仮面ライダー響鬼の登場仮面ライダー
仮面ライダー響鬼の登場仮面ライダー(かめんライダーひびきのとうじょうかめんライダー)では、特撮テレビドラマ『仮面ライダー響鬼』(以下、テレビシリーズ)に登場する仮面ライダーについて記述する。
テレビシリーズ、および派生作品において、「仮面ライダー」とは魔化魍と呼ばれる怪物から人々を守る戦士である。劇中では主に鬼(おに)[注釈 1]と呼ばれる。
本項目では、音撃戦士たちが使用するディスクアニマルについても記述する。劇場版に登場する音撃戦士は劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼を、『仮面ライダーディケイド』に登場する「響鬼の世界」の音撃戦士は仮面ライダーディケイドをそれぞれ参照。
基本設定[編集]
- 音撃戦士
- 修行によって心身を鍛え、「鬼」と呼ばれる戦闘形態への変身能力を体得した戦士。使用する音撃武器の系統によって幾つかに分かれており(作中では太鼓の鬼・管の鬼・弦の鬼の3系統が存在)、それぞれ戦法の得手不得手が異なる。
- 外見の特徴として光沢を放つ異形の肉体に、音撃の種類に因んだ装飾を胸部・手首・足首に纏い、顔には目鼻がなく隈取りのような物が縁取っている。額には「鬼面」という変身道具と同じ鬼の顔の紋章が出現し、頭頂部に角が生える。
- 音撃戦士のデータ
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- 身の丈:(身長)
- 目方:(体重)
- 強力:(腕力)
- 早がけ:(平地を走る速さ)
- 遠がけ:(持久力)
- 飛跳力:(ジャンプ力)
- 打撃力:(パンチ力)
- 蹴力:(キック力)
- 音撃戦士の装備・能力
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- 変身
- 音撃戦士は変身道具を鳴らして発せられる特殊な音波の波動[1]を頭部から浴びることで額に鬼面が浮かび、自らが司る属性の力を身に纏い肉体を鬼のような姿に変える。その際には着ていた衣服が破壊され、変身後は気力で維持しなければ全裸になってしまう[注釈 2]。加えて変身には精神力・気力を多大に消耗するため、それに耐えられる程度に鍛えていないと変身不可能。未熟な者は服の復元が不可能となる[2]。
- 劇中で確認された変身道具は音叉・鬼笛(ホイッスル)・鬼弦(リストバンド+弦)の3種類。
- 戦闘手段
- 鬼に変身した音撃戦士は超人的な身体能力と属性の力を操る術を駆使して戦う。それらは鬼闘術・鬼幻術[注釈 3]と呼ばれ、太鼓の鬼が音撃棒で繰り出す技は鬼棒術となっている。肉体の治癒力も強化されており、多少の傷は気を込めることで治せる。
- 音撃武器
- 音撃戦士が魔化魍の退治のために使用する、楽器の形を模した武器。演奏する要領で「清めの音」を放つ。和太鼓(音撃鼓)と撥(音撃棒)・管楽器(音撃管)・弦楽器(音撃弦)など様々なタイプがある。清めの音の攻撃を総称して「音撃」と称している。複数の音撃を共鳴させ、その威力を高めることも可能。
- 鬼石
- 音撃武器に使われる鬼の顔の形をした石で、清めの音を生成・増幅させる物質。精練することで色が変化し、また様々な効力を発揮する。
- 装備帯
- 変身後の音撃戦士が腰に巻いている、ふんどしやまわしを模した形状のベルト。バックル部には音撃鼓・音撃鳴などの音撃武器の部品を装備しており、右側には音叉・鬼笛などの変身道具、左側にはディスクアニマルを携行している。太鼓の鬼は更に背面に音撃棒を装備する。
- 変身前は呪術的な力で普通のベルトの形になっており、バックルの装備や音撃棒は縮小可能だが、音撃管・音撃弦は構造が複雑なため常に元の大きさで持ち歩く。
- 猛士と音撃戦士
- 現代における鬼は、その活動を補佐する組織「猛士」に所属して活動している。劇中で登場する関東支部には11人の鬼が所属し、シフト制で任務に当たっている。また鬼として独り立ちした者はいずれも鬼としてのコードネームを与えられ、以後は内外問わず本名の代わりにその名前で通すことになる。
主に登場する音撃戦士[編集]
仮面ライダー響鬼[編集]
ヒビキが変身する鬼。頭部の角は通常形態と紅が銀色の二本、装甲響鬼が金色で少し大きな物になる。また襷状の装飾を纏っており、これも通常形態と紅が銀色、装甲響鬼が金色。炎の属性を備え、炎を活かした鬼幻術や鬼棒術を多用する。太鼓・管・弦のいずれも習得しているため、臨機応変に対応可能なマルチプレイヤーである。
- 形態
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響鬼紅 ()- 体内の炎の気を最大限に高め[1]、全身を真紅に染めた響鬼の強化形態。ヒビキは毎年夏の時期に体を鍛え直して紅への変身能力を取り戻し、夏の魔化魍との戦闘に備える。変身時には赤い煙が身体から噴出し、次に赤い炎が身を包んで変身する。この姿は全身の筋肉を極限まで酷使するため、維持可能なのは1時間程度である。
装甲響鬼 ()- 音撃増幅剣 装甲声刃を使用して強化変身する響鬼の最強形態。体色は黒を基本として装甲は赤、胸は金色。装甲声刃のマイクに向けて「響鬼、装甲!」の掛け声と共に一度赤い炎が全身を包んで響鬼紅の姿となり、何体ものディスクアニマルが全身に纏わり強化装甲へと変化し、最後に金色の茜鷹が胸部装甲として装着され、額に「甲」の字型の装甲が装着されて変身完了する。前述の通り、通常は響鬼の状態から装甲声刃を使用して強化変身するが、最終之巻のみ装甲声刃を使用せずに生身から直接変身している。装甲声刃を使用する強力な音撃を使用でき、日本全国119人の鬼の中でも最強の力を備える。
- スペック
名称 身の丈 目方 強力
(腕力)早がけ
(平地で走る速さ)遠がけ
(持久力)飛跳力
(ジャンプ力)打撃力
(パンチ力)蹴力
(キック力)仮面ライダー響鬼 7尺3寸
(約222cm)41貫
(約156kg)600人力
(目方1600貫=約6tの物を持ち上げられる)1町=360尺(100m)を約3秒で走る 一日で25里(100km)を駆ける ひと跳び約41間
(75m)火事場の馬鹿力的最大時5333貫
(約20t)火事場の馬鹿力的最大時10666貫
