国道424号
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一般国道 | |
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国道424号 | |
地図 | |
総延長 | 125.3 km |
実延長 | 120.3 km |
現道 | 102.8 km |
制定年 | 1982年(昭和57年) |
起点 | 和歌山県田辺市 礫坂交差点(北緯33度43分47.60秒 東経135度23分20.38秒 / 北緯33.7298889度 東経135.3889944度) |
主な 経由都市 |
和歌山県有田郡有田川町 |
終点 | 和歌山県紀の川市 烏子川橋東詰交差点(北緯34度15分42.93秒 東経135度22分21.71秒 / 北緯34.2619250度 東経135.3726972度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道42号 国道425号 国道480号 国道370号 国道24号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
国道424号(こくどう424ごう)は、和歌山県田辺市から紀の川市に至る一般国道である。
概要
[編集]唯一和歌山県内で完結する一般国道で、田辺市の和歌山県道31号田辺白浜線分岐(礫坂交差点)から日高郡みなべ町を経由し、県域の中部から北部にかけての内陸の山間部を南北に縦走して、和歌山平野の中域に位置する紀の川市の国道24号交点(烏川橋東詰交差点)とを結ぶ延長125.5 kmの路線である。主な通過地は、日高郡みなべ町、田辺市龍神村、日高郡日高川町大字川原河、有田郡有田川町大字金谷、海南市、紀の川市桃山町である。起点にほど近い田辺市芳養町 - みなべ町のみなべ交差点間は、太平洋岸に沿う国道42号(熊野街道)と重用しており、みなべ町以北の単独区間は、切目辻(みなべ町 - 龍神村)を越えて、全線にわたり内陸の山間部を縫うように走っている。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:田辺市(礫坂交差点 = 和歌山県道31号田辺白浜線交点)
- 終点:和歌山県那賀郡打田町[注釈 2](烏子川橋東詰交差点 = 国道24号交点、大阪府道・和歌山県道62号泉佐野打田線終点)
- 重要な経過地:和歌山県日高郡南部町[2]、同郡龍神村[注釈 3]、同県有田郡金屋町[注釈 4]、海南市(沖野々)
- 総延長 : 125.3 km(重用延長を含む。)[3][注釈 5]
- 重用延長 : 5.1 km[3][注釈 5]
- 未供用延長 : なし[3][注釈 5]
- 実延長 : 120.3 km[3][注釈 5]
- 指定区間:国道42号と重複する区間(田辺市芳養町 - 日高郡みなべ町・みなべ交差点)[4]
歴史
[編集]- 1982年(昭和57年)4月1日 - 一般国道424号(田辺市 - 和歌山県那賀郡打田町[注釈 2])として指定施行[5]。
- 前身は一般県道池田桃山線の一部、主要地方道橋本海南線の一部、主要地方道海南鳥屋城湯浅線の一部、主要地方道田辺川上湯浅線の一部、主要地方道南部龍神線。
- 2022年(令和4年)4月1日 - 国道42号のうち、稲成町交差点 - 田辺市芳養町の区間が国土交通省から和歌山県に移管され、本路線の単独区間となる[6]。
路線状況
[編集]重複区間
[編集]- 国道42号(田辺市芳養町 - 日高郡みなべ町・みなべ交差点)
- 国道425号(田辺市龍神村福井上平 - 田辺市龍神村小家谷口)
- 国道480号(有田郡有田川町金屋 - 有田郡有田川町中井原)
- 国道370号(海南市沖野々)
道路改良
[編集]紀伊半島の国道の中では比較的整備が進んでいるが、海南市内などにはまだ離合困難な区間が残っている。 ※以下、路線の全区間が和歌山県内にあるため起終点住所は県名を省略する。
主な改良区間
[編集]主なバイパスなど、道路改良がなされた主な供用・事業中・計画区間は以下のとおり。
- 南部川谷拡幅(みなべがわたにかくふく)[7]
- 日高郡みなべ町西本庄と同町嶋之瀬を結ぶ全長5.1 kmの区間で事業中のバイパスおよび現道拡幅事業である。この事業により、当国道のなかでも道路状況の悪いみなべ町内の区間の改善が企図されている。両側2車線。
- 清川工区(きよかわこうく)
- 2017年10月2日全線開通[8]。
- 福井バイパス[9]
- 甲斐ノ川(かいのがわ)バイパス
