トット

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トット
メンバー 多田智佑
桑原雅人
結成年 2009年
事務所 吉本興業
活動時期 2009年 -
出身 NSC大阪校27期
出会い 大阪府立旭高等学校の同級生
旧コンビ名 ハスキーボイス トット
現在の活動状況 よしもと漫才劇場 など
芸種 漫才コント
ネタ作成者 桑原主導で両者
現在の代表番組 花田虎上のチバテレ!YAGURA
同期 GAG
ジュリエッタ
ガクテンソク
など
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2011年 第32回ABCお笑いグランプリ 審査員特別賞
2015年 第1回上方漫才協会大賞 トータルコーディネイト賞
2016年 第2回上方漫才協会大賞 文芸部門賞
2016年 第46回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞
2016年 NHK新人お笑い大賞 大賞
2017年 第3回上方漫才協会大賞 大賞
2017年 第52回上方漫才大賞 新人賞
2019年 バトル・オブ・ザ・ステージ 優勝
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トットは、多田智佑と桑原雅人によるお笑いコンビ。吉本興業東京本社所属。

メンバー[編集]

多田 智佑(ただ ともひろ、 (1986-01-09) 1986年1月9日(38歳) - )ツッコミ担当、立ち位置左。

桑原 雅人(くわはら まさと、 (1985-07-20) 1985年7月20日(38歳) - )ボケ担当、立ち位置右。

  • 身長183cm、体重68kg、血液型O型。
  • 大阪府大阪市出身、大阪府立旭高等学校卒業。部活はサッカー部。

概要[編集]

エピソード[編集]

共通エピソード[編集]

  • 高校1年生の時、クラスで隣の席同士になり、多田が桑原に名前を尋ねたことが出会い。多田が「まさとってどんな字?」と聞くと、ノートが机の上にあるにも関わらず、ペンを持って空に「雅人」と書き、「いや、ノートに書けよ!」と多田がツッコんだ[6]
  • 桑原が、「ええやつやから」という理由で多田をNSCに誘った。多田は、文化祭で一緒に漫才をしたことがあり、進学の意思も薄かったため、共にNSCへ入学することを決めた[5]
  • 初舞台の直前に多田がバイク事故を起こし、足の小指にひびが入ってしまった。舞台には出なければならず、松葉杖をついてステージに上がった。桑原は初舞台で緊張しており、多田のことを一切いじれず、何事もなかったかのように漫才を終え、すべって帰った苦い経験を振り返っている。猛省した多田は1か月後、ギプスと松葉杖を取り再び舞台へ上がる。しかし、怪我を庇う歩き方に違和感があり、観客の意識はそこに集中してしまう。桑原はやはりいじることができず、通常の漫才をしてすべってしまう。コントの場合は、暗転中に桑原が多田を背負って舞台まで連れていっていたが、暗くとも客席からはうっすらと見えるため、どのように感じられるかが気がかりだったと語っている[7]

桑原のエピソード[編集]

  • 小中高とサッカー経験があり、中学時代は全国でも名が知れたコーチの指名でキャプテンに就任した。しかし、人に指示を出すのが苦手でキャプテンらしく振る舞えず、最終的には「こんなにヘタレなキャプテンは初めてや」と言われてしまった。高校時代には、中学生を相手にゴール前でシュートできず、5人ほどに囲まれてボールを取られる様子を、観戦していた多田が目撃した[7]

多田のエピソード[編集]

  • 盛山晋太郎(見取り図)と生年月日・血液型・利き腕が全く同じ。毎年「ツーマンバースデー」というライブを誕生日またはその前後に開催していた。2019年1月8日に行われたライブでプレゼント交換をした際、盛山からは家で飲むときに使えるタンブラーと、多田の名前入りのが贈られた。多田からは、ネックウォーマーとインナーダウンをプレゼントした[8][9]
  • 2018年8月2日、Zepp Nambaにて行われた「大阪チャンネル presents もっとも~~~っとマンゲキFESーオモろくてアツすぎるZepp Nambaの日ー」内のコーナーでピン芸を披露した。電球を複数付けた発電自転車に乗り、「自分を照らしながら歌います」と宣言。曲をスタートさせ、軽快にペダルを漕ぎ出すが、次第にライトも歌声も弱まっていき、自転車も壊れてしまう。多田はそのまま、再び光を浴びることなくステージを後にし、会場をどよめかせた[10]
  • おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)のオーディションを受けたことがある[11]