(約40t)仮面ライダー響鬼紅 7尺3寸
(約222cm)41貫
(約156kg)700人力
(目方1866貫667匁=約7tの物を持ち上げられる)1町=360尺(100m)を約2秒で走る ひと跳び約49.5間
(90m)火事場の馬鹿力的最大時8000貫
(約30t)火事場の馬鹿力的最大時13333貫
(約50t)仮面ライダー装甲響鬼 7尺7寸
(約233cm)44.8貫
(約168kg)800人力
(目方2133貫=約8tの物を持ち上げられる)1町=360尺(100m)を約1秒で走る ひと跳び約55間
(100m)火事場の馬鹿力的最大時10666貫
(約40t)火事場の馬鹿力的最大時21332貫
(約80t)
- 装備
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変身音叉 音角 ()- 金色の変身音叉。折り畳まれた本体の角部分をスナップを使って展開させ、周辺の物体に打ち付けて鳴らすことで全身が紫の炎に包まれ、ヒビキは鬼に変身する。
音撃棒 烈火 ()- 響鬼専用の音撃棒。左手用が「阿」、右手用が「吽」と呼ばれる二本一組で、通常戦闘時は打撃武器、音撃発動時は撥として使用する。先端は精錬された赤い鬼石で、基部はヒビキ自らが屋久島の杉などの神木で作っており、赤く塗装されている。
- 通常形態と響鬼紅では装備帯に装着されるが、装甲響鬼では背中に装着され、肩口からグリップが伸びている。
- 第1話・第2話では、長年の戦いによるダメージの蓄積から吽の棒を破損させてしまったことから、ヒビキ自ら屋久島まで神木を採集しに行き、修繕を行っている。
音撃鼓 火炎鼓 ()- 響鬼専用の音撃鼓。赤く縁取りがされており、中の色は黒。約30回の連打で大抵の魔化魍を倒せるとされる。普段は手の中に収まるほどだが、魔化魍の体に張り付けることで巨大化する。大きさは基本的に相手に合わせて自動的に調節されるが、上部のつまみを操作することで任意に調節可能。
- 叩き終わると元の大きさに戻り、何度でも使える。
音撃鼓 爆裂火炎鼓 ()- みどりが新開発した改良型の火炎鼓。従来より重く使い捨てだが、僅かな連打で清めの音が数十倍に増幅され、魔化魍を倒すことが可能。
音撃増幅剣 装甲声刃 ()- 猛士総本部開発局長・小暮耕之助が新開発した剣型の音撃武器。刀身から発する特殊な波動で響鬼を装甲響鬼に変身させる。ディスク形態のディスクアニマルを通すことでアームドディスクアニマルへと強化させる装置も備える。
- 刀身は音叉剣以上の切れ味を発揮し、炎のエネルギーを纏わせた斬撃を放つ。鈎状の鍔を180度折り畳むことでスピーカーが出現し、刀身後部のマイクに声を発することで気合いと共に増幅し、清めの音に変化させて放つことが可能。
- ただし当初は「波動が強すぎて人間の力では同調できない」と分析されており、いわば失敗作であった。また適合に失敗すると疲労が蓄積して変身解除し、一定期間ではあるが変身能力を失ってしまうというデメリットがあり、ダンキ・ショウキ・トドロキ・ヒビキ自身も被害に遭っている。
- 一時はスーパー童子の手によって奪われ、波動を押さえる処置をされている。その後奪い返すことでヒビキの手に戻り、変身に成功している。以降は響鬼の専用装備となる。公式サイトでは「特訓を経たヒビキはこの波動と適合し、装甲響鬼に変身することができた」とある[要文献特定詳細情報]。
- 劇場版では過去の明日夢の兄の猛士の形見の猛士の剣が変化した物となっている。
- 技
- 音撃
- 括弧内は使用形態。
音撃打 ()- 太鼓の鬼の必殺音撃。音撃鼓を音撃棒で連打することで清めの音を叩き込む。
音撃打 火炎連打 ()- 左右の烈火で交互に音撃鼓を叩く基本的な型[4]。装甲響鬼でも使用。
音撃打 一気火勢 ()- 振り上げた左右の烈火で同時に音撃鼓を叩く型[4]。体表の硬い敵に有効[4]。
音撃打 猛火怒濤 ()- 烈火を高く振り上げながら左右交互に音撃鼓を叩く型[4]。火炎連打よりは打数が少ないが、テンポが整っている。
音撃打 豪火連舞 ()- 火炎連打・一気火勢・猛火怒涛の三種類を複合させた型で、響鬼の最強の音撃打[4]。相手の動きに応じて打ち方を変化させることで、高いダメージを与える[4]。
音撃打 爆裂強打の型 ()- 爆裂火炎鼓を使用する技[4]。横に構えた烈火で爆裂火炎鼓を叩き、清めの音を一気に叩き込む。
音撃打 灼熱真紅の型 ()- 響鬼紅が用いる等身大の「夏の魔化魍」に対して有効な技。火炎鼓を使用せず、烈火で直接叩いて清めの音を叩き込み火炎鼓を発生させ、爆発させる。
音撃打 爆裂真紅の型 ()- 爆裂火炎鼓を使用する響鬼紅の技。型としては火炎連打と同様にかなりの連打をする。
音撃刃 鬼神覚声 ()- 「鬼神覚声!」の発声と共に装甲響鬼の声を装甲声刃で増幅し、音撃波として魔化魍にぶつける最強の音撃。初期は音撃の波動を放つのみだったが、途中からは音撃の波動を三日月状の刃に変化させて魔化魍を斬る技へと強化された。
- 劇場版では半透明の三日月状の刃を放ち、またテレビシリーズでの初使用時には、装甲声刃自体に巨大な炎の刃を発生させ、魔化魍を一刀両断した。
- 合体技
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三鬼合奏突撃 ()- 響鬼、威吹鬼、轟鬼の3人の鬼が異なる音撃を合わせて魔化魍に叩き込む。
- 移動手段
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不知火 | |
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全高 | 1790mm |
全長 | 4300mm |
全幅 | 1815mm |
最高出力 | 160PS/5500rpm |
総排気量 | 2354cc(K24A型水冷直列4気筒DOHC i-VTECエンジン) |
最高時速 | 200km/h |
凱火 | |
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全高 | 1090mm |
全長 | 2560mm |
全幅 | 920mm |
総排気量 | 1832cc |
