天使禁猟区
| 天使禁猟区 | |||
|---|---|---|---|
| ジャンル | ファンタジー漫画、少女漫画 | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 由貴香織里 | ||
| 出版社 | 白泉社 | ||
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| 掲載誌 | 花とゆめ | ||
| レーベル | 花とゆめコミックス | ||
| 発表号 | 1994年15号 - 2000年22号 | ||
| 巻数 | 全20巻 | ||
| OVA | |||
| 監督 | 佐山聖子 | ||
| シリーズ構成 | 関島眞頼 | ||
| キャラクターデザイン | 島村秀一 | ||
| アニメーション制作 | ハルフィルムメーカー | ||
| 発表期間 | 2000年5月25日 - 8月25日 | ||
| 話数 | 全3話 | ||
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |||
| ウィキプロジェクト | 漫画・アニメ | ||
| ポータル | 漫画・アニメ | ||
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『天使禁猟区』(てんしきんりょうく、英: Angel Sanctuary)は、由貴香織里によるファンタジー漫画作品。単行本全20巻、文庫版全10巻。
目次 |
[編集] 概要
『花とゆめ』(白泉社)にて1994年15号から2000年22号まで連載されていた。主人公とヒロインとの禁じられた恋を主題にしているが、異世界における天使や悪魔達の攻防、心理を重厚に描き、ダーク・ファンタジーとして昇華されている。ドラマCDおよびOVAでも展開されている。海外でも非常に評価は高く、世界中で売り上げを伸ばした。日本での発行部数については、1998年時点の情報によれば原作だけで600万部[1]、2001年時点の情報によれば単行本全20巻を合わせた場合800万部を突破したとされている[2]。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
[編集] ストーリー
無道刹那は、実妹・紗羅を愛してしまっている16歳の少年。ある日刹那は、地獄からやって来た邪鬼(イヴル)・九雷と紫羅九音に女堕天使・アレクシエルの生まれ変わりだと告げられる。同じ頃、無機天使・ロシエル復活の為にカタンがバラ撒いたCD-ROMで瑠璃は変貌を遂げ、操られるままに刹那の周囲の人間・加藤故などを従え、刹那を追い詰めていく。自らの宿命や紗羅への禁断の愛に悩み、遂には手首を切って自殺を図る刹那だが、ザフィケルに諭される。刹那達の母親も2人を引き離そうとするが、吉良先輩の支えもあり、とうとう刹那と紗羅は結ばれた。だがその矢先、紗羅はロシエルに利用されたキリエによって殺されてしまう。その瞬間、刹那は有機天使として覚醒。しかし絶望により力を暴走させてしまい、聖隠者(アダム・カダモン)・セラフィタの時間魔術により、時間を停められた地球は辛うじて破滅を免れた。衝撃に巻き込まれたキリエと、それを助けようとしたカタンも消滅し掛けるが、ロシエルは自らを常に純粋無垢に慕ってくれるカタンだけは見捨てられず、チップを用いて再生させようとする。
地球の復活と、まずは紗羅の蘇生の為、九雷達の協力で仮死状態となった刹那は 死者の魂が集まる星幽界(ヘイディーズ)へ旅立つ。そこで自らが殺した加藤故の先導で紗羅の魂を探す内、ドールと地獄門鍵守人(ヘルゲートガーディアン)・ウリエルとも戦い正気に戻した刹那だが、紗羅の魂がウリエルの元に一時保管されていた事、既に天界に連れ去られた後であった事を知らされる。またドールとの戦いで消滅し掛け、セラフィタ同様の時間魔法で魂を保持されていた加藤だったが、その精神世界で過去の妄執を断ち切った刹那の、眷族になる事で魂は蘇った。
一方、炎の祭壇(ゲヘナ)では刹那の魂と肉体を結んでいた七支刀が、ボイスにより抜かれてしまった為に、肉体が死んだ刹那は帰還出来なくなってしまう。加藤は刹那を帰す為に自らを犠牲にしようとするが、ウリエルにより、植物の種から作った生体を与えられ生かされる。一先ず生還への道を辿る刹那だが、運び役を務めた廃竜(ニドヘッグ)より、同僚達に暴行されていたライラという女性に、救出した自分も男達の仲間とする虚偽の訴えで処刑されたが憎んでいない、貴女を今でも愛していると伝えて欲しいと頼まれる。そして刹那は、九雷達により天界から盗み出され、炎の祭壇に保管されていたアレクシエルの肉体に戻る事になる。
刹那の肉体の蘇生で途方に暮れる一行の前に、いかれ帽子屋(マッド・ハッター)を自称する悪魔・ベリアルが現れ、九雷に反魂の秘薬と引き換えに地獄(ジャハンナ)の魔王・ルシファーへの輿入れを持ち掛ける。紗羅一途な刹那への想いを断ち切る為にもと、九雷は地獄の下層へ輿入れに赴くが、全ては七君主(サタン)の一人であるベリアルの陰謀で、秘薬は偽物であり、ルシファーに嫁ぐのは処女を生贄に捧げる儀式であった。実はベリアルのスパイであった紫羅九音にボイスが殺害され、輿入れに不信を抱いた刹那は九雷を停めようと、紫羅九音とノイズを伴って地獄へと向かう。そこで目にしたのは、吉良と瓜二つの顔をしたルシファーの魂のない巨体と、抜け殻では支え切れずに儀式で辛うじて保とうとする、崩落寸前の地獄の姿だった。アスモデウス達の協力と地獄の崩壊の混乱に乗じて、九雷を救出する刹那。そして紫羅九音は、ベリアルを裏切って自らを生贄にする事で、地獄の崩壊を食い止めた。
