しゅんしゅんクリニックP

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しゅんしゅんクリニックP
本名 宮本 駿(みやもと しゅん)[1]
生年月日 (1983-07-02) 1983年7月2日(40歳)[1]
出身地 日本の旗 日本群馬県前橋市[1]
血液型 O型
身長 174 cm
言語 日本語
最終学歴 群馬大学医学部[2]
出身 NSC東京校16期[1]
コンビ名 フレミング(2011年 - 2016年
グループ名 吉本坂462018年 - )
相方 舟生侑大
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
活動時期 2011年 -
同期 ランパンプス
やさしいズ
ゆにばーすなど
公式サイト しゅんP診療所
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しゅんしゅんクリニックP
YouTube
チャンネル
活動期間 2017年1月 -
登録者数 約24.2万人
総再生回数 約1億4159万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年11月10日時点。
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しゅんしゅんクリニックP(しゅんしゅんクリニックピー、1983年7月2日[1] - )は、日本お笑いタレントピン芸人)、YouTuber医師[2]内科心療内科美容皮膚科)。アイドルグループ吉本坂46のメンバー。本名は宮本 駿(みやもと しゅん)。解散したお笑いコンビ「フレミング」ではボケを担当した。

来歴[編集]

父が精神科医であったため、自然と医師を目指すようになった(しかし代々医師の家系というわけではなく、父親は30代で医学部に入学、母親は40代半ばで看護学校に入学)[3]

お笑い好きになったきっかけは、小学生の頃に観ていた『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ[4]

前橋市立岩神小学校前橋市立荒牧小学校前橋市立南橘中学校群馬県立中央高等学校を経て、群馬大学医学部医学科に進学[5]。「群馬大学 B-STYLE」というストリートダンスサークルに所属し、ロックダンスを踊っていた。

自分もお笑いをやってみたいと思うようになったのは、2003年に『M-1グランプリ』でフットボールアワーの優勝を見てのことだった[4]

大学を卒業後[2]医師免許を取得[6]東京臨海病院[7]で2年間の研修医期間を終えた後、NSCに16期生として入学した[1][2][8]。2011年に「フレミング」を結成。左記のコンビで首席で卒業する。 当時から医師免許を持った異色芸人として話題になっていたが(他にはクリニック高田もいる)、2016年6月に解散しピン芸人となる[9]

コンビ時代は献血問診AGA外来等医療関係のアルバイトをしていた。ピンになって以降も週3回外来を担当するなど、臨床に関わっている[7]。芸人としてどれほど売れても医者は辞めず、パラレルキャリアをとってゆくことを宣言している。以前は、東京都中央区八重洲で薄毛治療専門病院の院長を務めていた[10][11]

2018年、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ)のモニター横芸人に抜擢される。医療関係者にはウケる医者あるあるをダンスに乗せて言う「ヘイ!ヘイ!ドクター」というネタを披露し[4]、キレキレすぎるダンスや独特すぎるBGMから今田耕司に「ネタが入ってこない」と指摘された[4]。出演者のネタがスベった場合(サバイバルタイム(閉店ガラガラ)など)、司会の明石家さんまの「ヘイ!ドクター」という掛け声から上記のダンスを踊り、診断結果を言うというお約束がある。独特なダンスからSNSではちょっとした話題となっている[4]。この他、看護師あるあるの「ゴーゴーナース」というネタ、臓器の位置が覚えられるという「ぞうき歌」というネタもある[4]。この番組により知名度は大きく上がり、医大や看護学校の学園祭に多数出演するようになった[12]。2019年7月13日の放送で、モニター横芸人を卒業。

2020年3月23日、同じく吉本坂46・ユニットREDのメンバーである三秋里歩との婚約を、それぞれのTwitterにて連名で発表した[13]。同年11月1日に結婚、ちょうど1年後の2021年11月1日に報告した[14]2022年7月5日、第1子女児が誕生[15]

芸風[編集]