最高時速 | 240km/h |
凱火 ()- バイクの腕前を鍛え直したヒビキに、吉野の総本山から支給された専用バイク。非武装で、高速走行機能のみが強化されている[5]。特別遊撃班としてサポーターを伴わない単独移動を想定して支給された。後に野営道具やディスクアニマルを収納するサイドバッグも搭載可能になる。エンジン部にはコンピューターコントロールデジタル3次元マップが備えられ、エンジンの回転速度などはコンピューターによって制御される。
- ベース車種:ホンダ・ワルキューレルーン
仮面ライダー威吹鬼[編集]
仮面ライダー威吹鬼 | |
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身の丈 | 6尺9寸 (約210cm) |
目方 | 37.3貫 (約140kg) |
強力 | 500人力 (目方1333貫=約5tの物を持ち上げられる) |
打撃力 | 火事場の馬鹿力的最大時4000貫 (約15t) |
蹴力 | 火事場の馬鹿力的最大時8000貫 (約30t) |
飛跳力 | ひと跳び約44間 (80m) |
早がけ | 1町=360尺(100m)を約2.5秒で走る |
イブキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は黒。頭部の角は金色が三本。袖がないダウンジャケット状の金管を模した金色の装飾を纏っている。
風の属性を備え、蹴り技を得意とする。夏の魔化魍に対して音撃棒で戦うことにも習熟している。
- 装備
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変身鬼笛 音笛 ()- 金色の変身鬼笛。折り畳まれた角部分を展開して吹き、青い風を纏い鬼に変わる。
音撃管 烈風 ()- ベルとマウスピースを取り除いた形状のトランペット型音撃管。通常時の銃撃モードは圧縮空気弾を射出し、ピストンバルブを操作することで赤い鬼石を撃ち出す。銃口の斜め下に装備されているマウスピースを本体後部に、鳴風を銃口にそれぞれ取り付けることで音撃モード[6]に変形する。
音撃鳴 鳴風 ()- 威吹鬼の音撃鳴。烈風の銃口に合体させて展開することでトランペットのベル部分になる強化パーツ[6]。外見は青い縁取りに内側は金色となっている。
音撃棒 山背風 ()- 夏の魔化魍と戦う際に使用する音撃棒。鬼石の色は青。この他、テレビシリーズ終盤では響鬼の烈火を借り受けて戦ったこともある。
- 技
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- 鬼闘術 鬼ヅメ[6]
- 響鬼と同様の技。
鬼闘術 旋風刃 ()- 手刀や蹴りに真空の刃を纏わせ敵を切り裂く。
- 音撃
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音撃射 疾風一閃 ()- 威吹鬼の必殺音撃。音撃形態にした烈風を吹き鳴らし、魔化魍の体に撃ち込まれた鬼石に清めの音を共鳴させて内部から破壊する。
- テレビシリーズ終盤では一時的に烈風を借り受け、響鬼が使用したこともある。
- 移動手段
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竜巻 | |
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全高 | 1090mm |
全長 | 2510mm |
全幅 | 940mm |
最高時速 | 210km/h |
仮面ライダー轟鬼[編集]
仮面ライダー轟鬼 | |
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身の丈 | 7尺 (約212cm) |
目方 | 42貫 (約157kg) |
強力 | 650人力 (目方1733貫=約6.5tの物を持ち上げられる) |
打撃力 | 火事場の馬鹿力的最大時8000貫 (約30t) |
蹴力 | 火事場の馬鹿力的最大時10666貫 (約40t) |
飛跳力 | ひと跳び約38間 (69m) |
早がけ | 1町=360尺(100m)を約5秒で走る |
トドロキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は銀色で、体色は深緑。頭部の角は銀色が一本。黒い指板に赤い弦の胸当て状の装飾を纏っている。
雷の属性を持ち、パンチ技を生かした肉弾戦を得意とする。
初登場時は正式な鬼ではなく、斬鬼の弟子(戸田山変身体)として登場し、弦の装飾が施されていない茶色の腕輪・足輪を身に着けていたほか、装備帯には零式を着装していた。
本来ならば一人前となった時に師匠の「斬鬼」の名前を受け継ぐはずだったのだが、「斬鬼さんには斬鬼さんのままで居て欲しい」と固辞し、新たに命名された「轟鬼」を名乗ることとなる。
- 企画初期では、「仮面ライダー弦鬼」という名前で、威吹鬼のように飛行する敵を倒す鬼として考えられていた[7]。
- 装備
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変身鬼弦 音錠 ()- 金色の変身鬼弦。取り付けられている鎖を下に引くことで鬼の顔が付いたカバーが開いて小さな三本の赤い弦が現れ、これを爪弾くことでトドロキは落雷を浴び鬼に変わる。その雷は攻撃に転用することも可能。
音撃弦 烈雷 ()- ギター型の轟鬼専用音撃弦。銀と緑のベースカラーで、切っ先とボディの間に赤い鬼石が埋め込まれている。通常時はネック部分を持ち手、ボディ部分を刃として斬撃や突きに使用される剣撃モードとなっている。歴代の鬼に受け継がれてきた希代の音撃武器とされ、轟鬼が独り立ちする際に斬鬼から受け継いだ。斬鬼は烈雷を順手で持っており、轟鬼も同様の持ち方をしていたが、轟鬼は「俺を真似るな、自分流で行け!」という斬鬼からの激励を受けて逆手持ちで使っている。轟鬼が受け継いでからは弦の色が赤になった。ベースカラーは銀と緑。
音撃震 雷轟 ()- 轟鬼専用の音撃弦。枕型の板に六本の赤い弦が張られた黒いボディに、緑の縁取りがなされている。烈雷のピックアップ部分に合体させることでボディの刃の部分が展開し、音撃モード[8]となる。