その頃天界では紗羅が、メタトロンがセヴォフタルタの針を引き抜いた、ジブリールの肉体で目覚めていた。紗羅はそこで知り合ったラファエルの協力で、本来のジブリールとしての能力と併せ、刹那の肉体を蘇らせる。だが天界からの逃亡の機会を逃した紗羅は、実兄と通じた罪を問われる天界裁判により幽閉される。更にそこでサンダルフォンの襲撃を受け、操られた紗羅は惨殺を繰り広げながら神性界へと消えた。
こうして刹那は、紗羅を取り戻し、地球崩壊を食い止める為に、ラジエル率いる叛乱組織・世界の魂(アニマ・ムンディ)や七君主率いる地獄軍と共に、至高天の神の塔(エテメナンキ)へと向かう。
[編集] 登場人物
天使や悪魔の設定はあくまでこの物語における設定であり、一般のものではない。 登場人物の多くは前世などで時に別人となり、生死や性別の曖昧な、複雑に絡み合った状態となっている。 非常に複雑であり概念も独自であるが、それがこの漫画の特徴でもある。
[編集] 物質界(アッシャー)
世紀末の地球。主人公・刹那の住む日本を中心に展開する。
- 無道 刹那(むどう せつな)
- 声 - 野島健児
- 有機天使アレクシエルの生まれ変わりとしてその魂を内包する、「選ばれし真の救世使」である少年。単純だが底抜けに明るく、強烈なカリスマ性を持っている。
- 実妹である紗羅を、幼い頃から強く愛している事に苦脳していたが、朔夜の協力もあり、紆余曲折を経て結ばれた矢先、刹那を庇って紗羅が死んでしまった為、アレクシエルとしての力が暴走。刹那から地球を救う為に時間を停めたセラフィタに合い、紗羅の蘇生の為に旅立つ。仮死状態になりヘイディーズで紗羅の魂を追っている最中、肉体の仮死状態を保っていた七支刀をボイスが抜いた際は、死んだ「刹那」の肉体に代わって一時、アレクシエルの肉体に戻っていた。ラファエルやジブリールにより自らの肉体に戻った後は、アニマ・ムンディと行動を共にする。当初は愛する紗羅の蘇生にだけ固執していた為、その身勝手な言動で多くのものを傷つけた事を悟り、救世使として少しずつ成長しながら、全ての決着を付ける為にエテメナンキへと向かう。
- ロシエルの毒に右目を犯されてしまった為、自ら右目を潰した。後の治療でも視力は戻らず、眼帯をつけているシーンが多くなる。が、刹那が「世界の魂」とのセヴォフタルタの館・襲撃時に再会した朔夜(ルシファーとしてロシエルと行動していた)より、救世使として成長していた刹那は七支刀を分離させて自らの物にし、その際に右目も再び開き、茶髪だった髪が金髪になる。
- 無道 紗羅(むどう さら)
- 声 - 川澄綾子
- 母に引き取られ、別居している刹那の実妹。カトリック系の学校に通い、少々勝気で、見た目に反して物事をハッキリ言うタイプ。周囲や母の目を気にしていたものの、刹那への想いを取って結ばれた矢先、キリエの策略に嵌った刹那を庇い、一度は命を落とす。
- 四大天使の一人・ジブリールの生まれ変わりであり、刹那の守護天使(ガーディアンエンジェル)。メタトロンがサンダルフォンに唆され、保管されていたジブリールのうなじの針を抜いた事で、その肉体で一時は天界で過ごし、リルやラファエルと出会う。後にラファエルとは協力して、刹那の肉体を蘇生させている。当初は自分達の事しか考えられず、一度は脱走して刹那と再会するが、それが様々な犠牲の上に成立していた為にザフィケルの卑怯だという言葉と、世話係だったリルの身を案じ、脱走を諦める。それにより孤高離宮に監禁され、セヴォフタルタの策略により、実の兄と結ばれた罪で天界裁判に掛けられる事になる。裁判ではラファエルに用いられた薬で一時、紗羅の口は利けなくなるが、ラファエルが紗羅への想いからセヴォフタルタを裏切り、口を利けるよう回復した。更にラファエルは、紗羅の肉体を蘇生させる。だがラファエルは、独占したい一心で紗羅を一室に監禁してしまう。
- 監禁されていた一室で、侵入したサンダルフォンに子供を産まされ掛けたのは未遂に終わるものの、紗羅の悪夢はサンダルフォンに食われており、想像妊娠状態となった紗羅には、刹那が分からなくなる。
- 想像妊娠状態の彼女は自らの醜い面を晒す、狂気的な面が多くなり、九雷との対面では激しい敵意を向ける。サンダルフォンは紗羅の体に残留思念で留まりながら復活を狙い、ラファエルらの下から脱走させる。笑いながら大勢の天使を殺害し、制止するラファエルも純粋に戻ったように騙し、針で大怪我を負わせて、ラファエルを庇ったバービエルも瀕死の重傷に追い込んで、天国への門へと瞬間移動し、さらに空間を歪ませ天国への門を通り抜け、エテメナンキへと向け神性界へと入る。
- 吉良 朔夜(きら さくや)
- 声 - 子安武人
- 刹那の悪友であり先輩。刹那の事は出来の悪い弟のように思っており、面倒見も良く、加藤 故の殺害の罪も、刹那の代わりに背負った。女をよく替え、まともに愛されたがっていない。煙草をよく吸う。
- だがその正体は、伝説の魔剣七支刀御魂剣(ななつさやみたまのつるぎ)であり、堕天した地獄の王・ルシファー(天使時:ルシフェル)の転生した姿。元は七支刀に魂を封印され、アレクシエルの愛剣として使用されていたが、ロシエルの返り血を浴びて不滅の精神体となり、幾度となく人間の体から体に乗り移りながら、アレクシエルの魂を見守り続けてきた。その途中で出会った日本刀・不知火も朔夜に付き従うようになる。朔夜自体は普通の人間であったが、7歳の時に交通事故に会い、その際に七支刀と取引をして同化した。が、今回でロシエルの血の効果は切れ掛けていた為、また少しずつルシファーの記憶が蘇ってきていた。
