図書館戦争
| 図書館戦争シリーズ | |
|---|---|
| ジャンル | SF、ディストピア、パラレルワールド アクション、ラブコメディ |
| 小説 | |
| 著者 | 有川浩 |
| イラスト | 徒花スクモ |
| 出版社 | メディアワークス(ハードカバー) 角川書店(文庫) |
| レーベル | 電撃の単行本(ハードカバー) 角川文庫(文庫) |
| 刊行期間 | 2006年2月10日 - 2007年11月10日 |
| 巻数 | 全4巻 |
| 小説:別冊 図書館戦争 | |
| 著者 | 有川浩 |
| イラスト | 徒花スクモ |
| 出版社 | アスキー・メディアワークス(ハードカバー) 角川書店(文庫) |
| レーベル | 電撃の単行本(ハードカバー) 角川文庫(文庫) |
| 刊行期間 | 2008年4月10日 - 2008年8月9日 |
| 巻数 | 全2巻 |
| 漫画:図書館戦争 LOVE&WAR | |
| 原作・原案など | 有川浩 |
| 作画 | 弓きいろ |
| 出版社 | 白泉社 |
| 掲載誌 | LaLa |
| レーベル | 花とゆめコミックス |
| 発表号 | 2007年11月号 - |
| 発表期間 | 2007年10月24日 - |
| 巻数 | 既刊11巻 |
| 漫画:図書館戦争 SPITFIRE! | |
| 原作・原案など | 有川浩 |
| 作画 | ふる鳥弥生 |
| 出版社 | アスキー・メディアワークス |
| 掲載誌 | 月刊コミック電撃大王 |
| レーベル | 電撃コミックス |
| 発売日 | 2008年6月27日 |
| 発表号 | 2008年1月号 - |
| 発表期間 | 2007年11月21日 - 連載中止 |
| 巻数 | 全1巻 |
| アニメ:図書館戦争 | |
| 原作 | 有川浩 |
| 監督 | 浜名孝行 |
| シリーズ構成 | 古怒田健志 |
| 脚本 | 坂井史世、谷村大四郎、高橋郁子 ハラダサヤカ |
| キャラクターデザイン | 中村悟 |
| 音楽 | 菅野祐悟 |
| アニメーション制作 | Production I.G |
| 製作 | 図書館戦争製作委員会 |
| 放送局 | 放送局参照 |
| 放送期間 | 2008年4月11日 - 2008年6月27日 |
| 話数 | 全12話+未放映1話 |
| テンプレート - ノート | |
| ウィキプロジェクト | 漫画、アニメ |
| ポータル | 文学、漫画、アニメ |
『図書館戦争』(としょかんせんそう)シリーズは、アスキー・メディアワークスより出版されている有川浩の小説。イラストは徒花スクモ。シリーズは『図書館戦争』(2006年2月)、『図書館内乱』(としょかんないらん)(2006年9月)、『図書館危機』(としょかんきき)(2007年2月)、『図書館革命』(としょかんかくめい)(2007年11月)の全4巻で構成される。ここでは、スピンオフ小説をはじめとする派生作品(漫画、テレビアニメ、劇場アニメ、実写映画)についても扱う。
架空の法律が社会に重大な影響を与えていることから、パラレルワールドやディストピアの世界を描いたSF小説にも分類されるが、主人公の成長と恋愛模様を描いた恋愛小説の要素も多分に含まれている。
目次 |
概要[編集]
本編シリーズ全4巻と外伝シリーズ『別冊 図書館戦争』全2巻からなる。第1作目である『図書館戦争』は、「『本の雑誌』が選ぶ2006年上半期エンターテイメント」第1位、2007年本屋大賞第5位に入賞し、シリーズとしては2008年に第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。アニメ版が第40回星雲賞メディア部門の参考候補作となった。累計発行部数は2013年3月時点で400万部を突破している[1]。
メディア展開も多岐に渡り、漫画版が『LaLa』2007年11月号から弓きいろによって、『月刊コミック電撃大王』でも2008年1月号からふる鳥弥生によって連載開始された。2008年4月からProduction I.G制作のテレビアニメ版が深夜枠で放送されると共に、同月からアニメのキャストが出演するWEBラジオを配信。2012年6月に続編となるアニメ映画が公開された他、2013年4月から実写映画が公開中である。
2011年に角川文庫からDVD封入特典の短編と書き下ろし1編を収録した文庫本が発売された。
文芸誌『ダ・ヴィンチ』2009年5月号の「有川浩徹底特集」における、「有川ワールドなんでもランキング」の「好きな作品BEST10」では、第1位となった『図書館戦争』を始め、第3位に『別冊 図書館戦争I』、第5位に『図書館革命』、第8位に『別冊 図書館戦争II』がランクインしている。
あらすじ[編集]
舞台は2019年の架空日本となる。高校3年生の時出会った一人の図書隊員に憧れて図書隊入隊を志した少女・笠原郁。ストーリーはそのまっすぐな成長と恋を追うとともに、メディアの自由を巡る人々の戦いを描く。
1988年、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を規制するための「メディア良化法」が制定される。法の施行に伴いメディアへの監視権を持つ「メディア良化委員会」が発足し、不適切とされたあらゆる創作物は、その執行機関である「良化特務機関(メディア良化隊)」による取り締まりを受けることとなる。この執行が妨害される際には武力制圧も行われるという行き過ぎた内容であり、情報が制限され自由が侵されつつあるなか、弾圧に対抗した存在が「図書館」だった。
実質的検閲[2]の強行に対し、図書館法に則る公共図書館は「図書館の自由に関する宣言」を元に「図書館の自由法」を制定。あくまでその役割と本の自由を守るべく、やがて自ら武装した「図書隊」による防衛制度を確立する。これ以降図書隊と良化特務機関との永きに渡る抗争に突入した。
昭和から正化に時代を移し、メディア良化法成立から30年を経た正化31年。図書隊は激化する検閲やその賛同団体の襲撃によって防衛力を増し、拡大解釈的に良化法を運用し権勢を強めるメディア良化委員会との対立は加速していた。かつて、大切な本を検閲から守ってくれた図書隊員を追って図書隊に入隊した郁は、憧れの“王子様”堂上篤と知らぬまま再会を果たす。しかし指導員になった堂上は郁の目指したのとは正反対の鬼教官だった。男性隊員にも引けを取らない身体能力がとりえの郁は、顔も名前もわからない王子様を慕って人一倍過酷な訓練をこなすが、堂上は5年前自らの独断が起こした事件を重く受け止めていた。やがて郁は初の女性隊員として図書特殊部隊に配属され、堂上の下で幾多の困難な事件と対面しながら、仲間とともに助け合い、成長していくこととなる。
製作背景[編集]
本作品の執筆は、2004年11月頃「図書館の自由に関する宣言」を見たことがきっかけとなった[3]。有川浩の夫が図書館に掲示されている宣言文を紹介したためで[4] 、興味を持った有川は担当編集者に次回作のテーマとして提案した。そして、「図書館の自由に関する宣言が一番ありえない状況で適用されたらどうなるか」を考えた結果として完成したのが『図書館戦争』シリーズである[5] 。この宣言文の引用は小説発表後に論議を呼んだ[6][7]。
本作は有川が初めて企画構想段階からシリーズ化を予定していた作品であるが、当初は3巻で完結する構想だった[8]。メディアワークス側の要請で全4巻となり、さらに漫画化やアニメ化といったメディアミックスや外伝小説(『別冊 図書館戦争』シリーズ)、新潮社とのコラボレーションによるスピンオフ小説(『レインツリーの国』)へと発展した。
作中設定[編集]
設定に関する説明は、特に断りのない限り、原作小説の設定あるいは派生作品(外伝小説・漫画版・アニメ版・実写版)と共通するものである。
図書館法(正式名称:図書館の自由に関する宣言法)[編集]
1988年に発足したメディア良化委員会による検閲に抵抗するため、それまでの図書館法全3章を基礎に『図書館の自由に関する宣言』の主要章題を付け加える形で改定された新たな図書館法。図書館の武装化根拠法となっている。
この「図書館の自由に関する宣言」は実在の宣言文の主文から一部改変して引用されており[9][10]、作中でも多く登場している。
法律構成[編集]
全4章、34条で構成。
- 第1章 - 総則(第1条-第9条)
- 第2章 - 公立図書館(第10条-第23条)
- 第3章 - 私立図書館(第24条-第29条)
- 第4章(図書館の自由) - 図書館の武装化(第30条-第34条)
- 第30条 図書館は資料収集の自由を有する。
- 第31条 図書館は資料提供の自由を有する。
- 第32条 図書館は利用者の秘密を守る。
- 第33条 図書館はすべての不当な検閲に反対する。
- 第34条 図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。
運用詳細はメディア良化法と同じく施行令で随時補われる。
図書隊[編集]
図書館が図書館法(図書館の自由に関する宣言法)を根拠として正化16年(2004年)に設立した独自の防衛組織。シンボルマークはカミツレ(カモミール)の花と本を組み合わせたもの(カミツレは後述の「日野の悪夢」において命を落とした稲嶺夫人が好んだ花で、花言葉は「苦難の中の力」)。全国10地区に図書隊基地を設置している。
国家機関である良化特務機関に対抗するため広域地方行政機関としての性質を持ち、独自の人事、予算管理を行う。これは「中小都市における公共図書館の運営」(通称「中小レポート」)により国立国会図書館以外の全図書館が地方自治体に属し、中央組織が存在しないためだが、よって資金面の課題も存在する。良化法の施行以来公共図書館の役割は急激に増し、各自治体では目的税として図書館税が導入されていった。
当初の体制は拳銃を装備した警備隊程度のものだったが、「日野の悪夢」等に見られる良化法賛同団体によるテロや、良化特務機関の威力的検閲のエスカレートに伴い防弾衣や軍用銃などが配備され[11]、図書隊制度確立と防衛力強化が進むこととなった。図書隊および良化特務機関は超法規的解釈により、戦闘行為を行っても第三者の生存権や財産権を侵さない限りは、たとえ死傷者が出たとしても司法が介入することはない。交戦規定上、市街地等での発砲権はなく、図書隊の図書館施設外における武装には申請が必要である。本来互いを殺傷する目的での交戦は禁止されており、弾薬は弱装弾が使用される。専守防衛の図書隊だが、抗争が激化する現在、実戦経験では警察はおろか自衛隊をも凌ぐとされる、より危険度の高い職業となっているのが実情である。
従来の日本国内の機関と異なり、映像化・マンガ化の際の礼式基準では敬礼は挙手注目による敬礼とされる。なお、テレビアニメ版においては図書隊の敬礼時に左手での挙手が行われているが、一般的な挙手の敬礼は傷病などで右腕が使えない場合を除いて右手で行うものが世界標準であり、後に制作された劇場版では変更されているため設定考証の誤りと見られる。
図書隊の組織構成[編集]
全国組織[編集]
図書隊は以下のように全国10区に区分され、各基地が機動的に対応する。所属人員数は総計約30000人[12]。本作の舞台はこのうちの関東図書隊である。
- 北海道図書隊
- 東北図書隊
- 関東図書隊
- 北陸図書隊
- 中部図書隊
- 関西図書隊
- 中国図書隊
- 四国図書隊
- 九州図書隊
- 沖縄図書隊
各組織[編集]
- 業務部
- 通常の図書館業務担当の部署。業務部員が所属する。防衛部よりも安全な部署とみなされがちだが、情報戦的な任務も多い[13]。
- 防衛部
- 防衛業務を担当する部署。防衛員が所属する。図書館および関連施設の警備や、蔵書の破損・盗難などに対する警戒業務、検閲抗争や良化法賛同団体のテロ行為に対する防衛戦を主な任務としている。
- 通常装備は特殊警棒、手錠、拳銃 (SIG P220) 。
- 図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)
- 通常図書館業務から大規模制圧戦まで、全業務に精通する精鋭部隊。関東図書隊では50名強の図書特殊部隊員が所属している。平時は基地に駐屯し、市街哨戒のほか各図書館の要請に応じて出動する。
- 防衛部である程度の経験を積んでから転属になるのが普通で、郁と手塚が新人訓練終了後に直接配属されたのは異例である。
- 主な個人装備は、防衛員の装備に加え64式7.62mm小銃、89式5.56mm小銃、9mm機関けん銃である(弾は弱装弾を配備)。任務によっては無線機やファーストエイドキットの携行、防弾仕様の大盾を使用することもある。その他UH-60JAヘリコプターや化学兵器によるテロを想定した防護服なども配備されている。
