屍鬼

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屍鬼
ジャンル サスペンスホラー
小説
著者 小野不由美
出版社 新潮社
漫画
原作・原案など 小野不由美
作画 藤崎竜
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプスクエア
レーベル ジャンプ・コミックス
(JUMP COMICS SQ.)
発表期間 2008年1月号 - 2011年7月号
巻数 全11巻
漫画:屍鬼(VOMIC版)
原作・原案など 小野不由美
作画 藤崎竜
出版社 集英社
発表期間 2008年12月4日 - 2008年12月25日
話数 全4話
アニメ:屍鬼
原作 小野不由美
監督 アミノテツロ
シリーズ構成 杉原研二
脚本 各話リスト参照
キャラクターデザイン 越智信次
音楽 高梨康治
アニメーション制作 童夢
製作 屍鬼製作委員会
アニプレックス、フジテレビジョン、
集英社電通ダックスプロダクション
放送局 放送局参照
放送期間 2010年7月 - 2010年12月
話数 22話(未放送2話)
インターネットラジオ:外場村役場村民放送
配信期間 2010年7月16日 -
配信サイト アニメイトTV
配信形式 ストリーミング
パーソナリティ 大川透(尾崎敏夫役)
興津和幸(室井静信役)
テンプレート - ノート 

屍鬼』(しき)は小野不由美作の小説作品。1998年新潮社から単行本(上・下巻)が、2002年新潮文庫から文庫本(全5巻)が発行された。本作を原作とした藤崎竜漫画作品についてもこの項で解説する。

内容[編集]

ホラー小説の金字塔の一つに数えられ、ベストセラーを記録した[要出典]。第52回日本推理作家協会賞長編部門候補作。 上下巻合わせて1000ページを超えるボリュームを誇り、登場人物はメインとなる人物たちの周りや家族なども事細かに登場し、150人を超える。

ちなみに、京極夏彦は連作小説集『どすこい』内で、本作のパロディとして『脂鬼』を発表している。

あらすじ[編集]

人口1300人の小さな村、外場村。外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている。そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。

用語解説[編集]

屍鬼(しき)
死亡後に蘇生し、超常的な力を得た人間のこと。名前は作中の登場人物である室井静信が執筆している小説から取られている。
外見は人間とそう変わらないが、生きるのに必要な器官が(屍鬼の)血液のみとなっており、心臓を含む他の体器官は動いておらず、肺呼吸も必要としない。生命維持には人間の血液を必要とし、吸血するために下顎の歯の一部が鋭い牙になっている。
その他の特徴として、驚異的な治癒能力を持つ、老化しない、夜目が利く、日中は強制的に眠りに落ちてしまう、日光に当たると皮膚が焼け爛れる、といった、伝承の吸血鬼と似たような特徴がある。
また、超常的な力として「吸血した人間に暗示を掛け、命令に従わせられる」という能力を持つ一方、「幾何学模様や十字架などの物、神社や寺院などの霊的な場所を非常に恐れる」、「他人の管理する建物に無断で侵入できない」といった超常的な弱点も持っている。
屍鬼に吸血されて失血死した人間は屍鬼になる可能性があり、屍鬼になった場合は死亡後4~5日ほどで復活する。屍鬼になるかどうかは体質に拠るところが大きく、屍鬼になれた者の血縁者は屍鬼になりやすい。全体的には屍鬼にならずそのまま死亡する割合のほうが高いと言われる。なお、「人間を殺害するまで吸血すること」は屍鬼にとって必須ではなく、屍鬼1人につき人間が4~5人いれば、人間を生かしたまま屍鬼の生命維持ができるらしい。
人間にとって必須の体器官が必要ない上、出血させようにも多少の切創などはすぐ治癒してしまうため殺害不可能に見えるが、一度に大量の血液を失わせれば殺害できる。具体的には、心臓に杭を打つ、大動脈の破壊・切断、首を切り落とす、脳味噌を叩き潰す、といった方法が尾崎敏夫によって挙げられている。また、血液自体は(体表で)呼吸しているため、水中に沈めて溺死させることも可能とされている(肺呼吸はしていないため、首を絞める・麻酔といったものは効果がない)。
「埋葬された死者が復活し、人間を襲う」という事象は、外場村に「起き上がり」という伝承として伝わっており、屍鬼の大まかな性質は起き上がりと変わらないため、屍鬼の存在が明るみに出た際には、その事実は村人に比較的すんなり受け入れられた。村人からは屍鬼の事は専ら「起き上がり」と呼ばれ、屍鬼になることは「起き上がる」「起き上がった」と呼ばれる。
人狼(じんろう)
屍鬼と同じような性質を持っているが、屍鬼の持つ弱点のほとんどを克服している存在。名付け親は沙子で、由来は吸血鬼の奴隷が狼男であることが多い事から。
人間と同じように日中も活動し、吸血せずとも食事で生命を維持できる一方、吸血した人間への暗示など屍鬼と同じ能力も持ち、身体能力は人間や屍鬼よりも高い。こうした特徴から、人狼である辰巳は「人狼が(吸血生物の)本来の状態で、屍鬼はそのなり損ない」であると考えている。ただし屍鬼ほど極端ではないものの、霊的な物・幾何学的な模様に対する恐怖はある。
発生方法は屍鬼と同じく、人間が屍鬼や人狼に吸血されることであるが、人狼は屍鬼よりもかなり発生率が低い(2桁以上の人間が起き上がったが、発生したのは1、2名だった)。また、一度完全に死亡して数日後に復活する屍鬼と異なり、人狼は死に行く過程で体が変化し、活動停止する期間がない。
外場村(そとばむら)
人口わずか1300人、三方を尾根に囲まれた村。村には尾見川(おみがわ)という河川が流れている。江戸時代初期に竹村・田茂・安森・村迫の四家が拓いたとされ、を育てて卒塔婆を作ってきたことからその名が付いた。外場村は、上外場・中外場・門前・下外場・外場・水口の6集落と山入の総称で、近年行われた市町村合併により「溝辺町外場」という地名になったのだが、村民は未だに「外場」と呼んでいる。
山入(やまいり)
山奥の過疎集落。村迫秀正と村迫三重子、大川義五郎が住む2軒の家屋しか残っていない。
尾崎医院(おざき いいん)
村唯一の病院。専門は内科医で、現在の医院長は尾崎敏夫。ベッド数は個室を含め19床。入院施設はあるが人手が足りず、基本的に入院患者は受け付けていない。また、敏夫が医院長に就いて以降は空室のままである。
村では寺、兼正に続いて三番目の位置につけており、それが良くも悪くも村に大きな影響を与えている。
兼正(かねまさ)
代々村長の家系だった竹村家の屋号。竹村家が村を辞去した後は屋敷のある土地を指している。山の斜面にあり、現在は洋館が建ち、桐敷家が住まう。
虫送り(むしおくり)
村内の穢れを境目であるもりに追い立てる祭。鬼の面を付け、黒染めの衣を纏ったユゲ衆と呼ばれる人々が卒塔婆を背負って祠から祠へと練り歩き、村内部の穢れを道祖神に移し、村の境へと連れて行き祀り捨てる。また、ユゲ衆は成人男性に限られており、女性や子供は参加できない。ベットと呼ばれる藁で作られた人形も用いる。
弔組(とむらいぐみ)
村には葬儀社がない為、これに代わるもの。寺の檀家組織とは関係が深い。
高砂運送(たかさご うんそう)
夜中に度々現われる謎の引越し業者。高砂松の模様が箱型トラックの荷台に描かれている。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