- 朔夜との同化時の約束から親に愛されようとしないが、実は父親を愛している。幼少期の朔夜は物語の最後まで絡み続ける。
- 彼がロシエルにより死んだ瞬間、七君主(サタン)は全壊を防ぐ為に魔王の本体を捨て、天界と地獄を繋ぐ楔を切り、七層の大地ごと大転移して天界に体当たりした為、地獄の上二層と天界の下二層が砕けた。
- 加藤 故(かとう ゆえ)
- 声 - うえだゆうじ、矢尾一樹(ドラマCDの物質界編)
- 刹那の高校の先輩であり、吉良の悪友の一人。アシッド(LSD)やE(エクスタシー、MDMA)などの薬物をよく服用していた。サバサバした性格で、キレるのも早ければ立ち直るのも早い。煙草をよく吸う。
- 母親の不義の子で、義父が「早く死ぬように」と、故という名前をつけた。義父に虐待され、5つ年上の姉の冴(さえ)とも行き違いが生じていた為、義父の死後、通夜も欠席している。
- ロシエルのチップに冒されてしまった人間だが、刹那に殺された事によって救われた。後に、ヘイディーズで再会、刹那の眷族になる事で過去の妄執を断ち切り、自らの運命と戦う為、刹那の魂を地上に返したり、ゲヘナ皇国へ赴いて蘇生にも協力したりと、刹那と行動を共にするようになる。
- 朔夜がロシエルの手により死んだ後は、彼から不知火を譲り受ける。
- 斉木 翠雀(さいき るり)
- 声 - 永島由子
- 紗羅の学校の同級生で友達の、引っ込み思案なメガネ少女。紗羅に度々会いに来る刹那に淡い恋心があるが、コンプレックスから何の行動も起こせない。そんなある日、カタンから手渡されたCD-ROM「天使禁猟区」のゲームでロシエルに操られた彼女は、見る見る内に人を惹きつける妖しい魅力に満ちた美しさに変貌を遂げ、刹那の周囲の人間を従えていく。最終的に殺害されるが、最後の力で紗羅を助ける。
[編集] 地獄(ジャハンナ)
第一層は窖(アナグラ)と呼ばれ、邪鬼(イヴル)という天使にも悪魔にも属さない種族による国家・炎の祭壇(ゲヘナ)がある。彼らは自然霊(竜)を崇めており、龍主上(ドラゴンマスター)のみが神竜を使役する事を許されている。因みに邪鬼達の公用語は、関西弁(イヴル訛りと呼んでいる)。天使達との休戦協定で長年平和に暮らしていたが、天使軍の裏切りと虐殺に遭い、王国はほぼ壊滅状態。現在は九雷を中心に国の再興を目指している。地獄の最下層は「子宮(シオウル)」と呼ばれ、魔王・ルシファーを始めとした七君主などの堕天した悪魔達が治める、過酷な地。
- 九雷(クライ)
- 声 - 宮村優子
- ゲヘナ皇国の第14皇女。邪鬼で唯一の神竜使いで、龍主上(ドラゴンマスター)である。少女らしい無垢な心の持ち主であり、それ故に神龍が従っている。銀糸の髪に青い瞳で、龍主上の証である細長い耳飾りを常に着けている。
- かつて表向きはゲヘナ皇家一の乱暴者として地獄の第三層・沈默(チンモク)に追放されたが、実は戦争を予期した父王により、亡命させられていた。帰国した時には皇族がほぼ全滅、再会出来たのは紫羅九音だけであった。その際に出会ったアレクシエルに心酔し、行動を共にするようになる。
- 刹那に淡い恋心を抱いているが、その為に紗羅から心底では嫌われている。
- 紫羅九音(アラクネ)
- 声 - 松本梨香 / OVA版浅野まゆみ
- セミロングのストレートヘアに、女性的な細身の、オネエ言葉のゲヘナ皇族の男性。周囲には、従兄妹の九雷の良き相談相手であり、揃って「オカマと乱暴者のゲヘナ皇家の鼻つまみ者」となっているが、実は九雷の兄。父王により、世間にはずっと正当な後継者として厳しく育てられて来たが、九雷を隠す為であり、反逆者らにより殺され掛け、長年の側近に身代わりの身分を詰られた過去を持つ。その折にベリアルに促されスパイとして、王妃の姉の子を殺して彼に成り替り、皇位奪還をずっと狙っていた。
- ボイス
- 声 - 岸尾大輔
- 邪鬼の生き残りの一人。ノイズの双子の弟。九雷への恋心から、恋敵でもある刹那に敵対心を抱いていた。その為に刹那が仮死状態になっている折には、七支刀を抜こうとした。結果的には、偶然で七支刀を抜いてしまい、九雷の怒りを買って幽閉される。だがその後、有機天使の起こした奇跡を目撃し、刹那の信奉者となる。が、紫羅九音の裏切りに気付いてしまい殺され、形見であるムーンパールの指輪を奪われる。
- ノイズ
- 声 - 野田順子
- ボイスの双子の姉。一時期、ベリアルの魔術によって魔物(ビースト)に取り憑かれた。弟の死をきっかけに髪を切り、彼を殺した犯人への復讐を誓う。
- ルシファー
- 4枚の羽を持つ闇の魔王。元は天使で、ミカエルとは双子の兄弟。
- 「絶対悪」という役割を果たす為に生まれ、天界を裏切って第一次天地大戦を引き起こした。後に創生神の手で邪剣<七支刀御魂剣>に魂と記憶を封印されていた。その後アレクシエルと出会い、彼女の愛刀となる。アレクシエルが神への反逆の罰として「永遠に転生を繰り返し、非業の死を遂げ続ける」という刑を受けた際も、彼女の転生を追って周囲の人間との同化を繰り返し、最終的に吉良朔夜に宿る事になった。
- 朔夜に宿っていた際に一度死に、地獄の崩壊を招くが、ロシエルの手により蘇る。その後はロシエルに操られているように見せながら行動を共にし、創世神を倒そうとする。
- 創世神により闇の王と定められた運命に抗おうとしてもがいているのだが、表面上は冷酷で歪んだ性格に見える。弟のミカエルを本心から嫌ってはいないが、あまり兄弟仲は良くない。
