麻雀の得点計算

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御注意
本稿ではいわゆる点数計算(局単位の和了点の計算)について解説しています。半荘を通した点棒のやり取りや半荘終了時の集計については下記のページをご参照ください。

本項では、日本で幅広く使用されているルールにおける麻雀の得点計算(マージャンのとくてんけいさん)について、和了によって獲得される得点の計算、およびその計算方法とメカニズムを、和了点に関する周辺ルールも含め概説する。麻雀に関しての文脈では、これら和了点の計算は単に点数計算と呼ばれる。

概要[編集]

麻雀というゲームは通常、1局1局の和了や振り込みによって勝敗を決するのではなく、半荘終了時の最終的な持ち点の多寡によって勝敗を決する。持ち点の変化は主に和了によって生じるが、和了の際の点数の決定は歴史的な経緯により複雑な計算を必要としている。ベテランならば瞬時に計算することもできるが、初心者には正しく計算することさえ難しい。この点数計算の複雑さは、麻雀を学ぶ際の足枷の1つになっている側面がある。コンピュータを利用した麻雀環境ではこれら点数計算はすべて自動化されているものの、終盤のゲーム運びや戦略を考える上で、点数計算はやはりマスターしておいたほうが有利である。

基本的な手順[編集]

計算方法は、概ね次の手順による。

  1. 符の計算
  2. 飜数の計算
  3. 基本点の算出
  4. 各自の負担額の決定

飜数が決まれば点数は確定する。これをまとめたものが後掲の早見表である。

基本点とは符と飜数の掛け算によって算出される数値のことで、例えば子の満貫8000点の基本点は2000点である。ツモ和了の場合は基本点2000点を子2人がそれぞれ支払い、親が基本点の2倍4000点を支払うことで合計が8000点になる仕組みである。

以下、各段階における計算のメカニズムについて詳述する。

符の計算[編集]

とは、手牌の構成や和了の状況により計算されるもので、(飜数)とともに得点計算の二大要素である。

具体的には、以下の各項目をすべて加算し、その合計を10符単位に切り上げたものである。たとえば、合計が34符なら、切り上げて40符となる。

副底 20符
面子
順子 0符
刻子 中張 么九
明刻 02符 04符
暗刻 04符 08符
明槓 08符 16符
暗槓 16符 32符
雀頭
数牌 0符
客風
自風 2符
場風
三元牌
連風牌 2符または4符
待ち
両面待ち 0符
双碰待ち
嵌張待ち 2符
辺張待ち
単騎待ち
門前加符 10符
ツモ符 2符
ツモ平和 一律20符
七対子 一律25符
喰い平和 一律30符
  • 副底(フーテイ)
和了すると必ず与えられる20符。符底ともいう。
  • 面子の構成による符
順子には付かず、刻子および槓子に与えられる。
右表の通り、明刻子 → 暗刻子 → 明槓子 → 暗槓子 の順に2倍になり、么九牌の場合は中張牌の2倍になる。
双碰待ち(シャンポン待ち)の場合、和了牌により出来た刻子は、ロン和了の場合は明刻子として計算され、ツモ和了の場合は暗刻子として計算される。
  • 雀頭による符
役牌の場合のみ2符が付く。連風牌の場合4符にすることもある。
  • 待ちによる符
嵌張、辺張、単騎の場合2符が付く。両面および双碰には付かない。
  • 門前加符(メンゼンカフ)
門前でロン和了した場合に与えられる10符。門前でもツモ和了の場合は付かない。
  • ツモ符
ツモ和了した場合に与えられる2符。ただし平和をツモ和了した場合はツモ符2符を計上せず、一律20符で計算するのが一般的である。
  • 七対子と喰い平和も一律計算
ツモ平和を一律20符で計算するのと同様に、七対子は一律25符、喰い平和は一律30符で計算する。

七対子[編集]

七対子は特例として、切り上げなしの25符2飜とするのが一般的である。25符2飜は50符1飜に等しく、子1600→3200→6400、親2400→4800→9600と符計算なしの得点に固定されている。ただし、七対子が役として採用されてゆく際の歴史的経緯により、25符2飜以外の扱いをしているルールもある。

  • 25符2飜とする(現在の一般的なルール)
  • 50符1飜とする
  • 30符2飜とする

七対子の得点計算と歴史経緯については、七対子#歴史も参照のこと。

喰い平和形[編集]

門前ではないが、平和の形になっているような場合(いわゆる喰い平和)、本来はロン和了では副底のみの20符となるはずであるが、例外的に30符として計算するのが一般的である[5]

喰い平和形の例
五索五索一萬二萬三萬七萬八萬二筒三筒四筒   ロン九萬     四萬五萬六萬
一気通貫を副露(1飜)してロンあがりしている。本来ならば上の牌姿は副底のみの20符になるはずだが、これを30符として扱う。

なお、かつて一飜縛りが採用される以前に喰い平和を認めていた時代のなごりで、ごく稀に以下のような扱いも存在する。

  • 特例を認めず、喰いピンの形はすべて20符で計算する[6]

符計算の例[編集]

(例)中中一筒二筒發發發     ツモ三筒         八筒         九萬九萬九萬
この牌姿の場合、「中の対子=2符」+「辺張待ち=2符」+「發の暗刻=8符」+「ツモ=2符」+「八筒の明槓=8符」+「九萬の明刻=4符」に副底20符を足し、合計で46符となる。46符は切り上げて50符として計算する。

