+チック姉さん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
+チック姉さん
ジャンル 学園ギャグ
漫画
作者 栗井茶
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
増刊ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2009年18号 -
発表期間 2009年9月4日 -
巻数 既刊7巻(2014年4月現在)
アニメ
原作 栗井茶
監督 水島努
キャラクターデザイン 木野下澄江
音楽 加藤達也
アニメーション制作 TYOアニメーションズ
バーナムスタジオ
製作 「+チック姉さん」製作委員会
配信サイト ヤングガンガン公式サイト
ニコニコ動画YouTube
ガンガンONLINE
配信期間 2011年5月16日 - 2012年2月24日
話数 6話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

+チック姉さん』(プラスチックねえさん、+TIC ELDER SISTER)は、栗井茶による日本漫画

ヤングガンガン2009年09月No.18(2009年9月4日発売)より不定期連載。THE市のTHE高校に通う頭にプラモを乗せた模型部3人娘による学園ギャグ漫画。『増刊ヤングガンガン』Vol.9、10でも掲載。不定期連載のため連載再開の度に第1話から再カウントされている。

単行本発売に先駆けアニメ化され、ヤングガンガン公式サイトほか、ニコニコ動画YouTubeガンガンONLINEでWebアニメ配信されている。

登場人物[編集]

模型部[編集]

姉さん / 源間色枝(げんま いろえ)
- 狩野茉莉
主人公。背中まで届く長い髪と、高校3年生とは思えない程の低身長が特徴。頭に城の模型が乗っており、中には新衛門という侍と一休さんっぽい坊主がいる。下級生(及び一部の大人)からは姉さんと呼ばれるが、同級生からは「チビ子」と呼ばれる。
「放課後だからといってすぐに帰るのはもったいない」と、とにかく青春することを志とし、いつも他人にちょっかいをかけたりしているはちゃめちゃな性格。傍若無人で我侭かつ下品。周囲に迷惑を掛けることを何とも思わず、しかも目立ちたがりなトラブルメーカーである。但し、至極真っ当な言動も少なくない。また、一切悪事を働いていないにもかかわらず、オカッパに理不尽にも自身のヌイグルミを破壊され捨てられた際は終始落ち込んでいた[1]。また、意外に学力は高く、料理も意外に得意。さらに将棋も強い。だらしのない体でお腹の肉が掴めるという描写あり。
名前を逆さから読むと「えろい○んげ」。
オカッパ / 岡本葉月(おかもと はづき)
声 - 内山夕実
姉さんの後輩。黒髪ショートカットで前髪はパッツン。頭に電車の模型が乗っている。小学生4年の頃まで関西育ちだった。中学時代は弓道部だった。マキマキのクラスメイトで彼女の隣の席。
姉さんとは違い、周囲の人間とごく普通のコミュニケーションを取れる常識人(ただし、マキマキ共々一般生徒からは頭に模型を乗せている『変わり者』と認識されている)。だが怒ると怖く、姉さんの振る舞いが癇に障った時には、喜々とした表情で周囲が慄然とするほどの暴力を振るうが、後述の失恋したマキマキを気遣う優しい一面も持っている。
少女時代からプラモが好きでその頃から頭に模型が乗っており、いじめっ子の少年をパンチ一発でKOさせるなど、その頃から強い。
虫が苦手。特にゴキブリが大の苦手。
時折周りにやたらと絡みたがる時があり、姉さんとマキマキからは「甘え日」と言われ鬱陶しがられている。
マキマキ / 酒巻真希菜(さかまき まきな)
声 - 井上麻里奈
姉さんの後輩。やや長身で、首元で2つに結った長い髪とニーソックスがトレードマーク。頭に戦車の模型が乗っている。中には軍服を来たおっさん(アニメでは戦車兵 声 - 辻親八)が入っており初期の頃はよく大砲を撃っていた。オカッパのクラスメイトで彼女の隣の席。オカッパとは彼女が転校してきてから一緒。
男言葉でしゃべるボーイッシュな少女だが、見た目によらず争いごとが嫌いな性格であり、模型部の中では一番の常識人。姉さんに迷惑を掛けられても仕返しせず、オカッパとのケンカをオロオロしながら見ており、時折そのとばっちりを喰らうが、姉さんに「アイプチ」と貶された際は姉さんを窓から逆さ吊りにするほど激昂した。
初心で、一人で自分の腕を使いキスの練習をしている。また、クラスメイトに片思いしていたが彼女ができてしまい、発狂してしまったことがある。
小学生の頃は太っており、滑舌が悪かったが、中学に入ってから痩せた。

