大黒摩季

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大黒摩季
基本情報
出生 1969年12月31日(39歳)
血液型 A型
学歴 藤女子高等学校
出身地 北海道札幌市中央区
ジャンル J-POP
職業 シンガーソングライター
活動期間 1989年 -
レーベル 東芝EMI
(1992年 - 1993年)
B-Gram RECORDS
(1993年 - 1999年)
EMIミュージック・ジャパン (Virgin Music)
(2001年 - 2008年)
CAMエンタテインメント
(2009年 - )
事務所 ビーイング
(1989年 - 2001年)
サニーサイドアップ
(2001年 - )
  

大黒 摩季(おおぐろ まき、1969年12月31日 - )は、日本のシンガーソングライター。所属事務所サニーサイドアップ北海道札幌市中央区出身、藤女子高等学校卒業。実家は札幌キムラヤ(製パン業)。

目次

[編集] 概要・人物

  • 発表した多くの楽曲は「恋愛における人間(特に女性)の本音」を歌っており、マニッシュな歌唱スタイル・ファッションと、ロック色の強い曲構成とは裏腹に、歌詞は献身的・自己犠牲的な女性の繊細な心理が描かれている。
  • プロポーズをされた時は即答せず返事を保留し、その後のデート中に「年貢の納め時かな」と呟いた大黒に「年貢はね、蔵が開いているうちに納めないと、ただの古米になりますから」と返された言葉に「ヤルな!」と感動し結婚を決意したという。
  • 1並びとなる11月11日11時11分に区役所に婚姻届けを提出しようとしたが、2人とも寝坊してしまい同日の午後1時11分に提出した。と新聞報道されたが、実は知り合いの不動産関係者が「先負だから昼からの方がいいよ」と言われ午後に提出したと日本テレビ系列おもいッきりDON!』で明らかにしている。
  • 結婚報告の際に夫を「音楽業界とはほど遠い世界に住み、飾り気のないスーツを着た王子様」と称した。

[編集] 来歴

1989年にオーディション(第3回BADオーディション)に合格。その後、B'zZARDTUBET-BOLANDEEN織田哲郎などのビーイング系アーティストのコーラスを担当する。

1990年には安宅美春(後にKIX-Sを結成)のギターソロアルバム「孤独のRUNAWAY」にゲストボーカルとして参加し(当時の表記は大黒摩紀)、山下久美子の「WHY?」「LOVE & PEACE」「BIBBIDI, BOBBIDI, BOO」をカバーしている。1991年にCM NETWORKの一員として「GO!GO!貴花田」という曲を歌っている。

歌手デビューが中々できなかったため、会社を辞めてアメリカへ旅に出たが、滞在先で社長から「歌手デビューの話が進んでいる」という旨の電話連絡を受け、帰国した。

1992年、「STOP MOTION」でデビュー。2ndシングル「DA・KA・RA」がミリオンヒットを記録し、第34回日本レコード大賞新人賞受賞。以降、「チョット」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら」「熱くなれ」等のヒット曲を出す。デビュー後数年は露出を控え、メディア出演やライブ活動をすることはなかった。そのため、「大黒摩季は歌手担当、写真で顔を出すモデル担当、作詞・作曲担当とそれぞれ三人いる」「大黒摩季はコンピューターで作られたもので実在しない」という都市伝説まで存在した。

数少ないテレビ出演としては、デビュー前の1992年5月17日にフジテレビミュージックフェア』において、初出演を果たしている。B'z近藤房之助坪倉唯子が昔の名曲を歌う企画のコーラス参加だが、歌う前に大黒はB'zらと横一線に並び、司会に名前を紹介されていた。また1996年に「熱くなれ」がNHKアトランタオリンピック中継テーマソングとなった関係から、同局の『サンデースポーツ』に出演しインタビューに答えているほか、同年6月1日には当時ビーイングがスポンサーに付いていたテレビ番組『ROX』(関西テレビ)の第一回で特集され、アマチュア時代の思い出を語るなどインタビューに応じている。

1997年8月1日にレインボースクエア有明特設ステージで行われた初のソロライブ『LIVE NATURE#0〜Nice to meet you〜』で、初めて本格的にファンの前に姿を現す。このライブの一部はテレビ朝日ミュージックステーション』で生中継されたほか、ライブ・ビデオ『大黒摩季 LIVE BEATs』に一部収録されている。このライブ以降、全国ツアーを開催するようになった。