尾崎 敏夫(おざき としお)
主人公格の一人。32歳。村で唯一の病院の院長。既婚者。先代である父が病で亡くなった為、大学病院を辞めて尾崎医院の院長職に就いた。「若先生」とも呼ばれる。専門は内科だが、必要であれば専門外の患者も診察している。ぶっきらぼうで不用意な憎まれ口を叩くことが多いが、医師としての責任感は強く、スタッフからの信頼も厚い。尾崎家の地位・権勢を第一と考える父を嫌っており、その父同様の考えを持つ母・孝江にも嫌気がさしている。また妻との仲も冷めており、半ば別居しているような状態にある。室井静信や安森幹康とは幼馴染みである。ヘビースモーカー
目的のためであれば手段を問わないタイプで、村を襲う異変を解決するための行動について静信と対立することも多い。体調の悪い者を診る医者という立場から、次々と起こる村人たちの死が病によるものではなく、未知の何者かが意図的に起こしているものだといち早く気づき、村を守るために起き上がりたちへの抵抗を試みる。当初は起き上がりの実在を受け入れられない村人たちを味方にできず孤立無援であったが、策略を駆使して起き上がりの存在を公にすることができた後は屍鬼狩り集団の中心格として指揮を執っている。
室井 静信(むろい せいしん)
主人公格の一人。32歳。寺院の息子。独身。村の人々からは「若御院」と呼ばれている。本業は僧侶で、住職である父・信明が寝たきりになっているため、代行して寺全体を取り仕切っている。副業として小説を書いているが、ワープロに抵抗感があるため未だに原稿用紙を使っている。尾崎敏夫と安森幹康とは幼馴染みである。温厚で心優しい性格だが、繊細かつ結果より過程を重視する理想主義なところがあり、学生時代に自殺未遂を起こしたことがある。
山入での事件をきっかけに日々増えていく死者の数に違和感を覚え、敏夫とともに調査を開始。起き上がりの存在に気付き、彼らの糧が人間であり、生きるために人間を殺してきた事実を知ってからも、起き上がりたちを否定することができず擁護する側に回り、敏夫と対立することになった。
事件の全容を知る前から交流を重ねていた沙子に対し、哀れみを感じていた。屍鬼狩りが行われる直前、自殺に近いことを行っているのを理解しながらも兼正の家を訪問、沙子の食事兼話相手という身になる。
屍鬼狩りが始まる頃には衰弱しきっていたが、辰巳の希望もあり沙子を連れて兼正の家の包囲を脱出。脱出後は山中で力尽きるも人狼として目覚め、暴徒と化し沙子を襲っていた大川富雄を殺害。その後は沙子と共に村を脱出し、二人で生きているようである。
桐敷 沙子(きりしき すなこ)
主人公格の一人。桐敷家の娘として村の外から一家で兼正の家に越してきた。日光を因子とした全身性エリテマトーデスの罹患を理由に日中には外を出歩かない。静信の小説のファンであり、村にやってきたのは彼女の意向が強かった。小説を通して静信自身にも関心を持つようになっており、夜にたびたび静信の元を訪れている
幼少期に父の知り合いであった、西洋人の人狼に襲撃されるも、蘇生した起き上がりである。本作における黒幕で、村に住まう起き上がりと人狼たちを統べる存在である。
13歳の中学1年生と称しているが、幼い頃に蘇生してから不老となっているだけで、実年齢は数十~数百歳。両親としている正志郎・千鶴との血の繋がりもなく、大人の姿をしている彼らより年長である。読書好きで、外見とは裏腹に豊かな語彙と聡明さを見せる一方、まるで本当の子供であるかのような感情的で幼稚な言動をすることもあり、アンビバレンツな性格をしている。「ちゃん」付けなど、子供扱いされる事を嫌う。静信同様、頭脳明晰ではあるが情緒不安定気味である。
結城 夏野(ゆうき なつの)
15歳、高校1年生。両親が事実婚入籍していないため、戸籍上は母方の「小出」姓で実質的な本名は「小出 夏野(こいで なつの)」だが、普段は父方の姓を名乗る。名前は清原夏野に由来するが、名が女性的であることを気にしており名で呼ばれることを嫌っている。両親と共に外場村に移り住んで来たが、都会育ち故に村での生活を嫌っており、都会の大学への進学を志望している。度々勉強を教わるために武藤家を訪れており、徹と仲が良い。恵とはクラスメイト同士で、自分に対する好意に気付いているが、彼女に付きまとわれ鬱陶しく感じており、忌み嫌っている。複雑な環境に生まれ育ったため、ドライな性格をしている。
屍鬼の存在に早期から気づき立ち向かおうとしたが、屍鬼化した徹を退けることが出来ず、無抵抗のまま死亡した。
武藤 徹(むとう とおる)
20歳。夏野を実の弟の様に可愛がっており、仲が良い。就職しており、現在は研修活動中。スモーカー。起き上がりとなるも、人間を殺す事を躊躇い続けており、家族に知られる事も恐れている。間接的に家族を人質に取られる形で、辰巳の命令により夏野を殺害。夏野を殺害してしまった罪の念に囚われ、苦悶する。
起き上がった後は目付役の静と共に行動していたが、夏野殺害後は沙子に気に入られて佳枝の下で働くようになる。
村迫 正雄(むらさこ まさお)
高校2年生。武藤保と田茂広也は同じ高校に通う同級生。よそ者であるためか夏野を毛嫌いしている。兄弟と年が離れていたため甘やかされて育てられ、その後両親の興味が孫の博巳・智香に移って自分が構われなくなった寂しさから、自己顕示欲が強く身勝手、かつ底意地が悪い性格をしている。親に隠れて博巳・智香をいじめているが、彼らの母親である智寿子には感づかれており恨まれている。柚木の襲撃を受け死亡し、起き上がりとなる。起き上った事を良しとしており、山入内では恵と共に行動する事が多い。
村人の屍鬼狩りに遭い、智寿子に助けを求めようとして彼女に殺害される。
清水 恵(しみず めぐみ)
15歳、高校1年生。8月26日生まれ。都会に対して過剰なまでの憧れを持っており、外場村の風習や生活をひどく嫌っている。都会育ちのクラスメイトである夏野に一方的な好意を抱いている一方で、田舎じみた行動の多い幼馴染みの田中かおりは一方的に軽蔑している。生まれ育った村での生活を嫌っているため、夏野と同様都会の大学への進学を希望しているが、夏野の目から見れば、都会へ出るには明らかな努力不足が見え、結局口だけで村からは抜け出せないタイプ。また、村を明らかに見下すような発言や奇抜な格好などのため、年長者からの評判はあまりよくない。村外の者である兼正の家に関心があり、憧れを抱いている。
桐敷家に招かれたところを襲撃され、死亡後起き上がりとなる。起き上った事を良しとしており、夏野と共闘しているかおりに対する嫉妬心から、かおりの父親を襲い起き上がりにしてしまう。最期は暴徒化した村人の襲撃を受けて死亡する。
田中 かおり(たなか かおり)
中学校3年生。昭の姉。清水恵とは幼馴染みで、親友だと思い慕っている。ラブという名前の長毛種の雑種犬を飼っている。お下げが特徴。野暮ったく、怖がりな性格。村の異変に早い段階で気が付き、弟・昭とともに兼正を探っていたところ夏野と出会う。家族が全員被害に遭い、屍鬼化後襲撃に来た父親を怒り任せで殺害。
田中 昭(たなか あきら)
中学校1年生。かおりの弟。夏野を実の兄のように慕っている。好奇心旺盛な性格。村の異変に早い段階で気が付き、かおりと共に兼正の家を見張るなど様子を窺っていた。夏野死亡後、伊藤郁美宅に潜入するも辰巳に捕えられ屍鬼化した前田巌の餌にされ死亡。その後床下へおざなりに埋められたが、その死体の発見は屍鬼狩りにあたっていた村人の意志を極めて強固なものにした。

外場村の人々[編集]

寺院[編集]

室井 信明(むろい しんめい)
静信の父。住職。60代後半。脳卒中で倒れて以来、四肢に麻痺を生じ、寝たきりの生活を送っている。長年寺を治めてきた住職という立場と、それに見合う人柄から村中から尊敬の目で見られており、体が不自由になってからも厳格な態度を崩さない。しかし内心はままならない体を抱えて死を待つだけという生活に強い恐怖を感じていた。健常な体を求めて自ら起き上がりに志望したが、蘇生した彼が手に入れたのは起き上がりになる直前と同じ不自由な体だった。
室井 美和子(むろい みわこ)
静信の母。旧姓・山村。寺の奥方として、また穏やかな人柄から村人の尊敬を集めていたが、静信が起き上がり側に付く行動を取ったために寺ごと村の敵と見なされ、暴徒と化した村人たちに嬲り殺しにされる。
田所 光男(たどころ みつお)
寺で雑務をしている男性。幼い頃から寺に通っており、静信たちからの信頼も厚い。
死んだはずの鶴見が自分の前に現れたことで起き上がりの存在を確信し、信明・静信失踪後も寺を守るため村に残ることを決意する。
田所 克江(たどころ かつえ)
光男の母。
池辺(いけべ)
信明の弟子にあたる人物。村外から通勤。
角(すみ)
信明の弟子にあたる人物。実家は同宗派の寺で、次男。村外から通勤。
鶴見(つるみ)
信明の弟子にあたる人物。既婚。屍鬼化後、光男に寺へ避難する様に助言する。

