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(すん)
度量衡 尺貫法
長さ
SI 約 30.303 mm(日本)
約 33.333 mm(中華人民共和国)
定義 正確に(1/33)メートル = (1/10)尺
由来 親指の厚みまたは、の下端から脈を計る位置までの距離
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(すん)は、尺貫法における長さ単位であり、約 30.303 mmである。の10分の1と定義される。寸の10分の1が(ぶ)である。平安時代には「す」と書かれることもある。国訓は「き」である。

定義[編集]

日本では明治時代に1尺=(10/33)メートルと定められたので、1寸は正確に(1/33)メートル、すなわち約30.303 mmである。これは曲尺による寸であり、他に鯨尺に基づく寸などもある。鯨尺での1寸は正確に(25/660)メートルであり、約37.879 mmである。

中華人民共和国では、1尺=(1/3)メートルと定めたので、1寸は約33.333 mmとなる。また、国際単位系のデシメートル(dm)にも「寸」の字を宛てており、区別のため尺貫法(市制)の寸を「市寸」、SI(公制)の寸を「公寸」と呼ぶ。

歴史[編集]

当初の寸は親指の幅を指す身体尺であったと考えられている(これはインチも同様である)。尺は親指と人差指を広げた時の幅であり、元々の寸は尺とは独立に発生したものと考えられるが、代に尺の10分の1とされるようになった。代には黍一粒の幅を1分と定め、10分を1寸とした。尺の長さが変わっても常に1尺=10寸という関係は保たれた。

手の象形の左に横線を引いたものが「寸」という文字の元々の形である。これは、手首に親指を当てて脈拍を計る様子を形取ったものであり、そこから親指の幅を指す現在の寸の意味になったという。また、『説文』には「人の手をへだてること一寸、脈拍これを寸口といふ」という記述があり、ここから、手の平の下端から1寸の位置で脈を計るため、「寸」の文字がこの長さを表すようになったとする説もある。

用法[編集]

日本では、成人男性の身長はおおむね5尺台(約150 cm - 180 cm)であったので、身長を言う時には「5尺」を省略してその下の寸だけを言った。例えば「身長4寸」と言われれば、それが5尺4寸の意味であるということは、尺貫法が広く使われていた時代にはほぼ常識であった。また、勾配角度)を表すときに、水平方向1尺に対する垂直方向の長さを寸を単位として表していた。

現在では一部業界を除き、メートル法が普及したため、一般には単位として使用されることは少なくなった。しかし、今でも「寸法」という言葉もあるように「長さ」の意味でも用い、さらに「寸劇」「寸志」「寸評」「寸断」「一寸(ちょっと)」「寸暇」など、短いこと、わずかなことの意味として用いるなど、言葉としては様々な形で残っている。

関連項目[編集]

長さの単位
メートルSI単位) インチ フィート ヤード 曲尺 鯨尺
1 m = 1 ≈ 39.370 ≈ 3.2808 ≈ 1.0936 = 33 = 3.3 = 2.64
1 in = 0.0254 = 1 ≈ 0.083333 ≈ 0.027778 = 0.8382 = 0.08382 = 0.067056
1 ft = 0.3048 = 12 = 1 ≈ 0.33333 = 10.0584 = 1.00584 = 0.804672
1 yd = 0.9144 = 36 = 3 = 1 = 30.1752 = 3.01752 = 2.414016
1 寸 ≈ 0.030303 ≈ 1.1930 ≈ 0.099419 ≈ 0.033140 = 1 = 0.1 = 0.08
1 尺(曲尺) ≈ 0.30303 ≈ 11.930 ≈ 0.99419 ≈ 0.33140 = 10 = 1 = 0.8
1 尺(鯨尺) ≈ 0.37879 ≈ 14.913 ≈ 1.2427 ≈ 0.41425 = 12.5 = 1.25 = 1