ムダヅモ無き改革
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『ムダヅモ無き改革』(むだづもなきかいかく)は大和田秀樹による麻雀漫画。『近代麻雀オリジナル』(竹書房)誌上において2006年から不定期掲載され、2009年4月からは『近代麻雀』に移籍連載されている。麻雀漫画ではあるが、構成要素のほとんどが「熱いギャグ」であるため、麻雀を知らなくても楽しめるのが特徴。
目次 |
[編集] 概要
ギャグ要素が強く、日本・アメリカなどの首脳同士がF-15戦闘機などを賭けて麻雀外交を繰り広げるという破天荒な内容となっている。 なお、登場人物は実在の人物をモデルにしているが、あくまで「この作品はフィクションです。実在の人物とは"あまり"関係ありません。」との注意書きがある。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] あらすじ
- 「南海の劇戦」(2006年3月号)
- 沖縄での日米首脳会談後、第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュに麻雀を教えてほしいと頼まれたタイゾー。その流れでちょっと賭けてやってみようということになり初心者をカモにしてやろうと企むタイゾーだったが、すべてはジュンイチローをおびき出すための芝居だった。首脳会談の三日間麻雀を打ち続け大敗したブッシュはタイゾーを人質に、第89代日本国内閣総理大臣・小泉ジュンイチローに「点F-15」でリベンジを挑む。ここにアメリカ大統領と日本国総理大臣の麻雀勝負の幕が上がる。
- 「テキサス電撃作戦」(2006年6月号)
- 完膚なきまでに敗れ、喚く息子に第41代アメリカ合衆国大統領"パパ・ブッシュ"は「麻雀の借りは麻雀で返せ」と一喝、再びタイゾーを捕らえ再戦を挑む。25台のイカサマを監視するカメラに囲まれる中、"パパ・ブッシュ"の豪運に後手に回るジュンイチロー。万策尽きたかに思われたが…
- 「大海に響くは勝利の凱歌 前編・後編」(2007年9・10月号)
- ブッシュ親子の立会いの下、米海軍の原子力空母ジョージ・H・W・ブッシュの艦上にて、北朝鮮の金将軍と「負けた方は相手の条件をなんでも呑む」というコンビ打ち麻雀勝負に挑むジュンイチローとタイゾー。しかし、ジュンイチローは街頭演説中に狙撃され、瀕死の重傷を負っていた…。牌の扱いもままならないジュンイチローと激しく動揺し日和るタイゾー。絶体絶命と思われたところへ外務大臣”麻生タロー”が助太刀に入り、金将軍らを翻弄する。そして麻生のアシストでジュンイチローがライジングサンを決め、勝負は決した。だが…
- 「襲来!!!バルチック艦隊 第1話 - 第3話」(2008年3・4・5月号)
- 日本を取り巻く国際情勢は立ち止まることを許さない。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が来日するのだ。子供(チルドレン)の役目としてジュンイチローの亡骸を探すタイゾーを残し、日本へ戻ったゆかりはそこで第90代日本国内閣総理大臣の安倍シンゾーの相方として地下競技場へ向かう日本海に消えたはずのジュンイチローの姿を見る。だが、プーチンにそれがジュンイチローの息子”コータロー”の演ずる影武者とばれ、日本は窮地に追い込まれる。そんな最中、麻生のもとへタイゾーから思わぬ知らせが入る――
- 「迫りくる脅威」(2008年10月号 - )
- プーチンがジュンイチローに敗れたとの報告を聞き、ローマ教皇が「教えてやろう、誰が地上の真の支配者かを」と動き出す。その情報は、第92代日本国内閣総理大臣の麻生タローからもジュンイチローに伝えられ・・・。
- 「勃発!“神々の黄昏(ラグナロク)”大戦」(2009年4月号・近代麻雀2009年5月号 - )
- ベネディクト16世との戦いの後、ジュンイチローは呼び出された真の目的を知らされる。その時、何者かの攻撃によりインド洋で大爆発が発生、キノコ雲が立ち上がる。月面にある「第四帝国」からの宣戦布告を前に、地球人類が取るべき決断とは・・・。
[編集] 登場人物
[編集] 日本
- 小泉ジュンイチロー
- 本作の主人公。第89代日本国内閣総理大臣。熱き魂と豪運(国家首脳クラスの超絶的な幸運)をもって、世界の首脳との麻雀勝負を繰り広げる。総理引退後も麻雀外交の先頭に立つ。