その他生徒[編集]

ウノ、サノ
声 - 井澤詩織(ウノ)、早乙女由香(サノ)
恐らく1年で姉さん以上の低身長の双子姉妹。
姉さんよりもアホで姉さんの遊び相手にされることもよくあり、模型部員達と一緒にいることも多い。双子であるがためによく間違われるが、両親にさえ高確率で間違われるのが悩み。
裏返した紙に書かれた文字を透視するという超能力を持ち、料理も得意で本格的。
美しさの人 / 石原さとみ(いしはら さとみ)
声 - 斎藤千和
「美しさ」を極めた謎の女生徒。3年。12月24日生まれ。妹がいる。
肌や髪などのケアを極めて大事にし、模型部員達よりも自分の方が何倍も美しく可愛いと思っており、自分の基準で他人を美しくする。しかし、体型はぽっちゃり系で、髪をお団子にして肌はつるつるのおたふく顔で、お世辞にも美しいとは言えない。
そこら辺の男子生徒の挑発やからかい程度ではまったく動じず結構手強い。また、枯れた花に息を吹きかけ満開の状態に再生させるおかしな能力を持ち合わせている。
本名は単行本5巻で発覚する。以降、石原と呼ばれることも多い。
佐々木唯(ささき ゆい)
姉さんのクラスメイトの女子生徒。放送部員。黒髪短髪のつり目で左利き。姉さんとは中学が一緒だったがその頃から姉さんのことが嫌いで、悪質な嫌がらせをし、校内放送で姉さんの悪口を堂々と言うほどであったが、姉さんとは普通に接するようになっている。
非常に根暗で偏執的性格の持ち主で、キレると自前のノートに虚ろな目で黙々と愚痴やらなんやらを書き続ける。ドヤ顔で「ふふんっ」と鼻を鳴らすのが癖。
待合のバス停で一緒になることが多かった大学生の山田(後述)にいきなり告白されてから何故か一目惚れしてしまい、想いが高じて脅迫メールやストーカー行為などをしている[2]
ベリーちゃんという犬を飼っている。手当たり次第体当たりをかまして(佐々木を含む)人を気絶させる駄犬。
国木(くにき)
声 - 谷山紀章
野球部のキャプテンでイケメン。3年。だが、他校に知れ渡る程の同性愛者で常日頃から女性用の下着を身に着けている。姉さんからは面白がられ気に入られている。
気に入った男子生徒に迫って連れ去ろうとし、女性下着を着用した姿を公衆の面前に晒すなど[3]、奇行に事欠かない。
多田(ただ)
声 - 小池謙一
ヒゲを生やした野球部員。1年。盗んではダメだけど捨ててある物を拾ったら大丈夫[4]と、学校のゴミ置き場からニーソを探し出す程のニーソ好き。
美しさの人の手によって顔の毛をすべて剃られ、顔面は彼女そっくりに変えられてしまった。顔は化粧なので元に戻ったが、頭はスキンヘッドのままである。
