89式5.56mm小銃

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89式5.56mm小銃
JGSDF Type 89 Assault Rifle 20100418-01.JPG
89式小銃用照準補助具を装着した89式5.56mm小銃(2010年撮影)
89式5.56mm小銃
種類 軍用小銃
製造国 日本の旗 日本
設計・製造 豊和工業
仕様
口径 5.56mm[1]
銃身長 420mm[1]
ライフリング 6条右転(17.8cm/1回転)[2]
使用弾薬 89式5.56mm普通弾[2]
装弾数 20発/30発(箱型弾倉)[2]
作動方式 ガス利用(緩衝撃ピストン)式ターンロックボルト[2]
全長 916mm(固定銃床式)[2]
916mm/670mm(折曲銃床式)[3]
重量 3,500g(弾倉を除く)[1]
発射速度 650~850発/分[2]
銃口初速 920m/秒[2]
有効射程 500m
歴史
製造期間 1989年 -
配備期間 1989年 -
配備先 陸上自衛隊
海上自衛隊
海上保安庁
警察
製造数 約100,000丁
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89式5.56mm小銃(はちきゅうしきごうてんごうろくみりしょうじゅう・:Howa Type 89 Assault Rifle)は、自衛隊が制式化した自動小銃である。90年代以降、陸上自衛隊の主力小銃となっている。諸外国のアサルトライフルに相当する。

目次


[編集] 概要

89式小銃の弾倉を交換する西部方面普通科連隊(WAiR)の隊員
89式小銃に迷彩のテープを巻き擬装を施している

89式5.56mm小銃は64式7.62mm小銃の後継として開発され、1989年自衛隊で制式化された。自衛隊の他、海上保安庁警察特殊部隊(SAT)においても制式採用されている。開発製造は豊和工業が担当し、1丁あたりの納入単価は20万円台後半から34万円(調達数によって変動)。納入先が自衛隊など日本政府機関のみに限られるため、現役の主力小銃として高価な部類に入る。

5.56mm口径は、自動小銃の中でも西側アサルトライフルとして標準的な口径である。共通の規格の弾薬、すなわち5.56mm NATO弾STANAG4179に準じた弾倉を採用しており、必要があれば在日米軍などの同盟軍と弾薬を共用できる。また、自衛隊・米軍で採用されている5.56mm機関銃MINIMIとも弾薬互換性を持つ[4]

形状は日本人の平均的な体格に適した設計がなされている。銃身長420mmというカービン(短縮小銃)に近い長さでありながら、大型の消炎制退器銃口制退機能によって高い制動性を有する。また取り外し可能な二脚を有し、接地することで安定した射撃ができる。銃床は固定式だけでなく、コンパクトに折りたためる折曲銃床式が空挺隊員車両搭乗隊員向けに配備されている。

材質・製造方法は大量生産が容易なように選択されている。銃床、銃把、被筒には軽量かつ量産性に優れた強化プラスチックを採用し、金属部分はプレス加工を多用している。さらに銃を構成する部品数が64式から大幅に減り、生産性や整備性が向上している。

冷戦末期に設計された本銃であるが、海外派遣やゲリコマ対策など新たな課題に向けて、各部の改修・改良が実施されている。進捗は部隊によって異なるが、左側切換レバー設置や光学式照準器の装着などが進められている。さらには本銃を試作原型とした「先進軽量化小銃」が開発中である。

標準付属品の89式銃剣、負い紐(スリング)を装着する機構を備える他、専用発射機を必要としない06式小銃てき弾を銃口に装着し発射できる。

広報向けの一般公募愛称は「バディー」であるが、部隊内では単に「ハチキュウ」と称される。

[編集] 開発

89式5.56mm小銃(2007年撮影)

歩兵小銃は、1970年代後半より、有効射程が短くなるものの携行弾数を増加できるという利点を重視し、アメリカ軍M16など小口径高速弾を使用するものが主流となった[5]。日本でもこの流れに追随し、また同盟相手であるアメリカとの弾薬共有の面から64式小銃7.62mm×51準拠の減薬弾よりも小口径で、NATOの新標準弾薬である5.56mm×45(SS109)に近い弾薬と、共用可能な弾倉を使用する次世代自動小銃の開発を開始した。

開発はAR-18アサルトライフル)や民間版AR-180のライセンス生産を行った実績のある豊和工業が担当した。1974年より「将来戦を想定した小口径小銃」として研究を開始し、1978年に試作第一号HR-10(HRは「Howa Rifle」の略)が完成した[6]。当初はAR18を基に研究が進められたが、技術的発展性に問題が生じたため新規設計された[6]。HR-10は寸法や重量、3点制限点射機構の存在など、89式小銃に繋がる設計となっていた[6]。切換レバーは、後の試作品HR-15で右側へ移されている[7]

