げんしけん

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げんしけん
げんしけん 二代目
ジャンル オタク
漫画:げんしけん
げんしけん 二代目
作者 木尾士目
出版社 講談社
掲載誌 月刊アフタヌーン
レーベル アフタヌーンKC
発表号 げんしけん:2002年6月号 - 2006年7月号
(第1話 - 第55話)・2010年2月号(第56話)
げんしけん 二代目:2010年12月号 - 連載中
(第57話 - )
巻数 16巻(2014年6月現在
げんしけん:全9巻
げんしけん 二代目:既刊7巻)
アニメ:げんしけん
原作 木尾士目
監督 池端隆史
シリーズ構成 横手美智子
キャラクターデザイン 木下裕孝
音楽 宅見将典
アニメーション制作 パルムスタジオ
製作 現視研研究会
放送局 放送局参照
放送期間 2004年10月 - 12月
話数 全12話
OVA:げんしけん
原作 木尾士目
監督 水島努
シリーズ構成 横手美智子
キャラクターデザイン 柳田義明
アニメーション制作 亜細亜堂
製作 メディアファクトリー東芝エンタテインメント
キッズステーションコミックとらのあなジェンコ
発表期間 2006年12月22日 - 2007年4月25日
話数 全3話
アニメ:げんしけん2
原作 木尾士目
監督 よしもときんじ
シリーズ構成 横手美智子
脚本 横手美智子、木尾士目
キャラクターデザイン 柳田義明
音楽 小池雅也オカザキシュン
アニメーション制作 アームス
製作 コミフェス準備会
放送局 放送局参照
放送期間 2007年10月 - 12月
話数 全12話
アニメ:げんしけん二代目
原作 木尾士目
監督 水島努
シリーズ構成 横手美智子
脚本 横手美智子、後藤みどり
キャラクターデザイン 谷口淳一郎
音楽 福廣秀一朗
アニメーション制作 Production I.G
製作 げんしけん二代目製作委員会
放送局 放送局参照
放送期間 2013年7月 - 9月
話数 全13話
関連作品
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

げんしけん』(The Society for the Study of Modern Visual Culture)は、木尾士目による日本漫画作品。

表題の「げんしけん」とは、作中にて舞台となる大学のサークル現代視覚文化研究会」の略称「現視研」を指し、漫画、アニメライトノベルコンピュータゲーム、及びそれらを元にした造形(フィギュアカプセルトイプラモデル等)、コスプレ同人誌等の二次創作物といったおたくカルチャー全般を対象として発足した総合的サークルの事である。

連載当初は登場人物を通してオタクの文化及び生態をコメディータッチで描いていたが、後にコミカル路線を踏襲しつつ、恋愛や心理描写を中心とした人間模様を描く方向へとシフトした。

作品のモチーフとなった団体は、作者の出身校・筑波大学にある同名のサークル「現代視覚文化研究会」である。またキャンパスの景観は中央大学モデルにしており、取材協力に「中央大学広報課」とある。

作品展開[編集]

月刊アフタヌーン』(講談社)誌上で2002年6月号から2006年7月号まで足掛け5年間にわたり連載。作品内の時間は(一部を除き)リアルタイムで進行し、4年間の大学生活を約1か月単位で描いている。2005年には講談社漫画賞ノミネートされるも落選(単行本6巻の帯で自虐ネタとして扱っている)。単行本8巻と9巻では描き下ろしエピソード(8巻は第48話・第49話、9巻は9ページから90ページまで)が追加され、ストーリーを補完している。2010年2月号に「アニメ『げんしけん2』DVD-BOX発売記念」として、後日談を描いた読み切り(第56話)を掲載。同年12月号より『げんしけん 二代目』と題し期間限定で連載を再開、2011年5月号に限定解除。新刊の単行本は前作9巻からの継続となり、『二代目』としての巻数は副題で数える形式をとっている。

アニメ第1期は2004年10月から12月まで独立UHF局各局で放送(いわゆるUHFアニメ)され、同時に作中作の『くじびきアンバランス』もアニメ化された。第2期『げんしけん2』は2007年10月から12月まで、同様に独立UHF局各局で放送された。第3期『げんしけん二代目』は2013年7月から9月まで、TBS系列および一部独立局で放送された。更には作中に登場した架空のPCゲーム『ラーメン天使プリティメンマ』も漫画化・ドラマCD化されている。

あらすじ[編集]

第1巻 - 第9巻
椎応大学サークル棟304号室「現代視覚文化研究会(以下現視研)」。10年以上前、あらゆるオタク文化の垣根を越えるべく誕生したこの総合的サークルも、現在では雑談やテレビゲームに興じるオタク達の溜まり場と化していた。
新歓期を迎えた大学。オタクである新入生・笹原は「ある種」のサークルに入ろうと意気込むものの、「覚悟」が足らず二の足を踏み続けていた。そんな中、見学に訪れた現視研にて上級生・斑目と一般人・春日部から手痛い「歓迎」を受け、彼らと関わりを持つ事になる。当初は距離を置いていた笹原だが、新人会員のゲームおたく・高坂との交遊を経て入会。数々の経験を積み(オタクとして)成長を遂げてゆく。その後現視研は腐女子コスプレイヤー(以下レイヤー)・大野の入会を機に活気を帯び、廃部騒動ボヤ騒ぎといったトラブルに瀕しながらも次第にまとまりを見せ始める。また相次ぐ女子の入会は恋愛と無縁な会員達に変化をもたらし、これまで二次キャラ一筋だった斑目もまた、いつしか遠い存在の春日部に叶わぬ恋心を抱くようになる。
2年後、笹原が会長となった現視研の元に、漫画研究会(以下漫研)でトラブルを起こした新入生が引き取られてきた。自称「オタク嫌い」のアマチュア漫画家・荻上は現視研でも問題児ぶりを発揮するが、周囲の暖かな雰囲気の中で徐々に心を開いてゆく。そして彼女との出会いは後の同人誌制作と相俟って、笹原の運命をも揺り動かすのであった。
『二代目』(第10巻 - )
笹原ら卒業後の新会長・荻上による新勧パフォーマンスを期に吉武、矢島の2名の腐女子が入会。さらに「男の娘」の波戸と留学生・スザンナ(スー)も加わり、総勢7名の新生現視研はスタートの一歩を踏み出す。一方、卒業2年目以降も昼食に訪れる斑目は、変わりゆく現視研と変われない自分に寂寥感を抱いていた。

登場人物[編集]

※カタカナの人名表記は劇中のそれに沿う。担当声優に関してはアニメ版第1期 - 第2期 / 第3期(二代目)の順、特に明記のない場合はアニメ第1期 - 第2期の担当声優を示す。また原作に関する記述は9巻までを『無印』、10巻以降を『二代目』と表記する。

現代視覚文化研究会[編集]

通称「現視研」。部室には先人達の置き土産である漫画やフィギュア、歴代家庭用ゲーム機等の各種グッズが所狭しと陳列してある。またロッカーには成人向け同人誌が大量に保管されており、貸出は自由。歴代会長は創部から現在まで5名のみで、人選は前任者の指名により決定。今まで目立った活動が無く、サークル自治委員会(以下自治会)等から存在を疑問視する声がある。学園祭は毎年同じ展示物の使い回しだったが、大野の入会以降はコスプレ関連の企画が中心となる。新歓期には新入会員を対象にした毎年恒例のドッキリがある。当初は男子会員のみだったが次第に男女比が推移。『二代目』では完全に逆転し腐女子サークル化した。

げんしけん 第9巻までの会員[編集]

笹原の在学中に在籍していた会員(一部を除く)。春日部と高坂は小学時代、家が近所の幼馴染で入学後に再会。『二代目』以降は残留組と斑目を除き、ゲストキャラ的な扱いとなる。