飜数の計算[編集]

得点計算における飜数は、成立しているの飜数を合計したものである。たとえば、立直(1飜)・平和(1飜)・三色同順(2飜)の場合、4飜として扱う。

さらに、ドラが含まれる場合は、ドラ1枚につき1飜を加算する。

飜数1飜につき、基本的に点数は倍になる。たとえば、符が40符で飜数が2飜の場合、40×2×2=160点である。ただし、飜数が大きくなると点数が爆発的に大きくなってしまうため、得点の上限が定められている(満貫)。満貫については後述する。

喰い下がり[編集]

一部の役には、門前時と副露時で1飜異なる飜数が設定されている。具体的には、三色同順一気通貫チャンタ純チャン混一色清一色は、副露した場合に1飜値段が安くなる。これを食い下がりと言い、食い下がりのある役を食い下がり役と言う。

場ゾロ[編集]

現在の麻雀のルールでは、役(およびドラ)による飜数とは別に、さらに2飜が追加される。30符4飜の例でいうと、基本点は30×2×2×2×2=480点だが、さらに2飜追加されることで480×2×2=1920点となる。この2飜を場ゾロリャンゾロデンデンバンバン)という。 本来はこの場ゾロも飜数に入れるべきであるが、今日では一般的に飜数は場ゾロを除いて表すのが普通になっているため、ここでも飜数は場ゾロを含めないことにする。

歴史的には、開局時のサイコロの目によって異なる飜数が与えられた。

基本点の算出[編集]

点数計算は、基本点が基準になる。これは平たく言えば「子のツモ和了が発生した時に、他の子が支払う点数」のことである。この基本点を元に、あらゆるケースの得点を算出する。

計算式[編集]

基本点=符×2(飜数+2)(ここで+2は場ゾロの分)

例えば40符2飜の場合の基本点は、40×2(2+2)=640点となる。

満貫以上の基本点[編集]

計算式で算出する上限を2000とする。2000点を超える場合は計算式を用いず、飜数に応じて定めた値を基本点とする。

満貫以上の得点の早見表
基本点
満貫 8000
2000-4000
12000
4000オール
2000
跳満 12000
3000-6000
18000
6000オール
3000
倍満 16000
4000-8000
24000
8000オール
4000
三倍満 24000
6000-12000
36000
12000オール
6000
役満 32000
8000-16000
48000
16000オール
8000
  • 基本点の額は「子のツモ和了に対する子の支払い」に等しい
  • 親の得点は例外なく子の得点の1.5倍になる
満貫(まんがん)
5飜以下の場合で基本点が2000を超える場合、和了点を子8000/親12000とする。3飜以下でも符の高い手は満貫になり得る。
跳満(はねまん)
6~7飜の場合、和了点を子12000/親18000として扱う。基本点は3000である。
倍満(ばいまん)
8~10飜の場合、和了点を子16000/親24000として扱う。基本点は4000である。
三倍満(さんばいまん)
11~12飜の場合、和了点を子24000/親36000として扱う。基本点は6000である。また、数え役満が採用されていない場合、13飜以上も三倍満として扱われる[7]
役満(やくまん)
通常、役の価値は飜数で表されるが、難度の高い一部の役は役満として特別扱いされる。また、数え役満が採用されている場合、13飜以上も役満として扱われる[7]。役満の和了点は子32000/親48000とし、基本点は8000である。

符が大きい場合は3飜で上限2000を越える。このような場合は3飜でも満貫として計算する。特に60符のケースは俗に「1飜アップ」と言われる。

切り上げ満貫[編集]

30符4飜・60符3飜の場合、基本点は1920点となり、これは満貫2000点に近い値であるため、切り上げて満貫にする場合がある。後述する支払い額で表せば、子の7700点を8000点、親の11600点を12000点にすることに相当する。

この取り決めは現在比較的広く浸透しており[8]、フリー雀荘等では「子の7700点や親の11600点は満貫として扱います」などとルール説明される。

各自の負担額の決定[編集]

和了の際に他のプレイヤーが負担する点数は次のように決定される。なお、100点未満の端数は支払いの直前で切り上げとなる。

各自の負担額の計算式
子のロン和了の点数 符×2(飜+2)×4
親のロン和了の点数 符×2(飜+2)×6
親のツモ和了の時の子の払い 符×2(飜+2)×2
子のツモ和了の時の子の払い 符×2(飜+2)
子のツモ和了の時の親の払い 符×2(飜+2)×2
子のロン和了
基本点×4を放銃者が支払う。(基本点x1の子2人分 + 基本点x2の親1人分、すなわち基本点の4倍額)
親のロン和了
基本点×6を放銃者が支払う。(基本点x2の子3人分、あるいは子のロン和了の1.5倍、すなわち基本点の6倍額)
親のツモ和了
基本点×2を子3名がそれぞれ支払う。
子のツモ和了
基本点×2を親が支払い、子2名がそれぞれ基本点x1を支払う。

例えば40符2飜の場合は以下のようになる。

  • 子のツモ和了 : 親は1300点(640×2=1280を切り上げ)、子2名は700点(640を切り上げ)ずつ支払う。
  • 子のロン和了 : 放銃者が2600点(640×4=2560を切り上げ)を支払う。

