クイズ番組

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クイズ番組(クイズばんぐみ)とは、問題(クイズ)が出題され、出演者が解答するという内容を主体とした番組(テレビ番組ラジオ番組など)のこと。種類や形態は多種多様である。

目次

[編集] クイズ番組の種類

クイズ、というと一般には広範な知識を問うものとされる。しかし、広義にはQ&Aの形式を取っていれば「クイズ番組」として扱われることが多い(例:サルヂエ)。

また、クイズの中にゲーム性を取り入れたものも多い(例:パネルクイズ アタック25)が、日本では、他国で発祥した『ウィーケストリンク』や『ザ・チーター』のような「解答者同士がお互いに足を引っ張り合う形式」の番組は、視聴者参加型であろうとタレント出演型であろうと、視聴者による感性の違いからなじみにくい傾向にある。

[編集] 視聴者参加型クイズ番組

視聴者参加型のクイズ番組は古今東西、あらゆる知識力を高める問題が出されたり、ゲーム式でポイントを貯めていくといった形式が多い。また、優勝した解答者には更に、海外旅行や高額賞金及び賞品を獲得できるステージに挑戦できたり、優勝できなくても、参加賞として番組スポンサーから記念品が贈られたり番組特製グッズが贈られたりしている。

[編集] 教養系クイズ番組

芸能人が出演するクイズ番組で、主に世界の歴史・文化や、生物学にまつわるものをメインに扱うクイズ番組のことを指す。解答者は比較的インテリ系の方が多い。また、PTAなどの調査で「子供に見せたい番組」の上位にこれらに該当する番組が顔を出すことも少なくない。

[編集] 娯楽系クイズ番組

芸能人が出演するクイズ番組で、主にバラエティ色が強いクイズ番組のことを指す。解答者は比較的お笑いタレントやグラビアアイドルなどが多い。

[編集] トークショーを兼ねたクイズ番組

娯楽系と同様、芸能人が出演する番組で、司会者と解答者がトークを交えながらクイズに解答していく。

[編集] クイズ番組の参加者

  • 参加者は簡単に2つの形態に分けられる。ひとつはタレントが出てくる番組。もうひとつは視聴者参加型番組である。前者は、比較的ゲーム性の強い番組が多く、後者は純粋な知識を争う番組が多い。クイズ$ミリオネアのように、特番でタレントが出て彼らに視聴者参加型クイズを体験させる例もある。最近は地上デジタル放送・BSデジタル放送の双方向サービスによる自宅にいながら参加できるクイズ番組も登場してきた。
  • アナウンサーなどの放送局社員も、「女子アナ大会」などと銘打った企画や、同じ局のある番組の出演者代表としてなどで、参加することもある。しかし、放送局社員は賞品・賞金の授受を就業規則等で一切禁止されており、獲得したそれらが例え最高金額の1000万円級だったとしても、自らの手に渡ることはない。獲得した賞金については、募金活動(TBSのカンガルー募金など)に寄付されることがほとんどである。

[編集] クイズ番組の解答手法

解答方式で一般的なのは早押しと筆記である。特殊なものとしてはコンピュータ操作や場所移動などによって解答を表す方式などがある。

[編集] 日本のクイズ番組の歴史

日本初のクイズ番組は、1946年12月3日にNHKラジオで放送を開始した『話の泉』であった。内容はむしろ物知り番組的であった。これ以前、つまり戦前・戦中にはNHKラジオ(当時の唯一の放送局)はクイズ番組はなく、「クイズ」という言葉自体が日本にはなかったようである。

その後多くのラジオのクイズ番組が登場したが、テレビの普及とともにラジオのワイド番組の1コーナーとなるなど、縮小していった。その後のクイズ文化の主な担い手がテレビであることはいうまでもない。

テレビのクイズ番組で最も古いものは、1955年4月14日スタートの『私の秘密』とされる。これも物知り番組的であった(初期のNHKクイズ番組に共通するもの)が、民放の娯楽性を強調したクイズ番組が次々と登場することになる。