- 必殺技は国士無双十三面(ライジングサン)、天地創世(ビギニング・オブ・ザ・コスモス)。その他にも轟盲牌などの超人的な技を持つ。
- 杉村タイゾー
- 小泉チルドレンの若き衆議院議員。単行本裏表紙での二つ名は『伝説のニート』。
- 最初はカモにしようとしてカモられるなど情けない存在だったが、「チルドレン」としての覚悟を決めた後は、豪運の片鱗を見せ始める。
- 必殺技は裸単騎大四喜(サウザンドウィンド)。チルドレンの一人として師匠譲りの国士無双十三面(ライジングサン)を見せる場面もあった。
- ゆかりタン
- 小泉チルドレンの女性衆議院議員。単行本裏表紙での二つ名は『美しき女豹』。
- 自ら麻雀を打つことは少ないが、ジュンイチローに常に付き従う。
- 本作では貴重な一般人の視点を持つ人物であり、作品全体を通じて、超人的な能力を持つ首脳陣の闘牌の傍らで解説役を担う。
- 麻生タロー
- 日本国外務大臣。二つ名は『スナイパー御曹司』。
- ジュンイチローに並び立てる胆力と腕を持ち、さらに盟友であり見事な連携を見せる。金将軍の仕掛けたスナイパーを狙撃できる銃の名手でもある(その際に使用したのはスコープ非装着の旧式のライフル)。「迫りくる脅威」編では、第92代日本国内閣総理大臣に就任している。
- クリスチャンゆえ、ジュンイチローと教皇との闘牌を誰よりも案じていた。
- 必殺技は緑一色(エメラルドグリーン)。
- 菅ナヲト
- 野党代表代行。ゆかりに対しセクハラさながらに迫ってくる。
- 安倍シンゾー
- 第90代日本国内閣総理大臣。ジュンイチローと共に日露首脳会談でプーチンに立ち向かうも大敗を喫する。故あって日本はロシアを欺くも看破され、ロシアに対しそれを自らの不徳とし責任を果たす。表向きには腸(ハラワタ)の病ということになり総理大臣を退く。
- 小泉マタジロー
- ジュンイチローの祖父である戦前の政治家。史実通り、逓信大臣と帝国議会副議長を歴任。
- 全身を刺青で覆っていたことから「刺青大臣」と呼ばれていた。ジュンイチローに博打と「ケンカの勝ち方」を教えた。
- 小泉コータロー
- ジュンイチローの息子。ジュンイチローの影武者として鍛えられ、仕上げとして役者になった。見た目などでは誰にも見破れなかったが、父親ほどの胆力は持っていなかった。
[編集] アメリカ
- ジョージ・W・ブッシュ
- 第43代アメリカ合衆国大統領。二つ名は『類人猿大統領』。
- 首脳会談の折、ジュンイチローに3日間負け続けたため、タイゾーを人質にとって再戦を挑む。
- テキサスでの放蕩生活の時代は麻雀だけで食っていたり、容易く天和をあがるなど技量も豪運も確かに首脳クラスのものを持っている。
- とはいえ、国家のトップながら精神・技術面共に小泉等と比較するとやや劣る様子。パパ・ブッシュに泣きついたり小泉の壮絶な戦いに呆然とする様子も散見される。
- 第四帝国との戦いでは中堅戦にて父のおひきを務めるが、好手を張るも相手の悪さゆえに今一歩及ばない展開が目立った。
- 国防長官
- ジョージ・W・ブッシュの部下で、大統領とともにタイゾーを陥れる。チンピラ紛いの発言が目立った。
- 国務長官
- ジョージ・W・ブッシュの部下で、大統領とともにタイゾーを陥れる。黒人女性。
- ジョージ・H・W・ブッシュ
- 第41代アメリカ合衆国大統領。通称「パパ・ブッシュ」。二つ名は『テキサスの荒鷲』。
- ジョージ・W・ブッシュは実子。
- 巨大な体躯と剛力を誇り、今ひとつ頼りない息子にアメリカ合衆国大統領の何たるかを説く。ジュンイチローに惨敗した息子に代わってアメリカ合衆国の恐ろしさを示すため麻雀勝負を挑む。
- その力と神をも畏れぬ傲慢さはある意味アメリカのあり方を体現していたが、それは愛国心および大統領としての有り方を誇示する為の事であり、普段は穏やかな性格をした紳士である事がうかがえる。
- その後も、立会人やオブザーバーとして本編に数多く出演。多くのバトル系作品に登場する解説役や驚嘆役を務める。
- 冷戦時代の遺恨か超大国の首脳同士の意地ゆえか、特にプーチンとの間に火花を散らせる場面が目立つ。
- サッチャーによれば、過去は手癖が悪かったらしく、劣化ウラン牌(D・U牌)も、彼のために拵えたものだという。
- 第四帝国との戦いでは中堅戦を担当。第四帝国の空陸合同戦に挑む。
- 元国務長官
