Another

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Another
ジャンル ホラーミステリーサスペンス
小説
著者 綾辻行人
イラスト 遠田志帆(単行本・文庫版)
いとうのいぢ(スニーカー文庫版)
出版社 角川書店
掲載誌 野性時代
レーベル 角川文庫(文庫版)
角川スニーカー文庫(スニーカー文庫版)
発売日 2009年10月29日(単行本)
2011年11月25日(文庫版)
2012年3月1日(スニーカー文庫版)
連載期間 2006年8月号 - 2009年5月号
巻数 単行本: 全1巻
文庫版・スニーカー文庫版: 全2巻
小説:Another エピソードS
著者 綾辻行人
イラスト 遠田志帆
出版社 角川書店
掲載誌 小説屋sari-sari
発売日 2013年7月31日
巻数 単行本: 全1巻
その他 上記の続編
漫画
原作・原案など 綾辻行人
作画 清原紘
出版社 角川書店
掲載誌 ヤングエース
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 2010年5月号 - 2012年1月号
番外編:2012年2月号 - 3月号
発表期間 2010年4月3日 - 2011年12月3日
巻数 全4巻(+限定版0巻)
アニメ
原作 綾辻行人
監督 水島努
シリーズ構成 檜垣亮
脚本 檜垣亮
キャラクターデザイン 石井百合子
音楽 大谷幸
アニメーション制作 P.A.WORKS
製作 「Another」製作委員会
放送局 放送局を参照
放送期間 2012年1月 - 3月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

Another』(アナザー)は、綾辻行人による日本小説作品。『野性時代』(角川書店)にて2006年8月号から2009年5月号まで数回の休載を挟んで連載された。単行本は2009年10月29日発売、文庫版は上下2分冊で2011年11月25日に発売されている。続編として2013年7月31日に角川書店より発売された『Another エピソードS』がある。また『野性時代』2014年11月号から『Another 2001』が連載されている。

概要[編集]

ホラーミステリーサスペンスを融合させたような独特の雰囲気が特徴。綾辻が連載開始と重なってALI PROJECTを好むようになったことから、本作にはALI PROJECTの世界観が投影されていると語っている。故に本作の映像化が決まった際には、主題歌をALI PROJECTが担当することが唯一のリクエストとなった[1]

2010年版の「このミステリーがすごい!」国内編で、第3位にランクインした。また、第10回本格ミステリ大賞の最終候補作にもなったが、1票差で受賞には至らなかった。

本作を原作とした漫画化作品、アニメ化作品があり、実写映画化もされている。原作小説は累計65万部突破、コミックスシリーズは本編4巻とOVA付き外伝1巻を含め累計50万部を突破している[2]

2013年7月31日に続編『Another エピソードS』が発売され、発売に際しアニメ版のキャストである高森奈津美と阿部敦による『Another エピソードS』の冒頭部分のラジオドラマが制作されている[3]

あらすじ[編集]

Another[編集]

1998年、春。父の不在や自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、クラスメイトで不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれる。だがクラスメイトの反応から、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのでは無いかと感じる。そんなある日、あるクラスメイトが凄惨な死を遂げ、3年3組が直面している現実を知らされるのであった。

Another エピソードS[編集]

1998年、秋。榊原恒一はクラスメイトの見崎鳴から「もう一人のサカキ」の話を聞かされる。「災厄」が続く頃、鳴は手がかりを求めて、11年前の修学旅行のバス事故で生き残った生徒・賢木晃也を訪ねる。しかし、彼は既に死んでいて、隠された自らの死体を探し続けているという。やがて2人の死体探しは、賢木の死の真相と幽霊の正体へと辿り着く。

登場人物[編集]

登場人物左横の「声」はアニメ版で声を担当した声優。「演」は劇場版実写映画で演じた俳優

夜見山北中学校[編集]

三年三組の生徒[編集]