歌とダンスを用いながら、医者あるあるや医療情報などを盛り込むリズムネタが多い。ネタの冒頭で、医者として働きながら芸人をしている事を説明する。医療ドラマ外科医が手術前にする、両手を顔の高さに上げるポーズ[16]を取りながら「シュッ!」と言う決め台詞を放つ持ちギャグがある[1][4]。舞台衣装はスクラブとおしゃれ白衣。芸名の一部『P』は、PowerのPである。

ライブやテレビだけではなく、SNSによるインターネット発信を積極的に行う。医療替え歌の動画をSNSに不定期で載せている[4]ほか、「今日のクイズ」という医療クイズを毎日ツイートし後日動画で解答を発表したり、(2020年9月11日に終了)「知り合いの医者」という設定でYouTubeに医療知識の動画をアップしたりといった活動をしている。TwitterInstagramなどのSNSの知識はおばたのお兄さんから全部教えてもらったということで、「SNSの師匠」としている[4]

人物[編集]

賞レース出場歴[編集]

ピン芸人転向後は、毎年相方を変えて即席コンビでM-1グランプリにエントリーしている。

  • 医者とお兄さん(おばたのお兄さんと一緒に)2016年M-1・3回戦敗退、2019年M-1・2回戦敗退
  • はぎちゃんしゅんちゃん(はぎちゃんと一緒に)2017年
  • 医者とおばあちゃん(おばあちゃんと一緒に)2023年M-1・3回戦敗退
  • しゅんしゅんクリニックPと循環器内科医(大学の同級生と一緒に)2018年・3回戦敗退
  • R-1ぐらんぷり2019 2回戦敗退→3回戦追加合格→準々決勝敗退
  • 歌ネタ王決定戦2019 準決勝敗退

所属ユニット[編集]

作品[編集]

シングル[編集]

  • ヘイヘイドクター[21]
  • ぞうき歌[22]

吉本坂46

  • 君の唇を離さない(2018年12月26日、SRCL-11028) - EAN 4547366384673(「RED」名義)
  • やる気のない愛をThank you!(2019年5月8日、SRCL-11150/1) - EAN 4547366402902(「RED」名義)

出演[編集]

テレビ番組[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

  • わたしかもしれない(仮題)(2025年公開予定) - 須田涼 役[24][25][26]

冠番組[編集]

  • 美容バラエティーしゅんしゅんクリニックPの美極めまシュッ!(2019年1月12日 - /毎週土曜日22時45分、チバテレ) ※放送終了後には放送内容がYouTubeで配信される。

ウェブテレビ[編集]

ライブ[編集]

主催ライブ[編集]

  • SSCP presents Comedical Live「お笑いホスピタル」(2016年11月12日ヨシモト∞ホール
  • SSCP presents Comedical Live「お笑いホスピタル」(2017年1月23日、ヨシモト∞ホール)
  • しゅんしゅんヒストリア(2017年7月28日、2017年1月23日)

神保町花月[編集]