視聴者参加型クイズ番組の最盛期は1980年代頃であった。その時期は数多くのクイズ番組が放送され、ゴールデンタイムでは毎晩どこかの局で必ずといっていいほど放送され、『アメリカ横断ウルトラクイズ』に至っては年に一度の大型特番として君臨し、全国の大学や社会人サークルに「クイズ研究会」ができるきっかけとなった。しかし1985年秋に『アップダウンクイズ』『クイズ天国と地獄』が終了したのを皮切りに、翌1986年3月には『クイズタイムショック』『三枝の国盗りゲーム』『世界一周双六ゲーム』も相次いで終了、視聴者参加型クイズ番組の全盛期は終わりを告げた。そして1990年代前半には「クイズ王ブーム」が起こったが、問題のレベルが高くなりすぎたために視聴者離れを起こし、1992年に『アメリカ横断ウルトラクイズ』がレギュラー開催を終了し、1995年以降はタレント参加型のものがほとんどとなっている。

生まれては消えていくクイズ番組が大半の中、唯一2000年代まで生き残ったクイズ番組は『パネルクイズ アタック25』と『日立 世界・ふしぎ発見!』の二つだけであり両者共通しているのはルールの一部変更はあったもののスタイルがほぼ変わらなかったことである。

2000年以降、高額賞金を売り物にした番組も増える気配を見せたものの、『クイズ$ミリオネア』以外は定着せず、むしろ賞金・賞品のないクイズ番組が増えている傾向にある。

一方、タレント参加型のクイズ番組は1980年代の『象印クイズ ヒントでピント』『クイズダービー』『世界まるごとHOWマッチ!!』などのブームを機に1990年代に黄金期を迎え、特に日本テレビ系列の『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』『マジカル頭脳パワー!!』『どちら様も!!笑ってヨロシク』、フジテレビ系列の『なるほど!ザ・ワールド』『平成教育委員会』『クイズ!年の差なんて』が脅威的な視聴率を記録するが、マンネリ化や行き過ぎたゲーム化路線で次第に視聴者から飽きられ、一部の番組では名司会者の逝去といった不運も重なり、1999年の『マジカル頭脳パワー!!』終了以降、氷河期が始まる。その後は『日立 世界・ふしぎ発見!』『クイズ$ミリオネア』『クイズ赤恥青恥』などが支え続けるが、クイズ番組は減少の一途をたどる。

そんな中2003年に『クイズ!ヘキサゴン』が始まりクイズブーム復活の兆しが見え、2004年『脳内エステ IQサプリ』や深夜番組『サルヂエ』の好調により、タレント参加型クイズはブームが再燃した。2005年10月からゴールデンタイムに多くのクイズ番組が誕生。特にフジテレビは2006年10月から2007年3月までは火曜日と金曜日を除く、19:00台は全てクイズ番組で構成されていた。一時期、クイズブームは下火になっていたが、2007年から『ネプリーグ』(フジテレビ)、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!プレッシャーSTUDY)』(テレビ朝日)など知識系クイズ番組に加え、視聴率の低下に苦しんでいたヘキサゴンはルールを一新し『クイズヘキサゴンII』と生まれ変わり、「おバカタレント」の予想もつかない珍回答で視聴者を魅了するという新しいクイズ番組が誕生した。

また、BSデジタル放送がスタートした2002年12月1日には放送を開始した午前11時から3時間後の午後2時に、『NEWSアカデミー」』(BS-i)で双方向のクイズ番組がスタートした。これらは番組に視聴者がリモコンを使って早押しクイズなどに参加できるシステムを多彩な演出やプログラムによるゲーム参加で楽しめるようにしたものがほとんどで、一部のファンが付いているもののマンネリ化も進み、人気番組だった『TIME OVER』などの終了、また個人情報保護法による視聴者情報の管理の変化や視聴者の個人情報に対する意識の変化などにより一時期より衰退している。