笹原 完士(ササハラ カンジ)
声 - 大山鎬則 / 小橋達也
三代目会長。『無印』における主人公。高坂、春日部、大野と同学年。1984年1月13日生まれのB型。フリースジャケットやデイパックなどのラフな服装が特徴。春日部からの呼び名は「ササヤン」。二つ年下の妹・恵子がいる。会誌や同人誌におけるペンネームは「ベンジャミン武世」。携帯電話着メロは「あいのうた」。
現視研の雰囲気に居心地の良さを感じ「覚悟」を決めて入会、「同類」の仲間入りを果たす。序盤は目立った活躍が無かったが、2年次年明けの会長就任により転機を迎える。就任直後に「『コミック・フェスティバル(以下コミフェス)』へのサークル参加」を目標に掲げ、半年後の夏コミに『げんしけん』名義で『いろはごっこ』を発表。会長を大野に譲った4年次以降も、就職活動の傍ら会員達の活動に協力した。卒業後は編集プロダクション「鷲田社」に就職。編集者となった現在では荻上を公私両面でサポートする。
二次元オタクだがそれを表に出せずにいた「隠れオタク」で、秋葉原やコミフェスでの体験を経て覚醒。「欲望のままに生きる」中で金遣いが荒くなり、ソフトは並んで買うのにPCが金欠で買えない状態に。春日部に殴られた際のボケや高坂の着メロの聴き当て等、昔のアニメにも詳しい様子。ごく普通のオタクであるが故に、斑目による会長指名の決め手となった。ちなみに同期の中で唯一コスプレを体験していない。
自分の人生を「なるべくしてなる」と考え、リーダー役を始め様々な体験に柔軟な対応を見せる。中でも同人誌との出会いは漫画への"制作"意欲を開花させ、遂には経験を活かし編集者となった。その一方で"創作"の方は苦手で、サークル活動では裏方に回る事が多い。作家に対してやる気を損なわせない事を心がけ、先輩・原口の様な強引な仕切りを嫌う。ただし昔から分析や評価に神経質な面が見られ、原稿チェックを受けた荻上を激怒させた事がある。
穏やかな性格で、個性派の多い現視研の中ではアクのない常識人。優しさが災いし押しが弱く、強気に接する恵子にすら「受け」と評される。入学当初は趣味を隠すあまり臆しがちで、春日部から「友達がいない」と思われていた。会長就任後は行動力と粘り強さを発揮。苦境に追い込まれて感情的になる事もあったが、同人誌制作や就職において初心を貫いた。また相手の個性を尊重し受け入れる器量は、後に荻上がトラウマから立ち直る要因となった。
誰に対しても分け隔てなく親切だが、恵子に対しては厳しい態度をとる。最初に声をかけてくれた高坂と仲が良く、PC購入までエロゲーは主に彼の部屋でプレイ。同様に親しい斑目においてはBLネタでカップリングにされた上、恵子との奇妙な間柄まで取り沙汰されており、「後輩」と「兄」の両面で複雑な心境を抱く。先輩として荻上を見守り続ける中で好意を芽生えさせ、春日部、大野らの後押しを受け、紆余曲折の末に恋人同士となった。自身をネタにやおい本を描かれた事さえも受け止めたその姿勢は、「総受け」扱いされ狼狽していた斑目を見た田中、久我山から感心されていた。
【アニメ版】
下宿先は「東京都八王子市東野3-6-15チリチリハイツ202」。中学の時に体験した凌辱系エロゲーがトラウマとなり、現在も苦手。4年次の夏コミにおいて荻上に「漫画家になれる人となれない人の違い」を説き、編集者の片鱗を垣間見せる。
高坂 真琴[注 1](コーサカ マコト[注 2]
声 - 斎賀みつき / 大原桃子
笹原、春日部、大野と同学年。1984年2月2日生まれのB型。髪形は小学時代は坊主頭、現在は金髪セミショート。端麗な容姿の美少年。ファッションも無難で外見からは全くオタクに見えない。ペンネームは「トシゾー」。着メロは「花の子ルンルン」。
呑気な空気に惹かれ入会。2年次には新会員の追放に一役買ってしまうが、学園祭ではボヤ騒ぎにおける現視研の汚名を返上すべく、コスプレ大会参加を渋る春日部をフォロー。3年次の夏コミ参加の際はコスプレ(女装)を含む積極的な販促で活躍。4年次途中からプログラマとしてエロゲーメーカー「プシュケ」に就職。就職活動と採用直後からの激務の為、4年次以降は殆ど部室に現れなくなる。『二代目』ではコミフェスの自社ブースにて、自分をモデルにしたかの様な「男の娘」風ゲームキャラに扮しコンパニオンを務める。
コンピューターゲームが趣味のハイレベルなオタクで、豊富な知識と抜群のテクニックを誇る。中でも格闘ゲーム(以下格ゲー)の腕前は全国レベルと噂され、他のサークルが獲得を狙っていた。またエロゲーへの思い入れは恋人の春日部に「やめるなんてありえない」と語る程強く、後に関連企業に就職。入学直後から既にエロ系を含む大量のコレクションが部屋を占拠しており、一般人にも趣味を堂々と明かす。
小学生の頃から運動神経良好でタフ。相手の行動を読む直感能力に長け、格ゲーにおいて瞬時に機先を制する他、春日部の逃走経路を探り当てる事が可能。努力家の一面を持ち、1ヶ月の独学で即戦力として通用するレベルのプログラミング技能を習得している。またノリノリでこなす女装の出来栄えは波戸に引けを取らない。
性格はマイペースながら温厚で、ケンカ腰の相手を軽くあしらう物怖じしない精神を合わせ持つ。いつも笑顔で他の感情を殆ど表に出さないが、活動停止中はプレイ中のゲームを放棄し、春日部の心情にも気づかない程の落ち込みを見せた。天然気味で空気が読めず、対戦プレイも含めて加減が効かないのが欠点。ただし、合宿で女性陣が笹原と荻上の仲を取り持とうと計画した際には「やりすぎてしまうから」と参加を辞退し、斑目ハーレムの中に波戸が入っている事を明かさないなど、全く空気が読めないわけではない。
社交的な人物で先輩達にも気さくに接し、臆しがちだった笹原と即打ち解け入会の橋渡しをしている。部室ではいつも春日部を伴っており、一人で在室する事は殆ど無い。
天然ゆえ当初は春日部の熱烈なアプローチに気づかず、幼馴染の関係を崩さなかった。斑目の後押しを受けようやく交際に至るもオタクをやめる気配を見せず、半ば同棲生活を送りながらそのハードな趣味を日々見せつける「ドS」な態度を取り続ける。だがそれも「彼女を大事にしてるから100%の自分を見せている」彼なりの恋愛表現であり、趣味以外では誠意をもって接している。春日部の彼氏として譲れないところがあるのか、大野が「斑目の方が大事にしてくれる」と主張したときは背後から無言のプレッシャーをかけていた。
「政治家の愛人の息子」という設定が考えられていたが、ボツになった[1]
【アニメ版】
対戦ゲームの腕前のみならず、エロゲーの攻略スピードも非常に早い。「松沢すみれ」なる声優のファンらしく、告白後の初デートを「握手会があるから」とドタキャンした。3年次の撮影会にて荻上のコスプレに皆が懐疑的な中、春日部の手腕を信じ「着る」と断言。理解者としての一面を見せた。4年次の夏コミでは仕事で三日貫徹の後にハツラツと自社ブースのイベントに従事し同僚を驚かせる。その性格から、女性声優陣からの評判は悪かったようである。
春日部 咲(カスカベ サキ)
声 - 雪野五月 / 佐藤利奈
『無印』における中心的人物の一人。笹原、高坂、大野と同学年。1983年7月19日生まれのAB型。茶髪のミディアムヘアーに洒落た軽装が特徴の美女。高坂、大野からは名前で、恵子からは「ねーさん」と呼ばれる。女子校出身。高田馬場に名付け親の祖母が住んでおり「お婆ちゃん子」だが、オタク臭い名前を気にしている。同人誌サークル『げんしけん』の命名者。
高坂の入会と同時に付き添いとして出入り。会員(=オタク)になるつもりは毛頭無かったが、初代会長のソフトな脅迫を受け正式に入会する破目に。その反発からか2年次には新会員の加入を妨害。さらに現視研を巻き込んだボヤ騒ぎまで起こしてしまう。この件では流石に反省の態度を示し、その後のコスプレ大会に(文字通り)ひと肌脱いで出場した他、冬コミに行けない会員達の買い出しを代行した。この一連の騒動以降「何か」が吹っ切れ、現視研に対する態度を軟化させる。3年次には朽木の復帰と漫研を追われた荻上の移籍を取り持ち、頓挫寸前だった同人誌制作において指揮を代行。学園祭でも大野と荻上の説得に回る等、陰ながら現視研を支援。昔からの念願である服の店を開くべく、就職活動は行わず人脈確保と金策に奔走。その傍ら大野と協力し、笹原と荻上の恋愛を後押しする。コミフェスに数回訪れゲームや漫画に若干手をつけたものの、最後までオタクに染まらず卒業した。
他の会員と異なり非オタク系一般人で、オタク呼ばわりされると怒る。オタクに対し悪意的偏見を持ち、無意識にオタグッズから目を背け、同人誌やオタクの所持品を「汚らわしい」と寄せ付けない。やがて高坂との交際や会員達との関わりを経て、カルチャーギャップに憤慨しながらも行動や思考の原理を理解。いつしか高坂の不在時も出入りするようになり[注 3]、主要メンバーの一人として溶け込む。高坂との関係に水をさす現視研の廃部を願う一方で、共通の天敵(自治会や原口)に対しては現視研寄りの態度をとる。活動には参加しないが取り決めを左右する黒幕的存在で、会長指名の際は彼女の口から「お墨付き」を聞くのが慣例。
「店員のバイトならプロ」と豪語し言葉巧みな話術が得意。先輩に対してもタメ口で、下ネタセクハラ、舌戦も上等な毒舌家。主に原宿テリトリーとするファッション通で、無関心な会員達に呆れつつも助言を与える。英会話教室に通い、大野と英会話が可能なほど堪能。化粧の下の素顔を見抜く眼力を持ち、派手メイクの恵子が兄・笹原にソックリな事、女装モードの波戸が男子である事を初対面で看破した。覗きや盗撮に対して警戒心が強く、コスプレ大会では盗撮者を撃退する活躍を見せる。斑目から「脳味噌がピンク」と揶揄されるほど色恋沙汰に敏感で、余計な首を突っ込み早合点や反感を買う事も。恋愛観は肉体関係に偏向気味なもののノーマルで、彼女も作らずエロゲーで性欲を満たす会員達を「変態」呼ばわりする。
入学当初から既に酒と煙草を嗜んでいたが、ボヤ騒動以降は火に対する恐怖から煙草が吸えなくなる。PCと無縁に見えて実はノートパソコンユーザーで、会話を交えながらの手慣れたタイピングを見せている。
性格は強気で負けず嫌い。加えて気短な為よく問答無用でツッコミを入れる。何かと消極的な会員達を焚きつけ、問題児の荻上や朽木、恋敵である恵子の面倒を見る姐御肌。グッズを粗末に扱い他人の秘密を暴こうと躍起になる等デリカシーに欠けるものの、自分の非には悪びれず謝罪する素直な一面も持つ。仲間思いで涙もろく、活動停止の際には自責の念(と斑目の嫌味)に耐え切れず号泣。斑目の3年越しの告白を断った際も、積年の懸想による苦しみを察し涙ぐんだ。
猫耳にすら抵抗を示す程コスプレに拒否反応を示し、大野と田中からの勧誘を退け続けた。ただしレイヤーとしての評価は高く、高坂とのプレイの一環としての着用にも前向きな様子。卒業時には大野との約束通り、非公開ながらペアで撮影会を開催。また荻上に対して大野との関係改善も兼ね、コスプレ衣装(以下コス)をコーディネートした事がある。
幼馴染でもある恋人の高坂に一途で、人目も憚らず口づけを交す熱愛ぶり。その一方で思考や性格を掴みあぐねており、オタクから脱却させるべく茨の道を歩み続ける姿は、会員達からも同情を誘われるほど痛々しい。現在は趣味への不干渉により関係を維持している状態で、二人の将来にやや不安を感じている。
会員達からは(恐れられつつも)慕われている一方で漫研女子からの評判はすこぶる悪く、自治会の北川とも対立。ガードが固く、ナンパや元カレに対し冷淡。斑目の好意には本人の自覚以前から察知しており、本音をぶつけ合いながら友人としての関係を続けてゆく。恋愛には至らなかったものの、斑目の振られ際の「もし高坂がいなかったら」との問いに「そんな未来もあったかもね[注 4]」と思わせぶりな返事をしている[注 5]
【アニメ版】
OVA版、二代目を除きヘアカラーは暗めの金髪。久我山によると美人度は芸能人クラス。初対面の大野と英語で会話するシーンはカットされているが、来日したアンジェラとの英会話シーンが追加されている。
斑目 晴信(マダラメ ハルノブ)
声 - 檜山修之 / 興津和幸
二代目会長。『無印』『二代目』における中心的人物の一人。田中、久我山と同学年。1982年10月25日生まれのO型。猫背だが痩せ型の長身で広い肩幅。丸眼鏡と刈り上げのオカッパ頭(4年次後半から伸ばした前髪を真ん中から左右に流している)、口元から覗く八重歯が特徴。苗字が「ワタナベ」と誤解されやすい(特に恵子)。下宿先が大学から近いため、一時期波戸の更衣室に利用された。ペンネームは「マムシ72歳」。
2年の頃から会議(=雑談)を取り仕切る中心的存在で、新人の笹原にエロゲーの実践からコミフェスの心得に至るまで諸々の指導を務めた。3年次に会長を引き継ぐが仮会員に逃げられた上、秋にはボヤ騒ぎの処分として活動停止にまで見舞われ、年明け早々就職活動を理由に引退。4年次の同人誌制作では静観しつつも微力ながら会員達をフォロー。肝心の就職活動が難航し、卒業間際にようやく「㈲桜管工事工業」への就職が決定。勤務先が大学から近い為、卒業後も頻繁に出入り。『二代目』ではコミフェスでの再骨折など、しばしば過去と同じ災難に遭遇。春日部への告白から間もなく経営難を理由に会社を退職[注 6]し、下宿先も引っ越しの予定。
容姿、趣味、話し方と三拍子揃った典型的オタクであり、つるぺた及びロリ属性を持つ二次元オタク。「現実(の恋愛)はゲームに敵わない」と主張するエロゲー愛好家で、逆に実写系アダルトには殆ど興味を示さない。同人誌やグッズの購入費用は生活を切り詰めて捻出しており、PCの買えない笹原にも「3ヵ月メシを食うな」と助言している。コミフェスに並ならぬ情熱を見せ、会場を「戦場」と見なし、骨折しても失神するまで耐え並ぶ執念を見せた。また日焼け姿での夏コミ来場を恥と考え海水浴を嫌う(泳げない事も一因)。『二代目』ではコミフェスに以前ほどの情熱が感じられず戸惑いを見せている。
現視研に対する愛着が人一倍強い。会長の在任期間は9ヶ月と短かったものの、就職活動中も部室に入り浸るなど抜群の出席日数を誇った。「大学に来るヒマなんて無い」と言い放ち卒業したものの、昼時には食堂替わりに部室を利用。笹原達の卒業後も「春日部との再会」という仄かな期待を抱きつつ、移り変わる現視研と次世代の後輩達を見守り続けた。大学近くに留まる理由が喪失した現在は、過去と区切りを付けるべく現視研と距離を置こうしている。
論理的な考察や分析を好み、しばしば解説役を果たす。イラストや漫画の類を太古の昔から存在する「記号」と捉え、「想像機能を駆使した脳内補間による(肉欲化への)精神活動」の重要性を力説する。適当な議題を会議前の口上で述べるのがお約束で、他の会員もそれに倣う事がある。料理が得意だが、部室での昼食には購入した弁当類を食べる。
新歓ドッキリを始め後輩によく罠を仕掛けるものの、普段は面倒見のよい先輩。軍人風で棘のある言い回しは会報『メバエタメ』の寄稿文にも色濃く反映しており、原口からは「知識の無いジオン軍オタク」、春日部からは「オタク以前に嫌いなタイプ」と酷評された。しかし実際はヘタレで逆境に弱く、肝心な所で動揺を見せるため頼りにならない。以前は「前世はヘビ」と語るほど根に持つ性格だったが、それが原因で春日部を号泣させた後は態度を改める。キャラ作りを意識してネタに走る事が多く、スルーされても懲りない自爆好き。また他人の嗜好に口出ししない懐の広さを持ち、女装趣味の波戸や自らのBLネタで盛り上がる腐女子会員達にもおおむね寛容的である。
漫研の高柳を始めアニメ研究会(以下アニ研)、児童文学研究会(以下児文研)等に多数知人が存在する。久我山と田中が秘密を共有していた事に若干疎外感を抱いていた。『二代目』主要レギュラーの中で最もまともな男性というポジションのせいか、アンジェラ、スー、波戸、恵子から好感を得る。波戸に下宿先への自由な出入りを許し男子後輩として扱うが、女装の時は照れたり避けるような態度を取る。
春日部とは一般人とオタクの見解の相違から何度も衝突。会員達の前では雄弁で下ネタやセクハラも仕掛ける反面、二人きりではアイデンティティーを見失う程の動揺を見せ、出会いから1年近くを経てようやく好意を自覚するに至る。気取られまいと振る舞っていたにも係わらず、片想いを見透かしていた周囲の手引きにより已む無く告白。失恋に終わったものの友人としての間柄は変わらず、後腐れの無い結着を迎えた。
「現実の女子に萌えない」としながらも、恋人に関しては「欲しくなくはない」と語る。しかし恋愛全般に疎く、笹原と荻上の交際前の雰囲気を始め、片想いが春日部当人を含め周知だった事、自身のモテ期の到来等に全く気付かなかった(スーの挙動不審を察知した程度)。また恵子からの片想いの指摘やアンジェラからの告白の際の反応から、恋愛感情の表現が未熟な模様。
大野から「全身から『受け』オーラを出している」と評され、腐女子会員(+波戸)の間では「斑目総受け」が共通認識となっている(本音の付き合いが多い春日部だけは「攻め」と認識)。もっとも当人にはその自覚がなく、アンジェラのアプローチからフォローしようとした波戸が思わず「総受け」を口走った時は、挙動不審に陥る程のショックを受けた。
【アニメ版】
八王子市に在住[2]経済学部[3]。過去に失言が元でクラスの女子全員から総スカンを喰らい、バレンタインの義理チョコすら貰えなかった苦い経験を持つ。以降、春日部を始めとする女性に対し積極的に出られない一因となった。巨乳系にも反応を示し、「(大野と仲睦まじい)田中に殺意を覚える」と冗談交じりに語る。卒業後も半休を取得してまで夏コミに来場し、その情熱ぶりは健在。
田中 総市郎(タナカ ソウイチロウ)
声 - 関智一 / 近藤孝行
