嘘をつく子供
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『嘘をつく子供』(うそをつくこども)は、イソップ寓話のひとつ。『狼と羊飼い』または『オオカミ少年』というタイトルの場合もある。 日本においては、この話を由来として、「嘘を繰り返す人物」をオオカミ少年と呼ぶことがある。
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あらすじ[編集]
羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が出た!」と嘘をついて騒ぎを起こす。大人たちは騙されて武器を持って来るが、徒労に終わる。少年が繰り返し嘘をついたので、本当に狼が現れた時は大人たちは信用せず、誰も救援に行かなかった。そのため、村の羊は全て狼に食べられてしまう。
原典のギリシャ語は失われている。ラテン語の文献では、狼が食べたのは「羊」となっており、ギリシャ語を含めて多くは狼が食べたのは「(羊の)群れ」もしくは「羊」となっている[1]。
日本においてこの訓話が、ポルトガルの宣教師に紹介されて翻訳されているが、狼が食べたものは「羊飼いの少年」となっている。アメリカの児童書では「少年」あるいは「羊」となっている。
教訓[編集]
人は嘘をつき続けると、たまに真実を言っても信じて貰えなくなる。常日頃から正直に生活することで、必要な時に他人から信頼と助けを得ることが出来る。嘘をつく意図はなくても、結果的に誤ったものとなる場合も同様に扱われることがある。
類似事件およびフィクション[編集]
- 周の幽王
- 全く笑わない女性・褒姒を寵愛していたが、ある時手違いで敵襲を知らせる狼煙が上がってしまい、空振りを食わされた諸侯の様子を見て寵姫が笑ったので度々嘘の狼煙を上げた。実際に敵襲があった時に誰も狼煙を信じる者がなく、寵姫ともども殺されてしまった(中国史の故事)。
- 嘘をつく大人(プロ野球)
- 達川光男が現役時代(バッター)の時のエピソード。詳しくは達川光男#デッドボールを参照。
- 死球を受けたが、そのボールが逸れた隙に三塁走者がホームインした。そのため、「ボールは当たっていない」と抗議したが、覆らなかった(達川は、身体をかすってもいないボールを「デッドボールだ」と言い張ることが多かったため)。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
- 『ウルトラセブン』
- 第45話(「円盤が来た」)。この話を知る宇宙人であるペロリンガ星人が、アマチュア観測者のフクシン青年を利用して上記のいたずら電話の要領でウルトラ警備隊を撹乱しようとする。
- 『ウルトラマンA』
- 第35話(「ゾフィからの贈り物」)。おねしょをして馬鹿にされた浅倉雪夫少年がTACに超獣出現の嘘の通報をしてしまう。駆けつけた北斗に叱咤された雪夫は思わず失禁してしまうが、友人である梅津ダンに取り成されて雪夫は北斗にもう嘘をつかないと約束する。その日の夜、雪夫は超獣の夢を見ながらおねしょをして超獣ドリームギラスを生み出してしまう。翌日、雪夫が夢に出てきた湖を見つけた時、雪夫の家の庭に干してある布団のおねしょのシミから超獣が実像化しながらテレポートして湖に現れ、2機の飛行機を撃墜した。その様子を見ていた雪夫はTACに通報するが、その直後に超獣は湖に潜って再びテレポートして布団のおねしょのシミの姿に戻りTACを撹乱する。
- 『鉄腕アトム』
- 「うそつきロボット」(アニメ化は第2作22話)。人々に大嵐が来ると吹聴して大騒ぎを起こす少年ロボットがいた。警察にも自分の名前を偽名で応えるなど小馬鹿にした態度をとる。しかしこのロボットは任務の都合上、本当のことが言えないようプログラムされていた。
- 『ONE PIECE』
- 主要登場人物の一人、ウソップ。詳細はリンク先を参照。
- 『ドラえもん』
- 「ニセ宇宙人」(てんとう虫コミックス第10巻収録)。ジャイアンとスネ夫はのび太に飛来した円盤の写真を見せ、宇宙人と話をしたと言った。しかしそれはのび太を騙すために、ジャイアンたちが自ら模型の円盤を飛ばし写真にしたものに過ぎなかった。それに激怒したドラえもんとのび太は、ジャイアンたちを騙し返すために「組み立て円盤セット」と「ラジコン宇宙人」を出す。それを本物の円盤や宇宙人と思い込んだジャイアンたちは、首相に会わせてほしいという宇宙人の要求で、首相に来てほしいと本人にお願いしたが拒否された。困り果てたジャイアンたちは逃げようとするが、またその宇宙人に捕まってしまい、明日まで待ってほしいと言って号泣した。翌日ジャイアンたちは円盤のことで担任の先生に相談するが、ひどく怒られ、全く信じてもらえなかった。
- 「ハロー宇宙人」(同、13巻収録)。ジャイアンとスネ夫は円番というUFOマニアを騙して、適当な目撃談をでっち上げてお礼におやつを貰っていた。その話をのび太から聞いたドラえもんは、本物の宇宙人を作ろうと言いだし、「進化放射線源」で火星のコケを一気に進化させ、コケを動物化させて火星人をつくり出した。しかし、地球に来訪した火星人は、のび太をいじめるジャイアンとスネ夫や、特撮戦隊番組の戦闘シーンに夢中になるのび太やドラえもんの姿を見て、地球人は狂暴だと震え上がった。さらに、たまたま火星人の宇宙船を見付けた円番は、本物のUFOにもかかわらず、ミニチュアサイズであったため玩具と勘違いして蹴飛ばし、ジャイアンとスネ夫に騙されたと思い込んだ。いよいよ震え上がった火星人達は火星を捨て、太陽系外に逃亡してしまった。てっきり火星人が来てくれるものとばかり思っていたのび太とドラえもんは、それを見て計画の失敗を知った(自分たちが原因であることは知らない)。円番の蹴飛ばしたUFOはジャイアンとスネ夫が写真にとり、今度こそ本物と円番の元に持ち込んだがもう相手にされなかった。
- 『ルパン三世』
- 「脱獄」(原作第2話)・「脱獄のチャンスは一度」(TV第1シリーズ第4話)。収監されたルパンがこの話を逆手にとって「ルパンが脱獄した」「自分はルパンに替え玉にされた看守だ」と言い続け、本当に脱獄する際替え玉にした看守の言葉が信用されなくなるように仕向けた。
- 『小さな目撃者』
- 1970年のイギリス映画。日頃から空想癖で皆を困らせている少年がある日、某国大統領の暗殺事件に遭遇、その犯人を目撃するが、誰からも信じてもらえない。
脚注[編集]
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