- パパ・ブッシュの元部下。セッティングや闘牌時のサポートなどでその働きぶりを見せる。
- ハイテクを駆使したC.T.U.(小泉手牌監視班)を独断で配するなど、その仕事は確かなもので間違いはない。
- 黒人男性である彼が白牌を4枚押さえて白人の優位を説くなど、皮肉(ブラックユーモア)めいた発言を見せる面もあった。
[編集] 北朝鮮
- 金将軍
- 北朝鮮国家主席。二つ名は『偉大なる首領様』。
- 卑劣な策略をめぐらすが、ジュンイチロー達の連携攻撃の前に敗れる。
- その後はジュンイチローの搭乗する艦載機のバックファイアによって日本海に投げ出されるが、「迫りくる脅威」編で頭部にスーパーコンピュータ・Z80を搭載した姿で復活する。
[編集] ロシア・旧ソ連邦
- ウラジーミル・プーチン
- 第2代ロシア連邦大統領。大統領任期満了後はロシア連邦首相。旧ソ連時代は史上最凶の元KGB長官。二つ名は『灰色の枢機卿』。
- 旧KGB時代には暗殺業に携わっていたためか、手の中指には暗器となる針が仕込んである。また、暗殺者として鍛え上げたその身体能力は、加齢による衰えを全く感じさせないほど鋭く、美しい。
- ジュンイチローの技(イカサマ)を封じるため、劣化ウラン製の牌で勝負を挑む。
- クールで威圧的なキャラクターとして描写されているが、メドヴェージェフの発言から現実世界のプーチンと同じくジョーク好きであることも垣間見える。
- 旧ソ連時代のキャリアと遺恨を持つためか、年長者であるパパ・ブッシュを「ブッシュ翁」と尊称で呼ぶ一方で、険悪な雰囲気を醸し出すことも度々あった。
- 第四帝国との戦いでは先鋒戦を担当。甦ったワーグナーとの死闘を繰り広げる。
- 必殺技はコルホーズリーチとバルチックフリート、九蓮宝燈(シベリアンエクスプレス)。
- ドミートリー・メドヴェージェフ
- 第3代ロシア連邦大統領。立場的には自分が格上であるが、事実上ロシアの最高権力者であるプーチン現首相に仕える形で登場。
- 経済的に疲弊し、超大国としての地位を失いつつあった偉大なる『祖国』を甦らせたプーチンに忠誠を尽くしている。
- 第四帝国との戦いではプーチンのおひきを務める。
- ワーグナーのリーチからプーチンを護るため、自らを犠牲にして放銃し、断么平和三色裏三(マイスタージンガー)の直撃を受け、ロシアの未来をプーチンに託しつつ散る。
- 第四帝国の攻撃に動揺し、ラインハルトには傀儡呼ばわりされるなど、小物然とした描写が目立ったが、実際は誰よりも「祖国」を想う熱い漢であった。
- 必殺技はソフホーズリーチ。
- ラリサ
- ウラジオストクに住むロシア人女性。ジュンイチローのことをサーシャと呼んでいる。
- 瀕死のジュンイチローを発見し、歩けるように回復するまで献身的な介護をしていた。
- アレンスキー
- 旧ソ連軍の将校。レッドマーキュリー精製実験の責任者と思われる。
- 偽装実験施設である、チェルノブイリ原子力発電所の原子炉が制御不能に陥った際には、動揺してヌルガリコフに状況を尋ねた。
- ヌルガリコフ
- 旧ソ連の科学者。レッドマーキュリー精製実験の担当技官と思われる。
- アレンスキーに眉一つ動かさず、炉心溶融(メルトダウン)が発生していることを伝えるなど、かなりマッドサイエンティスト然とした人物。
[編集] イギリス
- マーガレット・サッチャー
- 第71代英国首相。二つ名は『鉄の乙女(アイアンメイデン)』。
- 外見こそ老貴婦人といった姿であるが、片手で胡桃を2個纏めて握りつぶすほどの握力の持ち主でもある。
- かつて劣化ウラン牌(D・U牌)でパパ・ブッシュと戦った経験をもつ。ジュンイチローとプーチンの勝負の行方を、とあるニュータイプさながらに予言した。
- 地球連合の一員として第四帝国との戦いに参加することが期待されていたが、残念ながら体調不良のために不参加になってしまう。
- 彼女の欠員分を補充するため、プーチンはティモシェンコを教皇以下地球連合のメンバーに紹介した。
- ゴードン・ブラウン
- 第74代英国首相。G8首脳の一人。
- 第四帝国との戦いに際し、サッチャー元首相が体調不良で参加できないことを、教皇以下地球連合のメンバーに伝えた。
[編集] ヴァチカン
- ベネディクト16世
- 第265代ローマ教皇。「第四帝国」との戦いに備え、小泉ジュンイチローや各国首脳をヴァチカンに呼び出す。