単独ライブ[編集]

2010年

2012年

2013年

  • 8月29日、10月19日、11月9日、12月1日「トットの30分」(5upよしもと)

2014年

  • 2月4日「ラストットちゃん」(5upよしもと)※5upよしもと卒業単独
  • 6月4日「スタートットちゃん」(5upよしもと)
  • 7月3日、8月21日、9月22日、10月23日、11月27日、12月27日「トットーク」(道頓堀ZAZA HOUSE)※トークライブ
  • 10月7日「シュットットちゃん」(5upよしもと)

2015年

  • 1月20日「トットーク」(道頓堀ZAZA HOUSE)
  • 2月19日、3月27日「トットーク」(道頓堀ZAZA POCKET'S)
  • 3月21日「モットットちゃん」(よしもと漫才劇場
  • 4月27日、5月27日「トットーク」(道頓堀ZAZA HOUSE)
  • 7月1日「ホットットちゃん」(道頓堀ZAZA HOUSE)

2016年

  • 2月11日「トットの30分単独×カバと爆ノ介の30分単独+二組による面白コーナー」(よしもと漫才劇場)※合同単独
  • 5月28日「キャットットちゃん」(道頓堀ZAZA HOUSE)
  • 8月5日「ビートットちゃん」(よしもと漫才劇場)

2017年

  • 1月21日「あけましておめでトットちゃん」(よしもと漫才劇場)
  • 4月30日「トット単独ライブ「トットちゃんlot.1」」(よしもと漫才劇場)
  • 6月18日「トットーク -東京初上陸SP! ネタあり! コーナーあり! ヤンありの90分-」(東京・ヨシモト∞ホール
  • 7月21日「NGKでトットちゃん」(なんばグランド花月
  • 8月13日「ルミネでトットちゃん」(ルミネtheよしもと

2018年

  • 2月3日「トット単独ライブ「トットちゃんlot.2」」(よしもと漫才劇場)
  • 4月30日「トット単独ライブ「トットちゃん lot.3」」(よしもと漫才劇場)
  • 5月26日「トットライブツアー2018『6ヶ所ツアーだ!トットちゃん!』京都公演」(よしもと祇園花月
  • 6月3日「トットライブツアー2018『6ヶ所ツアーだ!トットちゃん!』岡山公演」(西川アイプラザ 多目的ホール)
  • 6月17日「トットライブツアー2018『6ヶ所ツアーだ!トットちゃん!』福岡公演」(西鉄ホール
  • 7月22日「トットライブツアー2018『6ヶ所ツアーだ!トットちゃん!』東京公演」(ルミネtheよしもと
  • 7月27日「トットライブツアー2018『6ヶ所ツアーだ!トットちゃん!』大阪公演」(なんばグランド花月
  • 8月26日「トットライブツアー2018『6ヶ所ツアーだ!トットちゃん!』愛知公演」(東文化小劇場)

2019年

  • 2月17日「トット単独ライブ「トットちゃん lot.4」」(よしもと漫才劇場)
  • 3月15日「トット単独ライブ「マンスリートットちゃん」」(よしもと漫才劇場)
  • 4月12日「トット単独ライブ「マンスリートットちゃん」」(よしもと漫才劇場)
  • 5月25日「トット単独ライブ「マンスリートットちゃん」」(よしもと漫才劇場)
  • 6月22日「トット単独ライブ「マンスリートットちゃん」」(よしもと漫才劇場)
  • 6月30日「DVDだ! トットちゃん!」(なんばグランド花月)※DVD収録ライブ
  • 7月12日「ルミネでトットちゃん!」(ルミネtheよしもと)
  • 7月30日「なんばグランド花月でトットちゃん!」(なんばグランド花月)
  • 9月8日「トット単独ライブ「マンスリートットちゃん」」(よしもと漫才劇場)
  • 10月10日「10月10日でトットの日!10周年だトットちゃん!」(なんばグランド花月)

