バラエティー生活笑百科
| バラエティー生活笑百科 | |
|---|---|
| ジャンル | 法律・教養・バラエティ番組 |
| 放送時間 | 土曜日12:15 - 12:38(23分) |
| 放送期間 | 1985年4月6日 - 現在 |
| 放送国 | |
| 制作局 | NHK大阪放送局 |
| 出演者 | 笑福亭仁鶴 上沼恵美子 辻本茂雄 桂吉弥 他 |
『バラエティー生活笑百科』(バラエティーせいかつしょうひゃっか)は、NHK大阪放送局制作・NHK総合テレビジョンで放送されている法律をテーマにした教養バラエティ番組。
『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)をはじめとする、法律問題を扱った番組の先駆けである。
目次 |
[編集] 概要
1985年4月6日放送開始。当初は関西ローカルで約1年間、不定期に放送され、その後土曜昼帯の全国ネットに昇格した(平成元年に出版された番組単行本では前年の昭和59年(1984年)より放送開始となっており、番組開始時期は番組HPと異なった解釈をしている)。収録は原則として隔週月曜日に収録・2本撮りで大阪局のスタジオまたはNHK大阪ホールで行われている。かつては、年に数回地方のホールでの公開録画も行なわれていた。
元々、この時間帯は昭和40年代より大阪局制作の演芸番組が放送された伝統の時間枠である。なお、番組のVTR送出は字幕放送を行う関係から東京・渋谷の放送センターからの送出となっている。そのためかアナログ放送での時刻出しも大阪局のフォントではなく東京の放送センターで全国送出されるフォントを使用。デジタル放送は各放送局別(北海道地方はすべて札幌局)での表示となっている。また大阪局制作でなおかつ全国放送番組であるため、NHKオンデマンドでも見逃し番組サービスとしてサービス開始当初から配信されている。
内容は、法律相談所という設定のセットでコント仕立てで法律相談に答えるというもので、まず漫才師などが「相談者」として登場し、法律相談をアレンジした漫才を演じる。これに対して「レギュラー相談員」2名がそれぞれ異なった回答を行う[1]。これに、ゲストがレギュラー相談員2名のどちらの意見が正しいと思うかをそれぞれを模したフィギュアを出して理由を述べる[2]。その後、本職の弁護士である「顧問」が法律や判例に沿った回答とその解説を行う。稀に判例のない相談があり、この場合は顧問が予想される意見を述べる形になる。なお、相談者は毎回2組登場し、「相談」と「回答」も原則2回ずつ行われる(このフォーマットは2006年4月1日放送分から。弁護士の解説の要点のテロップも同日放送分から使用開始となった)。
現在はゲスト相談員は室長の隣にいて、目立つフォーマットになっているが、2006年3月25日放送分までは、ゲストはレギュラー相談員とともに3人並びに配置(上沼恵美子の右の位置)、回答卓もレギュラー相談員と同じものを使用。ゲスト相談員の回答の仕方も、2人のレギュラー相談員の後に独自の意見を述べていた。
2010年4月10日放送分より地上アナログ放送とNHKワールド・プレミアムでは16:9レターボックス映像に移行した。またこの回から室長・相談員(ゲスト含む)・顧問の席に置かれていたネームプレートが廃止され、出演者の紹介をテロップで行う様になった。さらに同年4月3日放送分までは、漫才に入る前に室長の仁鶴が「まず最初の相談は」(1回目)「続いての相談は」(2回目)と言って漫才の題目・出演者を紹介していたが、この回からは前述の仁鶴の台詞の後、観客席の後方にいるアシスタントが題目と出演者のイラストが描かれたボードを持ちながら紹介する形式に変わっている[3]。
[編集] みんなのお悩み解決コーナー
2008年4月より、原則として毎月最終週に放送。このコーナーが放送されるときは、通常の相談は1回のみとなる。以前、番組開始当初に行っていたことがある(後述)視聴者からの投稿(ホームページ・FAX)により構成されるコーナーである(現在は行なわれていない)。