榊原 恒一(さかきばら こういち)
声 - 阿部敦/演 - 山崎賢人
本作の主人公。榊原家の一人息子。15歳。東京に住んでいたが、父親の仕事の都合や自然気胸療養のため、中学3年から夜見山北中学の3年3組に転入。一年間は「いないもの」として接してはいけなかった見崎鳴に話しかけた後に死亡事故が起きた為、「いないもの」に加えられてしまった。その後物語の途中で同じ立場となった見崎と打ち解け仲良くなっている。趣味はスティーヴン・キングディーン・R・クーンツなどのホラー小説を読むこと。
見崎 鳴(みさき めい)
声 - 高森奈津美/演 - 橋本愛
本作のヒロイン。夜見山北中学3年3組の女子生徒。家は『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。m』という人形専門店。
不思議な雰囲気を持ち、全て一人で考えて、行動する傾向がある。ただし、未咲とのやりとりでは笑い勝ちで明るい面を見せたり[注 1]、「賢木の幽霊」との会話では茶目っ気のある面を見せている[注 2]。4歳の頃腫瘍により失なった左眼に霧果の作った青い瞳の義眼をはめている。
3年3組に起こる「災厄」を回避するために一年間は「いないもの」として扱われており、物語の途中で同じ立場となった恒一と打ち解け、仲良くなる。それまではクラス内には特に親しい友人はいなかったが恒一には自分のことを話すなど心を開いた。
実写映画版では恒一と話している時には笑顔を見せ、恒一が倒れた時には必死で呼びかけるなど原作・アニメ版、漫画版と比べて感情表現が豊かになっている。
赤沢 泉美(あかざわ いずみ)
声 - 米澤円/演 - 秋月三佳
女子生徒。演劇部員。あまり物怖じしない強気な性格[注 3]。でクラスのリーダー的存在。「現象」に対処する「対策係」であり、桜木の死後にクラス委員となる。
自身の権限により、事情を知る前に鳴と関わった恒一を「いないもの」に加えることを決める。
漫画版やアニメ版、映画版では合宿で混乱を引き起こし、自身も命を落とす。
勅使河原 直哉(てしがわら なおや)[注 4][注 5]
声 - 前野智昭/演 - 宇治清高
男子生徒。人当たりが良くお調子者でクラスのムードメーカー的存在。風見とは幼馴染みで彼ら曰く「腐れ縁」。
恒一に真っ先に話しかけすぐに親しくなり、「いないもの」だった鳴と関わりを持っている事を知って止めようとする。「いないもの」対策終了後は真っ先に恒一や鳴と話すようになる。因縁のある赤沢に毛嫌いされている。
合宿では災厄を止めようとするが、かえって状況を悪くさせてしまい、アニメ版では風見を死なせ、映画版では自身が命を落とす結果を招く。
望月 優矢(もちづき ゆうや)
声 - 山本和臣/演 - 井之脇海
男子生徒。美術部に所属する。線が細く、大人しい性格。芸術家気質で、エドヴァルド・ムンクサルバドール・ダリに感銘を受けている。三神に淡い憧れを抱いている。
恒一の転入当初から親身に接する。映画版では自分勝手な人物として描かれており、山田と夜見山市から逃亡を図ったり、合宿の際に「死者」と疑われたりするといった展開が追加されている。
風見 智彦(かざみ ともひこ)
声 - 市来光弘/演 - 脇卓史
男子のクラス委員で「対策係」の1人。優等生だが、実は気が小さい。勅使河原とは幼馴染みで彼ら曰く「腐れ縁」。
終盤の合宿で勅使河原に口論し死者と疑われる。アニメ版や映画版では疑心暗鬼に囚われ、殺し合いを誘発させる。
桜木 ゆかり(さくらぎ ゆかり)
声 - 野中藍/演 - 岡野真也
女子のクラス委員で「対策係」の1人。
母・三枝子(みえこ)が交通事故にあったと聞き慌てて下校する途中、階段で足を滑らせ持っていた傘が首に突き刺さり死亡。映画版では母親が事故にあった件は登場せず、あわてて走り出すきっかけも足を滑らせて転倒する原因も異なる。
杉浦 多佳子 (すぎうらたかこ)
声 - 福圓美里
女子生徒。赤沢の友人。
合宿の混乱で命を落とす。アニメ版では鳴を「死者」と疑い彼女の殺害を扇動した。
高林郁夫(たかばやし いくお)
声 - 鷹野晶
幼い頃から心臓病を患っており、体育は全て見学している。沙苗の死後、心臓発作を起こして死亡し「六月の死者」の2人目となった。
アニメ版では死の瞬間が描写されており、当惑する恒一を見かねて3年3組に関する取り決めを説明しようとした途端に命を落とした。
中尾 順太 (なかお じゅんた)
声 - 河西健吾
男子生徒。「対策係」の1人で泉美に好意を抱いている。
原作・漫画版では合宿の混乱で死亡したが、アニメ版では8話で海へ行った際に事故死した。
和久井 大輔(わくい だいすけ)
声 - 小林康介
男子生徒。身長178cmと男子生徒中では最も背が高いが喘息の持病があり病弱で色白。合宿中に喘息の発作を起こし吸引薬が切れていた為、千曳により病院に搬送され惨劇に出くわす事無く生き残る。
前島 学(まえじま まなぶ)
声 - 河本啓佑/演 - 佐々木隆一朗
男子生徒。身長162cmと男子生徒中では最も小柄で童顔だが剣道部の猛者。
合宿でいち早く食堂での異変に感づくが、直後に錯乱した沼田峯子に背後から数箇所を刺されてしまう。原作と漫画ではこれが致命傷となり死亡するが、アニメ版では救出されて生き延びる。映画版ではおたくであるとの設定がなされ、合宿で閉じ込められた際にチェーンソーを使って突破口を開き、他の生徒ともども生き残った。
小椋 由美(おぐら ゆみ)[注 4]
声 - 野水伊織
女子生徒。
原作では地の文で存在が触れられたのみだが、アニメ版では兄と親友を次々と失い情緒が不安定になっている所、杉浦の扇動を真に受けて鳴を襲撃した。最期はブリッジの様な体勢で転落死する。
身長設定は152cmで鳴と共に最も小柄。
水野 猛(みずの たける)
声 - 未クレジット/演 - 清水元揮
水野沙苗の弟。バスケットボール部員。
原作では姉・沙苗の伝聞として名前だけが出るシーンが多く後半も殆ど登場しないが、漫画版と映画版では大幅に登場シーンが追加されており、合宿で発作を起こした恒一を救助した漫画版に対して映画版では恒一を逆恨みした後に合宿の混乱で死亡するという対照的な末路を迎えた。
米村 茂樹(よねむら しげき)
声 - 未クレジット
男子生徒。前島学など運動部系のメンバーと仲が良い。
原作と漫画版では合宿で死亡しているが、アニメ版では合宿に不参加な為生き残っている。
アニメオリジナル[編集]
辻井 雪人(つじい ゆきと)
声 - 浅利遼太
男子生徒。細長い眼鏡をかけている。柿沼小百合とは読書仲間。合宿で杉浦の扇動を真に受けて鳴を襲撃した。
川堀 健蔵(かわほり けんぞう)
声 - 峰健一
男子生徒。制服の下に赤いシャツを着ている。合宿で杉浦の扇動を真に受けて鳴を襲撃した。その後、脱出する途中で柱の下敷きになり死亡する。
王子 誠(おうじ まこと)
声 - 井上剛
男子生徒。吹奏楽部クラリネット担当。ウエーブのかかったやや長髪の美少年。猿田昇の友人。避難中に厨房の扉を開けて、バックドラフトによる火炎の直撃を受けて焼死するという無残な最期を遂げる。
猿田 昇(さるた のぼる)
声 - 室元気
男子生徒。吹奏楽部クラリネット担当。王子誠の友人。伊予弁の話者で、語尾に「~ぞな」と付ける。
綾野 彩(あやの あや)
声 - 平田真菜
女子生徒。小椋由美の親友。泉美とは演劇部員仲間でもある。次々と災厄で死んで行くのを目の当たりにした為、夜見山から家族ごと退去しようとするが、走行中の乗用車に落石が激突し、家族ごと崖から転落死する。
渡辺 珊(わたなべ さん)
声 - 明坂聡美
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。大人びた風貌。佐藤和江の友人。設定上はデスメタルバンドのベース担当。合宿の際、シャンデリアの下敷きになったが、生還した。災厄に遭いながら例外的に助かった稀有な例。
佐藤 和江(さとう かずえ)
声 - 嶋村侑
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。渡辺珊の友人。168cmと女子の中では一番背が高い。合宿に参加せず生き残る。
有田 松子(ありた しょうこ)
声 - 古谷静佳
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。交友関係は広い。合宿で杉浦の扇動を真に受けて鳴を襲撃した。爆発に巻き込まれるも運良く外に投げ出され生き残る。
柿沼 小百合(かきぬま さゆり)
声 - 南條愛乃
女子生徒。三つ編みおさげで眼鏡を使用している。大人しい性格で読書好き。辻井雪人とは読書仲間。合宿で杉浦の扇動を真に受けて鳴を襲撃した。
江藤 悠(えとう ゆう)
声 - 未クレジット
女子生徒。綾野彩の友人の一人で交友関係が広い。水泳部員。担任の久保寺が教室内で自殺したさい頭を抱えて泣き叫んでいた。その後は合宿にも参加せず、一切登場しなくなるが生き残る。
藤巻 奈緒美(ふじまき なおみ)
声 - 未クレジット
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。軟式テニス部員。江藤悠、多々良恵の友人。コギャルっぽい容姿。担任の久保寺の自殺後は登場しないが、合宿に参加しなかった為、生き残る。
多々良 恵(たたら めぐみ)
声 - 未クレジット
女子生徒。吹奏楽部員フルート担当。アニメオリジナルキャラクター。黒髪長髪のお嬢様のような容姿。江藤悠、藤巻奈緒美の友人。久保寺が教室内で自殺した際、廊下で藤巻奈緒美が介抱している様子が見て取れる。合宿に参加しなかった為、生き残る。
金木 杏子 (かねき きょうこ)
声 - 未クレジット
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。大人びた風貌で松井亜紀の友人。合宿で風見に殺された。
松井 亜紀 (まつい あき)
声 - 未クレジット
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。小柄なボブヘア。金木杏子の友人。合宿で風見に殺された。
中島 幸子 (なかじま さちこ)
声 - 未クレジット
女子生徒。アニメオリジナルキャラクター。若干ウェーブのかかった髪型。有田松子や多々良恵の友人。席が中央列の前から2番目だった為、久保寺の自殺の際には大量の返り血を浴びることになってしまった。
映画オリジナル[編集]
山田 優(やまだ すぐる)
演 - 岡山天音
男子生徒。パーマのかかった髪型。
望月と共に夜見山市から自転車で逃走しようとするが、途中で自動車にはねられて死亡した。
和久井 桜子(わくい さくらこ)
演 - 今野真菜
女子生徒。赤沢の友人。
「いないもの」を決めるくじ引きで当たりを引くが、強硬に拒否した為、鳴が代わりに引き受けることとなった。合宿では赤沢に襲撃されるも生き延びた。

