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本編では、以下のさまざまな形態で楽曲が使用されている。 |
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==== 実在の楽曲とその歌手の映像 ==== |
==== 実在の楽曲とその歌手の映像 ==== |
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時代背景を説明する場面にあたり、当時の実在の楽曲とその歌手の映像、もしくはレコードジャケットが登場する。これらの多くは脚本の宮藤の指定によるものであるという<ref name="jam2013418"/>。番組内で登場する楽曲は以下の通り(歌手の五十音順)。 |
時代背景を説明する場面にあたり、当時の実在の楽曲とその歌手の映像、もしくはレコードジャケットが登場する。これらの多くは脚本の宮藤の指定によるものであるという<ref name="jam2013418"/>。番組内で登場する楽曲は以下の通り(歌手の五十音順)。 |
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==== 登場人物が歌唱 ==== |
==== 登場人物が歌唱 ==== |
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劇中では登場人物が様々な楽曲を歌うシーンが登場する。なお、劇中で歌われる[[カラオケ]]のトラックはすべてオリジナルの音源で、スナックの設定や時代背景などを考慮して制作されている<ref name="jam2013418"/><ref name="jam2013331"/>。 |
劇中では登場人物が様々な楽曲を歌うシーンが登場する。なお、劇中で歌われる[[カラオケ]]のトラックはすべてオリジナルの音源で、スナックの設定や時代背景などを考慮して制作されている<ref name="jam2013418"/><ref name="jam2013331"/>。 |
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2013年9月6日 (金) 17:11時点における版
あまちゃん | |
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三陸鉄道36-100形気動車(オープニング映像などに登場する北三陸鉄道の同形車両) | |
ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 宮藤官九郎 |
演出 | 井上剛、吉田照幸、梶原登城ほか |
出演者 |
能年玲奈 小泉今日子 尾美としのり 杉本哲太 松田龍平 古田新太 小池徹平 橋本愛 福士蒼汰 有村架純 八木亜希子 吹越満 塩見三省 でんでん 平泉成 木野花 美保純 片桐はいり 渡辺えり 薬師丸ひろ子 蟹江敬三 宮本信子 |
オープニング |
大友良英 「あまちゃんオープニングテーマ」 |
時代設定 | 2008年夏 - [注 1] |
製作 | |
プロデューサー | 訓覇圭、菓子浩 |
制作 | 日本放送協会(NHK) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
公式ウェブサイト | |
本放送 | |
放送期間 | 2013年4月1日 - 2013年9月28日(予定) |
放送時間 | 月曜 - 土曜 7:30 - 7:45(BSプレミアム) 8:00 - 8:15(総合) |
放送分 | 15分 |
回数 | 156 |
再放送 | |
放送期間 | 2013年4月1日 - 2013年9月28日(予定) |
放送時間 | 月曜 - 土曜 12:45 - 13:00(総合) 23:00 - 23:15(BSプレミアム)/ 土曜 9:30 - 11:00(1週間分、BSプレミアム) |
放送分 | 15/90分 |
あまちゃん一週間(ダイジェスト) | |
放送期間 | 2013年4月7日 - 2013年9月29日(予定) |
放送時間 | 日曜 11:00 - 11:54の一部(総合) |
放送分 | 20分 |
5分版ダイジェスト | |
放送期間 | 2013年4月7日 - 2013年9月29日(予定) |
放送時間 | 日曜 5:45 - 5:50 月曜(日曜深夜)0:05 - 0:10 |
放送分 | 5分 |
ドラマ |
『あまちゃん』は、2013年度(平成25年度)上半期にNHKで制作され、総合テレビとBSプレミアムで放送している連続テレビ小説・第88シリーズの作品である。
企画・制作
NHKが2012年(平成24年)6月4日の記者発表で概要を明らかにした。宮藤官九郎の脚本によるオリジナルストーリーで、宮藤がNHKで脚本を手がけるのは、連続テレビ小説以外も含め初めて。
ヒロインの天野アキ役に起用されるのは能年玲奈で、同年7月26日に記者会見が開かれて発表された[1][2]。東京制作の連続テレビ小説では、『つばさ』以来4年ぶりの(すなわち、総合テレビでの放送時間が現在の8:00スタートに変更されて以降初めての)オーディションを実施し、1953人の中から選ばれたもので、能年は初めてのドラマ主演となる。なお主演の最終候補には、能年と三根梓の2人が残っていたという[3]。
物語は大きく2部構成で、前半の「故郷編」では、東北地方・三陸海岸にある架空の町・岩手県北三陸市を舞台に、引きこもりがちな東京の女子高生が夏休みに母の故郷である北三陸に行き、祖母の後を追って海女となるが、思いがけないことから人気を得て地元のアイドルとなる姿を描く。後半の「東京編」ではアキが東京に戻り、全国の地元アイドルたちを集めたアイドルグループ「GMT47」(ジーエムティー フォーティセブン)のメンバーとして成長する姿を描く[4][5]。また第23週からは、現実世界で2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)を劇内出来事として扱うという[6][7]。ドラマタイトルの『あまちゃん』には、「海女さん」の意味と「人生の甘えん坊(甘ちゃん)だったヒロインの成長を描く」という意味が込められているという[8]。
アキ(能年)以外の主要キャストについては、2012年9月6日の記者発表で前半の「故郷編」(第72話以前)の主要キャスト(アキの親族と北三陸の人々)が[9]、翌2013年1月18日の記者発表で後半の「東京編」(第73話以降)の主要キャスト[4]が明らかになった。2012年10月18日に岩手県久慈市でクランクイン、翌2013年(平成25年)8月1日にクランクアップした[10][11][12]。