責任払い[編集]

いくつかの特定の役で和了られ、その役を確定させた副露があった場合、その副露をされたプレイヤーが点の全て(ツモの場合)または半分(ロンの場合、残り半分は放銃者)を支払うルール。和了った者が受け取る点数の合計は変化しない。

採用しないこと、採用するケースが一定しないこともある。

点数の早見表[編集]

上記の定義通りの計算を繰り返すことを避け、入門書やルールブックでは計算結果を一覧表にしているのが一般的である。点数計算のできるプレーヤーはこれをほぼ記憶しているため、素早く正確に計算することができる。

  • 表中の末尾に "*" とあるのは、切り上げ満貫を採用している場合に満貫となることを示す。
  • 数え役満を採用していない場合は、13飜以上でも三倍満として計算する。

親の点数早見表[編集]

括弧内はツモ和了の場合の子1人の支払い分である。

20符
(ピンヅモ)
25符
(七対子)
30符 40符 50符 60符 70符 80符 90符 100符 110符
1飜 - - 1500
(500)
2000
(700)
2400
(800)
2900
(1000)
3400
(1200)
3900
(1300)
4400
(1500)
4800
(1600)
5300
( - )#註
2飜 -
(700)
2400
(  -  )
2900
(1000)
3900
(1300)
4800
(1600)
5800
(2000)
6800
(2300)
7700
(2600)
8700
(2900)
9600
(3200)
10600
(3600)
3飜 -
(1300)
4800
(1600)
5800
(2000)
7700
(2600)
9600
(3200)
11600*
(3900*)
4飜 -
(2600)
9600
(3200)
11600*
(3900*)
満貫
12000

(4000)
5飜
6飜
7飜
跳満
18000

(6000)
8飜
9飜
10飜
倍満
24000

(8000)
11飜- 三倍満
36000

(12000)
13飜- 数え役満
48000

(16000)

子の点数早見表[編集]

括弧内はツモ和了の場合の払い分で、カンマの前後が子・親の支払いに対応する。

20符
(ピンヅモ)
25符
(七対子)
30符 40符 50符 60符 70符 80符 90符 100符 110符
1飜 - - 1000
(300,
0500)
1300
(400,
0700)
1600
(400,
0800)
2000
(500,
1000)
2300
(600,
1200)
2600
(700,
1300)
2900
(800,
1500)
3200
(800,
1600)
3600
(  -  )
#註
2飜 -
(400,
0700)
1600
(  -  )
 
2000
(500,
1000)
2600
(700,
1300)
3200
(800,
1600)
3900
(1000,
02000)
4500
(1200,
02300)
5200
(1300,
02600)
5800
(1500,
02900)
6400
(1600,
03200)
7100
(1800,
03600)
3飜 -
(700,
1300)
3200
(800,
1600)
3900
(1000,
02000)
5200
(1300,
02600)
6400
(1600,
03200)
7700*
(2000,
03900*)
4飜 -
(1300,
02600)
6400
(1600,
03200)
7700*
(2000,
03900*)
満貫
8000

(2000-4000)
5飜
6飜
7飜
跳満
12000

(3000-6000)
8飜
9飜
10飜
倍満
16000

(4000-8000)
11飜- 三倍満
24000

(6000-12000)
13飜- 数え役満
32000

(8000-16000)

備考[編集]

20符・30符・40符・50符および25符の列をまず覚える

上記の点数計算早見表には一定の法則がある。例えばまず、

  • 「1飜増しの点数は符を2倍にした点数に等しい」すなわち「m符(n+1)飜の点数=2m符n飜の点数」

という法則である。具体例は以下の通り。

例:20符3飜と40符2飜はいずれも子700,1300/親700,1300
例:25符3飜と50符2飜はいずれも子3200/親4800
例:30符3飜と60符2飜はいずれも子3900/親5800

上記の3例に限らず、20符→40符→80符、25符→50符→100符、30符→60符は1飜増しの関係にある。20符と40符の列に登場する数字は共通しており、20符・40符を覚えれば80符の列を覚える必要はない。同様に、25符・50符の列に登場する数字は共通しており、25符・50符をまとめて覚えてしまえば、100符の列は50符を倍にすればいいだけなので覚える必要がない。30符と60符の列も同様である。

70符の列は丸暗記

70符の列に登場する数字は「12-23-34-45-68」と覚える。子70符1飜2300,2飜4500でツモ和了の場合は600-1200-2300、親70符1飜3400,2飜6800でツモ和了の場合は1200オールと2300オールである。

90符の列と110符の列は50符とその他の列の足し算で求まる
40符 50符 60符 90符 110符
1飜 2000
(700)
2400
(800)
2900
(1000)
4400
(1500)
5300
(1800)*
2飜 3900
(1300)
4800
(1600)
5800
(2000)
8700
(2900)
10600
(3600)
40符 50符 60符 90符 110符
1飜 1300
(400,
0700)
1600
(400,
0800)
2000
(500,
1000)
2900
(800,
1500)
3600
(900,
1800)*
2飜 2600
(700,
1300)
3200
(800,
1600)
3900
(1000,
2000)
5800
(1500,
2900)
7100
(1800,
3600)
*110符のツモ和了は存在しないが計算上の値を表示