尾崎医院[編集]

尾崎 恭子(おざき きょうこ)
敏夫の妻。子供はいない。敏夫との結婚を「医者なら誰でも良かった」とまで言っており、敏夫に対して愛情を抱いていない。村での生活を嫌っており、村外の市街部のマンションに1人で暮らしている。また、アンティーク・ショップを経営している。月に2、3回ほど村に戻ってくる。姑の孝江とは折り合いが悪い。30歳。村人からは「若奥さん」とも呼ばれる。
敏夫が異常に気が付いた頃には既に末期状態であり、死亡した後に起き上がりとなる。敏夫によって起き上がりの生態を探るための実験台にされ、激しい苦痛を伴う人体実験を繰り返された後に、敏夫の手により屍鬼としても死を迎える。
尾崎 孝江(おざき たかえ)
敏夫の母。恭子のことを好いていない。尾崎家の地位・権勢を第一と考えるが、尾崎医院の業務には一切関わろうとしない上、看護師らを使用人同然に扱っている。「大奥さん」とも呼ばれる。
寺は誰もが死後に世話になるが、病院は健常な限り必ずしも必要なものではないからと、病院よりも寺を上のものとして見る村人たちに対して憤りを感じ、一方的に寺を敵視している。敏夫が、寺の息子である静信と懇意であることを厭っている。家に忍び込んだ大川篤を起き上がりと知らずに高圧的に叱りつけるも、逆上した篤に惨殺される。
尾崎(おざき)
敏夫の父で先代院長。故人。3年前、膵臓癌で倒れた。地位や名誉に価値を置く、非常に気位の高い人物。
国広 律子(くにひろ りつこ)
尾崎医院で働く看護師(原作・漫画版共に、作品中では「看護婦」と表記)。太郎(たろう)という名前の柴犬の子犬を飼っている。村外の人間からプロポーズを受けているが、結婚して生まれ育った外場村から離れることを拒んでいる。母と、保育士の妹との3人暮らし。通称・律ちゃん。28歳、独身。起き上がりとして蘇生後も他者の血を吸う事を拒否し、飢餓と闘う。最終的には、屍鬼化した武藤徹と一緒に、暴徒化した村人に杭を打たれ死亡。
永田 清美(ながた きよみ)
尾崎医院で働く看護師。既婚。小学校6年生の娘がいる。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。
橋口 やすよ(はしぐち やすよ)
尾崎医院で働く看護師。看護師の中では最年長。律子の餌として辰巳に拉致されるが、後に律子と徹により解放される。
汐見 雪(しおみ ゆき)
尾崎医院で働く看護師。村外出身で、村外から通勤している。井崎聡子と仲が良い。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。
井崎 聡子(いさき さとこ)
尾崎医院で働く看護師。村外出身で、村外から通勤している。汐見雪と仲が良い。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。
高野 藤代(たかの ふじよ)
尾崎医院でパートとして働いている。孫がいる。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。
関口 ミキ(せきぐち ミキ)
尾崎医院でパートとして働いている。夫は既に他界しており、子供は全員遠方に出ている。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。
武藤(むとう)
尾崎医院の医療事務の事務長。息子の徹がまだ幼かった頃に村に引っ越してきた。既婚。妻と子供3人の5人家族。尾崎敏夫が、村人の前に屍鬼化した桐敷千鶴を連れて行った事により屍鬼を認識し、恐れ、村外へと逃げ出す。
十和田(とわだ)
尾崎医院の医療事務をしている。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。
下山(しもやま)
尾崎医院のレントゲン技師。村外から通勤している。既婚、子持ち。屍鬼によって殺害された事が暗示されている。

兼正[編集]

桐敷 正志郎(きりしき せいしろう)
桐敷の当主で沙子の父とされている人物。元は会社社長であった。年齢は40代半ば。妻の千鶴同様、垢抜けた風貌をしている。
自分を虐げていた父母を殺害し、自分を「救ってくれた」起き上がりに憧れのようなものを感じており、沙子たちを援助している。その際、父母が起き上がらなかったことから血縁である自分も起き上がりとなれる可能性がないことを知り、自分が起き上がりになることは諦め、人間のまま彼女たちを支援する。
屍鬼狩りの中心となっている敏夫を襲撃するも失敗、村人たちの反撃を受けて死亡する。
桐敷 千鶴(きりしき ちづる)
沙子の母とされている人物。外見は20代後半〜30代前半だが、実年齢は不明。美しい容姿をしている。娘・沙子同様、SLEを患っていて、それが沙子にも遺伝していると公言しているが、戦中に蘇生した起き上がり。そのため沙子とは血縁関係はない。妖艶に男性を誘うような言動を好む。
外場での生活に飽きが来ており、起き上がりに抵抗しようと孤軍奮闘する敏夫に目をつけ、彼を狙う。その過程で敏夫に心を開きかけるものの、それが敏夫の策略だと気づくことができず、最期は神社に引きずり込まれた後、公開処刑される。彼女の処刑は村人たちの目を覚まし、屍鬼狩り開始のきっかけを作ることとなった。
辰巳(たつみ)
桐敷家の使用人の男性。「辰巳」は名字。外見は20代だが、実年齢は不明。
笑顔を浮かべていることの多い、人当たりのいい青年。沙子に血を吸われたことによって人狼となっているが、沙子を恨むことはなく、彼女を支え続ける。沙子に対しては献身的だが、手下の起き上がりたちに対しては高圧的でサディスティックな面がある。
人間の血を必須とする屍鬼が人間以上に繁栄できないことを理解しており、沙子の計画はいつか破綻すると考えているが、辰巳本人曰く虚無主義者であるため、その破綻を見たくて沙子に従っている。
江渕(えぶち)
桐敷家の医者。起き上がり。初老の男性。沙子の家庭教師でもある。楠ガソリンスタンドの隣の空き家に奇妙な診療所を建て、話題になる。
暴徒化した村人から逃れる為にパイプラインへと逃げ込むが、発見され、杭を打たれる。
倉橋 佳枝(くらはし よしえ)
桐敷家の使用人の中年女性。人狼の一人であり山入を任される。

山入[編集]

村迫 秀正(むらさこ ひでまさ)
三重子の夫。後藤田ふきの兄。8月6日、変わり果てた姿で発見される。享年75。
村迫 三重子(むらさこ みえこ)
秀正の妻。8月6日、秀正と共に遺体で発見される。享年68。
大川 義五郎(おおかわ ぎごろう)
大川富雄の伯父。高血圧の為、尾崎医院から薬を処方されている。1人暮らし。8月6日、変わり果てた姿で発見される。享年77。

結城家[編集]

結城(ゆうき)
夏野の父。工房を経営している。都会生れの都会育ちで、田舎暮らしに憧れて1年前に村に引っ越してきた。喫茶店「クレオール」の常連のひとり。30代後半。呪いや幽霊といったオカルトが嫌い。夏野の死後も起き上りの存在を受け入れる事を拒み続けたが、千鶴の処刑を目の当たりにした事で現実を受け入れ、屍鬼狩りに参加する。
外場村の中では新参者であり、村に地縁がないことを気にしていたが、それは夏野の死という最悪の形をきっかけとして手に入れることになった。
小出 梓(こいで あずさ)
結城の同居人で、夏野の母。夫と同じ都会生れの都会育ち。結城と共に工房を経営。夏野は大学生のころに産んだ子だが、改姓を拒んだ為、入籍はしていない。夏野の死後、工房を出て行き失踪。

その他の村民[編集]

