スクール☆ウォーズ
| スクール☆ウォーズ | |
|---|---|
| ジャンル | スポーツ、学園ドラマ |
| 放送時間 | 土曜 21:00 - 21:54(54分) |
| 放送期間 | 1984年10月6日 - 1985年4月6日(26回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | 大映テレビ、TBS |
| 監督 | 山口和彦、江崎実生、岡本弘、合月勇 |
| 原作 | 馬場信浩『落ちこぼれ軍団の奇跡』 |
| 脚本 | 長野洋、大原清秀 |
| プロデューサー | 春日千春、荒川洋、野村清 |
| 出演者 | 山下真司 ほか |
| オープニング | 麻倉未稀「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」 |
| ドラマ |
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関連項目
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『スクール☆ウォーズ』(School Wars)は、1984年10月6日 - 1985年4月6日に大映テレビ制作、TBSで放送されていた日本のテレビドラマである。正式名称は『スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』。続編は『スクールウォーズ2』。
目次 |
[編集] 概説
京都市立伏見工業高等学校ラグビー部と同部監督で元日本代表フランカーの山口良治をモデルとして、作家・馬場信浩が執筆した小説『落ちこぼれ軍団の奇跡』を基に制作されたフィクションドラマ。高校ラグビー界において、全く無名の弱体チームが、ある一人の教師が赴任してから、わずか数年にして、全国優勝を果たすまでの軌跡を描くことで、健全な生徒の育成に取り組もうとする教師と生徒の葛藤と成長を表現したドラマである。ドラマの舞台は神奈川県内の「川浜市」(神奈川県内にある政令指定都市川崎市と横浜市から取っている)という架空の市である(当時大映テレビは東京都府中市の中河原にスタジオを構えていたので、ロケは府中市・多摩市内が多かった)。また同校が、常に生徒の非行問題が絶えなかったというところもドラマの中のみのことである。
ドラマでは実際に優勝までに要した7年ではなく、5年で全国制覇を成し遂げている(卒業式の回数を参照)。
第1回の視聴率は6.9%と苦戦したが、その後徐々に視聴率を上げ、後半では20%を超えることもあった。
当時としては異例な、土曜日に最終回を迎え、日曜を挟んで月曜には再放送(関東地区)が始まったことからも本作の人気が窺える。
[編集] 制作経緯
大映テレビ取締役でプロデューサーでもある春日千春が、山下真司が演じた教師のモデルとなった山口良治の講演会をたまたまテレビで観た。当時、校内暴力が社会現象化しており、それを無くそうという意図でドラマを作ることを思い立ち、1週間で企画を書いてドラマ化に至った。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
元日本代表の名フランカーだった滝沢賢治は現役引退後、川浜市教育委員会に勤務し、ラグビー指導等をしていた。それに目をつけた市立川浜高校の山城校長から川浜高校体育教師の職にと懇願されたが、その悪いことなら県下一のワースト校が川浜高校であったため、妻・節子は反対した。しかし、一方では賢治の夢は教師になることで、悩みぬいた末、川浜高校に赴任した。生徒たちの反乱、そして屈辱の大敗を経て、ラグビー部として始動していき、全国大会の決勝戦に臨んだ。オープニングの冒頭近くに、モデルとなった伏見工業-大阪工業大学高等学校の決勝戦のキックオフ前後の映像が流れる。
[編集] サブタイトル
- 第1回 それは涙で始まった
- 第2回 泥まみれのニュースーツ
- 第3回 謎の美少女
- 第4回 開かれた戦端
- 第5回 最後の闘魂
- 第6回 涙の卒業式
- 第7回 嵐の新学期
- 第8回 愛すればこそ
- 第9回 愛ってなんだ
- 第10回 燃える太陽
- 第11回 死と友情と
- 第12回 愛は死線を越えて
- 第13回 力の限り生きた!