- 義の国(エデン)で刹那がなくした、折れた不知火を持つ。
- ベリアル
- 声 - 沢海陽子
- 「いかれ帽子屋(マッド・ハッター)」を自称しているが、傲慢(プライド)を司る七君主(サタン)。ベリアルの名は「無価値」の意であるが、本人は無価値を通り越し「有害」を及ぼす事をモットーとしている。『妬み・破壊・患難・捕囚・欠乏・混乱・荒廃の7つの悪徳を愛し、ベリアルの唇からはそれらが生まれる』と言われる程、弁舌に長けている。
- 外見上は細身で長身、喋る声の低さにより男性にしか見えないが、気分次第で男女どちらの服装も身に着ける、中性的な悪魔。これは自身の女性化を自ら薬を用いて防いだ為で、肉体は実質、男でも女でも無いので子供を身篭る事はない。いつも道化の化粧で隠した素顔は、実は非常に美しく、右足の太ももには蝶の刻印の図形(シジル)がある。
- 天界ではラファエルの副官として力天使の地位にあったが、当時から非常に淫らで束縛を嫌う為に、関係を持った複数の天使が嫉妬から、発狂や奪い合いで殺し合うなど、死に追いやられていた。その現場に現れ罵ったルシフェル(後のルシファー)に心酔し、彼と共に堕天した。その言動に惑わされがちだが、心底では強くルシファーを求め、愛されたがっている。
- アスモデウス
- 淫欲(ルスト)を司る七君主(サタン)。山羊の頭を持つ。淫らであるが、性に関して冷酷な感情を持っている。
- ベリアルへの冷淡な愛情から、九雷奪還の為に屋敷に迷い込んで来た刹那に協力する。
- アスタロト
- 怠惰(スルース)を司る七君主(サタン)。1匹の蛇を媒介として生み出された双子の兄。神の実験により自らの体内に双子の妹・アスタロテの魂を内包している事、自分より劣りながら体を共有している妹と神への憎みから、狂気で血を好む残虐な性格で、常にギリギリの所で正気を保っている。
- 本編では書かれていないが髪は染めた金髪である。アスタロテが表に出ている時は、アスタロトは黒い蛇に封印される。
- アスタロテ
- アスタロトに疎まれている双子の妹で、アスタロトと体を共有している。それにより子供が産めないが、子供を食らう事でその欲求を満足させようとしている。アスタロテ・アスタロトの体は、現れた兄妹の人格により性別が左右される。
- アスタロトが表に出ている時は、アスタロテは白い蛇に封印される。
- バルベロ
- 声 - 笠原留美
- 憤怒(ラース)を司る七君主(サタン)。かつてはバルという名のミカエルの部下であったが、第一次天地大戦時に庇ったルシファーにより、死の淵より救われて堕天する。自称「ルシファーの最初の妻」。他の悪魔達との間に子供を設け、それをルシファーとの子だと公言している。
- アバドーン
- ルシフェルとその妃の一人の間に生まれた王子。恐ろしい竜のような姿で、見た者を石化する魔力やその巨体による攻撃等の強大な力を持つ反面、身近にやって来る野鳥を気に掛けつつもその身を案じて距離を置く優しさはあるが、中身の幼さで自身では能力制御が出来ない。それ故にアスタロトに預かりの身でありながら、牢に繋がれて幽閉されている。
- 迷い込んで来た九雷に石化が効かなかった事で意思疎通し、「まま」と呼んで一途に慕うようになる。九雷の危機を予感し、脱走して駆け付けた際には身を呈して九雷を守った。
[編集] 至高天(シコウテン)
いわゆる「天国」「天界」。何層もの層に分かれており、最高層のエテメナンキには神(アドナイ)が住んでいるとされる。 最下層はいわゆる貧民窟であり、そこには禁を犯した天使、不完全な体を持つ天使、天使同士で愛し合った結果生まれた天使(存在自体が禁忌。「有るまじき子供(インプロバチャイルド)」などと呼ばれる)などが住んでおり、天界の最高機関はその扱いに頭を悩ませている。また「神が姿を隠した」ことによって天使それぞれのモラルが薄れ、不淫乱などの禁を破る者も多い。 更に、脳に施術して能力を低下させられた「杭打ち(ステイカー)」たちが労働力として、多く使役されている。
- アレクシエル<有機天使>
- 声 - 折笠愛
- 自然無限物質(エーテル)の力を司る有機天使。火・風・水・土の言魂(ルーン)を操る。3枚の羽と長く波打つ黒髪を持ち、魅力的なプロポーションの大変美しい姿をしている。かつて神に反旗を翻して堕天使となり、九雷達と戦いを共にした。
- 天地大戦後、肉体と精神を裂かれ、肉体は天界最大の牢獄・中空回廊に天使の結晶として収監されていた所を、九雷達に盗み出される。精神はウリエルの「言霊呪法」によって、幾度となく人間に転生し、非業の死を遂げるという刑罰を受けていた。しかしその結果、刹那として転生する事になる。時折現れてはロシエルやルシファーと話し、時間魔法によって刹那を救う事もある。
- 大戦後の裁判で、神に反旗を翻した理由を「神を愛していたので、寵愛を一身に受けるロシエルが憎かった」と答えたが、実は別の理由があるらしい。
- ロシエル<無機天使>
- 声 - 千葉進歩、佐々木望(ドラマCDの物質界編)
- 電磁場無限物質(アカシヤ)の力を司る無機天使。アレクシエルの双子の弟で、同じく3枚の羽を持つ。女性と見紛うばかりの中性的な美しい姿をしているが、実はそれは創世神が与えたアレクシエルの身体である。アレクシエルに対しては、復讐心と愛情という歪んだ感情を抱いている。元の聡明な人柄や、魔力のようなその美貌に信奉者は多いが、成長が逆行する為に精神的に非常に不安定であり、絶対の服従を求めて「チップ」や自らの血を利用する。