企画の経緯
番組タイトル発表時の記者会見での宮藤の話[8]や放送前に行われた宮藤へのインタビュー[13]、さらには雑誌『Cut』(ロッキング・オン)におけるインタビューによると、本作の発想の核になっているのは「小さな田舎の、地元アイドルによる村おこし」だという。宮藤も東北(宮城県)出身であるが、宮藤自身は最初から東北を題材に描こうと思ったわけではなく[注 2](その一方で、演出の井上剛は、宮藤に脚本のオファーを出すにあたって「朝ドラで東北の話をやりたかった」と最初から東北を舞台にすることを念頭に置いていたという[15]。)、具体的な題材を探す中で岩手県久慈市・小袖海岸の「北限の海女」や、三陸鉄道北リアス線を使った町おこしなどの存在を知り、「僕(宮藤)から見ると豊富にネタがあるけど、町の人はそれを当たり前に思っている感覚がいいなあ[13]」として、そこからストーリーの軸を定めたという。このような縁もあり、舞台こそ架空の町だが、久慈市で主なロケが行われるとともに、ストーリーの随所に久慈市を題材とした舞台設定がちりばめられている。
また、東日本大震災を描くことについては、執筆前の時点で宮藤は「震災をフィクションの中に入れることは抵抗があった」とする一方で「(震災の話題を)やらないのも嘘、それだけをやるのも嘘」と語り[6]、執筆後には「(震災なしで書くのもありかもとは)思えなかった」「地震までの回でずっと積み上げてきたものが、自分で思っていたよりも揺るぎなかった」と述べている[16]。
ロケ地など
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故郷編ロケ地・久慈市小袖海岸
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小袖海岸の小袖漁港(袖が浜地区ロケ地)
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三陸鉄道久慈駅(北三陸鉄道北三陸駅ロケ地)
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三陸鉄道堀内駅(北三陸鉄道袖が浜駅ロケ地)
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三陸鉄道田野畑駅(北三陸鉄道畑野駅ロケ地)
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埼玉県立寄居城北高等学校(北三陸高校ロケ地。ただし、潜水土木科のプールのシーンは岩手県立種市高等学校)
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アメヤ横丁(アメ横。アメ横女学園芸能コースの本拠地「東京EDOシアター」近辺ロケ地)
あらすじ
内容については公式サイトに記載された「あらすじ」に基づく。
第1部・故郷編(第1話 - 第72話)
東京で生まれ育った16歳の天野アキは、2008年夏、祖母・天野夏の危篤の知らせを受けた母・天野春子に連れられ、春子の郷里である岩手県北三陸市袖が浜を初めて訪れる。しかし夏の危篤の話は、後継者不足に悩む観光資源「北の海女」を春子に継いでもらおうと、北三陸駅の駅長・大向大吉がついた嘘だった。24年前に家出同然で上京した春子は、夏との口論の末に東京に戻ろうとするが、夏ら海女たちの勇姿と過疎化が進む北三陸の現実を知ったアキは、暗く引っ込み思案な今までの自分を払拭し海女になる決意をする(第1週)。夫・黒川正宗との離婚を決めた春子とともにアキは北三陸に移住し、地元の美少女でアイドル志望の足立ユイと親友になる(第2週)。
初代「ミス北鉄」となったユイと海女活動中のアキは、観光協会のホームページに動画が掲載されてアイドルオタクの注目を浴び、北三陸には二人を目当てに大勢の観光客が押し寄せ、大吉ら町おこしに熱心な人々の思いに押され二人は観光PRの広告塔的存在になる(第3週 - 第6週)。そんな中、久しぶりに袖が浜に帰ってきたアキの祖父(春子の父)・天野忠兵衛の口から、春子がかつてアイドルを目指していたことが暴露される(第6週)。自分の過去と重ねてアキがアイドルになることを嫌う春子の思いに反し、アキは春子の歌う姿に感銘を受けたこと、ユイと共に「潮騒のメモリーズ」として大勢の人前で歌い楽しさを感じたこと、昔の青春映画『潮騒のメモリー』を見て主演女優の鈴鹿ひろ美に憧れを抱いたことをきっかけに、芸能活動に目覚めてゆく(第7週)。
この間、アキは観光協会職員でユイの兄・足立ヒロシからの恋心の告白を受けたり、高校の潜水土木科の先輩・種市浩一への初恋とユイを交えた三角関係による失恋を経験する(第8週・第9週)。
折しも、琥珀掘りの小田勉に弟子入りしていた水口琢磨が実は大手芸能事務所「オフィス・ハートフル」のスカウトマンであり、同社長兼大物プロデューサーの荒巻太一の指令でユイとアキを偵察していることが発覚。水口の東京行きの誘いを受けてユイは家出を企てるが、町おこしの目玉である彼女らを失うことを危惧する大吉らが阻止する(第10週)。この件で落胆し引きこもるユイを励まそうと、アキはイベントを企画し、春子に内緒で再び二人でステージに立つ。激怒する春子に観客の前で平手打されたアキはアイドルになりたいことを春子と地元民に吐露する(第11週)。
荒巻の直接の誘いを受けた二人は再び家出し失敗するが、アイドルを目指すアキの思いを聞いた海女仲間は二人を応援し、水口も二人との契約を正式に申し出る。春子は最後まで強硬に反対するが、夏から25年前の出来事の後悔と謝罪の言葉を聞き母との確執は氷解。アキを送り出すことを決める。こうしてアキとユイは、「ハートフル」と契約し、地元民らに見送られ晴れて上京することとなるが、出発の日、ユイは父の足立功が倒れたため出発の延期を告げ、号泣しながらアキを見送る。こうしてアキはたった一人で東京へと旅立つことになる(第12週)。
第2部・東京編(第73話 - 第156話)
