(ヒカリ族に便利な道具を貸す)を聞かなかったため、彼らから「ケチゾンビ」とも呼ばれてしまっている。

ギガゾンビ/クラヤミ族[編集]

ギガゾンビ
声 - 大塚芳忠[15]
旧石器時代に現れた、不死身の精霊王を名乗る男。その正体は、23世紀からやってきた時空犯罪者。亜空間破壊装置を開発し、その時代を時空から分離してそこに自らの帝国を築こうと目論んでいる[注 6]。玉座の横にホモテリウムがいる。クラヤミ族とツチダマを部下や配下に付けている。どんな機械もバラバラにする槍型の機械を持っている。
仮面や衣服の色が旧作と異なるほか、天辺の骸骨が角のようなものに変わっている。性格は冷徹かつ残忍で、失敗をした部下のツチダマを容赦なく殺害しており、素顔も貧弱だった旧作とは異なり、精悍な顔つきをしている。
最終的にその野望はククルと協力したドラえもんたちによってことごとく打ち砕かれ、駆けつけたタイムパトロール隊に歴史破壊未遂罪で逮捕され、基地も歴史に残らないように爆破された。
クラヤミ族 族長
声 - 武田幸史
柄の一部に骨がついた石槍を持った、色違いのクラヤミ族。
クラヤミ族
声 - 棚橋弘至真壁刀義小島よしお[8]
原作や旧作とは違い、顔や両肩に模様が付いている。
ツチダマ
声 - 家中宏 (全個体共通)
ギガゾンビの部下の生きた土偶。1体のみの登場だった旧作とは異なり本作では原作通り複数の個体が登場する。原作では全て遮光器土偶をモデルとした同じデザインだったが、本作では一体ごとにデザインが異なっており、ハート形土偶、ミミズク形土偶、仮面土偶(通称「仮面の女神」)がモデルとされている。原作や映画版と同様体は形状記憶セラミックで出来ているが、ドラミが材質を突き止めている。
最初にドラゾンビと戦ったツチダマは敗れたことでギガゾンビの逆鱗に触れてしまい、杖から放たれたレーザーで溶かされて修復不可能となってしまった。他のものも最終決戦で原作、旧作同様、瞬間接着銃で動けなくなってしまった。
1人称は「私」。原作及び旧版(第一期)とは異なり、登場時の罵倒合戦は存在しない。(これに関してはドラゾンビと戦ったツチダマの衝撃波は第1期とは違って、原作同様、継続的に衝撃波を発信しており、岩やのび太も吹き飛ばすほどかなり強力なものであるため、罵倒する余裕がない中ひらりマントを即使用したためと思われる。)
他にも、巨大なマンモス型の像(マンモス土偶)も2体登場していた。これらはククルの助言(狩りの方法)をもとにドンブラ粉で沈められている。

空想動物[編集]

のび太が複数の動物遺伝子アンプルを組み合わせてクローニングエッグに注入することで作ったペット達。本作では原作・旧作では描かれなかったそれぞれの個性が振り分けられており、監督の八鍬が飼っている三毛猫がモデルとなっている[16]。遭難したのび太が気を失う直前に吹いた犬笛に反応して彼のもとに駆け付け、ドラコを中心に3匹で囲むように寄り添い一晩中のび太を温め続けた(旧作、原作では駆け付けたのは翌朝)。

ギガゾンビとの決戦後の終盤では「架空の動物はどんな時代にも存在してはいけない」という法令に基づき、のび太に別れを惜しまれつつ空想動物サファリパークへと引き取られることになった。

ペガ
声 - 下和田ヒロキ
白鳥のアンプルの組み合わせで生まれた。ペガサスをモチーフとしている。旧作とは異なり、目が原作に寄せたデザインとなっているほか、ブラッシングを好むという設定になっている。
グリ
声 - 伊東みやこ
ライオンのアンプルの組み合わせで生まれた。グリフィンをモチーフとしている。本作では木の枝を取ってくる遊びが好きで甘えん坊という設定になっている。
ドラコ
声 - 甲斐田ゆき
ワニ鹿コウモリのアンプルの組み合わせで生まれた。東洋のをモチーフとしている。名前は竜の英語訳であるドラゴンから。本作では食いしん坊という設定になっている。

その他[編集]