三年三組の教師[編集]

久保寺 紹二(くぼでら しょうじ)[注 4][注 5]
声 - 三戸耕三/演 - 正名僕蔵
担任を務める国語教師。温厚で頼りない印象。脳梗塞によって寝たきりとなった母親(声 - 今本洋子)と二人暮らし。
3組の災厄や母親の介護などのストレスから、母親を殺害した後3年3組の生徒達の目の前で自殺する。映画版では事故死(自宅で床に落ちた紙に足を滑らせ、手に持っていたスプーンが目に刺さり、よろけて柱にぶつかって脳にまで突き刺さる)として描写され、母親の殺害や自殺は行われない。
三神(みかみ)
声 - 宮牧美沙代[注 6]
副担任を務める美術教師。美術部の顧問。
久保寺の死後3年3組の担任代行となり、15年前の「止まった年」に行われた合宿を同じ場所、同じ日程で実施し、災厄を止めようとする。

その他[編集]

千曳 辰治(ちびき たつじ)
声 - 平田広明/演 - 袴田吉彦
第二図書室の司書。白髪に黒ずくめの服装をしている壮年の男性。朴念仁な性格と不気味な外見から「図書室の主」と気味悪がられている。漫画版では料理が趣味であり、アニメ版では演劇部の顧問である事が描かれている。
1972年度の3年3組の担任でもあり、死亡した夜見山岬を“生きている”ことにした為に災厄を招いてしまったことを悔やんでいる。この後、1976年度と1979年度にも3年3組の担任を務めるが、いずれも生徒とその家族の多くが犠牲となり、教職を辞した。以降は司書として3年3組を見守り、歴代3年3組の記録を事細かに残しており、恒一と鳴にとって欠かせぬ協力者となった。合宿では三神先生の助っ人として参加した。
映画版では、執拗なまでに現象に執着しており、合宿で不用意な行動を取って死亡した[4]。エピローグで2012年度の死者として蘇り、若かりし頃の姿で3年3組に現れた。
夜見山 岬(よみやま みさき)
26年前の3年3組の男子生徒[注 7]。恒一の母・理津子のクラスメイト。
成績優秀、眉目秀麗に加え、性格も良かった為に学校の人気者だったが、26年前の5月に家が全焼し両親、年子の弟と共に焼死した。岬の死を悼んだ同級生達が卒業までの一年間彼を「生きている」ものとして扱ったことが「現象」が始まる原因となった。
浜口 順(はまぐち じゅん)[注 8]
1983年度の3年3組の男子生徒(怜子や松永の同級生)。
合宿での夜見山神社の参拝を終えた帰り際に天候が悪化した際、用意周到に傘を持ってきたがために、傘の先端部に雷が直撃して感電死した。
星川 有紀(ほしかわ あき)[注 8]
1983年度の3年3組の女子生徒(怜子や松永の同級生)。
合宿に参加。夜見山神社参拝から帰る途中、パニック状態に陥って下山していた最中に滑落死した。
佐久間(さくま)
1996年度の三年三組の男子生徒で「いないもの」役。
「いないもの」の重荷に耐えきれず、発狂。災厄を引き起こした後、自らも自殺した

