少女ファイト

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少女ファイト
ジャンル バレーボール漫画、学園漫画
漫画
作者 日本橋ヨヲコ
出版社 講談社
掲載誌 イブニング
レーベル 講談社KCデラックス(通常版)
講談社プレミアムKC(特装版)
発表号 2006年2号 -
巻数 既刊11巻(2014年6月現在)
OVA
原作 日本橋ヨヲコ
監督 多田俊介
キャラクターデザイン 高橋英樹
アニメーション制作 Production I.G
製作 講談社
発売日 2009年10月23日
話数 全1話
その他 単行本第6巻の特装版に付属
テンプレート - ノート
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ポータル 漫画アニメ

少女ファイト』(しょうじょファイト)は、日本橋ヨヲコによる日本漫画作品。『イブニング』(講談社)にて2006年2号より連載中。高校の女子バレーボールを扱っている。

概要[編集]

2005年12月発売の2006年2号から講談社漫画雑誌イブニング』で連載している。単行本第8巻から作者との連名で『作画監修 木内亨』のクレジットが追加された。2014年6号掲載分まで、本作品は毎月第2・第4火曜日の発売である『イブニング』の第4火曜日の号に隔号掲載されていた[1]が、休載期間を挟んで2014年6月発売の13号より一時的に毎号連載へ移行している。

本作品のタイトルは、作者の前作『G戦場ヘヴンズドア』に登場した架空の漫画雑誌『週刊少年ファイト』をもじったもの。作者は小学生時代バレーボール部に所属しており、「人に気を使う球技」「人生の縮図」として感じたとし、作品の題材にしたかったと述べている。また、作者が30代になり経験を積み余裕が出来たことから、20代の頃では未熟で出来なかったスポーツ漫画を描こうと思ったとのこと。

ブロスコミックアワード2008大賞受賞[2]。2009年1月にはドラマCD化(第5巻特装版に付属)され、同年10月にはOAD化(第6巻特装版に付属)された。

あらすじ[編集]

旭谷小学校時代、大好きな姉・大石真理に付き合うため嫌々ながらバレーボールを始めた大石練は、5年生前の春休みに姉を交通事故で亡くす。失意の練は「バレーやってる間だけは姉ちゃんのことを考える暇がないから」という理由でひたすらバレーに没頭するようになり、その狂気的なプレーぶりから『狂犬』とあだ名される。後にキャプテンとして旭谷小チームを全国大会準優勝に導いた(決勝戦は勝っても次の試合が無いため、やる気を失ったことが準優勝に留まった原因)。

アメリカに転校した唯隆子を除く旭谷小チームのレギュラー全員がバレー名門校・私立白雲山学園にスカウトされ、練は皆で一緒に中等部の推薦入学試験を受けようと約束を交わすが、最終的に練以外のメンバー全員が練に内緒で面接を辞退。このことで大きなショックを受けた練は以降、幼馴染式島滋式島未散兄弟以外の同年代の誰とも距離を置き、友達になることを避けるようになる。

その原因はバレーに対する余りに激しい闘争心と[3]、チームメイトの気持ちを何も考えていなかった自分にあったと考え、また旭谷小時代の仲間とコート上で再会することを恐れた練は、白雲山バレー部では他人を傷付けぬよう自分を抑え続け、実力を隠して万年補欠で通そうとする。しかし3年生時に些細なことでレギュラーの蜂谷千代に怪我を負わせてしまい、穴埋めとして練習試合に代理スタメンで出場することに。試合当初は自分を抑えていた練だが、無意識に『狂犬』の闘争心に火が点いてしまいチームメイトの京極小雪と接触・転倒し2人とも負傷。保健室に向かう途中、滋に強引に男子トイレへ連れ込まれ応急マッサージを施されるが、これを逢引きしていたと監督に誤解され自宅謹慎処分、更に退部扱いとなる。白雲山の高身長選手優先の方針もあって高等部への特待生としての進学は絶望的となり、練の学力では通常の進学は困難だったことから卒業まで休学し自宅療養するようになる。

前日にチームメイトの真理を亡くしたにも関わらず、春高決勝戦で勝利を収めていた黒曜谷高校を練は当初嫌っていた。しかし真理の墓前で泣き崩れていた際に陣内笛子と出会い、更に滋から当時の春高決勝戦の様子を映したDVDを観せられたことを機に、姉と同じ黒曜谷高校に進学することを決意。高校で小田切学ら新たなチームメイトを得た練は、バレーボールと仲間たちに対して、そして自分自身に対して再び真剣に向き合うこととなった。

登場人物[編集]

※1巻収録分まではプロローグ的な意味合いが強いため学年は単行本2巻時点のもの、身長体重は単行本5巻および7巻への掲載情報(何れも大石練が高校1年生時)を記載している。

※キャストはドラマCD版・OAD版共通。

主要人物[編集]

大石 練(おおいし ねり)
- 水樹奈々
本作の主人公。黒曜谷高校スポーツ科学科1年女子。4月27日生まれ、身長158cm、体重49kg。ポジションは主にレフト
旭谷小学校、私立白雲山学園中等部を卒業後、私立黒曜谷高校にスポーツ特待生として進学。
身長には恵まれないが、人並み外れた運動神経を持ち、関節可動域や体の柔軟性も突出している。持久力も十分だが、公式戦で本気でプレーし過ぎると帰宅後に疲労でダウンすることがある。勉強は苦手だが記憶力は目覚ましく、小学生時に一度対戦しただけの延友厚子や早坂奈緒のプレースタイル、さらにその時の対戦スコアまで記憶していたことで周囲を驚かせる。しかし映像で記憶するタイプのため、小学校のクラスメイトであった小田切学のことは、再会した際に学の容姿が全く変わっていたため、同一人物であると知らされるまで気付いていなかった。
前述の心的外傷が原因となり、高校入学当初も本気でのプレーを躊躇していたが、仲間らの支えで精神的に成長してゆく。しかし旭谷小時代の元チームメイトと対峙した際などに動揺してテンパってしまうケースが数あり、笛子や由良木政子も「メンタル面」を練の課題として挙げている。
滋を好いており自ら告白もしているが、小学生時代に姉・真理が滋とキスしている場面を目撃したこともあり、滋の本心は図りかねている。
実家は銭湯を営んでおり、真理の死後は父・母との3人暮らしで、「ニコ」というを飼っている。姉の形見である四つ葉のクローバー型のネックレスを試合時以外は身に付けている。ミニチュア模型の収集・製作という趣味も持つ。
ネーミングは「多い試練」からで、第1話のサブタイトルにもなっている。
式島 滋(しきしま しげる)
声 - 中村悠一
黒曜谷高校スポーツ科学科2年男子。大石家の向かいに住んでいる練の幼馴染で、未散の兄。ポジションはセッター。容姿は父親似。
父母弟との4人暮らし。目が悪いため眼鏡をかけている。実家はスポーツ整体で有名な式島整骨院。跡取りとして厳格に育てられ、マッサージや選手の体調管理などを行なうトレーナーとしての力量は高校生ながらプロ級。父親から施術の手技や日常の作法に至るまで、さまざまなことを厳しく躾られているが、それは嫡男だからという理由ではなく、同じ遺伝性疾患である網膜色素変性症を患っていることからの経験的なことから来る教育である。
旭谷小時代は男子バレー部でキャプテンを務めた。練が嫌っていた黒曜谷高校へ進学したことから、練には「(滋の)高校卒業まで会わない」と言い渡されていた。練の飴屋中学との練習試合を観戦し、再会。そして中等部を実質退学となってしまった練を黒曜谷高校へと勧誘する。高校1年時は男子バレー部の正セッターとして春高準優勝に貢献したが、練の入学およびバレー部入部と時を同じくして男子バレー部を退部し、女子バレー部の専属トレーナー兼マネージャーとなる。
性格は至って真面目で合理主義的。学や未散に練とのキスを見られて以降は周囲公認の恋仲になっているが、自身の抱える疾患を憂慮し、練に対して正式に交際を申し込んだことはない。他人にそっけない態度から、未散には「人を声で見分けていて顔は見ていない」と冗談めかして言われるが、練の顔はよく見ている。普段は謙虚で常に冷静沈着だが、練のことになると冷静ではいられなくなることも多く、練の異変に気付くや否や練の元に向かったり、練に他の男が近づくと眉間にシワを寄せたり、強引に練にキスをしたりなど、本人曰く「(本当は)オレは結構図々しい」。
小田切 学(おだぎり まなぶ)
声 - 能登麻美子
黒曜谷高校スポーツ科学科1年女子。6月30日生まれ、身長178cm、体重61kg。
旭谷小学校、旭谷中学校を卒業後、私立黒曜谷高校へと進学。
小学生時代に、肥満を理由にクラスメイトにいじめられているところを練に叱咤激励されて以来ずっと練に憧れており、練を尊敬している。中学入学直後に原因不明の高熱で1週間寝込んだ際に、肥満体形から現在の体形になった。身長は現在も伸びている様子。趣味は漫画(執筆・読書いずれも)。当初はいじめからの逃避手段としての漫画執筆であったが、練を理解するために彼女を主人公にしたバレー漫画を描くようになっていき、漫画家を志望するようになる。ただし、絵は下手。
学業成績は非常に優秀で、中学では首席。高校受験直前になっても授業中に漫画を描いているが、日本でも有数の難関校である開布高校の受験を薦められるほどの成績。
バレーボールはもとより運動部への所属経験すらなかったが、黒曜谷高校のスポーツ科学科に一般受験で入学し、偶然にも再び練とクラスメイトになる。入試で1位だったことで、スポーツ科学科の生徒にもかかわらず入学式総代を務めた。漫画執筆の参考にするためマネージャーとしてバレー部に入部するつもりでいたが、マネージャーは滋で決定していたこと、当期の部員総数が最大10人に制限されたこと、練に「経験より目的[4]がはっきりしてる奴が優先」と言われたことで、選手としての入部を決意。完全初心者ながらセッターを任され、運動神経は鈍いが高身長と状況把握に優れる頭脳を持ち合わせていることから、笛子や犬神鏡子に高く評価されている。チームメイトとの実力差・経験の差を少しでも埋めるべく、激しく自らを追い込んで修練を重ねてゆく。
入部を機に髪型をショートに変え(真理と同じ髪型だが、これは過去に真理の髪を切っていた奈緒の母が、学と同じくらいの身長である真理のいつも注文していた髪型に切ったため)、眼鏡からコンタクトレンズに切り替える。箸は左利きで、鉛筆は右利き。
頭脳だけではなく、優しく豊かな人間性も持ち合わせている。加えて場の空気や他人の気持ちを推し量る能力に長けており、他者が悩んでいる際には的確なアドバイスを与えることが多い。練や未散を始めとして、真理を知る人達は学の内面や本質に"真理と同じなにか"を感じ取っていた。
家族構成は、父・母・弟の4人暮らし。容姿は父親似。未散と共通した大切な存在である練を守るために、形式的に未散と付き合い始めた。
式島 未散(しきしま みちる)
声 - 鈴村健一
黒曜谷高校スポーツ科学科1年男子。練の幼馴染で、滋の弟。ポジションは兄と同じくセッター。容姿は母親似。
滋と違い放任されて育てられ、中学時代は(引きこもりとは反対の)出ずっぱり不登校児だった。同級生や教師からは事あるごとに出来の良い兄と比較されるが、兄が家で強いられている苦労を知っておりそのことで不満は抱いてはいない。部員の不真面目さに嫌気が差し3年生の時に中学校のバレーボール部を退部したが、地域のバレーボールサークルで引き続きバレーボールを続けており、サークルでは由良木龍馬に鍛えられる。学業が満足でなく高校の進学先が決まっていなかったが、三國智之の強い推薦もありバレー部を退部する滋に代わるセッター候補としてスポーツ特待生で黒曜谷高校へ入学する。
練を好いているが、何でも自分に譲ってくれる兄の本当に大切な物(練)は奪わないと誓い、自ら練とは距離を取っている。未散が練を好いていることは滋も察しているが、滋との間には練に対する想いに関して口に出してはいけないという不文律があると言う。小学生の頃、居眠りしている練に思わずキスしてしまい、それを隆子に見られたあげく写真に撮られ、それをネタに脅されて交際を強いられていた。隆子は中学に進学する前に海外に移住してしまったが、隆子のことが心の傷となり中学時代にはあまり学校へ行かず、遊び歩いていた。そのため、不良にも顔が利く。遊び歩いていた経験からか、社交術に長けている。自分に偏見を抱いていた学の母親と、引きこもり状態の弟にも、いとも容易く自分に心を開かせた。
小・中・高校とも同じ学校である学とは仲が良い。練と滋に配慮するため、また隆子からの再交際の申し込みを断る口実にするために学と形式的に交際するようになった。が、今ではすっかりメロメロ。
滋が自らプレーヤーを引退した理由、また日頃から父親に厳しく育てられていた理由が、遺伝性疾病による失明の可能性にあったことを知ってしまい、ショックを受ける。