- スペシャル総集編(これが青春だ)
- 第14回 一年目の奇跡
- 第15回 不良教師
- 第16回 学校とはなんだ
- 第17回 最後のグラウンド
- 第18回 去りゆく君へ
- 第19回 友よ安らかに眠れ
- 第20回 我ら花園に立つ
- 第21回 勇気なき者は去れ
- 第22回 勝ってから泣け
- 第23回 下町のヒーロー
- 第24回 花園へ飛べ千羽鶴
- 第25回 微笑む女神
- 第26回 花園よ永遠なれ
[編集] 出演者
- 滝沢 賢治(たきざわ けんじ):山下真司
- 川浜高等学校体育教師で同校ラグビー部監督。かつてはラグビーの全日本代表選手(フランカー)として活躍するが、怪我のため引退。元々教師志望で、引退後に川浜市教育委員会体育部に勤務をした後に川浜高校に赴任。ラグビーを通じて荒廃した高校生たちを更生させようと奮闘する熱血教師。熱血のあまり、生徒に手を上げることもたびたびで、当時の感覚でも、脈絡を考えずに体罰として問題にされることもある。特にラグビー部の監督就任早々、相模一高に109-0という想像を絶する敗退を喫したときには控え室で根性を叩き直すため生徒を一人一人殴りつけたために、それを見た職員達からは忽ち問題視されてしまう。しかし以後、周りの励ましや部員達の絆が深まって、やがては悲願の全国制覇を成し遂げることとなる。その一方、非常に涙もろく、教え子のために涙をこぼすこともたびたび。座右の銘は「信は力なり」。
- 名言は「ONE FOR ALL、ALL FOR ONE(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」。名前の由来は滝沢馬琴と宮沢賢治から。
- 滝沢 節子(たきざわ せつこ):岡田奈々
- 賢治の妻。大学生の時に賢治と運命的に出逢い、後に結婚。1女をもうける。当初は賢治を心配し、川浜高校赴任に反対。一時は娘より生徒を大事にする賢治の姿勢に失望し、娘を連れて実家へ帰ってしまう。しかし、後に賢治の許に戻ってきてからは彼に理解を示すようになる。時折、悩める賢治に的確な助言をし、偏った考えを諫めるなど、夫を陰で支える賢妻となる。また、大木大助の就職の世話もした。
- 滝沢 ゆかり(たきざわ ゆかり):間下このみ
- 賢治と節子の娘。純粋無垢な女の子。口が達者で、一言多く母親によく叱られる。
- 山崎 加代(やまざき かよ):岩崎良美
- 川浜高校ラグビー部初代マネージャー。父親が蒸発し、病弱な母親と幼い弟や妹を抱えながらも明るく振舞う優しい生徒。川浜ラグビー部の基礎を築いた功労者の一人。2年間の休学があったが、無事に川浜高校を卒業。同校の事務職員として採用が内定するが、蒸発していた父親(演:福田豊土)が家族の許へ戻ってきて、父親の落ち着き先(和歌山)へ転居することに。しかし、引っ越し当日に大木と名村直の決闘を知り、2人を止めようと急ぐあまり無理に道路を横断。その際、自動車に撥ねられ、亡くなった。賢治に恋心を抱いていた。
- 大木 大助(おおき だいすけ):松村雄基
- 内田(兄)、尾本、水原の卒業と入れ替わりで川浜高校に入学。入学式当日、番長との乱闘事件を起こす。入学前から「川浜一のワル」とアダ名される不良生徒で皆から恐れられていたが、その実、母親想いで弱い者にも優しく、先代の不良たちとは一線を画していた。幼馴染の奥寺(イソップ)はそんな彼を慕い、共にラグビーを始めることになる。3年時に主将を務め、初の全国大会出場を果たす。「名村グループ」の商売によって父を自殺に追い込まれ、母が苦労したことから、「名村グループ」総帥・名村謙三を「父親の仇」と恨んでおり、息子の名村直とは犬猿の仲。さらに富田圭子が名村謙三の娘だと分かると、突然態度を変えるようになる。それが原因で圭子の恋人でもあるラグビー部の先輩・森田光男とも仲が悪くなってしまうが、その後二人と和解し、犬猿の仲であった名村直や名村謙三とも加代の事故死後に和解。卒業後は滝沢夫妻の尽力もあり、「東北製鉄」に見習い工として入社(後に正社員となる)。その後、「2」で賢治と再会。自営で会社(運送業)を立ち上げていた。そして、コーチとして賢治をサポートするようになる。
- 「弥栄の清悟」と恐れられた不良ながら高校ジャパンに選ばれ後に教職の道へ進んだ奈良工業高校ラグビー部監督の山本清悟がモデルと言われているが、実際は山本、山田英明(山本の1年後輩で、3年時にキャプテンを務めた。後述「フーロ-」の親友)、大八木淳史(山田と同期で、フーロ-とも親友)という、3人のキャラクターを合わせて作られた。
