うさぎドロップ

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うさぎドロップ
漫画
作者 宇仁田ゆみ
出版社 祥伝社
掲載誌 FEEL YOUNG
レーベル FEELコミックス
発表号 2005年10月号 - 2012年1月号
巻数 本編全9巻 番外編1巻
話数 本編56話 番外編6話
アニメ
原作 宇仁田ゆみ
監督 亀井幹太
シリーズ構成 岸本卓
脚本 岸本卓
キャラクターデザイン 山下祐
音楽 松谷卓
アニメーション制作 Production I.G
放送局 フジテレビほか
放送期間 2011年7月7日 - 9月15日
話数 全11話
映画
監督 SABU
制作 「うさぎドロップ」製作委員会
封切日 2011年8月20日
上映時間 114分
テンプレート - ノート 

うさぎドロップ』は、宇仁田ゆみによる『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載されていた日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ作品、実写映画。

目次

概要[編集]

2005年10月号より連載が開始され、2008年4月号をもって第1部が終了、同年5月号より10年後を描く第2部が2011年5月号まで連載された。その後、同年7月号より翌年1月号まで番外編が連載された。

物語はりんが幼児期に大吉と出会って、家族としての関係を築く第1部(単行本1巻〜4巻)と、りんが高校生となり"母親"という存在について多くの事を学び考える第2部(単行本5巻〜9巻)に分けられている。

あらすじ[編集]

祖父の訃報で訪れた祖父の家で、30歳の独身男、河地大吉(ダイキチ)は一人の少女と出会う。

その少女、鹿賀りんは祖父の隠し子であった。望まれぬ子であったりんを施設に入れようと言う親族の意見に反発したダイキチは、りんを自分が引き取り育てると言った。こうして、不器用な男としっかり者の少女との共同生活が始まる。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物[編集]

はテレビアニメ版のもの。演は実写映画版のもの。

主要人物[編集]

河地大吉(かわち だいきち)
声 - 土田大 演 - 松山ケンイチ
本作品の主人公[1]。第1部では30歳で独身。第2部では40歳、やはり序盤は独身である。衣料品メーカーに勤めている。
りんのことを思って、彼女を引き取り育てることとなる。最初は育児という未知の世界に困惑するが、徐々に成長していく。りんが「鹿賀」の苗字にこだわった事から養子縁組はしておらず、りんが父親はあくまでも宋一だとしている事から、感情面でも自身を「りんの父親」とは思っておらず、家族として同居人として時に対等に接する。りんや家族からは「ダイキチ」と呼ばれる。
保育園の迎えに遅れないように残業のない課へ異動したり、りんが風邪を引くと会社を休み彼女に付きっ切りで看病したりするなど、りんのことを第一に考え行動している。部下からは慕われており、異動の際には部下から異動をしないよう懇願されていた。
若かりし日の宋一と瓜二つであるため、りんにはよく懐かれている。
鹿賀りん(かが りん)
声 - 松浦愛弓 演 - 芦田愛菜
2005年8月10日生まれ。
宋一と正子の娘であり、大吉の戸籍上の叔母。第1部では6歳、第2部では16歳。
大吉と出会ったばかりの頃はほとんどものを言わずに一人きりでいるのを好んでいたが、その後大吉と共に暮らしていくうちに信頼できる人たちも増え、口数も多くなり明るい性格となる。大吉より早く起きて朝食の下準備をしたり、栄養を考えて食事をしたりするなど、大人に引けをとらないしっかり者。
鹿賀という祖父と同じ苗字を大事に思っており、大吉に養子縁組をするかと問われた際にはきっぱりと拒否している。また、大吉のことを父親とは思っておらず、あくまで大吉は大吉だと思っている。
「りん」という名前は宋一が、自分が好きだったリンドウの花の名からつけた。

二谷家[編集]