私立黒曜谷高等学校[編集]

東京都練馬区にある私立の高等学校。遊園地「しじまえん」と同じ経営で、経営者の趣味で「しじまえん」の拡張工事と併せて設立された。校舎は悪魔城的なデザインで、最寄り駅は「静寂園」。「しじまえん」と共に三國財閥系列である。理事は鏡子の母親。普通科の単科の高校だったが、数年前にスポーツ科学科を設立しスポーツ特待生制度を導入、運動部の強化を行う。三國兄弟の入学を見越しての判断でもある。スポーツ科学科の生徒の7割がスポーツ推薦入学。

黒曜谷ストレイドッグス[編集]

黒曜谷高校女子バレーボール部。愛称であるストレイドッグスは「野良犬たち(Stray Dogs)」の意。練の姉である真理の世代は、インターハイを辞退したもののその年度の春高で優勝し「春高優勝世代」と呼ばれている。その後は理由不明ながら部員不足になり廃部状態になっていた。犬神鏡子らが1年生の年にバレー部は復活するが、部員の退部による人数不足で対外試合も行われなくなり、部員減少に一層の拍車をかけた。部員は鏡子・鎌倉沙羅・蜂谷由佳の3人にまで減ってしまったが、やる気のない部員は不要として積極的な部員勧誘は行っていなかった。次世代の新入生では練を筆頭とした10数人に目星を付けて何らかのスカウト活動を行っており、実力はあるが他校では推薦入学させないような癖のある生徒を積極的に獲得していた模様。練たちの世代が入部した後に起きた『賭けバレー』関連でチームが謹慎処分を受けて以降は、全国のチームから悪役高校扱いされる状態となっている。

黒曜谷の女子バレー部は校内外から「魔女」と呼ばれている。鏡子・沙羅・由佳の2年生の3人は、中学時代から都内では有名なプレーヤーで、鏡子がセッターを務めるときの沙羅と由佳は「風神雷神」との異名をとる。文武両道が部の方針で、定期テスト赤点になるとレギュラーから降格される。これは、練習のし過ぎによる故障で選手生命を絶たれた笛子の自分の体験から、バレーボールを引退した後のことを考えての配慮である。