零式 ()- 戸田山変身体が装備帯のバックル部分に着装していた銀色の部品。弟子の鬼のみに与えられるもので、音撃には使用できない[9][注釈 4]。
音撃棒 落雷 ()- 「夏の魔化魍」と戦う際に使用する音撃棒。鬼石の色は緑。以前は斬鬼が使っていたもの。
- 技
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鬼闘術 雷撃拳 ()- 拳に雷の気を纏わせ繰り出す技。また足に雷を纏わせてキックする派生技もある。
- 音撃
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音撃斬 雷電激震 ()- 師匠斬鬼直伝の必殺音撃。音撃斬の形から後ろ向きで音撃モード[8]の烈雷の切っ先を魔化魍に突き刺した状態で雷轟を爪弾いてかき鳴らし、清めの音を直接流し込む。
- 斬鬼は順手持ちなので烈雷をそのまま相手に突き刺してから音撃斬の形に入るが、轟鬼は未熟なためか隙が大きく、順手で行おうとした際、振り払われていた。そこで烈雷を逆手持ちにし、音撃形態にしてから、後ろ向きで相手に烈雷を突き刺すというモーションにしている。
- 合体技
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音撃合奏 ()- 轟鬼の音撃斬 雷電激震と斬鬼の音撃斬 雷電斬震を同時に打ち込む技。
- 移動手段
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雷神 ()- ヒビキの不知火と同じエレメントの色違い。不知火同様、市販の車両が猛士によってチューンナップされた。ドライバーはトドロキが務め、助手席にザンキが乗る。支給された際に手違いで赤色であったのを塗りなおしたため、車両内側部分に赤が残っている。ザンキに支給されたものであったが、ザンキが引退したことでトドロキに引き継がれた。
- ベース車種:ホンダ・エレメント
- ボディカラー
- 上部:サテンシルバー・メタリック
- 下部:ガラパゴスグリーン・メタリック
仮面ライダー斬鬼[編集]
仮面ライダー斬鬼 | |
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身の丈 | 6尺9寸 (約210cm) |
目方 | 43貫 (約161kg) |
ザンキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は銅色で、体色は濃い青緑。頭部の角は銅色が一本。黒い指板に金色の弦の胸当て状の装飾を纏っている。
雷の属性を持つ。トドロキの師匠で武器の構え方は弟子と異なり順手。また、復活後は傷の残る右膝に黄金狼を強化外骨格として装着し、保護すると同時に負担を減らしている。
- 装備
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変身鬼弦 音枷 ()- ザンキの変身道具。構造は轟鬼の音錠と同様だが、弦の色が異なる。
音撃弦 烈雷 ()- 斬鬼が引退前に使用していた音撃武器で、音撃震 雷轟と共に弟子の轟鬼に受け継がれた。斬鬼が使用していたころには弦の色が金だったが、轟鬼に受け継がれてからは赤の弦に張り替えられている。
音撃真弦 烈斬 ()- 復帰した斬鬼が新たに使用する音撃武器。代々受け継がれてきた烈雷に対し、こちらは現代技術で製作された武器。烈雷とは鋸状の切っ先部分、黒と赤のベースカラー、切っ先とボディの間に埋め込まれている鬼石の色がそれぞれ異なる。切っ先部分には超振動機能が内蔵され、魔化魍の強固な外皮を破りやすくなっている。
- 斬鬼が死亡した後は轟鬼が二刀流で使用し、音撃斬までも放ったことがある。
音撃震 斬撤 ()- 烈斬に対応する音撃震。黒いボディに金の縁取りがなされており、中央は赤い三つ巴が施されている。弦の色は金。
- 技
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鬼闘術 雷撃拳 ()- 轟鬼に伝授した技。
音撃斬 雷電激震 ()- 轟鬼に伝授した技。轟鬼の場合と異なり、斬鬼は烈雷を一度弾くだけで清めの音を放つ。轟鬼と斬鬼は持ち方と必殺技を放つモーションも逆。
音撃斬 雷電斬震 ()- 復帰後の斬鬼が新たに使用する音撃技。順手持ちの状態から烈斬を突き刺し、音撃斬の形にして斬撤をかき鳴らすことで清めの音を放つ。威力は「雷電激震」より強力。複数の標的に使用することができ、烈斬を一直線に存在する二体以上の相手に突き刺すことで清めの音を一気に送りつけることが可能。
ゲスト登場の音撃戦士[編集]
仮面ライダー弾鬼[編集]
仮面ライダー弾鬼 | |
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身の丈 | 6尺9寸 (約210cm) |
目方 | 39貫 (約146kg) |
ダンキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は黒。頭部の角は金色が一本。銀色の襷状の装飾を纏っている。
太鼓の鬼で、強靱な脚力による、跳躍力と素早さを活かした接近戦を得意とする。
- 人物
- 名称はダンキで、設定年齢26歳。本名は
段田 大輔 ()。山形県出身。猛士関東支部11人の「鬼」の一人。眼鏡をしている。性格は短気かつ大雑把で、ヒビキ以上に機械オンチで携帯電話すら持っておらず、連絡手段であるPCの故障にも無頓着で、「たちばな」への連絡は公衆電話を使っていた。表面では生意気なことを口走っていても、太鼓の鬼としての先輩・響鬼を慕い尊敬している。 - 小暮に装甲声刃の実験台にされた際、ショウキと共に結果変身不能になってしまい、一ヵ月後に変身能力を取り戻す。ショウキとは親友であるがたちばなに揃って顔を出すのは珍しいらしい。
- 装備
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- 変身音叉
- 響鬼の使用する音角と異なり、グリップ部分と角の付け根が青い。
音撃棒 那智黒 ()- 弾鬼専用の音撃棒。本体は青、グリップの部分は白で先端の鬼石は赤である。
