1990年のテレビ (日本)

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1990年のテレビ(1990ねんのテレビ)では、1990年平成2年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。

番組関係の出来事[編集]

1月[編集]

2月[編集]

3月[編集]

4月[編集]

6月[編集]

7月[編集]

  • 9日
    • フジテレビ系『笑っていいとも!』がこの日、放送2000回を達成。
    • 日本テレビ系月曜20時枠で、同年4月から放送していた『所さんのまっかなテレビ』が低視聴率のため、2日に打ち切りとなり、つなぎ番組として、同じく所ジョージ司会で海外の映像を紹介するバラエティ番組『世界まる見え!テレビ特捜部』が放送開始。司会は所の他、新たに日本テレビ出身のフリーアナウンサーである楠田枝里子を迎えた。レギュラー放送は9月17日をもって一旦終了(休止)となったが、好評だったため翌年4月から正式の番組として再開、2023年現在も継続中。この当時ビートたけしはレギュラーとして参加しておらず、終了後の9月28日に放送された特番から登場している。

9月[編集]

10月[編集]

11月[編集]

12月[編集]

その他テレビに関する話題[編集]

年間
  • フジテレビがこの年の年間視聴率1982年から9年連続3冠王となる。
4月
5月
7月
  • 15日 - 元NHKアナウンサーで『NHK紅白歌合戦』などの司会を担当し「おばんでございます」のフレーズで知られる、フリーアナウンサーで参議院議員も3期務めた宮田輝が死去(享年69)。なお、死去時には参議院議員在職中であった。
  • 23日 - テレビの研究開発を手掛けた電子工学者の高柳健次郎が死去(享年91)。なお、当時放送中のNHK連続テレビ小説『凛凛と』では、高柳のライバルだった川原田政太郎が主人公のモデルとなっている。
9月
10月
11月
  • 30日 - 日本初の民間衛星放送局WOWOW、サービス放送開始(1991年4月1日開局)[4]

開局[編集]

既存局の音声多重放送開始[編集]

周年[編集]

番組[編集]

開局・放送開始[編集]

記念回[編集]

視聴率[編集]

(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)

ドラマ[編集]

  1. 連続テレビ小説 和っこの金メダル(NHK総合、3月10日)40.5%
  2. 連続テレビ小説 凛々と(NHK総合、9月5日)39.5%
  3. 連続テレビ小説 京、ふたり(NHK総合、12月22日)38.4%
  4. ナショナル劇場 水戸黄門 第19部(TBS、2月5日)32.1%
  5. ナショナル劇場 大岡越前 第11部(TBS、4月23日)30.9%
  6. 大河ドラマ 翔ぶが如く・第1部(NHK総合、2月11日)29.3%
  7. すてきな片想い (フジテレビ、12月17日) 26.0%
  8. 世界で一番君が好き! (フジテレビ、3月26日) 25.5%

映画[編集]

  1. 日曜洋画劇場 ダイ・ハード(テレビ朝日、10月7日)29.0%
  2. 日曜洋画劇場 ロボコップ (テレビ朝日、4月1日) 28.0%
  3. ゴールデン洋画劇場 バック・トゥ・ザ・フューチャー (フジテレビ、4月7日) 24.9%

ニュース・報道[編集]

  1. 開票速報(NHK総合、2月18日 21:00-21:57)33.1%
  2. NHKモーニングワイド・第2部(NHK総合、9月20日)32.0%
    • 開票速報(NHK総合、2月18日 20:30-21:00)31.9%
    • 即位の礼・正殿の儀(NHK総合、11月12日)31.9%
  3. 即位の礼・祝賀御列の儀(NHK総合、11月12日)29.0%

スポーツ[編集]

  1. プロボクシング・世界ヘビー級タイトル戦「マイク・タイソン×ジェームス・ダグラス」(日本テレビ、2月11日)38.3%
  2. 大相撲初場所・10日目(NHK総合、1月16日 17:35-18:00)33.2%
  3. 第11回アジア大会(NHK総合、9月30日 17:35-18:00)29.2%
  4. '90東京国際マラソン(日本テレビ、2月12日)29.1%

バラエティ・歌番組[編集]