恒一の家族[編集]

怜子(れいこ)
声 - 榊原奈緒子/演 - 加藤あい
恒一の母方の叔母。恒一の母・理津子と11歳差の29歳。画家と美術教師を兼業しており、夜見山北中での恒一のクラスの副担任
恒一との面識は少ないが、彼を息子のように大事に思っており、恒一も彼女に母の面影を見ている。
民江(たみえ)
声 - 有馬瑞香/演 - 銀粉蝶
恒一の母方の祖母。
亮平(りょうへい)[注 9]
声 - 矢田耕司
恒一の母方の祖父。老齢と娘を亡くした傷心から、若干認知症の症状が出始めている。
レーちゃん[注 9]
声 - 米澤円
恒一の家で飼われている九官鳥。「ドーシテ」、「ゲンキダシテ」、「オハヨー」、「レーチャン」と連呼する。
榊原 陽介(さかきばら ようすけ)
声 - 喜多川拓郎
恒一の父。51歳。東京の某有名大学で教授を務めており、講師時代にまだ学生だった理津子を見初めて結婚した。
物語では全編通してインドへ長期出張しており、仕事の都合と恒一の病気を鑑みて彼を夜見山の祖父母宅へと預けた。恒一の気胸は彼の血筋(と言われている)[注 10]。作中では息子を気にかけて何度か電話をかけているが、ある理由から恒一との会話の内容がうまくかみ合わない時がある。
榊原 理津子(さかきばら りつこ)
恒一の母。15年前、夜見山の実家に帰省して恒一を生んだ直後に病死した。享年26。夜見山岬とはクラスメイト。

『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。m』[編集]

映画版では「工房m」とだけ表記されている。

霧果(きりか)
声 - 原田ひとみ/演 - つみきみほ
人形師。鳴の養母。本名は「見崎 ユキヨ[注 11]」で「霧果」は雅号[注 12]。昼間は工房に引きこもって創作に打ち込んでいる。夫は不在がちのやり手実業家、コウタロウ[注 11]
血縁上は鳴のおば(鳴の血縁上の母親・藤岡ミツヨ[注 11]の双子の姉妹)。鳴が生まれた翌年に死産して子供が産めない体になり、失意の底にあった彼女を救うために鳴が養女に出された。本来生むはずだった我が子への未練を捨てられず、鳴に対しては放任主義である一方、鳴が養女であることを鳴本人に知られた際には慌てており、鳴が藤岡家と接触することを恐れるなど、鳴との関係は複雑[注 13]
天根(あまね)[注 9]
声 - 定岡小百合
受付係。鳴の大伯母。

その他[編集]

水野 沙苗[注 14](みずの さなえ)
声 - 吉田聖子/演 - 佐藤寛子
恒一が入院した病院の看護婦。バスケットボール部所属で恒一の同級生・猛と名前の登場しない高校2年の二人の弟がいる。恒一と同じくホラー小説好きで、弟達に読書の習慣がないことをぼやいている。明るく気さくな人柄で、恒一とは趣味が同じだったこともあり親しくなった。
恒一の情報収集を手伝うが、恒一との携帯電話での話中に[注 15]、病院のエレベータの落下事故(映画版ではエレベータ内の鏡が割れて額に突き刺さる事故)で死亡。「六月の死者」の1人目。
藤岡 未咲(ふじおか みさき)[注 9]
声 - 五十嵐裕美
鳴の述懐でのみ登場[注 16]
鳴の従姉妹であるが、血縁上は鳴の双子の姉妹[注 17]。鳴との違いは両目とも健在であることや、髪の色ぐらいで容姿は瓜二つであり仲が良かった。笑い上戸で明るい性格。
重病のため夜見山市立病院で療養[注 18]していたが、突然の容体悪化で1998年4月27日に急死した。「4月の死者」。
鳴のクラスメイトに鳴との関係を知られていなかったことが、恒一が転校した5月から「現象」が開始したとの誤解の原因となった[注 19]
ビジュアルとしては、アニメDVD同梱版コミックス0巻収録のエピソード「第0話 The Other <因果> 」に登場。当時ものもらいができていたことから鳴と同じ左目に眼帯、服装をし、鳴を同時に登場させナンパしてきた男性に自分のドッペルゲンガーだと思い込ませ追い返した。ヘヴィメタルを好んでいるような発言がある。
映画版では、鳴が彼女の死後に霊安室に人形を届けに行くという、原作・アニメ版の冒頭と同じシーンは存在するが、彼女の存在については全く言及されない。
大庭(おおば)[注 9]
声 - 岡哲也
夜見山警察署の刑事。やや小太りな中年男性。
同僚の竹之内(たけのうち、声 - 里卓哉)とともに夜見山北中学を訪れ、水野沙苗の事故死について恒一に事情聴取をした[注 20]。個人的に「3年3組の呪い」を気にかけており、久保寺の自殺から数日後に、何かあった際に連絡するようにと恒一に対し名刺を渡す。
小学4年生の娘がいて、娘が将来夜見山北中学に進学し、3年3組になって呪いの犠牲になることを危惧している。
猪瀬 知香[注 21](いのせ ともか)[注 9]
声 - 井上まひろ
夜見山市飛井町にある喫茶店『イノヤ』のウェイトレスで、望月の異母姉。既婚者。
夜見山北中学出身だが、3年3組ではなかった。松永に関する情報を恒一達に教える。
松永 克巳(まつなが かつみ)
声 - 高橋伸也/演 - 三浦誠己
夜見山北中学の1983年度OBで、怜子の同級生でもある元・3年3組の男子生徒[注 22]
唯一災厄を途中で止めた人物で、記憶がなくなることを予想し、災厄を止める「死者を殺す」という方法をカセットテープに収め、旧校舎の3年3組の教室に隠した。
小椋 敦志(おぐら あつし)[注 23]
小椋由美の兄。引きこもりの19歳男性。
自宅に大型工事用重機が突っ込み、その直撃を受けて死亡。
沼田 峯子(ぬまた みねこ)[注 23]
声 - 高橋里枝
3年3組の合宿所となった『咲谷記念館』の管理人を夫・謙作(けんさく)[注 23]とともに務める気さくな中年女性。死亡した高林の母方の祖母。
合宿初日の夜に突然錯乱[注 24]し、夫を金串で串刺しにして殺害したのを皮切りに、合宿に来ていた生徒達を刃物で襲撃する。