その後、1980年にHR-10を軽量化したHR-11が開発された。1981年より旧防衛庁技術研究本部の要求を反映しつつ開発が本格化し、HR-10やHR-11を元に発展した「技術研究本部試作銃(研試銃)標準型」と「同試作銃軽量型」の2種類が試作された。これらは82年から83年にかけて旧防衛庁による試験が繰り返され、それらの結果を元に改善が成されて1985年にHR-12HR-13などの試作小銃が開発された[8]。また、開発と並行して自衛隊にAR-18が試験配備され、データの収集が行われた。

最終試作型であるHR-151986年に完成し、試験配備された。HR-15に改良を施した試作小銃にはHR-16(HR1604)の正式名称が与えられ、砂塵・寒冷地・耐久性などの各種実用テストが行われた[6]

そして1989年に各テストに合格し、89式5.56mm小銃として制式採用された[6]。弾薬(実包)についてもSS109開発とほぼ同時期に研究が行われ、「89式5.56mm普通弾」が開発された。

[編集] 特徴

[編集] 基本構造

89式小銃を使用した訓練の様子
薬莢受けと銃剣を取り付けた状態
左右非対称の銃床

銃本体は銃身部、銃尾機関部、引金室部、銃床部で構成される[2]。スチール板プレスやロストワックス、樹脂部品の採用で軽量化を図り、小口径弾薬の使用と効果の高い銃口制退器によって射撃時の反動を軽減している[9]。部品点数は約100点で、64式小銃の約150点に比べ減少している。

防衛陣地の掩体などからの安定した射撃と連射時の命中精度向上を重視し、64式小銃と同様に脚を標準装備する[2][10]。64式のものと異なり脱着が可能で、脚を被筒(ハンドガード)部に畳んだ状態でも銃を保持しやすいよう、突起を少なくし、脚の支柱部分はゆるく曲がった形状になっている。被筒部は前方にある止め軸を外すことで、左右に分離する[11]。被筒部には放熱口が開けられている他、内部は金属部から熱が直接伝わるのを防ぐための隙間が設けられている[11]

照門部(リアサイト)には左右にダイヤルが備えられ、左が上下調整用、右が左右調整用となっている[11]。上下調整の左側ダイヤルを一杯に回すと最大値まで上がった後に最低位置に戻る機構となっている[11]また、夜間における射撃用に蛍光塗料を塗布した夜間用照準具が握把に格納することができ、必要に応じて照星や照門に取り付けて使用する[12]

銃の前部には89式多用途銃剣が着剣できる[13]。 消炎制退器(フラッシュハイダー )内部は、M16などと同様にテーパ状になっており、奥には空包発射補助具取り付け用ネジが刻まれている[14]

銃床上面には64式のものと同様、頬当て部が大きくえぐられた左右非対称の形状となっており、視線を銃の中心に近づけて照準できる[15]。床尾板(バットプレート)はゴム製で、銃を保持した際に滑りにくくすると共に消音効果も生みだす[15]

また、初期に導入された89式の刻印は「89式5.56mm小銃」であったが、2000年頃より導入されている89式には「89R」の刻印がある。

[編集] 命中精度(公算躱避)

旧防衛庁の制式要綱「89式5.56mm小銃 B1102」によると、89式小銃の命中精度は89式5.56mm普通弾において以下が標準と記載されている。

命中精度 射距離300mにおいて 

  • 単射:方向及び高低標準偏差19cm以下
  • 連射:6発連射が高さ2m、幅2mの範囲内に集束

上記とは別に、射弾の散布を表す基準として方向公算誤差、高低公算誤差、半数必中界が用いられる。

垂直面に対する射弾は、方向公算誤差、高低公算誤差の8倍の区域に散布する。89式小銃の公算誤差は方向及び高低ともほぼ等しく、300mにおいて約13cmである。 よって、300mにおける全射弾は縦横約1mの範囲に散布することになる。

この散布域のうち、中心部分の方向、高低それぞれの公算誤差の2倍の区域内に全射弾の約50パーセントが含まれ、この区域をそれぞれ方向半数必中界、高低半数必中界という。両者の重なる区域内には全射弾の約25パーセントが含まれる。89式小銃においては、300mで縦横約26cmの区域に全射弾の25パーセントが含まれることになる。

[編集] 内部機構その他

89式小銃のセレクターレバー

撃発機構はAR-15AR-18と同様にいわゆるダブルフックタイプと呼ばれるものであるが、連発逆鉤(フルオートシア)を引金と同軸上に配するなど、独自の部品構成となっている。引金室体部(トリガーアッセンブリー)、制限点射機構部は他の自動小銃にはあまり例のないブロック構造となっており、工具を使用せずに取り外すことができる。 3発制限点射機構は引金室体部とは独立しており、点射機構が故障した場合でも制限点射機構部のみを取り外せば単射、連射機能は継続して使用できる。また、3発制限発射機構はM16A2等のギアラック方式と違い豊和工業独自のラチェット式制限点射機構となっており、制限点射時に1発または2発の射撃後に引金を緩めた場合でも、次の発砲では再び3発制限点射が可能となっている。