  1. 第41回NHK紅白歌合戦・第2部(NHK総合、12月31日)51.5%
  2. 火曜ワイドスペシャル 第8回爆笑!スターものまね王座決定戦(フジテレビ、12月4日)34.6%
  3. 第41回NHK紅白歌合戦・第1部(NHK総合、12月31日)30.6%

アニメ[編集]

  1. ちびまる子ちゃん(フジテレビ、10月28日)39.9%
  2. サザエさん(フジテレビ、10月28日)36.4%

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

日本テレビ系[編集]

スペシャルドラマ

TBS系[編集]

スペシャルドラマ

フジテレビ系[編集]

スペシャルドラマ

テレビ朝日系[編集]

スペシャルドラマ

テレビ東京系[編集]

スペシャルドラマ

テレビアニメ[編集]

スペシャルアニメ

特撮番組[編集]

報道・情報番組[編集]

スポーツ番組[編集]

バラエティ番組[編集]

クイズ番組[編集]

トーク番組[編集]

音楽番組[編集]

教養・ドキュメンタリー番組[編集]

紀行番組[編集]

映画番組[編集]

単発特別番組枠[編集]

特別番組[編集]

2回以上放送のシリーズ番組[編集]

レギュラー番組のスペシャル版[編集]

即位の礼・即位礼正殿の儀[編集]

  • NHK総合
    • 即位の礼 賢所 大前の儀(8:35 - 10:25)[13]
    • 即位の礼 正殿の儀(12:20 - 14:00)[14]
    • 即位の礼 祝賀御列の儀(15:00 - 16:10)[15]
    • ニュースセンター特集 「即位の礼」 饗宴の儀始まる 即位の礼ハイライト(19:30 - 21:15)[16]
  • 日本テレビ
    • 天皇陛下即位の礼(12:45 - 14:00)[17]
    • よみがえるご結婚パレード(15:00 - 16:40)[17]
    • 美智子皇后と歩まれた愛の31年(19:00 - 20:54)[17]
  • TBS
    • 華麗なる平成即位絵巻(8:30 - 11:00・12:30 - 14:00・15:00 - 16:30)[17]
    • 両陛下愛と感動の31年 即位礼のすべて(19:00 - 20:54)[17][18]
  • フジテレビ
    • 特別番組「即位の礼・賢所大前の儀」(8:30 - 9:55)[17]
    • 特別番組「即位の礼・正殿の儀」(12:45 - 14:00)[17]
    • 特別番組「即位の礼・祝賀御列の儀」(15:00 - 16:30)[17]
  • テレビ朝日
    • きょう即位の礼(9:30 - 10:30)[17]
    • 天皇陛下即位を宣言(12:00 - 14:00)[17]
    • 華麗なる即位パレード完全中継(15:00 - 16:50)[17]
  • テレビ東京
    • 特別番組「即位礼・正殿の儀」(13:00 - 13:55)[17]
    • 第125代平成の天皇即位「皇太子時代から現代まで56年余の歩み」(14:00 - 15:00)[17]
    • 祝賀御列の儀(15:00 - 16:25)[17]
    • 特別番組「厳かに即位の礼」(19:00 - 20:24)[17]

各局のキャンペーン[編集]

  • 「3.14倍の春です」(日本テレビ、春)
  • 「それ、世の中動かしてみませんか。」(フジテレビ、春)
  • 「フジテレビが、LOVEと言い始めた。」(フジテレビ、秋)

参考文献[編集]

  • 日本放送協会放送文化研究所 放送情報調査部 編『NHK年鑑'90』日本放送出版協会、1990年10月1日。 [19]
  • 日本放送協会放送文化研究所 放送情報調査部 編『NHK年鑑'91』日本放送出版協会、1991年10月15日。 
  • 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'90』コーケン出版、1990年11月。[20]
  • 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'91』コーケン出版、1991年11月。[21]
  • 「NHK大河ドラマ大全」(NHK出版、2011年)
  • 「デジタルTVガイド」2012年6月号(東京ニュース通信社