- 奥寺 浩(おくでら ひろし):高野浩和
- ラグビーにはとても向いていない貧相な体格で、イソップ物語の痩せキリギリスから「イソップ」のニックネームがつく。彼のラグビーに対する直向きな姿勢は荒んだ大助の心をゆり動かす。大助とは幼馴染であり、皆が恐がる大助に唯一意見を述べられる人物でもある。運動能力は低く、試合にも出られない補欠部員であったが、他の部員が嫌がる下準備やボール磨きに取り組み、賢治からも立派なラガーマンとして認められている。練習中に突然倒れ、救急車で病院に搬送される。検査の結果、「脳腫瘍」で「余命1年」と診断される。一時は自暴自棄になり、死の恐怖から逃れるためにトルエンを吸引してしまうが、賢治や大助の励ましで立ち直る。その後は残り少ない人生を精一杯生きたが、最後は脳腫瘍の悪化で倒れ、そのまま両親や賢治、山城校長に看取られて息を引き取った。生前に「人間は何のために生きているのか」と賢治に問いかけた。ラグビー部のライジング・サン(賢治が命名)のマークと新ユニフォームは彼のデザイン。加代に恋をしていた。
- 誰よりもラグビーを愛し、誰よりもひたむきに短い人生を駆け抜けていったこの少年の名前は、川浜ラグビー部に関わったすべての人の心に刻まれている。
- モデルとなった人物O氏(原作では実名が記載されていたが、本記事では掲載しない)も実際に脳腫瘍で亡くなっており、当時のニックネームは似たような体格をしたフランスの名選手「フーロー」から。
- 下田 大三郎(しもだ だいざぶろう):梅宮辰夫
- 川浜高校前のラーメン屋「新楽」の店主(マスター)。夕子の夫で、森田光男の義兄。若い頃は「関東一のワル」と恐れられた。ラグビー部員たちを優しく見守る良き兄貴分(時には料理を御馳走したりもした)。就任早々惨敗してしまい、一時は部員たちとの衝突で空回りした賢治を励ましたりもした。清川誠一の家族の借金に絡むトラブルを仲裁しようとして、ヤクザに刺殺される。しかし、亡くなる前にそのヤクザの刑を軽くしてやるよう刑事に頼み込んだ。
- モデルとなった人物はお好み焼き屋の主人で、実際は癌で亡くなった。
- また、伏見工業高校の横には「きらくどう」という名のたこ焼きの店がある。
- 下田 夕子(しもだ ゆうこ):和田アキ子
- 旧姓は森田。大三郎の妻で、森田光男の実の姉。「新楽」の女将でもある。関西弁で口やかましいが、誰よりも光男のことを心配している。意外と涙もろいが、夫の葬儀では一滴の涙も見せなかった。その後、夫亡き後の店で1人号泣した。川浜高校ラグビー部が全国優勝を決めた瞬間、彼女の胸には夫の遺影があった。
- 森田 光男(もりた みつお):宮田恭男
- 川浜高校ラグビー部員。下田夕子の弟で、「新楽」に住む。賢治赴任当時は2年生。はじめは落ちこぼれだったが、賢治との出会いを機に、ラグビーに対する姿勢が変わる(先輩に反抗し、しごきを受けるも、それも耐え抜いた)。しかし、学年末試験で致命的な落第点を取り、3年に進級できず留年。1年遅れで3年に進級後は主将を務めるが、県大会決勝で敗れ全国大会出場ならず。県大会終了後、恋人・富田圭子に対し乱心を起こしかけたが思いとどまる。そして、後輩が全国大会出場を果たしたら、圭子と結婚することを決意。圭子と結婚するために1日も早く一人前の社会人になりたいと考えるようになり、卒業後は地元のホテルにフランス料理のコック見習いとして入社。
- モデルとなった小畑道弘は建設会社を経営しており、母校である伏見工業高校のグラウンドの施工をした。また、少年ラグビーチームのヘッドコーチを務めている。
- 富田 圭子(とみた けいこ):伊藤かずえ
- 神社の境内から白馬にまたがり初登場する謎の美少女。森田光男の恋人。ラグビーボールに形が似ているということでレモンが好き。光男とはラグビーの日本選手権会場で出会う。実は名村謙三の娘であり、複雑な家庭環境から自殺を考えていた。そして、その遺書を光男に見られたことから二人の交際が始まった。親戚の農家や別の高校を転々としたが、父親からお見合いの話しが出て、滝沢家と森田家に家出してきた。川浜高校ラグビー部マネージャーのお手伝いをすることもたびたびあった。
- 名村 直(なむら ただし):鶴見辰吾
- 名村謙三の三男で「黒騎士」というロックバンドのリーダー兼ボーカル。加代に一目惚れし、その場で求婚した。親を恨む大助とは犬猿の仲。大助の決闘のために加代は命を落とすことに。その後、加代の葬儀の場で大助と和解し、互いを認め合う存在となった。富田圭子とは異母兄妹の関係にあった。
