コンパ
コンパとは、仲間と親睦を深めるために行う飲み会のこと。主に日本の学生や若者の使う俗語で、語源はドイツ語: Kompanie、英語: company、フランス語: compagnieなどに由来する。1950年代には「コンパ」という名称のパブも流行した。[1]
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[編集] 概要
明治期に学生・書生の風俗が確立すると、同じ寮やクラスなどに属する者が互いに親睦を深めるために酒席をともにする習慣が生まれた。もっとも明治期では、酒は必須でなかったらしい。生方敏郎『明治大正見聞史』の81、85頁には、お金を出し合ってパンや餅菓子、焼き芋を買って食べながら歓談する「コンパニー」という集まりが記されている。これが旧制高校・大学を経て、戦後の新制大学に受け継がれ、大学進学率の上昇とともにひろく一般的な風俗[要出典]として受け入れられるようになったのが現在のコンパである。
コンパはその性質上、同世代の若者どうしで、カジュアルな雰囲気のなかに行われるのが一般的[要出典]である。形式ばった飲み会や懇親以外の目的を持つ会はコンパとみなされることが少ない。参加者は上記のように戦後のある時期まで、男どうし、女どうし、あるいは学生どうしに限られることが多かったが、現在では男女混合の形態のほうがより一般的[要出典]になっている。
[編集] 合同コンパ
現在一般的にコンパという名称で思い浮べられる[要出典]ことが多いのは合コン(合同コンパ)である。これは主として男女の出会いを求めるため[要出典]に行われるコンパで、女子の大学進学率が急激に上昇し始める1970、1980年代[要出典]ごろから盛んになり、その後学生どうしにかぎらず広汎に行われるようになった。
近年では合コンで出会いや恋人を求めるという意味合いは徐々に薄れつつあり、ただ単に顔見知りでなかった男女が酒を飲んで語りあう場へと変わりつつある。また、恋愛にさほど積極的ではない、いわゆる「草食系男子」の増加[要出典]によって男性参加者が思うように集まらず、合コンが成立しないということも起こっている。 酒を無理やり飲ます行為やセクハラなどもあるので合コン嫌い、合コン離れしている女性も増えている。
[編集] 種類
[編集] 大学生の場合
その名目により、クラスコンパ、ゼミコンパ、卒論打ち上げコンパ、クラブやサークルの新入生歓迎コンパ(通称:新歓コンパ)、追い出しコンパ(通称:追いコン)などの呼び名がある。
異性の友達を獲得するために行なうパーティーを「合コン」と呼ぶが、これは男女合同コンパの短縮形であり、コンパの一種である。大学生の場合は、アルバイト等の低収入しかない[要出典]こともあり、居酒屋やカラオケボックスなどで行われることが多い。男女比率は2対2や4対4、もしくは3対3が基本と考えられている。
なお、昨今では「鍋パーティ」と称して、一人暮らしの社会人や学生の自宅で合コンするケースも存在[要出典]するが、これはホームパーティーと合コンの合体系といえる。
[編集] 社会人の場合
普通の企業のサラリーマンとOLや受付嬢(主に他社)、イベントコンパニオンなどが、アフター5に「合コン」を行う場合、学生と違いレストランなどで行う場合が多い[要出典]。なお、その時の懐具合と相手の女性陣のメンツ[要出典]によっては居酒屋レベルの店で行うケースもある[要出典]。基本的に会費は男性7に対し女性3など、男性が多めに払うケースが多い[要出典]。
[編集] お金持ち合コン
六本木ヒルズや東京ツインパークスなどの都心の高級マンションに住む、医師や会社経営者、外資系企業や大手商社などの裕福なエリートビジネスマンが、仲間の男性とモデルやグラビアアイドルなどの芸能人、スチュワーデスやアナウンサーらと麻布十番や六本木近辺のレストランや東京都港区内の自宅、自宅マンションのラウンジなどで行う合コンのことを、「お金持ち合コン」もしくは「ヒルズ合コン」などと呼ぶ。この場合、男性が圧倒的に裕福[要出典]なこともあり基本的に会費は男性が払う。
[編集] 海外の場合
同様のものは欧米の大学にもあり、ドイツ語圏では「Fete」(フェテ)という言い方をする。やはり寄り集まって飲むことに変わりはないが、日本のようにレストランや居酒屋で行なうのではなく、手作りのアットホームなホームパーティー風のものが多い。
[編集] 合コンとセックス
古来より歌垣のような男女混合の語り合いの場は、性的な関係を背景に持っている場合がままある。合コンについても、例外ではない。 合コンで親しくなった異性と自宅(もしくはラブホテル)に行き、夜を過ごす(多くの場合性的関係を伴う)ことは俗にお持ち帰りと呼ばれている。 近年では、出会いを求めるための合コンという考えの女性が減っているため、お持ち帰りは死語になりつつある。
[編集] コンパと飲酒
コンパが行われる際には、場を盛り上げるために飲酒をすることがつきもの[要出典]である。時には、「一気飲み」と呼ばれる一気に酒のグラスを飲み干す飲み方をすることがある。なお、「一気飲み」を行う際には、手拍子や掛け声(コールと呼ばれる)、歌(掛け声ソング)などで観衆が盛り上げる風習がある。また、これらに関してはホストクラブのような水商売の現場でも行われている。
他の飲酒にまつわる諸問題としては、下戸など、酒を飲めない、または飲まない人に対する飲酒の強要や、未成年者の飲酒などがある。
近年では一気飲みなどの無謀な飲み方や、飲酒の強要によって急性アルコール中毒になる可能性が高いとして、医療関係者などから警告が出ている。実際、1990年代から、急性アルコール中毒による死者が多発して社会問題となっている。2006年(平成18年)、熊本大学医学部漕艇部での急性アルコール中毒死事件では、福岡高裁による安全配慮義務に違反しているという被害者側の逆転勝訴判決(一審の熊本地裁では被害者側敗訴)が下され、一気飲みに対する有罪の判例ができた。
詳細は「アルコールハラスメント」を参照
[編集] ゲーム
また、場を盛り上げるためや酒の勢いを増すことのため(その場合は女性に酒を飲ませるためという目的も含まれる)に、参加者の間でゲームが行われることがある。主なゲームとしては以下のようなものがある。
「パーティーゲーム」も参照
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 生方敏郎 著『明治大正見聞史』1978年(昭和53年) (中央公論新社)