ピストン部(ガスシステム)はAR-18のショートストロークピストンとは異なり、ロングストロークピストンを採用する。ピストン本体はスライド(自衛隊名称、一般名称はボルトキャリア)とは別体になっており、レシプロエンジンのピストンで使用されるものと類似したピストンリング状の部品が付属し、シリンダとの間隙を少なくしている。64式小銃ではピストン部の分解には専用工具が必要であったが、89式小銃では工具を使用せずに分解が可能となっている。

遊底(ボルト)はAR-18と同様のマイクロロッキングラグを持つ回転式で、6個のラグが薬室後部の反動受け面と噛み合うことで発射時の反動を受け止める。遊底はスライドとカムピンにより結合されており、スライドが前進するとカムにより右回りに約22.5度回転され、反動受け面と噛み合う。

復座ばね(リコイルスプリング)は、ボルトキャリア内に二本のばねを配置したAR-18とは異なり、一本の長いばねをシリンダ内に入りこむスライドの突起部に納める形式となっている。

切換レバー(セレクターレバー)は匍匐の際に意図せず切り替わってしまうことを防ぐ目的で、64式小銃と同じく右側に取り付けられている[2]。操作はピストルグリップを握った右手を離し、人差し指と親指で摘むようにして行う。

切り換えの順番は「ア→レ→3→タ」になっているが、「当たれ」との縁起をかついで「アタレ」とも言われる[16]。ア、レ、3、タの表示が円周上に配置されている関係上、「ア」と「タ」は隣り合っているが、レバーを「ア」から「タ」へ直接動かしたり、360度回転させることはできない。最初に配置されているのは反動の激しい連発射撃であり、またレバー回転角度が大きい事から操作に時間がかかるため、単発射撃の正確性や行動の素早さを要求される近接戦闘(CQB)を重視する部隊では、アからタまで切換レバーを素早く操作できるようにするための訓練が実施されている。

表記は、:安全装置 :連射(フルオート) 3:3発制限点射(スリー・ショット・バースト) :単射(セミオート)

スライド止め(ボルトストップ、ボルトキャッチ)は64式7.62mm小銃とは異なりレバー状のものが左側に装備される。64式では最終弾発射後に手動でスライド・遊底部(ボルトキャリア、ボルト)を固定する機能しか持たなかったが、89式では弾倉の押上板(マガジンフォロアー)と連動し、最終弾発射後に自動的にスライド・遊底部を後退位置で固定する機能(ホールドオープン)を持つ。外部から手動でスライド止めを操作しスライド・遊底部をホールドオープンさせることは可能であるが、スライド止め自体が小さく弾倉交換後にスライド止めを押し下げる操作は想定されていないため、弾倉交換後の再装填は64式と同様に後退した槓桿(ボルトハンドル)を引くことにより行われる[17]

[編集] 使用弾薬

89式小銃で使用されている弾倉と共用可能なSTANAG マガジン

89式5.56mm普通弾(5.56mm×45)は、アメリカ軍などが使用するM16用のM855やNATO標準のSS109との互換性を持つ[6]。 これにより、安全保障条約を結んでいるアメリカ軍の主力小銃との使用弾薬互換が、7.62mm×51に引き続き可能になった。

旧防衛庁の制式要綱「89式5.56mm普通弾(B) C1102B」では、平成5年度から使用されている89式5.56mm普通弾(B)を「弾丸重量4g 発射薬量1.6g 全体重量12g、弾丸は鋼心、鉛心及び被甲から成る」と記載しており、これらの性能はSS109弾薬に準じている。

弾倉はM16、L85FA-MASなど、STANAG4179に準じた小銃と共用でき、30発用と20発用の二種類がある。弾倉側面には、M16等の弾倉にはない残弾確認孔が開けられている。30発弾倉を普通科・施設科などが、20発弾倉を特科・機甲科などが使用している。

通常、陸上自衛隊の隊員は弾倉を6本携帯する。弾入れは2本用と1本用の2つ(それぞれ20発弾倉用と30発弾倉用がある)があり、それぞれ2個ずつ、弾帯か防弾チョッキ2型に装着して携帯する。戦闘防弾チョッキの場合は30連弾倉6本分のポケットが縫い付けられている。

[編集] 89式多用途銃剣

89式多用途銃剣と鞘(レプリカ)