音撃鼓 御影盤 ()- 弾鬼の専用の音撃鼓。外見は青い縁取りがなされている。
- 音撃
仮面ライダー裁鬼[編集]
仮面ライダー裁鬼 | |
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身の丈 | 7尺3寸 (約221cm) |
目方 | 44貫 (約165kg) |
サバキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は赤で、体色は黒。頭部の角は赤色が四本。両肩に黒い指板に金色の弦の装飾を纏う弦の鬼。
- 人物
- 名称はサバキ。設定年齢36歳[12][13][14][15][注釈 6]で、本名は
佐伯 栄 ()。猛士関東支部11人の「鬼」の一人。現在の関東における最年長の鬼で、太鼓や管の武器もこなすが、劇中では入院したザンキに代わって戦い続けていたため疲労で苦戦・敗北することが多い。ザンキとは弦の腕を競い合う仲。石割というサポーターがいる。 - 装備
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- 変身鬼弦
- 轟鬼や斬鬼の使用する変身鬼弦と外見上の差異はない。
音撃弦 閻魔 ()- 裁鬼専用の音撃弦。
音撃震 極楽 ()- 裁鬼専用の音撃震。黒いボディに赤の縁取りがなされている。弦の色は金。
音撃棒 笏拍子 ()- 裁鬼専用の音撃棒。本体は臙脂色、グリップ部分は黒で先端の鬼石は深紅。
- 小型音撃弦
- 裁鬼専用に開発された2本一対の小型の音撃弦。弦使い最大の弱点であるスピードの遅さを克服するというコンセプトで開発された。デザインは斬鬼の烈斬、轟鬼の烈雷を全くディテールをそのままに小型化したもの。烈斬タイプは刃が金色で鬼石は黄色、烈雷タイプは刃が銀色で鬼石は赤。
- 音撃
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音撃斬 閻魔裁き ()- 劇中未使用。
仮面ライダー鋭鬼[編集]
仮面ライダー鋭鬼 | |
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身の丈 | 5尺6寸 (約170cm) |
目方 | 35貫 (約140kg) |
エイキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青緑で、体色は茶色。頭部の角は金色が一本と青緑色が二本。銀色の襷状の装飾を纏っている。
太鼓の鬼で、他の鬼と比べて身長が小さいが身軽。
- 人物
- 名称はエイキで、猛士関東支部11人の「鬼」の一人。サポーターは持たず単独で行動する28歳。駄洒落好きな性格。ヨロイツチグモ戦で登場し、武者童子と鎧姫に圧倒されて高い崖っぷちに追い込まれ、武者童子の投げた杖が命中し、川に落とされてしまう。一晩寝て傷を癒し、ヨロイツチグモに捕食されかけていた轟鬼を助けて威吹鬼と轟鬼に助太刀する。3人の連携で武者童子を倒した。素顔を見せることはなかった。
- 装備
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- 変身音叉
- 響鬼の使用する音角と同様の外見。
音撃棒 緑勝 ()- 鋭鬼専用の音撃棒。本体と鬼石は青緑、グリップ部分はオレンジ色。緑色の炎を先端に纏わせて攻撃する。
音撃鼓 白緑 ()- 鋭鬼専用の音撃鼓。外見としては青緑の縁取りがなされている。
- 音撃
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音撃打 必殺必中 ()- 二十九之巻でヨロイツチグモに対して使用。右で二回、左で一回叩く動作を繰り返す。
仮面ライダー朱鬼[編集]
仮面ライダー朱鬼 | |
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身の丈 | 5尺6寸 (約170cm) |
目方 | 34貫 (約127.5kg) |
シュキが変身する鬼。
顔面の隈取は金色、腕の色は白で、体色は赤。他の鬼と違い、額の鬼面が肥大化し顔全体を覆うデザインとなっている。
鬼太樂というハープ形の特殊な音撃武器を使う他、シュキの会得している呪術も駆使して戦う。
- 人物
- ザンキの元師匠、呼称はシュキ。ノツゴに肉親を殺されたことが鬼になったきっかけだが、その戦いは憎しみを力の支えとするものであり、かつて斬鬼を巻き添えにノツゴを攻撃したことで猛士を追放された。見た目は30代前後だが実際は相当な老齢(ザンキによると「トドロキの祖母よりもずっと年上」であるという)であり、呪術で若い姿を保っていた。その呪術によって花を式神に変える能力を持っており、ザンキにも返魂の術などを授けていた。
- 猛士追放後は「隈沢流華道教室」の講師として生活していたが、ノツゴの出現を察知し、吉野の鬼舞神社に保管されていた「鬼の鎧」を強奪、変身鬼弦を狙って裁鬼を襲った。変身鬼弦を奪うことは失敗したが、後に轟鬼の音錠を奪って鬼への変身を果たす。一方、スーパー童子たちやノツゴに戦いを挑んで川に落下したあきらを救った。
- 最期はノツゴにわざと自分を咥えさせ、駆け付けた斬鬼にかつてとは逆に自分毎ノツゴに攻撃するよう、指示するがそれを躊躇う斬鬼に対し、自分ごとノツゴの口に鬼太樂で攻撃し、これが致命傷となる。最終的にノツゴは朱鬼の覚悟に押された斬鬼の雷電斬震によって倒されるが、息を引き取る間際のシュキは「死に顔を誰にも見られたくない」とザンキに頼み、ザンキは彼女の体を隠すくらいにたくさんの花を捧げた。
- 放映終了後に刊行された複数の書籍[19][20][21][22]では本名を「品川栞」とする記述が存在するが、公式媒体からシュキの本名が発表されたことはない。
- 装備
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- 鬼の鎧
- 吉野の鬼舞神社で保管されていた猛士の武具。人間が着用すると鬼に近い能力を発揮でき、鬼の人数が足りない時代に用いられたと伝えられる。シュキが強奪したが、ザンキの黄金狼に破壊された。
- 音撃
-
音撃奏 震天動地 ()- 鬼太樂を奏で、矢のように圧縮した清めの音を魔化魍に放つ必殺音撃。