大川 富雄(おおかわ とみお)
「大川酒店」を経営。消防団の1人。豪放な性格で、一度激昂してしまうと手がつけられない。息子の篤とは対立ばかりしている。
村を騒がせる怪事に怒りを募らせ、起き上がりの存在が明らかになると自ら屍鬼狩りに志願。屍鬼となった篤を躊躇なく殺害し、裏切り者として寺の人間を殺害したり沙子を嬲り殺そうとするなど、暴徒と化す。人狼化した室井静信に殺害される。
大川 かず子(おおかわ かずこ)
富雄の妻。
大川 浪江(おおかわ なみえ)
富雄の母。篤たちの祖母。篤に対しては口うるさく、何か起こる度に富雄に言いつける。起き上った篤に、絞殺される。
大川 篤(おおかわ あつし)
富雄とかず子の長男。高校卒業後も定職につけず、家業の手伝いをしており、村を出て行きたいという気持ちはあるものの抜け出せずにいる。気が荒く、配達のバイクの運転も荒い。コンプレックスが強く、父親と祖母とは対立ばかりしている。20代。起き上がってからは、吸血はするが最終的に相手を殺害してしまう悪癖があり、そこを千鶴に気に入られる。屍鬼狩りから逃れるうち、尾崎医院に逃れるが、そこで出会った孝江が浪江と重なり思わず殺害。そのまま尾崎医院の中に隠れていたところを富雄の手で殺害される。
大川 瑞恵(おおかわ みずえ)
富雄とかず子の長女。篤の妹。
大川 豊(おおかわ ゆたか)
富雄とかず子の次男。篤と瑞恵の弟。高校1年生。
大川 長太郎(おおかわ ちょうたろう)
茂の父。
大川 規恵(おおかわ のりえ)
茂の母。
大川 茂(おおかわ しげる)
長太郎と規恵の息子。会社員。33歳、独身。
前田 巌(まえだ いわお)
勇の父。元子との折り合いが悪い。壮健で、病気ひとつしたことがない。起き上った後、辰巳によって拉致された田中昭を襲撃する。又、元子を除く前田家の者を襲撃し、殺害したのも彼である。
前田 登美子(まえだ とみこ)
勇の母。元子との折り合いが悪い。医者嫌い。
前田 勇(まえだ いさみ)
元子の夫。JA勤務で、清水武雄は同僚。
前田 元子(まえだ もとこ)
勇の妻。一男一女の母。舅の巌、姑の登美子とは折り合いが悪い。両親は既に他界しており、村内にいる兄は家を継いでいる。心配性のせいかヒステリックになりがちなところがある。息子の茂樹が交通事故に遭って以来、ひょんなことで我が子を失ってしまうのではないかという恐れに異常に囚われるようになり、子供たちに対して過保護気味になっている。ドライブイン「ちぐさ」でパートとして働いており、矢野加奈美と仲が良い。志保梨と登美子の死により巌が起き上がったと確信、巌を憎悪し、過剰なほど茂樹を守る姿勢をとる。結局茂樹も失うこととなったが、半ば精神を病みながらも巌への憎悪から屍鬼狩りに参加する。
前田 茂樹(まえだ しげき)
勇と元子の息子。小学生(低学年)。
前田 志保梨(まえだ しおり)
勇と元子の娘。6歳(小学生)。
前田 時夫(まえだ ときお)
勇の年上の従兄弟。消防士。
前田 利香(まえだ りか)
時夫の妻。元子と同い年。村内から嫁いだ。
武藤 静子(むとう しずこ)
尾崎医院で働く武藤の妻。
武藤 葵(むとう あおい)
武藤と静子の長女。徹の妹で、保の姉。18歳、高校生3年生。商業科に通っている。
武藤 保(むとう たもつ)
武藤と静子の次男。17歳、高校2年生。夏野とは違う高校に通っている。村迫正雄と田茂広也は同級生。
安森 義一(やすもり ぎいち)
徳次郎の兄で、一成の父。パーキンソン病で寝たきり。74歳。
安森 一成(やすもり かずなり)
義一の息子。「丸安工業」を経営。
安森 厚子(やすもり あつこ)
一成の妻。
安森 和也(やすもり かずや)
一成と厚子の息子。「丸安工業」を経営。
安森 淳子(やすもり じゅんこ)
和也の妻。奈緒と仲が良い。
安森 徳次郎(やすもり とくじろう)
義一の弟で、節子の夫。檀家総代のひとり。「安森工務店」を経営。
安森 節子(やすもり せつこ)
徳次郎の妻。
安森 幹康(やすもり みきやす)
徳次郎と節子の息子。奈緒の夫。「安森工務店」を経営。尾崎敏夫と室井静信の幼馴染み。28歳。
安森 奈緒(やすもり なお)
幹康の妻。6歳の頃に両親に捨てられた過去を持つ。淳子と仲が良い。村外から嫁いできた。26歳。起き上がった後、家族を襲い続けるも一人として起き上がることはなかった。暴徒化した村人から逃れる為にパイプラインへと逃げ込むが、発見され、杭を打たれる。
安森 進(やすもり すすむ)
幹康と奈緒の息子。3歳。
安森 誠一郎(やすもり せいいちろう)
米子の夫。
安森 米子(やすもり よねこ)
誠一郎の妻。
安森 弘二(やすもり こうじ)
誠一郎と米子の息子。母親の米子には頭が上がらないマザコン
安森 日向子(やすもり ひなこ)
弘二の妻。姑の米子とは折り合いが悪い。
田中 良和(たなか よしかず)
佐知子の夫。かおりと昭の父。役場に勤める公務員。起き上がった後、佐知子を襲う。最終的にはかおりに殺害される。
田中 佐知子(たなか さちこ)
良和の妻。かおりと昭の母。専業主婦。口うるさく、少々短気
清水 徳郎(しみず とくろう)
武雄の父。恵の祖父。熱血漢で激昂しやすい。
清水 武雄(しみず たけお)
恵の父。JA勤務。冷静で理論家。喫茶店「クレオール」に度々訪れる。
清水 寛子(しみず ひろこ)
恵の母。
清水 雅司(しみず まさじ)
隆司の父。「清水園芸店」を経営。
清水 隆司(しみず りゅうじ)
雅司の息子。41歳。
清水 裕美(しみず ゆみ)
隆司の妻。
清水 祐(しみず ゆう)
隆司の息子。雅司の孫。高校3年生。
村迫 宗秀(むらさこ むねひで)
良子の夫。「村迫米穀店」を経営。
村迫 良子(むらさこ りょうこ)
宗秀の妻。故人。
村迫 英輝(むらさこ ひでき)
宗秀と良子の次男。遠方に出ている。33歳。
村迫 宗貴(むらさこ むねたか)
宗秀と良子の長男。35歳、既婚。
村迫 智寿子(むらさこ ちずこ)
宗貴の妻。息子の博巳が正雄によるいじめを受けていることに気付いており、正雄のことを嫌っている。後に起き上がりとなった彼を殺害した。
村迫 博巳(むらさこ ひろみ)
宗貴と智寿子の息子。智香の兄。正雄に度々いじめられている。9歳。
村迫 智香(むらさこ ちか)
宗貴と智寿子の娘。小学校2年生。
加藤 義秀(かとう よしひで)
澄江の夫。
加藤 澄江(かとう すみえ)
義秀の妻。
加藤 ゆきえ(かとう ゆきえ)
実の母。裕介の祖母。
加藤 実(かとう みのる)
30代半ば。裕介の父で、妻は故人。電気店を経営。喫茶店「クレオール」に度々訪れる。大人しく、物静かな性格。
加藤 裕介(かとう ゆうすけ)
小学校1年生。実の息子。人見知りが激しく、兼正の家を不審に感じている。
矢野 妙(やの たえ)
加奈美の母。後藤田ふきと仲が良い。
死後、起き上がりとなるが監視者の不注意で小屋を飛び出し、わけもわからないまま帰宅してしまう。その後は自宅で加奈美によって匿われることとなる。
矢野 加奈美(やの かなみ)
妙の娘で、妙と二人暮らしをしている。女手ひとつでドライブイン「ちぐさ」を経営している。夫と2人の子供がいたが、夫の女性関係が問題で5年前に離婚している。子の親権は夫に渡った。前田元子と仲が良い。38歳、独身。
死んだはずの母が起き上がりとして帰ってきたことに戸惑うが、最終的には自分の血を提供してでも母とともに生きることを望むようになる。
後藤田 ふき(ごとうだ ふき)
秀司の母。山入に住んでいる村迫秀正の妹。矢野妙と仲が良い。67歳。
後藤田 秀司(ごとうだ しゅうじ)