など

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 前身『兼高かおる世界飛び歩き』時代から通算した年数(『世界の旅』は30年であった)。
  2. ^ ただし、12時30分より13時までは総合テレビで放送された(この日は連続テレビ小説『京、ふたり(再)を30分前倒しで放送(12:15-12:30)、『ひるのプレゼント』は休止)。
  3. ^ 同時に史上初となるフライングスタートを実施(19:54-20:54。1994年4月も参照)。
  4. ^ この放送事故により、関西地区では同局制作の『2時のワイドショー』が放送できない事態となった(日本テレビなど系列局では予定通り放送された)。
  5. ^ 2017年4月より放送持株会社制移行によりMBSメディアホールディングスとなり、現在の株式会社毎日放送に放送免許を承継。
  6. ^ 長崎県では翌年4月1日長崎国際テレビ開局を控え、半年間日本テレビ系列空白区となる。
  7. ^ a b 月曜ドラマスペシャル
  8. ^ 火曜ミステリー劇場
  9. ^ 日曜洋画劇場特別企画
  10. ^ a b c 木曜スペシャル
  11. ^ a b c 火曜ワイドスペシャル
  12. ^ NHKスペシャル
  13. ^ 水曜スーパーキャスト
  14. ^ 金曜ファミリーランド

出典[編集]

  1. ^ 「新メンバー登場!薬丸・生稲両軍パワーアップ」 読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞報知新聞(1990年1月14日付のテレビ欄)より。
  2. ^ なお、徳光の父である寿雄はかつて、旧・東京12チャンネルの再建のため科学テレビ協力委員会の一員として携わったことがある(こちらも参照)。
  3. ^ 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′90年6月)」『月刊民放』第20巻第9号、日本民間放送連盟、1990年9月1日、.48 - 49頁、NDLJP:3471057/25 
  4. ^ a b 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′90年11月)」『月刊民放』第21巻第3号、日本民間放送連盟、1991年3月1日、48 - 49頁、NDLJP:3471062/25 
  5. ^ なお『平成名物TV』枠自体は1991年9月まで継続、イカ天の後継企画として同じ三宅裕司司会の『三宅裕司のえびぞり巨匠天国』(通称:えび天)が放送開始された。また、派生番組の『別冊イカ天ベスト天』(月曜未明、日曜深夜)は1991年3月まで引き続き放送された。
  6. ^ “松岡修造 No.1くいしん坊に!歴代トップの出演回数達成!『くいしん坊!万才』”. とれたてフジテレビ (フジテレビ). (2016年2月8日). https://web.archive.org/web/20160222205315/http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2016/i/160208-i021.html 
  7. ^ a b 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′90年4月)」『月刊民放』第20巻第7号、日本民間放送連盟、1990年7月1日、48 - 49頁、NDLJP:3471055/25 
  8. ^ 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′90年9月)」『月刊民放』第20巻第12号、日本民間放送連盟、1990年12月1日、46 - 47頁、NDLJP:3471060/24 
  9. ^ 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′90年10月)」『月刊民放』第21巻第1号、日本民間放送連盟、1991年1月1日、48 - 49頁、NDLJP:3471061/25 
  10. ^ 1990年4月29日(日) - プレイバック!TVガイド ~あのころのテレビはこうだった!~ - テレコ!(2012年5月2日時点のアーカイブ
  11. ^ 1990年10月16日(火) - プレイバック!TVガイド ~あのころのテレビはこうだった!~ - テレコ!(2012年6月2日時点のアーカイブ
  12. ^ 神様お手上げ特番!!世紀末みんなで笑えば怖くない!! 北野たけし邸の豪華新年会 元気スペシャル 日テレプラス、2015年1月
  13. ^ 即位の礼―賢所 大前の儀― - NHKクロニクル
  14. ^ 即位の礼―正殿の儀― - NHKクロニクル
  15. ^ 即位の礼―祝賀御列の儀― - NHKクロニクル
  16. ^ ニュースセンター特集 「即位の礼」 饗宴の儀始まる 即位の礼ハイライト - NHKクロニクル
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『国民文化』第373号、国民文化会議、1990年12月1日、14 - 15頁、NDLJP:1757546/8 
  18. ^ 東京放送 編『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、220頁。 
  19. ^ NHK nenkan - Google Books
  20. ^ 日本民間放送年鑑 - Google Books
  21. ^ 日本民間放送年鑑 - Google Books