2009年夏、17歳のアキは上野駅に降り立つ。しかし、アキが加入する「GMT47」(GMT)は人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」(アメ女)の2軍扱いでメンバーは6人のみ。加えて、相方のユイが来ないことを事務所関係者に露骨に落胆されたり、父・正宗に恋人の存在発覚など、アキは厳しい現実に直面して落ち込む(第13週)。しかしGMTの仲間とはすぐに打ち解け、憧れの女優・鈴鹿ひろみに出会い感激し、海女仲間だった安部小百合さらに初恋相手の種市との再会を喜ぶ。事務所社長の荒巻によりアキはアメ女センターの有馬めぐのシャドウ(代役)に指名されるが、有馬は怪我やスキャンダルに瀕しても舞台に穴を開けず、アキにチャンスが巡る見込みは無い。そんなアキは荒巻の計らいで女優業の見習いのため、鈴鹿の付き人を始める(第14週)。
アキが東京に来て2か月後、荒巻はファンによる人気投票「国民投票」を企画し、41位以下は解雇すると発表。GMTは得票率を上げるためのイベントを行うも、投票結果アキは最下位となり、さらに鈴鹿の紹介で端役を演じるドラマではNGを連発して鈴鹿から女優に不向きと苦言され、荒巻から叱責される。順位は繰り上がり解雇は逃れるが、アキは落ち込み、2009年の大晦日に北三陸市に帰省する(第15週)。父の病臥と母の失踪でアイドルを諦め不良になったユイから貶され、ドラマは出演シーンがほとんどカットされたことにショックを受け、アキは現実逃避し正月明けも北三陸に留まる。心配して駆けつけたマネージャー・水口と、留守番電話に残されたGMTメンバーらからの言葉に励まされ、さらにユイとの和解を経て再び東京に戻る。上京の道中で、アキは母・春子からの手紙を読み、春子が昔、荒巻の依頼で鈴鹿の歌手活動の影武者を務めたこと、それが元で歌手デビューの夢を潰されたことを知る(第16週)。
荒巻は国民投票でアメ女から外れた有馬をメインとしてGMTの歌手デビューの準備を始めるが、有馬のスキャンダルを理由に荒巻は急遽中止を決める。激怒し、自分が春子の娘だからデビューできないのかと詰め寄るアキに、荒巻はそのことを認めたうえで「事務所にいる限り潰す」と宣告、アキを解雇する(第17週)。失意に暮れるアキと電話した春子は、アキの応援と自分がやり残したことを果たすために上京。鈴鹿を交えて荒巻に抗議し、アキの解雇は撤回される。GMTはデビューにこぎ着けるが、デビューCD「地元に帰ろう」を独断で細工した荒巻のやり方に反発した春子はアキを辞めさせると宣言。アキはGMTを脱退し、春子が正宗とともに設立した個人事務所「スリーJプロダクション」に移籍する(第18週)。
アキを庇った水口は居場所を失い「スリーJプロダクション」に移る。春子と水口の尽力で幼児番組に出演したことをきっかけにアキの出演依頼は増え、両思いであることがわかった種市との交際を隠しつつアキは仕事に勤しむ(第19週)。一方、荒巻の手腕で華々しくデビューしたGMTは人気に陰りが見え始める。挽回策として、荒巻はGMTメンバー小野寺薫子主演の『潮騒のメモリー』のリメイク映画の制作を構想、形だけのオーディションを開催する。事情を知らないアキは応募し一次選考に進むが、選考当日の朝、祖母・夏が倒れたとの知らせを受ける(第20週)。春子は夏の元に駆けつけ、それまでできなかった親孝行を果たそうと北三陸に留まる。鈴鹿の力添えを受けながらもアキは選考を通過していき、最終選考で小野寺に競り勝ち主演に選ばれる(第21週)。映画の撮影が開始され、役作りのために、アキと母親役の鈴鹿は共同生活を始める。鈴鹿の手厳しい指導や励ましを受けながらアキは撮影に挑み、オールアップの日、回復した夏を見届けた春子も東京に戻る。アキが歌う主題歌の収録現場で、荒巻は春子が影武者をしていたことを鈴鹿に告白して春子に謝罪、鈴鹿も春子に謝罪し三者は和解する。映画が公開された直後の2011年、鈴鹿はスリーJプロダクションへ移籍希望を申し出る(第22週)。3月11日、東日本大震災が発生。翌日に控えたアキとGMTの合同ライブは急遽延期され、海が舞台の『潮騒のメモリー』は上映打ち切りになるなど、世情は大きく変わる。北三陸の人々の無事は確認出来たものの、現地の様子が気になる気持ちを抑えアキは仕事に打ち込み続けるが、6月、芸能活動を辞めて独りで北三陸に帰る決意をする。
登場人物
以下は、公式サイトの「登場人物」に掲載されている人物。原則として役名は、ドラマ内でのスタッフロールの表記に基づく。役柄の詳細は「あまちゃんの登場人物」を参照のこと。
主人公
- 天野アキ(あまの アキ)
- 演 - 能年玲奈 ※「東京編」(第73話 - 第132話冒頭)の語りも兼任。
- 本作のヒロイン。16歳(高校2年生)の夏、母・春子の実家・岩手県北三陸市を初めて訪れ、海女となる。一方で、親友・ユイと共に地元のアイドルとなり、本格的なアイドルを目指して再度上京する。
アキの家族
- 天野夏(あまの なつ)
- 演 - 宮本信子 ※「故郷編」の語りも兼任。(若き日の夏:徳永えり)
- アキの祖母で、通称「夏ばっぱ」。袖が浜の海女で海女クラブ会長。喫茶「リアス」およびスナック「梨明日」を経営する。
- 天野春子(あまの はるこ)
- 演 - 小泉今日子(若き日の春子:有村架純/少女期:田附未衣愛/幼少期:豊嶋花)※「東京編」(第132話後半 - 第156話)の語りも兼任。
- アキの母親。18歳だった1984年の夏に家出しアイドルを目指して上京するが夢は叶わず、正宗と結婚し主婦になる。2008年夏、アキを連れて24年ぶりに帰省。当初はアキの海女やアイドル活動に反対するが応援に変わり、芸能事務所「スリーJプロダクション」を設立する。
- 黒川正宗(くろかわ まさむね)
- 演 - 尾美としのり(若き日の正宗:森岡龍)
- アキの父親。東京で個人タクシーの運転手をしている。春子を3回乗せたことをきっかけに交際、結婚。2008年に離婚する。
- 天野忠兵衛(あまの ちゅうべえ)
- 演 - 蟹江敬三
- アキの祖父。マグロの延縄漁などを行う遠洋漁業の漁師で、年末から年始の間の10日間ほど北三陸に帰って来る。
北三陸の人々
足立家の人々
- 足立ユイ(あだち ユイ)
- 演 - 橋本愛
- アキと同学年の、アイドル志望の美少女。北三陸のミスコンで優勝し、アキとともに全国のアイドルオタクから注目され「潮騒のメモリーズ」を結成。芸能事務所と契約し上京しようとする矢先に父が倒れ母が失踪し、夢を諦め不良となるが、更生し海女となる。
- 足立ヒロシ(あだち ヒロシ)
- 演 - 小池徹平
- ユイの兄で観光協会のWeb担当。あだ名は「ストーブ」。アキに片思いしている。父が倒れ母が失踪して以降、父の介護を引き受け足立家を支える。
- 足立功(あだち いさお)
- 演 - 平泉成
- ユイとヒロシの父で岩手県議会議員を務める地元の名士。ユイの夢を応援していたがユイの上京前夜に倒れるも復帰する。
- 足立よしえ(あだち よしえ)
- 演 - 八木亜希子