犬神 鏡子(いぬがみ きょうこ)
声 - 大原さやか
黒曜谷高校スポーツ科学科2年。6月12日生まれ、身長173cm、体重59kg。キャプテンでポジションはセッター。容姿は母親似。
基本的にマイペースな性格。母の了子が黒曜谷高校の理事長であることから、「多少のおねだりは利く」と言うが、女子バレー部メンバーの赤点には手心を加えられることはない。
高いセットアップ技術を持ち、チームメンバー全員の最高到達点や踏み切り位置の癖も把握しているが、虚弱体質で喘息を患っており全力でのプレーは1ローテーション程度しか持たない。そのため、試合では重要な場面にしか出場しない。喘息が発症した場合を考えて学校ではあまり練習は行わずに自宅の体育館で沙羅と行うが、人知れず練習していることは公にはしていない。体の柔軟性はチーム内で練と一二を争う。
沙羅と千石雲海は幼少時から犬神家内にて3人でバレーをしている幼馴染で、2人に対しては特別な感情と感謝の気持ちを持っている。海羅・沙羅親子を家庭内暴力で苦しめた沙羅の父(槌家)を倒すことが幼少時からの目標になっており、彼が監督を務める朱雀高校バレー部との対戦では強い執着心をみせた。
夜に喘息の発作が起きて眠れないと、気を紛らわすために工作をすることがある。バレーボール型モーニングスターバスケットボールで作った偽バレーボール、有刺鉄線ネットなど、思い付きによる常軌を逸した品が多く、盗聴器なども自作する。また本気でキレると、あらゆる物を破壊する癖がある。
鎌倉 沙羅(かまくら さら・サラ)
声 - 伊倉一恵
黒曜谷高校スポーツ科学科2年。9月2日生まれ、身長178cm、体重58kg。ポジションはセンター
長身だがスピードや俊敏さは練をも凌ぐ。鏡子の速いトスアップに部内で唯一合わせられる、キレのあるスパイクを打つ。速攻のキレが良すぎるため「死神」と呼ばれている。常に感情を表さず無表情で寡黙、誰に対しても敬語で接する。しかし、抱きつかれたりキャプテン代行など慣れない状況になるとわかりやすく動揺する。
幼少時から犬神家に住み込みでお手伝いさんをしており、鏡子のことを「お嬢」と呼んで公私に渡って奉公している。料理の腕前は抜群で、アレルギー体質の鏡子の食事はほぼ沙羅の手作り。そのため、鏡子は沙羅のことを嫁と称することもある。また、鏡子の自宅での練習にも付き合ってもいる。隙間時間に夢野久作の作品を読むのが楽しみ[5]
蜂谷 由佳(はちや ゆか・ユカ)
声 - 柚木涼香
黒曜谷高校スポーツ科学科2年。4月17日生まれ、身長168cm、体重78〜63kg(ダイエットの状況により変動)。ポジションは主にウイングスパイカー
常にヘアバンドをしている。大抵鏡子の奇行にツッコミを入れる役回りになってはいるが、本人自身も癖のある性格らしい。握力はチームNo.1で、彼女のオープン攻撃をレシーブすると腕が腫れ上がることから、「スズメ蜂」と呼ばれている。白雲山学園の蜂谷千代とは従姉妹で、容姿や性格が少し似ている。少々メタボ気味なのが悩みの種。
伊丹 志乃(いたみ しの)
声 - ゆかな
黒曜谷高校スポーツ科学科1年。8月20日生まれ、身長159cm、体重47kg。
神戸出身で、高校では寮生活をしている。練と同じくらいの身長だが、努力家でバレーの総合的な実力も1年生の中でトップレベル。どのポジションもそつなくこなし、特にレシーブ力は練と双璧。
実力に裏付けされてプライドが高く、同学年だけでなく上級生に対しても毒付くことがある。性根は優しいのだが言葉がキツく、試合中に味方のミスを指摘するなど由佳曰く「包容力が足りない」。また頭に血が昇り易く、冷静さを失うとプレーの質が落ちるなどメンタル面の鍛錬が課題となっている。身体能力は中学校時代ではチームや学級でもトップだったが、黒曜谷メンバーの中ではそれほど高くないことを思い知らされた。
母方の祖父は雨口組系の阪神地域を仕切るヤクザ菱巻組の組長として関西では有名。そのため、関西では「ヤクザの孫娘」として知れ渡っている。父は堅気の一般人だが、志乃が中学生の時に父が菱巻組の跡目争いに巻き込まれて逮捕されたため「ヤクザの孫」だけでなく「ヤクザの娘」とのレッテルを貼られることとなった。このため中学の部員仲間を自分の悪評に巻き込まないよう、誘われていた地元の浅葱高校を蹴って問題児を集めているという東京の黒曜谷高校に進学した。春高優勝が目標だが、それはヤクザの孫というだけで八百長していると言われたことを見返すため。志乃は幼少時を関東で過ごしたために訛りはないが、本気で激怒した際は関西弁が出ることもある。
大阪遠征時、鏡子へ暴言を吐いてしまい泣いていたところを三國智之に(結果的に)励まされて以降は、智之を「バカ殿」扱いする未散を嗜めるなど智之を意識した言動をみせている。
当初は低身長の自分を活かせて且つポジション経験も豊富なセッターを切望していた。しかし1年生の冬に笛子・政子からチームバランス向上のためリベロへの転向を求められ、激しく葛藤するが由佳や三國兄弟からの助言やサポートを受けたこともあり、リベロ転向を決意した。
延友 厚子(のぶとも あつこ)
声 - 渡辺明乃
黒曜谷高校スポーツ科学科1年。11月27日生まれ、身長174cm、体重66kg。ポジションは主にレフト
城南小学校バレー部ではキャプテン。栄中学校から黒曜谷に進学。男勝りな性格で口調も男言葉(一人称は「私」)。一部の人にだけ心を許し、それ以外の周囲を敵視する傾向にある。群れることを嫌い常に単独で行動していたが、小学3年生時に初経となり、当時クラスで唯一の生理経験者だった奈緒と仲良くなった。親友であるナオを護るという意識が強いが、逆に自らが依存している側面もある。そのため、ナオの本間豪徳との交際には反対している。
ナオと同じく学力は低く、"低学力でも特待生待遇で進学でき、且つバレーもできる”として入学してきた。が、赤点でレギュラーから降格するチーム方針を知り、学校側の期待に応えられなければ退学に直結する特待生の立場であることから、ナオに対しても赤点にならないように説いている。
小学生の時に練のチームに完敗したことがあり、高校入学当初は練を敵視していた。練が自分達を詳細に記憶していたことや、練の能力や精神の不安定さにも驚くが、元々共通の目的を持つ相手は素直に受け入れる性格であったため、今ではわだかまりはなくなっている様子。
早くに実母を失い、父親が再婚した若い継母(知花)を父親と共に一方的に敵視しており、家から離れたくて入寮した。家を出る為に実業団チーム入りを目指し、そのために春高優勝を目標にしている。
男子バレー部の三國智之に「女性とは思えない」と評される筋肉の持ち主で、趣味も「筋トレ」。プレーも強攻を好む大砲タイプだが、打ち分けを苦手としている。
電車内で賭けバレーのチケット購入を迫られている三國広之を助けて以降は広之から好意を抱かれているが、彼の世間離れした行動や強引さに振り回されることが多い。
早坂 奈緒(はやさか なお・ナオ)
声 - 世戸さおり
黒曜谷高校スポーツ科学科1年。2月26日生まれ、身長164cm、体重56kg。
見た目も中身もギャルで、性格は軽く、学力は弱い。恋多き少女で、駄目な男と付き合っては泣いて厚子の下に帰ってきて、その度に厚子に説教されている。中学時代に厚子が父親の再婚で荒れるようになってから、奈緒の異性遊びが激しくなった。基本的には母親譲りの天真爛漫で優しい性格だが、厚子曰く「付き合う友人によって、性格や素行が影響されてくる」とのこと。容姿は母親似。
厚子とは城南小学校の3年生の頃からの親友。厚子と一緒にいたいがために厚子を追うようにバレー部に入部した。厚子曰く「やる気にムラがあるしサボり魔だが器用で穴がない」「栄中学校時代、うちのチームは奈緒で持っていたようなもの」とのこと[6]。栄中学校から黒曜谷高校にスポーツ特待生として入学する。
本間豪徳と交際し始め、本間の主催する賭けバレーがメンバー不足になったことで、メンバーから「バレーが出来なくなる」と泣き付かれて、断れずにプレイヤーとして参加。結果的に黒曜谷高校女子バレー部が謹慎処分を受け、他チームからヒール扱いされるきっかけを作ってしまう。賭けバレー以後も非合法ビジネスから手を引いた本間と交際している。賭けバレー事件以後は周囲に迷惑を掛けたことを悔いて真面目に取り組む様になった。作者曰く「チームの潤滑油[7]。プレーも繋ぎを得意とし、器用さを評価されてユーティリティープレイヤー的に起用されている。
長谷川 留弥子(はせがわ るみこ・ルミ)
声 - 小林ゆう
黒曜谷高校スポーツ科学科1年。9月28日生まれ、身長171cm、体重54kg。ポジションは主にセンター
実力・ルックス共に優れ、飴屋中学バレー部ではキャプテンを務め、アイドルセンターとして京極小雪と人気を分け合う。速攻やブロックは巧いが守備やオープン攻撃が苦手で、本人も自覚している。中学時代に一度だけ練のチームと対戦した際、本気を出さずプレーしていた練の実力を見抜いた。バレーが上手い人に対してはかなりミーハーで、白雲山中との試合でも小雪にサインをねだっていた(飴屋中学の女子バレー部は体育会系体質だが、チーム全体がルミと同様にミーハーである)。サラの大ファンを公言し、寡黙なサラを度々動揺させている。一人称は「ルミ」で、周囲もルミと呼ぶことがある。
いつも笑顔を絶やさず、人懐っこく穏やかな性格だが、「あきらめる」といった他人の言動に対しては普段から想像できない殺気立った表情でキレる。「交際している人はいないが、結婚したい人はいる」と公言し、20歳近く歳の離れた男性に片思いしていることを隠していない。片思いの男性から結婚の条件として春高の優勝を挙げられたことで、春高優勝を目標としているが、チームメイトは「目標を達成しても、Vリーグ優勝など次の条件を持ちかけられる」と予想して、「暗に避けられているのではないか」と指摘されている。
実家は近くなく、自宅通学では寝坊で遅刻することもあり、寮生活をしている。母親は女優の組子。組子が子持ちであることを公開していなかったことから、留弥子の存在の発覚で隠し子としてイジメられていた。そのことから、自分と同様に親のことが原因で苦労を重ねてきた志乃に対しては、特別な感情を抱いている様子。常に周囲への気遣いを欠かさないのは、イジメの経験から敵を作らないように無意識に予防線を張ってしまうため。
作者の通例として過去の作品から引き続き登場するキャラクターの1人。作者の前作『G戦場ヘヴンズドア』のヒロインである久美子(組子は芸名)は、高校3年生の時に主人公の1人である鉄男との間にルミを妊娠し、10歳の娘として最終話に登場している。両親の高校時代の同級生で前作のもう1人の主人公である漫画家の堺田町蔵に対し、お嫁さんになってあげると持ちかけるなど世話女房的な様子が描かれている。ちなみに久美子も中学時代にバレー部だったが、手首の故障で戦力外通告を受け引退している。以上から本作中での留弥子も、町蔵のバレー漫画に影響されてバレーボールを始めた漫画好きの少女という設定になっている。
陣内 笛子(じんない ふえこ)
声 - 桑島法子
黒曜谷高校女子バレー部監督。真理の黒曜谷高校時代のチームメイトで、現役時代のポジションはセッター。常に着物喪服姿。
真理が事故死した日の春高バレーの準決勝の試合では、足を痛めていた真理にトスを上げ続けた。練からは当初「そのせいで姉ちゃんが事故死した」と敵視されていた。実際は、赤信号を横断する真理を制止しようと飛び出したが、聴力に難のある真理に声が届かず、笛子も膝の痛みで転倒し靭帯を損傷。翌日の決勝戦では医師らが止めるなか強行出場し、真理の弔い合戦であるかのように、靭帯の故障を全く感じさせない完璧なプレーをしたことが仇となり、選手生命を絶たれた。これが原因で笛子は今でも片足が不自由で、常にを携帯している。監督就任にあたっては「怪我をしないこと」と(バレーを引退した後の生活への配慮として)、「赤点を取った者はレギュラーから降格させる」という指導方針を打ち出した。
高校進学で悩んでいた練は滋にその決勝戦のDVDを観せられ、バレーに集中することで真理の死を忘れようとしている自分を重ねた。笛子は真理の墓参りを毎日欠かしておらず、真理の墓前で泣き崩れていた練に声を掛け、黒曜谷高校にスカウトした。
白雲山学園バレー部の現監督である別所とは16歳から交際を始め、部活動を抜け出して逢引するほどの恋仲だったが、真理の死に遠慮して別所とは距離を置くようになった。普段は寡黙で無表情だが、別所監督との過去を話された際には赤面しながら狼狽する。
由良木 政子(ゆらぎ まさこ)
声 - 本田貴子
黒曜谷高校女子バレー部のコーチ。黒曜谷高校男子バレー部の由良木龍馬の姉で、顔はよく似ている。ポジションはセンター。
練の姉の真理や監督の笛子とは春高優勝世代のチームメイトで、笛子とともに春高の決勝戦に勝利し優勝する。その後、Vリーグに参加していた。しかし、腰の調子が悪く、療養のためにリーグを一時退団し、療養期間中にコーチに就任した。コーチ就任により、バレーを自分主体の視点ではなく俯瞰して見ることが出来たとしている。豪快な性格で、笛子の指導方針を「バレーを辞めた後のバレー」と評し、自分は飽くまでも勝利を求めるとしている。家業は江古田駅近くにある寿司屋『ゆらぎ』で、一応寿司も握ることができる模様。

女子バレー部春高優勝世代[編集]

現在女子バレー部の指導者となっている笛子と政子と、男子バレー部の監督に就任した榊監督は別項を参照。[8]真理を頼りに春高出場を目指そうと、多数の生徒が黒曜谷に入学入部した。榊監督の地獄の特訓などで10数名にまで部員は減ってしまったが、連帯感は人数が減ってからの方がより強くなっている。練が日頃身に付けている四つ葉のクローバーをかたどったペンダントは、真理の形見。それは春高優勝世代のチームメイトがお揃いで所持している物で、笛子や政子は今も身に着けている。