タイムパトロール隊
声 - 久川綾(隊長)、福井美樹慶長佑香(隊員)
原作、旧作では全員男性だったが、本作では男女混成のチームで登場(女性隊員の登場はシリーズ初)。キャラクターデザインは『T・Pぼん』のリーム・ストリーム、並平凡、安川ユミ子がモデル(字幕放送でそれぞれ凡・ユミ子・リーム隊長と記載)。隊長に関しては、ゲーム版でリーム隊長と名前が表記されている。隊員が身に着けるバッジやブレスレットも『T・Pぼん』のものに似たデザインである。本作ではのび太救助には関わっておらず、登場するのは最終決戦終了直後である。
タイムマシン
声 - 伊東みやこ
地主
声 - 石井康嗣

登場ひみつ道具[編集]

※付は旧作に登場せず。

  • キャンピングカプセル
  • グルメテーブルかけ※[注 7]
  • 着せかえカメラ[注 7]
  • どこでもドア
  • 通りぬけフープ
  • 瞬間クリーニングドライヤー※
  • タイムマシン
  • ドンブラ粉※
  • トレアドール
  • 原始生活セット
  • タケコプター
  • らくらくシャベル
  • らくらくつるはし※[注 8]
  • らくらくオノ※[注 8]
  • らくらくノコギリ※[注 8]
  • 花園ボンベ
  • 畑のレストラン
  • 動物遺伝子アンプルとクローニングエッグ
  • ラジコン雨雲
  • ラジコン太陽
  • ノビール水道管
  • ノビールガス管
  • ノビール下水管
  • 万能ペットフード「グルメン」
  • 名刀“電光丸”※
  • 時空震カウンター
  • 翻訳コンニャク[注 9]
  • 衛星写真
  • たずね人ステッキ
  • ひらりマント
  • レーザー検査機
  • タイム電話※
  • リニアモーターカーごっこ
  • レスキューボトル
  • ウルトラストップウォッチ
  • 瞬間接着銃

スタッフ[編集]

監督は『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年)を手掛けた八鍬新之介。本作では『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)より担当していた清水東に代わり脚本も兼任する。監督が脚本を務めるのは、『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006年)[注 10]以来であり、制作過程で脚本担当者との調整時間を短縮する狙いもあって八鍬が自ら執筆したという[17]

また、前作『のび太の宇宙英雄記』(2015年)の監督である大杉宜弘がオープニング原画、『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)のキャラクターデザインを務めた金子志津枝がエンディング原画をそれぞれ担当している。金子は2011年にシンエイ動画を退社しフリーランスとなったため、映画ドラえもんシリーズには5年ぶりの参加となる[18][19]

本作の制作デスクを務めた河西麻利子、制作進行を務めた落合竜太郎は、テレビアニメ『ドラえもん』の2015年4月1日放送分よりそれぞれプロデューサーと制作デスクに昇格している。

主題歌[編集]

オープニングテーマ「夢をかなえてドラえもん
作詞・作曲 - 黒須克彦 / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - mao / コーラス - ひまわりキッズ(コロムビア
エンディングテーマ「空へ
作詞・作曲・編曲 - 山崎将義 / 歌 - 山崎まさよしEMI Records

主題歌はシンガーソングライターの山崎が本作のために書き下ろした。メロディーに飛翔感、歌詞にのび太の成長を表現している。主題歌の制作にあたり、1989年に公開された旧作の日本誕生を観て、本作のイメージをつかんだという。2016年2月26日から4月22日まで「ウンタカダンス」にかわり、テレビアニメのエンディングとして放送された。

関連企画[編集]

ウンタカダンス[編集]

本作の宣伝を目的とした応援ソング。テレビアニメ『ドラえもん』の2015年10月30日放送分から、期間限定でエンディングテーマとして使用されている[8]。舞台は7万年前で、出演者は本編で登場する「クラヤミ族」という設定で原始時代を彷彿とさせる衣装を身にまとっている[20]。毎回、ドラえもんのび太タイムテレビで7万年前の世界を見ていると、タイムテレビの画面の奥で突如、ウンタカ!ドラドラ団らが「ウンタカダンス」をはじめていたが、2016年1月15日放送分からは歌詞が異なるバージョンが使用され、1月22日放送分よりドラえもんらは登場せず直接「ウンタカダンス」の映像が放送されるようになった。2月24日ユニバーサルミュージックよりCD+DVDのパッケージが発売。