- 田辺市龍神村福井と同村甲斐ノ川を結ぶ全長2.0 kmの道路。1997年、供用を開始した。なお、同区間は国道425号・県道29号田辺龍神線との重複区間となっている。
- 滝頭拡幅(たきがしらかくふく)[11]
- 日高郡日高川町初湯川と同町熊野川を結ぶ全長3.5 km区間のバイパスおよび現道拡幅事業である。両側2車線[要出典]。
- 美山金屋(みやまかなや)バイパス
- 日高郡日高川町弥谷と有田郡有田川町宇井苔を結ぶ全長5.5 kmの道路。両側2車線。1993年8月に白馬トンネル(後述)が供用され、1994年5月30日に全線の供用を開始した。
- 修理川(しゅりがわ)バイパス[12]
- 有田郡有田川町宇井苔と同町修理川を結ぶ全長3.6 kmの道路。両側2車線。1996年度に事業開始され、2009年10月11日に全線の供用を開始した[13]。
- バイパスが整備された区間は、1車線で幅員が狭くカーブが続いていたが、バイパスの開通により距離が約800 m短くなり、阪和自動車道有田ICと龍神などの和歌山県の主要な観光地とのアクセスが向上したため、観光振興が期待されている[14]。
- 金屋バイパス
- 有田郡有田川町徳田と同町中野を結ぶ全長1.9 kmの道路。両側2車線。2000年に全線の供用を開始した。
- 有原拡幅
- 有田郡有田川町有原地区内の道路を拡幅する全長0.8 kmの道路。両側2車線。
- 西ヶ峯上谷拡幅
- 有田郡有田川町西ヶ峯と海南市上谷を結ぶ全長9.3 kmの道路。両側2車線。2010年現在、一部区間のみ供用されている。
- 木津バイパス
- 海南市沖野々と海南市木津を結ぶ全長0.9 kmの道路。幅員7 m・両側2車線。2017年3月4日開通[15]。
- 原野(はらの)バイパス
- 桃山(ももやま)バイパス
- 紀の川市桃山町調月と同町市場を結ぶ全長3.3 kmの道路。両側2車線。1991年6月21日に全線の供用を開始した。
- 打田桃山(うちだももやま)バイパス
- 紀の川市竹房と同市桃山町元を結ぶ全長1.3 kmの道路。両側2車線。2005年6月に全線の供用を開始した。
道路施設
[編集]トンネル
[編集]- 愛宕トンネル
- 明神トンネル
- 高幡山トンネル
- 新穂手見トンネル
- 小峠トンネル
- 切目辻トンネル
- 甲斐ノ川(かいのがわ)トンネル
- 田辺市龍神村福井と同市龍神村甲斐ノ川を結ぶ。全長603 m、幅員6.0 m、両側2車線。1996年に完成し、甲斐ノ川バイパスの一部として供用されている。
- 小森トンネル
- 清滝第一トンネル
- 鍵原トンネル
- 滝頭トンネル
- 白馬(しらま)トンネル
- 日高郡日高川町と有田郡有田川町とを結ぶ。全長1,892 m、幅員8.50 m(車道6.5 m)、両側2車線。1993年に完成し、美山金屋バイパスの一部として供用されている。なお、全長は県内で5位である[19]。
- 宇井苔トンネル(ういごけトンネル)
- 有田郡有田川町にある、全長982 mのトンネル。
- 寒風トンネル
道の駅
[編集]地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]交差する道路 | 市町村名 | 交差する場所 | 備考 | |
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和歌山県道31号田辺白浜線 | 田辺市 | 礫坂 | ||
和歌山県道29号田辺龍神線 | 小泉北 | |||
和歌山県道208号秋津川田辺線 | 稲成町 | |||
国道42号 | 芳養町 | これよりみなべ町みなべまで国道42号と重複 | ||
国道42号 | 日高郡 | みなべ町 | みなべ | |
和歌山県道35号上富田南部線 | 気佐藤 | |||
阪和自動車道みなべIC | みなべIC入口 | |||
和歌山県道30号田辺印南線 | (西本庄) | |||
和歌山県道30号田辺印南線 | (東本庄) | |||
国道425号 | 田辺市 | (龍神村福井) | これより田辺市(龍神村小家)まで国道425号と重複 | |
国道425号 | (龍神村小家) | |||
和歌山県道29号田辺龍神線 | (龍神村小家) | |||
和歌山県道26号御坊美山線 | 日高郡 | 日高川町 | 美山郵便局前 | |
和歌山県道22号吉備金屋線 (吉備金屋バイパス) |
有田郡 | 有田川町 | 徳田 | |
和歌山県道22号吉備金屋線 | 金屋橋西詰 | |||
国道480号 | 丹後の森 | ※バイパス区間 | ||
国道480号 | (金屋) | ※旧道区間 これより有田川町中井原まで国道480号と重複 | ||
国道480号 | 中井原 | |||
