イソップ寓話

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1867年に刊行された英訳本

イソップ寓話(イソップぐうわ、古希: Αισώπου Μύθοι )は、アイソーポス(イソップ)が作ったとされる、動物寓話を中心とする寓話集。日本ではイソップ物語イソップ童話と呼ばれることが多い。

目次

[編集] 概要

ヘロドトスの『歴史』によると、紀元前6世紀奴隷のアイソーポスが作った、とされているが、すべてがアイソーポスの創作ではなく、それ以前から伝えられていた寓話、後世に創作された寓話、アイソーポスの出身地(小アジアのどこかといわれる)の民話を基にしたものも多数含まれていると見られる。

ギリシア語の原典は失われており、現存するのは古代及び中世バブリウスファエドルスアヴィアヌスル・ピュイのアデマールなどによってまとめられたラテン語のものである。ほぼ全体がキリスト教的な価値観で書かれていることは注意する必要がある。

英語のテクストで最初に出版されたのは、ウィリアム・カクストンによる1484年中英語のもので、その後1692年ロジャー・レストランジェがより現代英語に近い近代英語で改版した。ほぼ同じ頃、ジャン・ド・ラ・フォンテーヌフランス語に翻案し、これが非常に有名である。

日本では、1593年文禄2年)に『イソポのハブラス(ESOPO NO FABVLAS)』として紹介されたのが始まりで、これはイエズス会宣教師ラテン語から翻訳したものと考えられており、天草にあったコレジオ(イエズス会の学校)で印刷されたローマ字のものである。その後江戸時代初期から『伊曾保物語』として各種出版され、普及し、その過程で「兎と亀」などのように日本の昔話へと変化するものもあらわれた。内容は現在のイソップ寓話集と異なる話も収録されており、さらに宣教師向けの『イソポのハブラス(ESOPO NO FABVLAS)』と、読み物としての『伊曾保物語』の間にも相違が見られる(16世紀末の日本における宣教師の出版についてはキリシタン版を参照)。

明治になってから英語からの翻訳が進み、幕臣出身の学者で沼津兵学校校長だった渡部温の『通俗伊蘇普物語』(現在、東洋文庫にて入手可能[1])がベストセラーとなり、修身教科書にも取り入れられた事から、広く親しまれるようになった。

[編集] 有名なイソップ寓話

「アリとキリギリス」。Milo Winterのイラストレーション(1919)

[編集] 関連作品

[編集] 脚注

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  1. ^ イソップ 『通俗伊蘇普物語』 渡部温訳、平凡社〈東洋文庫693〉、2001年9月。ISBN 4-582-80693-7

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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