ねずみの恩がえし

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ねずみの恩がえし

ねずみの恩がえし」(ねずみのおんがえし)は、イソップ寓話の一つ。ペリー・インデックス150番。

あらすじ[編集]

ライオンに捕まったが、命乞いをして見逃してもらう。鼠は恩返しを約束したが、ライオンは(助けた理由が気まぐれだったこともあり)鼠を侮って恩返しのことを忘れてしまう。後日、ライオンが網にかかったときに鼠が現れ、網を噛み破いてライオンを助け、ライオンは鼠に感心する。

教訓[編集]

  • たとえ小さなことでも、他人に施した恩は自分の身に帰ってくるもの(別のイソップ寓話である「ありとはと」にも同様の教訓がある)。
  • 強者が弱者の助けを必要とする状況も起こり得る。

関連作品[編集]

『未来いそっぷ』
SF作家星新一の短編集。この寓話を皮肉にアレンジした短編が収録されている。

関連項目[編集]