斑目、久我山と同学年。1982年12月22日生まれのAB型。無精ヒゲで後に束ねた長髪、毛深めで小太りの体形が特徴。線のような細目で、よほど驚く事が無い限り両目を見開かない。ボヤ騒動以降の現視研で唯一の喫煙者。着メロは「ファイナルファンタジー」のBGM。ペンネーム、コスプレネーム、ハンドルネームは「梟」あるいは「FUKUROU」。
元はアニ研だったが予算の事情から現視研に移籍。斑目が会長に就くまで現視研の実質的実務を担当した。学内行事に消極的な現視研において貴重な素材提供者であり、主に大野とコンビで活躍。趣味をライフワークとすべく、卒業後は上野の服飾専門学校に進学。笹原達の卒業前に部外秘の撮影会が催され、春日部用コスの制作労力がようやく報われた。現在も学業の傍ら大野と後輩達の為に衣装を作り続け、OBとして現視研のイベント活動を支援。将来はコスプレ衣装のオーダーメイドの店を開きたいらしく、同様の夢を持つ春日部と相談していた。
衣装制作が趣味のコスプレおたくで、自らもレイヤー兼撮影者として活動。大野の入会以降はコスプレ熱に拍車がかかり、春日部や荻上の衣装も無断で制作。更には高坂や波戸の女装用コスまで手掛けた。職人気質の持ち主で、見慣れた相手なら採寸無しで制作が可能。その数々の技巧は会員達から畏怖の対象となる。また女子レイヤーのサイズを口外しない、大野同様キャラを汚さない等、ストイックな一面も併せ持つ。他の趣味に費用を回す余裕が無い事と、コミフェスやストフェスではコスプレイベントへの参加が中心となる為、会員達の買い出しには(大野の荷物持ち以外では)別行動をとる。
コスプレの他にプラモデルやフィギュアへの造詣も深い。サークルでの模型作りの際は、マニュアルを作成して指導する程の入れ込みようで、関節の破損程度なら自力で修復する腕前を持つ。また(大野を下着モデルにした)フィギュアの原型制作も手掛け、その工程日誌をホームページで公開している。これらのグッズを粗末に扱う春日部に神経を尖らせており、大野が模型を壊され涙した時は顔を紅潮させ激高した。
常識人の部類に入り、自重しない斑目の制止役やツッコミ役が多い。性格は優しく温厚だが、趣味の事になると強気の態度でうんちくを語る。恋愛において奥手で、コスプレが縁で大野と親しくなるも、交際に至るまで時間を要している。
【アニメ版】
頼まれると断れない性分で、依頼を受ければ他のレイヤーのコスも制作。夏コミ直前に来日したアンジェラのコスも突貫作業で一から作り上げた。「男」としての自分に自信が持てず大野との関係に引け目を感じていたが、交際後は荻上から「雰囲気が変わった」と評される。
久我山 光紀(クガヤマ ミツノリ)
声 - 乃村健次 / 安元洋貴
斑目、田中と同学年。1982年6月29日生まれのA型。短髪に汗かきな巨体。どもりがちで、人ごみの中では声が通らないほど小声。春日部からは「クガピー」と呼ばれる。着メロは「君をのせて」。ペンネームは「KODAMA」。
荻上の入会まで唯一絵の描ける会員。部室や自室でよく落書きをしており、田中以外には内緒で過激なエロイラストも手掛けていた。4年次に同人誌のメイン執筆を依頼された際、漫画を描いた経験の無い事が仇となり、多忙を理由に締め切りを破り笹原と衝突する。卒業後は医療器具メーカーに就職。営業に回され、外回りの日々。
性格は温厚でお人好し。笹原のエロゲー初体験の場として(渋々)自室を提供したり、田中が大野との恋を相談するなど、陰ながら会員達の支えとなる。控え目な余り率先力に欠け、以前から同人誌制作に憧れていたものの、責任を取るのが嫌で言い出せずにいた。自動車免許を持ち、海水浴には運転手役を務めた他、『二代目』でも大掛かりな荷物を運ぶ際は、仕事の合間に駆り出される。
【アニメ版】
小声なのにカラオケ好きで、マナーの悪さに斑目といつも揉めていた。田中から恋愛の相談を受けた際、恋人がいない事への苛立ちからか辛辣な助言をする。また修羅場状態で同人誌を制作した思い出を笹原と共に「楽しかった」と述懐している。
大野 加奈子(オオノ カナコ)
声 - 川澄綾子 / ゆかな
四代目会長。原作6話より登場。笹原、高坂、春日部と同学年(後期入学のため入会は半年遅れ)。1983年7月14日生まれのO型。アメリカからの帰国子女で、小学校3年時から約10年間ボストンで生活していたため英語が堪能。長身で腰までかかる黒髪が特徴。髪形は基本ストレートの他、三つ編みやポニーテールなど多彩。左目の泣きぼくろの他、口元にもほくろがある。外出や講義の時は眼鏡を、悪巧みを行う「黒大野」状態ではマスクを着用。無類の酒好きで、一升瓶を開けないと酔わないザル。着メロは「哀戦士」。ペンネームおよびコスプレネームは「神無月 曜湖(かんなづき ようこ)」。
サークル見学で訪れた際、同じ趣味の田中と意気投合し入会。その直後の学園祭にて日本でのコスプレデビューを果たす。2年次には学園祭の撮影会が中止となり、コスプレ大会もアレルギーにより辞退。さらにボランティアの都合で冬コミも不参加と、レイヤーにとって不本意続きのまま年を越す。年明けから田中と交際を開始。3年次には荻上との対立により現視研内に険悪な雰囲気を生んでしまうが、夏コミ参加の際は高坂と共にコスプレで販促に貢献した。4年次において卒業まで半年余裕がある事から会長に就任。上級生として毅然と振る舞い荻上の面倒を見た。肩の荷が降りた『二代目』ではスーと共にコスプレで暴走。さらに卒業論文と就職活動が満足に進まず、留年が確定的となった[4]
在米時の頃からコスプレ経験を持つレイヤー。「楽しむコスプレ」を心がけながらも「キャラクターの内面も含めた自己表現」に拘り、キャラを汚す言動を嫌う。大胆なコスも堂々と着こなすが、素の自分を露出する水着姿は苦手。様々な事態にコスプレで解決を図ろうと迫るため、荻上から「コスプレ狂」と呆れられる。会長就任以降は半ば本気で現視研を「コス研」化しようと企み、会員達を勧誘。声優の変更に伴い、イメージが変わってしまった『くじびき♥アンバランス』の副会長コスを封印中[注 7]。また入会後は田中の影響で始めたプラモデル製作が新しい趣味となる。
「ホモが嫌いな女子なんかいません」と断言する腐女子で、イラストから瞬時にシチュエーションを理解できる筋金入りの上級者。「ハゲ」「ヒゲ」「オヤジ」フェチで、(高坂を含む)美少年系には関心が薄い。そのマイナー過ぎる嗜好が理解されず気に病んでいたが、春日部の励ましを受けカミングアウト。またフェチとコスプレとの整合性については「全然別」と割り切ったスタンスをとる。男子会員をネタにした腐女子トークでは積極的な反面、自らの恋愛話には抵抗を見せる。
はちきれんばかりの巨乳の持ち主で、サイズを知る春日部から「まるでサッカーの(ボール)」と揶揄される。人目を引くあまり女子からも羨望と嫉妬の注視を集め、漫研女子からの不評の一因となる。現視研ではそのプロポーションを見込まれ、他の部会への色仕掛けとして動員される事も。『二代目』以降はグラマー度がより誇張され描かれている。
普段はおしとやかで物腰が低いが、コスプレやBL絡み、泥酔状態になると豹変する。当初は引っ込み思案な性格だったが、会員達との交友により明るく開放的に変化した。さらに会長就任以降は、強い意思表示や貫禄が備わるまでに精神的成長を遂げてゆく。
海外の友人にアンジェラとスーがおり、二人に日本の同人誌を紹介している。特殊フェチを最初に受け止めてくれた春日部は知己的存在。荻上とは対立を続ける中で押しの弱さや憎めない悪態ぶりに親しみを感じ始め、恋愛を支援するまでに打ち解ける。漫研の加藤と趣味絡みで面識がある他、やおい系同人誌を共有し合う友人がおり、同志を増やすべく拡散中。
当初から似合いと噂された田中との関係は、交際に至るまでの期間が長い上その後の展開も遅く、周囲をやきもきさせた。田中が卒業し引っ越した現在はコスプレイベントがデート場。『二代目』では田中の発言の誤解から不安に陥り、泥酔状態での大胆な撮影会という暴挙に出る。最終的に遠回しのプロポーズを聞いて安心するも「留年して待ってます」とダメ人間発言をしてしまう。
【アニメ版】
着メロは「くじびきアンバランス」。2年次では新入生勧誘の際に「まほろまてぃっく」の安藤まほろのコスプレをする。久我山によると美人度は一般人クラス。田中には単なる趣味友達やフェチ絡みではなく、「頼れる優しい男性」として惹かれてゆくが、その消極的な態度に苛立ちを見せる。交際経験も無く困り果てた末、「一緒にエロゲープレイ」という捨て身の積極策に出てようやく結ばれた。エロゲーはこの時が初体験で、以後エロゲーキャラのコスプレを解禁する。自分以外のコスを田中が作る事に不快感を覚え、「許可なしに他人のコスを作らない事」を言い渡すも、その後の学園祭で約束を破られヘソを曲げてしまう。非暴力だった原作とは異なりツッコミを幾度か振るっており、アンジェラから「乱暴になった」と抗議を受ける。
朽木 学(クチキ マナブ)
声 - 石田彰 / 福山潤
原作12話より登場。笹原の1年後輩。千葉県成田市出身。1985年3月21日生まれのB型。細型の体躯と顔、「3」の形をした口元が特徴。呼び名は「クッチー(ただし使用するのは専ら本人と春日部のみ)」。『二代目』では(波戸が女装の時は)唯一の男子会員。
新歓期に仮入会するも次第に遠のきアニ研に移籍。だが春日部が忘れられず2年次に許しを得て復帰。新勧期の度に足を引っ張る失態を犯すものの、学園祭では企画を自ら発案・運営。またコミフェスで「開場前行列」という汚れ役を務めた他、万引き犯からコスプレ衣装を取り返すなどの功績もたてている。現在は親のコネで地元の銀行へ就職が決まり研修中[5]
現視研一の問題児。仲間外れにされるのが嫌で、空気を読まず突っ込んでは自爆を繰り返すため余計に疎まれている。特に暴行と盗撮を被った荻上からの扱われ方は劣悪。自身でもその変人ぶりを御しかねており、春日部から「芸人にすると危険なタイプ」と評される始末。そのため本人のやる気にも係わらず会長への指名が無かった。空気が重いと逃げ出す程プレッシャーに弱いが、タイマンでは相手の凄みにも怯まない強気な一面も持つ。特殊な趣味と性格の持ち主で、何故か自前で女性用コスを所持している他、(腐)女子率の高くなった現視研に平然と居座り、男の娘・波戸の加入に歓喜。斑目に襲いかかった際に波戸に絞め落とされて以来、快感に目覚める。
張り詰めた雰囲気の時に突如出没し、時に奇怪な行動で場を混乱させる事もあるが、結果的に風紀委員の波戸への詰問を中断させたり、ニアミスしかけた波戸と神永・今野を向き合わせるきっかけを作り、腐男子から脱却しようとして空回りを続ける波戸に正直になるよう促すなど、無意識に波戸をサポートしている。
一見恋愛とは無縁そうだが、高校時代の後夜祭で全く知らない後輩から告白を受けた。ただし翌日にフラれており、実質3分も喋っていない。
【アニメ版】
登場シーンと自爆率が増えた分、扱いもさらに不遇化。大野、高坂からも仕置きを受け、新歓コンパ、追い出しコンパでは放置される始末。また第2期エンディングにも一人だけ未登場。
荻上 千佳(オギウエ チカ)
声 - 水橋かおり / 山本希望
五代目会長。原作24話より登場。 『無印』後半における中心的人物の一人。笹原の2年後輩。同人誌サークル『雪見庵』主催者。1986年3月28日生まれのA型。山形県の出身で、意識して喋らない時は東北弁が出るため普段は丁寧語で話す。体格は小柄でややつるぺた。大きなジト目で入学以来コンタクトレンズを着用しており、笹原との交際後は真黒だった瞳に光沢が宿る。髪形は基本的にセミショート。中学ではおさげ、高校では後ろ髪を束ね、『無印』ではもみ上げと後ろ髪を束ね立てた「筆あたま」、『二代目』以降は執筆時を除きストレート。中学でのアダ名は「ホモ上」で、朽木からは「オギチン」、恵子からは「お姉ちゃん」と呼ばれ、春日部からは「オギー」「オギッペ」等多彩な愛称で呼ばれる。ペンネームは「於木野 鳴雪(おぎの なるゆき)」。『二代目』以降性格と容姿が大きく変わったキャラ。
漫研入会後間もなく、女子会員とのトラブルにより部室(2階)の窓から飛び降りる騒ぎを起こす。その後高柳に半ば押し付けられる形で現視研に引き取られ、「漫研から(現視研に)飛び降りた女」としてネタにされる。自己紹介での「オタク嫌い」発言により大野らと衝突するが、後に腐女子である事が発覚。同人誌企画では画力を見込まれ制作に参加。久我山をアシストし完成に大きく貢献した。自分の行く末を見定めるべく、2年次の夏コミに個人同人誌『あなたのとなりに』を発表。その後の合宿(旅行)から間もなく笹原と交際を開始。学園祭での個展開催を機に漫画家になる意思を固める。後に『アフタヌーン』誌での掲載が決まり漫画家デビュー。笹原らの卒業に合わせ会長に就任。3年次新歓期のイラストパフォーマンスを始め、現在も学生と漫画家の両面で活動中。
小さい頃から描き続けている漫画が得意。同人誌の入稿で印刷代を割引されるほど執筆が速く、落ち込んでも諦めない執念を持つ。以前は性的妄想を(特に男性に)晒す事を拒み作品の公表を躊躇していたが、現在では部室で堂々と原稿を描くまでに克服。「自分の全てをぶつけて描く」程に一途なため体力の限界まで没頭しがちで、コミフェス当日の徹夜作業の時は体調を崩した。現在は編集者となった笹原にネームのチェックや助言を受けながら執筆。一時期スランプに陥ったものの、コミフェス参加の際には続々とファンが訪れており、着実に人気が出ている模様。最近はPCによる原稿のデジタル仕上げに移行しつつある。
小学5年からのやおい歴を持つ腐女子。自制の効かない妄想癖があり、創作の原動力でありながらトラウマの根源という言わば「諸刃の剣」と化している。BLにおいて「メガネ君受け」を基本とし、二次キャラのみならず斑目や中学の恋人・巻田までもネタにした。得意の漫画ではさり気なくアピールを欠かさない一方で他の話題には関心を示さず、雑談を尻目に読書か絵に勤しむ事が多い。ファッションにも疎くスカートを履く事は稀。当初はコスプレに否定的だったが、春日部、大野らの説得に根負けして試着を重ねた結果、『二代目』以降は会員達と共に各種イベントで披露。
性格は生真面目で強気。無愛想で反抗的な態度が目立つが根は素直なツンデレ。本心とは裏腹な言動が度々見られ、その矛盾を大野に突かれては憤慨する。笹原から「頑ななのにひどく脆く見える」と評され態度に反し押しに弱く、その内面には腐女子ぶりや妄想癖に対する自己嫌悪が渦を巻いている。極度に焦ると見境なく逃げ出す癖があり、現視研(3階)からの飛び降り未遂の他、笹原からの最初の告白時にも混乱をきたし逃走した。『二代目』においては落ち着きが増し、全体の重しのような役割を果たす。後輩の前では冷静なものの、心を許した笹原に対しては感情を露呈し涙を見せる事もある。
中学での確執が尾を引いており、協調性に難が見られる。会員達との形式以外での付き合いが少なく対立も多かったが、心のどこかで仲間や拠り所を求めていた。初対面から仲の悪かった大野とは、口論を繰り広げる中で本音を語り合うようになり、歩み寄りをみせてゆく。また大野以上に嫌悪していた朽木に対しても、笹原の説得もあり次第に態度を軟化させる。笹原を斑目との相対上「攻め」と認識し、恋愛感情を否定しながらも笑顔に動揺を覚えるほど相思の間柄だった。会長就任以降は頼れる先輩として、バラバラで個性的な面々を纏め上げている
中3の時、中島に唆されて描いた巻田のBL系イラストが、当人の手に渡り学校側にも発覚。嘲笑と罪悪感に見舞われ、失意の末に飛び降りによる自殺未遂を引き起こす。そのショックで悪夢に苛まれる程のトラウマを負い、次第に攻撃的態度を強め孤立化した。オタク(特に腐女子)に対する同属嫌悪や自棄的な逃避行動も過去の体験が背景にあり、笹原に惹かれながらドライな態度をとり続けたのも、「自分には付き合う資格が無い」とする劣等感によるものだった。やがて現視研での出会いと活動を通じて隠していた心情を吐露するようになり、負い目を総て受け入れてくれた笹原の再告白を承諾。境遇から逃げ続けた日々に終止符を打った。ただしトラウマの方は今も払拭できていない様子で、『二代目』において中島とのすれ違いの際、激しい狼狽を見せている。
【アニメ版】
八王子市に在住[6]。視力は0.1程度。春日部と斑目の喧嘩を仲裁しようとしたり、落ち込む大野に同情の眼差しを向ける等、性格は原作よりややソフト。オタク同士のカップル(以下オタップル)に悲観的で、大野と田中の恋人未満の関係を見抜くと共に、笹原に対しオタク(=笹原)と付き合う気が無い事をほのめかす。しかし笹原の内定を機に拒み続けていた原稿の批評を依頼。心情を晒し笹原と向き合う覚悟を決める。貧乳を気にしているのか、銭湯でスーに指摘されショックを受けていた。第1期には最終話エンディングにのみ登場。
会長
声 - うえだゆうじ
初代会長。本名・学年・年齢は一切不明。会長引退後も「会長」「初代」などと呼ばれる。感情の読めないポーカーフェイスと飄々とした態度で掴みどころの無い人物。一瞬の内に突然現れ逆に居なくなる他、喋らない時は存在感が極めて薄い。
「人間行動学に関するデータ」と称して学内の人物を観察し、様々な情報を収集。その痕跡を残さぬストーキング能力は、警戒心の強い春日部にすら察知されないほど高い。またボヤ騒ぎにおける処分内容も事前に知り得ており、かなりの情報、スキャンダル通と思われるが、現視研に関わる場合を除き口外はしない。
会長への就任時期は不明だが、過去の会報の発行年から16年間在籍の可能性が考えられ、その経緯を探る事はタブーとされた。会長在任中は部室以外に殆ど姿を見せず、買い出しにも不参加。廃部騒動では自らの策略により危機を脱した後、誰も予想だにしなかった春日部の入会を実現させた。笹原の2年次に卒業論文の制作に伴い(ようやく)引退。活動停止中に春日部の元に現れた後の去就は(卒業の可否も含め)不明。原作「げんしけん二代目」並びに、アニメ「げんしけん2」、「げんしけん二代目」にも登場していない。