右の簡易一覧に見るように、90符の列と110符の列は、50符の列を利用した足し算で求めることができる。

例:親50符1飜2400 + 親40符1飜2000 = 親90符1飜4400
例:子50符2飜3200 + 子60符2飜3900 = 子110符2飜7100

上記2例だけでなく、50符の列と40符の列を足し算すれば90符の得点に、50符の列と60符の列を足し算すれば110符の得点になる。このことを知っていれば90符・110符の列も覚える必要はない。なお、30符の列と40符の列を足して70符の列を求めようとするなど、端数の切り上げをしている列同士で足し算をすると誤差が出る。50符の列は端数の切り上げをしていないため、50符の列と他の列で足し算をしても誤差が出ない。

上記3つのポイントを押さえておけば、暗記すべきは20符・25符・30符・40符・50符・70符の6列で、それ以外の60符・80符・90符・100符・110符は足し算と掛け算で求めることができる。なお70符の列も理論上は50符と20符の足し算で求められるが、20符の列が不完全であるため、上記の例では丸暗記として紹介した。

頻出パターン[編集]

早見表における頻出パターンを下図にまとめる。いくつかの限られたパターンを覚えることで親子とも60符以下の点数はすべて網羅されることが分かる。

(参考)早見表における頻出パターン
20符 25符 30符 40符 50符 60符 70符 80符 90符 100符 110符
1飜 - 1500 2000 2400 2900 3400 3900 4400 4800 5300
2飜 (2000) 02400 02900 03900 04800 05800 06800 07700 08700 09600 10600
3飜 (3900) 4800 5800 7700 9600 11600 満貫 (12000)
4飜 (7700) 9600 11600
1飜 - 1000 1300 1600 2000 2300 2600 2900 3200 3600
2飜 (1300) 1600 2000 2600 3200 3900 4500 5200 5800 6400 7100
3飜 (2600) 3200 3900 5200 6400 7700 満貫 (8000)
4飜 (5200) 6400 7700
端数無く容易に計算できる箇所      その他の頻出パターン
             1600 → 3200 → 6400              1000 → 2000 → 3900 → 7700
             2400 → 4800 → 9600              1300 → 2600 → 5200
             1500 → 2900 → 5800 → 11600

平和と七対子[編集]

  • 現在一般的なルールでは、20符の計算をするのは平和をツモ和了した場合だけである。喰い平和形の20符の手をロン和了した場合は30符のロン和了と同じ点数として扱う[5]。ただし、古いルールブックや一部の入門書では、点数表の20符ツモ和了の列に添えて20符ロン和了の列が載っているケースも見られる[1][2][3][4]
  • 地方のルールでは「平和とツモの複合を認めない」とするルールになっていることがある。その場合、平和の手をツモ和了りするとツモ符の2符によって平和役が消滅し、副底20符+ツモ符2符=22符を切り上げて30符のツモ和了として扱う(例:ピンヅモドラ1はツモドラ1として扱われる)。それら「ピンヅモなし」のルールでは20符の列自体が存在しない。また、ピンヅモありのルールであっても、20符1飜のツモは存在しない(平和と門前清自摸和が同時に成立して最低でも20符2飜になるため)。
  • 七対子の形を25符として扱う場合は七対子の飜数を2飜とするため、25符1飜は存在しない。また、七対子のツモ和了では必然的に門前清自摸和が複合するため、25符2飜はロン和了の場合に限られる。25符という中途半端な符が存在する理由は、七対子#歴史を参照のこと。

110符以上[編集]

  • ダブ東やダブ南といった連風牌の対子を2符とするルールでは、110符以上の手には必ず三暗刻三槓子のいずれかが成立する。このため110符2飜の手は存在するが、110符1飜の手は存在しない。ただし、連風牌の対子を4符とするルールならば、ロン和了に限り、下図のような形の110符1飜があり得る (ツモ和了の110符1飜は存在しない)。
二索三索四索東東中中  ロン中   牌背一萬一萬牌背   牌背九筒九筒牌背
東場の東家の場合、上の牌姿は「副底=20符」+「門前ロン=10符」+「連風牌ダブ東の対子=4符」+「中の明刻=4符」+「一萬の暗槓=32符」+「九筒の暗槓=32符」=102符で、切り上げて110符。役はのみの1飜で、110符1飜は親5300点となる。
六索七索八索南南一萬一萬  ロン一萬   牌背一筒一筒牌背   牌背發發牌背
同様に、南場で南家の場合でも110符1飜を構成でき、3600点となる。上図は漫画『咲-Saki-』6巻47局にて、主人公の和了した牌姿の例。
いずれの場合も連風牌でないほうの役牌を客風牌または老頭牌に置き換えれば110符0翻の形になる。そのため和了役も役牌に限ったものではなく、立直や河底撈魚のノミ手でも110符1翻になる可能性がある。同様にダブル立直やチャンタで110符2翻になる可能性もある。
  • 120符以上で5翻未満となるケースは三暗刻と三槓子の両方を伴う形、つまり最低でも4翻以上に限られる。4翻は40符以上で満貫となることから、120符以上の点数計算を行う必要はない。すなわち点数表としての有意な符数は110符が最高である。
  • ただし点数計算の手順上、符を全く考慮しなくてよいのは5翻以上の場合である。仮に3 - 4翻において満貫到達の確認のために厳密な符数の申告を求められたような場合、3翻以下では110符を超えることはないが、4翻の場合は最高で130符、連風牌の雀頭を4符とするなら140符に達する可能性がある。
二筒三筒四筒東  ロン東   牌背一索一索牌背   牌背九索九索牌背   牌背九萬九萬牌背
役は三暗刻・三槓子の4翻。東が連風牌として、連風牌対子が4符の場合には副底20符+門前加符10符+ヤオ九牌の暗カン32符×3+連風牌対子4符+単騎2符=132符、切り上げて140符。140符(≧40符)4翻は満貫。この例では和了者が親なので12000点。
  • さらに青天井ルールなどで満貫以上の符数を求める必要がある場合はヤオ九牌による四暗刻四槓子で雀頭が役牌待ちというケースが最高となり、170符まで生じる可能性がある。
中  ロン中   牌背一索一索牌背   牌背九筒九筒牌背   牌背一萬一萬牌背   牌背北北牌背
役は四暗刻・四槓子で、ダブル役満。通例は符計算の必要の無い例だが、あえて符を算出するのであれば副底20符+門前加符10符+ヤオ九牌の暗カン32符×4+役牌対子2符+単騎2符=162符、切り上げて170符。