二谷コウキ(にたに コウキ)
声 - 酒井乃碧 演 - 佐藤瑠生亮
りんの幼馴染の少年。保育園からの付き合いであり、小学校・中有学校・高校と、りんと同じところに通っている。やんちゃな性格で小学校では問題児扱いされているが、不審者(だとコウキが思い込んだ近所の人)に出会った時にりんのことを守ろうとするなど、男らしい一面もある。
中学時代はかなり荒んだ生活を送る。第2部で高校生になった時には容姿が大きく変わり、プレイボーイとなった。
二谷ゆかり(にたに ゆかり)
声 - 大原さやか 演 - 香里奈
コウキの母親。夫とは離婚しており、コウキのことは女手一つで育てている。子供思いで真面目な性格であるが、落ち着きのないコウキのことで頭を悩ますことが多い。
ダイキチとは子育てについて語り合ううち、プラトニックな恋愛関係を築くようになり、コウキが中学生の頃には結婚の話も浮上していた。

りんの両親[編集]

吉井正子(よしい まさこ)
声 - 坂本真綾 演 - キタキマユ
りんの実母。「西園寺まろん」というペンネーム漫画家。年齢は大吉と同じらしい。
過去に宋一の家政婦をしており、その頃にりんを身篭った。りんのことを娘だと思うべきではないと言ったり、仕事を理由にりんを手放したりするなど自分勝手な性格をしているが、彼女なりの母親としての愛情は持っている。りんを思いやる大吉とは犬猿の仲で、大吉は彼女のこととなると非常に大人げない態度をとる。しかし、りん自身とは2度目の妊娠、出産を機に良好な関係を築いている(このことも大吉を苛立たせている)。
りんとは顔立ちなど似るところがあるが、16歳になり長身になったりんと比べるとかなり低身長。また、りんは髪を白く表現されるのに対し正子は黒髪で、雰囲気はかなり異なる。
鹿賀宋一(かが そういち)
声 - 有川博
大吉の祖父であり、りんの戸籍上の父。故人。正子がりんを妊娠したとき戸惑う彼女を説得して出産に踏み切らせた。りんには父親ではなく「おじいちゃん」と呼ばせていた。

大吉の家族・親類[編集]

前田春子(まえだ はるこ)
声 - 植田佳奈
大吉の従姉妹でりんと同じ学年の娘(麗奈)がいる。夫の家族との関係に悩んでおり、その後結局離婚する。
前田麗奈(まえだ れいな)
声 - 須藤菜々子
春子の娘。りんと同じ学年。成長したりん・コウキと同じ高校に通い、りんの良い話し相手になる。
河地健二(かわち けんじ)
声 - 伊藤昌一 演 - 中村梅雀
大吉の父。
河地幸子
声 - 峰あつ子 演 - 風吹ジュン
大吉の母。若い頃は仕事に熱心な女性だったが、カズミの出産を機に会社を辞めざるを得なくなる。そのためか、りんを引き取ろうとはしなかったが、その後はよくりんを預かるようになる。りんの姉にあたるが、自分の事はおばちゃんと呼ばせている。
河地カズミ
声 - 内山夕実 演 - 桐谷美玲
大吉の妹。小さい頃は身体が弱く、甘やかされたためわがままに育った。
マミ
カズミの娘。りんが可愛がっている。

その他[編集]

後藤さん(ごとうさん)
声 - 鹿野優以 演 - 池脇千鶴
大吉と同じ会社に勤めているワーキングマザー。大吉の良き相談相手でもある。
さやか
声 - 飯野茉優
りんの小学校時代のクラスメイト。父親はモデル。
キョウイチ
映画キャスト 演 - 綾野剛
大吉の妹アズミの恋人。行方不明になった、りん・こうきを案内してくれた。

テレビアニメ[編集]

2011年7月より、フジテレビノイタミナ』ほかにて放送され、原作の第一部を最後までアニメ化された。幼児キャラクターの声優には、実際に幼児である子役が起用されている。作中で『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』のシーンの音声が流れる場面があるため協力としてクレジットされている。

スタッフ[編集]

主題歌・挿入歌[編集]

オープニングテーマ「SWEET DROPS
作詞・作曲 - 鈴木祥子 / 歌 - PUFFY
後述するとおり、実写映画と共通の主題歌を採用している。
エンディングテーマ「High High High」
作詞・作曲 - 村山辰浩 / 編曲 - カサリンチュ & 綿糸町昇 / 歌 - カサリンチュ
エンディングアニメーションは劇団イヌカレーが担当している。
挿入歌「はじめの一歩」
作詞 - 新沢としひこ / 作曲 - 中川ひろたか / 編曲 - 松谷卓 / 歌 - 杉並児童合唱団