ふきの息子。末っ子で、兄達は結婚して村を出ている。内向的だが激昂しやすい性格。39歳、独身。
後藤田 久美(ごとうだ くみ)
響子の母。衣装店経営。
後藤田 響子(ごとうだ きょうこ)
久美の娘。40歳。
田茂 定市(たも さだいち)
キヨの夫で、定次の兄。実質上の村長。
田茂 キヨ(たも キヨ)
定市の妻。
田茂 定文(たも さだふみ)
定市とキヨの息子。中学校教師。
田茂 広也(たも ひろや)
定文の息子。高校2年生、陸上部所属。武藤保、村迫正雄は同級生。
田茂 定次(たも さだじ)
聡美の夫で、定市の弟。「スーパーたも」を経営。
田茂 聡美(たも さとみ)
定次の妻。「スーパーたも」を経営。
田茂 悠子(たも ゆうこ)
定次と聡美の娘。既婚。
松尾 誠二(まつお せいじ)
有香子の夫。弔組の世話役。
松尾 有香子(まつお ゆかこ)
誠二の妻。
松尾 康志(まつお やすし)
高志の父。
松尾 高志(まつお たかし)
康志の息子。静と潤の父。
松尾 静(まつお しずか)
高志の娘。潤の姉。11歳。後に起き上がりとなる。
松尾 潤(まつお じゅん)
高志の息子。
小池 昌治(こいけ まさはる)
弔組の世話役。痩躯だが頑健な身体つきをしている。大塚康幸、広沢高俊によって拉致される。
小池 保雄(こいけ やすお)
昌治の息子。NTTに務める電話技師。
小池 董子(こいけ とうこ)
保雄の娘で、昌治の孫。中学3年生。田中かおりの同級生。
小池 郁生(こいけ いくお)
保雄の息子で、昌治の孫。
国広 康恵(くにひろ やすえ)
尾崎医院で働く国広律子の母。田畑からわずかな収穫を得て生活している。夫は律子らが幼い頃に他界している。
国広 緑(くにひろ みどり)
康恵の次女。律子の妹。保育士。
楠 正也(くすのき まさや)
村で唯一のガソリンスタンドを経営。既婚。2人の息子がおり、長男は既婚。
楠 章二(くすのき しょうじ)
正也の次男。
広沢(ひろさわ)
中学校の教師。担当は英語。既婚、4歳の娘がいる。喫茶店「クレオール」の常連のひとり。
広沢 豊子(ひろさわ とよこ)
高俊の母。
広沢 高俊(ひろさわ たかとし)
豊子の息子。28歳。突然辞職届を提出し、パチンコ屋で倒れ、死亡した。後に起き上がる。
暴徒化した村人から逃れるためにパイプラインへと逃げ込むが、発見され、杭を打たれる。
広沢 麻由美(ひろさわ まゆみ)
以前は村外の信用金庫で働いていたが、結婚を機に退社、「スーパーたも」のレジで働きだした。三世代同居で、子供はいない。既婚(旧姓は「大川」)。
広沢 武子(ひろさわ たけこ)
「タケムラ文具店」で井戸端会議に興じるひとり。
広沢 隆文(ひろさわ たかふみ)
林業と農業を営んでいる。既婚。
竹村 源一(たけむら げんいち)
金物屋を経営。
竹村 美智夫(たけむら みちお)
村に住む男性。
竹村 ムネ(たけむら ムネ)
かつて木工所を開いていた。後に引越しし、その場に一風変わった葬儀社が建つ。引越し後の消息は不明。
竹村 タツ(たけむら タツ)
「タケムラ文具店」経営者。村外に嫁いでいたが、夫が戦死し、死別した為に村に戻ってきた。
店の立地条件から、日中に村を出入りする者は必然的にタツの前を通ることになるため、村人や車の出入りには詳しい。また、暇を持て余した老人達の噂話に付き合っていたこともあって、村の異変にも早い段階から気付き始める。
佐藤 笈太郎(さとう おいたろう)
「タケムラ文具店」で井戸端会議に興じる老人のひとり。都会に息子がいる。趣味はカメラ(フィルムが入っているかは不明)。
大塚 弥栄子(おおつか やえこ)
「タケムラ文具店」で井戸端会議に興じる老人のひとり。
大塚 吉五郎(おおつか きちごろう)
隆之の父。家業の「大塚製材」で働いている。
大塚 隆之(おおつか たかゆき)
吉五郎の息子。家業の「大塚製材」で働いている。
大塚 浩子(おおつか ひろこ)
隆之の妻。
大塚 康幸(おおつか やすゆき)
隆之と浩子の息子。家業の「大塚製材」で働いている。内気な性格。35歳、独身。
伊藤 郁美(いとう いくみ)
祈祷師の真似事をして生計をたてている。奇妙な言動からか、村の人々からは神がかっていると思われ、娘の玉恵と共に親子で孤立している。村外から嫌々嫁いできたが、夫は既に他界しており、2人の息子も儲けるも早くに亡くした。度々「タケムラ文具店」の井戸端会議に顔を出す。
桐敷家が起き上がりの親玉だと触れ回り、半信半疑の村人を引き連れ兼正の屋敷に押しかける。
明確な根拠を持つわけでもないのに、日頃からの宗教めいた思考の末に、起き上がりの存在に早くから気づいた者の一人である。
伊藤 玉恵(いとう たまえ)
郁美の娘。常に母に振り回されている。痩せた母親とは対照的な肥満体型。気が弱い。35歳前後、独身。
石田(いしだ)
役場の保険係。
石田 千枝(いしだ ちえ)
石田の妻。
長谷川(はせがわ)
喫茶店「クレオール」を経営。商社に勤めていたが、息子を亡くしたことを機に退社し、4年前に村に引っ越してきた。既婚。
長谷川 ちよみ(はせがわ ちよみ)
長谷川の妻。喫茶店「クレオール」を経営。
松村 安造(まつむら やすぞう)
「大川酒店」勤務。気が小さい。大川富雄より10歳年上。
松村 康代(まつむら やすよ)
安造の娘。父親に似ず、しっかり者。20代半ば。
田代 正紀(たしろ まさき)
留美の夫。村で唯一の書店である「田代書店」を経営。喫茶店「クレオール」の常連のひとり。34歳。
田代 留美(たしろ るみ)
正紀の妻。「田代書店」を経営。
田代 孝(たしろ たかし)
正紀と留美の息子。10歳。
太田 剛造(おおた ごうぞう)
健治の父。
太田 健治(おおた けんじ)
剛造の息子。高校教師。53歳。
太田 道代(おおた みちよ)
清水武雄宅の隣家の住人。
行田 文吾(ぎょうだ ぶんご)
悦子の夫。
行田 悦子(ぎょうだ えつこ)
文吾の妻。
高見(たかみ)
駐在警察官。2人の子供がいる。後に行方不明となる。
高見 秀子(たかみ ひでこ)
高見の妻。
森(もり)
薬局を経営。尾崎医院の薬剤師である。村外から通勤している。
前原 セツ(まえはら セツ)
村に住む独居老人。注射嫌いで、狭心症の傾向がある。
千代(ちよ)
雑貨屋を経営。寡黙で表情に乏しい老女。夫は既に他界。毎朝、勤行に訪れる。
支倉 糸子(はせくら いとこ)
勤行に度々訪れる独居老人。
本橋 鶴子(もとはし つるこ)
村に住む独居老人。
奈良(なら)
JA勤務。
今泉(いまいずみ)
辞職した所長の後任の出張所所長。
小川(おがわ)
出張所次長。
田村 弘岳(たむら ひろたけ)
木工所で働く老人。腰部脊椎症で、度々病院を訪れる。
山崎 和歌(やまざき わか)
村に住む女性。夫、2人の子供(娘と息子)がいる。伊藤郁美宅に助けを求める。
滝 重造(たき じゅうぞう)
加藤ゆきえの同級生。
富幸(とみこう)
荒物屋を経営。
柚木(ゆずき)
図書館の男性司書。子供好きで子供のためならどんなことでもする優しい人物。起き上がりとなってからは、好んで男児の血ばかりを狙い襲うようになる。
速見(はやみ)
村に新しくできた葬儀社の社長。一風変わった形式での葬儀が話題になる。人狼の一人である。
三上(みかみ)
喫茶店「クレオール」勤務。
武田(たけだ)
「安森工務店」勤務。
マコト
加藤裕介宅の近所に住む子供。3歳。名字は不明。
大沢(おおさわ)
郵便局の局長。既婚。
長田(ながた)
郵便局の局員。
佐々木(ささき)
高見の後任の駐在警察官。30歳前後、独身。起き上がり。
暴徒化した村人から逃れるためにパイプラインへと逃げ込むが、発見され、杭を打たれる。