1989年の89式小銃の制式に伴い開発され、同年に制式化した多用途型の銃剣。全長41cmの64式銃剣に比べ全長27cmと短縮されている。片刃の刀身の刃背(峯)には金属切断用の鋸刃を持ち、剣鞘先のピンと銃剣にあいている穴を組み合わせるとワイヤーカッターとして使える。また剣鞘は、栓抜き缶切りとして使える。

[編集] 調達価格

日本政府の武器禁輸政策により需要が自衛隊や海上保安庁、警察に限られ、単年度会計による調達のため一度に大量生産されないことから、調達数によっては価格が34万円になることもあった。現在は量産効果により単価が下がっているが、契約情報[18]に記載されている価格から逆算した単価は平成20年度の時点で約28万円であり、スイスSIG SG550フランスFA-MAS G2(3000ユーロ)など一部を除き、数百~千ドル程度(ステアーAUG A1は20万2000円)の納入価格が一般的な諸外国の小銃に比べて高額となっている。

[編集] 配備状況

89式5.56mm小銃を構える隊員
アメリカ陸軍との合同訓練で89式5.56mm小銃を構える隊員
バトラー用のレーザーを取り付けた89式5.56mm小銃
空包発射補助具を装着した89式5.56mm小銃

陸上自衛隊の定員[19]は、常備自衛官約15万人(実員約14万人)、即応予備自衛官約8,500人、予備自衛官4万6,000人、予備自衛官補4600人(非戦闘員だが訓練で小銃を使用)であるのに対して調達数は約10万丁であり、充足は完了していない。[20]そのため、制式化された1989年から2010年現在まで生産が継続している。G8加盟国で小銃の口径が未だ5.56mm弾に統一されていない国は、5.45mm弾を採用したロシアを除くと日本だけである。

また、陸上自衛隊では普通科など戦闘部隊の64式小銃の更新はほぼ終了し、現在は後方支援部隊などの非戦闘職種で更新が進んでいるが、海上自衛隊航空自衛隊では一般部隊への配備が始まっていない(海上自衛隊の特別警備隊 が保有するのみ)。

自衛隊以外では、海上保安庁特殊警備隊(SST)特別警備隊警察特殊部隊(SAT)に折曲銃床式の89式小銃が配備されている。自衛隊では薬莢受けを取り付けたり、たも網などを使用して実弾や空砲の薬莢を回収しているが、海上保安庁では公開訓練などにおいて薬莢を回収していない場面が多く見受けられる(特殊警備隊が薬莢受けを使用している姿は確認されている)。

従来の配備ペースが年間およそ3,000丁(平成16年度は3,254挺)だったのに対し、平成17年度には7,084丁、平成18年度は6,064丁、平成19年度は6,424丁が調達されている。また、平成20年度においては全作戦基本部隊に配備する為に20,005丁の一括調達が行われ、この影響で21年度の調達数は0丁となった。平成22年度予算では10,012丁の調達がおこなわれ、調達開始から100,485丁が調達された。

陸上自衛隊の特殊部隊である特殊作戦群では、89式小銃ではなくM4カービンを採用していることが、小火器用の光学照準具「EOTech553」を米政府に無許可で日本に輸出し、起訴された飯柴智亮大尉の声明文により判明している[21]。日本は2007年と2008年にQDSS-NT4サプレッサーM203A2とともにFMSでM4カービンを購入している[22][23]。また、ヘッケラー&コッホ製の「特殊小銃」の調達も確認されている[24]

海上自衛隊でも配備部隊は不明であるがHK416を購入していることが公開資料で確認されている[25]

陸上自衛隊の調達数
予算計上年度 調達数 予算計上年度 調達数
平成元年度(1989年) 1,803丁[26] 平成13年度(2001年) 2,800丁[27]
平成2年度(1990年) 2,753丁[28] 平成14年度(2002年) 2,948丁[29]
平成3年度(1991年) 4,418丁[30] 平成15年度(2003年) 3,397丁[31]
平成4年度(1992年) 4,508丁[32] 平成16年度(2004年) 3,254丁[33]
平成5年度(1993年) 3,390丁[34] 平成17年度(2005年) 7,084丁[35]
平成6年度(1994年) 3,393丁[36] 平成18年度(2006年) 6,064丁[37]
平成7年度(1995年) 3,356丁[38] 平成19年度(2007年) 6,424丁[39]
平成8年度(1996年) 2,972丁[40] 平成20年度(2008年) 20,005丁[41]
平成9年度(1997年) 2,735丁[42] 平成21年度(2009年) 0丁[43]
平成10年度(1998年) 2,924丁[44] 平成22年度(2010年) 10,012丁[45]
平成11年度(1999年) 3,308丁[44] 平成23年度(2011年) 10,033丁[46]
平成12年度(2000年) 2,937丁[47] 合計 110,518丁