- 戦闘時には防衛員、図書特殊部隊員ともに機関けん銃または自動小銃を装備し、派生作品によるとオリーブドラブ色の戦闘服に戦闘用ヘルメットとボディアーマー、エルボーパッドとニーパッドを着用するスタイルが基本である。
- 後方支援部
- 蔵書や戦闘装備の調達整備、その他物流一般を担当する部署。管理職以外は一般の商社にアウトソーシングしており、アウトソーシング人員の階級は部内に限定される。
- 総務部
- 図書隊人事などを管轄する。
- 図書大学校
- 図書隊制度発足と同時に設立された図書隊附属教育機関(大学ではなく大学校なのもこのため)。開校後10年で閉校。辞職する司書が続出した当時、優秀な図書隊員を早期育成する目的で発足した。学生は在学中から準図書隊員としてOJTを受け、卒業後は成績によって直ちに三等図書正または図書士長に任命された(正化31年現在は、大卒者は一等図書士・高卒者は二等図書士が初任階級となる)。堂上、小牧の両名は図書大学校最後の卒業生に含まれる(卒業と同時に三等図書正に任官)。閉校理由は目標人員数が確保できたためとされているが、これについては種々の噂が囁かれている。
- 情報部
- 実験構想中の諜報機関。
- 小説に名称のみ登場する部署
-
- 法務部
- 施設整備部
その他の図書隊の機関[編集]
問題点[編集]
- 組織体制
- 各図書館が独立運営だった法施行前の体制を反映し、図書基地司令と図書館長は同位の特等図書監となっている。そのため基地司令は有事の際しか区域内の図書館の管轄権限を持たず、館長にも異議の提案権が認められている。
- 原則派と行政派の対立
- 図書隊内における派閥闘争とも言えるのが原則派と行政派の対立である。図書隊員はその多くが図書館の原則と独立性を重視する稲嶺司令を中心とする原則派と、図書館を行政のコントロール下に置くべきとする行政派に別れる。各派内にも主張の違いはあるものの、概ね両派は折り合いが悪い。
- 第3の派閥
- 原則派とも行政派とも違う第3の派閥となるのが、手塚慧を筆頭とする「未来企画」である。図書隊を中央集権型の国家公務組織へ格上げすべきだと主張する図書館組織内の研究会であり、自らを中立派と呼称している。国家公務組織への格上げ、特に文部科学省の機関になることにより、法務省の下部組織である良化委員会と検閲その物の正当性を争えるという思想を持つ。しかしこれらを実行するには検閲対抗権(図書隊の主要な権限)を大きく譲らなければならず、実現したとしても検閲を根絶するには数十年単位の時間がかかるため、その間国民は検閲を強いられることとなる。
図書隊の階級呼称・階級章のデザイン[編集]
- 特等図書監
- 図書基地司令、大規模な図書館の館長などの職務をつとめる。階級章は大きな1つのカミツレの花。
- 一等図書監
- 図書基地副司令などの職務をつとめる。 階級章は二重の閉じた本の上に3つのカミツレの花。
- 二等図書監
- 準図書基地準司令、図書館長代理などの職務をつとめる。 階級章は二重の閉じた本の上に2つのカミツレの花。
- 三等図書監
- 隊長などの職務をつとめる。 階級章は二重の閉じた本の上に1つのカミツレの花。
- 一等図書正
- 階級章は閉じた本の上に3つのカミツレの花。
- 二等図書正
- 階級章は閉じた本の上に2つのカミツレの花。
- 三等図書正
- 階級章は閉じた本の上に1つのカミツレの花。
- この階級以上の隊員は公用車の使用、「見計らい権限」の行使が可能。
- 図書館が購入予定の見計らい図書に指定されたものは良化隊による検閲を免れる。ただし規定予算外の図書の購入を一隊員が判断することは通常ない。
- 図書士長
- 図書大学校出身者は入隊時この階級か三等図書正に任命される。階級章は三重のV字に開いた本。
- 一等図書士
- 大卒の隊員は入隊時にこの階級に任命される。 階級章は二重のV字に開いた本。
- 二等図書士
- 高卒の隊員は入隊時にこの階級に任命される。 階級章は一重のV字に開いた本。
- 三等図書士
- 階級章は閉じた本が1つ。
昇進は三等図書正までが試験と考課、以降は考課のみの査定。試験は半年に1度の割合で行われる。現在図書士長から三等図書正への昇任は、士長までを一定期間務めていないと受験資格である部長の推薦がもらえず、推薦をもらった最初の年の試験で昇任することは初年度昇任と呼ばれる。なお、捕り物や検閲抗争といった任務が中心の防衛部と違って館内での仕事が中心の業務部は、真面目なだけでなく積極的なイベント提案などの勤務態度が考課の加点に繋がる。
階級章のデザインに用いられているカミツレの花は「日野の悪夢」で亡くなった稲嶺夫人が好んでいたものであり、花言葉は「苦難の中の力」。作中では、郁と堂上に大きな影響を与える重要な花となる。
この階級章のデザインには不自然な面が見られるが(図書士長の階級章を「閉じた本が1つだけ」にし、一等~三等図書士の階級章を「三~一重のV字に開いた本」にすれば、上位の図書正の階級章とのつながりも自然になる)、これは設定の際に以下のような経緯があったためである。
設定の初期段階では図書士長の階級はなかったが、実際の軍組織に倣って追加された。その際、階級章の設定をした人物は一般的な軍組織どおりに図書士長を一等図書士の上位としてデザインした。一方、階級をまとめた人物は軍事知識に乏しく、図書士長を一等図書士の上位ではなく三等図書士の下位と誤認して階級を定めた。この時点で図書士長の序列は誤っているものの階級の名称と階級章は矛盾のない組み合わせになっていた。その後、誤りを修正しようとした際に階級名称の序列だけを修正し、階級章の並びをそのままにしたために、三等図書士の階級章が一等図書士と三等図書正の中間のデザインのままとなってしまった[要出典]。
しかし別の見方として、図書士長~三等図書士の階級章はまさに自衛隊の士長~三士の乙階級章と類似しており問題ないとも考えられる。自衛隊の士長は三重のV字、一士は二重のV字、二士は一重のV字、三士は一重の一文字で、図書士長~三等図書士の階級章と類似している。だが図書正と類似する自衛隊の三尉の甲乙階級章(陸空自)は一文字に一つの桜花であり、その直近下位の准陸空尉は、色と厚みが違うが三士の乙階級章と同等の一重の一文字である。詳細は階級章 (自衛隊)を参考。
図書隊に関係する施設[編集]
- 関東図書基地
- 関東図書隊における中心基地で、関東各県の準基地を統括する。図書特殊部隊を擁するほか、新入隊員の訓練も行われる。
- アニメ版では航空自衛隊入間基地がモチーフとなっている[14]。
- 独身寮や官舎も整備されており、寮では基本的に女子は2人部屋、男子は4人部屋になるが、三等図書正以上の者は空きがあれば女子は個室、男子は2人部屋が与えられる(男子寮で個室になるのは二等図書正から)。男子寮と女子寮はロビー等の共有スペースを挟んで同じ建物を二手に分けた構造で、それぞれに寮監がいる。
- 武蔵野第一図書館
- 関東図書基地に隣接する基地付属図書館。周辺の図書館と連携した共同保存図書館(デポジットライブラリー)も兼ねるため、公共図書館としては都内最大級の蔵書量、貸出数を誇る。
- アニメ版では国立国会図書館(東京本館)がモチーフとなっている[14]。
- 奥多摩訓練場
- 奥多摩山中に存在する図書特殊部隊専用の訓練施設。射撃場、グラウンド、降下(リペリング)訓練塔を備えた屋内訓練用隊舎と宿舎がある他は、郁曰く手入れが行き届かない山野が広がっている。特殊部隊員は3ヵ月に一度、2班ずつ交代で2週間の特殊訓練を受けることになっている。新隊員配属時は新隊員を受け入れた班を含めた3班で1ヶ月半の集中訓練を行った後、野外行程が実施される。
メディア良化法[編集]
1988年に日本で制定された、青少年に悪影響を与える有害情報や人権を侵害したり公序良俗を乱す表現を取り締まるための法律。実質的検閲の合法化と言える[2]。興味本位の過激なイエロー・ジャーナリズムによる報道被害が社会問題化していたという現実の昭和末期と同様の状況[15]に加え、スキャンダルを追いかけることに血道を上げる余りマスメディアが持つ権力監視機能が機能していなかったことと、国民の政治への無関心が、本来なら成立するはずのないこの法律を成立させた背景にある。
この法律に基づき、法務省(アニメ版等では司法省)の下部組織として「メディア良化委員会」が発足した。その運用に外部機関による監査などの制度は設けられておらず、メディア良化法ならびにメディア良化委員会を批判する報道を取り締まるなど不当な行使が可能な点も問題とされる。
メディア良化委員会[編集]
メディア良化法の施行に伴って設立された法務省(アニメ版等では司法省)の下部組織。各都道府県に代執行機関となる良化特務機関(メディア良化隊)を設置し、公序良俗を乱すあらゆるメディアに対する取り締まりを行う。その内容は小売店に対しては入荷物の検閲、版元には流通差し止め命令、マスコミには放送禁止・訂正命令、インターネット上ではプロバイダーへの削除命令など多岐に渡り、事実上の言論統制となっている。これによって書籍の価格も法施行前より十倍~数十倍ほどに高騰した。財産権の侵害になり得る個人の所有物にあたる物品は基本的に対象外だが、解釈の余地の広い検閲基準は随時細則や施行令で補われる。取り締まりに抵抗する者に対しては武力の行使が正当化されており、その裁量権は執行機関に委ねられるという極めて恣意的なものである。作中においてメディア良化委員会側の視点による正義は一切語られることがない[16]。図書館法により検閲に抵抗する図書隊とは対立関係にある。
メディア良化隊による検閲権の執行に際しては、代執行宣言の通達と周辺道路の交通規制等が行われる。図書隊と同じく市街地での発砲権はないが、アニメ版では、小牧の左足を負傷させる、抗争の終了間際に児童館に侵入した子供に威嚇目的で発砲するなどの不祥事も見られる。しかし良化委員会側はその事を不問に付しており、小牧曰く「あいつら(メディア良化委員会)にとって約束は守る為じゃなく、上手に破る為にある」。
良化隊の正式装備は紺の制服あるいは警察の特殊部隊の様な戦闘服に、アニメ版ではMP5サブマシンガンと狙撃銃を装備している。
日野の悪夢[編集]
正化11年(1999年)2月7日、メディア良化委員会に同調する政治結社が、当時公共図書館としてシンボル的存在であった日野市立図書館を襲撃した事件。館長を務めていた稲嶺は右足を失う重傷を負い、稲嶺の妻を含め12人の死者を出した上、図書館の蔵書も1冊を除き全損するなど未曽有の大惨事となった。被害が拡大した原因として、図書隊制度が確立されていなかったために周辺図書館との連携が遅れたことや、警察の介入が大幅に遅れたことなどが挙げられる。後段の理由や襲撃犯が軍用銃等で重武装していた点から、影で良化委員会が糸を引いていたのではないかという噂が今なお絶えない。良化委員会はこの噂を否定している。実行犯は逮捕されたものの、後の捜査が不自然に打ち切られたことに何らかの圧力が働いたとの見方が強く、図書隊と警察機関との亀裂が深まる結果となった。 これ以降図書隊は稲嶺を中心に本格的な防衛力を備え、良化特務機関との抗争は銃火器などを伴うより激しいものへとなっていった。
元号「正化」[編集]
作品世界では1989年の昭和改元において、昭和に続く元号は平成ではなく「正化(せいか)」となっている。よって物語開始時点の西暦2019年は正化31年である。「正化」は実際に昭和の次の元号として平成・修文と共に最終候補まで残っていたものであり、これについては平成#改元を参照。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
(笠原郁等の年齢は『図書館戦争』冒頭の笠原郁入隊時基準)
- 笠原 郁(かさはら いく)
- 声 - 井上麻里奈
- 『熱血バカ』。22歳。身長170cm。この高身長と戦闘職種ゆえにすっきりと鍛えられすぎた体つきがコンプレックス(自称「戦闘職種大女」)。髪型はストレートのショート。防衛部・図書特殊部隊所属(女性では史上初かつ唯一の特殊部隊隊員)・堂上班班員。一等図書士(後に図書士長→三等図書正)。血液型はO型。
- 本作の主人公。茨城県水戸市出身。幼少の頃から本が大好きで、高校3年生の秋、良化機関員の検閲から救ってくれた図書隊員に憧れて図書隊員を志す。
- 明朗快活で心優しい真っ直ぐな性格。正義感が強く仲間思いだが、本を狩られる痛みには誰より敏感で泣き虫といった繊細な一面もあり、ときには無理をして気丈に振る舞ってしまうこともある。また自分に向けられる好意には鈍感で、自他ともに認める顔覚えの悪さから、手塚慧に明かされるまで、自分を助けてくれた憧れの図書隊員(郁曰く「王子様」)の正体に気付かなかった。一方で勘が鋭く人の真意には敏い一面があり、他人の気持ちにも真摯に寄り添う濃やかさと芯の強さを持つ。恋愛には慣れておらず一途で純情であり、手を握られただけで赤面する。また無防備さからときどき思考がだだ漏れになる。夜遅くにチョコを食べるとニキビが出来やすい体質で、酒にはめっぽう弱くワイン2杯で潰れて眠ってしまう。好物はアジフライ。山育ちで草花に関する知識が高い。