- 杉本 清美(すぎもと きよみ):諏佐理恵子
- 川浜高校ラグビー部のマネージャー。大助の後輩で、彼を慕って入学した。当初は不平を言いながら仕事をしていたが、加代のひたむきな姿に感化され立派に成長していった。
- 西村 明子(にしむら あきこ):坂上亜樹
- 川浜高校ラグビー部のマネージャー。清美同様、大助の後輩で彼を慕っている。加代亡き後は、清美とコンビでラグビー部を盛り立てた、影の功労者。
- (坂上亜樹は坂上二郎の実娘であり、親子で共演している)
- 内田 玄治(うちだ げんじ):坂上二郎
- 内田土木建設の社長であり、川浜市市議会議員。自称ラグビー部後援会長の親馬鹿。賢治に対し、相模一高戦の惨敗で当初は「アンタ監督やめた方がいい」などと辛口を飛ばしたものの、部員への愛着や勝利数が増えたことでやがては心を開くようになる。賢治に対する最初の呼び名は「先生」。後期は「滝沢君」である。
- 内田 勝(うちだ まさる):宮田州
- 内田玄治の長男。巨漢で強行。自作とされる「御意見無用」Tシャツがトレードマーク。賢治赴任当時3年生。水原と共にラグビー部内の不良グループで悪さをしていたが、賢治に諭されて改心。卒業後は父の会社で働くようになる。非常に弟想いで、治男がタックル恐怖症で部を退いた時には練習相手を買って出た。
- 内田 治男(うちだ はるお):岩本宗規
- 内田玄治の次男。兄に負けないほどの体格の持ち主で、その兄を見てラグビーを始める。大助の1学年下で、平山、栗原、清川らと同学年。恐怖心が強くてタックルができず、一度はラグビー部を退部するが、兄の協力で克服。以後ラグビー部に復帰。
- 水原 亮(みずはら りょう):小沢仁志
- 少年院あがりの不良。就任した賢治を暴力で激高させて即刻クビにさせるという作戦を企む。父親は落盤事故で亡くなっている。「乱世会」の下で悪さをしまくり、授業中に麻雀をしては賢治との乱闘。賢治にタイマンを挑む(実際はチェーンなど凶器を使った闇討ち)。その後更生し、卒業後はトラックドライバーに。社会人ラグビーチーム「浜っ子クラブ」に入る。
- 平山 誠(ひらやま まこと):四方堂亘
- 大助の1学年下。城南工大高の曽根にライバル意識を持つラグビー部のエース。主将になることを一度は辞退するものの、後に先輩らに説得されて主将に。
- 伏見工業 - 同志社大学 - 神戸製鋼で活躍した平尾誠二がモデル。
- 清川 誠一(きよかわ せいいち):森勇治
- 川浜高校ラグビー部の部員。家が貧しいために、朝早くから夜遅くまでバイトをしているが、いつも明るく振舞っている。だが、彼の父親の作った借金でヤクザともめたことが、大三郎の命を奪ってしまった。
- モデルは、ポジションだけだが現・伏見工業高校ラグビー部監督の高崎利明。
- マーク・ジョンソン:チャールズ・モーガン
- 川浜高校ラグビー部のコーチ。厳しさ一辺倒の指導に行き詰まりを感じていた賢治に山城が紹介した。「エンジョイラグビー」をスローガンに新たな風を吹き込み、賢治を補佐して川浜高校を日本一へと導く。
- モデルは当時の伏見工業高校コーチで、後に静岡県立浜松工業高等学校ラグビー部ヘッドコーチなどを歴任したスティーブ・ジョンソン。
- 勝又 欽吾(かつまた きんご):倉石功
- 高校ラグビーの名門、相模一高監督。川浜高校ラグビー部を相手にワンサイドゲームで圧勝するものの、自らの部員が後半に手を抜いていたことを見抜き、相手に無礼だとして部員たちを殴りつけるほどのラガーマン精神の持ち主。この試合が川浜高校を目覚めさせる契機となる。賢治を尊敬している。ラグビー部内での部員同士の盗難事件の責任をとって辞任する。後期は実況席で「解説」を務める。
- 相模一高のモデルは花園高等学校で、勝又監督のモデルは川勝主一郎監督(ドラマとは関係ないが、舞台となった神奈川県には相模台工という高校ラグビー界の古豪が存在していた)。
- 江川 恭司(えがわ きょうじ):番哲也
- 城南工業大学付属高校ラグビー部監督。現役時代は無名の選手だったが、監督としては一流。
- モデルは当時の大阪工業大学高等学校ラグビー部監督の荒川博司(2001年3月1日死去)。
- トレードマークの帽子にサングラスにダウンジャケットといういでたちが荒川にそっくりであった。
- ちなみに原作によると、「城南工大高」のモデルは2つある。1つはここにも書かれた大工大高。もう一つは東京の國學院久我山高等学校である。
- 伏見工業高校が初優勝した時の決勝相手は大工大高、前年の準優勝、前々年の優勝は國學院久我山高等学校である。