生徒会員A・B
声 - 岩瀬周平赤羽根健治
長髪の男子の二人組。1年。将来の夢は「パチプロとヒモの両立」というアホだが、基本的には姉さんや国木やヨシ君よりも常識人であるため、ツッコミ役に回ることが多い。
国木のことがトラウマで、見るとおびえてしまう。
Bの方は名前を東(あずま)と言い、一人暮らしをしているが、姉さんも引くほどの不摂生な食生活をしている。
生徒会員C
生徒会の中で唯一まともな黒髪長髪のメガネっ娘。
生徒会長
一見イケメンだが、生徒会室で賭け麻雀をするなど、自ら「名ばかりの生徒会長」と語るほどのアホだが、真面目に仕事をしていることもある。
梶原(かじはら)
肥満体でプラモオタクの男子生徒。語尾に「ズラ」をつけるのが口癖。
一度模型部に入部しようとオカッパに連れてこられたが、気に入られず姉さんに部室の窓[5]から突き落とされたが無傷で済んだ。
また、姉さんに2000円でなんでも言うことを聞くと自ら約束しマシンのようにこき使われたが、すぐに約束を破棄した。
真田(さなだ)
声 - 神原大地
姉さんの昔からの知り合いでクラスメイトの男子生徒。バスケ部員。姉さん曰く美男子と名高いらしい。
ノッポ
姉さんのクラスメイトで隣の席の女子生徒。本名不明。姉さんからは「ノッポ」と呼ばれており、実際に長身。
マキマキ同様ボーイッシュな性格で巨乳。
姫川百合亜(ひめかわ ゆりあ)
姉さんのクラスメイトの女子生徒。8月23日生まれ。姉さんのことを「チビ子ちゃん」と呼んでいる。バスケ部員。
クラスの男子生徒にいたずらで芸能事務所のオーディションに履歴書を送られるほどの美人で長身・巨乳。
ヨシ君 / 吉田(よしだ)
ぼっちゃん刈りで頬のこけた温和そうな男子生徒。生徒会二人組のクラスメイトで仲が良く、Aとは隣の席。増田ちゃん先生のことが好き。
初登場時は少し動いたただけで肩を脱臼する様な虚弱体質だったが、空手の心得があり、スズメ蜂を叩き落としながら、飛び蹴りで巣を真っ二つに割ったことがある。
ナンパ師であり、何人もの美人とデートしたことがある。
山崎(やまざき)
ヨシ君の隣の席の女子生徒。メガネっ娘。増田ちゃん先生を尊敬している。
トビー・リビドー
留学生の男子生徒。一人称は「トビー」。手相を見ることができる。ベジタリアンで実家は農家。「リビドー」の姓の通りエロい。
図書委員A・B
長髪の男子とメガネと出っ歯が特徴の男子の二人組。オカッパとマキマキの同級生。図書室で好き放題やる姉さんに手を焼きまくっている。
メガネ出っ歯の方(B)は名前を田口(たぐち)と言い、オカッパとは中学からの友人で、彼女に惚れている。