- ユイとヒロシの母で元アナウンサーの専業主婦。典型的な良妻賢母だが、功の病で将来に不安を感じ一時失踪する。
海女・漁協関係者とその家族
- 今野弥生(こんの やよい)
- 演 - 渡辺えり
- 現役の海女。「北三陸の越路吹雪」と呼ばれるほどの歌唱力の持ち主。
- 今野あつし(こんの あつし)
- 演 - 菅原大吉
- 弥生の夫。町の商工会長で、洋服店「ブティック今野」を営んでいる。
- 長内かつ枝(おさない かつえ)
- 演 - 木野花
- 夏に次ぐ年長の海女。六郎とは結婚と離婚を繰り返し、2008年の時点では内縁の仲である。
- 長内六郎(おさない ろくろう)
- 演 - でんでん
- かつ枝の内縁の夫。袖が浜漁協の組合長。元漁師。
- 熊谷美寿々(くまがい みすず)
- 演 - 美保純
- 現役の海女。過去に何度も駆け落ちをしている。
- 安部小百合(あんべ さゆり)
- 演 - 片桐はいり
- 海女兼漁協の事務員から転身してまめぶを広めるために東京で屋台を経営する。愛称は「あんべちゃん」。
- 花巻珠子(はなまき たまこ)
- 演 - 伊勢志摩
- 小百合の後任事務員。2人の娘を育てる出戻りのシングルマザー。洋楽好き。
その他の北三陸の人々
- 大向大吉(おおむかい だいきち)
- 演 - 杉本哲太(若き日の大吉:東出昌大)
- 北三陸駅の駅長。北三陸の活性化に情熱を燃やしている。幼馴染みの春子に片思いしている。
- 吉田正義(よしだ まさよし)
- 演 - 荒川良々
- 北三陸駅の副駅長。毒舌でとぼけた性格。栗原と結婚している。
- 菅原保(すがわら たもつ)
- 演 - 吹越満(若き日の菅原:落合モトキ)
- 観光協会長。地元の集客活動に消極的なため大吉から尻をたたかれている。
- 栗原しおり(くりはら しおり)
- 演 - 安藤玉恵
- 観光協会の職員。ヒロシと交際するが、吉田に心変わりし結婚。
- 種市浩一(たねいち こういち)
- 演 - 福士蒼汰
- 北三陸高校潜水土木科におけるアキの先輩で初恋相手。硬派な性格で南部もぐりが得意。上京後就職先で挫折し、寿司店「無頼鮨」に弟子入りする。卒業後ユイと交際するが、やがて心変わりしアキと交際する。
- 磯野心平(いその しんぺい)
- 演 - 皆川猿時
- 北三陸高校潜水土木科の教師。愛称は「いっそん」。
- 小田勉(おだ べん)
- 演 - 塩見三省(若き日の勉 : 斎藤嘉樹)
- 「リアス」の常連客で、琥珀の掘削職人。「リアス」のカウンターでいつも琥珀を磨いている。
東京の人々
- 鈴鹿ひろ美(すずか ひろみ)
- 演 - 薬師丸ひろ子
- アキが憧れる清純派の大女優。アイドルデビューした1986年[17]、海女を題材とした青春映画『潮騒のメモリー』で主演を務めブレイクした。「東京編」でアキと出会い、付き人として雇う一方、アイドルを目指すアキを応援する。
- 水口琢磨(みずぐち たくま)
- 演 - 松田龍平
- GMT47のマネージャーを経てアキの専属マネージャーとなる。「故郷編」では素性を隠し勉に弟子入りしアキとユイをスカウトするチャンスを伺い、「東京編」ではアイドルを目指すアキを支える。
- 荒巻太一(あらまき たいち)
- 演 - 古田新太
- 芸能事務所「オフィス・ハートフル」の社長兼プロデューサー[18]で、過去に多くのアイドルを大ヒットさせている。通称は「太巻(ふとまき)」。
- 河島耕作(かわしま こうさく)
- 演 - マギー
- 「アメ女」チーフマネージャーを経て、GMTの専属マネージャーとなる。
- 有馬めぐ(ありま めぐ)
- 演 - 足立梨花
- 「アメ女」センター。愛称は「マメりん」。プライドが高くステージに立つ執念は強いが、スキャンダルをたびたび起こしてついに2010年にアメ女を解雇される。
- 入間しおり(いるま しおり)
- 演 - 松岡茉優
- GMTのリーダー。埼玉県出身。責任感が強く熱い性格。
- 遠藤真奈(えんどう まな)
- 演 - 大野いと
- GMTメンバー。福岡県出身と言っていたが実は佐賀県出身[19]。
- 宮下アユミ(みやした アユミ)
- 演 - 山下リオ
- GMTメンバー。徳島県出身。年齢詐称をしていたことを明かす。「国民投票」後、アイドルを引退。
- 喜屋武エレン(きゃん エレン)
- 演 - 蔵下穂波
- GMTメンバー。沖縄県出身。マイペースで寛大な性格。
- 小野寺薫子(おのでら かおるこ)
- 演 - 優希美青
- GMTメンバーの最年少。宮城県出身。
- ベロニカ
- 演 - 斎藤アリーナ
- アキ脱退後にGMTに加入したメンバー。ブラジル人と山梨県民とのハーフ。
- ヒビキ一郎(ヒビキ いちろう)
- 演 - 村杉蝉之介
- アイドルオタクのカメラ小僧でアキたちの地元アイドル活動を当初より追いかけ続ける。後に著名なアイドル評論家となる。
- 梅頭(うめず)
- 演 - ピエール瀧
- 東京EDOシアター裏の寿司店「無頼鮨(ぶらいずし)」の大将[20]。普段は無口で職人肌だが、間の抜けた一面もある。意外とミーハー。
- 甲斐(かい)
- 演 - 松尾スズキ
- 原宿の純喫茶「アイドル」店主。アイドル通。
設定・用語
ストーリー設定やキーワードとなる用語について説明する。
北三陸市
第一部の舞台となる北三陸市は、岩手県三陸海岸沿いにあるという設定の田舎町。素潜り漁として世界最北端でウニを獲る「北の海女」と、北三陸鉄道の駅弁である「リアスのウニ丼」が観光資源。名物は「まめぶ」と琥珀[注 3]。
前述の通り、岩手県久慈市およびその周辺(洋野町・田野畑村など)の設定がほぼそのまま生かされている。
- 北三陸鉄道リアス線(きたさんりくてつどうリアスせん)
- 1984年7月1日開通の第三セクター鉄道。通称「北鉄(きたてつ)」。本路線(北三陸駅 - 宮古駅)の開通により北三陸と東京が1本につながったが、開通から24年が経過してモータリゼーションの進行により利用が低迷し、岩手県議会でも廃線が取り沙汰される状況となっており、「ミスコンテスト」「お座敷列車」などさまざまな利用促進策が施されている。マスコットキャラクターは岩手県の地図の形が顔になっている「リアス先輩」。
- モデルとなったのは三陸鉄道北リアス線で、ドラマに登場する車両も同鉄道の36-100形である[22]。実際の北リアス線の開通日は1984年4月1日である[23]。
- 実在の三陸鉄道が運営しているもう一つの路線「南リアス線」は、劇中では「南三陸鉄道リアス線」という別会社の路線として描かれている。
- 北三陸駅(きたさんりくえき)
- 「北三陸鉄道リアス線」の北側のターミナル駅。駅舎内には駅務室や待合室のほか、軽食&喫茶「リアス」(夜はスナック「梨明日」となる)がある。