げんしけん 二代目からの会員[編集]

以下の4人は荻上の3年次における新入生。腐女子属性という共通点があり、荻上のアシスタントも兼ねる。

スザンナ・ホプキンス
声 - 後藤邑子 / 大空直美
原作40話より登場。体格は小柄で細身。髪は金髪ストレートのロングヘアで、特に『二代目』以降は多彩なヘアスタイルを見せる。通称は「スー」「スージー」。吉武から「チーフ」と呼ばれた事がある。大野同様、悪巧みの際はマスクを着用する。当初は留学生寮と思われる所に住んでいたが、後に寮を出て一般のアパートに引っ越した(偶然にも波戸の下宿先の隣り)。
荻上が2年の時にアンジェラと共に初来日。大野の紹介により現視研の面々と出会う。直後の夏コミにて荻上の同人誌を読み、サインを貰う程のファンになる。年末に再来日し荻上の下宿先でホームステイを体験。『二代目』開始時に椎応大学へ留学し現視研に入会。荻上の忠実なアシスタントとして優秀な仕事ぶりを発揮する他、キャンパス内でも看板娘としてコスプレで活動中。
日本の作品を好む二次元オタクで、所構わずアニメや漫画の名言をシャウト。初来日時における日本語のボキャブラリーはこの程度しか無かったが、ホームステイの際は少々の会話をこなし、荻上の東北弁まじりの独り言も理解していた様子。『二代目』では他のメンバーと日常的に会話を交し、プロフィールを漢字混じりで概ね正しく書くまで上達。それに応じてオタク文化の知識を飛躍的に深め、その守備範囲を古い娯楽映画などサブカル全般へと広げつつある。そのため繰り出すネタがマニアックになり、会員達が追いつけない状況にある。大野を介し初登場の3年以上前から同人誌を愛読しており、そのチョイスには定評がある。
笹原から「荻上とキャラが被ってる」と評される程に無愛想で、人に懐くことは滅多に無い。留学後も態度は相変わらず、寄宿先の寮でも全く交流がなかった。ただし会員達にはそれなりに心を許しており、口数や表情は以前より少し豊かになっている。
無口なため用事の際はよくジェスチャーを使う。目配りも気配りも利くが、その方向がズレていたり裏目に出る事もある。頭の回転が速く、メンバーが行き詰まった時には即座に有効な打開策を提示する。中々の運動神経を誇り、暴走した朽木に一瞬で詰め寄り掌底を浴びせたり、柔道初段の波戸を相手に勝利を収める等、特に格闘において驚異的な身のこなしを見せる。
留学以前の友人にアンジェラと大野がいるものの、スキンシップに乏しく母国では浮いた存在だった。来日以来荻上に従順で、笹原が一緒だと嫉妬で機嫌を損ねる。親切にしてくれた薮崎にも懐き、以後コンビと化す。さらには児文研とも意気投合しており、コミュニティに広がりを見せている。当初は斑目と波戸の間を取り持つような言動を見せ、二人にドッキリを仕掛けその様子まで観察している。後に自身も斑目にアプローチを開始するが、キスを迫ったり赤面して逃げ出したかと思えば好意を頑固に否定するなど行動に一貫性が無く、自分でも気持ちを持て余し混乱している。
吉武 莉華(ヨシタケ リカ)
声 - 上坂すみれ(二代目)
1986年4月2日生まれ(荻上とは生年月日が6日違い[7])。一浪しており入会時には成人済。小柄で童顔、ポニーテールの長髪が特徴。高校ではオタク風な外見だったが、現在はアンダーリムの眼鏡をかけた垢抜けた格好。2歳下の妹・莉紗がいる。「~ッス」と言った、くだけた敬語を使っている。
新歓期の荻上のパフォーマンスに惹かれ入会。絵は描かないが、学園祭では『メバエタメ』にて小説を寄稿し初めて創作活動を行った。
所謂「歴女系腐女子」。明るい性格で弁が立ち物怖じしない事から、同期を引っ張る役回りとなる。行動力が高いものの、面白そうな事に即手を出す結果よく騒動を巻き起こしてしまう。現実的な一面を持ち、波戸と斑目の関係については悲観的な見方をしている。
矢島 美怜(ヤジマ ミレイ)
声 - 内山夕実(二代目)
栃木県出身。リムレスの眼鏡を着用。太めの体型で、ボサ頭にノーメイク。ファッションも無難で平凡なシャツとジーンズ姿が基本。
新歓期の荻上のパフォーマンスに惹かれ入会。絵は上手くないものの、臆せずチャレンジする点は吉武に尊敬されている。
女性らしさに欠ける典型的な腐女子で、自身も納得の上でそのスタイルを貫いている。現実の美男子に興味が無く「アイドル嫌い」だが、男装時の莉紗や平時の波戸を初めて見た時は激しく照れ、直視出来なかった。
生真面目かつ少々頑固な性格で、言動にはどこか男前なところがある。付き合いも良く、吉武の頼みで自室を宴会場に提供したり、晒し覚悟でコミフェスでのコスプレにも参加している。腐女子である事を除けば同期中で最も常識人で、ツッコミやフォロー役が多い。ただし時折暴走し挙動不審に陥る事がある。
波戸の女子力の高さに衝撃を受け、その完璧な女装は認めつつもあくまで男子として捉えており、後に好意を抱く。
波戸 賢二郎(ハト ケンジロウ)
声 - 加隈亜衣(女声)、山本和臣(男声)(二代目)
『二代目』における中心的人物の一人。新潟県出身。3歳上の兄・雄一郎がいる。髪形は平時はショートカット、女装時はウィッグを使用。中学時代は柔道部、高校時代は美術部(漫研)に所属。平時と女装時において声色が異なり、平時は同期に対しタメ口、女装時は基本的に丁寧口調。自治会には他校からの参加メンバー「竹谷 実可子(たけや みかこ)」という偽名を使用。
「腐女子に拒絶されずに一緒にBL話がしたい」との願望から、女装して現視研を見学。だがアクシデントで男子である事が発覚し、「黒大野」の提案により女子会員として扱う事が決定。現在でも女装の事を知っているのは現視研会員とその関係者のみである。
所謂「男の娘」で腐男子。普段は男の格好だが、サークル活動時は基本的に女装。その容姿は正当派美人で、露出の多い服装でも体格的違和感を感じさせない。振る舞いも寝姿や寝言に至るまで完璧で、大野から自己催眠を疑われる程。体毛等の生理現象で女装が崩れる事を嫌い、缶詰状態による連日の徹夜でヒゲを露わにした時は拒否反応を示した。女性らしさを維持するため日々のケアは欠かさず、化粧道具も常に携帯。
あまりにも思考が女性的なため恵子から同性愛者と思われているが、「表現ジャンルとしてのBL作品が好きなだけ」と反論。だが女装を始めてから自分を「第2人格810(ハト)ちゃん」の視点で俯瞰視するようになり、「ハト×マダ萌え」まで妄想する始末。本人もこの腐女子人格の存在を掴みかねており、懸命に否定するもののBL的な発言をさせられる事もあった。やがて「マダ×ハト(女装)」の妄想が暴走して現実に浸食、斑目に対して恋する乙女の様な仕草を見せ、好意を自覚するに至った。その後自分の気持ちと向き合った結果、斑目への想いを肯定し、正直になろうと吹っ切れた模様。なお本来女装時に消える筈の810は、暴走状態では神永に近い状態(ただし別人格)で現れるようになったが、帰省時に再会した神永自身がその一部である事を認めた。
デッサンの基礎を積んでいる為、荻上が嫉妬を抱く程の高い画力を持つ。更に一度見ただけの画風を完璧に会得する等、潜在能力も未知数。アシスタントの際は背景を担当し「完璧すぎる」と高い評価を受ける。しかし人物画になると通常は見る影もない特異なキャラしか描けず、女装時でもコマ割りを無視した過激なBLイラストになってしまい、大野に「何かしらブレーキがかかっているのでは」と指摘される。柔道初段の実力と技を活かし、卒業した春日部に代わり朽木のツッコミを担当。ファッションセンスが高く『二代目』会員の中で最もオシャレ。また斑目の腕前を知ってからは不得意な料理を特訓中。
性格は基本的に真面目で控え目。非常に動揺しやすく、それが災いして場を引っかき回す言動に走る事が少なくない。
気さくに会話が出来る斑目には早くから心を開いている一方で、彼に好意的な女性に対し嫉妬を露わにする傾向がある。以前から兄の恋人である神永に憧れを抱き、女装モデルの一人に加えている。ケア無しで自分以上の女装を披露し斑目とも親しい高坂に対し、羨望と敗北感を抱く。
入学当初はBL本や女装用の服を隠す目的から、ウォークインクローゼット設備の広い部屋を借りていた。大学から片道30分と遠いため着替えは女子トイレで行っていたが、後にスーの発案で大学から数分の斑目の下宿先を「更衣室」としてあてがわれる。私物を隠さなくなった現在は、以前より狭いものの大学に近い新築アパートに引っ越した。
中学では柔道部の男子後輩に色目を使われていた。また高校時代、美術室に放置されていた神永のBLイラストを興味に駆られて見た事が発覚し、周囲から孤立した経緯を持つ。その出来事がやがて女装に目覚め、極力男性面を隠す原因となった。