あきら変身体[編集]
威吹鬼の危機を救うため、一度だけあきらが変身したもの。
鬼の音撃属性を示す胸部装甲は着装されていない。バックルには練習用の音撃鳴が装着されている[25]。全容は不明瞭なカメラアングルで映されており、当時の映像ではマスクの形状や腹部の詳細は判別不能だったが、後に全身像が公開された[20]。
『仮面ライダーディケイド』に登場する
京介変身体[編集]
京介変身体 | |
---|---|
身の丈 | 5尺9寸 (約180cm) |
目方 | 27貫 (約101.2kg) |
桐矢京介が鬼に変身した姿。
頭部には金色の角が四本、隈取と前腕の色は紫。胸部には金色の襷状の装具を纏っている。体色は鬼の中では非常に珍しい銀色で、これは消防士であった父の記憶を反映したものであると考えられている[26][27]。
よみうりランドのショーでは
『仮面ライダーディケイド』18話では頭部のみ変身していないこと以外は同一の姿を持つアスム変身体が登場した。
- 装備
-
- 練習用音撃棒
- 本体・先端の鬼石ともに紫色。
- 練習用音撃鼓
- 外見としては紫の縁取りがなされているほか、通常の音撃鼓では銀色の部分が金色となっている。
後期OPのみ登場の音撃戦士[編集]
仮面ライダー剛鬼[編集]
仮面ライダー剛鬼 | |
---|---|
身の丈 | 7尺3寸 (約222cm) |
目方 | 41貫 (約156kg) |
ゴウキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は濃い紺色。マスクは裁鬼タイプだが上段ではなく中段の角が長い。
太鼓の鬼で、装飾は響鬼と同型。
- 人物
- 名称はゴウキで猛士関東支部11人の「鬼」の一人。設定年齢28歳。気は優しくて力持ちな性格で、口数は少ないが、心優しく仕事もきっちりとこなす。昨年はヒビキに次ぐ戦績を残している。サポーターを勤めていた女性と昨年結婚しており、新婚夫婦で活躍中。
- 装備
-
音撃棒 剛力 ()音撃鼓 金剛 ()
- 音撃
-
音撃打 剛腕無双 ()音撃打 爆裂乱打 ()
仮面ライダー勝鬼[編集]
仮面ライダー勝鬼 | |
---|---|
身の丈 | 6尺9寸 (約210cm) |
目方 | 40貫 (約150kg) |
ショウキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は紫で、体色は黒。マスクは弾鬼と同じ原型。
管の鬼で、装飾は威吹鬼と同型で銀色。
- 人物
- 名称はショウキ。管楽器の音撃武器を使う戦士。設定年齢は27歳。関東支部所属で、ダンキとともに小暮から装甲声刃を渡された際、使いこなせずに変身不能に陥ってしまった。明るく気さくなお調子者の青年であり、服装や身なりに無頓着で、冬でも薄着。ダンキとは馬が合うらしい。
- 装備
- 音撃
-
音撃射 暴風一気 ()
仮面ライダー闘鬼[編集]
仮面ライダー闘鬼 | |
---|---|
身の丈 | 6尺9寸 (約210cm) |
目方 | 44貫 (約165kg) |
トウキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は濃いオレンジ色で、体色は黒。管の鬼の中で彼だけ胸部のデザインが若干マイナーチェンジされており、マスクはベースが鋭鬼タイプで若干角が異なる。
- 人物
- 名称はトウキ。猛士関東支部11人の「鬼」の一人。設定年齢33歳。豪放磊落にして大酒飲み、大食漢の豪快な男。妻と息子の3人暮らしで、妻をサポーター、息子を弟子とし、家族揃って活動している。
- 装備
- 音撃
-
音撃射 風神怒髪 ()
仮面ライダー蛮鬼[編集]
仮面ライダー蛮鬼 | |
---|---|
身の丈 | 7尺3寸 (約221cm) |
目方 | 37.3貫 (約140kg) |
バンキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は黄色で、体色は黒。弦の鬼で、マスクのベースは響鬼タイプで造型は左右非対称で、左側の角の方が長い。装飾は裁鬼と同型。
- 人物
- 名称はバンキ。裁鬼の元弟子。大学生。関東支部所属の11人の一人。設定年齢21歳。その名前とは裏腹に魔化魍や音撃の研究に余念がない知略家。責任感が強く、かつてザンキが怪我で倒れた時に、学業との両立のためにザンキ欠員の穴を埋められなかったことを悔やんでいる。同年代のイブキとは馬が合うらしく、休日はあきらを含めた3人で過ごすことも多い。
- 装備
-
音撃弦 刀弦響 ()- 2本のネックが並んだ蛮鬼専用の音撃弦[28]。
音撃震 地獄 ()
- 音撃
-
音撃斬 冥府魔道 ()
戦国時代の音撃戦士[編集]
劇場版『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』に登場する鬼。
作中の戦国時代では鬼の存在自体は知れ渡っているが、人を捨てた存在として忌み嫌われている。
デザインは各々の出身地の有名な芸能、名跡、動物、果ては現代におけるプロ野球チームのイメージアニマルがモチーフとなったうえ、宣伝時にはご当地ラーメンになぞらえてご当地ライダーなどと称された。
設定・名前のみ登場の音撃戦士[編集]
- 先代斬鬼
- テレビシリーズでの会話中のみに登場。斬鬼の師であり、みどりによると、一時響鬼にも弦の技を伝授したが、響鬼は弦のセンスがあまりなかったらしく修行中はかなりもめたという。
山吹鬼 ()- 五之巻にて、ヒビキが所持する手帳に名前のみ登場。
凱鬼 ()- 東北支部所属の鬼で、ヤマビコを倒したことがある。三之巻におけるヒビキの台詞の中に名前のみ登場。
吹雪鬼 ()- テレビシリーズ前半のシフト表の中に名前のみ登場した鬼。物語後半のシフト表からは名前が消えており、雑誌記事[要文献特定詳細情報]などでは引退も示唆されている。
弦鬼 ()- 江戸時代の音撃弦の鬼。岐阜でバケガニ4体とアミキリを倒した。第二十之巻にて、たちばなのパソコンに関連文献が登場。
暁鬼 ()- 古文書に記載。一部雑誌[要文献特定詳細情報]では津村努を「暁鬼」と紹介するものもあったが、実際には関連がなかった。