- 名村 謙三(なむら けんぞう):内藤武敏
- 財閥系名村グループ総帥。圭子の実父。同グループが出した店のために大助の実家で営んでいた店を廃業に追い込んでしまい、そのため大助から恨まれていた。実は自身もかつてはラガーマンであり、互いの素性を知らないままに出会い意気投合。その後、素性を知った大助からは憎悪の念を向けられるが、彼の人となりを知ってしまった大助は心底から憎むことができず、一発殴っただけで「ラガーマンらしくノーサイド」として禍根を水に流した。以降は大助の母の手術代を工面したり、良き協力者となった。
- 三好 夏子(みよし なつこ):伊藤かずえ(2役)
- 富田圭子の生みの母。圭子を出産後、かつて自身が叩きのめしたチンピラと偶然再会。この際、そのチンピラに刺殺された。
- 奥寺 俊也(おくでら としや):北村総一朗
- イソップこと、奥寺浩の父。花園の決勝当日、甘利とともに亡き息子の墓前で雨の中ラジオを流していた。
- 奥寺 康代(おくでら やすよ):久保田民絵
- イソップこと、奥寺浩の母。
- 山城 晋平(やましろ しんぺい):下川辰平
- 川浜高校の校長。荒廃した学校を立て直そうと賢治を川浜高校に誘う教育者。賢治の良き理解者である。光男(留年のため二度目)と加代2年・大助1年次に定年退職。
- 岩佐 邦靖(いわさ くにやす):名古屋章
- 山城の後任の学校長。学業が高校生の本業であるとし、クラブ活動を認めないという堅物で賢治の教育方針と対立する。平均点の低い部活動を停止したがってはいたが、平均点より上を維持していたラグビー部に対しては概ね長い目で見ていた(実際には内田と一緒に試合観戦を熱く見ていたのだった)。しかし「勝負事は勝たなければならない」という考えには共感する。その後、なぜか内田玄治といいコンビに。
- 竹村 司(たけむら つかさ):佐原健二
- 川浜高校教頭。山城校長時代は日和見で自己保身的な立場だったが、ラグビー部が強くなるにつれ好意的になっていった。
- 甘利 信之(あまり のぶゆき):三浦浩一
- 川浜高校数学教諭。生徒達からは「カッポレ」と呼ばれている。やや気の弱いところもあるが、賢治のよき理解者であり協力者でもある善良な教師。
- 江藤 桂一(えとう けいいち):谷村昌彦
- 川浜高校歴史教諭。
- 柳 俊子(やなぎ としこ):松井きみ江
- 川浜高校音楽教諭。コーラス部の顧問。
- 野田 文義(のだ ふみよし):大石吾朗
- 川浜高校英語教諭。漫画部の顧問。
- 三上 謙介(みかみ けんすけ):小川隆市
- 川浜高校理科教諭。卓球部の顧問。
- 川浜市教育長:塚本信夫
- 明石 恵(あかし めぐみ):森恵
- 「黒騎士」のメンバー。
[編集] スタッフ
- 原作:馬場信浩「落ちこぼれ軍団の奇跡」(光文社カッパ・ノベルス)
- 脚本:長野洋、大原清秀
- 監督:山口和彦、江崎実生、岡本弘、合月勇
- 音楽:菊池俊輔
- ナレーター:芥川隆行
- 主題歌:「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
- 日本語詞:売野雅勇 作詞・作曲:Jim Steinman, Dean Pitchford 編曲:渡辺博也 歌:麻倉未稀(キングレコード)
[編集] スクールウォーズ2
| スクールウォーズ2 | |
|---|---|
| ジャンル | スポーツ、学園ドラマ |
| 放送時間 | 火曜 20:00 - 20:54(54分) |
| 放送期間 | 1990年9月4日 - 1991年1月8日(16回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | 大映テレビ、TBS |
| 監督 | 山口和彦、小島穹、皆川智之 |
| 原作 | 軒上泊『八月の濡れたボール』 |
| 脚本 | 長野洋、大原清秀 |
| プロデューサー | 春日千春、荒川洋、浜井誠 |
| 出演者 | 山下真司 ほか |
| オープニング | 丸山みゆき「FIRE」 |
番組改編期でもない1990年9月4日からは『スクール☆ウォーズ』の続編『スクールウォーズ2』が放送された。茨城県下川市(架空の市名である)にある少年院の中に県立河北高校の分校(光成学園)が作られ、そのラグビー部監督として滝沢賢治が赴任、大木大助をコーチに迎え入れて花園出場を果たすというストーリーであったが、少年院が舞台というストーリーの設定上の問題と特番の乱発(TBS社員秋山豊寛の宇宙旅行の時期と重なる)と視聴率不振で年末年始の特番を挟んで翌年1月8日に終了した。このドラマに出演していた保阪尚希、島崎和歌子、伊藤麻衣子(現・いとうまい子)、西村和彦は現在でも活躍している。サウンドトラックは第1話-7話まではそれぞれオリジナルを使用したが、最終話が近づくにつれて前作のものを流用してきた。なお劇伴音楽は前作に引き続き菊池俊輔が担当した。