- 生まれつき高い身体能力を持ち、更に中学から大学まで陸上部に所属していたため、体力は抜群でインターハイに出場するほど足も速いが、男に比べて体が軽い(女子の標準体重にも達していない)ので、犯人に馬乗りになっただけでは確保できないことも多い。射撃は特殊部隊内最低レベルだが、降下(リぺリング)は周囲が絶賛するほどの腕前。通常の図書館業務や座学を苦手とするが、現状を認識し柔軟な発想を活かした判断力に富む。また忍耐強く肝が据わるタイプで、突っ走ってしまう傾向はあるものの、緊急時では機転を利かせた行動で定石を覆し、良い結果を導き出すところがあるため、隊のフラッグシップ的な役割を担うこともある。『図書館革命』における当麻蔵人の亡命の立案者であり、任務中に堂上が負傷し離脱せざるを得なくなったため、台風の中、単独で任務を遂行した。
- 戦闘力は非常に高く、堂上を担いで走れるほどの怪力の持ち主。図書館の本に貼られた管理用シールをカッターで切り取り図書を持ち出して逃走した青年に、その俊足で追いつき確保した際に、勧告して尚も抵抗する犯人の顔面を返り血が飛び散るほど殴ったり、女性に刃物を突きつけた男の腕を圧し折ったりする(一応手加減はしたらしい)など、犯人確保で男を凌ぐ活躍を見せている。得意技は大外刈り。反射的に堂上を投げ飛ばしてしまったこともある。
- 特技は子供の扱いと絵を描くこと。胸はAカップだが、美脚で引き締まったスレンダーなモデル体型をしておりスタイルが良い。男勝りな言動により「山ザル」呼ばわりされるが、女性らしい服装及び薄化粧のみで周囲が見惚れるほどの美女になるため、図書館内の囮捜査では戦闘力も含めて囮(餌)として重宝される。
- 堂上とは、入隊当初こそ口論の絶えない仲だったが、何かと自分を支えてくれる堂上と接する中で堂上のことを心から尊敬し、互いに強い絆と信頼で結ばれていく。また、堂上の部下であることに誇りを持っており、彼のような図書隊員になることを目標としている。憧れの図書隊員(王子様)の正体を知った後は、過去の言動により堂上と接する際の自分の態度に苦悩したが、小牧のアドバイスなどを経て、茨城県展攻防戦を機に堂上への気持ちをはっきりと自覚した。当麻亡命事件終了後に堂上に告白し、最終的には堂上と結婚、寮を出て官舎で暮らしている。以降は、特殊部隊内と柴崎は旧姓の「笠原」のままだが、それ以外の場では夫・篤と区別するため「堂上三正」と階級をつけて呼ばれる。
- 「山ザル」、「クマ殺し」(詳細は玄田の項参照)、「ブラッディ笠原」(上述の返り血事件より)、「純粋培養純情乙女・茨城県産」など数々の異名を持つ。
- 家族構成は、父、母、3人の兄。長兄のことを大・中・小の大から「大兄ちゃん」と呼ぶ。
- 文芸誌『ダ・ヴィンチ』2009年5月号「有川浩徹底特集」における「有川ワールドなんでもランキング」の「好きなキャラBEST10」では第2位を獲得するなど、有川作品の女性キャラクター中で最も高順位に位置する。また、「好きなカップルBEST10」では、堂上とともに堂々の第1位を獲得した。
- 堂上 篤(どうじょう あつし)
- 声 - 前野智昭
- 『怒れるチビ』。27歳。身長165cm。防衛部・図書特殊部隊所属。二等図書正(後に一等図書正)。郁、小牧、手塚を擁する班(4人は隊内でも最少人数)の班長を務める、郁の直属の上官。班内で一番身長が低く、郁との口論の際(初期)に何度か「チビ」と言われている。12月生まれ。
- 小牧とともに図書大学校最終年度の卒業生の1人であり、図書特殊部隊隊員として、図書館業務・戦闘双方において優れた能力を発揮する。もともと、本質的には郁と同様「考える前に動く」という直情径行型の人間であったが、過去の経験や反省による自制心から、現在は常識や正論を重視し、理性でものを考えるやや堅物な傾向がある。そのため、かつての自分に似た郁の言動を見て「俺が捨てた物を後生大事に拾ってくるな」と内心でぼやき、また当時の堂上を知る小牧は、度々2人を「似た者同士」「相性が良すぎて無茶が加速する組み合わせ」と評する。
- 郁には必要以上に厳しいが、内心では日々彼女の成長を喜び、誰よりも大切に思っている。性格・外見とも真面目で実直なため、外部の人間と接する必要がある場面では重宝されるが、真面目さが祟って部隊内ではいじられ役になることが多い(これは隊長および隊員の気質によるところも大きい)。しかし、からかいの度が過ぎると上官も先輩も後輩も同期もなく激怒する。口癖は「アホか貴様!」。仏頂面がトレードマークだが、ポーズであることがままある。
- 叱るときや褒めるときなどは、主として頭に対して行うことがマイルールであるらしく、ゲンコツ、叩く、小突く、撫でる、手を置くなどのバリエーションがある。手が届き難いときには書類などを丸めて行う場合もある(対手塚など)。また、ヘルメットを被っているときは例外として肩を叩くようだ。
- 実は郁の「王子様」である。郁の入隊面接時、面接官として同席していた堂上は、見計らい権限で救った少女だと気づいたものの、郁が語った「完璧超人」と言えるような当時の自分の美化されっぷりに、机から顔を上げられなくなった。この面接により、図書隊幹部及び上官たちは堂上がかつて救った少女が郁だと把握し、面白がった玄田の計らいにより、訓練期間の担当教官、及びその後も上官として郁の面倒を見ることになった。だが、自身による失態(見計らい権限の独断行使)が、郁を図書隊の中で最も危険な防衛部へ志望させてしまったことに深く責任を感じており、自分の目の前で傷つかれる前にリタイヤさせるため、当初はとりわけ郁を絞っていた。郁への気持ちには蓋をするつもりであったようだが、ごく稀に公私混同するような行動(手塚慧に会いに行った郁を強引に迎えに行くなど)や、郁が心細がっている際に手を握るなどの行動を取ることもあり、手塚以外の周囲にはバレバレである。
- 作家・当麻蔵人の大ファンで、『図書館革命』における亡命事件では郁とともに当麻の護衛に当たったが、最中に良化隊員の発砲により右大腿部を負傷したため、郁に任務の遂行を託した。長時間・大量の雨に当たって発症した低体温症と大量の失血の為に一時は生死の境を彷徨ったが回復。無事任務を完了した郁の告白を受け入れて、交際を始める。最終的には郁にプロポーズし、『図書館革命』のエピローグで郁と結婚している。その後、郁の兄達から「兄妹喧嘩の際の決め技」として「投げっぱなしジャーマン」を教わっており、夫婦喧嘩の際は郁をベッドへ放り投げたり(郁は投げられることに慣れているので反射で受身を取る)、お姫様抱っこをしてからかったりすることがお約束になりつつある。また料理の腕は、新婚当初は郁と五分五分であったが、凝り性なため、現在では彼の方が凝った料理を出す。関西出身の父親に仕込まれたため、お好み焼きも得意。
- 家族構成は、父、母、妹。「静佳」という名前に反して野放図な妹に辟易しているが、何だかんだといって仲は良い。
- 「有川ワールドなんでもランキング」の「好きなキャラBEST10」では第1位を獲得。
- 小牧 幹久(こまき みきひさ)
- 声 - 石田彰
- 『笑う正論』。27歳。身長175cm。防衛部・図書特殊部隊所属。二等図書正(後に一等図書正)。堂上班の副班長を務める。
- 図書大学校時代からの堂上の同期で、学生時代は学年首席を取ったり取られたりする間柄であったが、大学校卒業後、高校時代の郁が堂上に助けられた一件を機に堂上とつるむ仲になる。防衛部に配属されてから3年後、堂上とともに図書特殊部隊に抜擢された。稀にだが、堂上のことをからかうときあるいは窘めるときは「班長」と呼ぶ。
- 笑い上戸で、スイッチが入ると必死に堪えるものの、時には堪えきれず席を外す程である。上戸に入る主な原因は、郁と堂上絡みであることが多い。実は郁の入隊面接時に面接官として堂上とともに同席していたため、初期から「王子様」の正体を知っていた。そのため郁が王子様の正体を知って苦悩した際には、堂上の親友及び過去を知る人物として郁にアドバイスをもちかけるなど、郁と堂上両者の良き相談相手でもある。ただし、雑誌運搬の際に自動ドアに突っ込んで目の周りが腫れあがった郁(玄田曰く「のらくろ」)を見て、堂上同様、郁にツバを飛ばすほど吹き出すなど割と真面目な場面でも笑い上戸は健在のようである。なお、その後の郁による『王子様卒業宣言』を堂上以外で聞いている唯一の人物であり、そこでも横隔膜を攣るほどに笑い伏せている。
- 公の場では常に正論を貫くが、自分に対しても容赦なく正論を向ける。実際には話の通じない石頭ではなく、むしろ相手の感情や思惑を正確に把握でき、正論を語る際も基本的には情状を斟酌して行う。これには幼馴染である毬江(後述)への想いも絡んでいる。
- 温和な人柄の持ち主で滅多に言動を荒らげることはないが、時としてピリピリした態度を取ることはある。また毬江の身に危険が迫った時は珍しく取り乱した態度を取ったり、怖い顔で犯人に脅しをかけたこともある。
- 堂上が無断で見計らい権限を行使した際(郁が堂上に助けられた一件)の査問の後で、「巻き込まれたのが自分にとって大切な相手なら、自分も同じ行動を取っていた」と告げたらしい。自分の弱みはあまり見せないが、隊内と柴崎には毬江がその1つであることを知られている。
- 「有川ワールドなんでもランキング」の「好きなキャラBEST10」では第4位。「好きなカップルBEST10」では毬江とともに第4位。
- 手塚 光(てづか ひかる)
- 声 - 鈴木達央
- 『頑な少年』。22歳。身長180cm。防衛部・図書特殊部隊所属。一等図書士(後に図書士長→三等図書正)。郁とは同期。父親は図書館協会会長。
- 几帳面で努力家で誠実だが、完璧主義で融通が利かず恋愛に疎い。家族の問題から、図書隊員および特殊部隊員として優秀な存在になることを目標としている。入隊当初はその思いのあまり、自分の尺度では優秀とは思えない郁が特殊部隊に配属されたことに不満を持っていたが、堂上の叱責と当の郁に自分の弱点(高所恐怖症)を指摘された際に、郁に自身の弱点を見抜かれていたこと、そしてそれを郁が手塚に悟らせていなかったことから、自分の価値観とは異なる視点から郁の長所を見るようになった。ただし以後も郁の図書隊員として足りない部分に関しては説教し、尊敬する堂上に言動が似つつあるので、時に郁から「プチ堂上」と呼ばれることがある。高所恐怖症の気があったが克服。狙撃班として高所からの狙撃に従事するなどもはや問題なく、堂上と小牧に感心された。
- 子供の扱いが苦手で、士長への昇任試験の際の実技が子供相手であることに悩み、柴崎の助言を受けた(その後報酬をぶん取られる)。また、超がつく程のブラコンで、決裂している兄に対して未だ期待を捨てられず、高校時代に兄からもらった時計を処分できずにいた(後に柴崎の手で質に入れられる)。兄が主宰する「未来企画」の努力の甲斐あって検閲抗争時の火器使用が禁じられた後、柴崎が脅迫めいた手段で背中を押したことで、兄とはやや和解の方向へ進んだ。
- 『図書館革命』のエピローグ及び『別冊図書館戦争II』では、郁とともに新人隊員の練成教官を務めている。
- 柴崎とは、兄の手塚慧や「未来企画」に関する成り行きから秘密と情報を共有することになって以来、微妙な間柄となる。柴崎からはバレンタインデーに「欲しいのを食べた後」のチロルチョコをもらったり、帰省中のお土産として、お守りをもらったりもした(『別冊 図書館戦争II』では開封してGPS発信機を仕込み、一度返している)。『別冊 図書館戦争II』にて柴崎と結婚する。
- 家族構成は、父、母、兄。
- 「有川ワールドなんでもランキング」の「好きなキャラBEST10」では第9位。「好きなカップルBEST10」では柴崎とともに第2位。
- 柴崎 麻子(しばさき あさこ)
- 声 - 沢城みゆき
- 『情報屋』。22歳。身長157cm。業務部・武蔵野第一図書館所属。一等図書士(後に図書士長→三等図書正)。郁の寮でのルームメイトで親友。郁、手塚とは同期。情報通であり、実験構想中の情報部候補生。防衛部の郁や手塚と同じ試験で昇進している、業務部の出世頭でもある。
- 長いストレートヘアが特徴のかなりの美人で、アニメ版ではオフタイムに眼鏡をかけることがある。利用客だけでなく業務部・防衛部の中にもファンは多いが、「営業用に作ったキャラクター」に惹かれる者に本人は興味はない模様。外見とは裏腹に勝気で容赦のない性格(普段は猫を被っている)。容姿と表向きの性格のため、学生時代から何度もストーカーに絡まれており、対策はばっちり。人前で泣くことを嫌がる。