[編集] 追加仕様

89式は、対テロ・対ゲリラ戦闘や海外派遣など近年の防衛方策の変化に伴い、使用する現場の要求と状況に合わせた改修が施されている。

切換レバー(セレクターレバー)
追加された左方切換レバー
89式小銃は自衛隊式の匍匐前進時の上面となる右側面にセレクターレバーを設けているが、イラク復興支援特措法に基づきイラクサマーワに派遣(自衛隊イラク派遣)されていた部隊では、左側にも切換レバーが付けられた。これは他の自動小銃のように操作性を高めることに重点をおいた物ではなく、左手に持ち替えて発砲する際に右手で撃っているときと同じ程度の操作が行えるようにする為の改修とされる。
この改修はイラク派遣における一時的なもので、任務終了時には改造指示書により、左方切換レバーは取り外された。後に、市街地戦闘訓練で得た部隊からの改善要求に伴い、すべての89式小銃に左方切換レバーの取り付けが正式に決まり、順次左方切換レバーの取り付けが始まっている。
この改造を折曲銃床式の89式で行うと切換レバーと干渉して銃床が折りたためなくなるため、干渉を避ける溝をつけたタイプの銃床の配備も同時に行われている。
光学照準器(ダットサイト)
官給品のダットサイト(正式名称不明)を装着した89式小銃
89式小銃用照準補助具を装着した89式小銃(2010年
06式小銃てき弾、装着しているのは擬製弾
近接戦闘で素早く照準を合わせられる光学式の照準器。2000年代に入ってから陸上自衛隊や海上保安庁で使用されている。訓練を撮影した画像では、サイトロンジャパンのMD-33やAimpoint ABCompM2もしくはML2、EOTechのEOTech551などが確認されている(これらは隊員の自費や部隊単位で購入されたものである)。ダットサイトの取り付けに必要なレールマウントはサイトロンジャパンやスイスブリュッガー&トーメ社が販売している[48][49]
陸上自衛隊では、官給品のダットサイト(正式名称不明)もイラク派遣時から採用しており、平成19年度予算からは、その後継となる「89式小銃用照準補助具」が調達されている[50][51]。89式小銃用照準補助具用のマウントは、側面に薬莢受けやバトラー用のレーザーを取り付けることが可能になっており[52]、他のマウントように、それらの装置と併用できなかったり、併用することでダットサイトの取り付け位置が変わることが無いように設計されている[53]。2010年に確認されたものはマウント(ピカティニー・レールを採用)や本体の形状が変更されている[54]

光学照準器導入前の実験において、市販の照準眼鏡を用いて上富良野演習場(基本射場及び戦闘射場)や北海道大演習場(戦闘射場)にて精密射撃実験を行った事例もある。

調達は初年度のみ辰野株式会社からの購入で、以後は東芝電波プロダクツから購入していたが22年度は辰野株式会社から購入している。
照準補助具調達数[18]
調達年度 数量
平成19年度 1,505個
平成20年度 7,462個
平成21年度 7,445個
平成22年度 93個
前方握把(フォアグリップ)
陸上自衛隊の近接戦闘訓練などで私物としての使用が確認されている。官給品には存在しない装備である。小銃の破損事故が発生したため現在は使用が禁止されているが、サイトロンジャパンの官公庁向けカタログなどには現在でも製品として掲載されている。
フラッシュライト、レーザー照準具
フォアグリップと同じく陸上自衛隊の近接戦闘訓練などで使用が確認されている[55]。こちらも官給品には存在しない装備である。
負い紐(スリング)
陸上自衛隊ではイラク派遣から2点式スリングのほかに3点式スリングも採用されている。3点式スリングは、移動、射撃時の状況に応じた保持姿勢の変更が可能で、世界の軍隊や警察で使用されている。また、中央即応連隊など1点式スリングを使用する部隊もある。
不可視レーザー照準具
夜間や暗い室内で個人用暗視装置 JGVS-V8を使用する際は照準器が使用できないため、銃身部に不可視レーザー照準具(正式名称不明)を装着する[56]。不可視レーザー照準具はJGVS-V8と平行して配備が進んでいる。
89式小銃用空包発射補助具(閉所戦闘用)
閉所戦闘用の空砲発射補助具。従来型の空砲発射補助具は至近距離で発砲した場合相手側が負傷する恐れがあり、2000年代に入ってから重視されるようになった閉所戦闘訓練での使用に適さなかったため、新規に開発された。
06式小銃てき弾
2006年に制式化された、89式及び64式に対応した小銃擲弾。弾頭は成形炸薬弾である程度の対戦車能力を有している。防弾布のブレットトラップによって実弾を受け止める方式なので、空砲に交換する必要がなく、銃口に装着するだけで発射できる[57]。また、M203などと異なり専用の発射装置を必要とせず、全ての小銃手が使用できる。照準を補助するための簡易なアタッチメントとして、「06式小銃てき弾用照準具II型」が存在する。