『2』の原作は『スクール☆ウォーズ』とはまったく無関係の作品(軒上泊原作の小説「八月の濡れたボール」、しかも原作で扱われているのはラグビーではなく野球)なのだが、それを『スクール☆ウォーズ』の続編としてドラマ化したため、原作とドラマでは設定が大幅に異なるものになっている。
山下真司・岡田奈々・松村雄基・名古屋章・梅宮辰夫・和田アキ子・四方堂亘・倉石功・大石吾朗といった第1作のレギュラーメンバーの多くが引き続き出演したが、山下・岡田・松村以外は別の配役であった(梅宮・和田が夫婦役なのは同じ)。
前作『スクール☆ウォーズ』は既にDVD化されているが、本作はDVD化されていない。
放送開始から1カ月が経過した1990年10月2日に第4話までナレーターを務めた芥川が他界し、第5話からは城達也がナレーターを務めた。
[編集] キャスト
- 滝沢 賢治(たきざわ けんじ):山下真司
- 川浜高校でラグビー部を指導していたが、法務省官僚・小川勉と光星学園園長・上田晋太郎の熱心な誘いにより光成学園に転任、ラグビー部監督となった。
- 滝沢 節子(たきざわ せつこ):岡田奈々
- 賢治の妻。当初は夫の光星学園への転任を猛反対していたが、夫の熱意を知り転任を受け入れる。
- 滝沢 ゆかり:不明
- 賢治の一人娘。父の転任により転校したが、父の少年院勤務が原因でいじめられることもあった。
- 大木 大助(おおき だいすけ):松村雄基
- 川浜高校ラグビー部OB。かつて「川浜一のワル」と恐れられていた賢治の教え子。現在は運送会社を立ち上げ、社長になっている。その社員は他に1名いる。賢治と偶然に再会した際に賢治からの依頼でラグビー部のコーチに就任する。生徒からは兄貴分のように慕われていた。選手を試合に輸送する際も大木の会社のトラックを使用した。
- 吉川 静男(よしかわ しずお):湯江健幸
- 光成学園ラグビー部キャプテンで、唯一のラグビー経験者。他のラグビー部員の財布を盗んで逃走し逮捕される。ラグビー部を存続させるために秋本らと共に、新田らの度重なる復讐行為に立ち向かう。背番号10。
- 篠原 由紀子(しのはら ゆきこ):島崎和歌子
- ラグビー部員の財布を盗んで逃走中だった吉川と出会い、一夜を共にした(肉体関係はない)。その後吉川の恋人になる。
- 秋本 剛(あきもと たけし):咲輝(現・榊原利彦)
- 所属していたサッカー部のレギュラー選考の実態に反発しグレ始める。恋人の洋子を強姦した新田の友人、黒川の男性器をナイフで切断し少年院に送致される。ラグビー部を存続させるために吉川らと共に、新田らのたび重なる復讐行為に立ち向かう。退院後、洋子の墓の前で自殺しようとしたが、賢治に制止される。背番号7。
- 沢村 洋子(さわむら ようこ):川越美和
- 剛の恋人で余命数カ月と宣告されていた。入院中にラグビー部のシンボルマークをデザイン。最終話直前に息を引き取る。
- 左山 集一(さやま しゅういち):松下一矢
- 正確で超人的なキック力を持つサッカー少年。母の不倫相手を殺害し、少年院へ送致される。秋本たちと仲がよい。練習中、新田のタックル(集一に怪我を負わせるのが目的でやったもの)で頚椎脱臼の重傷を負い、選手生命を絶たれてしまうが、やがて新田らと和解。背番号16。
- 水口 征二(みずぐち せいじ):西村和彦
- 兵庫県出身で関西弁を話している。少年院に入る前は地元のパン屋で働きながら定時制高校に通い、その高校の野球部主将も務めた。野球部の全国大会出場が決まったものの、その全国大会が長雨の影響で全面中止になったことに激怒。甲子園球場に侵入し、優勝旗を燃やした罪で少年院に送致される。ラグビー部を存続させるために秋本らと共に、新田らのたび重なる復讐行為に立ち向かう。背番号15。
- 水口 圭子(みずぐち けいこ):東恵子
- 水口の妹。幼少時に両親を失い(父は事故死、母は男を作り蒸発)、兄とともに親戚に預けられるが、その親戚から冷たい扱いを受ける。それでもたった一人の肉親というべき兄とともに力強く生きてきたが、その兄が少年院に送られたのを機に非行の道へ。少年院に入った兄に対し「死んでしまえばいい」と書かれた手紙を送りつけた。その後、兄と面会。ここで兄の気持ちを知り和解に至る。和解後はラグビー部入りした兄の試合をたびたび見に来るなどし、退院時には迎えにも来た。