- 「美人で頭がよくて容赦がない」という本質のため、本性を隠すことに慣れていなかった中学時代は学校で孤立していた。高校、大学と自己の対外的性格設定および人間関係の構築に努めてきたことから、そういった軋轢とは無縁になったが、反面他人との関わりにおいて常に計算を働かせるようになった。それだけに裏表のない計算抜きで付き合うことができる郁のことは、表に出すことはまずないが非常に大切に思っており(郁のことを「あたしの逆鱗」と表現したほど)、彼女に害を為す者は原則として敵とみなす。頭のよさは手塚慧も認めるほど。たまに郁を抱きしめたり、キスをしようとしたりするなど百合な部分がある。
- 恋愛面の知識と経験はあるが、本質を隠して過ごすうちにその方面に臆病になり、外見に寄ってくる相手にしか出会えなかったこともあって、「誰かを大切に想っている人物が同じように自分を見てくれたら」と羨ましく思うことがあったらしい。
- 『別冊 図書館戦争II』にて、ストーカーに誘拐されたことをきっかけに手塚と結婚する。それまでは『キスを担保に携帯を借りられる』『三回キスをした』関係だった。
- 家族構成は父、母、妹、弟。実家は金沢。
- 「有川ワールドなんでもランキング」の「好きなキャラBEST10」では第3位。
- 玄田 竜助(げんだ りゅうすけ)
- 声 - 鈴森勘司
- 『喧嘩屋中年』。43歳。防衛部・図書特殊部隊隊長。三等図書監(後に一等図書監)。
- 郁の戦闘能力を高く買っている。しばしば豪快かつ無茶な作戦を立案するので、豪胆なのか大ざっぱなのか分からない性格と思われがち。だが、実際には諸状況や想定される結果を勘案した上でもっとも効果的と思われる手段を選んでいる。「大人の喧嘩」が得意。稲嶺や部下らの信頼も厚く、緒形の特殊部隊配属時に噛み付いてきた進藤ら部下を一喝して黙らせた。
- 図書館で暴れたり素行の悪い未成年への叱り役をお願いされる事がしばしばあり、その怒る様子を見た郁は思わず「なまはげ?」と漏らし、周囲も笑いのツボを貫かれた。折口曰く、外見は「干支で喩えると虎とか猪」。しかし郁と同様、子供に懐かれる傾向がある。
- ほとんどの場合、無茶な作戦を立案した後の実務は部下(主に堂上)に丸投げしており、そのことでしばしば堂上と口論になるが全く堪える様子はない。小牧曰く「あの人(玄田)はお前(堂上)にそうやって叱られるのが嬉しいんだから」とのこと。郁絡みのことで堂上をからかうこともある。
- 特殊部隊での訓練合宿時に、藁製の熊を象った人形を宿営中のテントに放り込んで新隊員を驚かせるというイベントの創始者であり、これにひるまず応戦しようとした者はこれまで堂上以外にいなかったが、郁が応戦したことで2人目となる「クマ殺し」の異名持ちとなった。このイベントにはかなり執心してるようで、事前にネタバレされると次の新隊員が来るまで延々と根に持つらしい。
- 郁曰く「クマと戦って勝てる人間は図書隊では玄田隊長くらいしかいない」ほど屈強であり、やたらと体が丈夫で、茨城県展で最優秀作品を庇い胴体にサブマシンガンの銃弾32発を撃ち込まれた時ですら、1か月ほどで復活した。
- 過去に「世相社」の雑誌記者である折口と恋人同士で同棲していたが、それぞれ進む道が違うことから別れる。後に、検閲抗争での銃火器の使用が禁止され仕事の危険度が下がったことと稲嶺の薦めにより折口との結婚を決意する[17]。
- 「有川ワールドなんでもランキング」の「好きなカップルBEST10」では折口とともに第7位。
- 稲嶺 和市(いなみね かずいち)
- 声 - 佐藤晴男
- 関東図書基地司令で現図書隊制度設立の立役者。特等図書監。司令職を勇退後は特別顧問となる(勇退前、最後のワガママとして、玄田を2階級特進させた)。
- 一見穏やかで上品な老人だが、玄田のような一癖も二癖もある部下を自由にさせておく器量を持つ。『日野の悪夢』の生存者で、事件当時は日野市立図書館館長を務めていた。『日野の悪夢』で右足と妻を失い、それ以来車椅子で生活している。ただし、公式行事などでは義足で歩行する。この義足はある手順で外すと発信機で関東図書基地に居所を知らせられる構造になっている。なお、車椅子は図書隊後方支援部特製の仕込み車椅子(座面の下に銃を隠せる)。若い頃は妻と共にクレー射撃を嗜んでおり、『図書館革命』では1人で良化隊員を威圧して足止めした。この時使った銃は原作では「クラシックな二連散弾銃」だったが、劇場アニメではレーザー照準を組み込んだSIG P220だった。
- 亡妻が愛したカミツレ(カモミール)を図書隊のシンボルマークに採用する。カミツレの花言葉は、稲嶺勇退後も郁や堂上をはじめとする多くの隊員に引き継がれている。
- 囲碁を趣味にしており、若い頃にプロの名人からアマチュア3段の腕前と認められ、現在では更に腕が上がっていると見られている[17]。
- イメージは児玉清。
主要人物を取り巻く人々[編集]
- 手塚 慧(てづか さとし)
- 声 - 吉野裕行
- 『未来企画』の会長。神奈川県内の図書館員。一等図書正。手塚光の兄。原作『図書館内乱』から登場する。
- 思想の違いから父、弟と離別。制度や企画会員を用いて暗躍する。弟のためならば手段を選ばない性格で、冷酷残忍なところもある。郁を査問にかけるきっかけをつくった張本人であり、郁に王子様の正体を明かした。弟を『未来企画』に取り込むために駆け引きの材料として郁を勧誘するも、郁に内容を知られた上で断られた挙句、光を傷つけたことを指摘された。弟同様かなりのブラコンで、光が電話に出るだけで機嫌が良くなる程。柴崎と情報交換をしており、光の弱みを柴崎が握っているのは、慧から来ていることも多い。逆に柴崎に光をダシにされても、機嫌良く応じる。
- 当麻蔵人亡命事件以降は、図書隊と良化隊の検閲抗争における火器の使用を禁止する法を整備するなど、検閲撤廃に向けた行動に尽力している模様。
- 折口 マキ(おりくち マキ)
- 声 - 田中理恵
- 出版社「世相社」の記者であり、同社の週刊誌「新世相」の編集部主任。中年だがかなりの美人。玄田とは大学時代から付き合いがあり、かつて同棲していた。その為、玄田を最も理解している人物である。
- メディア良化法に反対するメディア側の人物。図書隊初の女性特殊防衛員である郁に興味を持っており、出会い早々に郁の写真を無許可で撮り、取材を要求した。のちに郁の写真を(堂上が断るも)雑誌に載せたため、堂上から抗議を受けることになる。無遠慮で無神経な物言いが玄田に似ているため、堂上にとってはやりづらい相手でもある。図書館関連の人達のことは、基本的に苗字に君・さん付けで呼ぶが、郁のことは『図書館危機』以降、下の名前にちゃん付けで呼んでいる。
- 図書隊と協力し、真実を報道することに尽力している(玄田も彼女には情報の開示を厭わない)。『図書館危機』では、香坂大地の記事の扱いを巡って、玄田に相談を持ち込んだ。
- 中澤 毬江(なかざわ まりえ)
- 声 - 植田佳奈
- 小牧より10歳下の幼馴染の少女。原作では『図書館内乱』から登場する。アニメではDVD第3巻に収録のテレビ未放映話「恋ノ障害」にのみ登場[18]する。
- 中学3年生のときに突発性難聴という病気にかかり、右耳は完全に聴力を失い、左耳も補聴器なしでは聞こえないという状態に陥った。この病気の治療をすべく、中学時代に1年留年している。小牧を幼少の頃から慕っており、小牧に恋人が出来る度に胸を痛めていた。後に小牧の恋人となり、大学卒業後には結婚する約束をしている。
- 普段は携帯電話のメール作成機能を使って他者に意志を伝えている。文字を打ち込む速度は非常に速い。また、喋る事は出来るのだが自分の声の音量がよく分からず、大きな声になるのを嫌って余り喋らない。だが心を許した人の前ではきちんと喋る。
- 館内で痴漢に遭い、嫌な思いをしていたが、図書特殊部隊(主に堂上班)と柴崎の連係プレーによる囮捜査で犯人が逮捕された。逮捕後、小牧から「緊急時に吹くように」とホイッスルを渡され、お守りとして持ち歩いている。
- 大学はノートテイクを受けられるところへ進学し、同級生に手伝ってもらいながら充実した日々を送っている。
- 劇場版でもワンシーンだけ登場。
- 笠原 克宏(かさはら かつひろ)
- 声 - 上別府仁資
- 郁の父親。茨城県庁職員。武蔵野第一図書館に来る前、雑誌で娘の郁が防衛部あるいは特殊部隊に属している事を知っていた。娘の職場を見に来た際に堂上と会い、家族の中では郁の唯一の理解者となる。その後も堂上とは個人間で親交を深めていた様子。茨城県展発表のテレビ中継に県知事と共に出演。その後、県展にて、玄田が銃撃される所を目撃する。
- 笠原 寿子(かさはら としこ)
- 声 - 木川絵理子
- 郁の母親。娘に対して過保護で(兄達に対しても押し付けはあったらしい)、郁が図書館に就職したことを快く思っていない。「女の子らしく」が口癖。アニメ版では郁の過去について自ら話しているところがあるが、原作とは多少違っていた。
- 『別冊 図書館戦争II』にて、郁と堂上の結婚式で堂上が郁の王子様と知り、堂上への反感がなくなる。
- 緒形 明也(おがた あきや)
- 声 - 赤澤涼太
- 防衛部・図書特殊部隊副隊長、一等図書正(後に三等図書監)、元良化特務隊隊員。話すときのオンとオフの差が激しい。悪ふざけの多い特殊部隊の中では珍しい、日頃の態度が最も大人な人物である。
- 『別冊 図書館戦争II』にて、昔のエピソードが語られる。大学の時から付き合ってきた恋人がいたが、大学卒業後に公務員である親が勧めるまま公務員試験を受けて良化特務隊に配属されたことと、彼女の作品が掲載された雑誌を狩ったことを正直に話さなかったことが原因で別れることになる。それがきっかけで良化法について考え、図書館の自由法にシンパシーを感じ、良化特務隊を辞めて講習で司書資格を取り、関東図書隊・防衛部に志願(実技はトップレベル、筆記も上から数えた方が早かったらしいが、その経歴ゆえに、面接は幹部がじきじきに行った)。入隊後、玄田の言葉を受けた稲嶺によって図書特殊部隊に配属される。射撃の名手。
- 堂上同様、玄田の実務丸投げを引き受けるポジションにいる(進藤曰く、この役目は他の隊員が逃げるため「将来的には堂上が受け継ぐだろう」とのこと)。
- アニメ版では左頬に傷がある。
- 進藤(しんどう)
- 声 - 中西英樹
- 防衛部・図書特殊部隊所属、一等図書正(後に三等図書監)。
- 狙撃手を務める射撃の名手。緒形が入隊した際に、元良化特務隊隊員という経歴から緒形に敵意を持っていた。しかし良化特務隊との抗争での実績から緒形のことを図書隊員として認め、以後は親しい仲となる。
- アニメ版では手塚の指導をしており、当初はあまりあてにしていないが、茨城県展の検閲抗争で負傷し、代わりに敵のスナイパー達を手塚が一撃で狙撃したのを見て成長したことを喜ぶ。
- 郁のことは「娘っ子」と呼ぶこともあり、「うっかりすると隊長(玄田)の流儀を直系で受け継ぐ人材になりそうだ」と評している。
- 笑い方は『トムとジェリー』の猫・トムに似ていると評される。既婚者。
- 吉田 達也(よしだ たつや)
- 防衛部、一等図書士。郁が教官を務めた1人。
- 元気と、調子だけはよい新隊員。不注意な言動が多く、郁に何度も拳骨を落とされている。
- 安達 萌絵(あだち もえ)
- 防衛部、一等図書士。手塚が教官を務めた1人。
- 吉田と同期の女性隊員。明るく積極的な性格。図書特殊部隊唯一の女性隊員である郁にとても憧れている。
- 平賀(ひらが)
- 声 - 高瀬右光
- 警視庁の刑事。玄田曰く「警察の親戚」。しばしば玄田に振り回される。アニメ版では利用者の情報開示をはねつけた稲嶺に対し、一目置いているような描写がある。
その他の人物[編集]
原作登場順に従い、アニメ・漫画版のみの人物は末尾に記載。
- 鳥羽 敏夫(とば としお)
- 声 - 梅津秀行
- 『図書館戦争』で入院した館長の代理として行政側より赴任(アニメでは館長)、当初より図書隠蔽まがいの行為を行う(この行為は配架ミスで片付けられた)。
- 『図書館内乱』の頃に、良化特務機関から届いた小牧への出頭命令書に対して、稲嶺基地司令の到着を待たずに、越権行為で便宜を図り小牧を連行させた。この出頭騒動の終結後、更迭される。
- 木村 悠馬(きむら ゆうま)・吉川 大河(よしかわ たいが)
- 市内の中学校に通う2年生(『図書館危機』では中学3年生)。学校図書館からエンタメ系の図書を奪おうとするPTA団体に抗議すべく行動を起こし、その際郁たちと知り合う。玄田の計らいでPTA団体と図書館のフォーラムに出席、自分たちの意見を堂々と述べた。悠馬は生徒会書記(のちに会長)になるほど成績優秀で大人びた言葉遣いをする。大河は活発で行動的だが意見を述べたりするのが苦手。漫画版では銀河という弟がいる。身長は2人とも堂上よりやや低い程度。
- 朝比奈 光流(あさひな ひかる)
- 声 - 小野大輔