- 学生に待ち時間を有効活用してもらうための自習コーナーがあり、「学習ステーション」と名付けられている。駅舎からホームへはJRの線路を越えるために必ず跨線橋を使う必要がある。
- モデルは三陸鉄道久慈駅で、撮影時は外観のみ久慈駅の看板の上に撮影用のセットを取り付けて北三陸駅として撮影している。駅舎内部のシーンはセットである[24]。なお、実際の久慈駅は、三陸鉄道の駅舎の右隣りにJR八戸線の駅舎が、駅舎のすぐ後にも「久慈グランドホテル」があるが、どちらも極力映り込まないように編集されている。
- 袖が浜海岸(そでがはまかいがん)
- 天野家がある北三陸市の漁師町の集落で、「北の海女」が活動している。2009年7月1日には漁協を改装して飲食・名産品販売・イベント等のための施設「海女カフェ」がオープンする。
- 久慈市の小袖海岸がモデルになっており、実際の集落も海岸沿いの集落と高台の上にある集落に分かれている。ドラマ上も同様の設定になっており、天野家は高台側にあることになっている。実際の久慈市漁協小袖支所は海岸沿いにあり簡易郵便局を併設し、ドラマの漁協でも同様に再現されている。
- 袖が浜駅(そでがはまえき)
- 袖が浜地区の最寄り駅で、北三陸駅の次の駅。ドラマの設定上は高台側集落の奥にあることになっている[24]。
- 実際の小袖海岸に鉄道は通っておらず(わずかの本数の路線バスが運行されるのみ)、ロケ地は小袖海岸からは直線距離で南に15㎞ほど離れた堀内駅(普代村)となっている[25]。なお、駅のすぐ下に「普代村漁業協同組合堀内水産物荷捌施設」の大きな看板があり、普代村や堀内の部分が映らないように工夫している。
- 畑野駅(はたのえき)
- 足立家の最寄り駅。ドラマの設定上は「市ではなく村にある」ことになっており、北三陸駅から1時間ほどの距離にある駅となっている。第4話におけるアキとユイとの初めての出会いの舞台であり、お座敷列車の折り返し駅として種市を「南部ダイバー」で見送った場所でもある。
- ロケ地は田野畑駅で、久慈駅からの所要時間(約50分)や、市ではなく田野畑村に位置するなど、ドラマの設定とほぼ同じである。
- 北三陸高校(きたさんりくこうこう)
- 北三陸市内にある高校。北三陸駅(北鉄の終点駅)から自転車通学出来る場所にある[24]。普通科と潜水土木科を有し、潜水土木科では伝統的な潜水法である「南部もぐり[注 4]」を教える授業を行っている。
- 北三陸駅のモデルである久慈駅から自転車通学出来る高校として岩手県立久慈高等学校が実在するが、普通科しか存在しない。洋野町にある岩手県立種市高等学校には「南部もぐり」を継承する「海洋開発科」が実際に存在しており[26]、ロケ地の1つとして「南部もぐり」の実習のシーンの撮影が行われた[27]。なお、高校内の他のシーンは埼玉県立寄居城北高等学校で撮影が行われている。
- 北三陸の方言
- 北三陸の人々が驚いたときに「じぇ」という言葉を発する場面を多用している[注 5]。これはロケ地である岩手県久慈市小袖地区で実際に用いられている感嘆詞で、宮藤がロケハンに行った際に、海女が発した言葉を面白いとの理由で脚本に採用したもの[28]だが、基本的に小袖地区の漁師仲間でのみ交わされる方言であり、久慈市内でも他地域ではほとんど使われていない。岩手県内の他地域においては同様の感嘆詞として盛岡市周辺で「じゃ」、宮古市周辺で「ざ」、大槌町周辺で「だ」、大船渡市から陸前高田市の気仙地区で「ば」が使われており[29][30]、岩手県のローカル番組名にも用いられている。
- 他にもドラマ中では方言が多く使用され(例 : 「ばっぱ」「わらす」)、同じくモデルとなっている久慈市小袖地区の方言がその元となっているが、実際に使われているものとは差異がある。これらドラマ中の方言は、NHK盛岡放送局のドラマ公式ページ「ご当地サイト」内でその一覧を参照することができる[31]。
- 潮騒のメモリーズ(しおさいのメモリーズ)
- アキとユイによる、北三陸を盛り上げるために結成された地元アイドルのユニット。
- 衣装は絣半纏にフリルを施したもので、アキは赤を基調としたフリルに鉢巻きを意識した「北の海女」と書かれたリボンをつけている。ユイは青を基調としたフリルに車掌帽子をイメージした小さい髪留めを使用している。衣装デザインはユイが考えたもので、衣装を縫製したのはユイの母・よしえ。お座敷列車と海女〜ソニックでの活動実績があり、両方とも岩手こっちゃこいテレビの取材を受けている。
- 海女のミサンガ(あまのミサンガ)
- ウニ漁のシーズンオフの内職として、花巻が発案し勉の指導で海女クラブの面々が製作、北三陸駅や海女カフェで販売。
- アキは、種市よりプレゼントされたものと、東京へ出発する時に海女クラブのメンバーから贈られたもの合わせて5本のミサンガを腕に結んでいた。「国民投票」での繰り上げ当選やユイの父・功が病気から快方に向かう前など、アキの身辺で重要な出来事が起こる前に1本づつ切れ、アキの願い事が何らかの形で叶っている。
オフィス・ハートフル
荒巻が社長を務める芸能プロダクション。1991年、荒巻が交際相手である鈴鹿ひろ美の個人事務所として設立するが、その後1年ほどで鈴鹿自身は退社し、その後裸一貫からの躍進で大手芸能事務所となる(第21週での説明)。渋谷の本社のほかに、アメ横の後述する劇場に隣接した事務所を持つ。2008年に「アメ横女学園芸能コース」のプロデュースを手がけて人気アイドルグループに育て上げ、姉妹グループとして「GMT47」のプロジェクトを計画する。所属アイドルたちに対しては男女交際を禁止する「恋愛御法度」の掟がある。
- アメ横女学園芸能コース(アメよこじょがくえんげいのうコース)
- 荒巻プロデュースによる人気アイドルグループ。通称「アメ女」。
- センターをトップとするヒエラルキー構造のグループで、後述する国民投票まではレギュラー20名のうちセンターを含む上位8名が「アメ女八賢伝(アメじょはっけんでん)」と呼ばれ、それに続く階級としてリザーブ、ビヨンド、ビンテージ(OB)があり、GMT47はさらに下として扱われる。
- 体調不良などで劇場への出演が困難になった場合、GMT47のメンバーから「シャドウ」と呼ばれる代役が充当される。
- アメ女結成3周年の2009年、GMTの6人を含めた総勢46人のうちランキング41位より下のメンバーを解雇する「国民投票」と題したファンによる人気投票を施行。このあとのシステムではレギュラー20名、年越しライブの参加権を持つリザーブ10名、補欠扱いの「奈落組」ビヨンド10名となる。
