ガンポッド

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Su-7「フィッターA」の胴体下部ハードポイントに装備された、UPK-23-250ガンポッド
搭載機関砲は、GSh-23L

ガンポッド英語:Gun pod)とは、取り外し可能なポッド(鞘)、またはパック状の容器に収められた機関砲機関銃であり、固有の武装を備えた、または固有の武装を持たない軍用機に外装式に取り付けられる。

目次

概要 [編集]

ニカラグア空軍en)のMi-17「ヒップH」の機体側面に搭載されたガンポッド(中央部)。
ガンポッドの左右にあるのは、S-5 57mmロケット弾用のUB-32 32連装ポッド。
ユーロコプター AS550 C3 フェニックAS350 B3 エキュレイユの軍用武装型)に装備されたガンポッド。

ガンポッドは一般的に一つ以上の火砲、給弾機構および弾薬、そして必要ならば電力供給源のラムエア・タービンを搭載する[1]。主に機体下部もしくは翼面[2]下部のハードポイントに搭載される。

ガンポッドを装備することで機体の内部容量を圧迫することなく火力の増強が容易に可能である。さらに作戦予定で必要なければ飛行前に取り外すことで機体重量を軽くすることができる。また搭載しているレーダーのような精密な機器類が、発射時のガスや反動の影響を受けずに済む離れた位置に固定できる。加えて、ジェット機においてはエアインテークからの発射ガスの吸入による燃焼効率の低下などの問題も低減可能である。

問題点としてガンポッドはその外付けという構造上の性質上、反動による振動が大きくなるため内蔵機銃に比べ命中精度が劣る。この問題は30mm機関砲のような大口径火器において顕著に現れる。また、空力特性の悪化により大きな抗力が生じるため戦闘機のような高速機においては深刻な問題である。

軍用ヘリコプターにガンポッドを搭載するのが一般的であり、練習機連絡機観測機などの軽航空機に搭載して対反乱作戦に対応するCOIN機とすることもある。アメリカ空軍ベトナム戦争から数百万ドルの航空機で機銃掃射を行うのは非経済的と考えるようになったが、ソ連およびその後継のロシアは有効性を支持し続けているため、それを目的としたシステムの開発を継続し続けている。ソ連は80年代のアフガン紛争でSSPU系列の特異なガンポッドを運用した。それは地上の固定目標を上空を通過しつつ攻撃可能なように、搭載機関砲に俯角をつけて射撃可能なものであった。

第二次世界大戦においてドイツ空軍はもっとも頻繁に多種にわたるガンポッドを運用した。それらはWaffenbehalter(weapon container)やWaffentrager(weapon carrier)などと呼ばれ、MG 81 機関銃から75mmもの大型の対戦車砲を改造したBordkanoneというシリーズまであった。

主要なガンポッド [編集]

アメリカ合衆国 [編集]

など

ソビエト連邦 [編集]

脚注 [編集]

  1. ^ 通常、電気式雷管の発火や機関砲の駆動に必要な電力は、装備機体より供給される
  2. ^ 固定翼機ならば主翼、ヘリコプターならば機体左右に設置された小翼(スタブウイング)

関連項目 [編集]