[編集] 派生型

89式はいくつかの派生型が開発・試作されたが、現在までに採用されたのは折り曲げ銃床式のみである。

折り曲げ銃床型
折曲銃床式
1990年代製造型であるが、左方切換レバーが取り付けられ、それに伴って干渉を防ぐための溝のついた銃床に改修されている
また、刻印を拡大すると「89式5.56mm小銃」と刻印されているのが確認出来る
第1空挺団や、車体の銃眼から射撃を行うことを目的として当時開発中の歩兵戦闘車89式装甲戦闘車)に搭乗する普通科隊員と乗員向け配備のほか、61式戦車74式戦車などに搭載されていた11.4mm短機関銃M3A1の更新も考慮し、開発が行われた[58]。制式採用後は90式戦車乗員向けにも調達が行われている[58]
ワイヤー型の銃床を折り曲げることで、670mmに短縮することができる。折り曲げは銃床付け根の底面にあるボタンを押すことでラッチが動き、銃床の固定が解除される仕組みとなっている[3]。銃床は切り替えレバーとは反対側の左側に折り畳まれる。
短小銃
後述の先進軽量化小銃とは別物で、折曲銃床式の銃身長を短くし、銃床をAMD-65に似たパイプ型に、フラッシュサプレッサーを側面に無数の穴を開けた先割れ型に変更したタイプ。89式小銃の開発期間中に試作されたものと思われるが、採用には至らず、現在は豊和工業にて「T-96展」のラベルが貼られて展示されている[59]
分隊支援火器
銃身長が延長され、他の分隊支援火器同様にハンドルが取り付けられ分解が可能になっている。銃床は木製で、バイポッドはより太いものに、安全装置はダイヤルボタン式に変更されて、M16と同様にトリガーガードを開けることができる。1983年のHR-13の段階で試作されたが、短小銃型と同様に採用には至らず、T-58のラベルが貼られて豊和工業に展示されている[59]
先進軽量化小銃
防衛省技術研究本部が進めている「先進個人装備システム技術の研究」で、89式小銃を基に試作された自動小銃。2007年11月7日、8日に開催された防衛技術シンポジウム2007では、東京マルイ社製の電動エアソフトガンを改造したイメージモデルが初公開されている。CQB(近接戦闘)での使用に合わせて銃身を短縮し、銃床は米軍のM4カービンで採用されている伸縮式に変更、本体上部には20mmピカティニー・レールを搭載してダットサイトが取り付けられていた[60]
2008年に行われた同シンポジウムでは、先進装具システム「ACIES」第二段階の一環として、豊和工業から納品された無可動の試作品が展示された。銃身は20cm程度短縮、ピカティニー・レールにはACIESのヘッドマウントディスプレイに連動する赤外線暗視カメラが搭載されていた。強化プラスチックの銃床は固定式だが、伸縮、折り曲げ型も存在し、検討中とされている。3点バーストは廃止され、セレクターレバーの切り替え順番は安全→単発→連射に変更されている。また、前方握把にはボタンとトラックボールが内蔵され、ACIESのコンピュータを操作できるようになっている。内部にチタン合金を多用するなど軽量化も考慮されており、重量は89式小銃に比べて1kgほど減少している[61][62][63][64][65]
平成21年度から「先進装具システム」「次世代近接戦闘情報共有システム」などの成果などを反映した「先進個人装備システム」が新たに開始されている。

[編集] 閉所戦闘訓練用教材

仙台で行われたアメリカ海兵隊との共同訓練の様子(2004年2月9日

近年、陸上自衛隊はゲリラ特殊部隊が市街地へ侵入するといった事態に対処するため、市街地や閉所(屋内)などでの戦闘を想定した訓練を実施しており、更なる市街地戦闘能力の向上を図る為、各方面隊への市街地訓練場の整備や、至近距離での戦闘評価機能を追加した交戦訓練用装置(バトラー)の配備を行っている。

攻撃の命中判定をセンサーで行うバトラー装置では、センサーの無い手足の末端などを銃撃するといった細かな判定が行えず、さらに銃器の管理が厳しい自衛隊では、自主的な訓練の為に実物の銃を持ち出すのが困難といった問題点があったため、防衛省は遊戯銃メーカーの東京マルイが89式小銃型の電動エアガンを開発中との情報を得て、これを閉所戦闘訓練用に導入する事とした。開発に際して実銃の89式小銃のデータが提供され、より実銃に近い89式小銃型の電動エアガンが開発されている。