- 柴崎に近づく謎の青年。行政問題の研究者の助手と名乗っていたが、実は法務省のキャリア官僚で、情報部候補生である柴崎とデートを装った情報戦を繰り広げた。手塚慧ともコネクションを持っている。
- 砂川 一騎(すながわ かずき)
- 声 - 樫井笙人
- 関東図書隊業務部所属で手塚光のルームメイト。手塚慧が主宰する「未来企画」内のメディア良化法研究会に参加しており、武蔵野第一図書館のホームページにある『一刀両断レビュー』というコーナーで、郁や毬江の愛読書を批判していた。そのため館内でも噂になっており、郁は砂川のことを良くは思っていなかった模様。その郁を利用して、図書隠蔽を行い、郁が査問会に呼ばれる原因となる。
- 彦江 光正(ひこえ みつまさ)
- 声 - 石塚運昇
- 郁を査問した査問委員会の委員長。関東図書基地副司令。一等図書監(後に、特等図書監)。防衛部出身の行政派。稲嶺勇退後は司令となる。就任後は公正な司令として活動しており、いい司令と評価を受けている。しかし郁は査問が原因で、いまだに苦手意識がある。性格で損をしている部分もあり。髪形や鋭い目つきから、郁に「ハゲワシみたい」と評された(玄田も裏でそう呼んでいる)。
- 香坂 大地(こうさか だいち)
- 『図書館危機』に登場する俳優。世相社より特集本を出す予定であった。実家の職業である「床屋」がメディア良化委員会から違反語とされていることから、この語を用いること避けようとする世相社と、インタビューの内容を一言一句そのまま掲載することを求める香坂の間で意見が対立し、事務所を通して法廷闘争に発展する(注目を集めることで世論を味方に付け、違反語の適用外とすることを目的とする)。この裁判により、自称にも使う呼び名を勝手に差別用語扱いされていることを初めて知った東京都理容生活衛生同業組合がメディア良化委員会に異議を申し立て、用語の使用が可能となる。メディア良化法の施行以来、正式な手続きにより適用を撤回させた初めての出来事であった。
- 外見の良さだけがクローズアップされがちであるが、真剣な役作りに裏打ちされた演技力で見る目がある人からは高く評価されており、柴崎もそうした隠れファンの一人であった。
- 須賀原 明子(すがはら あきこ)
- 声 - 重松朋
- 茨城県立図書館館長。特等図書監。玄田曰く「大仏みたいなおばはん」。県から出向して現在の役職に就いたため、図書館館長の職を腰掛け程度にしか思っていない。自分の保身しか考えておらず、良化特務隊との検閲抗争で死傷者が出て自分の経歴にキズがつかないように、防衛部の権限を著しく制限するローカルルールを制定して、実質上検閲を受けるがままの状態を作りあげた。
- 隣接する茨城県立近代美術館で開催される茨城県展(最優秀作品の『自由』が良化特務隊の制服(模造品)の懐を破って青空とコラージュさせたものであった)のパンフレットを図書館で保管する事になり、良化特務隊との抗争が起きて負傷者が出たため、パンフレットを保管している倉庫に放火し、殺人未遂と放火の現行犯で逮捕された。また良化特務隊に対して非武装無抵抗で抗議する「無抵抗者の会」という団体にも特別顧問として籍を置いていたが、同会は裏で良化法賛同団体と繋がっており、実際は図書隊の戦力を低下させることが目的の組織であった。しかし、その事には全く気づいておらず、前述のローカルルールを強引に制定し、結果として検閲による蔵書の被害をローカルルール制定前よりも拡大させた。
- 横田(よこた)
- 声 - 興津和幸
- 関東図書隊茨城県本部水戸準図書基地準司令。二等図書監。須賀原の作成したローカルルールのため、防衛部が業務部より下に置かれていることに苦渋の念をもっていたが、立場上何の行動も取れないことを悔やんでいた。漫画版では、茨城県展攻防戦において郁や堂上とともに自ら参戦している。原作小説、漫画版では須賀原が茨城県展のパンフレットを燃やそうとした際に身を挺(てい)してそれを防ごうとして重度の火傷を負ったが、幸いにも一命は取り留めた。なお、アニメ版ではパンフレットを放火から防ごうとする行為は堂上が行っており(その後入院して治療を受けるが、ショックからか一時的な失認障害に陥る)、玄田との会談シーン以外では登場しない。
- 野々宮 静香(ののみや しずか)
- 声 - 名塚佳織
- 関東図書隊茨城県本部水戸準図書基地に所属する防衛員。郁とは同い年。茨城県展攻防戦の応援で赴いた郁の寮での案内役を務めた際、郁と親しくなる。県内図書隊のローカルルールと自身の気弱な性格のため、業務部の女性部員達からいじめられていた1人。だが、寮内でいじめを受けた郁による業務部への啖呵及び毅然とした態度を見て、最終的には自らも業務部に堂々と立ち振る舞えるようになった。アニメ・漫画版では三つ編みお下げに眼鏡をかけている。
- 一橋 圀子(ひとつばし くにこ)
- 声 - 渡辺直美
- 茨城県知事。芸術作品に対する検閲権の行使は越権行為であることと、検閲抗争で起きた犠牲は良化特務機関ひいては上部組織である法務省に責任があると宣言し、県展開催に踏み切った。アニメ・漫画版では女性として描かれているが、原作は名前が未出なので女性であるかは不明。
- 当麻 蔵人(とうま くらと)
- 声 - イッセー尾形
- 『図書館革命』に登場する作家。敦賀原発で起きたテロ事件の手口が著書を参考にした疑いを持たれ、テロ特措法の拡大適用によりメディア良化委員会から著作活動の停止命令を受けそうになり、図書隊に保護される。当麻側は日本国憲法第21条(表現の自由)侵害であるとして訴訟を起こすが敗訴。郁が思いついた「表現の自由を守れないなら他国に亡命すればよい」というアイディアを受け入れ、イギリス総領事館へ駆け込み亡命に成功する。これにより、これまでは国内問題でしかなかったメディア良化法が国際問題として批判を招く結果となり、テロ特措法の適用が取り消されることになる。
- アメリカ同時多発テロ事件と著書の類似性が取りざたされたこともあるトム・クランシーをもじって命名されている。
- アニメでは劇場版にて登場。表現の自由や良化法に対して関心を寄せていた人物として描かれた原作と異なり、アニメでは検閲に対して「自分には関係ない」と思っていた人物として描かれた。
- 木島 ジン(きじま ジン)
- 『別冊 図書館戦争I』に登場する覆面作家。メディア良化法に違反しない用語の組み合わせによる罵詈雑言や差別表現がどこまで可能か挑戦し、言葉狩りの無意味さを訴えている人物。正体は劇中でも明らかになっていないが、本業を別に持っており作家として生活できなくなっても困らないからこそできることだと柴崎は分析している。
- 竹内 加代子(たけうち かよこ)
- 『別冊 図書館戦争II』に登場する作家。ペンネームは竹内かよこ。緒形の元恋人。地方銀行勤務との二足のわらじを履いている。小説を書くのは大学時代からの夢。緒形が良化隊員であることを隠していたこと、デビュー作の載った雑誌を緒形が没収した(同じ雑誌に検閲対象者が載っていた)ことから別れる。しかし、他に好きな人が現れず42歳になっても結婚ができなかった。
- 付き合っていた当時新規客のノルマをこなすために緒形に開いてもらった口座を、日々の業務の中で確認し、どこで働いているかやお金の出し入れを把握している(これは緒形の目論見どおりである)。折口に取材され、「そのうち、会いに行ってみよう」と発言し、再び交際が始まることになる。
- 榎木 武史(えのき たけし)
- 声 - 上田燿司
- アニメオリジナルキャラクター。下の名前は劇場版にて判明。
- 良化特務隊隊員。アニメ第6話(オリジナルストーリー)において、交戦規定で発砲が禁止されている市街地で小牧を撃ち、足に軽傷を負わせた。
- また、茨城県展の抗争前に、買出しに行ったコンビニで小牧と偶然再会しており、その際小牧のことを「優秀な男」と評し、自分が縁故採用であり、良化特務隊にこだわる理由を持たないため、隊員ながら、良化特務隊の在り方をあまり快く思っていないことを語った。その後、県展の抗争に参加。だが、多くの隊員のように我を忘れて突撃することはなかった。
- 劇場版では、ファンクラブの集いに現れグッズを袋いっぱい買っていたほどの当麻蔵人ファンという一面も描かれた。関東からの増援として大阪へ派遣されており、バリケードから銃撃する時には生け捕りにするよう指示した。
- 児島 清花(こだま きよか)
- 声 - 潘めぐみ
- 劇場アニメオリジナルキャラクター。紀伊國屋書店新宿本店の店員。
- 六道・マーク・イングラム
- 声 - 小出祐介(Base Ball Bearのボーカル)
- 劇場アニメオリジナルキャラクター。イギリス総領事館の関係者。
- あごひげモブ郎(あごひげモブろう)
- 『図書館戦争 LOVE&WAR』各話で必ずどこかに登場する顎髭が特徴のモブキャラクター。単行本の幕間を埋める4コマ漫画「ある特殊部隊員の恋」シリーズの主人公でもある。同シリーズでは郁に心惹かれ、何とか仲良くなろうとアタックをするも空回りばかりしており(主な原因は、堂上と郁が二人で、しかもいい感じでいるところを目撃しているから)、その恋は未だ実らずにいる。
別冊 図書館戦争[編集]
『別冊 図書館戦争』(べっさつ としょかんせんそう)シリーズは、「図書館戦争シリーズ」のスピンオフ小説作品。全2巻。それぞれ『図書館革命』の最終話からエピローグまでの空白を埋める1巻、その後を描いた2巻から構成されている。また一部登場人物の過去も描かれている。図書館戦争シリーズとはちがい、主人公らの恋愛にかなり重きを置いているため、1巻の宣伝帯などにおいては「恋愛成分が苦手な方は購入を控えてください」と言った趣旨の文が掲げられている。また、2巻では回想シーン以外に良化特務隊が登場しない。
関連書誌[編集]
原作小説[編集]
本編全4巻、別冊全2巻の全6巻。2006年から2008年にかけてハードカバー版が発売され、2011年には文庫版が発売された。
ハードカバー版[編集]
アスキー・メディアワークス(旧メディアワークス)より刊行。
| タイトル | 発売日 | ISBN |
|---|---|---|
| 図書館戦争 | 2006年2月10日 | ISBN 978-4-8402-3361-3 |
| 図書館内乱 | 2006年9月11日 | ISBN 978-4-8402-3562-4 |
| 図書館危機 | 2007年2月10日 | ISBN 978-4-8402-3774-1 |
| 図書館革命 | 2007年11月10日 | ISBN 978-4-8402-4022-2 |
| 別冊 図書館戦争I | 2008年4月10日 | ISBN 978-4-04-867029-6 |
| 別冊 図書館戦争II | 2008年8月9日 | ISBN 978-4-04-867239-9 |
文庫版[編集]
角川文庫より刊行。
文庫版はハードカバー版の内容にアニメ版DVD初回特典として書き下ろされた短編の再録という構成になっている。DVDは全5巻であり文庫との数が合わないため、文庫のための短編が1編のみ書き下ろされている。
劇場アニメーションで『紀伊国屋書店』とタイアップを行い、『図書館戦争』『図書館内乱』『図書館危機』『図書館革命』の各巻で、紀伊國屋書店の店舗をバックにキャラクターのイラストが描かれたコラボカバー仕様の文庫が数量限定で発売された[19]。
| タイトル | 発売日 | ISBN |
|---|---|---|
| 図書館戦争 | 2011年4月25日 | ISBN 978-4-04-389805-3 |
| 図書館内乱 | 2011年4月25日 | ISBN 978-4-04-389806-0 |
| 図書館危機 | 2011年5月25日 | ISBN 978-4-04-389807-7 |
| 図書館革命 | 2011年6月23日 | ISBN 978-4-04-389808-4 |
| 別冊 図書館戦争I | 2011年7月23日 | ISBN 978-4-04-389809-1 |
| 別冊 図書館戦争II | 2011年8月25日 | ISBN 978-4-04-389810-7 |
コミックス版[編集]
図書館戦争 SPITFIRE![編集]
アスキー・メディアワークス(旧メディアワークス)より刊行。著者はふる鳥弥生。月刊コミック電撃大王で連載されていたが、単行本1巻発売後から作者の健康上の問題を理由に長期休載が続いた末に、2010年3月号にて連載中断が発表となった。
郁の熱血ぶりに主軸を置いた作品[20]。
| タイトル | 発売日 | ISBN |
|---|---|---|
| 図書館戦争 SPITFIRE! | 2008年6月27日 | ISBN 978-4-04-867077-7 |
図書館戦争 LOVE&WAR[編集]
白泉社(花とゆめコミックス)より刊行。著者は弓きいろ。LaLa誌上にて連載中。
恋愛部分に主軸を置いた作品。
| タイトル | 発売日 | ISBN |