各話リスト[編集]

※放送時の画面中には各話サブタイトルの表記なし。BSフジの番組表には表記があり、地デジの番組表では第1話のみ表記された。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 りんどうの女の子 岸本卓 亀井幹太 山下祐
第2話 ゆび切りげんまん 亀井幹太 京極義昭 海谷敏久
島村秀一
第3話 ダイキチの決めたこと 森田宏幸 荻原露光 楠本祐子
第4話 てがみ 満仲勧 高橋英樹
第5話 ダイキチはダイキチでいい 金子秀一 湖山禎崇 秦綾子
第6話 わたしの木 亀井幹太 宇井良和 黒岩裕美
第7話 ないしょで家出 満仲勧 樋口聡美
第8話 おじいちゃんのだいじ 鶴岡耕次郎 坂口竜太郎 池内直子
第9話 たいふうがきた! 宇井良和 金子志津枝
第10話 おなかのかぜ 井上鋭 湖山禎崇 井上鋭
最終話 はじめの一歩 亀井幹太 山下祐

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 フジテレビ 2011年7月7日 - 9月15日 木曜 24:45 - 25:15[2] フジテレビ系列 製作委員会参加
ノイタミナ 第1部
近畿広域圏 関西テレビ 2011年7月12日 - 9月20日 火曜 25:58 - 26:28[3] アニメわ〜く! 第1部
中京広域圏 東海テレビ 2011年7月14日 - 9月22日 木曜 26:05 - 26:35
福岡県 テレビ西日本 2011年7月20日 - 9月21日 水曜 25:00 - 26:00 隔週で毎回2話連続放送
最終週は、最終3話一挙放送
日本全域 BSフジ 2011年8月6日 - 10月22日 土曜 25:30 - 26:00[4] BSデジタル放送 ノイタミナ 第1部
北海道 北海道文化放送 2011年10月9日 - 12月25日 日曜 25:45 - 26:15 フジテレビ系列
日本全域 フジテレビTWO 2012年7月28日 - 10月27日 土曜 25:00 - 25:30[5] CSデジタル放送 リピート放送あり
  • 放送開始から9月初めまで、アニメ1話終了時にアニメ版・映画版両方の宣伝を行った局がある。

映像特典[編集]

DVD&Blu-ray各巻に収録のオリジナルミニストーリー。

巻数 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 作画協力 発売日
第1巻 2.5話 はっぱの水族館 岸本卓 笹木信作 秦綾子 青山浩行 2011年10月28日
第2巻 3.5話 サンタさんへ 舛成孝二 亀井幹太 高橋英樹 2011年11月25日
第3巻 6.5話 おそらにまんかい 野村和也 高橋英樹 2011年12月16日
第4巻 8.5話 かえり道 浅野勝也 山下祐 2012年1月27日
フジテレビ ノイタミナ 第1部
前番組 番組名 次番組
うさぎドロップ

映画[編集]

うさぎドロップ
監督 SABU
脚本 林民夫
SABU
原作 宇仁田ゆみ
出演者 松山ケンイチ
芦田愛菜
香里奈
音楽 森敬
主題歌 PUFFY『SWEET DROPS』
撮影 柳田裕男
編集 坂東直哉
製作会社 うさぎドロップ製作委員会
配給 ショウゲート
公開 日本の旗 2011年8月20日
上映時間 114分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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松山ケンイチと芦田愛菜の共演で2011年8月20日より公開された。監督は、ハートフル映画でメガホンを取るのは初めてとなるSABU。登場人物の性格や設定が原作とは一部異なっている。前半は原作エピソードを基にしつつ後半は林民夫のアイデアによるドラマチックな展開になっており、特に原作にはないダンスシーンではダンス初体験の松山ケンイチはかなりの練習をしており拘りのあるシーンとなっている[6]

キャッチコピーは「まわりを見渡せば、世界は愛で溢れてる――。」。

全国110スクリーンと上映館は多くはないものの、2011年8月20、21日初日2日間で興収1億5万6,100円、動員は7万8,886人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第9位となった[7]。またぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)でも第3位となっている。