漫画研究会[編集]

通称「漫研」。学園際での主な催しは喫茶店。当時会員だった荻上がサークル内の火種を炸裂させて以降、女子の間で派閥化が進み分裂状態にある。加藤、藪崎、麻田は単行本化の際の描き下ろしで新たに登場したキャラで、中でも藪崎と麻田が『二代目』以降重要な役回りとなる。入学当時の高坂、笹原の入会候補であり、大野も見学に訪れている。現視研の同人誌作りの際は高柳ら男子会員が協力。春日部、大野に対する女子会員達からの(嫉妬を含んだ)風当たりが強く、他にも原口の勝手な居座りや荻上の移籍など、現視研とは因縁浅からぬ関係にある。

高柳(タカヤナギ)
声 - 柳沢栄治
笹原の1年上の男子会員。斑目から「ヤナ」と呼ばれ、親しい縁で現視研にちょくちょく顔を出す。現視研のコミフェス参加をアシストしたり、荻上を現視研に紹介するなど、物語のポイントに地味に関わっている存在。原口の横暴や女子会員の派閥抗争に頭を悩ます苦労人。
【アニメ版】
荻上の移籍後も彼女の事を気にかけ、その作品も高く評価していた。
藪崎 久美子(ヤブサキ クミコ)
声 - 高木礼子 / 米澤円
荻上と同期の元会員。同人誌サークル『やぶへび』主催者。太目な体格と三つ編みのおさげが特徴。関西出身で上京後も関西弁で話す。「メガネ男子受け」という荻上と共通の属性を持つ。荻上が現視研に転がり込むと共に、やがて漫画家を志す一因ともなった人物。
原作49話より登場。入会間もなく漫研全体を巻き込み荻上と対立。過去の経緯を謝罪する荻上に対し素直になれず突き放すものの、「友達になりたい」という内心を見抜いた加藤の仲裁により和解。後に荻上のサークルに参加した事で女子会員から反感を買い、麻田共々追放される。現在は特定のサークルには所属していない。
加藤から「おそらく漫研で最も絵が上手い」と評される実力者。荻上に対しライバル意識を持つと共に笹原以上に心情を理解し、才能にも早くから着目した。我が強く口も悪いが姉御肌の一面を持ち、悪態をつきながらも原稿を手伝うなど現視研を気にかける。スーに対し最初は苦手意識を持っていたが現在はいいコンビに。
【アニメ版】
荻上とは属性のみならず、同人誌における好みのジャンルやサークルまで共通する。
加藤(カトウ)
声 - 中尾衣里 / 笹本菜津枝
藪崎らの先輩にあたる女子会員。かなりの長身で、麻田と並ぶと頭一つ分背が高い。長髪で前を垂らした「貞子ヘアー」によりソバカス顔を隠しており、その素顔はお約束通りの美形。ぶっきらぼうな話し方だが、学園祭では荻上と藪崎の間を取り持つなど面倒見が良く、人間関係に爆弾をかかえる漫研女子の均衡を保つ存在。大野と仲が良く、その趣味は推して知るべし。『二代目』では就職活動で忙しくなり、サークルに殆ど訪れなくなった。
麻田 直子(アサダ ナオコ)
声 - 斎藤桃子 / 多田このみ
藪崎らの後輩にあたる元会員。どんぐり目と猫口をしたハムスターのような顔が特徴。薮崎と一緒にいる事が多く、漫研追放後も共に行動。語尾に「ニャ」をつけるなどキャラ作りを意識した口調だが、対照的に発言はキツめでツッコミの役割を果たしている。
名前はアニメ版(げんしけん2)にて初出、「麻田(にゃーこ)」とクレジットに表記。『二代目』でフルネームが明らかになった。

サークル自治委員会[編集]

通称「自治会」。各サークルの動向に目を光らせ、必要とあらば廃部も已む無しとし、実力行使も厭わない。廃部騒動以降、現視研への監視を強化する。

北川(キタガワ)
声 - 小林沙苗
笹原の1年上の副委員長。廃部騒動において現視研の存廃をめぐり擁護派の春日部と激論を交わした。持病の水虫をネタに春日部から脅迫を受けた事がきっかけで両想いの委員長と交際できた為、現視研に一応は感謝している。女っ気が無く風紀において厳格だが、涙目の春日部を素っ気なく気づかう優しさも見せる。ボヤ騒ぎやコスプレ大会では指揮を執り非常事態を収束させている有能な人物。水虫も治癒し、昨年卒業した委員長と近々専業主婦として結婚予定と、その幸せぶりを春日部に見せつけ卒業した。
【アニメ版】
春日部とは「水虫カップル」「オタップル」となじり合う一方で、迷惑をかけた現視研に尽力する彼女に「(現視研が)お似合いだよ」と労いの言葉をかける。
委員長
声 - 小野大輔
姓名不詳。北川が副委員長時の委員長。温厚な性格らしく、廃部計画においても強硬な姿勢は見せず、春日部と口論する北川をなだめ制していた。北川に想いを寄せ、水虫である事も前々から承知の上で告白する。
三上(ミカミ)
声 - 田丸裕臣(二代目)
荻上、藪崎と同学年の委員長。北川仕込みの厳格な人物。3年次において既に内定済で、まともに就職活動をしない大野に対して厳しい態度をとる。
播磨(ハリマ)
声 - 斎藤寛仁(二代目)
三上の後輩。竹谷(女装した波戸)に興味を持ち、接触を試みる度に三上や後輩(声 - 古川慎)に嗜められる。その一連のやりとりは現視研において腐れガールズトークの餌食となっている。

その他現視研関係者[編集]

原口(ハラグチ)
声 - 石井康嗣
笹原の2年上で現視研の幽霊会員。貫禄のある肥満体で愛想の無い笑みを浮かべ、穏やかだが嫌味に満ちた言い回しで話すのが特徴。
大手同人サークルに幅広いコネを持ち、自らを「編集者」と称し横暴な仕切りとピンハネで私腹を肥やす所謂「同人ゴロ」。現視研のコミフェス参加を聞きつけ、傘下に置くべく勝手に他の作家とのブッキングを進めてしまう。その腹黒さ故「ハラグーロ」と陰口を叩かれ、現視研を始め多くのサークル、同人作家達から疎まれており、笹原にとっても反面教師的存在。ただしその実行力自体は評価する者もおり、現視研に対する辛辣な見解もあながち間違いではない。
笹原の入会時には既に現視研に見切りを付けており、在学中は漫研やアニ研にも会費も払わず居座り続ける。卒業後の進路は不明。
【アニメ版】
高柳から、自ら招いた窮状[注 8]により行方をくらましている事が語られた。
沢崎(サワザキ)
声 - 伊藤健太郎
朽木と同期の仮会員。格ゲーの腕前に自信を持っていたが、春日部のテストと称した策謀により全国レベルの高坂に挑み完敗。「ゲーマー」と「男」の両方のプライドを潰され姿を消す。
【アニメ版】
歓迎会において自身が垢抜けている事をアピールするも、その図々しさが春日部の不興を買う。テストでの惨敗で高坂、春日部に対し苦手意識が芽生え、後日キャンパスで二人を見かけた途端に退散した。

会員個別の知人・縁者[編集]

会員の家族[編集]

笹原 恵子(ササハラ ケイコ)
声 - 清水香里 / 葉山いくみ
原作11話より登場。1986年6月10日生まれのA型。笹原の妹で顔立ちは瓜二つ[注 9]。茶髪のミディアムヘアーで、派手目な化粧と服装が特徴のギャル系女子。正式会員では無いが、大野の会長時にはサークル参加者としてカウントされている。キャバクラでの源氏名は「今日子」。『無印』ではトラブルメーカー的な脇役だったが、『二代目』ではストーリーに絡む重要人物。(顔立ちを除けば)春日部と類似点が多く、『二代目』での存在感も彼女に近い。
高1の時、兄との待ち合わせの場にて遭遇した高坂に一目惚れ。2年次から高坂に果敢にアタックを仕掛けるも悉くが春日部に阻止され、オタクの素質を過信したオタップル成立作戦も失敗。3年次には思い余って椎応大学を受験するも勉強不足が祟り不合格。それでも諦めきれず卒業後は専門学校に進学し、サークル参加と称して(強引に)現視研に出入り。だが多忙な高坂とは殆ど会う機会が無く、進展のないまま卒業された。『二代目』ではキャバ嬢に転身して部室を訪れ斑目と舌戦を展開。「失恋できてない」斑目にケジメをつけさせるべく、学園祭での春日部への告白を計画した。
放任主義で育った為、学生時代は滅多に帰宅しない放蕩娘だった。兄と同じく散財傾向が見られ、借金慣れしている様子。オタクとは無縁の人生だったが高坂との出会いを機に興味を持ち始め、奇しくも現視研を通じて同人誌やコミフェスを体験という兄と同じ道を辿る。『二代目』においてもキャバクラにてプラグスーツのコスプレでオタク受けを狙おうと企んだり、斑目とゲームについて語り合う等、オタクに対する抵抗は解消されつつある。
男を顔で選ぶ傾向があり、惚れた相手の為なら努力を惜しまないタイプ。短絡的な性格に加え感情表現がストレートな為、発言の際は時と場所を選ばない。やや不遜な態度が目立つものの身の程はわきまえている様で、勢いで挑戦した受験では軽率な行動に後悔を見せ、以前は積極的だった高坂へのアプローチも現在は鳴りを潜めている。幾多の恋愛とキャバクラ勤めで人生経験がムダに豊富な為、年齢不相応な大人びた一面を持つ。男女関係に敏感で、兄と荻上の間柄を早くから察知しており、斑目の心境を的確に把握している模様。
兄を「サル」呼ばわりし見下すが兄からもバカにされており、「妹萌え」とは程遠いキャラ。大野とは同人誌を借り受けた縁で仲が良く、張り合っていた春日部に対しても、オタクについての助言を受けてからは姉妹の様な間柄になる。その一方で生真面目な荻上とは折り合いが悪く、度々場を気まずくしては兄を悩ませる。斑目に真っ先に(別人レベルに修整の入った)名刺を渡している事から多少は好意的な様子で、実際アンジェラに妙な対抗意識を見せ、波戸に対しても突き放した態度をとる。
【アニメ版】
アニメ嫌いだが、オタクになるべく兄の下宿先で「くじアン」を視聴し克服をはかった。OVA版ならび「げんしけん2」には未登場。
吉武 莉紗(ヨシタケ リサ)
声 - 早乙女翔(二代目)
吉武の妹。姉に従順でショタ属性を持つ腐女子。ショートカットでスレンダーな長身。初登場時は姉の企みにより、1歳年上の兄で和須田(ワスダ)大学2年生の「吉武 理人(リヒト)」と偽っていた。
小学生の頃からのバスケットボールプレイヤーであり、推薦入学レベルの実力者。だが本人はそこまでの拘りは無く、むしろ進学を機にバスケを辞め、今まで出来なかった腐女子ライフを送る事を望んでいる。バスケ関係の長年のしがらみ等もあり進路に悩んでいたが、偶然に下半身を除毛した全裸の波戸を目撃してからは、椎応大学への進学を決意。
平素だとほぼ100%イケメンに間違えられるボーイッシュな風格で、大野が「コスプレ(男装)させたかった」と心底嘆く程の逸材。両親が身長差の著しい凸凹夫婦で、姉妹もその影響を受けたらしい。ただし胸の方は体格差に関係なく共に貧乳で、コンプレックスを感じている。
波戸 雄一郎(ハト ユウイチロウ)
声 - 浜田賢二(二代目)
波戸の兄。母親似の顔立ち。高校時代は柔道部で主将を務め、弟について「才能は俺よりあったと思う」と語る。弟の想い人であった神永と婚約

大野のアメリカ時代からの友達[編集]

アンジェラ・バートン
声 - 甲斐田ゆき / 小林未沙
原作40話より登場。年齢不詳。スーと同じく、大野のアメリカ在住時の友達(オタク仲間)。金髪のショートカットに、大柄で(大野に劣るものの)グラマーな体格が特徴。笹原の4年次に夏コミ開催に合わせスーと共に来日し、大野とコスプレで共演。テニス水泳もこなし、炎天下の夏コミでも長時間涼しい顔でコスプレをこなすタフな人物。
男性向けも嗜む腐女子で眼鏡フェチ。大野からの話を真に受け、斑目を会う前から「Sou-uke」と認識。『二代目』での再来日では、失恋した斑目への気兼ねが必要無くなった事を受け、本格的にアタックを開始。瀬戸際で波戸とスージーに阻止された事から、両者とも斑目に好意を抱いていると察知。開放的な恋愛観を持ち、「斑目を好きな者は全員一緒に彼を愛すればいい」と語る。
【アニメ版】
自己紹介程度しか日本語が話せない代わりにスキンシップで交流を図る。斑目に対し序盤から大胆なアプローチを仕掛けるが、春日部への片想いを察知し身を引いた(『二代目』ではこれらのエピソードを継承)。また田中に対しても色仕掛けでコス制作を迫り、大野に張り倒される。
スザンナ・ホプキンス
#スザンナ・ホプキンスを参照。

荻上の中学時代の同級生[編集]

中島 裕子(ナカジマ ユウコ)
声 - 遠藤綾 / 日野まり
荻上の中学時代の同級生で腐女子仲間。当時は文芸部に所属。巻田の「総受け本」を仲間達と準備中、荻上に描かせた巻田の性的イラストを暴露。巻田を転校に追いやり、数年後に再会した荻上が体調を急変させる程のトラウマを与えた人物。『二代目』では再び重田と共にコミフェスに訪れ、荻上不在の『雪見庵』の面々にその一部始終を話すが、藪崎らの変わらぬ友情を見届け「二度と会わない」と言い残し立ち去った。
暴露の動機に二人への愛憎と嫉妬が絡むと思われるが真相は不明。ただ、荻上が過去の苦しみから救われる事を望んでいる様子で、悪意だけの人物ではないと思われる。
重田 三奈(シゲタ ミナ)
声 - 井口裕香 / 小笠原早紀
荻上の中学時代の同級生で腐女子仲間。当時は文芸部に所属。荻上に対する中島の態度を諫めようとしている。
巻田(マキタ)
荻上の中学時代の同級生。荻上および文芸部女子から「受け」と評された。荻上に好意を寄せ告白。だが内密に交際を始めた矢先、荻上のイラストが原因で不登校を続けた後、再会する事なく転校した。この出来事が長きに渡り、荻上の心に暗い影を落としてしまう。