|---|---|---|
| 図書館戦争 LOVE&WAR 1 | 2008年4月5日 | ISBN 978-4-592-18046-3 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 2 | 2008年8月5日 | ISBN 978-4-592-18047-0 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 3 | 2009年3月5日 | ISBN 978-4-592-18048-7 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 4 | 2009年9月4日 | ISBN 978-4-592-18049-4 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 5 | 2010年3月5日 | ISBN 978-4-592-18050-0 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 6 | 2010年9月3日 | ISBN 978-4-592-19316-6 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 7 | 2011年3月4日 | ISBN 978-4-592-19317-3 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 8 | 2011年9月5日 | ISBN 978-4-592-19318-0 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 9 | 2012年5月2日 | ISBN 978-4-592-19319-7 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 10 | 2012年8月3日 | ISBN 978-4-592-19320-3 |
| 図書館戦争 LOVE&WAR 11 | 2013年4月5日 | ISBN 978-4-592-19321-0 |
PV[編集]
文庫発売時に有川浩と交友がある演劇集団キャラメルボックスとコラボしたPVが作成され、文庫版サイトにて公開されている。ストーリーはオリジナルとなっており、脚本を有川浩が担当している。
出演[編集]
アニメ作品とその関連作[編集]
テレビアニメ[編集]
『図書館戦争』(としょかんせんそう)の題で、2008年4月から6月(一部地域では7月)まで、フジテレビのノイタミナ他で放送。これまで漫画原作が主だったノイタミナにおいて、初の小説原作の作品となる。全12話。また、DVD第三巻にはテレビ未放映1話が収録されている(レンタル版は未収録)。
スタッフ[編集]
- 原作 - 有川浩
- 監督 - 浜名孝行
- シリーズ構成 - 古怒田健志
- キャラクター原案 - 徒花スクモ
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 中村悟
- デザインワークス - 常木志伸
- 美術監督 - 池田繁美
- 美術設定 - 荒川直樹
- 色彩設計 - 片山由美子
- 撮影監督 - 田中宏侍
- 3D監督 - 遠藤誠
- 編集 - 植松淳一、奥野英俊
- 音楽 - 菅野祐悟
- 音響監督 - 平光琢也
- 協力 - 社団法人日本図書館協会
- プロデューサー - 高瀬敦也、竹内文恵、西村知恭、細貝康介
- アニメーション制作 - プロダクション・アイジー
- 制作 - 図書館戦争製作委員会(アスミック・エース、電通、アスキー・メディアワークス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、フジテレビジョン、Production I.G)
主題歌[編集]
- オープニングテーマ
-
- 「あたしの街、明日の街」
- 歌・作詞 - 高橋瞳(ソニー・ミュージックレコーズ) / 作曲・編曲 - 平出悟
- エンディングテーマ
-
- 「changes」
- 作詞・作曲 - 小出祐介 / 編曲・歌 - Base Ball Bear(EMIミュージック・ジャパン)
各話リスト[編集]
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 状況 〇一 | 我ガ王子様ハ図書隊ニアリ | 古怒田健志 | 浜名孝行 | 浜名孝行 柿本広大 |
中村悟 |
| 状況 〇二 | 図書特殊部隊 (ライブラリータスクフォース) |
坂井史世 | サトウシンジ | 誉田晶子 | 清水博幸 |
| 状況 〇三 | 小田原攻防戦 | 谷村大四郎 | 布施木一喜 | 窪田康高 | |
| 状況 〇四 | 図書隊司令ヲ奪回セヨ | ハラダサヤカ | 安藤貴史 | 沼津雅人 | |
| 状況 〇五 | 両親攪乱作戦 | 高橋郁子 | 新留俊哉 | 石井明治 | |
| 状況 〇六 | 図書隊ハ発砲セズ | 古怒田健志 | 河野利幸 | 近藤圭一 | |
| 状況 〇七 | 恋ノ情報探索 (恋のレファレンス) |
谷村大四郎 | 柿本広大 | 中原久文 | |
| 状況 〇八 | 策動セシハ手塚慧 | ハラダサヤカ | 山本寛 | 筑紫大介 | 清水博幸 |
| 状況 〇九 | 昇任試験、来タル | 坂井史世 | 松澤建一 | 波風立流 | |
| 状況 一〇 | 里帰リ、勃発 | 高橋郁子 | 新留俊哉 | 窪田康高 | |
| 状況 一一 | 死闘!茨城県展警備 | 古怒田健志 | 河野利幸 | 中村悟 石井明治 |
|
| 状況 一二 | 図書館ハ誰ガタメニ | 浜名孝行 | 浜名孝行 柿本広大 |
近藤圭一 | |
| 状況♥♥ (TV未放映話) |
恋ノ障害 | 布施木一喜 | 永島明子 | ||
放送局[編集]
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東広域圏 | フジテレビ | 2008年4月10日 - 6月26日 | 木曜 24:45 - 25:15 | フジテレビ系列 | 制作局 |
| 中京広域圏 | 東海テレビ | 2008年4月17日 - 7月3日 | 木曜 26:05 - 26:35 | ||
| 近畿広域圏 | 関西テレビ | 2008年4月22日 - 7月8日 | 火曜 25:59 - 26:29 | ||
| 福岡県 | テレビ西日本 | 2008年4月23日 - 7月9日 | 水曜 26:10 - 26:40 | ||
| 新潟県 | 新潟総合テレビ | 2008年4月24日 - 7月10日 | 木曜 26:00 - 26:30 | ||
| 北海道 | 北海道文化放送 | 2008年4月27日 - 7月13日 | 日曜 26:00 - 26:30 | ||
| 鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 2008年5月8日 - 7月24日 | 木曜 26:10 - 26:40 | ||
| 熊本県 | テレビ熊本 | 2008年6月3日 - 8月19日 | 火曜 26:10 - 26:40 | ||
| 広島県 | テレビ新広島 | 2008年6月25日 - 9月24日 | 水曜 25:00 - 25:30 | ||
| 島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | 2008年7月13日 - 11月16日 | 日曜 24:55 - 25:25 | ||
| 長崎県 | テレビ長崎 | 2008年9月12日 - 11月27日 | 金曜 25:45 - 26:15 | ||
| 佐賀県 | サガテレビ | 2009年1月14日 - 4月22日 | 水曜 24:35 - 25:05 | ||
| 日本全域 | フジテレビTWO | 2009年4月11日 - 5月16日 | 土曜 24:00 - 24:50 | CS放送 | リピート放送あり |
| アニマックス | 2010年2月3日 - 4月21日 | 水曜 22:00 - 22:30 | LEVEL22枠 リピート放送あり |
||
| 宮城県 | 仙台放送 | 2011年4月5日 - 6月14日 | 火曜 25:45 - 26:15 | フジテレビ系列 | [21] |
| フジテレビ ノイタミナ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
図書館戦争
|
||
DVD[編集]
ジャケットはキャラクターデザインの中村悟の描き下ろしで、初回限定版の特典として第1巻には別冊付録「DVD SPECIAL BOOKLET」、また全巻に原作者である有川浩の書き下ろし短編ならびに、コミック版「LOVE&WAR」作者である弓きいろによる短編小説に関連する4コマ漫画が1篇収録された「DVD SPECIAL STORIES」が付属する。発売元はアスミック・エース。
- 『図書館戦争 第一巻』
- 状況〇一 - 状況〇二収録(2008年8月6日発売)
- 『図書館戦争 第二巻』
- 状況〇三 - 状況〇四収録(2008年9月3日発売)
- 『図書館戦争 第三巻』
- 状況〇五 - 状況〇六、テレビ未放映話収録(2008年10月1日発売)
- 『図書館戦争 第四巻』
- 状況〇七 - 状況〇九収録(2008年11月5日発売)
- 『図書館戦争 第五巻』
- 状況一〇 - 状況一二収録(2008年12月3日発売)
劇場アニメーション[編集]
| 図書館戦争 革命のつばさ | |
|---|---|
| 監督 | 浜名孝行 |
| 脚本 | 古怒田健志 |
| 原作 | 有川浩 「図書館戦争シリーズ」 |
| 出演者 | 井上麻里奈 |
| 音楽 | 菅野祐悟 |
| 主題歌 | Base Ball Bear「初恋」 |
| 製作会社 | 図書館戦争フィルムパートナーズ Production I.G |
| 配給 | 角川映画 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
『図書館戦争 革命のつばさ』(としょかんせんそう かくめいのつばさ)の題名で2012年6月16日に公開。アニメ制作会社・監督・キャラ原案など、メインスタッフはテレビ版のそれを受け継ぐ。
キャッチコピーは「"好き"から逃げない。」。
これに先立ち、2011年6月刊行の角川文庫折り込み広告や2011年7月23日に発売された『別冊 図書館戦争I』文庫版付属の帯などで劇場用アニメーションの企画進行中と発表されている。(作品名正式発表は2012年2月)
全国30スクリーンという小規模公開ながら、2012年6月16、17日の初日2日間で興収3,910万3,600円、動員2万5,614人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第10位を記録した[22]。
スタッフ(アニメ映画)[編集]
- 原作 - 有川浩「図書館戦争シリーズ」(角川文庫刊)(テレビアニメが第3巻の『図書館危機』までのエピソードを描いているため,第4巻の『図書館革命』のエピソードを中心としている。)[23]
- 監督 - 浜名孝行
- 脚本 - 古怒田健志
- キャラクター原案 - 徒花スクモ
- キャラクターデザイン - 中村悟
- 作画監督 - 齊藤卓也
- 美術監督 - 池田繁美
- 音楽 - 菅野祐悟
- アニメーション制作 - Production I.G
- 配給 - 角川書店
- 製作 - 図書館戦争フィルムパートナーズ2012(角川書店、Production I.G、ドワンゴ、ソニーPCL、神南スタジオ、佐々木興業)
主題歌(アニメ映画)[編集]
「初恋」 - Base Ball Bear
WEBラジオ[編集]
| 『関東図書基地 広報課』 | |
|---|---|
| ジャンル | インターネットラジオ |
| インターネットラジオ | |
| 愛称 | 女子寮 |
| 配信期間 | 2008年4月10日 – 2008年7月3日 2008年4月11日 - 2008年7月4日 |
| 配信サイト | アニメイトTV 音泉 |
| 配信日 | 隔週木曜日 隔週金曜日 |
| 配信回数 | 全7回 |
| 配信形式 | ストリーミング |
| パーソナリティ | 井上麻里奈、沢城みゆき |
| 構成作家 | 吉原じゅんぺい |
| ディレクター | 菊池晃一 |
| プロデューサー | 松澤博、横山巧 |
| インターネットラジオ | |
| 愛称 | 男子寮 |