得点計算に関するその他のルール[編集]

積み符[編集]

連荘流局などによって積み棒(場棒)が存在する場合、積み棒1本につき和了時の得点が300点加算される(ツモ和了の場合は各自の支払いが100点ずつ増える)。これを積み符という。1本場につき300点とするのが一般的であるが、1本場1500点とすることもある[9][10](ツモ和了の場合は各自500点ずつ)。また、積み棒自体を採用しないルールもある。

積み棒がある時の得点(子の8000点の和了の場合)
0本場(平場) 1本場 2本場 3本場
場300点 ツモ和了 2000-4000 2100-4100 2200-4200 2300-4300
ロン和了 8000 8300 8600 8900
場1500点 ツモ和了 2000-4000 2500-4500 3000-5000 3500-5500
ロン和了 8000 9500 11000 12500

通常のルールは1本場300点だが、300点程度の積み棒の重要度はさほど大きくない。しかし、1本場を1500点とするルールの場合、上の表のとおり積み棒が1本多くなるごとに1500点増し、3000点増し、4500点増しとなるため、積み棒の重要度は格段に高くなる。これは例えば、4本場であれば1000点が7000点になるということである。1000点が2200点になるのとでは比較にならない。

また、1本場300点のルールには特に名称はないが、1本場1500点のルールは俗に場千五(バセンゴ)と呼ばれる。これは「場に1500点」を略した俗称である。

高点法[編集]

得点計算において、複数の解釈が成立する場合、最も点数が高くなるように計算しなければならない[11]。この原則を高点法という[11]

例えば 二萬二萬三萬四萬四萬五萬五萬二索三索四索二筒三筒四筒 の手を 三萬 であがった場合、萬子部分は「2の対子」「345の順子」「45の両面塔子」にも取れるし、「5の対子」「234の順子」「24の嵌塔子」にも取れる。2を雀頭にする場合あがり役はタンヤオ+平和+一盃口となり、30符3飜の得点になる。しかしこの手の場合、萬子以外の2面子が234を構成しているため、萬子部分も345ではなく234と取り、三色同順に取ったほうが得点が高くなる。その場合あがり役はタンヤオ+三色+一盃口の40符4飜となる (ただし、萬子部分を234と取る場合、待ちの部分は24の嵌張に取らなければならないため、平和は消えてしまう)。このように、同じ形で2通りにとれる場合は常に得点の高くなるほうで点数計算をするのが高点法である。

このほかにも代表的な例として、七対子とも二盃口とも解釈できる場合がある。この場合、点数が高くなるように二盃口と解釈する。

例: 三萬三萬四萬四萬五萬五萬四筒四筒五筒五筒六筒六筒一索一索

高点法は符計算にも適用される。例えば3455の待ちで5で和了した場合、2と5の両面待ちではなく単騎待ちと解釈したほうが符が2符高くなる。ただし、平和が成立する場合には、両面待ちと解釈することになる。下図の例は、リャンメンにも取れるしカンチャンにも取れるケース。カンチャンに取ったほうが点数が高くなる。

例: 二索二索三筒四筒五筒一萬二萬三萬三萬四萬中中中 リーチツモ 二萬

二萬五萬 のリャンメン待ちで、二萬をツモあがったケースである。和了役はリーチ+ツモ+で計3飜。符計算は、123・34のリャンメン待ちに取った場合「副底=20符」+「中の暗刻=8符」+「ツモ符=2符」+「リャンメン待ち=0符」= 30符。ところが234・13のカンチャン待ちに取った場合「副底=20符」+「中の暗刻=8符」+「ツモ符=2符」+「カンチャン待ち=2符」= 32符、切り上げて40符となる。リャンメンに取るなら30符3飜で1000-2000、カンチャンに取るなら40符3飜で1300-2600。したがって得点がより高くなるカンチャン待ちのほうに取ることとなる。

一事不再理[編集]

得点計算に誤りがあった場合、得点の支払いをすませて次局に進んでいれば、現状を有効として訂正しないのが一般的である。(4者の合意がある場合や、公式戦で記録のある場合は訂正されることがある)

得点計算の例[編集]