- GMT47(ジーエムティーフォーティーセブン)→GMT6(ジーエムティーシックス)→GMT5(ジーエムティーファイブ)
- 荒巻プロデュースによる、全国の地元アイドルから選抜されたグループ。東京・上野に東日本の、品川に西日本のご当地アイドルを集めたグループのプロジェクトとして計画され[32]、「アイドルの甲子園」と称する。「GMT」は「地元」のことを指し、シンボルマークは北海道・本州・四国・九州・沖縄を表す大小5つの星である。
- しかし実態はアメ女の2軍で、アメ女メンバーのシャドウ(代役)として控え、普段は劇場地下の「奈落」のスタジオで独自でレッスンを積んだり、アメ女の舞台裏の手伝いをする。47都道府県からアイドルを集める構想はうまく進まず、アキを含めて6人しか上京メンバーがいない。そのため「GMT6」の名称で活動を開始することになる。後に彼氏の存在が明るみに出た宮下アユミが脱退。国民投票で奈落組入りした有馬めぐがスキャンダルにより「卒業」扱いの解雇となり、残された5人で「GMT5」の名称で、新曲「地元に帰ろう」でのデビューが決定。荒巻とのいざこざの末にアキが離脱しベロニカが加入後、荒巻が本腰を入れたことにより人気が上昇する。
- レッスンや芸能活動に加え、アキ・しおり・喜屋武・真奈は「朝日奈学園芸能コース」に通い学業にも励み、2010年全員卒業[注 6]。メンバーは当初まごころ第2女子寮に住み、マネージャー・水口の指導の元で生活するが、CDデビュー後はファンに寮の場所を突き止められ、住環境がグレードアップしたワンルームマンションに転居する。
- 一部の出演者は実際にその都道府県出身のタレント[注 7]が登場している。これらの人選について、訓覇圭(番組プロデューサー)はメンバー選考のためのオーディションを行って「方言をネーティブに話せる人を選んだ」[32]としている。
- 名称が「AKB48」と類似しており、荒巻の容姿が秋元康(AKB48総合プロデューサー)を彷彿とさせるが、訓覇は「特定のアイドルグループは想定していない」と述べており、GMT47が実際にCDデビューする予定もないとしている[32]。アキを演じる能年はアイドルの役作りとしてももいろクローバーZや本作で共演する小泉今日子、薬師丸ひろ子のアイドル時代を参考にしているという[33]。
- 東京EDOシアター(とうきょうえどシアター)
- 上野・アメ横にある、アメ横女学園芸能コースのための専用劇場。名称は東京スカイツリーの名称候補のひとつだった「東京EDOタワー」にちなんで荒巻が名付けたもの[注 8]。
- 舞台下に控え室(通称・奈落)兼スタジオを持ち、GMTが控え、正規メンバーの公演の衣装変えが行われたり、セリが設置されたりしている。
- 撮影は外観や入り口前の階段などはアメ横センタービルが使われている(劇場内は原宿アストロホールの劇場を使用)[34]。
- まごころ第2女子寮(まごころだいにじょしりょう)
- 谷中にあるGMTのための合宿所[35]。はじめはGMTのメンバーが、後にはビヨンド(奈落組)の一部メンバーも含めて共同生活を送っている。古い民家をオフィス・ハートフルが買い取って合宿所に改造したという設定の、木造2階建ての年季の入った建物で、風呂がなくトイレは共同。冷蔵庫は共同で使用する。2階が入寮しているアイドルたちの寝室である。空き部屋もあるが、入寮者が「まだまだ増える予定」という水口の意見により、一部の部屋への詰め込みとなっており、4畳半の狭い部屋に2段ベッドを入れて最大3人が寝泊まりしている。1階には入居者の談話室や食堂と台所、玄関近くには水口の部屋がある。
- GMTがCDデビュー後、ファンに所在地が発覚したことにより、引き払われる。
- 外観の撮影は谷中の大名時計博物館が使用されている。内部はセットである。
スリーJプロダクション
オフィス・ハートフルを離脱したアキのために、春子が立ち上げた個人芸能事務所。春子が社長、アキが所属タレント、正宗が運転手としてスタートし、オフィスは世田谷にある正宗の自宅マンションのリビングである。会社の立ち上げには正宗の蓄えを資本金とし、余った金を使って社長の椅子を購入する。マネージャーは複数の募集に対し春子が採用面接を行い、オフィス・ハートフルのGMT担当マネージャーの水口を雇用する。スリーJとは3つのJ(JJJ)で「じぇじぇじぇ」を意味し、シンボルマークは「(‘jjj’)/」。社長のデスクには「死んでも巻かれない。」と書かれた写真立てが置かれている[36]。
劇中劇
- 映画『潮騒のメモリー』(しおさいのメモリー)
- ドラマ内に登場する架空の日本映画。1986年制作の正月映画で、鈴鹿ひろ美が主演し同名の主題歌も担当した(実際は主題歌のみ当時の天野春子が影武者としてレコーディングしていた)彼女の出世作。ヒロインの氏名は鈴鹿と同じ名である。
- 劇中では「著作権の関係でお見せできません」というメタフィクショナルな説明により実際の映像では登場せず、鉄拳によるアニメと登場人物たちの要領を得ない語りのみで回想される。海女の主人公の悲恋を描いた作品で、三島由紀夫の『潮騒』と混同されるが内容は異なり、1980年代のアイドル映画にありがちな荒唐無稽かつ斬新な映像の作品とされる。2010年、荒巻は『太巻映画祭』と題したアイドル映画企画のうちの1本としてこの映画を『潮騒のメモリー〜母娘の島〜』(しおさいのメモリー おやこのしま)のタイトルで、1986年版の続編として内容を大幅に変えてリメイクし、ヒロインのその後を演じる鈴鹿と、その娘の鈴鹿あきを演じる新ヒロインのダブル主演となる。当初は新ヒロインに小野寺薫子を予定していたが、鈴鹿の強い希望によりオーディションで選ぶことになり、アキが選ばれ新ヒロインとなる。
- 見つけてこわそう(みつけてこわそう)
- 架空の子供向け教育番組。身近な要らなくなったものを壊すことで、逆説的にモノの大切さを教える番組。さかなクンとアキがレギュラー出演し、アキはこれがきっかけで人気が出始める。
- 番組中では、アキは壊したものを復元させる「逆回転」の能力を備えているという設定であり、このことがドラマ内でのキーワードの一つとなっている。
- 震災後も番組は継続されたが『じぇじぇじぇのギョギョギョ』にタイトルを変更した(134話)[注 9]。
- 番組内の衣装デザインは、能年がモデルを務めるファッションブランド「Ne-net」の高島一精が行っている[37]。
オープニング・エンディング
- オープニングタイトル
- 大友良英作曲のテーマ曲(後述)をバックに、物語の主要な舞台である岩手県の空撮映像(三陸鉄道や三陸海岸、川・山・港など)が映し出され、随所にアキが飛び跳ねるシーン(学生服、絣半纏、私服)が挿入される。2010年から見られる、アバンタイトルから始まる回もある(アバンタイトルの場合は冒頭に「連続テレビ小説」の字幕を出している)。