2020年

  • 1月19日「トット単独ライブ「マンスリートット ちゃん」」(よしもと漫才劇場)
  • 3月21日「トット単独ライブ「マンゲキでトットちゃん!」」(よしもと漫才劇場)※劇場閉鎖の為単独中止
  • 5月10日「トット単独ライブ「こんにちはトットちゃん!」」(ルミネtheよしもと)※東京進出初単独だったが、劇場閉鎖の為単独中止

出演[編集]

過去の出演番組[編集]

レギュラー[編集]

冠番組[編集]

  • トットと有名になりやがれ!広島キラリハンター(広島ホームテレビ、2017年12月1日・8日)
  • トットとスターになれ!〜かまいたちから試練の道SP〜(関西テレビ、2018年1月21日)[12][13]

ゲスト[編集]

ラジオ[編集]

web配信[編集]

  • アイントット(FANY Channel、2021年6月25日配信(全2回))

賞レースなどでの戦績[編集]

M-1グランプリ[編集]

年度 結果 エントリー

No.

会場 日程 備考
2005年(第5回) 2回戦進出[15] [大阪]NGKスタジオ 11月3日(木) 「ハスキーボイス」として出場
2006年(第6回) 1回戦敗退[16][17] [大阪]ヨシモト∞ホール大阪 9月16日(土)
10月20日(金)
2007年(第7回) 2回戦進出[18] [大阪]ABCホール 11月11日(日)
2009年(第9回) 2回戦進出[19] [大阪]HEP HALL 11月13日(金)
2010年(第10回) 3回戦進出[20] [大阪]京橋花月 11月21日(日)
2015年(第11回 3回戦進出 1420 [大阪]よしもと漫才劇場 10月26日(月)
2016年(第12回 準々決勝進出 715 [大阪]なんばグランド花月 11月7日(月)
2017年(第13回 3240 [大阪]メルパルクホール大阪 11月2日(木)
2018年(第14回 2440 [大阪]なんばグランド花月 11月5日(月)
2019年(第15回 3回戦進出 3259 [京都]よしもと祇園花月 10月28日(月)
2020年(第16回 2回戦進出 2974 [東京]よしもと有楽町シアター 11月5日(木)
2021年(第17回 準々決勝進出 2309 [東京]ルミネtheよしもと 11月16日(火)
2022年(第18回 3回戦進出 3230 [東京]よしもと有楽町シアター 10月31日(月)
2023年(第19回 3回戦進出 762 [東京]KANDA SQUARE HALL 11月7日(火)

その他[編集]

出囃子[編集]

音楽[編集]

シングル[編集]

5uppers ※多田のみ

吉本坂46 ※多田のみ

  • 不能ではいられない(2019年12月25日、SRCL-11367)
  • 君の唇を離さない(2018年12月26日、SRCL-11035) - EAN 4547366384741(「RED」名義)
  • やる気のない愛をThank you!(2019年5月8日、SRCL-11150/1) - EAN 4547366402902(「RED」名義)
  • イケメン騎士団(2019年5月8日、SRCL-11150/1) - EAN 4547366402902(「CC5」名義)
  • めっけもん(2019年12月25日、SRCL-11365)

配信限定シングル[編集]

  • 「YOUR STUDIO LAND~自分らしさ彩る笑顔咲くとき~」ゆりやんレトリィバァ feat.トット、ミキラニーノーズ(2019年1月16日)
  • 「恋愛不適合者」DUO(多田、中村フー(ヘンダーソン)とのユニット)(2020年5月27日)
  • 「FAMILY TUNE」ゆりやんレトリィバァ withトット、ミキ、さや香、ラニーノーズ(2021年9月8日)

DVD[編集]

  • DVDだ!トットちゃん(2019年10月16日、YRBN-91325)

脚注[編集]