『ウンタカ!ドラドラ団』
メンバー - 棚橋弘至・真壁刀義・小島よしお・エヴァ・ツチダマ

本作の宣伝を目的に結成されたもので「ウンタカダンス」のほかに棚橋と真壁、小島は映画本編の声優にも挑戦している[8]。また、映画に登場するキャラクター・ツチダマが着ぐるみ姿でダンスに参加しており、アニメのエンディングテロップの「ウンタカ!ドラドラ団」の欄に「ツチダマ」と表記されている。

『ウンタカダンス』
作詞・作曲・編曲 - 平野航 / 振り付け - 振付稼業air:man
企画 - 滑川親吾(テレビ朝日) / 演出 - 斎藤渉(EPOCH)

原画展「のび太の日本誕生と時空の旅」[編集]

藤子・F・不二雄ミュージアムの企画展として開催。会期は2015年7月10日から2016年6月30日を予定。『のび太の日本誕生』をはじめとする”時空の旅(タイムトラベル)“が登場した藤子F作品の原画を特集・展示。合わせてミュージアムカフェでは『のび太の日本誕生』に登場する「畑のレストラン」を模したメニューなどを追加している。

家庭用ゲーム[編集]

ドラえもん 新・のび太の日本誕生
フリューより2016年3月3日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。

映画ドラえもん 夢のペット誕生コンテスト[編集]

小学館各誌や各企業で募集。作中でのび太が作るペットにちなんだイラストコンテストで、最優秀賞受賞者は映画のエンドロールで紹介されたほか、金子志津枝によるエンディングイラストでアイディアのペットたちが登場した。

空想動物サファリパークと約束の笛[編集]

2016年3月11日に映画連動エピソードとして放送された特別企画。『のび太の日本誕生』内では台詞でしか登場しない空想動物サファリパークを舞台に、ドラえもんたちの活躍を描く。「映画ドラえもん 夢のペット誕生コンテスト」テレビ朝日優秀賞受賞者が描いたペットたちがアニメ内に登場していた[21]

『映画ドラえもん のび太の日本誕生』4K配信[編集]

ジュピターテレコムがJ:COMオンデマンドにて『ドラえもん のび太の日本誕生』(1989年)を4K解像度化して配信。『映画ドラえもん』シリーズおよびアニメーション映画の本編を4K解像度化したのは本作品が初となる。また、その制作過程を記録した『「映画ドラえもん のび太の日本誕生」4Kメイキング』が2016年2月28日から5月31日までJ:COMオンデマンド他にて配信。

野比家にかかる!! ドラえもんテレフォン[編集]

本作の公開を記念して開始した、ドラえもんやのび太たちと会話などができる電話サービス。期間は2016年2月15日から5月31日。大反響による回線混雑のため、新しい電話番号の設置が行われた。

ツチダマ駅[編集]

ツチダマのモチーフとなっている遮光器土偶青森県つがる市館岡地区で発見されており、それに関連づけJR五能線木造駅の駅名が期間限定で「ツチダマ駅」と呼称。3月20日、ドラえもんは一日駅長に任命されたほか、5月8日まで映画とのコラボレーション企画が行われる[22]

Do-Radio 映画チャン★ドラジオ[編集]

ポッドキャストのwebラジオ番組。ドラえもんとのび太がパーソナリティーを務め、ゲストとしてしずかが出演。映画の見所紹介やクイズなどを行った。

映画ドラえもん×モンスト[編集]