- ラッツィンガー枢機卿時代に、先代のローマ教皇であるヨハネ・パウロ2世帰天後のコンクラーヴェに参加。対局した135名の枢機卿全員をハコ下に下して教皇として就任している。その技量も豪運も神のしもべに相応しいものを持っている。
- 就任以来何かと話題になった悪相の持ち主であるが、いち早く第四帝国の脅威に気づき自ら闘牌に臨むなど、実際には聡明さとローマ・カトリック教会内に留まらぬ人類愛を併せ持つ人物である。
- 若さゆえの過ちが心に影を落としているようである。そのためか、「あのお方」とは因縁浅からぬ関係にあることが窺われる。
- 必殺技は大三元(サントリニテ)
- ピエトロ
- ローマ教皇に仕える『白騎士』。小泉ジュンイチローをヴァチカンへと招聘する為に現れる。
[編集] ウクライナ
- ユリア・ティモシェンコ
- 第13代ウクライナ首相。二つ名は『ガスの魔女』。
- 「第四帝国」との戦いに際し、体調不良だったサッチャーの代替メンバーとしてプーチンより紹介される。
- プーチン曰く『出来れば絶対に関わりあいたくない魔女』と、その可愛らしい外見とは裏腹に恐れられている。
- カザフスタン大統領ナザルバエフが負け分を反故にしようとした際には、それまでの愛嬌ある姿から豹変、ナザルバエフの股間を握り潰しながら凄まじい形相で恫喝し、したたかさと悪逆非道ぶりを併せ呑む魔女の一端を垣間見せる。
- 第四帝国との戦いでは次鋒戦を担当。メンゲレと狂気の無法闘牌を繰り広げる。
- 必殺技は2の2の天和/核分裂。プーチンの評にある「禍々しきガスの魔女の姦計」を体現する、麻雀の枠を外れた兇悪な闘牌(戦い)を見せた。
- エレオノーラ・パヴリチェンコ
- ティモシェンコのおひきをつとめる眼鏡の女性。彼女のことを「お姉さま」と慕う性癖を持つ。
- 序盤はメンゲレ側により吹き矢で眠らされるという不覚を取ったが、2の2の天和を決める時のサイ振りを見事成功させるなど見かけによらず腕は確か。その技量はパパ・ブッシュからも一目置かれた。
- 本作には珍しい、直接のモデルとなる人物がいない創作上のキャラクターである。但し、旧ソ連軍にはウクライナ出身の有名な同姓の女性狙撃兵がいる。
[編集] G8諸国
- シルヴィオ・ベルルスコーニ
- 第81代イタリア共和国首相。G8首脳の一人。
- スティーヴン・ハーパー
- 第28代カナダ連邦首相。G8首脳の一人。
[編集] カザフスタン
- ヌルスルタン・ナザルバエフ
- 初代カザフスタン大統領。ティモシェンコとのガスをめぐっての闘牌で敗北したが、この時に約束を反故にしようとしたため、ティモシェンコの怒りを買うことになる。
[編集] 第四帝国
- オットー・スコルツェニー
- 第三帝国時代はナチス親衛隊大佐。二つ名は『ヨーロッパで最も危険な人物』。
- 史実と同じく頬に大きな傷を創っているが、本作ではその傷跡が十字傷になっているのが顕著な外見上の特徴になっている。
- 本作では、第四帝国からの使者として登場。また、第四帝国の中堅としてパパ・ブッシュと刃を交えることになる。
- コマンド部隊(特殊部隊)長としての能力は健在であり、その闘牌ぶりは大胆不敵かつ変幻自在。軍人だが博徒以上に博徒と言った風であった。
- 必殺技は混老頭(オペレーショングライフ)。
- リヒャルト・ワーグナー
- 19世紀のドイツを代表する作曲家 。二つ名は『歌劇王』。
- その壮大な楽曲にはヒトラーも心酔したといわれる。本作では、第四帝国の先鋒としてプーチンと対峙することになる。
- 史実通り大変な自信家として描かれており、また、それを裏付ける豪運と技量とをもって、一時はプーチンとメドヴェージェフの両者を一人で圧倒。
- しかし、その性格ゆえにラインハルトとの連携を怠る傲慢な打ち方をしたのが災いし、プーチン&メドヴェージェフの決死の連携の前に史実のスターリングラードの戦いさながらに敗れ去った。
- あくまで人工的に再生させられた存在であったため、敗北後には肉体の限界を越えて崩壊してしまった。
- 必殺技は四槓子(リングオブニーベルング)、清一色(ローエングリン)など。
- ラインハルト
- 第四帝国の軍人。ワーグナーのおひきとして登場。軍帽を見る限りナチス親衛隊所属と思われる。
- 上官命令には忠実であり有能かつ怜悧な人物であるが、個人的な忠誠心など持たず、また総統であるヒトラーに対しても他のナチ党高官と異なり、決して心酔していたわけではなかったため、メドヴェージェフの捨て身のプーチン護衛については理解ができなかった。