- 天地大戦時にアレクシエルの手によって封印されたが、カタンにより復活した。
- カタン
- 声 - 三木眞一郎
- 元は実体のない精霊天使(グリゴール)だったが、ロシエルから肉体と「導きたる者」を意味するカタンという名を与えられ、智天使にまで昇り詰めた。彼は精神のバランスを崩していくロシエルにとって唯一、「壊したくない大切なもの」であり、カタンもまた自分に命を与えてくれたロシエルを無二の存在として無償の忠誠を誓っている。ロシエルに遠ざけられようとも尽くす程、その気持ちは強い。
- ロシエルに有機天使の覚醒の際にキリエを救おうと死にかけるが、ロシエルがチップを与え生かした。
- ティアイエル
- 声 - 矢島晶子
- 通称ティアラ。「未来の天使」。天使の心が分かる能力を持つ。生きるため天使の死体を食ったため、「堕天使」の烙印を押され皆から軽蔑され、「天使食い」「悪魔の子」などと呼ばれた。ロシエルの屋敷に忍び込んだ暗殺者らにより殺害された。
- ジブリール
- 四大天使の1人で第一質料(プリマ・マテリア)の一つである水の守護者で、元智天使長(グレートケルビム)。正面を切ってセヴォフタルタと対立した為に策略に嵌められ、魂は刹那の守護天使(ガーディアンエンジェル)として、人間である無道紗羅に転生。肉体は項の針で自由を奪われ、水の庭園に幽閉されていた。
- 慈悲に溢れる天使として多くの天使の尊敬を集めていたが、その真面目さから傍若無人な振る舞いを説教する事も多かった為、同じ四大天使であるミカエルには煙たがられていた。
- 紗羅の魂が宿った際、脱走の為に切った髪は、魂が抜けた途端に元通りになった。
- ラファエル
- 声 - 成田剣
- 四大天使の1人で第一質料(プリマ・マテリア)の1つである風の守護者で、力天使長(グレートヴァーチューズ)。天界最高位の医者として治癒を司り、唯一蘇りの術-「反魂」を使う事を許されている。ミカエルをミカちゃんと呼び、「昔から何一つ変わらない奴」として信頼しており、喧嘩もよくするが親友である。
- 「女」を嫌悪する復讐心から、激しい女遊びで何百人もの女性達を弄んでは、その優越感で自分のプライドを保っていたが、紗羅との出会いにより変化し、恋心から独占欲を抱く。だが紗羅に憑依したサンダルフォンに殺されかけた際、自分の身代わりに倒れた副官・バービエルの愛に気付き、バービエルの蘇生に命を賭した末、コールドスリープに入る。
- ミカエル
- 声 - 高橋直純
- 四大天使の1人で第一質料(プリマ・マテリア)の1つである炎の守護者で、能天使長(グレートパワーズ)。天界の境界警備隊最高責任者であり、天地大戦ではその武功で天界一の英雄とされているが、逆上時の暴れ振りから天界一の問題児でもある。名の意味は「神の如き者」。燃えるような赤い髪のやんちゃな少年のような風貌をした、激しい気性の持ち主。生まれる前から預言されていた「光の御子」だが、全く似ていない双子の兄・堕天使ルシフェル(魔王ルシファー)がその優秀さで「光の御子」だと周囲は誤認した。背が低いのも、能力の高い絶対年齢が早過ぎて肉体の成長が止まってしまった事にあるが、それもまた誤認を強める結果となった。その為、兄とと低い身長には強いコンプレックスがあり、話題に登ると逆上する。
- 天地大戦終結後、兄を殺せなかった悔しさから周りの全てを焼き尽くす程に力を暴走させたミカエルを、命を賭して止めたラファエルは無二の親友。
- セヴォフタルタ
- 声 - 塩沢兼人(ドラマCDの物質界編)、小杉十郎太
- 大熾天使長付宰相で、白き天使(セヴォフタルタ)の名を持つ。その立場を利用し、事実上政治の実権を握っている独裁者と天界ではみなされているが、実はサンダルフォンの傀儡。いつも顔を大きなマスクで隠している。
- 極度の潔癖症で、私邸の中はどんな汚れも許さない程に掃除を徹底させている。その病的な潔癖ぶりは政策にも色濃く現れ、その冷酷な采配により非常に恐れられている。しかしその恐怖政治ゆえに、反乱組織-アニマ・ムンディを生み出してしまってもいる。
- 実はサンダルフォン研究チームのチーフだった、額に逆十字の傷を持つ女天使・ライラが男に身を変えた存在だが、脳だけになったと刹那に述べ、その事実を頑なに否定している。
- メタトロン
- 声 - こおろぎさとみ、川田妙子(ドラマCDの物質界編) / OVA版白鳥由里
- 大熾天使長(グレートセラフィム)。絶大な権力を持つ少年だが、セヴォフタルタを「セヴィー」と呼んで大変に慕っており事実上、セヴォフタルタの保護下にある。あどけない少年の姿で、いつも大好きなうさぎのぬいぐるみ(うささん)を抱いている。サンダルフォンとは死別した双子の兄弟。
- サンダルフォン
- 声 - 関智一、城雅子(胎児)
- メタトロンの死産した双子の弟。うささんの正体。肉体がないので「揺り籠」の中でしか外界を見る事が出来ず、メタトロンを使って気に入った女に自分の肉体を産ませようとしている。セヴォフタルタは彼を恐れ、針をもってサンダルフォンを封印し、メタトロンに薬を与えて彼が表に出て来ない工作もしていた。
- アドナイ<創世神>
- 声 - 中田譲治
- 天界の絶対唯一の存在。肉体を持たず、物体や誰かの身体を媒介とする存在。巨大情報体マザーコンピューターであるアカシック・レコード(天の板)を手にしている。実体は無いが事実上の天使達の父。
- 現在は神の塔(エテメナンキ)ごと行方不明となっているが、最高会の極秘事項とされており、眠っていると説明されている。ラグナロク(終末)プログラムを最初にセットした存在。