  • 「道楽魔~drama~」(2016年8月17日 - 8月20日、神保町花月
  • 「幽体離脱社へ」(2016年9月21日 - 9月24日、神保町花月)
  • 「JOKER16」(2017年5月4日 - 5月7日、神保町花月)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h フレミング - 彩~irodori~出演者プロフィール”. 吉本興業. 2016年11月15日閲覧。
  2. ^ a b c d 彩の間〜irodori noma〜”. 吉本興業. 2016年11月15日閲覧。
  3. ^ 新しい時代を見据えて多様化する医師の在り方 週刊朝日MOOK『医者と医学部がわかる2021』より抜粋”. AERAdot.. 2021年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 日経エンタテインメント! 2018年11月号 p.121「バラエティびとNEO」
  5. ^ しゅんしゅんクリニックPさんが医学部専門予備校の授業体験をレポート』(プレスリリース)京都医塾株式会社、2022年2月2日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093791.html2022年6月16日閲覧 
  6. ^ “「よしもと頭脳戦隊ハイIQ」芸人たちが戦隊コスプレで「絶望要塞」をアピール!”. WEBザテレビジョン (KADOKAWA). (2013年12月20日). https://thetv.jp/news/detail/43294/228518/ 2022年6月16日閲覧。 
  7. ^ a b “「医師×お笑いで医療のトランスレータ―を目指したい」新時代の医師たち/Vol.2:医師兼お笑い芸人・しゅんしゅんクリニックP(宮本 駿)”. joynet(ジョイネット). https://www.joystyle.net/articles/568 2018年9月11日閲覧。 [リンク切れ]
  8. ^ a b この若手にいろいろ訊く”. 吉本興業. 2016年11月15日閲覧。
  9. ^ “国家資格”コンビのフレミングが解散へ 二人とも芸人は継続”. オリコンスタイル (2016年5月31日). 2016年11月15日閲覧。
  10. ^ “元NMB・三秋里歩 母の言いつけ守り医師芸人と婚約…ボンビー脱出!”. 東京スポーツ. (2020年3月24日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/186076 2020年4月1日閲覧。 
  11. ^ 医師について”. アゲインメディカルクリニック. 2020年4月1日閲覧。
  12. ^ “しゅんしゅんクリニックP 現役医師が、なぜ芸人に?”. NIKKEI STYLE (日経BP). (2018年12月10日). https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38327560Z21C18A1H40A00 2022年6月16日閲覧。 
  13. ^ “しゅんしゅんクリニックPが三秋里歩との婚約発表”. お笑いナタリー. (2020年3月23日). https://natalie.mu/owarai/news/372280 2020年3月23日閲覧。 
  14. ^ “しゅんしゅんクリニックP&三秋里歩、1年前に結婚 「入籍してからちょうど1年」で報告”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年11月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2212346/full/ 2022年6月16日閲覧。 
  15. ^ “しゅんしゅんクリニックP&三秋里歩に第1子女児誕生 2人そろってSNSで報告「いまだに信じられない気持ち」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年7月6日). https://www.oricon.co.jp/news/2241300/full/ 2022年7月6日閲覧。 
  16. ^ なお現代外科ではこのポーズは取らないようになっており、しゅんしゅんクリニックP自身もその実情に言及することがある。
  17. ^ a b 『お笑い男子校』 Vol.8、ワニブックス、2011年、フレミングのページ[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-8470-4347-5 
  18. ^ a b 理系ナイトから出たユニット 理系Knights”. Instagram. 2019年2月6日閲覧。
  19. ^ ∞ホールで笑い×音楽のフェス開催、SALTY'sや甘栗カンパニーら集結”. お笑いナタリー. 2019年2月6日閲覧。
  20. ^ 「吉本坂46」メンバー46名決定、相方も祝福「今日の池田くんは……キレイだ!」”. お笑いナタリー. 2019年2月6日閲覧。
  21. ^ ヘイヘイドクター - Single”. よしもとミュージックエンタテインメント. 2019年2月6日閲覧。
  22. ^ ぞうき歌 - Single”. よしもとミュージックエンタテインメント. 2019年2月6日閲覧。
  23. ^ Inc, Natasha. “有吉MC「オールスター後夜祭'19春」あかつ、コウメ、ジョイマン、ザコシ集結”. お笑いナタリー. 2019年4月10日閲覧。
  24. ^ “「わたしかもしれない(仮題)」に道田里羽や滝澤エリカ出演、クラファンも開始”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月31日). https://natalie.mu/eiga/news/538956 2023年8月31日閲覧。 
  25. ^ 映画『わたしかもしれない(仮題)』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2023年10月10日). 2023年10月10日閲覧。
  26. ^ 野本梢の「わたしかもしれない(仮題)」に中原シホ、小島彩乃、岡本詩織、小沢まゆ出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月5日). 2024年3月5日閲覧。
  27. ^ AbemaPrime - 企画 - 赤裸々漫画が20万部のヒット! カサンドラ症候群とは? (18/09/10) | 動画視聴はAbemaビデオ(AbemaTV)”. AbemaTV. 2018年9月11日閲覧。

外部リンク[編集]