- 闘牌は任務として着実に遂行するが、それが却って独善的なワーグナーの不興を買うことになる。結果としてこの亀裂が第四帝国側の致命傷になった。
- なお、史実における彼の父は音楽家であり、ワーグナーとはその意味でも奇縁で結ばれていたといえる。
- ヨーゼフ・メンゲレ
- 第三帝国時代はナチス親衛隊大尉にしてアウシュヴィッツ主任医官。二つ名は『悪魔医師』および史実通りに『死の天使』。
- 本作では第四帝国の次鋒としてティモシェンコと対戦する。また、すでに故人であったワーグナーを蘇生させた張本人でもある。
- ハーケンクロイツのあしらわれた手術着、手術帽、マスクとゴム手袋と、そのいでたちは術中の外科医そのものである。目は切れ長で隈取のような線が入っているが、これは劇中の発言と併せ、二つ名にちなみとある悪魔をイメージしたものと思われる。
- グロテスクなまでに卑劣な闘牌でティモシェンコを追い詰めるが、その極端な優生思想を逆利用され、2の2の核分裂の直撃を受け被曝する。
- 瀕死の重傷を負うが、彼の完成させた『秘術』により命を繋ごうと試みる。その際ティモシェンコに見逃すよう取引を持ち掛けるが、「魔女」がそんな口約束を履行するはずもなく引導を渡された。
- 作中では手術用マスクと隈取の化粧ゆえ素顔は見えないが、史実における彼は相当な美男であったと伝えられる。
- 必殺技は七対子(双子はどこだ)、清一色七対子(デザインドチルドレン)。対子=双子に妄執を示したメンゲレらしい勝負手である。
- マリエル
- メンゲレのおひきを務める、黒いナースルックに身を包んだ女性。
- メンゲレによって改造手術が施されており、牌に当たった風音だけで牌を識別できる聴力と通常の3倍の速さで牌を掴む能力を有している。
- 寡黙で人間的な面を持ち合わせていない人形然としたキャラクターだが、メンゲレ敗北の折にある事実が明かされる。
- ハンス・ウルリッヒ・ルーデル
- 第三帝国空軍の伝説的エース・パイロット。最終階級は大佐。二つ名は『爆撃王』および史実通りに『ソ連人民最大の敵』。
- 本作でも愛機Ju 87スツーカに搭乗して参戦。中堅戦のスコルツェニーのおひきを担当する。
- フライトスーツに彼の代名詞ともいえる勲章を首から下げて佩用、東部戦線で失った右足を義足で補っているなど、ほぼ史実通りの姿で登場する。
- 本作では戦場で覚醒した超感覚を有するエスパーとして描かれ、卓全体の牌姿およびツモの流れを瞬時に洞察可能という、史実と比べても何ら遜色ない脅威的な能力を誇る。
- 必殺技は一気通貫(ノーズダイブボンバー)。
- エルンスト・ガーデルマン
- 第三帝国空軍の軍人・軍医。史実でのルーデルのおひき=相棒役として知られる。
- 本作でも史実通りに彼の搭乗するJu 87の後部銃座に搭乗した状態で参戦。
- 第四帝国側の人間として、相棒ルーデルとスコルツェニーの闘牌を淡々と解説した。
- 愛称の「ドクトル・スツーカ」の名の通り、眼鏡の似合う知的で紳士的な人物として描かれている。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 必殺技
- 役自体の多くは実際の麻雀のものが使われているが、本来のものとは全く異なる読み方をされるのが特徴。
- 登場人物の個性や、所属国家の国柄を反映したものが多い。また、これらの技自体が本作独特の作風の一環をなしている。
- パトリオットツモ
- 自国側の意図的な打牌による、実質上3対1の戦いでのツモ。
- 上家下家が自国側の人間であり、恣意的に牌を捨てさせ三連続で副露し、小泉に何もさせないまま一方的に清一色手を完成させた。
- 先制攻撃(ブッシュ・ドクトリン)リーチ
- 技術立国ニッポン
- 一度に4枚ツモると同時に、3枚山に戻すイカサマ。
- 小泉は中張牌の揃った好配牌を放棄し、この技で一気に「必殺技」を狙っていく。
- 同時に、戻した3枚の牌で相手方のツモを撹乱し対局者の手をも封じ込めるため、文字通り神懸かり的な技量が必要となる。
- 国士無双十三面(ライジングサン)
- 小泉の代名詞たる必殺技。本作を代表する必殺技でもある。技術立国ニッポンや轟盲牌などと組み合わせて対局を締める事が多い。
- その名の通り、一筒=日の丸でのツモ上がりを行うのが本来の形式である。
- 地獄の黙示録(アポカリプス・ナウ)ロン
- 無条件降伏(ポツダム宣言)リーチ