導鬼 ()- 猛士総本部長(イブキの父)の現役時代のコードネーム。当時は立花勢地郎をサポーターに戦っていた。現在吉野にて最高幹部に位置し、猛士のリーダーを務めている。
ディスクアニマル[編集]
- 直径:125㎜(ディスク時・共通)
動物の魂を用いた
同型の物が多数存在しており、ケースに詰められたり変身前後の鬼の左腰に数枚吊るされて持ち運ばれる。変身道具を使って命令を入力し、発する音に共鳴することによって動物形態に変形・起動(銀色から赤や青などの特定の色に変化)する。ケースに収められている物は一枚に命令を与えると戻した時に同じケースに入っている全てのディスクに伝わり、戻ってくる時は鬼が使っている変身道具が振動して報せる。
シュキは花びらを炎に変化させる式神を使用していた。
茜鷹 ()- タカの魂が込められており、空中からの偵察任務を主として行う。翼のふちがカッターになっており、ディスク状態でも投擲することで円盤型手裏剣としても機能する。
瑠璃狼 ()- オオカミの魂が込められた陸上用機種。あらゆる地形を難なく走破する。
緑大猿 ()- サルの魂が込められている。録画機能を持つ。ディスクアニマルの中では高い知能を有し、力も強い。
黄蘗蟹 ()- カニの魂が込められているヒビキの専用機種で、水中での行動・録音が可能。右腕のハサミはマニピュレーターやドリルにもなり、攻撃に使用できる。
鈍色蛇 ()- ヘビの魂が込められており、水中での行動も可能。イブキとあきらが標準装備として使用。
浅葱鷲 ()- ワシの魂が込められた茜鷹の後継機種。録画機能が付加されている。
黄赤獅子 ()- ライオンの魂が込められた瑠璃狼の後継機種。録画機能が付加されている。
青磁蛙 ()- カエルの魂が込められており、水中での行動も可能。ザンキ・トドロキの物と、サバキの物が確認されている。
黄金狼 ()- オオカミの魂が込められた瑠璃狼の後継機種。トドロキのサポーターになったザンキのためにみどりが贈った。また斬鬼変身時には彼の負傷している右膝を保護する強化外骨格となる役目も果たす。
アームドディスクアニマル[編集]
響鬼が使用する装甲声刃の波動によって、霊的な力が強化されたディスクアニマル。体色は全て赤銅色。
鋼鷹 ()- 茜鷹の強化体。装甲響鬼のスピードを強化する機能を持つ。最大飛行速度が茜鷹の倍に向上。
兜大猿 ()- 緑大猿の強化体。装甲響鬼の腕力を強化する機能を持つ。最大走行速度が緑大猿の倍に向上。
鎧蟹 ()- 黄蘗蟹の強化体。装甲響鬼の装甲を強化する機能を持つ。最大走行速度が黄蘗蟹の倍に向上。黄蘗蟹とは違って左のハサミが大きい。
スペック[編集]
名称 | 全長 | 翼長 | 全高 | 重量 | 速度 | 連続稼働時間 | 最大容量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
茜鷹 (アカネタカ) |
230mm | 115mm | 41g | 最大飛行速度:時速240km | 51時間 | 最大録音可能容量:46時間分 | |
瑠璃狼 (ルリオオカミ) |
160mm | 90mm | 50g | 最大走行速度:時速99km | 132時間 | 最大録音可能容量:120時間分 | |
緑大猿 (リョクオオザル) |
95mm | 115mm | 60g | 最大走行速度:時速60km | 90時間 | 最大録画可能容量:20時間分 | |
黄蘗蟹 (キハダガニ) |
50mm | 40mm | 65g | 最大走行速度:時速40km (水中16ノット) |
120時間 | 最大録音可能容量:115時間分 | |
鈍色蛇 (ニビイロヘビ) |
700mm | 150mm | 50g | 最大走行速度:時速60km (水中20ノット) |
120時間 | 最大録音可能容量:90時間分 | |
浅葱鷲 (アサギワシ) |
230mm | 115mm | 51g | 最大飛行速度:時速290km | 66時間 | 最大録音・録画可能容量:60時間分 | |
黄赤獅子 (キアカシシ) |
150mm | 85mm | 55g | 最大走行速度:時速123km | 150時間 | 最大録音・録画可能容量:140時間分 | |
青磁蛙 (セイジガエル) |
120mm | 90mm | 42g | 最大走行速度:時速55km (水中23ノット) |
132時間 | 最大録音可能容量:120時間分 | |
黄金狼 (コガネオオカミ) |
160mm | 90mm | 40g | 最大走行速度:時速180km | 150時間 | 最大録音可能容量:140時間分 | |
鋼鷹 (ハガネタカ) |
230mm | 115mm | 41g | 最大飛行速度:時速480km | 51時間 | 最大録音可能容量:46時間分 | |
兜大猿 (カブトオオザル) |
95mm | 115mm | 60g | 最大走行速度:時速120km | 90時間 | 最大録画可能容量:20時間分 | |
鎧蟹 (ヨロイガニ) |
50mm | 40mm | 65g | 最大走行速度:時速80km (水中32ノット) |
120時間 | 最大録音可能容量:115時間分 |
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 同義語として「音撃戦士」(おんげきせんし。テレビ朝日公式サイトなど)「戦鬼」(せんき。劇場版タイトル、幼児誌など)、「鬼戦士(オニ戦士)」(劇場版CMなど、「オニ戦士」表記は幼児誌)、「鬼超人」(幼児誌)などがある。他の仮面ライダーシリーズ作品における仮面ライダーに相当する存在だが、劇中でこの名が使われることは無い。
- ^ しかし『仮面ライダージオウ』EP33で轟鬼が変身解除に追い込まれた時は、服は失われず残っていた。
- ^ 鬼法術と表記した書籍もある[要文献特定詳細情報]。
- ^ 「練習用音撃震」と解説する資料[10]も存在する。
- ^ 十二之巻でみどりが明日夢に見せた鬼の名簿の中にも記載されている。
- ^ 37歳とする資料[16][17][18]も存在するほか、十二之巻でみどりが明日夢に見せた鬼の名簿では生年月日が1968年となっている。
出典[編集]
- ^ a b c 平成完全超百科 2018, p. 30.