大石 真理(おおいし まり)
故人で、練の7歳年上の実姉。全日本ユースにも選抜されるオールラウンドプレイヤーで、黒曜谷高校のエースアタッカーとして全国的に注目を浴びる有望選手だった。春高の準決勝に勝ったその帰宅途中、風邪を罹っていた練のためにアイスクリームを買おうと寄り道し、赤信号に気付かず横断歩道を渡ろうとして交通事故に遭い他界した。幼少時の怪我が原因で左耳の聴力が低く、真理の横断を制止しようとした笛子の声が届かなかったことも一因だった。この死は笛子にとっても深い後悔をもたらすものであった。
中学時代は練よりも少し背が高い程度だったが、高校では178cmにまで成長していた。未散曰く「努力や苦労の壁を超えて強くなれる"例外"的選手」。
練・滋・未散がバレーをしているのは真理の影響を受けたもの。チームメイトに「今、小学生男子に夢中」と公言し、滋や未散にキスをしたり、「将来は4人で一緒に住もう」と提案したりと、性格は大らかで変わり者だった。他人を否定しない性格で人望も厚く、和を最も大事にしていた。物忘れがひどくメモ魔で、試合中でも身に着けている青い革の手帳にメモを取っていた。
村上 環(むらかみ たまき)
春高世代のレギュラーでポジションはレフト。ショートヘア。現役時代は真理を目当てに黒曜谷に入学してきた1人。現在は寛治を婿養子に迎えて結婚しており、鬼嫁だと冗談交じりに自己紹介している。家業のスポーツ用品店「ムラカミスポーツ」旭谷店の店員をしている。黒曜谷高校の運動用具などの備品納品業者となっており、店の経営は安泰な様子。田上繭とは高校時代から犬猿の仲で、今でも嫌っているが、二人が並んだ時のブロックは鉄壁で、他校からは「カミガミコンビ」と呼ばれ恐れられていた[9]
延友 知花(のぶとも ちか)
春高世代のレギュラー。現役時代は低い位置で束ねたポニーテールだが、現在はウェーブの掛かったロングヘアで左右で束ねている。延友信玄の後妻で厚子の義理の母親。真理の法事で妻と死別していた信玄と出合い、結婚する。旧姓は不明。
厚子に受け入れてもらうために色々と努力するが、反発されてしまっている。しかし、彼女自身は裏表無く真正面から反抗してくる厚子には好感を抱いている。厚子のプライドを傷付けないように春高優勝メンバーであることを隠していたが、後に厚子が庭で慣れないライトのポジション練習をしているのを見かねて指導したこともあった。
春高決勝戦を除いては何時も笑顔で、性格はおっとりしているが、笑顔で「呪いだ」とか口にすることから政子や環からは怖がられている。霊感が強く、写真に写った学を指し「真理のように強くなる」、鏡子を「チームに強運をもたらすが、周囲の穢れを一身で受け止めていて相当身体が弱い」と予言・指摘している。
田上 繭(たがみ まゆ)
春高世代のレギュラーでポジションはミドルブロッカー。高校時代から高い実力を持ち、全日本チームメンバー入りもしているが、彼女を嫌っている環に言わせると「政子の代わり」。常にクールで口は悪いが、その発言はチームのためを思ってのことであり、内心では誰よりも環らの実力を信頼していた。現在は身寄りがなく、真理から託された「オリンピックでメダル獲得」を生涯唯一の目標に据え、目標達成した後は「死ぬ」と練に公言している。

男子バレー部[編集]

千石雲海が2年時の世代は春高決勝戦で長崎県の大賀工業高校と戦い、準優勝。全国レベルの強豪チームだが、決勝戦の常連というほどではない。マスコットはバボアちゃん。部員は少なくないが、一部の部員が頻繁に登場する。

千石 雲海(せんごく うんかい)
声 - 杉山大
黒曜谷高校スポーツ科学科3年。男子バレー部主将でポジションはウイングスパイカー
全日本ユースのメンバーで、将来的には全日本のエースも期待される有望選手。老け顔で高校生には見えない容姿で、性格も豪快であると同時に、キャプテンとしての指導力やリーダー性も発揮する。の痛みを抱えており、3年時のインターハイでは膝痛のため100%のプレーができなかった。小雪より留弥子派。
父親が犬神家専属の庭師であることから、鏡子・沙羅とは幼馴染である。鏡子に対して隠しつつも、特別の感情を持っている。賭けバレーに参加した鏡子が負傷した際は、彼女を抱きかかえて薬局へ連れて行ったが、その際池袋駅北口周辺のラブホテル街を走っていたところをバレー部後輩に目撃され、あらぬ誤解を受けてしまうことになった。
『月刊バレー天国』(定価980円)の愛読者で、バレーボール川柳コーナーの常連投稿職人。一度だけ佳作を受賞したことがある。
由良木 龍馬(ゆらぎ りょうま)
声 - 浪川大輔
黒曜谷高校スポーツ科学科2年。ポジションはセンター。由良木政子の弟。
千石雲海から次期キャプテンに指名されている優秀な選手。滋への愛情表現として似顔絵入り弁当(味は松花堂弁当を軽く凌ぐ程絶品との噂)を持参し滋の目の前で自分で食べる、所構わずセクハラ紛いの行為に及ぶなど、言動は常識を少し逸脱していて、1年生女子バレー部員からは少し避けられていた。鎌倉沙羅に思いを寄せていたが当初は相手にされておらず、徐々に普段とキャラクターとは異なる自分の真剣な気持ちを伝えることで、その距離を少しずつ縮めている。
滋の疾患(網膜色素変性症)については早くから把握しており、滋の引退を見越して次期セッターとして未散を鍛えるため、「浦見」という偽名で社会人(元ヤンから更生した製薬会社の営業マンという設定)に変装して地域(練馬区)の旭谷たんぽぽバレークラブに参加していた。
自称天才。実家は寿司屋。恐姉家で、政子の言うことには逆らえない。
図子 一平
黒曜谷高校2年。レギュラーで背番号7。背は高くない。他のメンバーとは同じデザインだが配色が違うユニフォームを着ている。つまりポジションはリベロ
伊佐坂 敏郎(いささか としろう)
黒曜谷高校2年。おかっぱ頭と眼鏡タラコ唇の男子。千石の世代では補欠。
上村 正(かみむら ただし)
黒曜谷高校2年。太っていて丸刈りの男子。
三國 智之(みくに ともゆき)
黒曜谷高校スポーツ科学科1年。黒曜谷高校を運営している遊園地『しじまえん』を傘下に持つ三國財閥の御曹司(長男)。西中学出身。黒曜谷高校の入試試験は学に次ぐ第2位で、入学式では学と共に総代を務めた。黒曜谷高を志望したのは、幼少時から尊敬し憧れの選手でもある千石雲海がいたため。中学バレー大会MVPの実力者で「ジュニアの貴公子」と呼ばれており、実力も1年男子の中で頭抜けている。
お坊ちゃんである故か、部室に収まらない程の掃除道具を女子バレー部に贈ったり、練習試合に来た桃園女子学園にモルテンのボールを10ダース進呈しようとするなど、どこかズレているところがある。自他共に認める鈍感な性格が逆に幸いして、試合ではミスを引きずらない強さがある。前述の設定や整った顔立ちのため一般女子からのファンも多く、紳士的で性格もポジティブ&爽やかだが、それが過剰なために一部からは変人扱いされている。未散曰く「無駄にマジメで無駄に熱い」。作者曰く「キャラクターのイメージは松岡修造」。
何かにつけて練の行動に感心しており、当初は練に好意も持っていたが、先輩である滋との関係を知ってからは2人の恋を応援している。鏡子との縁談をお互いの両親から勧められてはいるが、鏡子のことは「姉のような存在」「気高い人」と述べている。歯に衣着せずズバズバ物を言ってくれる未散や志乃、そして男子バレー部の仲間にはとても好感を持っており、志乃のことは「唯一の女友達」と語っている。
子供のころに七夕の短冊に書いたお願いは「バレーが上手いお嫁さんをもらえますように」というものだった。
榊 忠孝(さかき ただたか)
黒曜谷の男子バレー部監督。風貌は白髭に長髪の好々爺といったイメージ。真理の世代では女子バレー部の監督をしており、その当時はかなり厳しい監督だった。しかし、真理の死(「監督人生で一番悲しい出来事」と語っている)をきっかけに、現在は仙人のように落ち着いてしまった。

黒曜谷バレー部員の家族[編集]