- 相手のアガリがないことを確信した上でのリーチ。
- 轟盲牌(ごうもうぱい)
- すさまじい握力で牌の表面を抉り白牌にする技。
- パパ・ブッシュの発言からすると、その性質上半ば失伝した技のようである。
- パパ・ブッシュと対決の際は、イカサマ対策にC.T.U.(小泉手牌監視班)を組織したが看破出来なかった。
- このケースでは、C.T.U.でも現行犯では看破不可能で、後になって判明したため、『イカサマは現行犯でのみ咎める事が出来る。遡ったイカサマを言及する事は不可能』であり、不問となる。
- プーチンと対決の際は、轟盲牌封じに劣化ウラン牌を用いられるも、小泉は文字通り命を燃やして轟盲牌を行う。
- このケースでは、『ロシア側が用意した劣化ウラン牌を用いた為、轟盲牌は封じられた』はずであり、『用意した牌は白が18枚以上ある不良品で、それにより小泉のツモった牌全てが白となった』と認めざるを得ない事となる。もしくは、プーチンが小泉の命を賭して護国に奉じる姿を見て、野暮を言うまいとした可能性もある。
- 金将軍はこの技を使用できる義手を移植したものの、同卓していたピエトロによって白牌に「白」と刻印された牌が使用されていたため、無効となった。
- ゾーリンゲン轟盲牌(ゾーリンゲンごうもうぱい)
- 握力を用いる轟盲牌とは違い、鋭利な手術用メスを用いて牌の表面を切除して白牌を作る技。正確には「盲牌」ではない。
- 明白な不正行為であるが、ティモシェンコは失明中、エレオノーラは吹き矢で失神中と、現行犯での指摘が出来なかったため不問となった。
- 技名に冠された『ゾーリンゲン』とはドイツ連邦共和国の都市であり、中世より刃物の名産地として知られる。また、ゾーリンゲンの名自体、そこで作られる鋭利で高品質な刃物の代名詞にもなっている。
- 人民民主主義リーチ
- 北(ぺー)を出しての親のWリーチ。
- 「親のダブリ」と二世であることの揶揄も含まれる。
- 緑一色(エメラルド・グリーン)
- 幻日のブラフに引っかかった相手を狙い撃った技。
- 幻日(パフィーリア)
- 相手に国士無双十三面テンパイと思わせるブラフ技。
- コルホーズリーチ
- 現物を利用した、壁を作って当り牌を搾り出すWリーチ。
- この必殺技が初登場した日露首脳会談では壁引っ掛けを作るためにタンヤオ形にせず、そのため倍満確定からハネ満確定まで落としたが、一発と裏ドラ4が乗り三倍満となった。
- 鍛えられた肉体から繰り出されるこの技は、見るもの全てがその素晴らしい体のキレに賞賛を称え、使い手であるプーチンは「生きたギリシャ彫刻」とも形容される。
- ただし、この技を使ったからといって、必ずしも壁の内側が当たり牌とは限らず、この技の本質は「素晴らしい体のキレから繰り出す”ただの”Wリーチ」という可能性もある。
- ソフホーズリーチ
- 相手の手を遅れさせる、時間稼ぎを目的とした牽制用のブラフリーチ。本質的に和了放棄のブラフ技である為、看破されたら威力は無に等しい。
- 裸単騎大四喜(サウザンドウインド)
- バルチックフリート
- 天地創世(ビギニングオブザコスモス)
- 大三元(サントリニテ)
- この世界と麻雀の成り立ちを語るローマ教皇の創世記(ジェネシス)から繋がる必殺技。ジュンイチローを七孔噴血させた。
- 創世記は、第一日目は起家決め。第二日目は配牌。第三日目は理牌。第四日目はドラ開示。第五日目は自摸、捨て牌、河。第六日目は和了。第七日目は安息とある。
- 小四喜(リトルウインド)
- 創世記により配られたジュンイチローの配牌。配牌時で既にテンパイであったが、ローマ教皇の大明槓からの大三元(サントリニテ)により、和了を阻止される。
- 四槓子(リングオブニーベルング)
- 相手の待ち牌を封殺する四槓子。序の槓(ダスラインゴルト)、第一の槓(ディーヴァルキューレ)、第二の槓(ジークフリート)、第三の槓(ゲッターデメルング)と続く。
- 七対子
- 断么平和三色裏三(マイスタージンガー)
- 7翻。リーチ一発込みで9翻(倍満)となりメドヴェージェフに直撃した。これはツモアガリからプーチンを護る為、メドヴェージェフが差し込んだ形でのアガリであった。
- 清一色(ローエングリン)
- 6翻。
- ワーグナーがプーチンを葬るべくテンパイした役。
- テンパイ時の牌姿は大車輪成立可能であったが特に言及されてはいなかった。牌姿と『三倍満も狙える』という劇中の発言から判断すると、大車輪はローカル役満で不採用と思われる。