波戸の高校時代の知人[編集]

神永みちる(カミナガ-)
声 - 能登麻美子(二代目)
波戸の高校時代の先輩で女装モデルの一人。後ろ姿だと見分けがつかないくらい波戸と似ている(神永の方が目が若干細く、また目元に隈がある)が、後に髪を切り、色も黒く染め直した。「っす」「お前」など、やや男口調で喋る。
美人だが筋金入りの腐女子。高校時代はBLイラストを描き散らしては美術部に見せに来ていた。波戸の女装癖を知っても驚くどころか即座に兄弟のカップリングをイメージしている(ただし荻上および当事者である波戸もその話に食いついていた)。波戸の斑目への好意を知った時も狂喜して、むしろその後押しをする。
波戸の憧れの人だったが学園祭で再会した際に、雄一郎と近々結婚し義姉となる事を伝えた。
今野(コンノ)
声 - 山岡ゆり(二代目)
波戸の高校時代の同期で当時は美術部に在籍。大きな三白眼が特徴。波戸の「(神永のイラストを)トイレで見ていた」との発言の誤解から、彼が校内で孤立するきっかけを作ってしまった事を後悔している(ただし噂を広めたのは木村という別の部員)。その為学園祭に訪れた際、波戸の女装癖の原因が自分にあると思い込み号泣した。
神永ほど腐女子ではない為、彼女が恋人とその弟をネタにしている事に閉口していた。波戸に好意を寄せるが、神永にその事を見透かされている。
藤(フジ)
声 - 種田梨沙(二代目)
波戸の高校時代・美術部の同期。今野とは逆に目が小さく、背が高い。

吉武と矢島の関係者[編集]

美作(ミマサカ)
声 - 阿久津加菜(二代目)
矢島の高校時代の同期。ぽっちゃりした容姿の「気弱なオタク女子」で矢島の後ろが定位置。
沢渡(サワタリ)
声 - 優木かな(二代目)
吉武の所属していた女子高の史学部部員で歴女仲間。染めてウェーブを掛けたセミロングで、セルフレームの眼鏡を着けている(高校時代は髪を染めずにハーフアップにしていた)。部活に入り浸っていた吉武達と腐女子論争を繰り広げていた。
福田(フクダ)
吉武の所属していた女子高の史学部部員で歴女仲間。ショートボブにハーフリムの眼鏡が特徴。史学部3人の間ではツッコミ役。

[編集]

春日部の元カレ
姓名不詳。未練があるらしくメール交換は続けていたが、学園祭を訪れた折に春日部から、新しい彼氏(=高坂)が出来たので完全に縁を切ろうと言い寄られた。猫耳姿を見られ焦る春日部を尻目に、今までの未練が嘘のように無関心な面持ちで立ち去った。会員達はその存在を高坂に口外しないよう、春日部から固く口止めされている。

現視研および現視研会員による発行誌[編集]

メバエタメ
不定期刊行のコピー誌。1987年発行の会誌が確認されている。
いろはごっこ
『げんしけん』発行。男性向け「くじアン」本。発行数200(内保存用20)。完売。
あなたのとなりに
『雪見庵』発行。女性向け「くじアン」本。発行数50。頒布数11。

その他用語[編集]

げんしけん(サークル)
笹原の会長時に設立された現視研主催の同人誌サークル。大学サークル名義での成人向け作品の発表が危惧されたため、春日部によって命名された。原口の介入やスケジュールの遅延、会員同士の衝突といった諸問題をどうにか乗り切り夏コミに同人誌を刊行。大野、高坂らコスプレ組の販促活動も功を奏し完売した。だがこれまでの苦労が堪えた笹原の判断により次回参加は見送られ、以降の活動は未定。笹原の進路を方向づけ、荻上がコミフェスにて初めて作品(イラスト)を発表したサークルでもある。
コスプレ大会
ボヤ騒ぎ後の学園祭で行われた「『くじびきアンバランス』コスプレ大会」を指す。市が主催のアニメフェスタの一環として、アニ研と漫研合同でスタジオから監督や関係者を招待して開催。優勝候補と目された大野が病欠となり、春日部が代役と罰ゲームを兼ねて出場する羽目に。田中作の会長アレンジコスで注目を浴びる中、盗撮者の撃退という功績も立て優勝。結局現視研への処分は帳消しされず、春日部にとっても黒歴史となったものの、その活躍ぶりが好評価を得た事から風当たりが緩和され、廃部だけは免れる形となった。斑目が春日部に明確な恋心を自覚したものこの時で、春日部のコスプレ写真は斑目の秘蔵品となる。
コミフェス
超巨大同人誌即売会「コミック・フェスティバル」の略称。東京ビッグサイトにて年2回開催されるオタクの祭典で、8月開催のコミフェスを「夏コミ」、12月を「冬コミ」と呼ぶ。秋葉原と並ぶ現視研会員達の屋外活動の場で、ほぼ毎回エピソードの舞台として登場。実在するイベント「コミックマーケット(コミケ)」に該当するが、名称が商標登録されているため作中では使用されない。
ストフェス
ガレージキットのイベント「ストレインジ・フェスティバル」の略称。コスプレイベントも催されており、田中と大野が参加。実在するイベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」に該当する。大阪・日本橋で開催されているストフェス(ストリート・フェスティバル)とは無関係。
ドッキリ
室内に仕掛けた「罠」に対する新人会員の反応を、向かい上の児文研から観察する伝統イベント。初代会長が人間行動学に関するデータ収集をしていた事から、その一環と思われる。仕掛け人が「斑目→大野→スー」と代わる度に趣旨に微妙な異なりを見せ、笹原達の卒業時にも特別に開催された。作中において対象とされた女子会員は荻上のみ。また朽木は仕掛ける価値なしと見なされ免除。高坂は罠にかからず、斑目、笹原、荻上は二度犠牲になった。
ボヤ騒ぎ
笹原の2年次に発生した現視研の(不可抗力による)不祥事。春日部の提案により部室の大掃除が強行された際、ゴミ置き場に集積された古雑誌に、斑目に驚いた春日部の落としたタバコが引火し炎上、消防車が出動する事態に発展。さらに春日部が消化の為にぶちまけた汚水が大野を直撃、原因不明のアレルギーを発症させてしまう。北川の迅速な対応により負傷者こそ出なかったものの、ペナルティーとして活動停止ならびに学園祭への参加が禁止に。その後正式処分として、総計100時間のボランティア活動と年内までの部室使用禁止が言い渡された。
会長(律子)
『くじびきアンバランス』に登場する「律子・キューベル・ケッテンクラート」の事。会員達のオタ話に出てくる「会長」とは彼女の事を指す。笹原のお気に入りで、コミフェスでは無条件で会長本を買い漁るほど。他にも部室の表扉にポスターが貼られていたり、春日部のコスプレのモデルだったりと、作中で最も関わりを持つキャラ。
巷談社(コウダンシャ)
「少年マガヅン」にて『くじびきアンバランス』を連載する出版社。コミフェスの企業ブースにも出店し限定グッズを配布。アニメでは笹原が採用試験を受けるも不採用。
椎応大学(シイオウダイガク)
主人公達が通う大学。「都心から電車で1時間、東京の端にある」、「新宿から電車で30分、丘の上」とされる[8]。 同じ講談社発行の『さよなら絶望先生』にも、同名の大学が登場する。
廃部騒動
笹原の1年次に自治会において計画されたサークル排除。サークルの設立要請に部室確保が間に合わず、現視研を含む活動に消極的なサークルの廃止を告知。当初は歓喜していた春日部だが、自治会の横暴とそれに尻込みする会員達を見かねて敢然と抗議。最終的に活動計画書の提出により廃部を逃れたものの、春日部が勝利の代償に得たものは現視研への入会とオタクのレッテルだった。
斑目総受け
斑目のヘタレイメージを象徴する用語。原作34話における荻上の妄想とそれを元に描かれたイラストが「斑目受け」の発端で、後に大野が猛烈にアピールした事で「総受け」が確定した。そのイメージは、本来「受け」側の笹原ですら絡みにおいて「強気攻め」へと昇華するほど圧倒的で、大野の海外の友人や後輩会員達にも浸透する事になる。

くじびきアンバランス[編集]

原作1話から雑談ネタ、コスプレ、同人誌とエピソードに関わってきたが、36話にて主要人物の卒業に伴い連載終了(第一部・完)。時期的に斑目達の卒業と重なり、原作における転換期となった。『二代目』においては部室の表扉に会長(律子)が描かれているものの、作中での関わりは少ない。

作中では語られなかったストーリーや設定が、単行本の書下ろしにて会員達のレヴュー形式で解説されている。 また『くじびき♥アンバランス』漫画版単行本1、2巻の巻末に、『げんしけん』のその後を描く描き下ろしおまけ漫画「くじびき♥げんしけん」が掲載されている。

なお、「げんしけん」内で各キャラが以下のコスプレをする場面がある。

  • 春日部:会長(律子・キューベル・ケッテンクラート)
  • 大野:副会長(如月香澄) - 他に2巻の「くじびき♥げんしけん」で山田薫子
  • 高坂:橘いづみ - アニメ「げんしけん2」では秋山時乃(第2期版)に変更
  • 荻上:上石神井蓮子
  • 波戸:山田薫子

ラーメン天使プリティメンマ[編集]

ラーメン天使プリティメンマ』は、『げんしけん』に登場する架空のアダルトゲームである。アニメ版第2期『げんしけん2』と併せて、スピンオフ作品として漫画、ドラマCDなどが制作された。

原作17話に登場。笹原が斑目に勧められ、初めて自分のPCでプレイしたエロゲー。原作での扱いはこのエピソードのみで、『くじびきアンバランス』に比べれば一過性のネタ扱いである。原作で描かれた詳細は以下の通り。

  • 所謂「魔法少女もの」で、つるぺた属性が高い。
  • 1クール、13話構成で1話完結形式。
  • コミカルながらも毒のあるキャラ造詣により人間描写が深い。
  • Hシーンが中々登場しない(笹原の「開始5分でエロシーンを」との要望に対する斑目の罠)。

アニメ版第1期ではこのエピソードは省かれているが、第12話で笹原の部屋にパッケージが一瞬だけ登場する。これは第2期『げんしけん2』と併せてスピンオフしたものとは無関係と見て良い。

『げんしけん2』では、『くじびき♥アンバランス』と並んでこの『プリティメンマ』がフィーチャーされている。本編では、シリーズ第2作『ラーメン天使プリティメンマ2』が登場し、田中や笹原がプレイする場面や、大野がキューティトンコのコスプレをする場面などがある。また、第7話からのオープニングでキューティトンコ(大野)、プリティメンマ(荻上)、セクシーメンマ(春日部)のコスプレが加わる。

スピンオフ作品として、2007年に城井のりあによる漫画版が『月刊コミックアライブ』(メディアファクトリー)で連載され、2008年1月に単行本(全1巻、MFコミックス アライブシリーズ ISBN 978-4-8401-1992-4)が刊行された。また、ドラマCDも2007年12月に発売された(ランティス LACA-5722)。

さらに、『げんしけん2』DVDにセル画やピクチャードラマが特典として付けられている。

なお、原作本編56話(『二代目』第一話)内で、朽木が「ラーメン天使プ(以下略)エレクトメイクアーーーーップ!バージョン」のコスプレをする場面がある。

コミック[編集]

単行本(アフタヌーンKC)

※描き下ろしが豊富で、特に第9巻は半分が描き下ろされた。全話に描き下ろしの「その後」(主に4コマ)が用意されている。また、連載時のカラーページもほとんどがカラー印刷で収録されている。第10巻から副題の「二代目」が付き、二代目からの巻数は副題で数える形式をとっている。