| 配信期間 | 2008年4月17日 – 2008年7月10日 2008年4月18日 - 2008年7月11日 |
| 配信サイト | アニメイトTV 音泉 |
| 配信日 | 隔週木曜日 隔週金曜日 |
| 配信回数 | 全7回 |
| 配信形式 | ストリーミング |
| パーソナリティ | 前野智昭、鈴木達央 |
| 構成作家 | 吉原じゅんぺい |
| ディレクター | 菊池晃一 |
| プロデューサー | 松澤博、横山巧 |
| テンプレート - ノート | |
| ポータル | ラジオ |
関東図書基地 広報課[編集]
アニメイトTVと音泉で配信されたWEBラジオ。アニメイトTVでは木曜日に、音泉では金曜日に配信された。隔週で男子寮と女子寮が交互に配信され、両ラジオ共通でゲームを行なったりもした。
出演者[編集]
コーナー[編集]
- 図書レポート
- ふつおたやフリートークなどをやるコーナー。
- メディア良化法対策講座
- 男子寮と女子寮で競い合うゲーム。お題となる言葉を別の表現をして、それを当てるもの。出題者と回答者を交代して2セット行い、正答の合計を競う。
- 良い子! 悪い子! 熱血ばか! 《女子寮》
- リスナーが自由に決めたシチュエーションで、良い子、悪い子、熱血ばかの三者が取る行動を考え、2人に評価してもらうコーナー。
- (例)遊園地で迷子の子どもを発見しました。
- 良い子の場合:迷子センターに連れてゆく。
- 悪い子の場合:無視してどこかに立ち去る。
- 熱血ばかの場合:迷子と一緒に親を探す。
- 教えて! 堂上教官! 《男子寮》
- 堂上教官に教えてもらいたいことや手本をみせてほしいものを送って解決してもらうコーナー。ただし、納得のいかない返事をした場合は、堂上教官にキツイお仕置きが与えられる。
配信日/ゲスト[編集]
- 女子寮
| 放送 回数 |
配信日 (アニメイトTV) |
サブタイトル |
|---|---|---|
| 1 | 2008年4月10日 | 最初は“図書館”!ジャン・ケン・ポンッ! |
| 2 | 2008年4月24日 | 「いやーん、寿司こわーい」「お寿司こわーい、“うに”こわーい」 |
| 3 | 2008年5月8日 | 「私、大好きだから、前野さん(笑」「多分もっと深く前野さんを知った方がいいね!」 |
| 4 | 2008年5月22日 | 別にあたし、貴方の事なんか“女子”じゃないもん! |
| 5 | 2008年6月5日 | 「“チュウ”だけじゃないんだよ〜」「“チュウ”だけじゃないのッッ?!」 |
| 6 | 2008年6月19日 | 「お前そんな事言ったら、検証しあわなくちゃならなくなるだろぉ〜」 「そっか、私前振りだって事に気付かなかった(苦笑」 |
| 7 | 2008年7月3日 | 「ラブレター作って読んで下さい!」「小2かっ(笑)」 |
- 男子寮
| 放送 回数 |
配信日 (アニメイトTV) |
サブタイトル | ゲスト |
|---|---|---|---|
| 1 | 2008年4月17日 | 玄田で“どぅーん!”イン・ジャン・ホイッ! | |
| 2 | 2008年5月1日 | 堂上教官は“よろぴく〜”言わないだろう(笑 | |
| 3 | 2008年5月15日 | 「戦争勃発!」のコーナーをもう一回おんなじ問題でやり直そう(笑 | 石田彰(小牧幹久 役) |
| 4 | 2008年5月29日 | 『いかがですか、お味は?』『「この程度か?(堂上で)」ッゲッホ、ゴッホッ!!』 | |
| 5 | 2008年6月12日 | 色々ここでアウトにするなよ!セリフの所で検閲入ったの初めてだぞ? | |
| 6 | 2008年6月26日 | 俺“一球入魂”派だからさ!! | |
| 7 | 2008年7月10日 | え、何で泣きそうなん? |
関東図書基地広報課 図書特殊広報隊[編集]
出演者[編集]
前野智昭(堂上篤役)、鈴木達央(手塚光役)
コーナー[編集]
- 図書レポート
- 教えて! 堂上教官!! がんばれ手塚君!
- 堂上といえば、教官。教官といえば、正しい情報を教えてくれたり、色々な見本を見せてくれる存在です。ということで、堂上を演じている前野さんに、色々なことを教えてもらったり、色々なことの見本を見せてもらおうというコーナー。途中から手塚役の鈴木さんも参戦。
- アドリブ ストーリー メーカー!
- お題のキャラになりきって、リスナーから送られてきた三文字の言葉であいうえお作文を作るコーナー。
- 座学
- 図書館戦争の世界をより詳しく知る為のお勉強コーナー。
配信日/ゲスト[編集]
| 放送 回数 |
配信日 (アニメイトTV) |
サブタイトル |
|---|---|---|
| 1 | 2012年6月8日 | 「じゃ、何守りたい?何?」 「え、やっぱり自分の名誉とか――(←堂上の中の人)」 |
| 2 | 2012年6月15日 | 「日常で使える事ばっかり!!」「――まぁ、性的な方向に(苦笑)」 |
| 3 | 2012年6月29日 | 「あの人、多分暇だぜ?!」 「暇なわけねぇだろッ、お前!! ベストセラー作家様だぞッッ!!」 |
| 4 | 2012年7月13日 | 「まぁ、大人の話ですけどね?」「でも、そういうの、全部ばらしていくからッ!!」 |
| 5 | 2012年7月27日 | 「健全な茨城男児はするだろ?」 「しますよ? <( ̄^ ̄)>エッヘン」 |
| 6 | 2012年8月10日 | 「夏休みらしい事だったり、夏特有の事しました?」 「何だろう――“裸で寝た”とかそンくらいかな(爽)」 |
| 7 | 2012年8月24日 | 「それに比べてお前のドキドキは――」 「お! 俺のドキドキ大事だろぉ、お前ぇ!」 |
| 8 | 2012年9月14日 | 「ハーバード大学でこのラジオ聴いちゃったらアカンだろ」 「その前にさ、何でその入ってきた男が俺ら知ってるんだよ?! |
| 9 | 2012年9月21日 | 「入れちゃいましょうッ!!」「でも、初めては痛いって言うじゃないですか?」 |
| 10 | 2012年10月5日 | 「ああ!もぅ、全部“バック”からと――!」「後ろから―全部って言うと語弊があるから、やめとけッ!」 |
| 11 | 2012年10月19日 | 「我々一体今までどんな放送をして来たのか、ちょっと思い返したくなってくるね!!」 「ちょっと不安になってきますね~、“大丈夫なのかなぁ?”って!」 |
| 12 | 2012年11月2日 | 「うつぶせの方が、エロい夢を見やすいらしいよ?」「何てこったっっ!!」 |
| 13 | 2012年11月16日 | 「機内のああゆうモノにも、私ぁ、出ませんからぁ(フテ)」「まだ、ソレ引きずってんのかよ(苦笑)」 |
| 14 | 2012年12月14日 | 「この番組のDJCDと共にOLDCODEXの『CONTRAST SILVER』という2nd.アルバムをリリース!やったね!!」 「それ、別番でやれよッッ!!」 |
| 15 | 2012年12月28日 | 「あれは作家の陰謀ですから!」「違いますっ!君の暴走ですッッ!!」 |
実写映画[編集]
| 図書館戦争 | |
|---|---|
| LIBRARY WARS | |
| 監督 | 佐藤信介 |
| 脚本 | 野木亜紀子 |
| 原作 | 有川浩『図書館戦争』 |
| 製作 | 辻本珠子 |
| 製作総指揮 | 濱名一哉 |
| 出演者 | 岡田准一 榮倉奈々 田中圭 福士蒼汰 西田尚美 橋本じゅん 鈴木一真 相島一之 嶋田久作 児玉清(写真出演) 栗山千明(特別出演) 石坂浩二 |
| 音楽 | 髙見優 |
| 撮影 | 河津太郎 |
| 編集 | 今井剛 |
| 製作会社 | “Library Wars”Movie Project |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | 2013年4月27日 |
| 上映時間 | 128分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
シリーズ第1作目『図書館戦争』を、防衛省・陸上自衛隊・航空自衛隊の全面協力を受けて実写映画化。
2013年4月27日から全国311スクリーンで公開され、3日間の観客動員数は25万7,158人、興行収入3億3千万円を超え、作品の満足度98.2%という高数値を記録した[24]。
詳細[編集]
悪影響を与えるメディアへの取り締まりが法制化された2019年の日本を背景に、武力行使も辞さない強引な”検閲”[2]に対抗し、”本の自由”を守るため、図書館法に沿って設立された自衛組織「図書隊」。その新米隊員・笠原郁と鬼教官・堂上篤を中心に、図書特殊部隊の奮闘と恋愛模様を描く。
主演を務める岡田准一と榮倉奈々は、かつて文芸誌『ダ・ヴィンチ』で企画された「読者が選ぶ誌上キャスティング」において、圧倒的な投票数を集めて第1位となったコンビである[25]。また、柴崎役の栗山千明は原作者による執筆当時からのイメージモデルでもある[26]。
アニメ版でもモチーフとなっている自衛隊入間基地の他、熊谷基地や全国各地の図書館で激しいアクションシーンを含む撮影が行われ[27]、作品公式Twitter(外部リンク参照)によってその様子がレポートされた。作品の理念を受け、通常立ち入ることのできない自衛隊訓練場や隊舎、司令室などでの撮影許可が下り、協力基地の自衛官も作中に登場している[28][29]。全編における銃撃戦の発砲音数は5000発以上に上った[30]。
キャスト[編集]
人物設定については登場人物の節を参照。
- 堂上篤 - 岡田准一(V6)
- 笠原郁 - 榮倉奈々
- 小牧幹久 - 田中圭
- 手塚光 - 福士蒼汰
- 折口マキ - 西田尚美
- 玄田竜助 - 橋本じゅん
- 武山健次(メディア良化法賛同団体幹部) - 鈴木一真
- 尾井谷(メディア良化隊長) - 相島一之
- 平賀(警視庁警部補) - 嶋田久作
- 進藤(図書隊特殊部隊・狙撃隊員) - 波岡一喜
- 稲嶺和市(日野図書館長・故人) - 児玉清(写真出演)[31]
- 柴崎麻子 - 栗山千明(特別出演)
- 仁科巌(関東図書基地司令)[32] - 石坂浩二
- 明石 - 前野朋哉
- テイ龍進
- 落合モトキ
- 井坂俊哉
- 工藤俊作
- 阿部丈二
- 草薙良一
スタッフ(実写映画)[編集]
- 原作 - 有川浩 『図書館戦争』(角川文庫刊)
- 脚本 - 野木亜紀子
- 音楽 - 髙見優
- 監督 - 佐藤信介
- エグゼクティブプロデューサー - 濱名一哉
- スーパーバイジングプロデューサー - 那須田淳
- プロデューサー - 辻本珠子
- 共同プロデューサー - 厨子健介、吉田浩二
- 音楽プロデューサー - 志田博英
- 撮影監督 - 河津太郎
- 美術 - 斎藤岩男
- 録音 - 横野一氏工
- サウンドデザイナー - Steven Tichnor
- Supervising Sound Editor - 谷口広紀
- Co-Supervising Sound Editor - Takako Ishikawa
- 装飾 - 松田三畝
- スクリプター - 田口良子
- 編集 - 今井剛
- VFXスーパーバイザー - 神谷誠
- ガファー - 中野創平
- アクション監督 - 下村勇二
- 操演 - 関山和昭
- ガンエフェクト - 納富貴久男
- 衣装 - 宮本まさ江
- ヘア・メイク - 本田真理子
- キャスティング - 北田由利子
- 助監督 - 李相國
- 制作担当 - 高瀬大樹
- ラインプロデューサー - 田口生己
- 撮影協力 - 防衛省、陸上自衛隊、航空自衛隊
- 配給 - 東宝
- 制作プロダクション - セディックインターナショナル
- 製作 - “Library Wars” Movie Project(TBSテレビ、角川書店、東宝、ジェイ・ストーム、セディックインターナショナル、中部日本放送、WOWOW、毎日新聞社、毎日放送、北海道放送)
ロケ地[編集]
- 十日町情報館 - 武蔵野第一図書館1階、2階
- 水戸市立西部図書館 - 武蔵野第一図書館1階
- 北九州市立中央図書館 - 武蔵野第一図書館・関東図書基地外観、1階、3階会議室
- 山梨県立図書館(旧館) - 日野図書館
- 山梨県立図書館(現館) - 武蔵野第一図書館地下書庫
- 北九州市立美術館 - 小田原・情報歴史図書館
- 入間基地 - 武蔵野第一図書館・関東図書基地屋外
- 熊谷基地 - 武蔵野第一図書館・関東図書基地屋外、司令室
- 旧・みつかいどうプラザ - 賛同団体のアジト
キャッチコピー[編集]
- 本を守りたい、あの人のように―。
- 本のために、あの人のために。
- 守りたいものがある。本と恋と自由の王道エンターテインメント!