2件の別途収録された漫才を流した後に、通常の相談とは違って顧問が直接解説を行い、その後に相談員が顧問に対して疑問点を質問する構成となっている。
[編集] 放送時間
- 毎週土曜12:15 - 12:38(前番組のニュースやMLB中継が延長した場合、放送時間変更(延長が7分までの場合)または中止になる場合あり。NHKワールド・プレミアムも同時刻で放送)
※NHKワールド・プレミアムでは同じ時間帯に放送されている他曜日の番組(「生中継ふるさと一番」(2011年度からは「ひるブラ」)、「金曜バラエティー」、「NHKのど自慢」)ではノンスクランブル放送を行っているものの、本番組ではこれまでノンスクランブル放送の対象外となっていたが、2011年4月16日放送分からは本番組もノンスクランブルで視聴可能となった。これにより、NHKワールド・プレミアムのJST12時台は元からノンスクランブル放送の対象外である「連続テレビ小説」、スポーツ中継、その他一部の特集番組を除いて毎日「正午のニュース」と合わせたノンスクランブル放送の編成が組まれることになる。
- 毎週火曜11:05 - 11:28(総合テレビ再放送、関東・東北地方および新潟県を除くローカル番組未放送地域への東京からの裏送り。但し、祝日および国会中継があるときは休止。)
- 毎週水曜2:10 - 2:33(NHKワールド・プレミアム再放送、『大相撲・幕内の全取組』の放送がある期間は休止。2011年3月で再放送が打ち切り。)
- 毎週水曜15:35 - 15:58(NHK衛星第2テレビジョン。2011年3月で打ち切り。)
- 2011年1月1日(土曜日・元日)は、以前行っていた「スタジオパークからおめでとう(午後の部)」がこの年放送されなかったため、当番組は休止とはせず13時までの新春スペシャルとして拡大生放送された。2012年の同日も日曜日であるが、同様に12:18-13:51に新春スペシャルとして放送される。[4]なお、レギュラー放送ではノンスクランブル放送を行っているNHKワールド・プレミアムではこの新春スペシャルのみノンスクランブル放送の対象外(通常のスクランブル配信)となった。
[編集] 出演者
[編集] 相談室長
[編集] 相談員
- 上沼恵美子「人生バラ色おしゃべり七色」(以前は「浪速のヤング主婦代表」)- この番組でつくった「大阪城も淡路島も私のもの」という大金持ちキャラで全国的に有名になり、紅白歌合戦の司会を任されることになった。
- 辻本茂雄「ツッコミ鋭く顔も鋭い」(2008年4月より2週おき)
- 若井みどり(上沼が不在のときに登場。肩書きは特別相談員) 「名前もわかい(=若井)気もわかい(=若い)」
- 桂吉弥「落語はしっかり家ではうっかり」 (2週おき、2008年4月19日 - )
過去のレギュラー相談員・その他の特別相談員は以下の通りである。
- 桂ざこば(旧・桂朝丸)「自称・浪花のお父さん(いつも元気なお父さん)」
- 月亭八方(現在は裏番組『せやねん!』〔MBS〕に出演)
- 桂南光(旧・桂べかこ)「自称・正義と真実の人」「自称・浪花の若大将」
- キダ・タロー「浪花のモーツァルト」
- 赤井英和「頼れる浪花の熱血漢」
- 宮川花子
- 大東めぐみ
- 遥洋子「野球は阪神、私は独身」
- 堀ちえみ
- 今いくよ2009年12月26日、2010年1月9日に特別相談員として出演。「友情も厚いが化粧も厚い」
- ほか
[編集] 顧問
[編集] 現在
毎週交代で1人が出演するが、全員大阪弁護士会に登録している。
[編集] 過去
- 野間督司(近畿合同法律事務所パートナー弁護士、1985年4月6日から2010年10月2日まで)
- 三瀬顕(個人開業、1985年4月13日から2010年10月9日まで)
- 近藤正昭(個人開業、元判事補、1985年4月6日から2010年11月6日まで)
- なお、過去にあった年末特番では、三瀬、野間、近藤の三人が同時出演したこともある。
- また、地上デジタル放送完全移行1年前となる2010年7月24日に放送された特別編『地デジ笑百科』[6] では、いつもの顧問ではなく、特別顧問として渡部晃(わたなべ あきら)弁護士が登場した。