- 新田 明(にった あきら):保坂尚輝
- 元不良グループ番長。元々は締め付けの厳しい学校生活に馴染めず自宅に引きこもる大人しい少年だったが、新田の辛い気持ちを全く考えない教師の行動に反発を強め、急速に非行化していった。ラグビー部員に対して不公平さを感じたことや、秋本に重傷を負わされた友人・黒川が交通事故で亡くなる直前まで恨みを持ち続けていたことから、秋本への復讐とラグビー部の廃部を企む。賢治にも敵対心を持っていたが、やがて左山を再起不能にした責任から賢治たちに謝罪し、左山に代わりキッカーの役割を受け継ぐ。背番号6。
- 名村 利幸(なむら としゆき):水島新太郎
- 新田の手下。秋本らに敵対心を持っていたが、やがて新田のあらゆる手段に屈しない秋本の勇気に心を動かされ、新田のグループから最初に脱退。シンナー中毒者だった。1で登場した名村財閥とは関係はない。背番号14。
- 田中 敏男(たなか としお):田中義訓
- ラグビー部一の巨漢。元々は新田の手下で、秋本らに敵対心を持っていたが、シンナーを使って寺山を利用した濡れ衣を新田に着せられ、後に便所でシンナーが発見される事件で腕立て伏せ200回・重謹慎1カ月の懲罰を受ける。その後新田のグループから脱退。背番号1。
- 森田 誠(もりた まこと):宮下直紀
- 新田の手下で、秋本らに敵対心を持っていた。新田の一の子分を自称していたが、新田が改心したことを裏切りと捉え、河北高校との練習試合でやる気のなさを新田に指摘された際に毒づいた。その試合でかすり傷にもかかわらず途中で負傷退場したが、麗子に罵られて発奮し試合に復帰。新田とも和解した。背番号2。
- 寺山 隆(てらやま たかし):田中慎一朗
- 光成学園ラグビー部員。シンナー中毒者で、名村を自分のグループに戻そうと画策した新田に利用される。背番号8。
- 北田 透(きただ とおる):石坂誠隆
- 光成学園ラグビー部員。背番号9。
- 堂脇 正次(どうわき しょうじ):板倉竜馬
- 光成学園ラグビー部員。背番号12。
- 中本 次郎(なかもと じろう):松永博史
- 光成学園ラグビー部員。背番号13。
- 栗原 豊(くりはら ゆたか):松井龍二
- 光成学園ラグビー部員。背番号11。
- 吉本 亮(よしもと りょう):鬼頭光世
- 光成学園ラグビー部員。背番号3。
- 藤沢 保(ふじさわ たもつ):土田一徳
- 光成学園ラグビー部員。背番号4。
- 大矢 和夫(おおや かずお):蔵下輝美
- 光成学園ラグビー部員。背番号5。
- 上田 晋太郎(うえだ しんたろう):名古屋章
- 河北高校の分校として少年院内に設けられた光成学園の園長。更生教育の一環として、ラグビー部創設を考え、賢治に監督就任を要請。
- 小川 勉(おがわ つとむ):倉石功
- 法務省の官僚。上田とともに光成学園ラグビー部創設を考え、賢治に同学園赴任を最初に要請した。賢治赴任後も「相談役」という形で賢治をサポートするが、ラグビー部員の一人・秋本と彼の恋人・沢村洋子を院外で面会させたところを目撃した清水の密告により、法務省に辞表を提出(少年院生は家族以外の人物との面会が認められておらず、「院外作業」と称して密かに会わせていた)。法務省退職後、河北高校ラグビー部OBである縁から同校教師に赴任。同校ラグビー部監督として賢治とライバル関係になる。
- 清水 登太(しみず とうた):石橋正次
- 光成学園に勤務する法務教官。教育方針の違いから賢治とたびたび論争を起こしたが、根は良い人で物語が進むにつれラグビー部員たちを見る目が優しくなっていく。後半では練習試合でチームが勝ったり、リードしている時に満足そうな笑みを浮かべ、それを賢治に見られてあわてて元の仏頂面に戻るのがお約束となっていた。
- 清水 麗子(しみず れいこ):安永亜衣
- 清水の娘。左山に思いを寄せる。
- 小川 史江(おがわ ふみえ):亜里香(現・佐藤ありか)
- 小川の娘。父の辞任を機に非行に走り、暴走族「凶士連合」のリーダー格に。
- 柴田(夫):梅宮辰夫
- 柴田(妻):和田アキ子
- 光成学園に給食を提供している少年院指定の食品業者・柴田商店を営む夫妻。
- 柴田商店の従業員:しのざき美知
[編集] サブタイトル
- 移送・12名の謎
- 絶対に逃げてやる
- 重謹慎がなんだ
- 私は死ぬのよ!