以下、平場(積み棒なし)の場合のみを扱う。

基本的な計算例[編集]

東場の東家、リーチしてツモ和了、ドラ表示牌八筒   裏ドラ表示牌九索

五萬五萬六萬七萬七萬二筒三筒四筒六筒六筒五索六索七索   ツモ六萬
聴牌形は順子が3つと数牌の対子、そして嵌塔子1つ。このため、符は副底の20符に嵌張待ちの2符とツモあがりによる2符が加えられ合計24符。これを10符単位に切り上げて30符となる。
和了役は、リーチ1飜+ツモ1飜+タンヤオ1飜+一盃口1飜を合計して4飜となる。
この結果、基本点は30×24+2=1920となり、あがったのが親であるため子はそれぞれ1920×2=3840を100点単位に切り上げた3900点を支払い、親は3900×3=11700点を受け取る事になる。ただし、このような4飜30符は、端数を切り上げて満貫として扱う場合も多い(切り上げ満貫)。

平和の計算例[編集]

東場の南家、リーチして一発目のツモ番でツモ和了、ドラ表示牌發   裏ドラ表示牌三萬

一筒二筒三筒七筒八筒九筒三索四索六索七索八索九索九索   一発ツモ二索
まず、ツモあがりであるため門前加符10符は発生せず、得点計算の基本は20符となる。次に、3つの面子がすべて順子であるため、牌の組み合わせによる符は加算されない。また、雀頭となる対子が役牌ではないため、雀頭にも符がつかない。そして、両面待ちであるため、待ちによる符もつかない。かつ、平和成立の要件を満たしているため、ツモあがりのツモ符2符も加算されない。これにより、20符で計算される。
和了役は、リーチ1飜+一発1飜+ツモ1飜+平和1飜、合計4飜となる。
これにより基本点が20×24+2=1280となるため、以下の点棒のやりとりが行われる。
  • 親(東家)は1280×2=2560、これを100点単位で切り上げた2600点を払う。
  • 子2名(西家、北家)はそれぞれ1280を100点単位に切り上げた1300点を払う。
  • あがった南家の得点は2600+1300×2=5200点となる。

ドラが絡む例[編集]

東場の東家、リーチして南家からロン和了、ドラ表示牌七索   裏ドラ表示牌六筒

四筒五筒六筒七筒八筒九筒三索四索五索七索八索南南   ロン六索
この事例は聴牌の形としては3つの順子+客風牌の対子+両面塔子であり、先の事例同様平和が成立している形である。この状態でのロンあがりは副底20符+門前加符10符の30符となる。
和了役は、リーチ1飜+平和1飜+表ドラ1+裏ドラ1で計4飜となる。
基本点は30×24+2=1920となり、親のロンあがりなのでこれを6倍し1920×6=11520を100点単位に切り上げた11600点が南家から東家に移動する事になる。

副露している例[編集]

東場の南家、以下のように副露して東家からロン和了、ドラ表示牌一索   裏ドラ表示牌が三萬

一筒二筒三筒西   ロン西     三索一索二索   六索四索五索   九索七索八索
和了形は4順子(明順子と暗順子の別は得点計算に影響しない)と客風牌の単騎待ち。この場合、符は副底の20符に単騎待ちの2符が加算されて22符となり、これを切り上げて30符となる。
成立している役は一気通貫のみである。これは本来2飜の役であるが、副露している場合は1飜として扱う(喰い下がり)。また、ドラである二索が1枚あるため、その1飜が加えられ計2飜となる。
ここから、基本点は30×22+2=480点となり、子のロンあがりなので振り込んだ東家が480×4=1920点を100点単位に切り上げた2000点を南家に支払う事になる。

七対子の例[編集]

南場の東家、リーチしていない状態でツモ和了、ドラ表示牌九索   裏ドラ表示牌二筒

二索二索三索三索四索四索七筒七筒五萬東東中中   ツモ五萬
この形は七対子なので、符は25符で固定されている(標準的なルール)。単騎待ちの符や役牌の対子の符は考慮されない。
和了役は、七対子2飜+ツモ1飜で合計3飜である。手の内に一盃口の形ができているが、七対子の場合は牌の構成は順子ではなく対子として扱われるので、役の数え上げにおいて一盃口はカウントされない。
基本点は25×23+2=800点となり、親のツモあがりなので、子3人がそれぞれ800×2=1600点を東家に支払うことになり、親の得点は1600×3=4800点となる。

満貫以上の例[編集]

南場の東家、リーチして北家からロン和了、ドラ表示牌六筒   裏ドラ表示牌八萬

三萬三萬三萬七筒七筒七筒八筒八筒一索一索一索中中   ロン中
和了役を先に数えると、立直1飜+役牌(中の刻子)1飜+対々和2飜+三暗刻2飜+表ドラ3枚で、合計9飜となる。したがってこの和了は倍満となり、振り込んだ北家は和了した東家に24000点を支払うことになる。
満貫以上の点数は飜数のみによって定まるため、符の計算は得点計算に関係しない。
仮に符を計算すると、三萬の暗刻4符+七筒の暗刻4符+八筒の対子0符+一索の暗刻8符+中の明刻4符+副底20符+門前加符10符で50符となる。

役満の例[編集]