- セラフィタ<聖隠者(アダム・カダモン)>
- 声 - 置鮎龍太郎 / OVA版中尾隆聖
- 6枚羽根を持ち、創生神が創り上げた最高の存在。男とも女ともつかぬ中性的な美しい姿をしており、古の時代に失われた時間魔術を使う事が出来る。現在は神の塔に、人知れず幽閉されている。地球を一掃させる計画を、奇跡によってひとまず阻止している。事実上の天使達の母体。創世神に反発し、自分が封じられる前に自身の力をアレクシエルとロシエルに分け、子供達の力で創世神の計画するプログラムを阻止させようとしている。
- ザフィケル
- 声 - 田中秀幸
- 座天使長(グレートトロウンズ)で、天地大戦時には、最も果敢で残忍な猛将として恐れられた男。周囲には柔和で実直な人物を演じているが、その胸には堕天使の烙印があり、叛乱組織「世界の魂(アニマ・ムンデイ)」の統主でもある。ウリエルから紗羅の魂を預かっていた。
- セヴォフタルタの策略により、愛する女・アナエルを自らの手で殺させられたショックから自殺を図った際、アダム・カダモンによって命を救われた代わりに、光を奪われた。その後、非武装主義と人間・悪魔・天使の共存を唱えて負った刀傷が、喉に残り続けている。
- 刹那の身代わりとしてセヴォフタルタの手に落ち、最高刑の「羽落とし」を受けて精神が崩壊したが、サリエルの放った剣先に仕込まれた毒性のウイルスで一時的に、正気を取り戻す。最後はアダム・カダモンがその目を開かせ、アナエルによく似た実の息子・ラジエルの風貌を目にしながら、その手に掛かった。
- ラジエル
- 声 - 浅川悠、結城比呂(ドラマCDの物質界編)
- 表向きは座天使長・ザフィケル付きの士官候補生だが、後にサフィケルの志を継ぎ、「世界の魂」の統主となる。また、ザフィケルとその恋人・アナエルの息子であり、母譲りの金髪碧眼に、純粋な心を持つ少年。
- 実は他人の意識体と同調し、アストラル力(パワー)を無差別に増幅・放出させられる「赤い瞳の変異亜種(アイオーン)」で、その特異能力の為にラボの白い部屋(ホワイトルーム)では、モルモット扱いであった。が、ザフィケルに救われて、忠実な部下となる。互いにザフィケルの死の直前まで親子だとは知らないまま、強い絆で結ばれていた。ザフィケル亡き後はその遺言により、刹那達と共に天界に闘いを挑む事になる。
- シャティエル
- 「沈黙の天使」の意の名を持つ、片翼の欠けた不完全な天使。形成最下層第一天シャマイムの廃墟で、「有るまじき子供(インプロバチャイルド)」や身体の一部が欠けた不完全な天使達と共同で、隠れるように生活している。上層の天使達から、度重なる暴行を受けてもいる。
- 社会科見学としてシャマイムを訪れたラジエルと心を通わせるが、セヴォフタルタの罠により、非業の死を遂げる。
- アナエル
- 声 - 日野由利加
- 元主天使ST(シンクタンク)の金髪碧眼の美女。ザフィケルの元恋人で、ラジエルの実母。
- ザフィケルの子-ラジエルを身ごもっていたが、セヴォフタルタの罠で叛逆者に仕立て上げられ、ザフィケルが知らずに殺してしまう。
- ライラ
- 声 - 相沢恵子
- サンダルフォン研究チームのチーフだった、額に逆十字の傷を持つ女天使。アナエルの友人であり、(本人は決して認めなかったが)ザフィケルに恋心を抱いていた。その優秀さを妬まれ、同僚達により陵辱されるが、ライラを愛する天使(ニドヘック)により救出される。しかし錯乱の内にライラはニドヘックを刺し、潔癖さ故にそれらの事実に耐えられず、全てを隠蔽しようとニドヘックをも陵辱者の一人として告発、処刑に追い込んだ。その後、サンダルフォンの力で自分の姿を男性のように変え、セヴォフタルタに成りすまして天界を支配していた。
- 失脚後はサンダルフォンにより妊娠させられ、精神を病んだまま力を封じられて、孤高離宮に幽閉。そこでニドヘックと再会するという幻想を見せられ、離宮の窓から身を投げた。
- キリエ
- 声 - かないみか
- ロシエルに利用され、紗羅抹殺に暗躍した士官候補生の女天使。有機天使の覚醒時に発せられた力によって、命を落とす。思い込みが激しく、ロシエルに寵愛されていない事を最後まで認めず、カタンを敵視していた。
- 死後、顔を紗羅に似せて作られた人形・ドールに宿してくれたウリエルに、献身的に仕える。
- リル
- 声 - 釘宮理恵
- 脳にミクロの機器を埋め込み、機能を麻痺させる手術を行わされた杭打ち(ステイカー)で、元精霊天使(グリゴール)の聖巫女(シスター)見習い。キラキラ一杯の目をした笑顔で、目覚めたジブリール(=紗羅)に使える。
- リウエト
- 「発明の天使」。元大天使ST(シンクタンク)の科学技術開発部のホープであったが、そのマッドサイエンティストぶりから周囲より危険分子として敬遠されるようになり、やがて叛乱組織「世界の魂(アニマ・ムンデイ)」に協力するようになった。
- 初めはからかい半分であったが、自らの命を懸ける加藤の強い意志を認めた上で、彼の腕を改造した。
- カマエル
- 声 - 相沢正輝、楠本一星(ドラマCDの地獄編)
- 能天使長・ミカエルの副官。幾多の戦いの結果、身体の半分以上が作り物となった無口な男。天界一の暴れ馬であるミカエルの監督役としての役割が大きく、ミカエルの影武者も務める。
- バービエル
- 声 - 柳沢真由美
- 力天使長・ラファエルの副官。紗羅に憑依したサンダルフォンに殺され掛けたラファエルの盾となって斃れるが、ラファエルが全力で蘇生させる。その為、ラファエルはコールドスリープに入らざるを得なくなった。
- サリエル