- 泣くな妹よ!
- ワル達が燃えた!
- 勇気とは何だ?!
- 院に棲む悪魔
- 奇跡は起こるか?
- 涙の誓い
- 勝ったぞ俺たち!
- サングラスの友情
- 新たなる闘志
- 黒眼鏡軍団の奇跡
- 安らかに眠れ
- 我ら花園に立つ
[編集] スタッフ
- 原作:軒上泊「八月の濡れたボール」
- 脚本:長野洋、大原清秀
- 監督:山口和彦、小島穹、皆川智之
- 音楽:菊池俊輔
- ナレーター:芥川隆行(第1-4話)、城達也(芥川の死去に伴い第5話から交代)
- 主題歌:「FIRE」(原曲はジム・スタインマンの「out of the frying pan and into the fire 」)
- 日本語詞:麻生圭子 作詞・作曲:Jim Steinman 編曲:Greg Mathieson 歌:丸山みゆき
[編集] 映画版
2004年9月18日には、映画版「スクールウォーズ・HERO」が公開された。こちらは主人公のモデルとなった山口良治自身の著書を原作としている。かつてのTVシリーズとは繋がりはないが、主題歌はTVシリーズで使用された「HERO」をカバーしたものが使用されている。 ドラマではTBSが関わっていたが、映画版ではテレビ朝日がかかわっている。
[編集] 出演者
- 山上修治:照英
- 山上悦子:和久井映見
- 荒井邦男:弓削智久
- 小渕弘之:内田朝陽
- 和田道代:SAYAKA
- 後藤信吾:小林且弥
- 望月浩:尾上寛之
- 今中威雄:黄川田将也
- 金城良夫:伊藤友樹
- 坂口:笠原秀幸
- ラグビー部員:趙珉和、山口翔吾、仲島武士、土地道彦、石代武嗣、石川和也、新田亮、神条誠也、横内祐樹、青木茂幸、吉田真、南優、萩原太、高橋勇義、堀口力、梶本圭
- 亀田:中川剛(中川家)
- 赤塚:中川礼二(中川家)
- 沢田:三浦哲郁
- 島津澄江:宮川花子
- 後藤大吾:間寛平
- 神林明彦:里見浩太朗
- 望月の母:原日出子
- 京都教育委員会教育長:船越英一郎
- 警察官:大八木淳史
- 井田國彦
- 石田弘志
- 河原崎建三
- 塩屋俊
- CIMA
- 載寧龍二
- 佐々木仁
- ナレーション:柳澤愼一
[編集] 主題歌
[編集] スタッフ
- 製作委員会メンバー:テレビ朝日・松竹・Gカンパニー・電通・吉本興業・ホリプロ・衛星劇場・エフエム東京・日本出版販売
- 製作者:早河洋、迫本淳一、元村武
- 企画:木村純一、宮島秀司
- プロデュース:見留多佳城、橋口一成
- 原作:山口良治
- 監督:関本郁夫
- 脚本:佐伯俊道、山田立
- 音楽:本間勇輔
- 協力:日本ラグビーフットボール協会
[編集] 参考資料
- 「スクール★ウォーズ」を作った男(山中伊知郎、洋泉社、2004年、ISBN 4-8969-1792-8)
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
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