この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

有田郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
和歌山県有田郡の範囲(1.湯浅町 2.広川町 3.有田川町)

有田郡(ありだぐん)は、和歌山県紀伊国)の

人口44,755人、面積437.97km²、人口密度102人/km²。(2017年10月1日、推計人口

以下の3町を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記3町に有田市の大部分(初島町里・初島町浜を除く)を加えた区域にあたる。

歴史

古代

紀伊続風土記によると、古代は安諦郡(あで)という郡名であったが、平城天皇の諱「安殿(あて)」と音が似て畏れ多いということから在田郡に改称したという。

式内社

延喜式神名帳に記される郡内の式内社

神名帳 比定社 集成
社名 読み 付記 社名 所在地 備考
在田郡 1座(大)
須佐神社 スサノ 名神大 月次新嘗 須佐神社 和歌山県有田市千田 [1]
凡例を表示

近世

江戸時代までは在田郡とも表記した。

知行 村数 村名
藩領 紀伊和歌山藩 133村 畑村、道村、滝村、滝川原村、南村、東村、須谷村、中番村、西村、辻堂村、中島村(現・有田市)[1]、千田村、山田原村、野村、新堂村、箕島村、北湊村、小豆島村、古江見村、山地村、田村、栖原村、湯浅村、吉川村、別所村、青木村、広村、山本村、和田村、西広村、唐尾村、中野村(現・広川町)[2]、金屋村(現・広川町)[2]、殿村、河瀬村、上津木村、下津木村、前田村、井関村、柳瀬村、名島村、中村(現・広川町)[2]、熊井村、奥村、中野村(現・有田川町植野)[3]、土生村、宿村、水尻村、明王寺村、天満村、下津野村、野田村、小島村、中島村(現・有田川町)[4]、長田村、角村、出村、船阪村、賢村、井口村、大谷村(現・有田川町大谷)[4]、田口村、大賀畑村、田角村、長谷村、釜中村、上六川村、黒松村、下六川村、糸野村、丹生村、庄村、垣倉村、吉見村、徳田村、吉原村、糸川村、修理川村、宇井苔村、岩野河村、粟生村、川口村、松原村、歓喜寺村、長谷川村、中野村(現・有田川町中野)[5]、金屋村(現・有田川町)[5]、中井原村、市場村、小川村、青田村、有原村、西ヶ峯村、彦ヶ瀬村、瀬井村、中村(現・有田川町中)[5]、中嶺村、本堂村、沼田村、冬村、延坂村、大西村、大薗村、尾上村、小原村、立石村、谷村、大谷村(現・有田川町東大谷)、二川村、日物川村、境川村、楠本村、大蔵村、沼村、遠井村、三田村、宮川村、沼谷村、久野原村、西原村、清水村[6]、三瀬川村、中原村、川合村、北野川村、下湯川村、井谷村、押手村、板尾村、杉野原村、二沢村、上湯川村、西丹生図村
紀伊新宮藩[7] 2村 中村(現・有田川町尾中)、東丹生図村
紀伊田辺藩[8] 1村 山田村
和歌山藩・新宮藩 2村 星尾村

近現代

町村制以前

  • 明治4年
  • 明治12年(1879年
    • 1月20日 - 郡区町村編制法の和歌山県での施行により、行政区画としての有田郡が発足。郡役所が湯浅村に設置。
    • 中野村(現・広川町)が上中野村に、金屋村(現・広川町)が南金屋村に、中村(現・広川町)が東中村に、中野村(現・有田川町植野)が植野村に、宿村が岡田村に、大谷村(現・有田川町東大谷)が東大谷村に、中村(現・有田川町尾中)が尾中村にそれぞれ改称。
    • 2ヶ所存在した中島村が下中島村(現・有田市)、上中島村(現・有田川町)にそれぞれ改称。