東場の南家、西家からロン和了、ドラ表示牌白   裏ドラ表示牌九萬

一筒二筒九筒九筒發發發中中中   ロン三筒     白白白
この例では大三元が成立している。大三元は役満なので、振り込んだ西家は和了した南家に32000点を支払うことになる。
大三元という役満が成立しているので、符計算はもとより他の役も得点計算には関係しない。
仮に符を計算すれば、辺張待ち2符+九筒の対子0符+發の暗刻8符+中の暗刻8符+白の明刻4符+副底20符で、42符を切り上げた50符。役は大三元の他に混一色の喰い下がり2飜、チャンタの喰い下がり1飜、表ドラ3枚がある。

数え役満の例[編集]

数え役満を採用する場合、以下のような形が13飜以上となる:

一索一索一索九索九索白白白發發發中中   ロン九索
混一色3飜+混老頭2飜+対々和2飜+三暗刻2飜+白1飜+発1飜+小三元2飜で、計13飜。なおこの形が数え役満になるのは九索でロンの場合のみである(中のロンで大三元、中のツモなら大三元四暗刻のダブル役満、九索ツモなら四暗刻となる)。
一索一索二索二索三索三索七索七索八索八索九索九索九索   ツモ九索
平和1飜+門前清自摸和1飜+純全帯么九3飜+二盃口3飜+清一色6飜で、計14飜。九索ロンでも計13飜で数え役満となる。

役満の複合例[編集]

發   和了發     牌背東東牌背   牌背南南牌背   牌背西西牌背   牌背北北牌背
字一色+四槓子+四暗刻+大四喜が複合した形となる。4倍役満である。一般的なルールでの理論上の最高得点であるが、現実にはほぼ不可能である。ちなみにローカルルールで、四暗刻単騎をダブル役満とし、なおかつ大四喜もダブル役満とするルールなら、この手は6倍役満ということになる。

ルールの揺れ[編集]

点数計算も麻雀ルールの多様性の例外ではない。特にグループによって異なりやすい数え役満・切り上げ満貫・積み棒の大きさ・連風対子の符数などは上述した通りである。以下ではその他の採用頻度が相対的に低いと考えられるルールを列挙する。

満貫以上の得点の扱い[編集]

点数の上限
古くは満貫といえば役満貫を指し、これが点数の上限であった。場ゾロ・新役・リーチ・ドラなどの採用によって点数がインフレしたことにより、役満貫の点数が引き上げられ、もとの満貫との間に跳満・倍満・三倍満といったランクが設置された。古いルールブック等では点数体系に三倍満を欠き、役満相当の点数が満貫の三倍となっていることがある[12][13]
倍満の扱い
満貫以上を2飜刻みで統一する方がよいとの根拠から、倍満を8~9飜とすることがある[要出典]。この場合、三倍満や数え役満の飜数も同様に繰り下がる。
役満の扱い
役満の点数を満貫の3倍もしくは5倍などにしていることがある[14][15]。また、大四喜九蓮宝燈など難易度の高い役満を、役満の1.5倍の額で取り扱うことがある[16]。1.5倍額の役満は大役満もしくは古い用語では大満貫と呼ばれる。
ダブル役満等の扱い
四暗刻単騎国士無双十三面待ち純正九蓮宝燈大四喜など難度の高い役満を、2倍の得点となるダブル役満として扱うことがある。

割れ目[編集]

点数授受をさらに引き上げるルールに割れ目 (われめ、ワレメ) がある。

割れ目は、局の開始時に牌を取り始めた山 (開門) の位置のプレーヤーはその局の点数授受が倍になるというルールである[17]。倍になるという点で親と似ているが、割れ目ルールでは積み符計算まで済んだあとで機械的に点数を倍にする。割れ目が親なら容易に高得点が実現される、リスキーなルールである。

例えばサイコロの出目が10だった場合、南家のその局の収入・支出が2倍となる。その状態で南家が満貫の手を和了すると収入は16,000点となり、親が満貫の手を自摸あがりした場合は通常なら子3人で4,000点ずつの支払いとなるところ南家は8,000点の支払いとなる。

フジテレビで不定期に放送される麻雀番組「THEわれめDEポン」でこのルールが採用された事から、近年では知名度が高まっている。

導火線[編集]

導火線ルールは、得点授受2倍の対象を割れ目とするのではなく、和了が発生した時のツモ山の位置とするルールである。割れ目ルールでは得点授受2倍の対象は固定されているが、導火線ルールでは局の進行によって得点授受2倍の対象が上家方向に移ってゆく。

青天井[編集]

現実の麻雀で採用されることはまれだが、特殊ルールとして、青天井と呼ばれる以下のような点数計算法が採用される場合がある。

前掲の早見表にあるように、通常の点数計算では飜数に応じてそれぞれ満貫・跳満・倍満・三倍満・数え役満の点数が固定的に定められる。しかし青天井ルールでは、そのような通常の満貫以上の打ち切りをせず、符×2(飜数+2)の計算式に符および飜数を厳密にあてはめて計算する。すなわち、1飜上がるごとに得点は倍になっていく。

符を用いない点数処理[編集]

符計算は煩雑であり、初心者には難しいとされている。そのため、符を用いず、飜数だけによって点数を計算する簡便な点数表が採用されることがある。これを符なしルールという。いくつかの麻雀入門書やゲームで紹介されているほか、天野晴夫などの麻雀改革派が経営するフリー雀荘でも採用されている。これにより、面子全員が符計算できない場合でも麻雀を楽しむことができる。

