地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還
ミートローフスタジオ・アルバム
リリース 1993年9月
録音 ロサンゼルス オーシャン・ウェイ・レコーディング
ニューヨーク ザ・パワー・ステーション
ジャンル ハードロック、アリーナ・ロック、ロック・オペラ
時間 75分44秒
レーベル MCAレコードアメリカ合衆国の旗カナダの旗
ヴァージン・レコード
プロデュース ジム・スタインマン、ロイ・ビタン、スティーヴン・リンコフ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ[1]、イギリス[2]、オーストラリア[3]、オーストリア[4]、オランダ[5]、カナダ[6]、スイス[7]、スウェーデン[8]、ドイツ[9]、ニュージーランド[10]
  • 2位(ノルウェー[11]
  • 89位(日本[12]
ミートローフ 年表
Live at Wembley
(1987年)
地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還
(1993年)
ウェルカム・トゥ・ザ・ネイバーフッド〜地獄からの脱出
(1995年)
テンプレートを表示

地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還』(原題:Bat Out of Hell II: Back into Hell)は、アメリカ合衆国ロック歌手ミートローフ1993年に発表したスタジオ・アルバム。7年振りのスタジオ・アルバムで、1977年に発表されたアルバム『地獄のロック・ライダー』の続編に当たる作品。アメリカやヨーロッパ等で大ヒットを記録しており、『ビルボード』1999年12月25日号によれば、1990年代のアメリカで87番目の売り上げを記録したアルバムである[13]

背景[編集]

ミートローフのアルバム『デッド・リンガー』(1981年)がリリースされた後、ミートローフに多くの楽曲を提供していたジム・スタインマンは、ミートローフ及び当時の所属レーベルのエピック・レコードに対して訴訟を起こし[14]、両者の間に不和が生じた。しかし、ミートローフとスタインマンは、本作で再び共同作業を行った[14]

スタインマンは、本作では全曲の作詞・作曲に加えてプロデューサーも務め、ロイ・ビタンとスティーヴン・リンコフが共同プロデューサーとしてクレジットされた[15]。1977年のアルバム『地獄のロック・ライダー』をプロデュースしたトッド・ラングレンは、今回はボーカル・アレンジやバッキング・ボーカルで参加した。

北米ではMCAレコード、ヨーロッパではヴァージン・レコードからリリースされ、日本では当時ヴァージンの日本盤発売元となっていた東芝EMIから発売された。

反響・評価[編集]

アメリカではBillboard 200で自身初の1位獲得を果たし[1]、1993年12月にはRIAAによってトリプル・プラチナに認定され、1995年4月には5×プラチナに達している[16]。本作からのシングルは3曲が全米トップ40ヒットとなり、「愛にすべてを捧ぐ」はBillboard Hot 100で1位、「ロックンロール・ドリームス」は13位、「バック・ミラーに映るオブジェクト達」は38位に達した[1]。また、ミートローフは「愛にすべてを捧ぐ」でグラミー賞最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、自身初のグラミー受賞を果たした[1]

全英アルバムチャートでは『デッド・リンガー』(1981年)以来の1位獲得を果たし[2]、1993年9月から12月にかけて、途中でニルヴァーナペット・ショップ・ボーイズテイク・ザットフィル・コリンズに1位を奪われながらも合計11週にわたり1位を記録した[17]

音楽評論家のStephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて「アレンジから曲の長さに至るまで、このアルバムはすべてにおいて大げさ」としながらも「それがまさにこのアルバムのポイント」と評し、更に「オリジナルの継承者にふさわしい」と評している[18]

収録曲[編集]

全曲ともジム・スタインマン作。

  1. 愛にすべてを捧ぐ "I'd Do Anything for Love (But I Won't Do That)" – 11:59
  2. ひどい人生だ、金返せ! "Life Is a Lemon and I Want My Money Back" – 7:58
  3. ロックンロール・ドリームス "Rock and Roll Dreams Come Through" – 5:49
  4. もう誰にも止められない "It Just Won't Quit" – 7:19
  5. 焼け焦げたフライパンの中から(そして炎の中へ) "Out of the Frying Pan (And into the Fire)" – 7:21
  6. バック・ミラーに映るオブジェクト達 "Objects in the Rear View Mirror May Appear Closer Than They Are" – 10:15
  7. 無為の輩 "Wasted Youth" – 2:41
  8. 何よりも高らかに "Everything Louder Than Everything Else" – 7:59
  9. お嬢ちゃんは天国に(不良少女はどこへだって行ける) "Good Girls Go to Heaven (Bad Girls Go Everywhere)" – 6:53
  10. 地獄への帰還 "Back into Hell" – 2:45
  11. さまよえる少年達と輝ける少女達 "Lost Boys and Golden Girls" – 4:28

参加ミュージシャン[編集]

  • ミートローフ - ボーカル、バッキング・ボーカル、アレンジ
  • ジム・スタインマン - バッキング・ボーカル(#2)、ボイス(#7)、アレンジ
  • トッド・ラングレン - バッキング・ボーカル(#1, #2, #3, #4, #5, #6, #8, #9)、ボーカル・アレンジ
  • エディ・マルチネス - ギター(#1, #2,#6, #8, #9)
  • ティム・ピアース - ギター(#1, #2, #3, #4, #5)
  • パット・スロール - ギター(#4, #5)
  • ロイ・ビタン - ピアノ(#1, #3, #4, #5)、キーボード( #2, #3, #4, #5)
  • ビル・ペイン - ピアノ(#6, #8, #11)
  • ジェフ・ボヴァ - シンセサイザー(#1, #3, #4, #5, #6, #8, #9, #11)、オルガン(#8)、すべての楽器(#10)、プログラミング
  • スティーヴ・バスロウ - ベース( #1, #2, #3, #4, #5, #6, #8)
  • ケニー・アロノフ - ドラムス(#1, #2, #3, #4, #5)
  • リック・マロッタ - ドラムス(#6, #8)
  • ジミー・ブラロウワー - ドラムス(#9)
  • ブライアン・ミーガー - バグパイプ(#8)、ドラムス(#8)
  • ブライアン・ミーガー・ジュニア - バグパイプ(#8)、ドラムス(#8)
  • ジャスティン・ミーガー - バグパイプ(#8)、ドラムス(#8)
  • レニー・ピケット - サクソフォーン(#3, #9)
  • ミセス・ラウド(ロレイン・クロスビー) - リード・ボーカル(#1)、バッキング・ボーカル(#8)
  • カジム・サルトン - バッキング・ボーカル(#1, #2, #3, #4, #5, #6, #8, #9, #11)
  • ロリー・ドッド - バッキング・ボーカル(#1, #2, #3, #4, #5, #6, #9, #11)
  • エイミー・ゴフ - バッキング・ボーカル(#2, #9)
  • エレイン・ゴフ - バッキング・ボーカル(#2, #9)
  • ガナー・ネルソン - バッキング・ボーカル(#2)
  • マシュー・ネルソン - バッキング・ボーカル(#2)
  • ブレット・カレン - バッキング・ボーカル(#2)
  • シンシア・ギーリー - バッキング・ボーカル(#2)
  • ミシェル・リトル - バッキング・ボーカル(#2)
  • ロバート・コロン - バッキング・ボーカル(#2)
  • マックス・ハスケット - バッキング・ボーカル(#6, #8)
  • カーティス・キング - バッキング・ボーカル(#9)
  • エリック・トロイヤー - バッキング・ボーカル(#11)
  • エレン・フォーリー - アディショナル・ボーカル(#6)

脚注[編集]