- そして長年レギュラー放送では三瀬、野間、近藤が登場していたが、野間は2010年10月2日放送分で、三瀬は10月9日放送分で、近藤は11月6日放送分で降板した。
- 2006年4月29日放送分で3人に加えて小島が、さらに2010年8月14日放送分で林が、8月28日放送分で澤が、9月4日放送分で伊藤が初登場している。
日本テレビの『行列のできる法律相談所』と異なる点は、以下のとおりである。
- 上記のメンバー構成(男性3人と女性1人)が似てはいるが、『行列』が全員参加で結論を確率で表すのに対し、『笑百科』は1人だけが出演し、一つの結論を出す。
- ただし、「裁判をやるとこうなる確率が高い」という注釈をつけることが年々増えている(判例となっている事件以外に、一審・二審で結審している裁判例事件を取り上げていることが増えているため)。
- 『行列』はバラエティー色が強いのに対し、『笑百科』は依頼人と相談員にこそ関西の芸人を使うが、顧問弁護士は最終結論に関しては“本業”と同じ姿勢で臨む。
[編集] アシスタント
- 平野あゆみ(2007年4月 - )
[編集] 過去のアシスタント
[編集] 前説
[編集] 過去の前説
[編集] 相談者として出演する芸人
視聴者からの相談コーナーが設けられた場合は漫才での相談は1回になる。吉本興業・松竹芸能所属者が多い。
[編集] 主に1回目の相談で登場
☆つきは2回目の相談でも出演実績がある。
- 今いくよ・くるよ
- 酒井くにお・とおる☆
- 大木こだま・ひびき☆
- 海原はるか・かなた
- 横山ホットブラザース☆
- アメリカザリガニ
- ランディーズ
- Wヤング
- おかけんた・ゆうた
- シンデレラエキスプレス
- 麒麟(M-1グランプリ経験者)
- 暁照夫・光夫
- ティーアップ
- まるむし商店
- シンクタンク
- $10
- 浮世亭三吾・美ユル
- 昭和のいる・こいる
- ザ・ぼんち
- 海原やすよ・ともこ
- 横山たかし・ひろし☆
[編集] 主に2回目の相談で登場
「みんなのお悩み相談コーナー」放送時は1回目に繰り上がる
- 宮川大助・花子 - 近年は阪神・巨人と2週交代での出演が多い。
- オール阪神・巨人 - 近年は大助・花子と2週交代での出演が多い。
- 中田カウス・ボタン - 中田カウスの暴力団交際問題報道を受けて、当面出演分の放送を見合わせている。
[編集] かつて出演していた漫才師
- レツゴー三匹
- 若井小づえ・みどり(1991年解散。小づえは逝去。みどりはその後も、上沼恵美子の代役で特別相談員として不定期出演)
- 里見まさと・亀山房代(後亀山は逝去)
- トミーズ (2001年3月17日から3月31日にかけて3週連続で健が相談員として出演したのを最後にメンバーの出演は途切れている。現在裏番組『せやねん!』〔MBS毎日放送、関西ローカル〕に出演中。コンビとして最後の出演は2000年12月2日である)
- 青芝フック・キック (1996年頃解散)
- 非常階段 (1996年解散)
- 夢路いとし・喜味こいし(2003年のいとし逝去後はこいしがゲスト相談員で何度か出演していたが、こいしも2011年に逝去。)
- ちゃらんぽらん(2008年解散)
- ビッキーズ(解散)
- はな寛太・いま寛大(はな寛太は逝去)
- コメディNo.1(一連の週刊誌報道の煽りを受けて2009年9月解散)
- 正司敏江・玲児(玲児の逝去後に敏江がゲスト相談員として出演している。)
[編集] スタッフ
- 作/構成 中田明成、大池晶、片山良文、湯川真理子ほか
- 演出 竹内大輔ほか
- 制作統括 岡澤正樹
- 製作・著作 NHK大阪放送局
[編集] 過去のスタッフ
- 制作統括 安達勝
[編集] 番組テーマ曲
現在のテーマ曲はキダ・タローの作編曲による。現在流れているテーマ曲は3代目となっている。この曲が使われはじめた初期は、(オープニングに歌われている)歌詞がなくインストゥルメンタルのみであった。2006年4月からエンディングテーマが若干短縮されて、2007年4月からタイトルバックが16:9画面に対応したものにリニューアルしたのと同時にオープニングは3代目の曲のベースに、キーの半音高いヴァージョンになり翌月からはエンディングも同様に変化している。