三國 広之(みくに ひろゆき)
声 - 福山潤
三國智之の弟。開布中学校3年生で、次年度は黒曜谷高校に入学し男子バレーボール部に入部して春高を目指す予定。
整った顔立ちで、厚子は広之を女子と見間違えたほど。[10]爽やかな性格の持ち主だが、兄と同じく若干ずれた感覚を持っており(リムジンバラを携えて延友をデートに迎えたり、女装して賭けバレーに参加するなど)、賭けバレーの運営組織の買収提案や志乃の父への業務提携など、三國の政治力を背景とした若干短絡的で強引な行動を取ることが多く、兄に諌められることもしばしば。また、三國家の配下にある犬神家とその関係者とは幼少の頃より確執があり、その対応は辛辣で腹黒さが垣間見られる。本人曰く「僕は基本的に他人を信用していない」。そんな計算高い人間であるが、兄のことは心から尊敬しており、彼の行動基準の根幹は兄や三國家の将来のためである。
兄と違い身長はかなり低いが、バレーのセンスは兄以上と言われ、兄に続いて中学生MVPのリベロ。その実力は作中の登場人物全てが認めるほどの腕前であり、作中では味方のレシーブを直接バックアタックで決める、Aキャッチ(セッターが動かずともトスを上げられる位置にレシーブを返す)を連発するなど非凡さをみせる。リベロ転向に踏ん切りのつかない志乃をその弁舌で丸め込み、リベロとしての特訓を施してもいる。
電車での通学途中、同級生に賭けバレーの観戦チケットの購入を迫られているところを厚子に助けられて以来、厚子に好意を抱いている。なお、子供の頃に七夕の短冊に書いたお願いは「総会屋に負けぬ強いお嫁さんをもらえますように」という子供らしからぬものだった。
大石 遼太郎(おおいし りょうたろう)
練の父親で、銭湯『おおいし』を経営している。練に対して突き放した発言が多いが、その実は気に掛けていて、練に何かが起こると落ち着いていられなくなる。照れ屋で、素直に感情を表せない。典型的な江戸っ子
大石 のり(おおいし のり)
練の母親。夫の意見を否定せずに立てる良妻で、真理を亡くした際も気丈に振る舞って夫や練を励まし続けた。
ニコ
大石家の飼い猫。生後まもない頃に北江古田公園に捨てられているのをミチルと練が見付け、大石家で飼うようになった。飼うのを反対した父が最もよく世話をしている。
式島 勝(しきしま まさる)
滋・未散の父親。式島整骨院を営み、都内でも有名な整体師で、有名なプロスポーツ選手も診ている。次男の未散に対しては放任主義なのにもかかわらず、長男の滋には何故か厳しく接していたが、それは自身の遺伝によって滋がいずれ視力を失うことになっても『普通の暮らしが出来る』ようにするためであり、それなりの収入があるにもかかわらず家や医院を改装しようとしないのも、滋の感覚を混乱させないようにという親心だった。
式島 百合子(しきしま ゆりこ)
滋や未散の母親。美人。今からでも弟か妹が出来てしまうかと思うほど夫婦仲は良い。家族で滋の春高決勝へ観戦に行ったが、黒曜谷バレー部の知識は全く持っていなかった。
小田切 明(おだぎり あきら)
学の弟で1歳下。学と同様に高身長で学業成績も非常に優秀。劇中当初(単行本2巻時点)は小田切家の自室内に引きこもり不登校状態。自室では漫画執筆もしており画力は学を遥かに凌ぐ。容姿は母親似。学が家にいないと母親に暴力を振るってしまうため、学は高校の寮に入りたいものの躊躇っていた。未散が小田切家を度々訪問してドア越しに明と交流することで、学は入寮できるようになった。加えて、長谷川鉄男・留弥子父娘との出会いや、開布中学校でのクラスメイトである広之の体を張った謀略によって心を開いてゆき、引きこもりの不登校状態から脱した。
小田切 誠(おだぎり まこと)
学の父親で、菅原総合病院に勤務する眼科。滋の主治医。娘の学を病院に呼んで視力の検査などを時々行っている。
小田切 道江(おだぎり みちえ)
学の母親で主婦。ひきこもり状態の明を世話していた学が不在の時には代わって世話をしていたが、暴力を振るわれることが多かった。未散が中学校時代に遊びまくっていた噂から、学が未散を自宅に連れて来たことにあからさまに不快感を表していた。しかし未散の社交力により打ち解けている。
犬神 了子(いぬがみ りょうこ)
鏡子の母親で、私立黒曜谷高校の理事長。鎌倉財閥は本家の商売敵であったが、自らを頼ってきた旧友の海羅と沙羅を保護した。幼少時の鏡子・沙羅・雲海にバレーボールを勧め、また同校にスポーツ科を創設することを約束している。特待生を受け入れ、鏡子の希望に応じて投資を行なうなど部活動のサポートにも積極的だが、結果を出せない受動的な生徒に対しては容赦がない実力主義者。
かつては雲海の父を好いていた。雲海についても高く評価しており、鏡子と雲海の関係も把握しているが、娘の虚弱体質が雲海の足手まといになることを憂慮して、いずれは鏡子を三國家(智之)に嫁がせたいと考えている。
鎌倉 海羅(かまくら みら・ミラ)
沙羅の母親。夫(槌家)の家庭内暴力に絶えかね、幼少の沙羅を連れて家を出、高校時代の学友である犬神了子を頼る。以後は犬神家で料理長を務めており、鏡子のアレルギー皮膚炎改善に貢献した。
早坂 恵子(はやさか けいこ)
奈緒の母親で美容師で、江古田駅の近くにある美容院『ヘアスラング』で働いている。そしてこの店を奈緒・厚子・学が利用している。厚子は大人の中では恵子にだけ心を開いている。生前は真理も奈緒ママの美容室を利用しており、学がヘアスタイルをショートに変えた際、同じ長身ということから真理のヘアスタイルと同じにした。しかし奈緒ママは真理の名前も死も知らないでいる。
早坂 悟(はやさか さとる)
奈緒の6歳上の兄。少年時から野球をやっており、大学野球で活躍中。厚子の初恋相手だが、大学4年生時に女性(愛子)と婚約。
延友 信玄(のぶとも しんげん)
厚子の父親。能願寺の住職。真理の法事を執り行なった。その縁で真理のチームメイトだった知花と知り合う。厚子の生母とは7年以上前に死別しており、現在はかなり歳の離れた知花と再婚している。そのため「ロリコン坊主」との噂が立っており、厚子はそのことで閉口している。
伊丹 耕平(いたみ こうへい)
志乃の父。ヤクザではなくカタギだが、外見はそう見えない。テキヤアルバイトで菱巻組の組長に気に入られて交盃を迫られていたが、組長の娘の綾乃と恋に落ち関東方面に駆け落ちをした。組長は別れさせようと組員を使い画策したが、逆にその組員も惚れ込んで協力してしまうほどの大きな器の持ち主。最終的には組長も折れたことにより耕平と綾乃は神戸に移り住むようになった。「柴嶋重工」を設立したが、志乃が中学生の頃に組の跡目争いに巻き込まれインサイダー取引に陥れられて逮捕されたことがある。
伊丹 綾乃(いたみ あやの)
志乃の母。耕平と結婚してカタギとして暮らしているが、見た目は見るからに極道の妻。
長谷川鉄男(はせがわ てつお)
長谷川留弥子の父。作者の前作『G戦場ヘヴンズドア』のもう一人の主人公。
町蔵との合作で漫画賞受賞後、単独で週刊少年ファイトにて「桜の道」を連載し、一躍時の人となるが、利き腕を負傷し漫画家の道を断ち、父のいる高学館で編集者となる。挙式後、週刊少年ファイトに異動し、町蔵の担当として共に生み出した漫画が「エドガワ排球団」であり、エド球を少年ファイトの看板作品に育て上げるなど、辣腕ぶりを発揮している。父である阿久田鉄人は編集長。
16年前と違い温和さがあるものの、漫画のプロを目指す明に対して覚悟を促し、幅広い教養と体力をつける事を提言するなど、職務に対しての姿勢時には昔の厳しさが垣間見える。久美子と町蔵との関係は本人曰く「不倫以上」。
長谷川久美子(はせがわ くみこ)
長谷川留弥子の母。芸名は「組子」。作者の前作『G戦場ヘヴンズドア』のヒロイン。高校時代の短髪と違いロングヘアとなっている。
高校3年生の時に鉄男との間にルミを妊娠したが、市原の立ち上げた劇団「松屋文庫」の看板女優であり、鉄男も忙しかったため、29歳でゴシップ雑誌にスッパ抜かれるまで留弥子がいることを公表できなかった。発覚後に挙式を挙げている。久美子も中学時代にバレー部だったが、手首の故障で戦力外通告を受け引退している。
忙しい中、時間を見つけて料理を作るなど娘への気遣いは多かったが、ルミが町蔵と久美子の関係を気にして、本当のところで母娘の対話は出来ていなかった。後にお互いのことを吐露する。
菅原(すがわら)
菅原総合病院の院長で、留弥子の母方の祖父。菅原病院は上野にあり、学の父・勝が眼科に勤務する。菅原の妻は、学に対してファッションモデルとしてスカウトしているようだ。

他高校[編集]

私立白雲山学園[編集]

千葉県にある中高一貫の女子学校で、中等部・高等部ともバレーの名門。中等部の制服はブレザー。バレー部は他校生との会話が禁止され、全寮制で無断外出禁止(ただし高等部のみ、近隣の者に限り通学可能)。高身長の選手を優先する学校方針で、中等部で低身長だった選手は高い能力を持っていても高等部への進学において「足切り」と称して進学に優位的な扱いはしない。その結果、幼少時から高身長である攻撃型の選手が多く高等部へ進学してしまう傾向にあり、守備が手薄。高等部は春高のベスト4の常連で、3年生は実業団や全日本のチームに参加するようになるため引退状態となり、レギュラーは実質的に2年生となる。バレーボール雑誌の白雲山特集の号の表紙は、森繁・柴田・新田・隆子・千代・小雪の6人の集合写真だった。

唯 隆子(ゆい たかこ)
高等部1年。高等部での主なポジションはオポジット
かつて旭谷小学校に転入してきて、練の猛練習に唯一余裕で付いていけたプレイヤー。蜂谷千代曰く「今まで戦った中では練と隆子のコンビが最強だった」。転入した僅か3ヶ月後に海外へ移住してしまったため、日本の中学へ進学せず、練たちの中等部入学試験ボイコット騒動とは無縁である。そのため当時の練は隆子を唯一の友達と考えていた。しかし教室の机で居眠りしている練に密かに未散がキスしているところを携帯電話のカメラで盗撮、それを滋に見せると未散に脅迫して未散に交際を迫り、未散に好意を抱いていたチームメイトの赤坂南にその盗撮画像を写メールするなど、その行動は欺瞞に富む。
高校進学時にアメリカから日本に再帰国し黒曜谷高校の一般推薦入学試験を受けたが、笛子のチーム編成の考えで合格はさせなかった。結果的には白雲山高校に特別推薦枠で入学することになる。身長は小学校時代から高かったが高校1年時では180cmを超えており、身のこなしも軽く、白雲山に入学した帰国子女選手としてバレーボール雑誌で特集記事になるほど。現在は学校付近で1人住まいをしており、賭けバレー観戦で再会した未散には恋人として部屋の合鍵を渡している。クォーターで、激怒した場合には英語で怒号を発することがある。
その身体能力の高さは叔父の熱狂的なバレーボール好きが大きく影響している。親に捨てられ養護施設に入っていた自分を引き取り育ててくれた叔父の自分に対する評価はバレーボールでの結果が全てであり、否応無くバレーボールに打ち込まざるを得ない状況に置かれていたため。本来はスロースターターでマイペース、ヤル気にもムラがあるが、叔父が観戦していると知るや余裕が無くなり全力でプレーせざるを得なくなる。[11]
旭谷小学校への転入前(カリフォルニア州の小学校在学時)に、アメリカ合宿に来ていた全日本ユース時代の大石真理と面識があり、隆子は自分に優しくしてくれた真理に憧れていた。自分と同様に真理とバレーボールが全てであった練に共感を抱いており、練に対して黒曜谷から白雲山学園への復帰を薦めた(白雲山学園に対して叔父から寄付が行われており、それによりある程度の融通が利くようになっている)。
蜂谷 千代(はちや ちよ)
高等部1年。黒曜谷高校の蜂谷由佳とは従姉妹。中等部では、チーム内でも最も実力のあるプレイヤーと目されていた。
小学校6年時に全国大会で旭谷小学校と準決勝で対戦し敗退している。また小学生時代は旭谷小の隣の学区に住んでいたことから、練の実力と『狂犬』ぶりは良く知っており、中等部でヤル気を出さずにいた練のことを(その理由を知らないながら)「猫のふりしてる虎」だと公言し、不用意に練に親身に付き合おうとしている小雪に対して警告していた。練に対し強いライバル意識を持っているが、指摘されると焦って否定する。滋に好意を抱いており、また由良木政子の大ファンで、髪型も春高時代の彼女を意識している。滋や政子の前では積極的なアピールする行動が多く、自分に対する反応を気にしている(が、全く関心を持たれていない)。キツイ口調で直情的な性格。言いたいことは隠さず、練にもハッキリ本音をぶつけるため、中等部時代の練は千代を嫌っていなかった。
京極 小雪(きょうごく こゆき)
高等部1年。
中等部時代はキャプテンで全日本ジュニア選手。飴屋中の長谷川留弥子と並ぶ中学女子バレーのアイドルでマスメディアからの取材も多かったが、実力が伴っていないと自覚しており、アイドル扱いされることを負担に感じていた。またキャプテンという立場上、誰にも気を許せないことにうんざりしていた。[12]。そんな中、自分にアドバイスをしてくれる練とは友達になれそうだと思っていたが、夜中に偶然練の自主練習を目撃し、練が本当の実力を隠していることに気付いて練に疑心を抱くようになる。飴屋中との練習試合で、実力不足に対する焦りと練への対抗心から、トスが乱れ練の方面に上がったボールを無理に自身でスパイクしようとして練と接触・落下し左足を負傷。その際に練に対して「お手本、見せてくれたの?」と皮肉を言ってしまった。その後は練への言動を後悔し続け、練が黒陽谷高校へ転校すると知った際には練の自宅まで押し掛けて練を説得しようとしたが結局間に合わず、後悔で号泣していた。練曰く「小雪は少し面影が姉ちゃんに似てた」。
高等部に進学した後も自主練習にも励み、成長している。基本的に穏やかな性格で、好きな飲み物はソカリプエット。水で割っても美味しいとのこと。
日置 真帆(ひおき まほ)
セッター。別所監督曰く「1年生の精神的支柱」。笛子に「安定感があり、スパイカーに優しい球を上げている」と評された[13]
渋谷 真希(しぶや まき)
高等部1年生。ポジションはライト
森繁 フミ(もりしげ フミ)
高等部2年生でキャプテン。ポジションはセッター。朱雀高の寺沼理香と仲が良く、彼女の写真を持ち歩いている。
柴田 あかり(しばた あかり)
高等部2年生。伊丹志乃と同じく関西出身で、お喋り。自分と伊丹を知らないとモグリだとのこと。志乃が知られたくない志乃の身辺状況を知っている。
新田 静香(にった しずか)
高等部2年生。
別所 直樹(べっしょ なおき)
高等部のバレー部監督。学校の過剰な高身長優先主義には疑問を呈しており、低身長ながら高い実力を持つ練の高等部進学を推していた。大学4年時に高校1年生の笛子と交際を始めたことから、今でも周囲から「ロリコン」と囃し立てられている。真理の事故死に責任を感じた笛子は別所と距離を置くようになったが、それでも頻繁に笛子を口説いている。
米田 真治(よねだ しんじ)
中等部のバレー部監督。部員の「足切り」判断に対して、高等部からの圧力を受けないよう中等部の選手を守る堤防となっている。練に例外的な扱いを求める別所に対しても「本気で取り組んできた秀才達を差し置いて、やる気のない天才(練)を選びはしない」と返答し、練に対する特別扱いを拒否した。隆子のおじからは「なぜ大石を手放したのか理解に苦しむ」と批判されたが、練が黒陽谷高校に入ったことで更に能力を開花させていることから、別所からは「米田監督の判断は結果的に正しかったと思う」と評された。