- エンディング
- 「まだまだあまちゃんですが」と題し、就労してまだ日が浅いが、仕事を極めるために積極的に取り組む人たちを、一般公募で寄せられた写真で紹介する。
- 当初は盛岡局で募集した、岩手県内の人を取り上げていたが、途中からは番組公式サイトで公募した全国各地の人を紹介している。
音楽
オープニングテーマを含めた大半の劇伴は大友作曲のオリジナルで構成される。その曲数は放送開始前の時点で130曲に上るが[38]、放送開始後も作曲が続行されており、5月時点ですでに200曲を超えるという[39]。テーマ曲とこれらの劇伴は、大友や江藤直子(Giulietta Machine)、近藤達郎、長見順、高井康生、かわいしのぶ、ナスノミツル、水谷浩章、芳垣安洋、坂田学など23人のメンバーに、佐々木次彦指揮による22人編成のストリングスセクションを加えた「あまちゃんスペシャル・ビッグバンド」によって演奏されている[38][40]。
劇伴は通常の場合ドラマの放送前には完成しているものだが、本作では本編の制作と同時進行で、4月の放送開始後も制作が進められているため、視聴者の反応を参考にすることができているという[41]。前半分の録音は2012年9月から2013年1月にかけNHK506スタジオなどで行われた[40]。
テーマ曲
テーマ曲は大友良英作曲・あまちゃんスペシャル・ビッグバンド演奏によるインストゥルメンタル。テーマ曲が歌ではないのは2010年度下期の『てっぱん』以来[注 10]。
オープニングテーマをインストゥルメンタルとした理由について、大友は自身のブログで劇中に新旧さまざまな歌が出て来る(後述)ことを踏まえたものであるとした上で「毎日聴いてもあきない、その上元気が出る『みそ汁』みたいな感じで作りました」とコメントしている[38]。楽曲はスカやチャンチキの要素を取り入れたもの[42]で、月曜日放送のバージョンはキャストに加えてスタッフのクレジットを表示するため、他の日よりも長く編曲も違う展開になる別バージョンが流れる[41](月曜日のテーマソングがロングバージョンとなるのは過去の連続テレビ小説と同様だが、別アレンジのバージョンが用意されるのは異例)。
このテーマ曲は番組公式サイト内でストリーミング配信されているほか、5月10日から月曜日使用のロングバージョンが音楽配信サイトでリリースされ、着うたランキングで1位になるなど、インストゥルメンタル曲としては異例のヒットチャート入りをはたしている(#反響を参照)。その一方で、2013年東京都議会議員選挙ではこのテーマ曲を作曲者サイドに無断で選挙カーのBGMに使用する候補者や政党が複数現れ、これに対し作曲者の大友は自身のブログで「私は一切関係ありません」と表明し、選挙運動に対する利用への抗議の意思を示した[43][44]。これを受けて、選挙カーでの使用を中止する候補も現れている[45]。
一方で、同年開催された第95回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)では、舞台である岩手県代表の花巻東高校をはじめ、同校が準決勝で対戦した延岡学園高校など、複数校が応援曲として使用した[46][47]。
挿入歌
楽曲そのものの詳細は各曲の項目を参照のこと。
- 「潮騒のメモリー」
- 作詞:宮藤官九郎、作曲:大友良英/Sachiko M[17]
- 映画『潮騒のメモリー』の主題歌で鈴鹿ひろ美(薬師丸)のデビュー曲で60万枚のヒットという設定の楽曲[17]。登場当初より本作において重要な役割を果たす楽曲であることが示唆されていた[48]。
- 第7週で春子(小泉)がカラオケで歌ったシーンで初披露され[17]、アキ(能年)とユイ(橋本)のユニット「潮騒のメモリーズ」の持ち歌として使用されている。カラオケに映し出される映像もドラマ製作班によるオリジナル映像で、公式サイトで公開されている[49]。第16週で、実際の音源は歌唱力に難のあった鈴鹿の歌ではなく、影武者(代役)として歌っていた春子の歌だったことが明かされる。
- 当初は「ドラマの筋に関わる内容のため全貌を出せない」という理由で「リリース未定」とされていた[50]が、第16週放送後の7月31日に「天野春子(小泉今日子)」名義でCDリリースされた[51]。
- 「暦の上ではディセンバー」
- 作詞:宮藤官九郎、作曲:大友良英/Sachiko M/江藤直子/高井康生
- 荒巻プロデュースの人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」(アメ女)の2009年に発売した3枚目のシングルにして初のミリオンヒットを達成という設定の楽曲[18]。「東京編」においてアメ女の代表曲として歌唱シーンがたびたび登場する。
- 2013年6月29日に「アメ横女学園芸能コース」名義による配信限定シングルとして発売された[52]。実際の歌唱はベイビーレイズと成田りな役の水瀬いのりで、同年8月21日にベイビーレイズ版のCDが発売される予定[53]。
- 「地元に帰ろう」
- 作詞:宮藤官九郎、作曲:Sachiko M/大友良英
- GMTのデビュー曲という設定の楽曲。作品の中では「国民投票」により奈落落ちした有馬めぐの知名度を使ったGMTの売り込みを図るために荒巻が作った曲ということになっており、レコーディング後に荒巻がアキの歌声に無断でオートチューンによりエフェクトをかけたことがアキがGMTを脱退するきっかけとなったとされている。
- 『朝まで"あま"テレビ』第3夜にてフルバージョンが初公開された。(アキを含めた)GMTの6名の出身地にちなんだ歌詞が織り込まれている。2013年8月28日発売の「あまちゃん 歌のアルバム」に収録されている。いずれも、本来の(エフェクト加工前の)歌唱が公開・収録されている。
使用楽曲
本編では、以下のさまざまな形態で楽曲が使用されている。[54]
実在の楽曲とその歌手の映像
時代背景を説明する場面にあたり、当時の実在の楽曲とその歌手の映像、もしくはレコードジャケットが登場する。これらの多くは脚本の宮藤の指定によるものであるという[41]。番組内で登場する楽曲は以下の通り(歌手の五十音順)。
- アルフィー「星空のディスタンス」
- 杏里「悲しみがとまらない」、「CAT'S EYE」
- 一世風靡セピア「前略、道の上より」
- 欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」
- おニャン子クラブ「じゃあね」、「セーラー服を脱がさないで」