町村制以降

1.石垣村 2.城山村 3.五村 4.安諦村 5.生石村 6.保田村 7.宮原村 8.糸我村 9.田栖川村 10.広村 11.御霊村 12.五西月村 13.八幡村 14.湯浅村 15.津木村 16.田殿村 17.岩倉村 18.藤並村 19.鳥屋城村 20.宮崎村 21.南広村(橙:有田市 紫:湯浅町 桃:広川町 赤:有田川町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(21村)
    • 石垣村 ← 吉原村、糸川村、修理川村、松原村、歓喜寺村、宇井苔村(現・有田川町)
    • 城山村 ← 二川村、東大谷村、日物川村、境川村(現・有田川町)
    • 五村 ← 中原村、川合村、二沢村、北野川村、三瀬川村(現・有田川町)
    • 安諦村 ← 井谷村、板尾村、杉野原村、押手村、沼谷村(現・有田川町)
    • 生石村 ← 丹生村、糸野村、下六川村、釜中村、上六川村、黒松村(現・有田川町)
    • 保田村 ← 星尾村、千田村、辻堂村、下中島村、山田原村(現・有田市)
    • 宮原村 ← 道村、東村、畑村、南村、須谷村、滝村、滝川原村(現・有田市)
    • 糸我村 ← 中番村、西村(現・有田市)
    • 田栖川村 ← 田村、栖原村、吉川村(現・湯浅町)
    • 広村 ← 広村、和田村(現・広川町)
    • 御霊村 ← 西丹生図村、東丹生図村、垣倉村、庄村、徳田村、吉見村(現・有田川町)
    • 五西月村 ← 青田村、有原村、大西村、大薗村、小原村、冬村、延坂村[飛地を除く]、沼田村、本堂村、中嶺村、中村、瀬井村、彦ヶ瀬村、尾上村、西ヶ峯村(現・有田川町)
    • 八幡村 ← 三田村、宮川村、大蔵村、西原村、清水村、久野原村、上湯川村、下湯川村、楠本村、沼村、遠井村(現・有田川町)
    • 湯浅村 ← 湯浅村、別所村、青木村、山田村(現・湯浅町)
    • 津木村 ← 上津木村、下津木村、前田村(現・広川町)
    • 田殿村 ← 上中島村、長田村、角村、尾中村、出村、田口村、大賀畑村、大谷村、井口村、賢村、田角村、長谷村、船阪村(現・有田川町)
    • 岩倉村 ← 川口村、谷村、岩野河村、立石村、粟生村(現・有田川町)
    • 藤並村 ← 熊井村、水尻村、岡田村、奥村、植野村、土生村、天満村、下津野村、野田村、明王寺村、小島村(現・有田川町)
    • 鳥屋城村 ← 金屋村、市場村、中野村、中井原村、小川村、長谷川村、延坂村[飛地](現・有田川町)
    • 宮崎村 ← 小豆島村、箕島村、北湊村、野村、新堂村、古江見村、山地村(現・有田市)
    • 南広村 ← 西広村、唐尾村、山本村、上中野村、南金屋村、殿村、井関村、河瀬村、柳瀬村、東中村、名島村(現・広川町)
  • 明治29年(1896年6月22日 - 湯浅村が町制施行して湯浅町となる。(1町20村)
  • 明治30年(1897年9月1日 - 郡制を施行。
  • 明治34年(1901年3月16日 - 宮崎村が町制施行・改称して箕島町となる。(2町19村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和25年(1950年10月1日 - 広村が町制施行して広町となる。(3町18村)
  • 昭和29年(1954年9月19日 - 箕島町・保田村・宮原村・糸我村が合併して有田町が発足。(3町15村)
  • 昭和30年(1955年
    • 4月1日(4町9村)
      • 生石村が鳥屋城村に編入、石垣村・鳥屋城村・五西月村が合併して金屋町が発足。
      • 広町・南広村・津木村が合併して広川町(ひろかわちょう)が発足。
    • 4月16日 - 藤並村・田殿村・御霊村が合併して吉備町が発足。(5町6村)
    • 5月10日 - 城山村・八幡村・安諦村が合併して清水町が発足。(6町3村)
  • 昭和31年(1956年
    • 3月31日 - 田栖川村が湯浅町に編入。(6町2村)
    • 5月1日 - 有田町が市制施行して有田市となり、郡より離脱。(5町2村)
  • 昭和34年(1959年1月1日(5町)
    • 五村および岩倉村の一部(粟生)が清水町に編入。
    • 岩倉村の残部(川口・谷・岩野河・立石)が金屋町に編入。
  • 平成8年(1996年)4月1日 - 広川町(ひろかわちょう)が改称して広川町(ひろがわちょう)となる。
  • 平成18年(2006年)1月1日 - 吉備町・金屋町・清水町が合併して有田川町が発足。(3町)

変遷表

脚注

  1. ^ 記載は「下・中島村」。
  2. ^ a b c 記載は広の冠称付き。
  3. ^ 記載は藤並の冠称付き。
  4. ^ a b 記載は田殿の冠称付き。
  5. ^ a b c 記載は石垣の冠称付き。
  6. ^ 記載は「清水村/寺原村」。
  7. ^ 紀州藩附家老安藤氏領が慶応4年1月24日1868年2月17日)に立藩。
  8. ^ 紀州藩附家老水野氏領が慶応4年1月24日(1868年2月17日)に立藩。

参考文献