- 九蓮宝燈(シベリアンエクスプレス)
- 筒子の純正九蓮宝燈。天衣無縫の名の通り途切れる事の無い美しい牌姿が、筒子の柄を鉄道の車輪に見立てる事により大陸を横断する世界最長の鉄道を想起させる事が名前の由来。
- ワーグナーとは互いに筒子手を組んでいたため、文字通り「何を切ってもムダ」な状態であった。
- 2の2の天和
- 清一色七対子(デザインドチルドレン)
- 8翻。門前役。2の2の天和を破ったメンゲレの「人種の純潔」を重んじる思想により、初手の役を歪めてまで牌を集め完成させかけたが…。
- 2の2の核分裂
- 一気通貫(ノーズダイブボンバー)
- 2翻。食い下がりで1翻。
- ルーデルの卓越した牌勢洞察能力に基づく、高速の手代わりで面子を揃え役を成立させる必殺技。
- ルーデルは最初手の広い三面張の手でイーシャンテンを迎えたが、超感覚で待ちが死に体であることを洞察し、この手に切り替えた。
- 風牌のドラ暗刻もあり、子の跳満としてブッシュをカンチャン待ちで狙い打った。このブッシュの捨て牌までもがルーデルの洞察の対象であった。
- ルーデル自身はこの必殺技を「二の太刀要らず」と評した。
- 混老頭(オペレーショングライフ)
[編集] 用語
- 本作はあくまでフィクションの麻雀漫画であるが、現実の政治や出来事との関連が極めて強い作品となっている。
- そのため、人物のみならず多くの事物や事件等にも本作独自の解釈がなされている。
- 豪運
- 本作全体を貫く鍵概念であり、強運の上位に位置する運を指す。但し、本作のオリジナルではなく、先行する麻雀漫画である『兎-野性の闘牌-』が出典。
- 各国首脳(そして歴史上の偉人達)は程度の差こそあれこれを持つ。それゆえに、各国首脳間での闘牌は常識では考えられないような配牌や牌譜が頻出することになる(ジュンイチローのWリーチをパパ・ブッシュが地和で阻止するなど)。
- 但し、あくまでも運勢である以上、場の勢いや対局者の状態などに左右されて起伏が生じるようである(ダメージが癒えないプーチンが半分闘牌から降りていたり、エレオノーラが只の断ヤオしか上がれなかったりするなど)。
- 余談ではあるが、政治と運との関係は、ニッコロ・マキャヴェッリの『君主論』以来の大テーマであり、本作では意図せずして「究極のギャンブラー」としての政治家を活写しているといえる。時としてギャグ漫画よりも政治風刺漫画のように見えるのは偶然ではないのだろう。
- 首脳会談
- 万国津梁館
- 点F-15
- 『南海の劇戦』で採用されたレート。文字通り千点につき軍用機のF-15一機(およそ百億円)。
- 雀荘等で使われる通常のレートが千点百円程度であり、本話でタイゾーが嵌められた時のレートの千点一万円でさえ法外なものであることを考えると、文字通り前代未聞のレートと言える。
- 本作の極めて過激な作風を象徴するレートとしてよく言及される。
- ダラス教科書ビル
- 『テキサス電撃作戦』の舞台。正式名称はテキサス教科書倉庫ビル。J.F.K.が兇弾に斃れた忌まわしき場所として悪名高い建築物。
- 現在は旧教科書倉庫博物館に改装され、J.F.K.の遺品などが展示されていると同時に、悲劇の事件の様子を後世に伝えている。
- 「負の政治遺産」ともいうべきこの場所を闘牌の場として選んだこと自体が、パパ・ブッシュの神にも等しい増上慢を表している。
- C.T.U.(小泉手牌監視班)
- ジュンイチローのイカサマを看破するため、元国務長官が独断で手配したもの。
- この様な特殊部隊を導入すること自体が、パパ・ブッシュ以下米国首脳のジュンイチローに対する評価を示すものと言える。
- なお、アメリカ製のTVドラマである『24 -TWENTY FOUR-』に同名の架空の組織が登場し、それを引用したものと思われる。
- ジョージ・H・W・ブッシュ
- 点テポドン
- 『大海に響くは勝利の凱歌』で金将軍が負け分として定めたレート。点F-15とは違い、実際にテポドンが発射されると言う事実上の報復行為。
- 安倍シンゾーの退陣
- 国会議事堂地下闘牌場
- 『襲来!!!バルチック艦隊』の最終話の舞台。その存在を知る人はごく限られる。
- 一方で観客席を完備しており、対プーチン戦では多数の国会議員が闘牌の模様を観戦している。