エピソードSの登場人物[編集]

賢木 晃也(さかき てるや)
「エピソードS」の語り手。1987年度の3年3組の男子生徒。
中学時代に事故で左足に大怪我を負い、母・日奈子(ひなこ)の死を機に家族と共に夜見山を去る。その後は賢木家の別荘「湖畔の屋敷」に住んでいたが、98年の春に死亡する。
比良塚 想(ひらつか そう)
賢木の甥。
母や継父と確執があり、叔父の賢木を慕っている。その為に賢木の死後、心を閉ざしている。
比良塚 月穂(ひらつか つきほ)
賢木の姉で想の母。
賢木の中学時代に想の実父と死別し、後に修司と再婚して娘・美礼(みれい)を儲ける。
比良塚 修司(ひらつか しゅうじ)
想の継父。
実業家で鳴の養父と面識がある。

書籍情報[編集]

単行本版
角川書店より、2009年10月30日に発売された。表紙イラストは遠田志帆が担当。
角川文庫版
角川文庫(角川書店)より、上下巻分冊で2011年11月25日に同時発売された。表紙イラストは単行本版と変わらないが、2冊で揃うようになっている。
角川スニーカー文庫版
角川スニーカー文庫(角川書店)より、上下巻分冊で2012年3月1日に同時発売された。アニメ版のキャラクター原案を担当したいとうのいぢが、表紙イラスト・挿画を担当している。表紙デザインは上記と異なるが、こちらも2冊で揃うようになっている。

また、アニメ化記念に伴い、恒一が転校する前のエピソードを描いた「アニメDVD同梱版コミックス 0巻」が完全受注で発売が決定、「鳴のこれまでのいきさつ」を描いた完全オリジナルのアニメDVDも同梱されている。

第0話 「The Other 〈因果〉」
角川書店より、2012年5月26日に発売。完全オリジナルアニメDVD同梱。

Another エピソードS[編集]

単行本版
前作と同じく角川書店より、2013年7月31日に発売された。表紙イラストはこちらも同じく遠田志帆が担当。

漫画[編集]

清原紘によりヤングエース角川書店)2010年5月号(2010年4月4日発売号)から2012年1月号(2011年12月4日発売)まで連載された。全4巻。

ヤングエース2012年2月号 - 3月号に怜子を主人公とした番外編「Another0」が前後編で掲載された。この番外編を収録したアニメDVD付き『Another』コミックス第0巻が2012年5月に発売。

レーベルは角川コミックス・エース。なお、原作の表紙やアニメのキャタクターデザインとは異なり、原作とも展開は一部異なる。

綾辻行人(原作)、清原紘(漫画)
  1. 2010年10月4日発売、ISBN 978-4-04-715534-3
  2. 2011年3月4日発売、ISBN 978-4-04-715628-9
  3. 2011年9月3日発売、ISBN 978-4-04-715772-9
  4. 2011年12月29日発売、ISBN 978-4-04-120044-5
Another 0巻 オリジナルアニメDVD同梱版 2012年5月26日発売、ISBN 978-4-04-900816-6

原作との差異[編集]

原作と比べ、登場人物やその生死、犠牲者の死因などの一部が変更されており、また、登場人物に関する小ネタが随所に盛り込まれている。 学園青春ものとしての側面が原作より強調されており、主要人物の人間関係を示す描写などが細かく描かれている。 合宿でのエピソードは原作およびアニメ版・映画版よりも大幅に縮小されている。

テレビアニメ[編集]

2012年1月9日から3月26日まで北日本放送(KNB)、独立局8局とTVQ九州放送にて放送された。また、BS11でも同年4月から6月まで放送。なお本作では作中の背景に、庄川合口ダム砺波平野城端周辺に酷似した風景、南砺市の南砺福野高校(夜見山北中の中庭)や、同高旧校舎の国重文・巌浄閣(夜見山北中の旧校舎)、福野駅小矢部市石動小校舎(オープニングタイトルバックの金網越しに見た夜見北中校舎)など、P.A.WORKSのある富山県砺波地域の風景、建造物が使われている。

原作との差異[編集]

三年三組のクラスメイトは、原作からの主要人物以外にもアニメオリジナルのキャラクターを含む多数の人物が姿や声[注 25]付きで登場している。恒一や鳴たちを含め男子14名、女子16名、計30名の全員に本名や住所の設定があり、公式ホームページでは座席表が掲載された。アニメ放送中に登場する生徒が劇中で死亡すると、座席表の生徒が黒く塗りつぶされる演出がなされた。

漫画版とは逆に主要人物以外の生徒間の関係が描写されており、合宿での混乱もそれらの感情の発露の場としてより詳細に描かれている。

叙述トリックに関わる演出[編集]

本作に登場する「三神怜子」は、全編を通して用いられた叙述トリックにより、夜見山北中学校の教師「三神」と主人公・榊原恒一の母方の叔母「怜子」という個々の2人のキャラクターに見せかけられている。しかし、アニメーション作品になると、声優に関する情報から「三神」と「怜子」が同一人物である事が露呈する恐れがあった。