以前は宮川泰が担当していた(番組開始初期の宮川泰作曲の同番組テーマ音楽はCD「懐かしのNHKテレビ主題曲集」に収録されている)。
[編集] その他
- オープニング
- 定番フレーズ「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせぇ」は仁鶴就任以来オープニングで必ず使用されているが、その直前のセリフは「暮らしの中の相談事おまへんか」から「世の中 いろんなトラブル続き」に途中から変更されている(「暮らしの中の相談事とは何か?」のパートもあった)。
- フレーズ
- フォーマット変更前のゲスト相談員のあいさつでの仁鶴の質問は「法律の方はいかがですか」というのが通例(近況を伺うケースもある)。しかし、プロの弁護士のケント・ギルバートや離婚訴訟の最中だった沢田亜矢子のときはこの質問はされず、別の質問がされていた。関口知宏登場時の質問は「(列島縦断 鉄道乗りつくしの旅~JR20000km全線走破~で)日曜日は家に帰れないのか」というものだった。
- 出演者
- 上沼相談員または辻本相談員が回答時にはお互いにボケたりツッコんだりするのがお約束となっている。フォーマット変更前は、レギュラー相談員2名が同じ意見だったことも、ごくまれにだがある。その場合、ゲスト相談員が違う答えを出す。
- 2006年8月19日放送分では「男女間トラブル」特集で弁護士を2名に増強して野間と小島が登場、男女双方の立場から意見を述べてもらう体制をとった。
- 中田カウスに関する暴力団との交際を巡る一連の週刊誌報道を受けて、カウス・ボタンが出演する2007年4月28日と5月5日放送予定分の放送が事実上「お蔵入り」となった。
- 2008年10月4日に放送された『お悩み解決コーナー』の前半部『今日から探偵』ではまえだまえだが相談者の役を演じた。こどもが相談者の役を演じたのはこの日が初めてである。
- 近年は、連続テレビ小説のNHK大阪放送局制作の作品がスタートする前々日の放送で、その作品のヒロインを演じる女優がゲスト相談員として出演する事が恒例となっている。
- 視聴者の反応
- 番組開始当初は最後に宛先住所のテロップを出し、一般視聴者からの「相談」を募集していた。番組中での相談ネタにするためのアイデア募集の意味合いだったのだが、実際に法律相談を受け付けていると誤解した視聴者からの深刻な相談が殺到した経緯がある。一部の視聴者は直接仁鶴に宛てて投函したため、一時は仁鶴の自宅に法律相談を記した手紙が大量に配達された[7]。
- パロディー
- 「はねるのトびら」でこの番組のパロディーコントを放送したことがある。
[編集] 脚注
- ^ 室長の仁鶴から意見を伺うとき、上沼恵美子に対しては普通に伺うが、辻本茂雄、桂吉弥、若井みどりに対しては何かオチをつけてから伺うことがほとんどである。
- ^ このとき、室長の仁鶴は「ゲストの○○さんはどちらの意見に賛同されますか?」と伺う。
- ^ この変更により、従来は終始無言だったアシスタントの声が聞けるようになった。デジタル完全移行の1年前にあたる2010年7月24日に放送された特別編『地デジ笑百科』では、民放連統一キャラクターの「地デジカ」に題目と出演者のイラストが描かれたボードを持ち、アシスタントが紹介するという形での放送となった。
- ^ 当初は12:15開始予定だったが、正午のニュースの延長により3分遅れで開始した
- ^ スタジオパークからこんにちは、2009年10月6日。
- ^ その後、2010年12月5日にはミニ番組として10分に再編集したものが放送された。
- ^ 「NHK『生活笑百科』が25年目――法律相談笑い交え解決」『讀賣新聞』夕刊、47827号、読売新聞東京本社、2009年4月21日、13面。
[編集] 外部リンク
- バラエティー生活笑百科(NHK大阪放送局)