朱雀高等学校[編集]

神奈川県にある中高一貫の進学校で女子バレー部の実力は全国レベル。春高優勝世代の黒曜谷高校とは春高決勝戦で対戦しており、大会史に残る点差で大敗している。槌家監督の方針によりスター選手はおらず、チーム全員の能力を均等化させるバランス重視のチーム作りを行なっており、他校からは「リズムを崩されやすく、やりにくいチーム」と評されている。OB・OGを中心とした父兄の後援が強力で、かつて大敗を喫した黒曜谷高校に対するリベンジ意識が強い。

寺沼 理香(てらぬま りか)
高等部2年生。何事にも真面目でカリスマ性があり、チームの意思統一に貢献している。全日本ユース選手。中学時は怪我をして挫折を味わい一時ヤンキー化していたが、槌家にスカウトされた。大賀工業高校の彼氏と遠距離恋愛中。
完蛇田 しえ(かんだた しえ)
高等部1年生。背番号13。試合中に知人の観客に笑顔を振りまいたり、試合開始直前まで携帯電話メール閲覧をして理香に窘められたりと、行動はやや軽挙なところがある。
槌家(つちや)
高等部の女子バレー部監督で、鎌倉沙羅の実父。アルコール依存症で、試合中にも酒を呑んでいる。妻(海羅)への家庭内暴力により、幼少時の沙羅と海羅は家を出た。人を食った物言いをするが、相手チームに対する分析や試合での指示は的確。

桃園女学園[編集]

杉並区にある高等学校で、練馬区にある黒曜谷高校とは比較的近隣。賭けバレーで謹慎中の黒曜谷女子バレー部が最初に合同練習を行った相手で、女子バレー部は当年に部員がやっと6人(その内、3人以上が1年生)になったことから、チーム維持を優先し保守的である。女子高である上に男女交際禁止となっており、男子に対して普通ではいられない。チームの実力は黒曜谷1年生チームよりも低い。以降も練習試合などで交流があり、冬季大会には黒曜谷高校の応援に駆けつけるなど親睦が深まっている。

葛原 若菜(くずはら わかな)
女子バレー部キャプテン。情報通だが、情報が男女関係に偏りがちで、しかも噂を信じ切ってしまっている。他の部員と同様に男子に対して接触の機会が少ないことから男子と接することに特別な感情がある。しかしバレーに対する思いは人一倍で、悪い噂に振り回されるのも部員の少なさから予防線を張ってしまうため。しかし言動に問題があることも事実で、それを緩和させるために責任感などを持たせる対症療法としてキャプテンに抜擢された。
平沢 累(ひらさわ るい)
女子バレー部副キャプテン。人格者で、葛原と違い常識人。
丸岡 夢子(まるおか ゆめこ)
黒曜石高校との練習試合で、床に付いた汗で滑って転倒した際にサラからレース付きのハンカチを手渡された選手。そのお返しに、冬季大会ではレース付きの横断幕を作って黒曜谷高校を応援している。
キヨ・マコ
1年生。厚子や奈緒と同じ城南小学校の同級生で、城南小バレー部では2人のチームメイトだった。
赤坂 南(あかさか みなみ)
旭谷小学校では練と同級生で元チームメイト。当時は未散に片思いをしており、練と共に白雲山中等部からのスカウトを受けたが、隆子から送られてきた写メールによって練と未散が恋仲であると誤解し、練に嫉妬して練には内緒で推薦入学の面接試験を辞退した。辞退理由を練に問い詰められ「多分みんなもう、練とバレーボールするのウンザリなんだよ」という不確かな釈明をしたため、練の心的外傷をさらに広げる結果となった。
中学ではバレーを辞めて別の男子と交際しており、当初はどの高校にも進学しておらず、本間豪徳が主催する非合法の賭けバレーに参加していた。しかし彼女も罪悪感を持ち続けており、賭けバレーで練と再会した後には未散と練に対して真相を打ち明けた。1年間の浪人を経て、桃園女学園を受験することを決意している。

青磁学園[編集]

埼玉県にある高等学校。旭谷小学校時代に練のチームメイトでレギュラーだった4人が女子バレー部に在籍しており、4人とも小学生時代から実力が高い。学区が別々だったため彼女らの出身中学校は各々異なるが、共に青磁学園を受験して現在に至る。

雨宮 摩耶(あまみや まや)
1年生。旭谷小学校では練とチームメイトで、学らともクラスメイト。ポジションはセッターで、4人の中心的存在。
自室の壁には練の写真が(練と関連する人物の写真も一部)びっしりと貼り詰められており、練に対する異常なまでの執着が見て取れる。しかし他者にはその素振りを一切見せていない。朱雀高校や赤坂南らを利用して遠巻きに扇動したり、ネットでの悪評流布といった手段までも用いて練や唯隆子に影響を与えるべく暗躍する。学が小学生時代を回想するシーンでは、摩耶が扇動した男子児童たちが学をいじめようとしている描写もあった。
火野 あすか(ひの あすか)
1年生。旭谷小学校では練とチームメイト。ポジションはレフト。
普段は極端に卑屈で悲観的だが、摩耶に「天才」とおだてられ試合に臨んだ際はコート上で人格が一変し、狂喜的かつ攻撃的になる。
木根 良枝(きね よしえ)
1年生。旭谷小学校では練とチームメイト。ポジションはセンター。
摩耶が頼ってくることに喜びを感じ、摩耶のためにとプレーしている。
土方 亜莉(ひじかた あり)
1年生。旭谷小学校では練とチームメイト。ポジションはリベロ。無口。

私立千歳緑学園[編集]

東京都にあるバレー強豪校。千歳緑の読みは「せんさいりょく」。唐沢・扇田の2枚看板を中心とした、最高到達点の高い強打とジャンプスパイクサーブが武器の超攻撃型チーム。

唐沢 れおな(からさわ れおな)
2年生。ポジションはレフト。高い打点からキレのあるスパイクを打つ。普段は内気な性格で、一人ぼっちでいることも多いが、試合では劣勢でも諦めない気迫を秘めている。容姿・名前のモデルは松井玲奈とされる。
扇田 樹里(せんだ じゅり)
1年生。ポジションはレフト。小学生時代に練の狂犬的プレーぶりを観て感動し、練と試合で戦って打ち勝つことを悲願にしていた。口調は体育会系。爆発力は凄いが、持久力の無さが課題。容姿・名前のモデルは松井珠理奈とされる。
田辺 由真(たなべ ゆま)
2年生。ポジションはセッターででキャプテン。髪はツインテール。技術や戦術眼に長けるが、駆け引きなしのパワー勝負を好む扇田たちに手を焼いている。容姿・名前のモデルは渡辺麻友とされる。

都立紫苑高校[編集]

東京都にある中高一貫校。高等部の女子バレー部の実力は関東最強クラスで、実業団入りする選手も多い。全国から長身の素人小学生をスカウトし、中等部で3年かけて育成する学校方針。このためセッターとリベロ以外は長身選手が揃っており、高いブロック力を誇る。

加橋 美奈
ポジションはセッターででキャプテン。容姿・名前のモデルは高橋みなみとされる。
江田 松子
容姿・名前のモデルは前田敦子とされる。
篠原 理麻
容姿・名前のモデルは篠田麻里子とされる。
板尾 基実
ポジションはリベロ。容姿・名前のモデルは板野友美とされる。

浅葱高校[編集]

神戸市にある関西では有名なバレーボールの有力校。守備を重視したチーム作りをしており身長にかかわらず実力のある選手が起用されるため、関西の低身長のプレイヤーに人気がある。

生稲 ひより
志乃の中学時代の同学年生で、同じバレー部員だった。志乃を含め身長は高くなかったことから、浅葱高校に進学した。

大賀工業高校[編集]