それ以前にも僅かながらステージに立ち、姿を現している。1990年5月に横浜バードで行われた近藤房之助と小島良喜のライブにゲストボーカルとして参加。1996年2月と3月には大阪心斎橋にあるグランカフェで行われていた、サンデーブルースLIVEクンチョーのステージに飛び入りゲストとして参加している。その他にも「大黒摩季」個人として、1996年9月21、22日に札幌で行われた「ゆうあいピック北海道大会」に、大会テーマソングとして当時は未発表だった「風になれ」(のちにアルバム『POWER OF DREAMS』に収録)を提供した縁で、大会閉幕後に選手や大会役員、スタッフなどを招いて行われた後夜祭にサプライズ登場しミニライブを行ったことがある。

1999年、全国ツアー『LIVE NATURE #3』を開催。夏にはツアーファイナルとなるスペシャルライブを千葉マリンスタジアムで敢行。12月31日に奈良東大寺で開催されたカウントダウンライブで充電休養を宣言。2001年にはビーイングを脱退し、古巣の東芝EMIにレコード会社を移籍して活動再開(移籍以降、ビーイング側のCDでは作詞に「ビーイングスタッフ」と付けられている)。8月8日に復帰第一弾シングル「虹ヲコエテ」を発表。

2003年、アルバム『RHYTHM BLACK』を引っさげて、全国ツアー『Live BOMB!LEVEL.3』を開催。11月11日、友人の紹介で知り合った会社員と入籍。初対面の際、男性は大黒のことを知らず、「アーティスト?画家ですか」と訊かれたと、大黒は語っている。

2004年武部聡志土屋公平真矢恩田快人らとコピーバンド“大黒摩季とフレンズ”を結成。1980年代の名曲をコピーしたアルバム『COPY BAND GENERATION VOL.1』を発表。シングル「ASAHI〜SHINE & GROOVE〜」がアテネ五輪ホッケー女子日本代表オフィシャルサポートソングに起用される。この曲は大黒が偶然見ていたテレビ番組に出演していたホッケー女子日本代表の選手が話していた女子ホッケーの現状を聞き、自分の下積み時代の姿と重なり何か出来ないかと思い作られたもの。出来上がった時には代表チームの合宿地へ訪問して聴いてもらったとのこと。

2005年、2年ぶりの新作『HAPPINESS』を発表し、7月15日より全国ツアー『Live BOMB!LEVEL.4』を開催。12月には初となる日本武道館単独ライブを行う。同31日、ナガシマスパーランド(三重県)にてカウントダウンライブを行なう。

2006年、初のバラードシングル「胡蝶の夢」がフジテレビ系昼ドラ『新・風のロンド』主題歌に起用される。3月にはバラードベストアルバム『weep』を発表する。5月15日、ワールドカップ選手発表に伴って、FWに選出された大黒将志巻誠一郎(二人合わせて大黒摩季(巻)だから)、友人の中田英寿にエールを送った。ちなみに「大黒巻」の共演は実現しなかった。10月20日より全国ツアー『Live BOMB!LEVEL.5 〜デビュー15周年前倒し企画・わりと津々浦々お客様大感謝TOUR “ダイブ見せますMaki Best”+ 〜』を開催。

2007年4月9日、北海道立校としては初の「中高一貫校」として誕生した登別明日(のぼりべつあけび)中等教育校の開校式にサプライズゲストとして登場。ノーギャラで作詞作曲を手がけた同校の校歌「明日(あけび)の空に」を生で披露した。

4月18日にシングル「コレデイイノ?!/恋の悪魔 -She's no Angel-」を発表。「コレデイイノ?!」は前出の『Live BOMB!LEVEL.5』ツアーで披露され、観客と共に踊れる振り付けが施されている。大黒曰く今時のイイ言葉はないかと考えて辿り着いたものが「コレデイイノ」と云う言葉であり、「これでいいの?」に「コレデイイノ!」と大黒流の背中を押すエールの言葉となっている。

5月24日、東京青年会議所と2016年東京オリンピックを望む学生の会が開催するイベント、「オリンピックを東京に2016!」にて、無料ライブを開催。オリンピックへの市民ムーブメントを盛り上げた。

5月25日、夕張市において2万本のサクラやモミジを植え、地域再生を図る「しあわせの桜ともみじ」プロジェクトがスタートし、同市内の石炭の歴史公園内で記念植樹会に参加。新曲「桜ごころ」を初披露した。10月、大黒摩季とフレンズを再結成し、青春ロックライブハウスツアーを開催。年末にはANAインターコンチネンタルホテル東京他で初のディナーショーを開催した。

同年5月27日に死去したZARD・坂井泉水の6月26日の音楽葬に参列した。その後記者陣に対して終始泣き崩れながら「心遣いが素敵な女性でした」とコメントした。

2008年1月30日にアルバム『POSITIVE SPIRAL』を発表。2月9日より全国ツアー『MAKI OHGURO Live Bomb! Level.6 15th Anniversary Final Tour 〜ありがとう! そして…POSITIVE SPIRAL〜』(全21公演)。5月17日、ツアーフィナーレのスペシャルライブをパシフィコ横浜で開催した。年末は2007年に引き続き、グランドプリンスホテル高輪他でディナーショーを開催した。