正式名称は「閉所戦闘訓練用教材」もしくは「89式小銃型訓練用電動エアガン」で、弾は市販のものと同じく6ミリBB弾を使用する。エアガン本体、整備用品、バッテリー、弾倉、収納袋などで構成されており、1セット当たり約8万円となっている。調達は平成17年度予算から始まり、2006年2月末までに600セットが納入された。それ以後も平成18年度予算で1,160セット、2007平成19年度予算で120セットが調達され、現在でも調達が継続されている。なお、納入されているのは固定銃床式のみで、折曲銃床式は自衛隊からの依頼が無いため納入されていない。

この訓練教材が採用される以前に、一部の部隊ではM16M4カービンなどの電動エアガンを部隊費などで購入し、それらを使用して訓練を行っていたが、閉所戦闘訓練用教材は配備が始まったばかりで、閉所戦闘訓練で必要とする部隊全てには行き届いていない。この為、一部の部隊などでは民間仕様の89式小銃型電動エアガンを購入して訓練を行っている。

2006年7月半ばには、初速と色が自衛隊の物と若干異なる民間向けエアソフトガンの販売が開始された。実銃と訓練機材、民間向け商品を区別するため、自衛隊に納入された物は銃床、銃把がオリーブドラブ色、銃把、弾倉底部がオレンジ色、フラッシュハイダーからハンドガードまでの銃身露出部分が白になっており、刻印が異なる。また、民間向けエアソフトガンは、自主規制措置として薬莢受け取りつけ部や銃剣の着剣ラグを意図的に実銃と異なる形状にしてあり、不正流出した実銃部品が使用しにくい構造となっている。

[編集] 遊戯銃

民間仕様の電動エアガン(折曲銃床式)

89式の遊戯銃は、日本国内においてはキャロット社が改造キットである「アサルトライフルキット」を1990年代に販売後、2000年代に入り東京マルイのメカボックスを組み込んだ固定銃床式の「89R“BUDDY”」を完成品と、キットの双方を販売した。これは実銃の寸法などの詳細なデータが入手できなかったため、写真や駐屯地祭で展示された物を実際に触るなどして再現している。そのため実銃と各種寸法は異なるが、その当初からフィーリングを重視してデザインされている[66]。また、3点射機能はない[67]。同社はこの他に折曲銃床式に加え、自衛隊での訓練を想定した「89R-TAG[68]」や、無可動・無発射モデル「89R擬装銃[69]」を制作している。

この89Rは「ガメラ2 レギオン襲来」や「宣戦布告」、「戦国自衛隊1549」などでプロップガンとして使用された。

東京マルイの89式が販売されて以降、電動ガンの販売は終了したが、自衛隊での訓練を目的としたポリウレタン樹脂製のトレーニングラバーガン「軟式擬製銃 TRG」を現在でも手掛けている[70]

現在では、前述通り東京マルイが固定銃床と左方切り替えレバー非対応の折曲銃床式の、2種類を販売している。こちらは防衛庁(当時)より詳細な寸法データが提供されたため、一部の部品を除いて再現度は高いものとなった。機関部はバージョン8メカボックスを採用しており、東京マルイ初となる機械的な3点射機構を搭載している。東京マルイは89式の販売に合わせ、実物と同様に残弾確認孔が付いた89式用マガジンや専用のマウントベースなどの販売も行っている。スタンダードタイプM16/M4シリーズ用マガジンも使用可能だが、逆に89式用マガジンをM16/M4シリーズに使用することはできない。