長崎県にある。全国でも名の知れた男子バレーの強豪校で、何度も全国優勝している。以下は、千石雲海の代で春高決勝戦で対戦した世代。

先坂 健一(さきさか けんいち)
背番号1でキャプテン。
立花 実(たちばな みのる)
背番号4。
堂本 博美(どうもと ひろみ)
背番号6。

全日本女子バレー合宿 召集メンバー[編集]

『括弧』内は第79話に掲載されたキャッチコピー。田上繭、唯隆子は別項を参照。

桐生 翔子(きりゅう しょうこ)
バレーボール全日本女子チームの現キャプテン。『トリッキー系スーパーセッター』。Vリーグではチームの穴を埋めるべく各ポジションをこなしていたが、全日本ではセッターを務める。
召集された練たち高校生4人をいきなり全裸で出迎えるなど、行動はかなり突き抜けている(服用中の抗鬱薬剤の影響らしい)。現在は気さくな性格だが、過去オリンピック出場権を逃した時に高明寺と共に戦犯扱いされ、一時引退にまで追い詰められた過去を持つ。その後、高明寺の激励により鬱状態から立ち直った。高明寺とは私生活でも同居中らしい。
容姿・名前のモデルはゴールデンボンバーの鬼龍院翔。
高明寺 十夜(こうみょうじ とよ)
全日本女子チームの現メンバー。『ヅカ系カリスマエース』。
エース格ゆえに相手チームからサーブで狙われることが多く、高明寺1人がチームレセプションの約半分を担っている。
容姿・名前のモデルは喜矢武豊。
高山田 淳子(たかやまだ じゅんこ)
全日本女子チームの現メンバー。ポジションはライト。『おネエ系世話焼きライト』。
垂水沢と共に、Vリーグ5連覇中の夕栗製菓に所属。フローターサーブの変化量は全日本チーム屈指。
容姿・名前のモデルは歌広場淳。
垂水沢 研子(たるみざわ のりこ)
全日本女子チームの現メンバー。ポジションはレフト。『くいしんぼう系パワーアタッカー』。
男子選手も顔負けの筋骨隆々ぶりで、大食い。
容姿・名前のモデルは樽美酒研二。
熊乃井 りの(くまのい りの)
高校3年生。練らと共に全日本合宿に追加召集された高校生4人のうちの1人で、Vリーグに入団内定済み。『アイドル系タワーセンター』。
195cmと一際高身長だが、口調はやや頼りなく、高校生4人の中では最もレセプション(サーブレシーブ)練習で苦戦していた。偏食癖あり。
容姿・名前のモデルは熊井友理奈。
来杉 秀美(きすぎ ひでみ)
高校3年生。練らと共に全日本合宿に追加召集された高校生4人のうちの1人で、Vリーグに入団内定済み。ショートヘアでソバカス顔。『知的系出来過ぎセッター』。
合宿では常にメモを取り記録用ノートPCタブレットを持ち込むなど研究熱心で、サプリメントや全日本女子現役選手に関する知識も豊富。
桐生翔子の大ファンで、中学生時代から追っかけをしている。
真壁 純一(まかべ じゅんいち)
バレーボール全日本女子監督。モデルは眞鍋政義で、本作での容姿や指導方針も概ね本人同様。
練のサーブ・レセプション・ディグ(スパイクレシーブ)成功率の高さと、自らの勘を根拠に、低身長の練を全日本合宿に追加選抜した。身寄りのない田上繭の後見人も務めている。

その他[編集]

本間 豪徳(ほんま ごうとく)
声 - 矢尾一樹
灰澤高校3年生で男子バレー部員。“池袋ガールズベットバレー”と称する賭けバレーイベントの元締めで「ビジネスヤンキー」の異名を取っていた。自らに害が及ばないようにベットバレーには直接参加せず、灰澤高校の男子バレー部員が他校の女子バレー部員などを恋人にして、複数のバレーボールチームを編成していた(自らも奈緒を恋人にして参加させていた)。しかしバレーボールをプレイする機会を失った少女らに機会を提供していたなど、一方的に利用していた訳ではなかった。イベント運営の際にギャラリーに出す飲食物は無農薬栽培品にこだわり、バレーチームに美味しい弁当を提供するなどLOHASな一面を持ち、八百長を防止するためにチームごとに個別に控え室を用意するなど、見かけに因らない面も持ち合わせている。
イベント会場の維持経費など固定費は小さくなく、資金繰りに十分な余裕は無かったが、広之が本間の商才を認め、合法ビジネスへの業態転換を条件に多額の出資を提案し、本間はそれを受け入れた。その後、広之と本間は(互いの彼女がもともと親友だったこともあり)度々行動を共にしている。
本間のバレーボールの実力はそれなりに高く、奈緒の練習に付き合ったことで、奈緒のプレーはより洗練されたものとなった。
実家は自然食カフェ雑貨店「HON MARKET」で、顔見知りの雲海らもよく利用する。本間も接客に従事している。理央という幼い妹がおり、奈緒に良く懐いている。
堺田 町蔵(さかいだ まちぞう)
作者の前作である『G戦場ヘヴンズドア』の主人公。父親は人気漫画家の坂井大蔵。
『週刊少年ファイト』でエドガワ排球団(通称エド球)を連載する人気漫画家。単行本は通算累計1,000万部を超え(作者未監修の数字なので、事実とは違う可能性がある)、現在も連載中。現在では人気漫画家となっているが、第35回少年ファイト新人漫画大賞を合作で受賞後は、単独での連載は打ち切りの連続と、同期の漫画家と違い鳴かず飛ばずだった。ダメなら漫画を辞めると覚悟したネームを『週刊少年ファイト』に持ち込んだ際に担当になったのがヤングファイトから異動した鉄男であり、これが後のエド球である[14]
池袋ベットバレーの存在を知っており、興味を持っていて取材を希望していた。高校の同級生の長谷川夫婦とは公私共に仲がよく、特に2人の娘であるルミは、幼い頃から職場に来るほど好意を持たれており、そのことに悪い気はしていないが、19歳の歳の差と、自身の過去の出来事から気が引けている。
奥平 現
菱巻組の組員。組長の危篤を志乃に知らせるために登場した。志乃の父に組を継いでもらいたいが、逆にヤクザから足を洗う条件で一緒に事業をすることを誘われており、揺れている。
須磨 拓也(すま たくや)
奥平といつも行動を共にしている組員。
曽和田(そわだ)
菱巻組の幹部で、組長の跡目を狙っている。組長が跡継ぎとして娘婿を目していたが、それを妨害するためにインサイダー取引に陥れた。曽和田派が組内で力をつけており、組周辺の一般市民からの評判は悪くなった。
村田 清彦(むらた きよひこ)
旭谷中学校の数学教師。在校中の学や未散に対し嫌味っぽい発言をしていたが、未散から学と交際しているとの報告を受け、それを高く評価していた。
恩田 紀恵(おんだ のりえ)&喜多 さち代(きた さちよ)
漫画などでの学外の学の友人。背が低く丸顔で眼鏡でお下げ髪の方が紀恵。過去の練を知っていることから、おそらく同じ旭谷小学校の同学年。朝の通学時間帯で2人の着衣が違うことから、別々の高校に進学していると思われる。
史郎
未散曰く「ツレ」(一般的には友人のこと)。未散が中学時代に北江古田公園でよく遊んだとのこと(第4巻巻末にある北江古田公園の解説)。本編ではベットバレーの情報を未散に提供し、その際にクレバーかつ的確な推測を述べている。
隆子のおじ
唯隆子の育ての親で、隆子にバレーの英才教育を施したバレー狂。会社経営者で紳士然としている。Vリーグ及び白雲山高校のスポンサーでもある。真理や練の実力を非常に高く評価しており、練を白雲山に呼び寄せ隆子とコンビを組ませようと画策していた。小学生時代の隆子と練を「一番上手いのは隆子、一番強いのはあの子(練)」と評していた。
村上 寛治(むらかみ かんじ)
黒曜谷高校OBで、環の夫。バレー部員だったのかは不明。現在は婿入りした村上家の家業である『ムラカミスポーツ』旭谷店の店長。
堀之内 秀信(ほりのうち ひでのぶ)
黒曜谷高校OBで、政子の彼氏。高校時代は男子バレー部マネージャーで、政子たちとは同期。現在は雑誌『月刊バレー天国』のライター。

チームのメンバーと背番号[編集]

本作品中にはいくつかのチームが出てくるが、世代の移行が多いため、同名チームでも作中の時間によってメンバーが違う。またベットバレー時は高校の部活とは全く別のチームを組んでいる。

黒曜谷女子バレー部 ストレイドッグス(犬神世代) 5巻の時点での現行チームである。

  • 1. 犬神 鏡子 (キャプテン)
  • 2. 大石 練
  • 3. 鎌倉 沙羅
  • 4. 伊丹 志乃
  • 5. 延友 厚子
  • 6. 蜂谷 由佳
  • 7. 小田切 学
  • 8. 早坂 奈緒
  • 9. 長谷川 留弥子

黒曜谷女子バレー部(春高優勝世代) 5巻の時点から8年前のチームである。

  • 1. 陣内 笛子(キャプテン)-現行チーム監督
  • 2. 大石 真理
  • 3. 村上 環
  • 4. 由良木 政子-現行チームコーチ
  • 5. 延友 知花(旧姓不明)
  • 6. 田上 繭
  • 7. 名前不明

白雲山中等部 5巻の時点から1年前のチームである。

  • 1. 京極 小雪(キャプテン)
  • 2. 蜂谷 千代(推定)
  • 3. 日置 真帆
  • 4. 坂上 昌代
  • 5. 舛添 美和
  • 6. 渋谷 真希
  • 18. 大石 練(18は、バレーボールの背番号では一般的に最も大きい数字)

白雲山高等部(森繁世代) 5巻時点での現行チームである。中等部時代の主要メンバーがほぼスライドして入ってきている。

  • 5. 京極 小雪
  • 6. 唯 隆子
  • 7. 日置 真帆
  • 8. 蜂谷 千代
  • 11. 渋谷 真希
  • 15. 舛添 美和

黒曜谷男子バレー部(千石世代) 5巻の時点から1年前のチームで、春高で準優勝した世代である。

  • 1. 千石 雲海(キャプテン)
  • 2. 式島 滋
  • 3. 名前不明
  • 4. 由良木 龍馬
  • 6. 名前不明
  • 7. 図子 一平 (リベロ)