- 声 - 稲田徹
- 権天使長(グレートプリンシパリティーズ)。邪眼(イヴル・アイ)の持ち主。中空回廊の最高司令官。刹那や朔夜を殺そうとするが、辛うじて正気を取り戻したザフィケルに殺される。
- ドビエル
- 声 - 高橋広樹
- 智天使長(グレートケルビム)。セヴォフタルタの命令で、ロシエル殺害の為にその屋敷を襲撃するが失敗し、ロシエルの手駒となる。
[編集] 星幽界(ヘイディーズ)
人間・天使などの魂が死んだ後に行く、いわゆる「死後の世界」。
- ウリエル
- 声 - 速水奨
- 四大天使の1人で第一質料(プリマ・マテリア)の1つである地の守護者で、地獄門鍵守人(ヘルゲートガーディアン)。「神の焔」を意味する名を持つ裁きの天使であり、アレクシエルに想いを寄せながらも、堕天使の最高刑-言霊呪法を掛けた人物。それによりアレクシエルが悲業の死を繰り返す輪廻になったという罪の意識から、素手で自らの声帯を引き千切って声を封じ、長く星幽界に身を潜めていた。
- 浅黒い肌に、首元で一纏めにされた長く波打つ黒髪、長身だが内気で、それを隠すのにペルソナを装着していた。が、逆にペルソナに操られてキレやすくなり、天界では暴れては会議室や城を破壊する事も度々あった為、他の天使からは敬遠されており、特に怪我人の治療に当たったラファエルにはより嫌われたが、親近感からミカエルには大ウケだった。
- ドール
- 声 - かないみか
- 星幽界に迷い込んだ天使(キリエ)の魂を、ウリエルが植物の種から作った生体に移植した。自分を生み出してくれたウリエルに、心から尽くしている。ウリエルが手元に紗羅の魂を一時保管していた折、その顔を模して作った為、紗羅と瓜二つの顔をしている。
- 廃竜(ニドヘッグ)
- 声 - 桐本琢也
- 星幽界よりの帰り道に刹那が出会った、亡者の竜。生前は天界の天使で、同僚達によりライラが陵辱されていたのを救出するが、錯乱していたライラはニドヘックを陵辱者の一人とする虚偽の告発をしてしまい、処刑に追い込まれてしまう。もう殆ど記憶はないが、額に逆十字の傷を持つライラを今でも想い、その身を案じている。
- 閻羅王
- 声 - 岩田安生
- 「魂の坩堝」の管理統括を行っている。
[編集] 用語
- チップ
- ロシエルが用いるカプセル。飲むとロシエルの眷族として絶大な力を得られるが、ロシエルの命令だけを忠実に聞く傀儡にされてしまう。ロシエルの血にも似たような効果があり、故もこのチップに冒され、苦しんでいる所を刹那に殺されることによって救われた。
- 七支刀御魂剣(ななつさやみたまのつるぎ)
- アレクシエルの愛剣。元は魔剣として封印されていたが、神に反旗を翻したルシファーの魂が宿され、アレクシエルによって封印を解かれた後は、戦いを共にする内にアレクシエルを慕うようになる。また、ロシエルの血を浴びた事により、不滅の精神体となった。戦う相手によって属性を変え、地球上で最も固い鉱石。
- 世界の魂(アニマ・ムンディ)
- セヴォフタルタの圧政・恐怖政治に反対する者達が作った、叛乱組織。物語中盤まではザフィケルが統主を勤めていたが、後にその座はラジエルに譲られる。
- 有るまじき子供(インプロバチャイルド)
- 天使同士が愛し合って生まれるという、禁忌から誕生した子供がこう呼ばれる。多くはシャマイムに住み、最低の生活を強いられている。彼らは瞳が赤い事から「うさぎ」とも呼ばれ、彼らを取り締まることを「兎狩り」と呼ばれる。
- しかしラジエルのように大きな力を持つ者もおり、ジブリールはそれを「変異亜種(アイオーン)」と呼んでいる。
- 杭打ち(ステイカー)
- 脳に針やミクロの機器を埋め込む手術で、思考能力を麻痺させられた天使のこと。これにより忠実な(余計な事は何も考えない)奴隷・部下となった天使が上層の天使達により、屋敷の使用人などの労働力として使役されている。
- 羽落とし
- 天界における刑罰の極刑。天使の羽根を切り落とされる刑であり、事実上の死刑である。天使は羽根を切られる事で、あまりの苦痛から精神が錯乱し、亡者となってしまう。受刑者は死して尚、魂が救われる事はない。
[編集] 天使階級制度
現在は、熾天使最高会が実権を握っている。また、それぞれの階級ごとに天使長(グレートエンジェル)がいて他の天使を絶対的な権力で支配している。最高指導者は大熾天使長であるメタトロン。
- 創世神
- ▼
- 聖隠者<アダム・カダモン>
- ▼
- 最高天使
- 有機天使<アレクシエル>
- 無機天使<ロシエル>
- ▼
- 第一階級
- 熾天使<セラフィム>
- 智天使<ケルビム>
- 座天使<トロウンズ>
- ▼
- 第二階級
- 主天使<ドミニオンズ>
- 力天使<ヴァーチューズ>
- 能天使<パワーズ>
- ▼
- 第三階級
- 権天使<プリンシパリティーズ>
- 大天使<アークエンジェルズ>
- 天使<エンジェルズ>
- ▼
- 労働階級
- 精霊天使<グリゴール>
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] OVA
2000年に全3巻が発売された。
[編集] スタッフ
- 監督 - 佐山聖子
- シリーズ構成 - 関島眞頼
- キャラクターデザイン - 島村秀一
- 美術監督 - 西川淳一郎
- 音響監督 - 田中英行
- 音楽 - 七瀬光
- プロデューサー - 久保聡、伊藤善之、春田克典
- アニメーション制作 - ハルフィルムメーカー
- 製作 - バンダイビジュアル、ランティス、ハルフィルムメーカー