海外では、中国のJing Gong(JG)社が「TYPE 89」として販売しているが、東京マルイ製のコピー品であるという。

[編集] 登場作品

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ a b c 陸上自衛隊 - 89式5.56mm小銃
  2. ^ a b c d e f g h i j 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p22
  3. ^ a b 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p27
  4. ^ 64式7.62mm小銃も62式7.62mm機関銃との弾薬互換性を持っていた。
  5. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p21
  6. ^ a b c d e f 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p24
  7. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p79
  8. ^ オールカラー軍用銃事典 床井雅美 著
  9. ^ Jane's Infantry Weapons Howa Type 89 5.56 mm assault rifle (Japan), Rifles
  10. ^ 他に二脚を標準装備する5.56mm口径の小銃としてはSIG SG550FA-MASなどがある。
  11. ^ a b c d 月刊アームズ・マガジン ‐ 2002年11月号 p25
  12. ^ 主に山の稜線上に潜む敵散兵に対する射撃に使用する。命中率は昼間より低下するものの通常の照準器よりは命中しやすい
  13. ^ 月刊アームズ・マガジン ‐ 2002年11月号 p26
  14. ^ 月刊アームズ・マガジン ‐ 2002年11月号 p24
  15. ^ a b 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p26
  16. ^ イカロス出版 JGroundVol7 18ページ
  17. ^ スイス製のSIG550などでも同様の操作方法が採られている。
  18. ^ a b 中央調達に係わる契約情報
  19. ^ 朝雲新聞 9月2日付 23年度防衛費 業務計画の主要事項 詳報
  20. ^ ただし、幹部などは9mm拳銃、9mm機関拳銃を装備するほか、武器を持たない人員もいる。
  21. ^ 全文掲載:飯柴大尉の声明文
  22. ^ 2007年FMS
  23. ^ 2008年FMS
  24. ^ 補給統制本部公示第132号 平成23年1月28日
  25. ^ 「自動小銃固定用金具の製作以下3件」の契約希望者募集要項
  26. ^ 平成元年度防衛白書 第3-6表 平成元年度に調達する主要装備
  27. ^ 平成13年度防衛白書 資料15 平成13年度に調達する主要装備
  28. ^ 平成2年度防衛白書 第3-5表 平成2年度に調達する主要装備
  29. ^ 平成14年度防衛白書 資料25 平成14年度に調達する主要装備
  30. ^ 平成3年度防衛白書 資料28 平成3年度に調達する主要装備
  31. ^ 平成15年度防衛白書 資料17 平成15年度に調達する主要装備
  32. ^ 平成4年度防衛白書 資料31 平成4年度に調達する主要装備
  33. ^ 平成16年度防衛白書 資料17 平成16年度に調達する主要装備
  34. ^ 平成5年度防衛白書 資料32 平成5年度主要事業に調達する主要装備
  35. ^ 平成17年度防衛白書 資料17 平成17年度に調達する主要装備
  36. ^ 平成6年度防衛白書 資料32 平成6年度に調達する主要装備
  37. ^ 平成18年度防衛白書 資料15 平成18年度に調達する主要装備
  38. ^ JapanDefense.com 平成7年度予算案の大要
  39. ^ 平成19年度防衛白書 資料15 平成19年度に調達する主要装備
  40. ^ JapanDefense.com 平成8年度予算案の大要
  41. ^ 平成20年度防衛白書 資料13 平成20年度に調達する主要装備
  42. ^ JapanDefense.com 平成9年度予算案の大要
  43. ^ 平成21年度防衛白書 資料15 平成21年度に調達する主要装備
  44. ^ a b 平成10年度防衛白書 資料23 平成11年度に調達する主要装備
  45. ^ 平成21年度防衛白書 資料15 平成22年度に調達する主要装備
  46. ^ わが国の防衛と予算 平成23年予算の概要
  47. ^ 平成12年度防衛白書 資料19 平成12年度に調達する主要装備
  48. ^ サイトロンジャパン公式サイト商品紹介ページ
  49. ^ ブリュッガー&トーメ公式サイト商品紹介ページ
  50. ^ 第25普通科連隊射撃訓練時の画像
  51. ^ 第1次連隊射撃訓練
  52. ^ 厳密には、薬莢受けの固定具上部にダットサイトを取り付けているに過ぎない。バトラー装着用固定具も薬莢受け固定具と同型状のため、それら固定具に直接ダットサイトを取り付けるようダットサイト側固定具が改造されている。通常の固定具を使用した状態よりも若干高めに取り付けられている点も注目。
  53. ^ 小火器用照準装置およびマウント部
  54. ^ ハイパー道楽 平成22年度 自衛隊記念日 観閲式 パート3 装備展示
  55. ^ JgroundVol7 20ページ。フラッシュライトとレーザー照準具を同時装着しているものの写真が掲載
  56. ^ 対馬ヤマネコ軍団
  57. ^ これは空砲を撃つタイプの小銃擲弾を実弾で発射しようとしてしまう事故を防げる点で重要である。てき弾が自爆すると本人と周囲の隊員が死傷するという重大な事故に発展する
  58. ^ a b 月刊アームズ・マガジン ‐ 2003年12月号 p35
  59. ^ a b ストライクアンドタクティカルマガジン No.6 2005年1月号
  60. ^ 「V作戦」を自衛隊が展開中? 「ガンダム」「プロテクトギア」が初登場……
  61. ^ ジャパン・リミタリー・レビュー『軍事研究』四月号
  62. ^ ストライクアンドタクティカルマガジン2010年1月号
  63. ^ 技本のハイテク技術拝見手投げ式偵察ロボや3胴艦など近未来の模型ずらり
  64. ^ あの防衛省ガンダムはどうなった?「平成20年度 研究発表会」開催!
  65. ^ ストライクアンドタクティカルマガジン2010年7月号
  66. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p18
  67. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p13
  68. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p14
  69. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p17
  70. ^ 有限会社キャロット

[編集] 出典・参考文献

  • ホビージャパン「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p22~p27 p78~p84
  • 月刊アームズ・マガジン ‐ 2002年11月号 p20~p27
  • 月刊アームズ・マガジン ‐ 2003年12月号 p34~p35

[編集] 外部リンク

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