外場村以外の人々[編集]

谷口(たにぐち)
村外にある国立病院に勤務。尾崎敏夫の大学の7年上の先輩で、敏夫と同じく内科医。
津原(つはら)
出版社勤務。室井静信の大学時代の先輩。

刊行情報[編集]

文庫解説は宮部みゆきによる。

海外への翻訳[編集]

  • 中国大陸(簡化字)
    • 吉林出版集団有限責任公司(既刊)
  • 臺灣(正體字)
    • 尖端出版社(既刊)

漫画版[編集]

本作品を原作にした、作画・藤崎竜によるコミカライズ作品。月刊漫画雑誌ジャンプスクエア』(集英社)にて2008年1月号から2011年7月号まで連載された。

概要[編集]

コミックス累計110万部を突破している[1]。また、高評価により廉価版および電子書籍版が制作された。

本作の内容はホラーサスペンスおよびアクション)を強調すると同時に、それぞれの登場人物に個性が付け加えられており、前作『封神演義』と同じく娯楽性が追加しているのも特徴。また、『封神演義』を含む他の作品のオマージュ的表現も多々含まれている。尚、原作小説と大きく異なるストーリー展開だが、漫画化の際に当の小野不由美から「原作をなぞるのみにしない」という条件が出ているためである[2]。後述のアニメ版はこちらを基にしている。

2008年12月4日から、集英社音声・動画配信ポータルサイト「ヴォイスコミックステーション」にてVOMICが配信された。全4話。

ストーリー[編集]

199X年、周りから隔絶された集落の村、外場村に異変が起き始める。それは、村全体を大きく揺るがす惨劇の予兆にすぎなかった。

キャラクター一覧[編集]

登場人物に「村人ファイルNO.~」が付けられるため、本項でも記述する。

○は起き上がった者達。

村人ファイルNo. 姓名(年齢) 備考 死亡日時
No.1 清水恵(15) 高校生 8/15○
No.2 結城(小出)夏野(15) 高校生 10/9○
No.3 室井静信 旦那寺の跡取り
No.4 後藤田秀司(39) 8/6○
No.5 村迫三重子 8/5
No.6 村迫秀正 8/1
No.7 大川義五郎 8/1
No.8 尾崎敏夫 尾崎医院の院長 室井静信の幼馴染み
No.9 田中かおり(15) 清水恵の幼馴染み 中学生
No.10 田中昭 田中かおりの弟
No.11 矢野加奈美 ドライブインちぐさ店主
No.12 矢野妙 矢野加奈美の母 10/28○
No.13 田中佐知子 田中かおりの母 10/30
No.14 大川富雄 大川酒店店主
No.15 大川篤 大川富雄の息子 10/10○
No.16 武藤 尾崎医院医療事務長
No.17 結城 結城夏野の父
No.18 高見 村の駐在 8/29
No.19 国広律子 尾崎医院の看護婦 10/31○
No.20 竹村タツ 下外場 タケムラ文具店店主
No.21 佐藤笈太郎 タケムラ文具店の常連 大工
No.22 清水武雄 清水恵の父
No.23 清水寛子 清水恵の母
No.24 安森和也 安森一族本家 丸安製材
No.25 安森淳子 安森一族本家 10/22
No.26 安森一成 安森一族本家
No.27 安森厚子 安森一族本家
No.28 安森徳次郎 安森一族分家 安森工務店 10/13
No.29 安森節子 安森一族分家 10/5
No.30 安森幹康 尾崎と室井の幼馴染み 9/10
No.31 安森奈緒 安森幹康の妻 8/27○
No.32 安森進 安森幹康と奈緒の息子 9/7
No.33 安森義一 安森一族 8/17
No.34 後藤田ふき 後藤田秀司の母 8/21
No.35 鶴見 役僧 10/20○
No.36 池辺 役僧 無断欠勤
No.37 田所光男 寺の雑務係
No.38 石田 役所の保険係 失踪
No.39 武藤徹(18) 武藤家長男 結城夏野の親友 9/17○
No.40 武藤保(17) 武藤家次男
No.41 村迫正雄(17) 武藤保と同級生 9/21○
No.42 橋口やすよ 尾崎医院の看護婦
No.43 村迫宗秀 外場地区世話役 村迫正雄の父
No.44 田代 田代書店店主
No.45 長谷川 喫茶店クレオールのマスター
No.46 武藤葵(17) 武藤家長女
No.47 武藤静子 武藤の妻
No.48 小出梓 結城夏野の母 失踪
No.49 下山 尾崎医院のレントゲン技師
No.50 十和田 尾崎医院の事務 10/5辞職
No.51 井崎聡子 尾崎医院の看護婦 辞職
No.52 汐見雪 尾崎医院の看護婦 10/12行方不明
No.53 永田清美 尾崎医院の看護婦 10/24行方不明
No.54 清水雅司 清水園芸店経営
No.55 小池昌治 中外場弔組世話役 10/24行方不明
No.56 松村安造 大川酒店従業員
No.57 大川かず子 大川富雄の妻
No.58 村迫宗貴 村迫家長男
No.59 村迫博巳 村迫宗貴と智寿子の息子 小3 9/19
No.60 村迫智寿子 村迫宗貴の妻
No.61 村迫智香 村迫宗貴と智寿子の娘 小2
No.62 加藤義秀 9/22
No.63 伊藤郁美 自称・霊能力者 行方不明
No.64 高野藤代 元尾崎医院パート 辞職
No.65 室井美和子 室井静信の母
No.66 室井信明 室井静信の父
No.67 田中良和 田中かおりの父 10/12○
No.68 尾崎孝江 尾崎敏夫の母 11/6
No.69 尾崎恭子 尾崎敏夫の妻 10/10○
No.70 国広緑 国広律子の妹
No.71 広沢 外場中学校英語教師
No.72 伊藤玉恵 伊藤郁美の娘
No.73 前田元子 ドライブインちぐさのパート
No.74 千代 門前町の雑貨屋
No.75 田茂定市 外場校区区長会会長 11/6
No.76 広沢隆文 役場のバイト
No.77 前田厳 前田元子の舅 9/27○
No.78 前田登美子 前田元子の姑 10/18?
No.79 加藤実 加藤電気店店主
広沢高俊 8/11○
大塚康幸 8/18○
清水隆司 8/23○
太田健司 8/29
松村康代 松村安造の娘 9/12
柚木 外場村図書館司書 行方不明○
佐々木 高見の後任の駐在
松尾静 境松に住む少女
田茂定文 定市の息子
田茂広也 定文の息子 10/17
ガソリンスタンド店員 引っ越し
後藤田久美 後藤田衣料品店 引っ越し
桐敷正志郎 桐敷家当主 11/6自殺
桐敷千鶴 正志郎の妻
桐敷沙子 桐敷家の娘
辰巳 桐敷家使用人
江渕 桐敷家医者
倉橋佳枝 桐敷家家政婦
速見 外場葬儀社社長

原作との相違点・漫画版独自の設定[編集]

世界観・物語の内容[編集]

  • 原作で比較的他者への影響力の強かった結城夏野、尾崎敏夫、室井静信らを主役格とし(その影響で漫画版では登場しない人物がいる)、各エピソードの主軸にいる人物の名前を冠して「~編 第※話」とエピソードタイトルが付けられ、※に入る数字が不吉な漢字の当て字で表されている。
  • 原作の展開とは大きく異なる他、原作では表現されていない内容、描写されていない内容が多数付け加えられている。
  • 原作通りに事が起こるのではなく、日にち・順番に若干のズレがある。
  • 「虫送り」が描写されていない。
  • 時代は199X年と表記されているものの、劇中のカレンダーなどの日付より原作と同じ1994年であることが判明している。
  • 本来、徹だけで行われるはずだった夏野襲撃に辰巳と恵も参加している。

人物設定[編集]