第1巻 2002年12月18日発売(ISBN 978-4-06-321144-3
表紙:春日部、笹原、斑目、久我山。部室での一日。
カバー下:「くじびきアンバランス アニメ設定資料集」のネタ。
描き下ろし:主要キャラのプロフィール。
第2巻 2003年6月23日発売(ISBN 978-4-06-321151-1
表紙:高坂、春日部、笹原。屋外での一幕。
カバー下:「くじびきアンバランス」のイラスト集。
描き下ろし:現視研メンバーによる「くじあん名場面集」のネタ。
第3巻 2003年12月22日発売(ISBN 978-4-06-321155-9
表紙:大野(コスプレ)。部屋でコスプレ衣装に囲まれて。
カバー下:「くじびきアンバランス アンバランスファイター」(架空同人ゲーム)のキャラ別技一覧。
描き下ろし:現視研メンバーによる「くじアン」同人格闘ゲーム(架空)の感想集。
第4巻 2004年6月23日発売(ISBN 978-4-06-321162-7
表紙:大野。画面手前の手は春日部。本編中、春日部の初コスプレシーンより。
カバー下:実際の「げんしけん アニメ設定資料集」。
描き下ろし:現視研メンバーによる「くじアン」恋愛ゲーム(架空)の感想集。
第5巻 2004年11月22日発売(ISBN 978-4-06-321164-1
表紙:春日部、大野(コスプレ)、笹原。本編中、コミフェス参加シーンより。
カバー下:「いろはごっこ」(本編中で笹原らが作った成人向け同人誌)の表紙。
描き下ろし:現視研メンバーによるアニメ版「私のくじあん名場面集 Returns」のネタ。
第6巻 2005年6月23日発売(ISBN 978-4-06-321170-2
表紙:荻上(くじあんコスプレ)、笹原、春日部。大学構内での一幕。
カバー下:春日部、大野のフィギュア作成過程の連続写真。
描き下ろし:田中による「くじアン」キャラ「忍先生」のフィギュア作成過程連続写真。
【特装版】第6巻 2005年6月23日発売(ISBN 978-4-06-321170-2
表紙:荻上(スク水)、笹原、春日部。大学構内での一幕。
特典:PROJECT G げんしけん「同人誌」。(下記参照)
第7巻 2005年12月22日発売(ISBN 978-4-06-321174-0
表紙:荻上、笹原、大野。原稿執筆中。
カバー下:「あなたのとなりに」(本編中で荻上が作った成人向け同人誌)の表紙。
描き下ろし:笹原と斑目の対談形式による「くじアン 設定ラフ画あれこれ集」のネタ。
第8巻 2006年8月23日発売(ISBN 978-4-06-321179-5
表紙;荻上、笹原。大学付近の坂道での一幕。
カバー下:実際の「くじびき(はあと)アンバランス アニメ設定資料集」。
描き下ろし:笹原と斑目の対談形式による現実の「くじびき(はあと)アンバランス 設定ラフ画あれこれ集」、第48話「放課後デート倶楽ブ」、第49話「メイド喫茶と三顧の礼」。
第9巻 2006年12月22日発売(ISBN 978-4-06-321183-2
表紙:春日部、荻上、笹原、斑目。部室での一日。
カバー下:メインキャラおよびサブキャラ全員。;
描き下ろし:第50話「スージーといっしょ」、第51話「ボンノーはとめどなく」、第52話「Rain or Shine」。
【特装版】第9巻 2006年12月22日発売(ISBN 978-4-06-364674-0
表紙:春日部、大野、荻上。背景は無し。
特典:アニメ版キャスト&スタッフによる「完全新作ドラマCD」、PROJECT G2 げんしけん「同人誌」(下記参照)
第10巻 - 二代目の壱 2011年5月23日発売(ISBN 978-4-06-310752-4
表紙:スー、荻上。新歓活動で荻上のイラスト実演中。
カバー下:スーの「さよなら絶望先生」小森霧の「開けないでよ」のパロディ。
読み切り(2010年2月号)収録(第56話)。
第11巻 - 二代目の弐 2011年12月22日発売(ISBN 978-4-06-310793-7
表紙:波戸(コスプレ)、吉武、矢島。コミフェス会場の一幕。
カバー下:(表)スーが部屋で荻上グッズの山に囲まれて絶望先生ネタ。(裏)スーと漫画研究会の藪崎と麻田直子。
【特装版】第11巻 - 二代目の弐 2011年12月22日発売(ISBN 978-4-06-358377-9
表紙:波戸(女装)、吉武、矢島。コミフェス会場の一幕。
特典:波戸君の寝姿フィギュア。
第12巻 - 二代目の参 2012年6月22日発売(ISBN 978-4-06-387826-4
表紙:スー、吉武、矢島、波戸。部室でのおやつタイム。
カバー下:(表)吉武がお菓子を開けまくり、スー食べまくり、矢島つられて食べる、波戸は呆然。(裏)矢島がシャツ一枚。
第13巻 - 二代目の四 2012年12月22日発売(ISBN 978-4-06-387856-1
表紙:スー、薮崎、麻田、矢島、吉武、斑目。学園祭中、薮崎のタコヤキをねだるスー。
カバー下:(表)タコヤキを味わうスーの後ろで「いつも何か食っている」と話す矢島と吉武。(裏)スカート脱いで髪留めを外した恵子。
第14巻 - 二代目の伍 2013年6月21日発売(ISBN 978-4-06-387895-0
表紙:斑目。部室で雑誌を読む。
カバー下:(表)大野(コスプレ)、春日部、荻上。(裏)スー(コスプレ)。
第15巻 - 二代目の六 2013年12月20日発売(ISBN 978-4063879452
表紙:スー、波戸(男)。背景はコミフェス。
カバー下:(表)スー、波戸(男)。(裏)スー(コスプレ)。
【特装盤】第15巻 - 二代目の六 2013年12月20日発売(ISBN 978-4-06-358462-2
表紙:斑目がスーを肩車。荻上、笹原、久我山。背景は成田山神社の通路。
カバー下:
特典:オリジナルアニメDVD『成田山初詣編』。
第16巻 - 二代目の七 2014年6月23日発売(ISBN 978-4063879773
表紙:笹原妹、アンジェラ、大野。背景は祭り屋台。
カバー下:(表)スー、笹原妹、アンジェラ、大野。(裏)大野(コスプレ)、笹原、荻上。


PROJECT G げんしけん「同人誌」
げんしけん6巻特装版付録の同人誌。『げんしけん』『くじびきアンバランス』を題材に多数の作家が筆を振るっている。
あさりよしとお甘詰留太うたたねひろゆき久米田康治桜玉吉志村貴子園田健一TAGRO田丸浩史二宮ひかる氷川へきる平野耕太ももせたまみ八雲剣豪
PROJECT G2 げんしけん「同人誌」
げんしけん9巻特装版付録の同人誌。『げんしけん』を題材に多数の作家が筆を振るっている。
みつみ美里鳴子ハナハル畑健二郎森山大輔鈴木次郎沙村広明石田敦子瀬口たかひろ藤木俊犬上すくね小梅けいと安彦良和きづきあきらサトウナンキ竹下けんじろう安永航一郎有馬啓太郎篠房六郎水橋かおり
現代視覚文化研究会活動記録
9巻特装版付録のドラマCD。キャストはアニメ版と同じ。脚本は横手美智子。トラック2では出演声優によるコメントが収録されている。
単行本(講談社コミックスデラックス)

※設定資料集のようなもの

アニメ[編集]

第1期[編集]

2004年10月から12月まで、UHFアニメとして放送、全12話。単行本1巻の「第1話 現視研」から4巻の「第22話 げんしけん誕生」まで(作中時間で約1年9か月)の内容で、一部省略されたエピソードがあるものの、基本的には原作の流れにほぼ即している。

原作にて商標権著作権に関わる商品名やタイトルが登場するが、アニメでは一部を除き問題なく再現された。逆にアニメ化において新たに登場したタイトルも多数存在する。版権関連の詳細は以下の通り。

アニメにおいて部分的に登場した作中作『くじびきアンバランス』は『げんしけん DVD-BOX』購入特典のボーナスディスクとして一部回(第1話・第21話・第25話)をフルタイムで収録、後にキッズステーションにて全話放送。

1話オープニングのみ『くじびきアンバランス』を使用[注 10]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニング主題歌『くじびきアンバランス』(1話)
作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 小池雅也 / 歌・演奏 - UNDER17
オープニング主題歌「マイペース大王」(2話以降)
作詞・作曲・編曲・歌 - manzo
エンディング主題歌「びいだま」
作詞・作曲・歌 - アツミサオリ / 編曲 - 後藤康二

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 現代における視覚を中心とした文化の研究 横手美智子 池端隆史 山田一夫 谷口淳一郎
2 消費と遊興による現代青少年の比較分類 吉田玲子 古橋一浩 三原武憲 興石暁
3 地域文化振興の問題点とその功績 花村こけし 殿勝秀樹 福本潔 敷島隆
4 扮装と仮装の異化による心理的障壁の昇華作用 池田眞美子 古橋一浩 平向智子 青井清年
5 自律行動に見る排斥と受容の境界 平見瞠 原明 池下博紀
6 サブカルチャーをめぐる他者との関係論 中瀬理香 古川順康 三原武憲 興石暁
7 対人関係における行動選択の特徴 横手美智子 平向智子 原健
8 量産型製造過程における比較研究 高橋ナツコ 佐藤卓哉 さんぺい聖 松下清志
木下ゆうき
9 特殊閉鎖状況下における説明義務の有無について 横手美智子 水島努 谷口淳一郎
10 経済効果から考える余暇消費のフェティシズム 小林靖子 原明 殿勝秀樹 青井清年
11 都市型犯罪における悪意の所在論 横手美智子 うえだひでひと 三原武憲 興石暁
12 組織の再構築時に発生する課題と対策 水島努 谷口淳一郎

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
千葉県 ちばテレビ 2004年10月10日 - 12月26日 日曜 24:00 - 24:30 独立UHF局
埼玉県 テレビ埼玉 日曜 25:05 - 25:35
兵庫県 サンテレビ 2004年10月11日 - 12月27日 月曜 24:00 - 24:30
三重県 三重テレビ 月曜 25:30 - 26:00
神奈川県 tvk 2004年10月12日 - 12月28日 火曜 25:05 - 25:35
日本全域 キッズステーション 2004年10月15日 - 12月31日 金曜 24:00 - 25:00 CS放送
福岡県 TVQ九州放送 2005年1月11日 - 3月29日 火曜 26:50 - 27:20 テレビ東京系列
キッズステーション 木曜24:30枠
前番組 番組名 次番組
げんしけん

関連CD[編集]

OVA版[編集]

2006年12月22日より発売された『くじびきアンバランス DVD-BOX』の購入特典として、各ボックスに1本ずつ同梱された完全新作。全3話。2008年6月には1巻にまとめた『げんしけんOVA COLLECTION』が発売された。2007年12月31日にキッズステーションにおいて一挙放送。

今作ではスタッフおよび製作会社はシリーズ構成・脚本(OVAでは全作を担当)の横手美智子以外ほぼ総入れ替えとなったが、声優陣に関しては第1期のキャストをそのまま起用。ストーリーは単行本4巻の「第24話 にゅーアンバランス」から5巻の「第26話 斑目式買い物法応用編」、6巻の「第31話 かしまし娘+1」「第32話 フタリノセカイ」に当たる内容で、一部原作と異なる順序でエピソードを組み合わせている。また13話においてSNKプレイモアの「ザ・キング・オブ・ファイターズ XI」、14話においてアルファ・システムの「式神の城II」の映像を使用している。原作との相違点は以下の通り。

  • 大野の着メロが変更。
  • 荻上の『くじアン』のコスプレがTV版のデザインに変更。
  • 恵子の登場シーンがカット。

オープニングはTV版『くじアン』のパロディで、主題歌は引き続きmanzoが担当。エンディングもアツミサオリの「びいだま」がそのまま使用されている。

スタッフ(OVA)[編集]

  • 監督 - 水島努
  • 原作 - 木尾士目
  • シリーズ構成・脚本 - 横手美智子
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 柳田義明
  • 美術設定 - 泉寛
  • 美術監督 - 奥井伸
  • 色彩設計 - 中島淑子
  • 撮影監督 - 斎藤秋男
  • 編集 - 及川雪江、田村ゆり
  • 音響監督 - 明田川仁
  • 音楽 - 長谷川智樹
  • プロデュース - ジェンコ
  • 制作 - 亜細亜堂
  • 製作 - メディアファクトリー、東芝エンタテインメント、キッズステーション、コミックとらのあな、ジェンコ

主題歌(OVA)[編集]

オープニングテーマ「青春として」
作詞・作曲・編曲・歌 - manzo
エンディングテーマ「びいだま」
作詞・作曲・歌 - アツミサオリ / 編曲 - 後藤康二

各話リスト(OVA)[編集]

OVA版(くじびき♥アンバランス DVD-BOXに同梱)
※OVA版ではTVからの通し番号として話数が割り振られている
巻数 話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督
1 13 オタクが嫌いな荻上です 福富博 根岸宏樹 藤森雅也、をがわいちろを
2 14 私はオタク星人 岡英和 朝見松雄 鹿島功光
3 15 じゃあ、脱がしてあげるッ! 八谷賢一 福本潔 二宮壮史、飯飼一幸
松岡秀明、鷲北恭太
柳伸亮、吉田伊久雄
うめつゆきのり

げんしけん2[編集]

2007年10月から12月までUHFアニメとして放送、全12話。キャラクターデザイン・総作画監督の柳田義明、シリーズ構成・脚本の横手美智子など一部を除き、スタッフはOVA版から変更されているが、ストーリーはOVA版の続きとなっている(時間上は第14話の続きで、序盤と第15話が前後する)。 また原作者の木尾士目が第4話、第10話の脚本、および第12話のエンディング・ダイアローグを担当。単行本5巻の「第27話 志・ミノタケ」から7巻の「第42話 メンセツ」まで(作中時間で約1年3か月)の内容で、単行本描き下ろしのおまけ漫画もストーリーに取り込んでいる。原作や第1期、OVAとの主な相違点は次の通りである。

  • 恵子が登場せず、関連エピソードは省略もしくは朽木の役回りに変更。
  • 原作に登場しない加藤、藪崎、麻田が、話の本筋にはからまないものの登場[9]
  • 第4話は原作23話「SPACE CHANNEL 2」をベースにしたオリジナルエピソードで、大野と田中が恋仲に発展するまでの過程を描いている。
  • エピソードの大半で順序の入れ替えや場面間の移動が行われている。
  • 原作2話分をアニメ1本に収めた回は第3話と第8話のみで、他は原作1話分の内容にオリジナル要素を追加しアニメ1本分に膨らませている。
  • 『くじびきアンバランス』のデザインがOVA版と同様にTV版に変わっている(劇中でも第2期という設定)。ただし、第7話に登場する「OVAで出た完結編」(劇中のみの存在)では第1期のデザインに戻されている。
  • 原作には登場しない架空のアダルトゲーム『ラーメン天使プリティメンマ2』が随所でフィーチャーされている。
  • コミフェスでの大野とアンジェラのコスチュームが一部を除き変更。

オープニングは、笹原が見た夢という形で、ほとんど全編をロボットアニメのオープニング[注 11]のパロディと女性キャラのコスプレ(『くじアン』および『プリティメンマ』)が占めている。