2006年頃からニンテンドーDSのゲームでクイズ番組で実際行うクイズ(オリジナルクイズもソフトによってはある)を楽しめるソフトも発売されている。

2008年に入り、テレビ朝日は深夜時代好調だった『クイズ雑学王』、『ガリベン』がゴールデンに参入し好調の『Qさま!!』に加え、4月から『ザ・クイズマン!』をゴールデンに昇格させるなど積極的にクイズ番組を増やしつつある。これに対抗してフジテレビは2007年までに放送している『平成教育予備校』『ネプリーグ』『クイズヘキサゴンII』『脳内エステ IQサプリ』に加え4月から『全国一斉 日本人テスト』『検定ジャポン』を新設し火曜を除く6日間の19時台をすべてクイズ番組化する“ベルトクイズF&F”とし勝負に出るなどクイズブーム再燃となりつつある。しかしテレビ朝日、フジテレビ以外のテレビ局はクイズ番組には消極的ともいえ、4月以降プライムタイムに放送されているものは、TBSは長年続いている『世界ふしぎ発見』『さんまのSUPERからくりTV』『どうぶつ奇想天外!』(ぴったんこカンカンはグルメ番組色が強い)の3本、NHKは『クイズモンスター』の終了と『アートエンターテインメント 迷宮美術館』の放送時間変更、日本テレビは『週刊オリラジ経済白書』(『世界一受けたい授業』はクイズを出すこともあるが「クイズ番組」にはカウントしない)の終了をもってプライムタイムからクイズ番組が消滅した。テレビ東京では『クイズ赤恥青恥』以降は長続きせず近年プライムタイムでのクイズ番組がなかったが、2008年4月に『和風総本家』が開始された。

視聴率は2000年代のクイズブームの火付け役のフジテレビの圧勝ともいえ、圧倒的に人気があるのが『クイズヘキサゴンII』(フジ)、次点に『ネプリーグ』(フジ)がレギュラー放送では不動のものとなりつつある。 また、クイズ番組の増加により出題される問題のネタが別のクイズ番組や雑学番組と被る事があり、近年のクイズブームにおいてはネタの重複や間抜けな回答を笑いのネタにする点などが批判される事もある[1]

[編集] クイズ番組の出題の傾向

  • いわゆる視聴者参加型のタイプと、タレント出演型のタイプとでは出題する傾向が概ね決まっていた。
  • 視聴者参加型の番組では、知識を問われる内容、例えば過去の歴史、ヒット曲、最近の時事問題などが取り上げられることが多い。
  • 一方タレント出演型は、近年は『サルヂエ』や『脳内エステ IQサプリ』、『島田検定!! 国民的潜在能力テスト』など知識よりも思考力を試すクイズ(なぞなぞ、ある・なしクイズ、間違い探し、モノ当てなど)が増えてきている。
    • 2007年以降、スザンヌ上地雄輔などの珍回答が受け、クイズ番組自体は勿論のこと、本人の知名度を大きく広めた芸能人の「おバカタレント」(『クイズ!ヘキサゴンII』からPabo羞恥心というユニットまで結成された)と、「雑学王」と呼ばれたり「高学歴」である知性派タレント、さらに平均的な成績の3タイプのタレントがおり、番組によって需要が違う。知識系番組には知性派タレントが多く、「ヘキサゴンII」のような珍回答が期待される番組ではおバカタレントが大活躍する傾向が強い。勝負に関係の無いクイズ番組では平均的な知識のタレントが多く出演する。
  • 問題そのものは難しくないが、「制限時間内に規定問題数以上答えなければならない」「参加者全員が正解しないとポイントとならない」など解答者にプレッシャーをかけることによって、解答を難しくしているものもある。

[編集] クイズ番組のセット

かつては1990年代後半までは『マジカル頭脳パワー!!』『日立 世界・ふしぎ発見!(ただし現在は円形)』など横一列「■■■■■形」に解答者席があり、1枠2枠という言い方で称されることが多かった。ただし、『クイズ!年の差なんて』の末期(1994年)など、ひな壇状の解答者席は既にごく一部のクイズ番組で使用されていた。

2000年代以降のクイズ番組では、トーク番組のようなセットのクイズ番組や、前後に2段もしくはひな壇状になっている解答者席があるクイズ番組が増えている。『ぴったしカンカン』『象印クイズ ヒントでピント』などのV字形の解答者席配置は2チーム対抗の場合に多く用いられる。また、『クイズ!ヘキサゴン』の六角形のセットの様に一風変わったセットのクイズ番組もある。現在、『クイズ!ヘキサゴン』は『クイズ!ヘキサゴンII』になり、各チームが縦1列にならぶという、こちらもまた一風変わったセットである。

[編集] クイズ番組一覧

[編集] 世界各国

[編集] 日本

詳細は日本のクイズ番組一覧を参照。

[編集] 脚注

  1. ^ 週刊プレイボーイ 2008年4月7日号より(同誌面では『世界一受けたい授業』などの雑学番組もクイズ番組としてカウントされている)

[編集] 関連項目