そのため、叙述トリックやビジュアル面での差別化(「三神」と「怜子」で髪の毛の色まで変化するなど)に加え、怜子役の声優・榊原奈緒子が所属するプロダクション・エースの協力[5]を得て、架空の声優「宮牧美沙代」(実質、榊原の本作のみの別名義、11話まで使用)を用意[注 26]し、あたかも2人の声優が「三神」(宮牧)と「怜子」(榊原)を演じているように見せる事で、アニメ版においてもこの演出を成立させた。

なお、「宮牧美沙代(みやまきみさよ)」の名前の由来は、物語の発端となった本作のキャラクター・夜見山岬(よみやまみさき)のアナグラムであり[注 27]、更にプロダクション・エース公式ウェブサイト内の宮牧の公式プロフィールページが最終話放送時には消えるという、"死者"らしい演出がされている。

災厄の規則性[編集]

何故災厄が発生するのかという理由付けは一切なされず、災厄にまつわる記録と記憶の改竄等についても人知を超えた"現象"としか説明されないのが本作品の特徴だが、それでもなお経験則により、災厄には幾つかの規則性が解明されている。
災厄は致命的なものに限られる(僅かに生き延びた例外あり)。
災厄は事件死、事故死、病死、狂死等、理由を問わず発生するが、不可解な死に方ではなく明確に死因が特定される。
災厄を受ける人間は3年3組に在籍する生徒と教師、及びその二親等以内の血族に限られる。
災厄を受ける場所は夜見山市内に限られる。但し死亡場所は必ず夜見山市内とは限らない。
一度災厄が始まると、本来の死者である「もうひとり」が倒されない限り災厄は止まらない。
災厄にまつわる改竄の対象となるのは「もうひとり」を特定する部分に限られる。
「もうひとり」は3年3組に在籍する生徒と教師の何れかであり、本人にその自覚は無い為、実行犯では無い。
災厄はクラスに一人「いないもの」を置き、一年間それを守れば回避する事が出来る。但し「もうひとり」が教師であった場合は生徒の「いないもの」を置いても災厄は避けられない。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 綾辻行人「Another」(角川書店刊)
  • キャラクター原案 - いとうのいぢ
  • 製作 - 菊池剛、武智恒雄、阿佐美弘恭、菊池宣広、木場正博、上阪直也、藤岡淳、梶野元延、福原直樹、石橋隆文
  • 監督 - 水島努
  • シリーズ構成・脚本 - 檜垣亮
  • エグゼクティブプロデューサー・ストーリー原案(第0話) - 井上伸一郎
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 石井百合子
  • 色彩設計 - 井上佳津枝
  • 美術監督 - 平柳悟
  • 3D監督 - 山崎嘉雄
  • 特殊効果 - 村上正博
  • 撮影監督 - 並木智
  • 編集 - 高橋歩
  • 音響監督 - 岩浪美和
  • 音楽 - 大谷幸
  • 音楽プロデューサー - 伊藤善之、斎藤滋
  • 音楽制作 - ランティス
  • プロデューサー - 安田猛、松木あい、福田順、熊谷宜和、堀川憲司井上俊次、篠崎文彦、青木絵理子、室伏泰伸、金定祐一郎、石川亜美、川島誠一
  • ラインプロデューサー - 相馬紹二
  • アニメーション制作 - P.A.WORKS
  • 製作 - 「Another」製作委員会

主題歌[編集]

オープニングテーマ「凶夢伝染
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
オープニングアニメーション内の登場人物達が一瞬ずつ登場する場面は本編で死者が出る度に変化していく。
エンディングテーマ「anamnesis
作詞・歌 - Annabel / 作曲・編曲 - myu

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル コンテ 演出 作画監督 担当制作会社
#00
[注 28]
The Other -因果- 吉原正行 許琮 大東百合恵、川面恒介
皆川一徳、宮川智恵子
石井百合子
P.A.WORKS
#01 Rough sketch -素描- 水島努 石井百合子、皆川一徳
#02 Blueprint -思惑- 畑博之 宮川智恵子 Production I.G
#03 Bone work -骨組- ひいろゆきな 吉田優子 P.A.WORKS
#04 Put flesh -輪郭- 吉原正行 倉川英揚 大東百合恵
#05 Build limbs -拡散- 許琮 小島明日香
#06 Face to face -二人- 室井ふみえ 川面恒介
#07 Sphere joint -変調- 岩崎太郎 谷口淳一郎 動画工房
#08 Hair stand -紺碧- 篠原俊哉 伊藤依織子 P.A.WORKS
#09 Body paint -連鎖- 畑博之 皆川一徳、天﨑まなむ
#10 Glass eye -漆黒- ひいろゆきな 小島明日香
#11 Makeup -惨劇- 小倉陳利 安斎剛文 皆川一徳、伊藤依織子
川面恒介、大東百合恵
宮川智恵子
#12 Stand by oneself -死者- 水島努 石井百合子、伊藤依織子
吉田優子

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送時間 放送系列 備考
富山県 北日本放送 2012年1月9日 - 3月26日 月曜 25:35 - 26:05 日本テレビ系列 P.A.WORKS所在地
京都府 KBS京都 2012年1月10日 - 3月27日 火曜 25:00 - 25:30 独立局
埼玉県 テレ玉 火曜 25:05 - 25:35
神奈川県 tvk 2012年1月11日 - 3月28日 水曜 25:45 - 26:15
東京都 TOKYO MX 水曜 26:00 - 26:30
福岡県 TVQ九州放送 水曜 26:48 - 27:13 テレビ東京系列
岐阜県 岐阜放送 2012年1月12日 - 3月29日 木曜 25:45 - 26:15 独立局
兵庫県 サンテレビ 木曜 26:05 - 26:35
三重県 三重テレビ 木曜 26:50 - 27:20
千葉県 チバテレビ 2012年1月13日 - 3月30日 金曜 25:30 - 26:00
日本全域 BS11 2012年4月7日 - 6月23日 土曜 27:00 - 27:30 BS放送 ANIME+』枠
AT-X 2012年10月11日 - 12月27日 木曜 22:30 - 23:00 アニメ専門CS放送 リピート放送あり
栃木県 とちぎテレビ 2013年10月11日 - 12月27日 金曜 23:30 - 24:00 独立局
日本全域 フジテレビTWO 2013年10月21日 - 10月28日 平日 16:00 - 17:00 CS放送 2話連続放送