国道370号 | 海南市 | 沖野々 | これより海南市野上新橋西詰まで国道370号と重複 | |
国道370号 | 野上新橋西詰 | |||
和歌山県道10号岩出野上線 | 七山 | |||
和歌山県道10号岩出野上線 | 紀の川市 | 星子橋東 | ||
和歌山県道13号和歌山橋本線 | 北 | |||
和歌山県道3号かつらぎ桃山線 | 荒川中学校前 | |||
和歌山県道13号和歌山橋本線 | 竹房橋南詰 | |||
和歌山県道14号和歌山打田線 | (打田) | |||
国道24号 大阪府道・和歌山県道62号泉佐野打田線 |
烏子川橋東詰 |
※ 交差する場所の括弧書きは地名、それ以外は交差点名で表示
交差する鉄道
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
- ^ 2004年10月1日に1町1村が合併して日高郡みなべ町発足。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2014年1月26日閲覧。
- ^ “一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和56年4月30日政令第153号)”. 法庫. 2014年1月26日閲覧。
- ^ “一般国道42号田辺西バイパスの現道区間を移管”. 近畿地方整備局 紀南河川国道事務所. 2022年5月1日閲覧。
- ^ “再評価結果(平成21年度事業継続箇所)” (PDF). 平成20年度再評価(平成21年度予算)結果(個別道路事業の評価). 国土交通省. 2010年2月14日閲覧。
- ^ “国道424号【清川工区】の開通について” (PDF). 和歌山県 (2017年9月7日). 2017年9月15日閲覧。
- ^ “一般国道425号 福井バイパス”. 和歌山県. 2009年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月31日閲覧。
- ^ 一般国道425号『福井バイパス』の供用開始 - ウェイバックマシン(2011年5月14日アーカイブ分) - 和歌山県
- ^ “平成19年度 道路関係予算(直轄・補助)の概要”. 国土交通省近畿地方整備局. 2010年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月26日閲覧。
- ^ “一般国道424号 修理川バイパス”. 和歌山県. 2009年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月16日閲覧。
- ^ “一般国道424号『修理川バイパス』の供用開始” (PDF). 和歌山県. 2011年4月17日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “国道424号 修理川バイパス(有田川町)開通”. 紀伊民報. (2009年10月8日). オリジナルの2012年7月24日時点におけるアーカイブ。 2011年4月17日閲覧。
- ^ “国道424号【木津バイパス】の開通について 国道424号【木津バイパス】(延長0.9 km)が、平成29年3月4日(土)14時に開通します。” (PDF). 和歌山県 (2017年2月7日). 2017年2月8日閲覧。
- ^ a b “切目辻トンネル新しく みなべ-龍神間の難所解消へ”. 紀伊民報AGARA (2021年9月7日). 2023年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月18日閲覧。
- ^ “みなべ―龍神間の新切目辻トンネルが貫通”. 日高新報 (hidakashimpo.co.jp). 日高新報社 (2022年12月3日). 2023年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月18日閲覧。
- ^ 『国道424号(みなべ町清川〜田辺市龍神村福井地内)の供用について 〜国道424号(切目辻工区)の切目辻トンネルが令和6年3月28日(木)15時に供用します〜』(PDF)(プレスリリース)和歌山県西牟婁振興局建設部工務課・日高振興局建設部道路課、2024年3月25日 。2024年3月28日閲覧。
- ^ 県内の橋梁、トンネル - ウェイバックマシン(2015年9月24日アーカイブ分)(和歌山県の道路の現状) - 和歌山県情報館(和歌山県)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 国道424号に関連する地理データ - オープンストリートマップ