2009年2月4日に初のセルフカバーアルバム『LUXURY 22-24pm』とライブDVD『Maki Ohguro Live Bomb!!Level.6 15th Anniversary Super Final in パシフィコ横浜 〜My Music My Life〜』を同時発表。3月29日よりライブツアーを横浜BLITZ、Zepp Tokyo他全14公演開催する予定。

[編集] ビーイングスタッフ表記問題

大黒は全ての楽曲を「大黒摩季」として作詞しているが、ビーイング離脱後の2001年にビーイングが発売したベスト・アルバムBACK BEATs #2〜Maki Ohguro & Staff Works〜』で、作詞クレジットが「ビーイングスタッフ・大黒摩季」となっていた。同アルバムの裏ジャケットには作詞クレジットが表記されており、歌詞カードの中を見ずとも「ビーイングスタッフ・大黒摩季」の作詞クレジットが確認できるようになっていた。

それ以降、ビーイング離脱後で移籍先の東芝EMIから発売された曲は「大黒摩季」表記になっているが、ビーイングが出版する大黒摩季の関連CDの作詞には(東芝EMI移籍後にビーイング時代の曲を再録音した音源のものであっても)単体のまま「大黒摩季」と表記されないようになっている。『complete of 大黒摩季 at the BEING studio』では作詞・作曲のクレジットを一切表記しない方法を取った。

また、ビーイング離脱後にビーイングが発売したMANISH『complete of MANISH at the BEING studio』の作詞クレジットは「大黒摩季」のままであったが、ビーイングのオムニバスアルバム『IT'S TV SHOW!』ではMANISHの作詞も「ビーイングスタッフ・大黒摩季」に変更されている。

ただし、JASRACの音楽作品データベース検索サービスなどで収録曲やアルバムを検索しても、作詞・作曲に「ビーイングスタッフ」の表記は無い。

[編集] ディスコグラフィー

[編集] シングル

  1. STOP MOTION(1992年5月27日)
  2. DA・KA・RA(1992年9月23日)
  3. チョット(1993年2月10日)
  4. 別れましょう私から消えましょうあなたから(1993年4月28日)
  5. Harlem Night(1993年7月28日)
  6. あなただけ見つめてる(1993年12月10日)
  7. 白いGradation(1994年1月29日)
  8. 夏が来る(1994年4月23日)
  9. 永遠の夢に向かって(1994年10月5日)
  10. ら・ら・ら(1995年2月20日)
  11. いちばん近くにいてね(1995年5月3日)
  12. 愛してます(1995年11月6日)
  13. あぁ(1996年2月26日)
  14. 熱くなれ(1996年7月8日)
  15. アンバランス(1996年12月2日)
  16. ゲンキダシテ(1997年3月26日)
  17. (1997年5月28日)
  18. ネッ! 〜女、情熱〜(1998年2月25日)
  19. 太陽の国へ行こうよ すぐに〜空飛ぶ夢に乗って〜(1999年2月24日)
  20. 夢なら醒めてよ(1999年8月4日)
  21. 虹ヲコエテ(2001年8月8日)
  22. 雪が降るまえに(2001年10月31日)
  23. アイデンティティ(2002年5月29日)
  24. 勝手に決めないでよ(2003年3月12日)
  25. 夏が来る、そして…(2003年5月28日)
  26. いとしいひとへ〜Merry Christmas〜(2003年12月3日)
  27. ASAHI〜SHINE&GROOVE〜(2004年7月28日)
  28. OVER TOP(2005年4月27日)
  29. 胡蝶の夢(2006年2月8日)
  30. コレデイイノ?!/恋の悪魔 -She's no Angel-(2007年4月18日)

[編集] 企画シングル

  1. 憂鬱は眠らない(1993年11月26日)
  2. deep blue(2003年9月18日)
  3. 雨のち虹色(2008年6月4日)
  4. Our Home(2008年10月1日)
    • 配信限定シングル
    • 札幌テレビ創立50周年記念 "どさんこワイド180" 連続ミニドラマ『桃山おにぎり店』テーマソング