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「MESSIAH」
- 歌 - 柚楽弥衣
- エンディングテーマ「KNIFE OF ROMANCE」
- 歌 - ΦPhl
[編集] 各巻リスト
| 巻数 | 発売日 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2000年5月25日 | 関島眞頼 | 佐山聖子 | 島村秀一 | |
| 2 | 2000年7月25日 | 金巻兼一 | 佐山聖子 | 下田正美 | 森川均 |
| 3 | 2000年8月25日 | 関島眞頼 | 佐山聖子 | 竹田逸子 島村秀一 |
|
[編集] ドラマCD
- 天使禁猟区 星幽界(ヘイディーズ)編 1 彷徨天使
- 来訪者、閻羅王と出会う
- 加藤との再会
- ロシエル登場
- 閻羅王が与えた真の任務
- ガーディアンとドール
- 暗殺指令
- 宇宙樹ユグドラシル
- セヴォフタルタとザフィケル
- 屍天使ウリエル
- 天使禁猟区 星幽界(ヘイディーズ)編 2 蒼穹哀歌
- 地獄界、九雷の城
- 宇宙樹の館
- カタンとティアラ
- 加藤の過去
- ウリエルの告白
- ロシエルの城にて
- 閻羅王の元へ
- 天使禁猟区 星幽界(ヘイディーズ)編 3 疾風未来
- 坩堝~魂の虫籠
- 謀、ロシエル暗殺
- 十字杖の真の力
- セヴォフタルタを包囲
- 加藤の真実
- 帽子屋登場
- ザフィケルの隠し部屋
- 冥道を渡る刹那、新たな旅立ち
- 天使禁猟区 地獄(ジャハンナ)編 1 天地恋歌
- 炎の守護天使
- アレクシエルとして
- ミカエルとラファエル
- 地獄の花嫁
- 時の止まれし街で
- 邂逅
- マッドハッター
- 恋心、揺れる
- すべては真実へ
- 天使禁猟区 地獄(ジャハンナ)編 2 魔界饗宴
- 九雷へ…
- 歪められた場所
- 忘却の水面
- ジブリール
- アラクネの真実
- 紗羅、その愛ゆえに
- 復讐
- 四大天使
- 明日を夢みた花嫁たち
- 懐かしき別れ
- 天使禁猟区 至高天・形成界編 1 光天闇路
- それぞれの傷跡
- 刻印
- 蒼き瞳の使者
- 翼持ちし者の都、ラキア
- あるがままの姿で
- セヴォフタルタの館
- 出会いは、別れとともに
- 天使禁猟区 至高天・形成界編 2 玻璃世界
- 希望
- 心はあの夜に
- 刻まれた十字架
- ザフィケルの元へ
- 「羽落とし」
- 沈みゆく回廊の中で
- 天使禁猟区形成界編-2 ドラマBGM
- 天使禁猟区 至高天・創造界編 1 星秤愛流
- 真紅の再会
- 永き時の果てに
- 双児
- 優しき偽り
- ルシファーの魂
- 届かない声
- 深く、消えない想い
- 天使禁猟区 至高天・創造界編 2 凶夢襲来
- 予感
- 封印されしもの
- 失われた声
- 不知火
- 哀しき調べの賛美歌
- 再会は、悪夢の中
- サンダルフォン
- 天使禁猟区 至高天・神性界編 1 聖魔輪舞
- はじまりを告げる翼
- 双児たちの最期
- 大戦
- 甘美なる孤独
- 堕ちゆく星々の幻
- 神の塔
- 求めし者、ロシエル
- 天使禁猟区 至高天・神性界編 2 飛翔無限
- 真なる救世使
- 命とのくちづけ
- 創世神
- 輝きは奇跡に満ちて
- アダム・カダモン
- 願い
- ふたりのはじまり
- 天使禁猟区 ドラマアルバム 物質界編-1(発売日:2004年3月17日)
- PROLOGUE~バラダイスロスト~
- 薔薇の失墜~SANCTUS~
- 天使覚醒-1
- 天使覚醒-2
- 天使覚醒-3
- 天使覚醒-4
- 天使覚醒-5
- 天使禁猟区 ドラマアルバム 物質界編-2(発売日:2004年3月17日)
- PROLOGUE~ゲヘナ皇国~
- 原罪回帰-1
- 原罪回帰-2
- 原罪回帰-3
- 原罪回帰-4
- 原罪回帰-5
- 原罪回帰-6
- 原罪回帰-7
- 天使禁猟区 ドラマアルバム 物質界編-3(発売日:2004年3月17日)
- 迷走輪廻-1
- 迷走輪廻-2
- 迷走輪廻-3
- 迷走輪廻-4
- 迷走輪廻-5
- 迷走輪廻-6
- 迷走輪廻-7
- 天使禁猟区 ドラマアルバム 物質界編-4(発売日:2004年4月26日)
- 最終神話-1
- 最終神話-2
- 最終神話-3
- 最終神話-4
- 最終神話-5
[編集] サウンドトラック
- 天使禁猟区オリジナルサウンドトラック(発売日:2004年4月21日)
- 序章
- 薔薇の失墜-SANCTUS-
- 無機天使
- PAUL&LIESE
- 苦悩
- 静かな悲しみ
- 翠雀の心
- 悲嘆
- 黒耀石
- 至高
- STELLA MARY
- 静謐な哀しみ
- 荘厳
- 天空の罠
- 壮絶
- アストラル
- 覚醒
- 太古の神秘
- ゲヘナ荒廃
- 残酷な攻略
- 再生の神秘
- 悲哀
- 神龍召喚
- 追想
- 絶望の果て
- 恐怖
- 激しき情熱
- ジブリール
- 転生の悲劇
- 輝かしき天使
- ロシエルとカタンの絆
- 最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶
[編集] 出典
- ^ “「天使禁猟区」ドラマアルバム~物質界(アッシャー)編1 / 七瀬光、黒百合姉妹 [廃盤]”. CDジャーナル. 2011年5月22日閲覧。
- ^ “ドラマ CD / 天使禁猟区 神性界偏-1<聖魔輪舞> 【CD】”. 楽天市場. 2011年5月22日閲覧。