OVA[編集]

『#00 The Other -因果-』は、2012年5月24日発売のアニメDVD同梱版コミックス0巻に収録の藤岡未咲がメインのオリジナルエピソード。

関連商品[編集]

DVD、Blu-ray Disc[編集]

2012年3月30日から順次発売されている。BD(限定版、通常版)、DVD(限定版のみ)の各巻3種リリース。角川書店より発売。

限定版は三方背ケースが同梱であり、ケースジャケットのイラストはスニーカー文庫版小説のイラストを手掛けたいとうのいぢ、ディスクジャケットのイラストは限定版、通常版共にテレビアニメ版のキャラクターデザインを手掛けた石井百合子による描き下ろしイラストが使用される。各巻限定版には全巻購入特典の応募券、声優、スタッフのインタビューが掲載されたブックレットが封入。映像特典は限定版、通常版共に収録。

TV放送版では過激な死亡の描写がカットされる、暗くなるなどして隠されていたが、DVD・ブルーレイでは解禁されている。

2013年3月29日に角川書店より全12話をBlu-rayコンプリートBOXが発売された。コミックス限定版に収録された第0話も収録され初Blu-ray化となった。

映像特典として、先行PV1・2、ノンクレジットOP・ED、番宣スポット、DVD告知CMがシリーズBDから再録される他、イベント『夜見山北中学校卒業式』のイベント映像がBlu-rayコンプリートBOX独自の特典として収録された。封入特典として特製ブックレットの他、いとうのいぢ描きおろしの三方背ケースと、石井百合子描きおろしのデジパックや見崎鳴三連ポストカード(映画・漫画・アニメ)が収録された。

巻数 発売日 収録話 規格品番 映像特典
BD限定版 BD通常版 DVD限定版
1 2012年3月30日 第1話、第2話 KAXA-4601 KAXA-4607 KABA-10060 先行PV(Ver.1)
2 2012年4月27日 第3話、第4話 KAXA-4602 KAXA-4608 KABA-10061 先行PV(Ver.2)
3 2012年5月25日 第5話、第6話 KAXA-4603 KAXA-4609 KABA-10062 ノンクレジットOP
4 2012年6月29日 第7話、第8話 KAXA-4604 KAXA-4610 KABA-10063 番宣スポット
5 2012年7月27日 第9話、第10話 KAXA-4605 KAXA-4611 KABA-10064 告知CM
6 2012年8月31日 第11話、第12話 KAXA-4606 KAXA-4612 KABA-10065 SDキャラ鳴が活躍するフラッシュアニメ[注 29]
ノンクレジットED
BD-BOX 2013年3月20日 全12話 + 第0話 KAXA-5800 - ※概要参照

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番 備考
2012年7月11日 テレビアニメ『Another』キャラクターソングアルバム『Songs party -歌宴-』 LACA-15196 SDキャラクターによるショートPVが収録されたDVDが同梱。

書籍[編集]

アニメ「Another」 設定資料集
アニメーション制作のP.A.WORKSが通販サイトにて2012年4月20日から販売。初版限定。
アニメ版の登場人物や舞台の網羅的な設定資料に加え、原作者や制作陣のメッセージ、イラスト、対談などを収録している。
Another 1998 Graduation Memories
2012年6月29日に発売されたキャラクターブック。
「ニュータイプ」などに掲載されたピンナップがあるほか、綾辻行人と水島努がお互いに向けてコメントを出す企画などもある。

イベント[編集]

TVアニメ『Another』プレミアム先行上映イベント
2011年12月26日に角川シネマ有楽町で開催された。ゲストは高森奈津美、阿部敦、綾辻行人、水島努、檜垣亮、堀川憲司、宝野アリカが出演。内容はゲストによるトークを行った。また、入場者特典としてテレビアニメ版の番宣ポスターが配布された[6][7]
本イベントの模様はBlu-ray Disc、DVDの第2巻(限定版)に同梱の特典ディスクに収録された。

映画[編集]

Another アナザー
監督 古澤健
脚本 田中幸子
古澤健
原作 綾辻行人
製作 下田淳行
小林剛
製作総指揮 井上伸一郎
出演者 山﨑賢人
橋本愛
袴田吉彦
加藤あい
音楽 安川午朗
主題歌 加藤ミリヤ「楽園」
撮影 喜久村徳章
編集 大永昌弘
製作会社 映画「Another アナザー」製作委員会
配給 東宝
公開 日本の旗 2012年8月4日
上映時間 109分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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実写劇場映画が角川映画制作で2012年8月4日公開[8]。主演は、山﨑賢人橋本愛[8]PG12作品。

全国304スクリーンで公開され、2012年8月4、5日の初日2日間で興収8,051万1,000円、動員6万1,471人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第9位となった[9]

スタッフ[編集]

  • 原作 - 綾辻行人『Another アナザー』(角川書店刊)
  • 監督 - 古澤健
  • 脚本 - 田中幸子、古澤健
  • 音楽 - 安川午朗
  • 企画・製作 - 角川映画
  • エグゼクティブプロデューサー - 井上伸一郎
  • 企画 - 椎名保
  • プロデューサー - 小林剛、下田淳行
  • 共同プロデューサー - 原公男
  • ラインプロデューサー - 及川義幸
  • 人形制作 - 恋月姫
  • 撮影 - 喜久村徳章
  • 照明 - 関輝久
  • 美術 - 丸尾知行
  • 装飾 - 山本直輝
  • 録音 - 井家眞紀夫
  • VE - 鏡原圭吾
  • VFXスーパーバイザー - 立石勝
  • 編集 - 大永昌弘
  • スクリプター - 阿保知香子
  • 助監督 - 菊池健雄
  • 製作担当 - 石井仁朗
  • 制作プロダクション - ツインズジャパン
  • 製作 - 映画「Another アナザー」製作委員会(角川書店、東宝、NTTドコモ、ツインズジャパン)
  • 配給 - 東宝