- ^ 超辞典 2011, p. 118.
- ^ ひみつ情報超百科 2011, p. 44.
- ^ a b c d e f g OPF 184 2018, p. 10.
- ^ キャラクター大全平成編 2012, p. 110.
- ^ a b c 平成完全超百科 2018, p. 32.
- ^ 超辞典 2011, p. 215.
- ^ a b 平成完全超百科 2018, p. 33.
- ^ 特撮ニュータイプNo.19 2005, p. 18.
- ^ フィギュア王No.96 2006, p. 36.
- ^ OPF 33 2015, p. 1.
- ^ 特撮ニュータイプNo.19 2005, p. 22.
- ^ フィギュア王No.89 2005, p. 59.
- ^ 魂 2006, p. 71.
- ^ PA(一-二十九) 2006, p. 79.
- ^ OPF 148 2017, p. 3.
- ^ DVD『仮面ライダー響鬼 Vol.4』(東映ビデオ)、映像特典メニュー内「データファイル」九/二十八
- ^ DVD『仮面ライダー響鬼 Vol.5』(東映ビデオ)、初回生産限定ライナーカード「猛士データファイル 其之伍」
- ^ 全戦士超ファイル 2013, p. 58.
- ^ a b SUMMER 2013, p. 73.
- ^ 変身伝 2011, p. 130.
- ^ 英雄伝 2010, p. 154.
- ^ a b 完全超悪 2020, p. 150, 「DESIGNER INTERVIEW 青木哲也・飯田浩司・出渕裕・草彅琢仁[仮面ライダー響鬼]」
- ^ a b 平成完全超百科 2018, p. 35.
- ^ DVD『仮面ライダー響鬼 Vol.10』(東映ビデオ)、映像特典メニュー内「データファイル」一/七
- ^ DVD『仮面ライダー響鬼 Vol.12』(東映ビデオ)、映像特典メニュー内「データファイル」一/十六
- ^ 超辞典 2011, p. 261.
- ^ a b c 英雄伝 2010, p. 155.
参考文献[編集]
- 『Newtype THE LIVE 特撮ニュータイプ 17年7月号No.19』角川書店、2005年6月1日。
- 『フィギュア王』 ワールドフォトプレス
- 『フィギュア王No.89ワールド・ムック554』、2005年7月30日。ISBN 978-4-84652-554-5。
- 『フィギュア王No.96ワールド・ムック584』、2006年2月28日。ISBN 978-4-84652-584-2。
- 『パーフェクトアーカイブシリーズ1 仮面ライダー響鬼 一之巻~二十九巻』竹書房、2006年1月27日。ISBN 978-4-81-242563-3。
- 『仮面ライダー響鬼特写写真集【魂】』朝日ソノラマ〈DETAILS of HERO〉、2006年1月30日。ISBN 978-4-04-868101-8。
- 成瀬史弥『平成仮面ライダー英雄伝』編集:株式会社レッカ社 斉藤秀夫、カンゼン、2010年12月24日。ISBN 978-4-86255-082-8。
- 『決定版 仮面ライダーオーズ&オールライダー ひみつ情報超百科』講談社、2011年2月25日。ISBN 978-4-06-304814-8。
- 成瀬史弥『平成仮面ライダー変身伝』編集:株式会社レッカ社 斉藤秀夫、カンゼン、2011年6月2日。ISBN 978-4-86255-093-4。
- 『仮面ライダー超辞典』監修:石森プロ・東映、双葉社、2011年7月24日。ISBN 978-4-575-30333-9。
- 『仮面ライダー大全 平成編 AD2000-2011』講談社編、講談社〈キャラクター大全〉、2012年3月24日。ISBN 978-4-06-217595-1。
- 『小学館スペシャル9月号増刊 THE仮面ライダーSUMMER』チーフエディター:斉藤秀夫(レッカ社)、小学館、2013年8月3日。
- 『てれびくんデラックス愛蔵版 仮面ライダー全戦士超ファイル』小学館、2013年9月28日。ISBN 978-4-09-105140-0。
- 『週刊 仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』デアゴスティーニ・ジャパン
- 「仮面ライダー弾鬼」『オフィシャルパーフェクトファイル』33号、2015年6月2日、 1 - 2頁。
- 「仮面ライダー裁鬼」『オフィシャルパーフェクトファイル』148号、2017年8月5日、 3 - 4頁。
- 「仮面ライダー響鬼」『オフィシャルパーフェクトファイル』184号、2018年4月24日、 9 - 10頁。
- 『決定版 平成仮面ライダー 完全超百科』講談社、2018年10月31日。ISBN 978-4-06-513004-9。
- 『平成仮面ライダー怪人デザイン大鑑 完全超悪』ホビージャパン、2020年12月24日。ISBN 978-4-7986-2338-2。
関連項目[編集]
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