教職員[編集]

校長
THE高校の校長。アメとムチが教育理念で、礼儀に厳しいが『アメ』の部分がすごい。また、校長でありながら姉さんと賭け将棋を行うなどかなりのアホ。
水野(みずの)
声 - 倉田雅世
保健教師、33歳。教師だが姉さんのことを「姉さん」と呼んでいる。増田ちゃん先生とは親友。
学生時代に背中の毛が濃すぎて彼氏に振られた苦い思い出がある。
増田(ますだ)
通称「増田ちゃん先生」(水野先生からは「増田ちゃん」と呼ばれている)。姉さんのことを「源間」と呼んでいる。水野先生と仲が良い。
美人で真面目。面倒見が良く、生徒に受けが良いが、やや堅物で融通が利かない。ヨシ君が描いたエロい似顔絵にも素で添削して返す程。
上司である校長に対してもハッキリと意見し、体罰も辞さない。
購買部のババア
何かと姉さんと勝負をしているババア。プロらしい。

学校以外[編集]

姉さんの父
姉さんの父親。娘・色枝同様いい加減で自己中な性格だが、娘思いな面を見せる時もある。
しょーちゃん
オカッパの弟。小学1年生。姉さんのことを「チビ姉ちゃん」と呼んでいる。
マー君
姉さんの中2の時の彼氏。しばらく付き合っていたらしいが、冬に股間や服の中に熱い飲料をかけられた挙句、姉さんにからかわれているだけだということが発覚。ボンボン。
赤ちゃんおじさん
学校の隣にあるマンションに住む変質者。
小太りでメガネにチョビ髭のオッサンだが、幼児服によだれ掛け、おむつ姿で左手にガラガラ、右手には空気注入式のダッチワイフを持っている。
運動場の女生徒に声を掛け、あんまり構うとベランダから飛び降りたり、校庭に入ってきたりして危ない。
山田純一(やまだ じゅんいち)
小太りなT大学1年生。言動はちょっと(?)変だが常識人。
バス停で佐々木に思い切って告白したことから、彼女に付き纏われる。佐々木の異常な言動に恐れをなし、下宿から自宅通学に変えたが、彼女から逃れることはできない。
実家には両親の他、姉が1人いるらしい。
佐々木の父
佐々木の父親。警察官。姉さんの知り合いで、警官だが姉さんを「姉さん」と呼んでいる。過保護で娘・唯が山田と付き合うのに反対している。
事件が起きた際も現場に向かわず唯の元へ向かうなど警官らしからぬ人物。

舞台について[編集]

姉さんたちが通う高校はTHE高校、住んでいる市はTHE市、となっているが、作中(単行本5巻)で登場する地図の形状は北海道札幌市に酷似している。また、その地図には学園都市線国道5号国道12号が実名で登場する。

また、作中での山田の住所は「西区西町2条4丁目」である。〇条〇丁目は北海道各地で頻繁にみられる住所表記である。ちなみに、西町は札幌市西区に実在するが、「条」は使用していない。

アニメ版では北海道警パトカーが登場している。

単行本[編集]

Webアニメ[編集]

Web配信の約2分ほどのオリジナルアニメ。監督の水島努自身がコンテ・演出・音響監督その他を手がけている。ヤングガンガン公式サイト、ニコニコ動画、YouTubeでの先行配信のほか2011年5月19日よりガンガンONLINEでも配信されている。

2012年8月22日に配信エピソードも含む全12話を収録した『OVA +チック姉さん』全1巻を発売。先行して2012年7月31日にはグッドスマイルカンパニーよりDVDまたはBlu-ray同梱の『ねんどろいど 姉さん』DVD・Blu-layセットを発売。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「ぷらすちっく☆思考
作詞 - 月宮うさぎ / 作曲・編曲 - 小池雅也 / 歌 - ULTRA-PRISM
エンディングテーマ 「私と私がしたいこと
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 江並哲志 / 編曲 - 河田貴央 / 歌 - 早乙女由香

各話リスト[編集]

()は配信時の話数。

話数 サブタイトル コンテ 演出 作画監督 初回配信日 アイキャッチ
第1話
(第5話)
喧嘩チック 水島努 水島努 木野下澄江 2012年2月24日 姉さん
第2話
(第1話)
仲良しチック 2011年5月16日 オカッパ
第3話
(第3話)
キッスチック 柴田彰久 2011年9月16日 マキマキ
第4話
(第4話)
ビューティーチック 水島努 2011年9月24日 美しさの人
第5話
(第2話)
恋話チック 2011年5月16日 戦車兵
第6話 餅ック 柴田彰久 真田
第7話 立ち直りチック 多田
第8話 解決チック ウノサノ
第9話
(第6話)
仲直りチック 2012年6月9日 国木
第10話 憧れチック シンディ
第11話 テニスのお姫様チック せな毛(保健医)
第12話 大きなお世話チック 柴田彰久 花ちゃん

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 更にはマキマキからも頭の城を捨てられた。
  2. ^ 山田の方は失禁するほど恐怖しているが、関係の方は一応進展(?)しているらしい。
  3. ^ 一度逮捕されてしまったこともある(この時は半裸の状態で、下着姿では無い)。
  4. ^ 実際は、遺失物等横領罪というれっきとした犯罪である。
  5. ^ アニメでは部室は校舎最上階の4階に位置しているが、単行本やアニメの後のエピソードでは部室の上に家庭科室が存在する描写がある。

外部リンク[編集]