- この闘牌には、小泉は白紋付、プーチンは正装で登場。両者とも決死の覚悟を示していた。
- 劣化ウラン(D・U)牌
- 文字どおり、素材が劣化ウランになっている麻雀牌。
- 重量は通常の牌の十倍以上(1個150g)になっているため、対応する全自動卓が必要となる。その重量自体が各種の不正行為(すり替えや燕返し等)を物理的に不可能にする。
- また、激しい摩擦熱を与えると酸化雰囲気で激しく燃焼するため、轟盲牌も使用不可能であるとされた(が、対プーチン戦でジュンイチローは前述のとおり轟盲牌を使用し、プーチンも黙認している)。
- サッチャー曰く、本来はパパ・ブッシュの手癖の悪さを抑えるために作られたものとのこと。
- 作中ではプーチンとティモシェンコの両名によって都合二回使用された。
- なおこの牌を使用した第四帝国との次峰戦において、壁牌から配牌を取得する際マリエルが難なくすり替えを行っているが、これは改造手術の施された右手による特異事例であり、常人や生身の人間ではやはり不可能であると思われる。
- 点-地球
- 人類史上最高のレート。
- 地球連合と第四帝国との間の人類の主導権を巡る闘牌を象徴する。
- 10000mmグスタフ列車砲
- 第四帝国の宇宙船
- 月面の鉤十字旗
- ギアナ高地
- カイザー・ヴィルヘルム優生学研究所
- ドイツ帝国時代から存在するドイツの学術団体であるカイザー・ヴィルヘルム協会傘下の研究所の一つ。ドイツ皇帝カイザー・ヴィルヘルムの名を冠する研究所は多数存在する。
- 第二次大戦後はマックス・プランク研究所に改名・改組され、現在でも存続している。
- 本作では月面に同名の研究施設があることが述べられている。これは経緯は明かされてはいないが、ナチス時代の資料を元に、第四帝国時代に新たに設立されたものと思われる。
- この中で、メンゲレは禁断の優生学や死者蘇生技術、更にはクローン技術を研究していたと考えられる。
- 対人地雷(S-マイン)牌
- 毒霧
- ティモシェンコがマリエルに対して行った報復攻撃。これでマリエルは視力を一時的に失うが、聴力で牌を識別可能なマリエルにはあまり効果がなかった。
- ザ・グレート・カブキが演出として用いたプロレス技としての毒霧が有名だが、ウクライナ人女性であるティモシェンコがこの技を知っている理由として、同様(あるいはそれ以上)の技術が旧ソ連ないしウクライナに存在した可能性がある。
- プルトニウム牌
- 地球連合次鋒のティモシェンコがメンゲレを直接攻撃するために使用した特殊牌。
- プルトニウム(α相239Pu)を中性子反射材レッドマーキュリーで背面と上下面を覆う形で構成されている。
- その巨大な質量を隠蔽し、核分裂反応の暴発を防ぐため、劣化ウラン牌の中に13枚だけ混ぜられていた。
- メンゲレの体内の水分=天然の中性子反射物質と複合することで彼はこの牌ごと「人間原子炉」と化していた。
- チェルノブイリ原子力発電所事故
- 史実では1989年に発生した人類史上最悪の原子力発電所事故。
- 本作ではチェルノブイリ原子力発電所自体が原発に偽装したレッドマーキュリーの秘密研究施設であり、その実験事故の隠蔽工作として上記事故が起こったとされている。
- Ju 87スツーカ
- T-34
- ジェリコのラッパ
- Ju 87が急降下爆撃を行う際に放つ風切り音のこと。サイレン音説や風切り音説と複数説あるが、本作では風切り音説を採択している。
- ルーデルが牌勢を察知し一気通貫の牌姿を形成する際の迷いなきツモの連続は、このラッパからの急降下爆撃そのものであった。
- 元々はジェリコのラッパとは旧約聖書において預言者ヨシュアの指示により奏でられたラッパのことで、その音色によって堅牢で不可侵と言われたジェリコの周壁が崩れ落ちたとされている。実際に第二次世界大戦中、Ju 87の放つ音がそう呼ばれていた。
- なお本作のJu 87は風切り音をジェリコのラッパとしているが、現実ではサイレンを実際に装備し、それをジェリコのラッパとした機体もある。
[編集] 余談
作者の大和田は本作執筆の縁から、2007年7月に行われた竹書房第18回漫画家麻雀大会に参加。「テンパイ即リーチし、あがってみたら裏ドラで満貫」「親の時、配牌時点でドラの暗刻ができていた」など、本編さながらの強運ぶりで見事優勝を飾った。
[編集] 単行本
- 近代麻雀コミックス 2008年9月発行 ISBN 978-4812468692