ゲームアプリモンスターストライク』とのコラボ。昨年の「宇宙英雄記」同様、期間限定でコラボイベントを開催している・

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 本編の冒頭や本予告映像内でのび太の部屋に掛けられているカレンダーが6月となっている。
  2. ^ 映画と言うこともあり、ディティールアップが施され、野比家の居間やのび太の部屋などは、テレビシリーズと異なり小物が増えより生活感が描写されている。
  3. ^ 原作、旧作ではドラゾンビ(ドラえもん)への感謝の宴で歌が上手な原始人・ウタベやジャイアン(原作では寸前でドラえもんたちに止められている)が歌うシーンがあるが、今作では宴自体がカットされている。
  4. ^ ジャイアンは店の仕事の雑用を押し付けられたこと、しずかとスネ夫は親からの強制や過大な期待に嫌気が差したこと、ドラえもんはパパが部長から預かったネズミに似たハムスターを家に連れて帰って来たことによるもの。
  5. ^ 作中のドラえもんの発言から判明。
  6. ^ 最初にタイムマシンに乗った時に遭遇した(ククルも巻き込まれた)時空乱流はその影響で発生したものである。
  7. ^ a b のび太の台詞のみ。正確には旧作の映画には登場していないが、漫画には登場していた。
  8. ^ a b c 正確には旧作の映画には登場していないが、漫画には登場していた。
  9. ^ 本作では玉コンニャク型の醤油味のものを使用。旧作や原作と同様、ククルはこれを食べてドラえもんたちと意思疎通ができるようになった。
  10. ^ 監督の渡辺歩、総監督の楠葉宏三による共同執筆。そのため、単独担当は映画ドラえもんでは史上初(併映作品では前例あり)となる。

出典[編集]

  1. ^ 山崎まさよし、映画『ドラえもん』主題歌書き下ろし「大きなプレッシャーあった」”. ORICON STYLE (2015年12月4日). 2015年12月4日閲覧。
  2. ^ Mtime时光网. “哆啦A梦 新·大雄的日本诞生 详情” (中文). Mtime时光网. 2016年7月1日閲覧。
  3. ^ 哆啦A梦:新·大雄的日本诞生 电影信息” (中文). 猫眼电影. 2016年11月24日閲覧。
  4. ^ (中文) [電影預告1]《多啦A夢:新‧大雄之日本誕生》2016年8月4日 見證誕生. (2016年5月10日). https://www.youtube.com/watch?v=vMVetxuWMhI 2016年11月4日閲覧。 
  5. ^ 극장판 도라에몽: 신 진구의 버스 오브 재팬”. NAVER映画. 2016年11月19日閲覧。
  6. ^ 2016年 上半期作品別興行収入(10億円以上) (PDF)”. 東宝株式会社 (2016年7月25日). 2016年9月11日閲覧。
  7. ^ ドラえもん「新・のび太の日本誕生」来春公開!Fミュージアムで原画展もコミックナタリー(2015年7月10日)
  8. ^ a b c d 新日本プロレス・棚橋&真壁選手、『映画ドラえもん』で歌とダンスと声優に挑戦”. ORICON STYLE (2015年10月21日). 2015年10月21日閲覧。
  9. ^ 金子ナンペイのTwitter 2015年12月23日 21:32の発言
  10. ^ 金子ナンペイのTwitter 2015年12月23日 21:45の発言
  11. ^ 金子ナンペイのTwitter 2015年3月4日 7:54の発言
  12. ^ 「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」累計興行収入40億円を突破 新シリーズNo.1に”. ORICON STYLE (2016年5月6日). 2016年5月8日閲覧。
  13. ^ 「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」BD&DVDが8月発売”. PONY CANYON (2016年6月6日). 2016年7月30日閲覧。
  14. ^ TVステーションダイヤモンド社、関東版2017年5号 71頁。 
  15. ^ a b シリーズ最新作『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』白石涼子さん・大塚芳忠さん出演決定! 2人が演じるのは…… アニメイトTV
  16. ^ プロレス界の"スイーツ真壁"こと真壁刀義がケーキ作りに挑戦!手作りケーキで"日本一の映画の誕生"をお祝いします!!「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」初日舞台挨拶での発言より。
  17. ^ 帯広出身・八鍬新之介さん ドラえもん 監督2作目”. WEB TOKACHI-十勝毎日新聞 (2016年2月20日). 2016年3月20日閲覧。
  18. ^ 金子志津枝のTwitter 2016年3月5日 1:27の発言
  19. ^ 金子志津枝のTwitter 2016年3月5日 23:22の発言
  20. ^ 棚橋&真壁が『映画ドラえもん』の応援団に就任!"ウンタカダンス"で盛り上げる!そして、声優として映画に出演!”. 新日本プロレスリング 公式サイト (2015年10月21日). 2015年12月14日閲覧。
  21. ^ 映画ドラえもん 夢のペット誕生コンテスト2016 テレビ朝日編|ドラえもん
  22. ^ ドラえもんが青森にやって来た 木造駅しゃこちゃんとツチダマがご対面”. ORICON STYLE (2016年3月20日). 2016年3月20日閲覧。

外部リンク[編集]

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