スタッフ(第2期)[編集]

  • 監督・色彩設定 - よしもときんじ
  • 原作 - 木尾士目
  • シリーズ構成 - 横手美智子
  • キャラクターデザイン - 柳田義明
  • 総作画監督 - 柳田義明、石橋有希子野口孝行
  • 美術設定 - 泉寛
  • 美術監督 - 奥井伸
  • 撮影監督 - 佐々木和宏
  • 編集 - 田熊純
  • 音響監督 - 明田川仁
  • 音楽 - 小池雅也オカザキシュン(4-EVER)
  • 音響効果 - 中野勝博
  • 録音調整 - 安齋歩
  • 録音助手 - 大賀鉄也
  • 音響制作 - マジックカプセル
  • 録音スタジオ - プロセンスタジオ
  • 音響制作担当 - 八木橋正純
  • 音楽制作 - ランティス
  • プロデュース - ジェンコ
  • 制作 - アームス
  • 制作協力 - 亜細亜堂
  • 製作 - コミフェス準備会(メディアファクトリー、シュウゲート、キッズステーション、ジェンコ)

主題歌(第2期)[編集]

オープニングテーマ「disarm dreamer
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 黒須克彦 / 編曲 - 宅見将典 / 歌 - 美郷あき(第2話 - 第11話)
エンディングテーマ「クラブハウスサンド」
作詞・作曲・歌 - ゆうまお / 編曲 - 菊谷知樹(第3話、第7話を除く)
第3話では挿入歌として使用、第9話はボーカル無しのインストゥルメンタル・バージョン。
エンディングテーマ「あい」(第3話)
作詞・作曲・歌 - アツミサオリ / 編曲 - 後藤康二
エンディングテーマ「びいだま」(第7話)
作詞・作曲・歌 - アツミサオリ / 編曲 - 後藤康二
挿入歌「くじびきアンバランス」
作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 小池雅也 / 歌・演奏 - UNDER17

各話リスト(第2期)[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 新会長のココロザシ 横手美智子 よしもときんじ イワナガアキラ 宮澤努
2 会議はモメル 松本マサユキ Joung Soon an
3 アツい夏の一日 三田小太郎 藤本義孝 Park Chang hwan
4 デキテンデスカ? 木尾士目 杜野幼青 岩崎知子 をがわいちろを
5 マダラメ総ウケ 横手美智子 よしもときんじ 藤本義孝 Joung Soon an
りんしんBLパート)
6 趣味のモンダイ 三田小太郎 イワナガアキラ 宮澤努
7 卒業症候群 藤本義孝 Seo jin Won
8 こすけん よしもときんじ 松本マサユキ Joung Soon an
9 シューカツはいつも雨 杜野幼青 中村近世 服部憲知、清水智子
栗原学
10 オタク・フロムUSA 木尾士目 岩崎知子 をがわいちろを
11 リアル・ハードコア 横手美智子 杜野幼青 藤本義孝 宮澤努
12 その先にあるもの… よしもときんじ 石橋有希子野口孝行
Eum Ik hyun

放送局(第2期)[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
埼玉県 テレ玉 2007年10月9日 - 12月25日 火曜 25:30 - 26:00 独立UHF局
千葉県 チバテレビ
愛知県 テレビ愛知 火曜 27:28 - 27:58 テレビ東京系列
神奈川県 tvk 2007年10月10日 - 12月26日 水曜 25:15 - 25:45 独立UHF局
兵庫県 サンテレビ 2007年10月11日 - 12月27日 木曜 26:10 - 26:40
日本全域 キッズステーション 2007年10月12日 - 12月28日 金曜 24:00 - 24:30 CS放送 製作委員会参加
キッズステーション 金曜24:00枠
前番組 番組名 次番組
げんしけん2

関連CD(第2期)[編集]

げんしけん二代目[編集]

2013年7月から9月まで放送された。テレビシリーズ第3期[注 12]。このアニメ化については同年1月25日に発売された月刊アフタヌーン3月号で発表されており[10]、同年5月6日13時30分には制作記者会見が行われた。その模様はニコニコ生放送で生中継され[11]、5人のメインキャストが初披露された[12]。第1期〜第2期から引き続き登場する人物の声優陣は、総入れ替えとなった[注 13]

本作ではアニメーション制作をProduction I.Gが担当しているためもあり、第4話のコミフェス会場では同じくI.G制作作品かつ水島監督作品の『よんでますよ、アザゼルさん。』の主人公、アザゼル篤史などがコスプレイヤーの1人としてカメオ出演した。また、第13話では同じくI.G制作協力作品の『進撃の巨人』のワンシーンが効果音込みのパロディとして再現された。原作の版元が同じ作品では第1話で『化物語』のパロディネタが原作通りに放送され、さらにアニメ版のワンシーンも劇中でそのまま使われた。

時代背景は笹原が卒業した後の2006年前後と設定されているが(部室内のゲーム機等)、大野のコスプレモチーフは時代をかなり先行している(『ベヨネッタ』、『魔法少女まどか☆マギカ』等)。

スタッフ(二代目)[編集]

  • 監督・音響監督 - 水島努
  • シリーズ構成 - 横手美智子
  • キャラクターデザイン - 谷口淳一郎
  • 衣装デザイン - 浦上貴之
  • プロップデザイン - 竹中真吾
  • 美術監督 - 立田一郎
  • 美術設定 - 針生勝文
  • 色彩設計 - 上野詠美子
  • 特殊効果 - 村上正博
  • CGディレクター - 遠藤工
  • 撮影監督 - 古川文男
  • 編集 - 植松淳一
  • 音楽 - 福廣秀一朗
  • 音楽制作 - スターチャイルドレコード
  • プロデューサー - 林玄規、土屋潤一郎、川口徹
  • アニメーションプロデューサー - 松下慶子
  • アニメーション制作 - Production I.G
  • 製作 - げんしけん二代目製作委員会

主題歌(二代目)[編集]

オープニング主題歌「げんし、女子は、たいようだった。
作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - Haraddy、鈴木勝彦 / 歌 - 上坂すみれ
エンディング主題歌「アオくユレている」
作詞 - 青木久美子 / 作曲・編曲 - 川島弘光 / 歌 - 荻上千佳(山本希望)、吉武莉華(上坂すみれ)、矢島美怜(内山夕実)、波戸賢二郎(加隈亜衣

各話リスト(二代目)[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
1 道のむこう、約束の場所 横手美智子 水島努 浦上貴之、海谷敏久 谷口淳一郎
2 俺の脚を越えてゆけ 畑博之 名倉智史、容洪 海谷敏久
3 腐り姫の夢(デイドリームビリーバー) ひいろゆきな 竹中真吾、名倉智史
黒岩裕美、海谷敏久
谷口淳一郎
4 HIGE TO BOIN 後藤みどり 小林敦 山口飛鳥、角田桂一 海谷敏久
5 業 NEXT!! 藤井辰己 容洪、飯飼一幸
胡拓磨
谷口淳一郎
6 因果地平の彼方で、モエを叫ぶ 横手美智子 野村和也 平向智子 寺井佳史、中野良一 海谷敏久
7 KOIBANA3 福冨博 市橋佳之 宮下雄次、頂真司
久原陽子、佐久間康子
山口飛鳥、角田桂一
谷口淳一郎
8 ルートはあってもループはない 芦野芳晴 濁川敦 中山知世、角田桂一
容洪
海谷敏久
9 ホワイトゲートキーパー 後藤みどり 福冨博 江島泰男 宗崎暢芳、式部美代子
李富煕、白井順
村山章子、松坂定俊
山本径子
谷口淳一郎
10 Snow man 藤井辰己 本田真之、容洪
黒岩裕美
海谷敏久
11 いい最終回だった 横手美智子 小林敦 角田桂一、中山知世
山口飛鳥
谷口淳一郎
12 恋と仕事とチーズケーキ 芦野芳晴 市橋佳之 本田真之、容洪
山口飛鳥、中山知世
角田桂一
海谷敏久
13 あの部室で待ってる 水島努 黒岩裕美、竹中真吾
海谷敏久、中山知世
本田真之、角田桂一
山口飛鳥、容洪
谷口淳一郎

放送局(二代目)[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
東京都 TOKYO MX 2013年7月6日 - 9月28日 土曜 25:00 - 25:30 独立局
埼玉県 テレ玉 2013年7月7日 - 9月29日 日曜 23:30 - 24:00
千葉県 チバテレビ
神奈川県 tvk
愛知県 テレビ愛知 2013年7月8日 - 9月30日 月曜 26:05 - 26:35 テレビ東京系列
近畿広域圏 毎日放送 月曜 26:55 - 27:25 TBS系列
韓国全域 ANIPLUS 2013年7月9日 - 10月1日 火曜 24:00 - 24:30 CS放送
IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
19歳以上視聴可で放送
韓国語字幕あり
ダウンロードサービス未提供
日本全域 ニコニコ生放送 2013年7月13日 - 10月5日 土曜 24:00 - 24:30 ネット配信
ニコニコチャンネル 土曜 24:30 更新 最新話1週間無料
バンダイチャンネル 2013年7月14日 - 10月6日 日曜 24:00 更新 見放題サービス利用者は全話見放題
dアニメストア 2013年7月16日 - 10月8日 火曜 12:00 更新
アニマックス 2013年7月18日 - 9月26日
2013年10月4日10月11日
木曜 22:00 - 22:30
金曜 22:00 - 22:30
BS/CS放送 リピート放送あり
2013年7月20日 - 9月28日
2013年10月5日・10月12日
土曜 22:00 - 22:30
土曜 22:30 - 23:00
[注 14]

映像特典(二代目)[編集]

Blu-ray各巻およびDVD-BOX各ディスク収録の短編映像。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第一話 第一回 こんなに可愛い子が女の子のはずがない件 後藤みどり 笹本信作 濁川敦 海谷敏久 -
第二話 第一回 スーさんがなんか強い件 頂真司 海谷敏久
第三話 第一回 波戸ちゃんがつるつるな件
第四話 第一回 そろそろ斑目総受けは飽きた会議 濁川敦 海谷敏久 中山知世

二代目OAD[編集]

2013年12月20日に発売の単行本15巻『げんしけん 二代目の六』の特装版に同梱されるオリジナルアニメーションDVD。

スタッフ・キャストは『二代目』と同様。内容は単行本9巻の第51話「ボンノーはとめどなく」での成田山初詣エピソードとなる。

  • 製作 - げんしけん二代目OAD製作委員会

主題歌(OAD)[編集]

エンディングテーマ「Signpost」
作詞・作曲・編曲 - 川島弘光 / 歌 - 荻上千佳(山本希望)

各話リスト(OAD)[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ・演出 作画監督 総作画監督
OAD ボンノーはとめどなく 後藤みどり ひいろゆきな 海谷敏久、本田真之
山口飛鳥、角田桂一
谷口淳一郎

ラジオ[編集]

テレビ第1期に合わせて2004年7月から12月までラジオ大阪で『桃井はるこの現代視覚文化研究会・略してラジオげんしけん』を放送。番組内では『くじびきアンバランス』のラジオドラマを放送。また、ネット配信ではスタッフを中心とした『うらけん』を配信。

また、アニメ第2期にあわせ2007年10月9日より檜山修之水橋かおりにより『げんちょけん おたくならぢを』をネット配信。

小説[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 同姓同名の高坂真琴(声優)とは無関係
  2. ^ 実際の表記は「コウサカ」が正しいが、作中の表記は「コーサカ」とある
  3. ^ 作中における出席率は高坂より高い
  4. ^ 作者の作品「Spotted Flower」にて共通点の多い新婚夫婦が登場する
  5. ^ 高坂不在の現視研と関わる必然性が無い為、春日部なりのせめてもの慰めとも解釈できる
  6. ^ 恵子から「『自分が真人間だったのは春日部のおかげ』とするために辞めたのではないか」と指摘される
  7. ^ 第2期の声優(ゆかな)が第1期(川澄が共通して演じた)と異なることをネタにしている
  8. ^ 預かっていた人気同人作家の原稿を勝手に売却し、損害賠償を請求されている
  9. ^ レギュラー化以降はカラーページを除いて化粧は省略され、ほぼ同じ顔
  10. ^ 作中作扱いだがクレジットには主題歌として表記
  11. ^ 具体的にはガンダムシリーズ(『機動戦士ガンダムSEED』など)や『機甲戦記ドラグナー
  12. ^ 第1話次回予告では、大野が「実質3期目」「(OVAを含めれば)4期目といっても差し支えないです」と発言している
  13. ^ 田中役の近藤孝行は第一期において脇役で数回出演している
  14. ^ スカパー!BS放送)、スカパー!プレミアムサービススカパー!プレミアムサービス光にて無料放送

出典[編集]

  1. ^ 『月刊アフタヌーン』2011年3月号の作者近況より
  2. ^ 『げんしけん2』第5話
  3. ^ 『げんしけん二代目』第3話
  4. ^ 『くじびき♥アンバランス』漫画第2巻巻末「くじびき♥げんしけん」より
  5. ^ 単行本14巻第83話
  6. ^ 『げんしけん2』第8話
  7. ^ 単行本12巻65p(初版)は誤植
  8. ^ 『げんしけん OFFICIAL BOOK』より
  9. ^ 第3話、第6話、第10話、第11話
  10. ^ “「げんしけん 二代目」のアニメ化決定、オタ学生の青春劇”. コミックナタリー. (2013年1月25日). http://natalie.mu/comic/news/83712 2013年5月1日閲覧。 
  11. ^ TVアニメ「げんしけん二代目」制作記者会見 生中継 - 2013/05/06 13:30開始 - ニコニコ生放送
  12. ^ アニメ「げんしけん 二代目」に上坂すみれ、山本希望ら”. コミックナタリー. 2013年5月6日閲覧。

外部リンク[編集]