- 本を守る。想いを守る。
脚注[編集]
- ^ 『別冊+act vol.11 - スペシャル対談』 ワニブックス、2013年3月21日。
- ^ a b c 作中における検閲とは建前として「事後抑制」にあたり、憲法第21条の定める検閲の禁止には抵触しないという憲法解釈に沿っている。日本国憲法における検閲の概念を参照。
- ^ 有川浩「LIFE&WRITE バイオグラフィと全作品解説」『野性時代 vol.38』2007年1月号、角川書店、ISBN 4-04-722088-4。
- ^ Yahoo!ブックス - インタビュー(2006年2月22日)、参考文献も参照のこと。
- ^ 『図書館戦争』あとがき、及び第413回『トップランナー』(2008年9月8日放送)での有川浩インタビューより。
- ^ 須永和之「ちょっと待った!『図書館戦争』『図書館内乱』」・狩野ゆき「『図書館戦争』『図書館内乱』よもやま話-生徒とのやりとりから-」2稿とも『図書館雑誌』Vol.100、2006年12月号、日本図書館協会刊。
- ^ 有川浩、東條文規、手嶋孝典、真々田忠夫「インタビュー 有川浩(作家)『自由宣言』は勇ましい!」『ず・ぼん』No.13、2007年11月、ポット出版刊、ISBN 978-4-7808-0108-8。
- ^ 『図書館革命』あとがきより。
- ^ 実際の「図書館の自由に関する宣言」は以下の通り。括弧内が作中の設定における変更点である。
- 第1 図書館は資料収集の自由を有する
- 第2 図書館は資料提供の自由を有する
- 第3 図書館は利用者の秘密を守る
- 第4 図書館はすべての(不当な)検閲に反対する
- 図書館の自由が侵されるとき(→時)、われわれ(→我々)は団結して、あくまで自由を守る。
- ^ 本来の宣言文第4は1979年5月30日の改訂で変更され、「不当でない検閲はない」という理由から「不当な」の文言が削除された。作品世界で使用されているものはそれ以前の文面である。
- ^ いずれも所有兵器は自衛隊払い下げである。
- ^ アニメ版第2話より。
- ^ 藤間真「『図書館戦争』における非暴力的戦いについての考察」(桃山学院大学総合研究所発行『環太平洋圏経営研究』第9号所収)を参照のこと。
- ^ a b アニメ版DVD第1巻初回限定版特典別冊付録「DVD SPECIAL BOOKLET」19-24ページ。
- ^ 写真週刊誌#過当競争時代を参照。
- ^ 俯瞰的描き方はなく、これは図書隊側が掲げる正義をも自問させるものとなると共に、作家の立場から検閲をする理念は書けないという著者の意思からくるものでもある。『図書館革命』あとがき、 『『別冊+act』vol.11 スペシャル対談』 ワニブックス、2013年3月21日。
- ^ a b DVD SPECIAL STORIES 5「ウェイティング・ハピネス」。
- ^ 彼女がテレビ放映に登場できなかったのは「聴覚障害者」という設定のためであり、これもテレビの自主規制の結果である。詳細は『活字倶楽部‘08秋号』(雑草社、2008年12月)掲載の有川浩のインタビューを参照。
- ^ 『図書館戦争 革命のつばさ』とタイアップでアニメ劇中に紀伊國屋書店が登場! 2012年5月16日 ムービーコレクション
- ^ 「SPITFIRE」とは英語の俗語で「じゃじゃ馬娘」の意味。
- ^ 2011年3月22日放送開始予定として、仙台放送のタイムテーブル上で一度発表されたが、2011年東北地方太平洋沖地震の影響で開始延期となった。同5月10日は、第6話・第7話を連続放送
- ^ 戦う白雪姫がトップ初登場!『愛と誠』を押さえて『図書館戦争』がベストテン入り!シネマトゥデイ 2012年6月19日
- ^ 「図書館戦争 革命のつばさ」劇場プログラム(角川書店,2012年6月)p.26
- ^ “映画『図書館戦争』がWEB初日アンケートで満足度98%超を記録!”. テレビドガッチ (2013年5月1日). 2013年5月3日閲覧。
- ^ 『ダ・ヴィンチ』2011年5月号、及び 映画「図書館戦争」公式サイト - 原作:有川浩コメント より。文庫化に伴う企画の1つとして、mixi有川浩コミュニティ、ダ・ヴィンチ読者アンケートモニター、WEBダ・ヴィンチにて告知された。
- ^ 小説およびアニメ版における柴崎麻子のキャラクターデザインもそこから取られている。 有川日記 2008年2月10日参照。
- ^ “岡田准一、榮倉奈々を平手打ち「泣かれて動揺」”. 映画.com (2012年11月10日). 2012年11月26日閲覧。
- ^ WOWOW 『映画「図書館戦争」の世界 Action篇』(2013年4月1日他放送)
- ^ 思想の自由を守るという自衛隊の主張に対しては、2007年の情報保全隊による監視問題などを理由に反対する意見がある。「映画・図書館戦争」と「自衛隊・情報保全隊」 澤藤統一郎の憲法日記
- ^ “岡田准一アクションスター街道猛進中”. 日刊スポーツ. (2012年11月10日) 2012年11月26日閲覧。
- ^ 有川と作品を通して交流のあった児玉清(2011年死去)による写真出演となっており、エンドロールにも名を連ねる。映画『図書館戦争』撮影現場会見 (2012年11月8日)参照。
- ^ 実写映画版におけるオリジナルキャラクター。稲嶺のイメージ像とされていた児玉清の逝去を受け、作者有川浩の希望から、稲嶺の遺志を継ぐ新たな人物として登場するのが基地司令・仁科である。有川日記 - ”『図書館戦争』実写化”(2012年8月8日)参照。
参考文献[編集]
- 既刊シリーズあとがき(第1作から4作までと、別冊第1作および第2作)
- アニメ版DVD第1巻初回限定版特典別冊付録「DVD SPECIAL BOOKLET」
- 日本図書館協会総会決議(1979年5月30日)「図書館の自由に関する宣言」日本図書館協会 2008年6月18日閲覧
- 石井千湖(2006年2月22日)「Yahoo!ブックス - インタビュー - 有川浩」Yahoo!ブックス 2008年6月18日閲覧
- 波多野絵理・山中浩之(2007年2月22日)「“危機”に出でよ、日和らない上司! 〜有川浩『図書館戦争』シリーズ」NBonline(日経ビジネス オンライン)2008年6月18日閲覧
- 波多野絵理・山中浩之(2007年2月23日)「ライトノベルを買う大人は恥ずかしいか? 〜有川浩『図書館戦争』シリーズ」NBonline(日経ビジネス オンライン)2008年6月18日閲覧
- 野村由美子(2007年8月18日)「『図書館戦争』シリーズが話題 有川浩さん(作家)」東京新聞(TOKYO Web)2008年6月18日閲覧
- 藤間真「『図書館戦争』における非暴力的戦いについての考察」(PDF) 『環太平洋圏経営研究』第9号、2008年。
- 藤間真、家禰淳一、志保田務「『図書館戦争』シリーズの表現に関する図書館情報学的考察」『図書館界』60巻2号、2008年。
関連項目[編集]
本作の内容に類似した事象[編集]
- 山口県立山口図書館図書隠匿事件(保守派によるリベラル系書籍不正隠蔽事件)
- 船橋市西図書館蔵書破棄事件(リベラル派による保守系書籍不正破棄事件)
- 人権擁護法案(本作品中の「メディア良化法」と近い性質を持った法律案)
- 東京都青少年の健全な育成に関する条例(改正案の内容が「リアル図書館戦争」と批判された)
他、東京都の一部の区で、公明党区議により、創価学会に批判的な記事を載せる週刊新潮を区立図書館から撤去させよとの主張がされた事がある。
外部リンク[編集]
- 総合
- 『図書館戦争』総合サイト(角川書店) - アニメ映画版ほか、原作・各種メディア展開の情報ポータルサイト
- 文庫
- 『図書館戦争』(角川文庫) - PVが公開されている
- テレビアニメ
- TVアニメ公式サイト
- フジテレビ|アニメ・キッズ - 紹介ページ
- 劇場版アニメ
- 実写映画
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- 有川浩
- 日本のSF小説
- 日本の恋愛小説
- 電撃の単行本
- 2006年の小説
- 図書館を題材とした作品
- 図書館情報学
- 検閲を題材とした作品
- ディストピア小説
- ディストピア漫画
- ディストピアを題材としたアニメ作品
- パラレルワールドを題材とした小説
- パラレルワールドを題材としたアニメ作品
- パラレルワールドを題材とした漫画作品
- 未来を題材にした作品
- 漫画作品 と
- アニメ作品 と
- 2008年のテレビアニメ
- Production I.G
- ノイタミナ
- アスキー・メディアワークスのアニメ作品
- アスキー・メディアワークスのライトノベルを原作とするアニメ作品
- 2012年のアニメ映画
- 日本のアニメ映画
- 2013年の映画
- 日本のSF映画作品
- 日本の恋愛映画
- SF小説を原作とする映画
- パラレルワールドを題材にした映画作品
- TBS製作の映画
- 東宝製作の映画作品
- WOWOW製作の映画