  1. ^ “吉本坂46、メンバー46名決定 初代Wセンターは?<一覧>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2018年8月20日). https://mdpr.jp/news/detail/1787260 2018年8月20日閲覧。 
  2. ^ 【ライブレポート】5upよしもとpresents Super 0crew Fes in Osaka”. よしもとニュースセンター (2012年8月25日). 2021年2月2日閲覧。
  3. ^ “「NHK新人お笑い大賞」はトット コンビ名由来は黒柳徹子「公認もらいたい」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2016年10月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2080306/full/ 2016年10月23日閲覧。 
  4. ^ トット、ゆずる、祇園、おばたの6人でモデルデビュー、ユニット名は「TYGO」”. お笑いナタリー. 2019年10月13日閲覧。
  5. ^ a b 仲良すぎ♡ イケメン芸人“トット”ほっこり漫才のルーツを探る!”. FASHION BOX (2019年11月2日). 2020年2月21日閲覧。
  6. ^ トット、多田の高校時代は“金髪ヤンキー”!? 初DVD発売記念で「初〇〇」を直撃!”. ラフ&ピース ニュースマガジン (2019年10月26日). 2020年2月20日閲覧。
  7. ^ a b 京都国際映画祭2019 -映画もアートもその他もぜんぶ-”. 京都国際映画祭2019 -映画もアートもその他もぜんぶ-. 2020年2月20日閲覧。
  8. ^ 見取り図盛山とトット多田に“二卵性双子”説!? ある共通点に「神様のイタズラ」”. ラフ&ピース ニュースマガジン (2019年10月5日). 2020年2月20日閲覧。
  9. ^ よしもとニュースセンター : 同じ日に生まれたふたりがトーク&ゲームで33歳の誕生日をお祝い!トット多田×見取り図盛山トークライブ「ツーマンバースデー」”. よしもとニュースセンター. 2020年2月20日閲覧。
  10. ^ Inc, Natasha. “【ライブレポート】マンゲキFES大盛況、「自分を照らしながら歌います」トット多田のピンネタに2500人が騒然(写真45枚)”. お笑いナタリー. 2020年2月20日閲覧。
  11. ^ 【うまおま】ラニーノーズとSPコラボ!「あの曲を一緒に演奏して」とお願いしました - YouTube”. www.youtube.com. 2021年1月5日閲覧。
  12. ^ トットとスターになれ!~かまいたちから試練の道SP~ カンテレ公式
  13. ^ “トットが芸人スキルみがく、かまいたちからドッキリ試練”. お笑いナタリー. ナタリー (ナタリー). (2018年1月17日). https://natalie.mu/owarai/news/265598 2018年1月20日閲覧。 
  14. ^ やすともMC特番でトットが恋愛ナビゲーター、男女8名の無人島共同生活”. お笑いナタリー. 2019年10月13日閲覧。
  15. ^ 2回戦 大阪1 NGKスタジオ 05.11.3”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2005. 2023年3月30日閲覧。
  16. ^ 1回戦・大阪3 ヨシモト∞ホール大阪 2006/9/16”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2006. 2023年3月30日閲覧。
  17. ^ 1回戦・大阪7 ヨシモト∞ホール大阪 2006/10/20”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2006. 2023年3月30日閲覧。
  18. ^ 11/11(日) 2回戦・大阪 ABCホール”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2007. 2023年3月30日閲覧。
  19. ^ 11/13(金) 2回戦・大阪1 HEP HALL”. オートバックスM-1グランプリ2009公式サイト. 2023年3月30日閲覧。
  20. ^ 11/21(日) 3回戦 近畿予選 ・大阪 京橋花月”. M-1GP2010. 2023年3月30日閲覧。
  21. ^ “やっと“漫才師”になれた、トットが「NHK新人お笑い大賞」でラフレクとの接戦制す”. お笑いナタリー. (2016年10月23日). https://natalie.mu/owarai/news/206529 2016年10月24日閲覧。 
  22. ^ トット「バトル・オブ・ザ・ステージ」優勝、ルミネ本公演100ステ出場権を獲得”. お笑いナタリー. 2019年10月13日閲覧。

外部リンク[編集]