  • 原作の結城(小出)夏野は武藤徹に殺害された後、起き上がりとして蘇らず、物語そのものから退場するが、漫画版では人狼として蘇り、尾崎敏夫と共闘する。
アニメ版では人狼に蘇った後、村人にも、また屍鬼に組することもなく独自に行動していた。しばしば尾崎敏夫の前に現れるが、誰かを吸血するわけでもなく、武藤徹を屍鬼にした、屍鬼全体の存在に対する強い憎悪などを伝え姿を消す。村が蜂起した際に、武藤の敵である辰巳と決着をつけるため闘う。最後は死体が多く遺棄されている地獄谷に、辰巳をみちづれに落下、用意していたダイナマイトに着火し共に爆死する。
  • 原作の尾崎敏夫は不用意な失言・憎まれ口が多いが、漫画版では若干和らいでいる。
  • 原作の田中昭は屍鬼化した前田巌の餌にされ死亡するが、漫画版では人狼となった結城夏野に救出される。のちに村を出た姉の田中かおりとバスの車中で再会する。
アニメ版では夏野に救出された後、溝辺町の病院に入院する姉のかおりを看ている場面が描かれている。
  • 漫画版での武藤徹は弔いを行った後、人狼となった結城夏野と再会するが許してもらえず、屍鬼側の情報を人間側に流すスパイとして生かされる。
アニメ版では国広律子を監視しながら屍鬼として吸血を強く推めるも、最後まで拒まれ続けられる。衰弱しながらも強い意思を示す律子に心折れる。
  • 原作の結城夏野の父は千鶴の処刑後に屍鬼狩りに参加するが、漫画版では参加していない。小出梓失踪後に狂人となり、人狼となった結城夏野と共同生活を送り、家で海亀を煮立てたスープを結城夏野のために作っている。
  • 漫画版では屍鬼化した前田巌は、人狼となった結城夏野によって日中の森の中に縛り付けられ、焼け爛れて死亡する。
  • 漫画版では桐敷正志郎は、人狼となった結城夏野に血を吸われて命令を受け、銃で倉橋佳枝を撃つ。その後自殺する。
  • 漫画版の辰巳は普段から個性的な人物として描写されている。また、「や!」と言う口癖を持つ。同じ人狼となった結城夏野を強く意識している。
  • 漫画版の倉橋佳枝は若い女性として描かれており、原作とは年齢設定が異なる。
  • 漫画版の桐敷一家は外国貴族のような風貌を持つように描写されている。
  • 漫画版の武藤徹の年齢が18歳に設定、また妹の葵と弟の保は共に17歳に設定されている。
  • 原作では武藤徹と国広律子には生前の面識がないが、漫画版では下記の理由から面識がある。反対に、原作では武藤兄弟と清水恵は幼い頃からの知り合いだが、漫画版ではその設定がない。
  • 田中かおりの飼い犬・ラブは雑種で短毛種、国広律子の飼い犬・太郎は黒い子犬(もしくは小型犬)であるように描写されている。それに対し、桐敷家で飼われている大型犬という設定。
  • 漫画版では村迫正雄は起き上がり後、すぐに人を襲えずにコップから血を飲んでいる。その後もあまり人を襲えていないようである。
  • 松尾静がガブのかしらをつけた文楽人形腹話術を使って会話する(普通に会話も出来る)。 また、初登場時から幼稚園児の制服を着用している。
  • 漫画版の速見は『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカをモデルにしているため、辰巳と同じく個性的な人物として描かれ、お菓子好きな一面を見せている。また、原作では人狼の設定だが、漫画版では辰巳の人狼により強化された嗅覚を「さすが」と言うなど、ただの屍鬼に設定されている。 
  • コミカライズにおいて、人間関係の描写が強くなっている。
    • 清水恵が結城(小出)夏野への明確な(歪んだ)想いを見せている。
    • 武藤徹が国広律子に明確な好意を抱いている。
    • 武藤徹と結城(小出)夏野の関係は親友(擬似的な幼馴染み)であることを強調しており、二人の親交関係を描いた回想シーンが追加されている。
    • 桐敷沙子が室井静信の境遇に同情するシーンがある。
    • 原作における姑・尾崎孝江と嫁・尾崎恭子の仲の悪さがより強く描写されており、顔を合わせただけでも喧嘩するほどの犬猿の仲である。
    • 姑・安森節子と嫁・安森奈緒の関係が擬似的な親子(母娘)であるように描写されている。

屍鬼の特性[編集]

  • 原作での屍鬼は下顎に牙が生えているのに対し、漫画版では典型的な吸血鬼またはらしく上顎に牙が生えている。
  • 原作では病死に近い死に方をして起き上がりになった者がほとんどであるが、漫画版では突然死して起き上がりになった者もいる(原理は不明)。
  • 原作では日中極めて深い眠りに落ちており、日光に当たっても本能的に激しく悶える程度であったが、漫画版では日中でもそれなりに強い外的要因があれば目覚めて自律した行動を取ることがある。
  • 高さ2~3mほどなら垂直飛びできたり鉄骨をへこますほどの筋力を持つ(脳の筋力制御のリミッターが外れてるのか火事場力状態に近い)。
  • 吸血後の暗示には優先度が存在し、先着順で効果が優先されることが明言されている。

人狼の特性[編集]

  • 常時瞳が黒色化する屍鬼に対し、興奮していなければ人間と同じ瞳の色をしている。
  • 原作では人狼の身体能力について特記はなかったが、漫画版では身体能力、五感が強化されていることが明言されている。
  • 人狼本来の力を発揮するには血液の摂取が必要であり、人間の食事のみで生活している場合、力を発揮することができない。

単行本[編集]

小野不由美(原作)、藤崎竜(漫画) 『屍鬼』 集英社ジャンプ・コミックス〉、全11巻

  1. 2008年7月4日発売 - ISBN 4-08-874549-3
  2. 2008年7月4日発売 - ISBN 4-08-874550-7
  3. 2008年10月3日発売 - ISBN 4-08-874585-X
  4. 2009年2月4日発売 - ISBN 4-08-874645-7
  5. 2009年7月3日発売 - ISBN 4-08-874707-0
  6. 2009年10月2日発売 - ISBN 4-08-874744-5
  7. 2010年2月4日発売 - ISBN 4-08-870007-4
  8. 2010年7月2日発売 - ISBN 4-08-870077-5
  9. 2010年10月4日発売 - ISBN 4-08-870121-6
  10. 2011年2月4日発売 - ISBN 978-4-08-870199-8
  11. 2011年7月4日発売 - ISBN 978-4-08-870267-4

廉価版[編集]

電子書籍[編集]

単行本全巻、電子書籍化されている。

VOMIC版担当声優[編集]

アニメ版[編集]

漫画版『屍鬼』を元に制作されたテレビアニメ。2010年7月より12月まで、フジテレビBSフジノイタミナ」枠ほかフジテレビ系列にて放送された。放送されたのは全22話だがDVD, Blu-ray版では未放送の2話が収録されている。

ストーリーはほぼ漫画版に忠実だが、終盤はアニメが漫画連載を追い越したこともあり、物語後半は漫画版より原作に比較的忠実な展開で進んだ。

声の出演[編集]

主要人物

外場村の人々

その他の村民


スタッフ[編集]

  • 監督 - アミノテツロ
  • シリーズ構成 - 杉原研二
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 越智信次
  • 美術監督・美術設定 - 立田一郎
  • 色彩設計 - 澁谷圭子、馬庭由佳
  • 撮影監督 - 佐々木正典
  • 編集 - 松村正宏
  • 音響監督 - 網野哲郎
  • 音響効果 - 山田稔、高梨絵美
  • 録音調整 - はたしょう二
  • 録音助手 - 宮林良太
  • 音響制作担当 - 稲葉順一
  • 録音スタジオ - スタジオマウス
  • 音響制作 - ダックスプロダクション
  • 音響制作協力 - 総合学園ヒューマンアカデミー、Hyper Voice Managements、野口亜希子
  • 音楽監督 - 原田扶美子
  • 音楽 - 高梨康治
  • 音楽プロデューサー - 佐野弘明
  • 音楽制作 - アニプレックスフジパシフィック音楽出版
  • 製作 - 夏目公一朗、冨川八峰、近藤裕、寺田篤、新宿五郎
  • チーフプロデューサー - 勝股英夫、山本幸治
  • プロデューサー - 阿部愛、井上貴允、尾崎紀子、磯野英夫、本安哲人
  • アニメーションプロデューサー - 安西武、西岡大輔
  • アニメーション制作 - 童夢
  • 制作 - 屍鬼製作委員会(アニプレックス、フジテレビジョン、集英社電通ダックスプロダクション