和了形の符は30符になることがもっとも多く、また4飜の和了が満貫の点数に近いため、符なしルールの点数表も30符をベースにした上で切り上げ満貫の発想を推し進めたものになっている。「親は子の約1.5倍」、「4飜以下は1飜増しで2倍」という点数計算の原則が厳密に適用されており、初心者にとってはこれらの理解につなげることができる。

1飜 2飜 3飜 4-5飜
(満貫)
6-7飜
(跳満)
8-10飜
(倍満)
11飜-
(三倍満)
役満
1500 3000 6000 12000 18000 24000 36000 48000
1000 2000 4000 8000 12000 16000 24000 32000

付加的なルール[編集]

30符ベース方式
バリエーションとして、30符と同じ点数を用いて3000点が2900点、4000点が3900点、6000点が5800点になっているものもある。また、ツモ平和の点数が標準よりも高くなるため、点数を抑える目的でピンヅモなしを採用する場合がある。
槓子補正
逆に満貫未満で槓子があった場合の点数を増やす目的で、么九牌の暗槓があれば1飜増し、それ以外の全ての槓子が2つあれば1飜増しとして、槓子によって飜数を増やす擬似的なテンパネが定義されることがある[18]

異なるルール体系[編集]

一般的な日本の麻雀ルール(立直麻雀)以外のルールでは、得点計算の方法も大きく異なることが多い。以下の記事の「得点計算」等の節を参照。

得点計算の自動化[編集]

政治家になる以前の菅直人が、麻雀の点数計算の複雑さに目を付けて麻雀の点数を自動的に計算する機械を発明して特許を取ったが、実用化はされなかった。(ハン数と符を入力すると得点が表示されるというもので、紙の一覧表を見たほうが早かった)

現在は点数計算を自動でおこなう全自動卓も存在し、点棒を使わず打つこともできる。

脚注[編集]

  1. ^ a b 栗原安行 『カラー版 麻雀教室』 日東書院1986年ISBN 4528004364p30-p31。
  2. ^ a b 栗原安行 『二色刷 麻雀入門』 日東書院1971年p30-p31。
  3. ^ a b 天野大三/青山敬 『新現代ルールによる図解麻雀入門』 梧桐書院1979年。ISBN 表記なし、0076-590868-2368。見返し。
  4. ^ a b 麻雀研究会「天地人」編 『3日で覚える麻雀の点数計算』 永岡書店2007年ISBN 9784522212400p10-p11。
  5. ^ a b 喰い平和形の20符を30符として扱うと明言しているルールブック・ルールページを以下に挙げる。 なお、一部の古いルールブックでは、(20符のツモ和了の得点だけでなく)20符のロン和了の得点も含めた点数早見表になっている場合がある[1][2][3][4]
  6. ^ ゲームボーイ役満で採用されている
  7. ^ a b 佐々木寿人 『ヒサト流 リーチに強くなる麻雀入門』 成美堂出版2012年ISBN 9784415312231p94。
  8. ^ 井出洋介監修 『平成版 麻雀新報知ルール』 報知新聞社1997年ISBN 9784831901187p82-83、子の7700や親の11600に関して、「もうちょっとで満貫ということで繰り上げて満貫にしているグループがほとんどですが」との記述がある。なお新報知ルールでは切り上げ満貫を採用していない。
  9. ^ 井出洋介監修 『東大式 麻雀点数計算入門』 池田書店2007年ISBN 9784262107325p128、ツミ場の加算点数に関して、「1本場900点や1500点にするローカルルールがあるので事前の確認が必要となる」とある。
  10. ^ 井出洋介監修 『平成版 麻雀新報知ルール』 報知新聞社1997年ISBN 9784831901187p131、「九州では1本につき1500点が普通のようですし、また1本につき900点というグループも少なくありません」とある。
  11. ^ a b 井出洋介監修 『平成版 麻雀新報知ルール』 報知新聞社1997年ISBN 9784831901187p82-p83。
  12. ^ 栗原安行 『二色刷 麻雀入門』 日東書院1971年p29。
  13. ^ 栗原安行 『カラー版 麻雀教室』 日東書院1986年ISBN 4528004364p29。
  14. ^ 佐藤芳清 『麻雀大解説 入門の方にもベテランの方にも』 ごま書房、2003年、ISBN 9784341082482
  15. ^ 天野大三/青山敬 『新現代ルールによる図解麻雀入門』 梧桐書院1979年。ISBN 表記なし、0076-590868-2368。p120-p135。1970年代に制定・発表された新現代ルールでは、役満を三倍額満貫・四倍額満貫・五倍額満貫の3種に分けている。麻雀のローカル役#新現代-役満も参照のこと。ただしこの新現代ルールは、現在ではまったく一般的ではない、傍流のルール体系である。
  16. ^ 栗原安行 『カラー版 麻雀教室』 日東書院1986年ISBN 4528004364p138-139、p150-151。大四喜と九蓮宝燈がほかの役満の1.5倍の点数になっている。
  17. ^ 井出洋介監修 『平成版 麻雀新報知ルール』 報知新聞社1997年ISBN 9784831901187p132。
  18. ^ 日本健康麻将協会「家族ふれあい麻将大会」にて採用されていたことがある

関連項目[編集]