主題歌[編集]

ロケ[編集]

当初は茨城県で撮影する予定であったが、東日本大震災の影響で三重県伊賀地方に変更された[8]。撮影はロケーションナビゲーター伊賀(ナヴィカ)の協力を得て2011年4月16日から5月12日の間に行われた[8]

主なロケ地[8](三重県伊賀市

原作との差異[編集]

原作と比べ、登場人物[注 30]やその生死[注 31]、犠牲者の死因などが変更されている。

また、原作(および漫画版、アニメ版)における重要な設定のうち、「三神怜子についての叙述トリック・ビジュアル面での差別化」(前述)や「足りなくなる机」などいくつかが省略されている。特に三神怜子については、登場時に怜子自身から榊原恒一のクラスの副担任であることが語られる。

関連イベント[編集]

  • 東京ジョイポリス「アナザー 死へのトビラ・・・・」
    • 実写映画を基にしたウォークスルーアトラクション。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ アニメDVD同梱版コミックス0巻収録のエピソード「第0話 The Other <因果> 」での描写による
  2. ^ 「エピソードS」での描写による
  3. ^ 原作や漫画版、映画版では恒一や鳴に憎悪を抱く人物として描かれているが、アニメ版では対照的に恒一に好意を寄せている人物となっている等、差異がある
  4. ^ a b c 名はアニメ版より
  5. ^ a b 映画版ではそれぞれ、勅使河原隼人(はやと)、久保寺良一(りょういち)となっている
  6. ^ 演出のために用意された榊原奈緒子の別名義
  7. ^ 映画版では風見が「彼女」と呼んでおり、岬の席に人形を座らせている事から女子生徒であったと推測される
  8. ^ a b 名は漫画版3巻の1983年度3年3組の生徒名簿より(原作及びアニメ版では名字のみ、映画では1983年度の合宿における事故のエピソードが省略されているため触れられない)
  9. ^ a b c d e f ストーリー展開またはキャラクター設定の変更のため、映画版では登場しない
  10. ^ 映画では出張先等については言及されず、電話でのやり取りも描写されない
  11. ^ a b c 漢字表記は不明
  12. ^ 映画版では見崎霧果となっている
  13. ^ 映画では、鳴を手放したくないが為にある種の過剰な干渉をする、うっとうしい一面を持つ人。また、夫については映画版では触れられていない
  14. ^ アニメ版では早苗となっている
  15. ^ 映画版では恒一との携帯電話での会話は登場しない
  16. ^ ただし、原作やアニメ版では鳴のクラスメイトの一人が彼女と思われる人物について語っている
  17. ^ どちらが姉で妹なのかは劇中では語られなかった。
  18. ^ 原作とアニメ版とでは入院時期も病名も異なる
  19. ^ 特にアニメ版ではこのことが合宿での混乱を引き起こす原因となる
  20. ^ アニメ版ではこれ以降登場しない
  21. ^ アニメ版では望月知香となっている
  22. ^ アニメ版では怜子とは部活も一緒で、怜子からは「マツ」という愛称で呼ばれている
  23. ^ a b c ストーリー展開またはキャラクター設定の変更のため、漫画版および映画版では登場しない
  24. ^ アニメ版では、孫の死の影響による精神異常が原因とされる
  25. ^ 声 - 平田真菜古谷静佳井上剛野水伊織南條愛乃峰健一嶋村侑室元気福圓美里鷹野晶浅利遼太河西健吾河本啓佑小林康介明坂聡美
  26. ^ プロダクション・エースの公式ウェブサイト内には、宮牧の公式プロフィールページ(現在削除済み・キャッシュ)まで用意する手の込みようであった
  27. ^ 出演作の頭文字も、『MISAKI』のアナグラムとなる
  28. ^ 未放送話。
  29. ^ Blu-ray 限定版、DVD 限定版のみ
  30. ^ 原作の登場人物が登場しなかったり、映画版オリジナルのキャラクターが登場するだけでなく、キャラクター設定(性別、内面・外面の特徴など)の変更もある
  31. ^ 原作(および漫画版、アニメ版)にて最後まで生き残った数人の登場人物が映画版では死亡し、そのうちの一人がラストシーンにて、2012年度の「もう一人」として登場する

出典[編集]

  1. ^ 2012年2月18日のALI PROJECTライブ、『凶夢伝染カルナバル』より
  2. ^ ヤングエース2012年9月号(2012年8月4日発売号)22頁より
  3. ^ Another エピソード S(新刊ラジオ 第1647回)(2013年8月2日配信、2013年8月7日閲覧)
  4. ^ このことから久保寺の死後、担任もしくは副担任になった模様
  5. ^ 「キャスティング協力:プロダクション・エース」の声優クレジットより
  6. ^ TVアニメ「Another」プレミアム先行上映イベント開催!”. リッスンジャパン (2011年11月26日). 2012年1月7日23:26閲覧。
  7. ^ TVアニメ「Another」先行上映イベに宝野アリカ(ALI PROJECT)が来場!”. リッスンジャパン (2011年12月2日). 2012年1月7日23:28閲覧。
  8. ^ a b c d e 河北(2011):21ページ
  9. ^ 『仮面ライダー』が『海猿』のV4阻止!『ポケモン』20億、『おおかみこども』15億円突破とアニメ強し!シネマトゥデイ 2012年8月7日

参考文献[編集]

  • 河北彬光"「アナザー」伊賀で撮影"2011年5月28日付、中日新聞朝刊ジュニア中日みえ、21ページ
  • アニメ「Another」 設定資料集

外部リンク[編集]