スタッフ[編集]

  • 監督 - SABU
  • 製作 - 小崎宏、藤岡修、籏啓祝、古橋明、山崎浩一、久保田修、町田智子、竹ノ上蔵造、山本潤、喜多埜裕明、百武弘二
  • プロデューサー - 松本整、宇田川寧
  • エグゼクティブプロデューサー - 春名慶
  • 共同プロデューサー - 柴原祐一
  • 原作 - 宇仁田ゆみ
  • 脚本 - 林民夫、SABU
  • 撮影 - 柳田裕男
  • 特殊メイク - 中田彰輝
  • 美術 - 秋葉悦子
  • 衣裳 - 宮本まさ江
  • 編集 - 坂東直哉
  • キャスティング - 田端利江
  • 音楽 - 森敬
  • 音楽プロデューサー - 安井輝
  • 音響効果 - 北田雅也
  • B班撮影 - 金子正人、馬路貴子
  • VE - 島崎靖
  • スクリプター - 森直子
  • ヘアメイク - 横瀬由美
  • 照明 - 宮尾康史
  • 製作担当 - 的場明日香
  • 装飾 - 大川佳子
  • 録音 - 岩倉雅之
  • 助監督 - 武正晴
  • 製作プロダクション - スモーク
  • 制作協力 - ダブ
  • 制作 - 「うさぎドロップ」製作委員会(博報堂DYメディアパートナーズハピネット関西テレビ放送東海テレビ放送パルコ、スモーク、朝日新聞社、第一製版、テレビ西日本Yahoo! JAPANショウゲート
  • 配給 - ショウゲート

主題歌と挿入歌[編集]

主題歌

「SWEET DROPS」
作詞・作曲 - 鈴木祥子 / 歌 - PUFFY
実写映画とテレビアニメ版で同じ主題歌を使用している[8]

挿入歌

「Die Konkurrenz」
ドイツ人バンドWir sind Heldenが2008年に発売したシングル。

書誌情報[編集]

宇仁田ゆみ『うさぎドロップ』(本編全9巻/番外編10巻)、祥伝社(FEELコミックス

本名 日本の旗 日本
発売日 ISBN
うさぎドロップ1 2006年5月19日 ISBN 978-4-3967-6380-0
うさぎドロップ2 2007年2月8日 ISBN 978-4-3967-6400-5
うさぎドロップ3 2007年10月6日 ISBN 978-4-3967-6421-0
うさぎドロップ4 2008年5月17日 ISBN 978-4-3967-6434-0
うさぎドロップ5 2009年1月22日 ISBN 978-4-3967-6449-4
うさぎドロップ6 2009年8月8日 ISBN 978-4-3967-6467-8
うさぎドロップ7 2010年2月8日 ISBN 978-4-3967-6485-2
うさぎドロップ8 2010年10月8日 ISBN 978-4-3967-6506-4
うさぎドロップ9 2011年7月8日 ISBN 978-4-3967-6525-5
うさぎドロップ10 2012年3月8日 ISBN 978-4-3967-6541-5

脚注[編集]

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  1. ^ 但しアニメのエンディングの声の出演の順番では、2番目になっている(1番目は鹿賀りん)。しかし文字多重放送でのキャラクターの台詞は大吉の台詞が主人公を示す黄色で表記される(りんの台詞は緑色)。尚、字幕で主人公の台詞を黄色で表記するのは半ばデファクトスタンダード化している
  2. ^ 初回は25:00 - 25:30
  3. ^ 初回は26:23 - 26:53
  4. ^ 毎月最終週のみ26:00 - 26:30
  5. ^ 8話から11話は20:00 - 20:30
  6. ^ 松ケン、ダンス初体験!『うさぎドロップ』原作にはない謎のダンスシーンを初公開!シネマトゥデイ 2011年8月15日
  7. ^ 『ハリポタ』の勢いが止まらず今週も首位で興収80億円突破!100億円も目前【映画週末興行成績】シネマトゥデイ 2011年8月24日
  8. ^ 「うさぎドロップ」主題歌はアニメ、映画ともにPUFFY新曲

外部リンク[編集]