黒曜谷男子バレー部(由良木世代) 5巻の時点での現行チームである。

  • 3. 式島 未散
  • 9. 三國 智之

池袋ベットバレー ロシアンルーレッツ 黒曜谷高校の2年生および早坂が出場した。

  • 0. 犬神 鏡子
  • 3. 赤坂 南
  • 5. 名前不明 (対ギャラリーチーム戦に出場)
  • 6. 名前不明 (対ギャラリーチーム戦で黒曜谷2年と交代)
  • 8. 名前不明 (対ギャラリーチーム戦で黒曜谷2年と交代)
  • 9. 鎌倉 沙羅
  • 番号不明 蜂谷 由佳
  • 番号不明 早坂 奈緒

池袋ベットバレー ギャラリーチーム 黒曜谷高校の早坂をのぞく1年生が出場した。

  • 13. 長谷川 留弥子
  • 14. 延友 厚子
  • 15. 小田切 学
  • 16. 三國 広之
  • 17. 伊丹 志乃
  • 18. 大石 練(10番という台詞は誤植、単行本第2刷で修正)

その他エピソード[編集]

  • 物語に登場するボールはミカサモルテンを捩ったもので、当初『3CASA』『mol10』と表記されており、登場機会はどちらかと言うと『3CASA』の方が多かった。しかし、現在はモルテンが実名(molten)且つ本物同様のロゴで登場している。これは本作に対してモルテンからの公認があり、寄贈や協力を受けるようになったからで[15]、これに伴い登場する機会が大幅に増えている。
  • 西武池袋線近辺が舞台のモデルとなっており、特に江古田駅では学と未散がおにぎりを買った店や、登校シーンで描かれているゲームセンターや駅舎を見ることができる。

書誌情報[編集]

  • 各話は『イブニング』掲載の時点から単行本への収録を考慮し、単行本各巻ごとに共通した構成がとられている。
    • 各巻のエピソード : 単行本(通常版)表紙イラストの人物を中心とした内容となっている。また各巻の最終話は必ず、小田切学(偶数巻)または式島未散(奇数巻)を語り手にしてエピソードを描いている。
    • 各話のサブタイトル : 各巻ごとに共通した名称が付けられている。
    1巻 『○い●●』(漢字1字と送り仮名「い」の形容詞に、「ん」で終わる語尾の2文字の漢字)
    2巻 『dog - 』頭にdogがくる英単語もしくは連語
    3巻 1980年代の日本のポップスのタイトル
    4巻 『自己○○』(○○は2文字の熟語が入る)
    5巻 バレーボールを題材にした漫画アニメーションのタイトルを捩ったもの
    6巻 『 - ow』owで終わる一語の英単語
    7巻 世界の著名な童話民話のタイトルを捩ったもの
    8巻 武士を捩った、または武具名を含んだタイトル
  • 第2巻の発売に際して、一部販売店でスポーツ新聞を模した販促チラシ『バシスポ』が配布された。
  • 第5巻は2008年11月の刊行と4巻の巻末に予告されていたが、翌2009年1月に延期された。4巻までは発売予定の年と季節のみの予告だった。巻末には、単行本発売時に『月刊アフタヌーン』に宣伝を兼ねて掲載された出張編が収録されることもある。

単行本・通常版[編集]

単行本・特装版[編集]

いずれの巻も、特装版用のブックカバーが付いた単行本に加えて下記特典付録が同梱されている。

  • 日本橋ヨヲコ 『少女ファイト』 講談社〈講談社プレミアムKC〉、既刊4 - 10巻(2013年7月23日現在)
    • 4巻特装版 2008年4月23日発行、ISBN 978-4-06-362110-5 表紙イラスト:式島滋
      黒曜谷学園高等学校指定とするノートと連載で既出のカラーイラストが描かれた下敷きが添付されている。ノートの一部分に、小田切学の漫画と長谷川留弥子によるパラパラマンガが描かれている。
    • 5巻特装版 2009年1月23日発行、ISBN 978-4-06-362132-7 表紙イラスト:式島未散
      オリジナルドラマCD『少女ファイト番外編「野良犬たちのおつかい」』が添付されている。
    • 6巻特装版 2009年10月23日発行、ISBN 978-4-06-358308-3 表紙イラスト:由良木龍馬
      オリジナルアニメDVD(OAD)が添付されている。
    • 7巻特装版 2010年7月23日発行、ISBN 978-4-06-364836-2 表紙イラスト:千石雲海
      総勢30名のクリエイター(実際には29名)による様々な『少女ファイト』を描いたB5冊子の公式同人誌「少年ファイト」が添付されている。
    • 8巻特装版 2011年7月22日発行、ISBN 978-4-06-364872-0 表紙イラスト:三國広之
      小田切明の複製原稿(B5サイズ16枚)と原稿袋が添付されている。
    • 9巻特装版 2012年8月23日発行、ISBN 978-4-06-364890-4 表紙イラスト:三國智之
      黒曜谷ストレイドッグス公式スポーツバッグ(ミニバージョン)が封入されている。
    • 10巻特装版 2013年7月23日発行、ISBN 978-4-06-364926-0 表紙イラスト:唯隆子
      「真理の手紙」付き黒曜谷高校謹製レターセットが封入されている。
    • 11巻特装版 2014年6月23日発行、ISBN 978-4-06-364957-4 表紙イラスト:桐生翔子、高明寺十夜
      黒曜谷ストレイドッグス公式タオルマフラーが同梱されている。

OAD[編集]

2009年10月23日発売の単行本第6巻の特装版に付属された。SDアニメ24分+フルアニメPV4分という構成になっている。

スタッフ[編集]

  • 監督 - 多田俊介
  • 脚本 - 日本橋ヨヲコ
  • アニメーションキャラクターデザイン・作画監督 - 高橋英樹
  • デフォルメデザイン - 関川成人
  • 絵コンテ - 田頭しのぶ
  • 演出 - 江崎慎平
  • 美術監督 - 野村正信
  • 色彩設計 - 津守裕子
  • 撮影監督 - 荒井栄児
  • 編集 - 濱宇津妙子
  • 音響監督 - 中嶋聡彦
  • 音楽 - 池頼広
  • プロデューサー - 小林範善
  • アニメーションプロデューサー - 黒木るい
  • アニメーション制作 - Production I.G
  • 製作 - 講談社

主題歌[編集]

エンディングテーマ「Oh my friend」
作詞 - MAYU / 作曲 - 重永亮介 / 編曲 - 宅見将典 / 歌・演奏 - BLiSTAR
挿入歌「パラレル・ワールド」
作詞・作曲 - 重永亮介 / 編曲 - 重永亮介・宅見将典 / 歌・演奏 - BLiSTAR

ドラマCD[編集]

  • 少女ファイト番外編「野良犬たちのおつかい」(2009年1月23日発売 ISBN 978-4-06-362132-7
    • 5巻特装版に付属。
  • 少女ファイト「野良犬たちのおもいで」(2010年7月23日発売 SJFC-1)

インターネットラジオ[編集]

少女ファイト web radio
犬神鏡子と愉快な仲間たちのオールイブニングニッポン
インターネットラジオ
配信期間 2010年6月25日 - 9月7日
配信サイト アニメイトTV
配信日 隔週金曜日
配信回数 6回
配信形式 ストリーミング
パーソナリティ 大原さやか(犬神鏡子 役)
テンプレート - ノート

少女ファイト web radio 犬神鏡子と愉快な仲間たちのオールイブニングニッポン』は2010年6月25日から9月7日までアニメイトTVにて隔週金曜日に配信されたWEBラジオ。

番組概要[編集]

ゲスト[編集]

  • 伊倉一恵(鎌倉沙羅 役):第1回(2010年6月25日)
  • 杉山大(千石雲海 役):第2回(2010年7月9日)
  • 桑島法子(陣内笛子 役):第3回(2010年7月23日)
  • 能登麻美子(小田切学 役):第4回(2010年8月6日)

コーナー[編集]

集え!円卓の犬騎士ども!
少女ファイトに対する熱き思いを紹介するコーナー。
コンテンツトーク
トランプで選んだ少女ファイト原作の個性的なサブタイトルをキーワードにトークするコーナー。
番組公式じゃんけんが使用される。掛け声はバレーボール風に「そ〜れ!じゃんけんぽん!」
池袋ガールズベットバレー
4つのお題から一つを取り上げ毎回チャンピオンを決めるコーナー。
お題1:「人に勧めたい、想像したら幸せになる光景」
お題2:「そういえば似てる言葉」
お題3:「あの人は今」
お題4:「レシーブ→トス→○○→アタック」
私を春高へ連れてって
黒曜谷高校を倒せる最強のメンバーを結成するコーナー。レギュラー入りは大原とゲストの独断と偏見で選ばれる。

ラジオドラマ[編集]

ドラマCD『野良犬たちのおもいで』が番組の最後に毎回少しずつ放送される。

ラジオCD[編集]

  • DJCD 少女ファイト 犬神鏡子と愉快な仲間たちのオールイブニングニッポン(2010年9月3日発売 SJFC-2)

脚注[編集]

  1. ^ 月2回の掲載だと作画の都合で時々間に合わなくなると作者は述べている。
  2. ^ TV Bros.』2008年11月8日号(11月5日〈水〉発売)
  3. ^ 余りに夢中になると全てのボールを自分でレシーブしようとし、そのうえ自分でスパイクしようとする。
  4. ^ 学の場合「練を理解したい」ということが目的で、バレー漫画執筆やバレーボールのプレーはその手段と考えている。コミックス第6巻 Fight.42より
  5. ^ 特装版6巻特典DVD特別企画より
  6. ^ コミックス第2巻Fight.12より
  7. ^ 特装版5巻付録ドラマCDの作者コメントより
  8. ^ この他に背番号7のメンバーが登場しているが、名前を含め素性は一切不明。真理が欠けたことでレギュラー入りしたと推定される。
  9. ^ 第10巻p205
  10. ^ 女装をさせると、志乃曰く「学や厚子は女らしさで負けている」(厚子や学がオメカシすると逆に女装と言われてしまう)、幼少時はおかっぱ頭だった
  11. ^ 唯隆子の常軌を超えたプレーは、作者によると『うちゅうのほうそくがみだれる!』イメージとのこと。
  12. ^ 第1巻第1話より
  13. ^ 第4巻第27話より
  14. ^ 『G戦場ヘヴンズドア』第3巻 Air.18
  15. ^ 単行本第4巻巻末で言及

関連項目[編集]

外部リンク[編集]