主題歌[編集]

オープニングテーマ
くちづけ」(第1話 - 第11話)
作詞 - 櫻井敦司 / 作曲 - 今井寿 / 編曲・歌 - BUCK-TICK
カレンデュラ レクイエム」(第12話 - 第22話)
作詞・作曲 - kanon / 編曲 - kanon、涌井啓一、千葉直樹 / 歌 - kanon×kanon
エンディングテーマ
walkの約束」(第1話 - 第11話)
作詞 - nangi / 作曲・編曲 - 末光篤(SUEMITSU & THE SUEMITH) / 歌 - nangi
月下麗人」(第12話 - 第22話)
作詞 - 櫻井敦司 / 作曲 - 今井寿 / 編曲・歌 - BUCK-TICK

各話リスト[編集]

話数 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第遺血(いち)話 杉原研二 井出安軌 土屋康郎 しんごーやすし
第腐堕(ふた)話 おざわかずひろ 小林孝志 山本健一朗
大和田直之
木下由美子
第惨(さん)話 石川あさみ 山崎たかし 福本潔 渡辺奈月
第死(し)話 平林佐和子 井出安軌 岡村正弘 輿石暁
第偽(いつ)話 新宅純一 おざわかずひろ 寺澤伸介 石川真理子
寺澤伸介
第髏苦(ろく)話 杉原研二 山崎たかし 土屋康郎 酒井智史
第弑魑(しち)話 新宅純一 小林孝志 渡辺浩二
第夜(や)話 高木登 おざわかずひろ 福本潔 渡辺奈月
第柩(きゅう)話 石川あさみ 寺澤伸介
第悼(とう)話 平林佐和子 おざわかずひろ 岡村正弘 輿石暁
鳥山冬美
第悼と悲屠(ひと)話 新宅純一 山崎たかし 福本潔 渡辺奈月
第悼と腐汰(ふた)話 高木登 池端隆史 土屋康郎 酒井智史
長谷川亨雄
佐藤敏明
都竹隆治
窪敏
第悼と惨(さん)話 平林佐和子 おざわかずひろ 秦義人 奥野浩行
第悼と死(し)話 石川あさみ 沼田誠也 米田和博 江上夏樹
清水勝祐
第悼と偽(いつ)話 杉原研二 おざわかずひろ 福本潔 渡辺奈月
第悼と髏苦(ろく)話 松尾衡 岡村正弘 輿石暁
鳥山冬美
宮崎修治
第悼と弑魑(しち)話 平林佐和子 おざわかずひろ 秦義人 奥野浩行
第悼と夜(や)話 杉原研二 寺澤伸介 澤崎誠
橋立佳奈
山田裕子
第悼と柩(きゅう)話 おざわかずひろ 福本潔 渡辺奈月
第腐汰悼(ふたとう)話 石川あさみ 沼田誠也 嵯峨敏 きみしま幾智
輿石暁
能地清
第腐汰悼と犯(はん)話
(TV未放送)
高木登 松尾衡 寺澤伸介 山田歩
きみしま幾智
鳥山冬美
渡辺奈月
寺澤伸介
第腐汰悼と悲屠(ひと)話 新宅純一 寺澤伸介 土屋康郎 長谷川亨雄
酒井智史
小野陽子
舘崎大
野崎真一
第腐汰悼遺血と犯(はん)話
(TV未放送)
杉原研二 アミノテツロ 長谷川亨雄
山田歩
きみしま幾智
鳥山冬美
蔡蒐(さいしゅう)話 米田和博 小泉初栄
鳥山冬美
吉田伊久雄
ふくだのりゆき
宮崎修治
菊池政芳

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 フジテレビ 2010年7月8日 - 12月30日 木曜 25:15 - 25:45 フジテレビ系列 製作委員会参加
ノイタミナ枠第2部
近畿広域圏 関西テレビ 2010年7月13日 - 2011年1月11日 火曜 26:05 - 26:35[3] アニメわ〜く!第2部[4]
中京広域圏 東海テレビ 2010年7月15日 - 2011年1月13日 木曜 26:35 - 27:05[5]
熊本県 テレビ熊本 2010年7月26日 - 2011年1月31日 月曜 26:00 - 26:30[6]
日本全域 BSフジ 2010年8月14日 - 2011年2月19日 土曜 25:30 - 26:00[7] フジテレビ系列
BSデジタル放送
ノイタミナ枠第2部
北海道 北海道文化放送 2010年10月17日 - 2011年4月17日 日曜 25:40 - 26:10 フジテレビ系列
日本全域 フジテレビTWO 2011年11月5日 - 2012年2月25日 土曜 24:00 - 25:00
土曜 24:30 - 25:00[8]
CS放送 2話連続放送(2011年末まで)
リピート放送あり

Webラジオ[編集]

アニメイトTVで『外場村役場村民放送』が2010年7月16日から2011年3月26日まで配信。

パーソナリティ
ゲスト
コーナー
  • 村民レポート
  • 治して、若先生!
  • 近所で噂のおきあがり!
  • 外場村役場回覧板
  • 村おこしイベント!
  • その他

コラボレーション企画[編集]

ラフォーレ原宿とのコラボレーション企画『屍鬼 in Laforet』が2010年11月13日から12月2日まで開催された。

関連商品[編集]

DVD・Blu-ray[編集]

タイトル 発売日 規格品番 本編収録話数
第1巻 2010年10月27日 ANSB-9401(DVD)
ANSB-9401(Blu-ray)
第遺血話、第腐堕話、第惨話
第2巻 2010年11月24日 ANSB-9403(DVD)
ANSX-9403(Blu-ray)
第死話、第偽話、第髏苦話
第3巻 2010年12月22日 ANSB-9405(DVD)
ANSX-9405(Blu-ray)
第弑魑話、第夜話、第柩話
第4巻 2011年1月26日 ANSB-9407(DVD)
ANSX-9407(Blu-ray)
第悼話、第悼と悲屠話、第悼と腐汰話
第5巻 2011年2月23日 ANSB-9409(DVD)
ANSX-9409(Blu-ray)
第悼と惨話、第悼と死話、第悼と偽話
第6巻 2011年4月6日 ANSB-9410(DVD)
ANSX-9410(Blu-ray)
第悼と髏苦、話第悼と弑魑話、第悼と夜話
第7巻 2011年4月27日 ANSB-9412(DVD)
ANSX-9412(Blu-ray)
第悼と柩話、第腐汰悼話
第8巻 2011年5月25日 ANSB-9413(DVD)
ANSX-9413(Blu-ray)
第腐汰悼と悲屠話、TV未放送話:第腐汰悼と犯話
第9巻 2011年6月22日 ANSB-9415(DVD)
ANSX-9415(Blu-ray)
第腐汰悼と腐汰話、TV未放送話:第腐汰棹遺血と犯話

サウンドトラック[編集]

  • 屍鬼 オリジナル・サウンドトラック(アニプレックス) 2011年6月1日発売

書籍[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ ASCII.jp:アニメ番組改編期に突入! 夏アニメはコレを見よ!【第2夜】|2010年7月開始アニメ特集” (2010年6月30日). 2010年8月28日閲覧。
  2. ^ マンガ質問状:「屍鬼」原作者も「楽しんでます」 原作最終巻突入で怒涛の展開”. まんたんウェブ. 毎日新聞社 (2010年7月19日). 2010年7月19日閲覧。
  3. ^ 10月26日からの放送日時。9月21日までは25:59 - 26:29
  4. ^ 10月26日から。以前は第1部。
  5. ^ 10月26日からの放送日時。9月21日までは26:45 - 27:15
  6. ^ 9月27日からの放送日時。9月20日までは26:10 - 26:40
  7. ^ 2010年8月 - 12月の間、毎月最終週のみ『刀語』放送のため休止。
  8. ^ 2012年1月から

外部リンク[編集]

フジテレビBSフジ ノイタミナ 第2部
前番組 番組名 次番組
屍鬼