[編集] アルバム

[編集] オリジナル・アルバム

  1. STOP MOTION(1992年6月24日)
  2. DA・DA・DA(1993年4月28日)
  3. U.Be Love(1993年11月10日)
  4. 永遠の夢に向かって(1994年11月9日)
  5. LA.LA.LA(1995年7月19日)
  6. POWER OF DREAMS(1997年8月6日)
  7. MOTHER EARTH(1998年9月9日)
  8. O(2001年12月12日)
    「PROMISE "I DO"」は宇多田ヒカルがコーラス参加。
  9. PRESENTs(2002年12月11日)
  10. RHYTHM BLACK(2003年6月25日)
  11. COPY BAND GENERATION VOL.1(2004年3月17日)
    • 「大黒摩季とフレンズ」名義
  12. HAPPINESS(2005年6月22日)
  13. weep〜maki ohguro The Best Ballads Collection〜(2006年3月15日)
  14. POSITIVE SPIRAL(2008年1月30日)
    初回限定盤: 12曲収録 + 特典DVD付き(新曲3曲CLIP + 特典映像収録)
    通常盤: 12曲収録

[編集] ベスト・アルバム

  1. BACK BEATs #1(1995年12月11日)
  2. MAKI OHGURO BEST OF BEST〜All Singles Collection〜(1999年12月31日)
  3. BEST LUXURY 22-24pm(2009年2月4日)
    初回限定盤: CD2枚組 セルフカバー10曲 + 洋楽カバー7曲収録
    通常盤: セルフカバー10曲収録

[編集] 非公認アルバム

  1. BACK BEATs #2〜Maki Ohguro&Staff Works〜(2001年10月31日)
  2. complete of 大黒摩季 at the BEING studio(2003年7月25日)
  3. BEST OF BEST 1000(2007年12月12日)
  4. BEST HITS(2008年2月27日)

[編集] 参加作品

  1. ROYAL STRAIGHT SOUL(1991年1月10日)
  2. HOTEL WOMAN Original Soundtrack(1991年11月21日)
  3. SING!!〜SEGA GAME MUSIC presented by B.B.Queens(1992年8月12日)
  4. ROYAL STRAIGHT SOULⅡ(1993年11月21日)
  5. ROYAL STRAIGHT SOULⅢ Vol.2(1993年11月21日)
  6. 愛と疑惑のサスペンス エンディングテーマ曲集(1994年3月26日)
  7. J-BLUES BATTLE Vol.2(1998年8月8日)
  8. Returns!/m.c.A・T(2004年2月9日)
  9. BEACH BOYS -BEST OF TRIBUTE(2004年8月4日)
  10. 甲斐バンド&甲斐よしひろ グレイト・トリビュート・コレクション~グッド・フェローズ (2004年8月25日)
  11. Words of 雪之丞(2006年2月27日)
  12. WANNA BE THE PIANO MAN(2006年11月22日)
  13. Tribute to Eric Clapton(2007年1月24日)
  14. MUSIC FLOWER/土屋公平 featuring 伴都美子・大黒摩季・中島美嘉・浦嶋りんこ・島津ナディア・勝手にしやがれ+DJ HASEBE(2008月年0月15日)

[編集] DVD

  1. 大黒摩季 LIVE BEATs(2000年8月1日)
  2. LIVE NATURE # 0 〜Nice to meet you〜[完全収録版](2001年6月27日)
  3. LIVE NATURE # 2 〜BEST BEATs〜(2001年7月30日)
  4. LIVE NATURE # 3 SPECIAL 〜Rain or Shine〜(2001年10月31日)
  5. COPY BAND GENERATION LIVE VOL.1(2004年9月29日)
    • 「大黒摩季とフレンズ」名義
  6. MAKI OHGURO Live Bomb!! "Lev V" 15th Anniversary Get the "Rock & Peace" Maki's Love With You(2007年)
    • ファンクラブ限定販売
  7. Maki Ohguro Live Bomb!! Level.6 15th Anniversary Super Final in パシフィコ横浜 〜My Music My Life〜(2009年2月4日)

[編集] 著書

  1. TWO HALF(1995年12月12日)
  2. ありがとうなんて絶対言わない(1999年7月23日)

[編集] 提供曲

[編集] 作詞

  • MANISH 「ロマン作戦Go!and Go!」「素顔のままkissしよう」「君へのメロディー」「君が欲しい 全部欲しい」「眠らない街に流されて」
  • Wink咲き誇れ愛しさよ
  • 相川七瀬 「Shock of Love」

[編集] 作曲

[編集] 作詞・作曲

  • SILK 「STOP MOTION〜永遠に〜」
    • デビュー曲として後にセルフカヴァー
  • 北海道登別明日中等教育学校校歌「明日(あけび)の空に」
    • 2007年4月9日開校日・入学式で本人歌唱し発表

[編集] 主なコーラス参加作品

デビュー前、またその以降に関わらず、多くのミュージシャンの楽曲にコーラスとして参加しており、本項目において正確に全てを掲載することは不可能であるため、シングル曲など主要な作品に限定して掲載する。詳細なデータはファンサイト等を参照されたい。

[編集] テレビ出演

など

[編集] ラジオ番組

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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