- 柏原よしえ「ハロー・グッバイ」
- 吉川晃司「モニカ」
- クラッシュギャルズ「炎の聖書(バイブル)」
- 斉藤由貴「卒業」
- セイントフォー「太陽を抱きしめろ」
- 高橋真梨子「桃色吐息」
- 田原俊彦「恋=Do!」
- チェッカーズ「涙のリクエスト」
- 1986オメガトライブ「君は1000%」
- 本田美奈子「1986年のマリリン」
- 松田聖子「青い珊瑚礁」、「時間の国のアリス」、「夏の扉」
- 吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」
- YMO「君に、胸キュン。」
登場人物が歌唱
劇中では登場人物が様々な楽曲を歌うシーンが登場する。なお、劇中で歌われるカラオケのトラックはすべてオリジナルの音源で、スナックの設定や時代背景などを考慮して制作されている[41][40]。
- アキ - 「君に、胸キュン。」(YMO)
- 海女たち/アキと海女たち/夏/海女たち、功、大吉、吉田、ユイ/若き日の橋幸夫と若き日の夏/橋幸夫と夏/弥生と今野/海女たち、ユイ、大吉、長内/春子 - 「いつでも夢を」(橋幸夫・吉永小百合)
- 磯野 - 「愛のメモリー」(松崎しげる)
- お座敷列車の乗客 - 「アイアイ」(童謡)、「雪國」(吉幾三)
- 甲斐 - 「セーラー服を脱がさないで」(おニャン子クラブ)
- 喜屋武 - 「涙そうそう」(BEGIN)、「さとうきび畑」(森山良子)
- 菅原、長内、大吉、吉田 - 「失恋レストラン」(清水健太郎)
- 大吉 - 「Jump」(ヴァン・ヘイレン)[55]
- 大吉/大吉と吉田/大吉と喜屋武 - 「ゴーストバスターズ」(レイ・パーカー・ジュニア:映画『ゴーストバスターズ』の主題歌)[55]
- 忠兵衛と夏 - 「港町十三番地」(美空ひばり)
- トシちゃん似の男 - 「抱きしめてTONIGHT」(田原俊彦)
- 弥生 - 「悲しみがとまらない」(杏里)、「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)、「魅せられて」(ジュディ・オング)[55]、「ヨイトマケの唄」(美輪明宏)
- 弥生/春子 - 「千の風になって」(秋川雅史)[55]
- ユイ - 「時をかける少女」(原田知世)[55]
- 吉田 - 「東京砂漠」(内山田洋とクール・ファイブ)、「大都会」(クリスタルキング)、「東京は夜の七時」(ピチカート・ファイヴ)、「NO.NEW YORK」(BOØWY)、「東京」(やしきたかじん)、「俺ら東京さ行ぐだ」(吉幾三)
- 吉田/吉田、大吉、菅原、春子、ユイ - 「卒業」(斉藤由貴)
- 若き日の春子[注 11] - 「風立ちぬ」(松田聖子)、「初恋」(村下孝蔵)[55]
これ以外にも、安藤睦夫作詞作曲の「南部ダイバー」が、北三陸高校潜水土木科の生徒たちに歌い継がれている曲として、生徒たちやアキ、種市、磯野、OBの忠兵衛らによって度々歌唱されている[注 12]。
その他の音楽
器楽演奏によるアレンジの使用が認められる。パロディとしての楽曲については#演出上の特色を参照。
- アキが種市と一緒にいる夢の中、妄想シーン - 「君に、胸キュン。」(YMO)
- 忠兵衛が登場するシーン、アキが東京へ出発する前日のシーン - 「星めぐりの歌」[42](宮沢賢治作詞・作曲)
- 北鉄25周年お座敷列車運行時、北鉄の一部区間運行再開時 - 「銀河鉄道999」(ゴダイゴ)
- GMTのダンスレッスン曲 - 「Touch me」(元気ロケッツ)[58][59][注 13]
演出上の特色
- 過去のアイドル・番組の引用、オマージュおよびパロディ
- 本作品の演出上の特色として過去のアイドルやテレビ番組、ヒット曲などからの引用、オマージュ、パロディが多数盛り込まれていることが挙げられる[60][61]。下記はその一例。
- ヒロシが落ち込んでスナック梨明日に入る際のBGMに「ガラスの部屋」(ペピーノ・ガリアルディ、お笑い芸人ヒロシがネタで用いるBGM)を使用する[55]。
- 漁協の建物を海女カフェにリフォームするシーンにテレビ朝日系『大改造!!劇的ビフォーアフター』のBGMである「Inscrutable Battle」「TAKUMI/匠」(松谷卓)を使用し、ナレーションでも本家を忠実に再現する[15]。
- アキとユイの東京行きを話し合うシーンで、最後に夏が「おめえらの気持ちはよーくわかった」(フジテレビ系『ねるとん紅鯨団』における石橋貴明の決めぜりふ)と話す[15]。
- 観光協会で海女クラブの陰口をたたくシーンで、弥生が「んだんだんだ」と相づちを繰り返すところで吉田が「1の2面でコイン集めてんのか!」と突っ込みを入れる(相づちがスーパーマリオブラザーズのBGMに似ていることから[注 14])。
- 鈴鹿がアキの「じぇじぇ」を聞き間違えて「“じょじょ”は奇妙な冒険よね」と言い、梅頭がジョジョ立ちの真似をする[61][注 15]。
- ユイの非行が書き込まれたネット掲示板に「夜中にバールのようなもので自販機をこじ開け」との表現がある(元ネタは清水義範の同名小説[61]または立川志の輔の創作落語[60])。
- 太巻がアキのことを「あの薄汚ねえシンデレラの娘」と言う(元ネタは小泉が主演したドラマ『少女に何が起ったか』(TBS)で石立鉄男演じる川村刑事の名セリフ)。[注 16]
- 水口がスカウトマンになる前に「バースデイ・オブ・エレファント」というロックバンドでベースを担当していたと語るシーンがあるが、演者の松田は映画『NANA』でベーシストを演じている。ライターの木俣冬は音楽業界を舞台とし少女2人の関係を描いているということに本作との共通性を指摘している[64]。(2013年8月3日放送分)。
- このような演出技法については元々宮藤の手がけた作品の脚本に「1シーンに面白要素を詰め込みすぎる」傾向がある[60]ことと、演出担当が「今までやったことないことにいろいろチャレンジ」した結果[15]であり、太巻役の古田新太も「宮藤くんにはこの15分という“朝ドラ”が合っているような気がします」と語っている[65]。
- 実在の人物や映画を基調とした設定
- ライターの藤木TDCは、Webサイト「日刊ナックルズ」への署名記事[66]において、特に東京編においてストーリーや設定がいくつかの実在の人物や映画を基にしているのではないかと推測・指摘している。
- 長回し撮影
- また、アキ役の能年が自身のブログ[67]や番組公式サイト内[68]で明かしたところによると、7月29日放送分の第103回(鈴鹿と春子が直接対面する場面)では15分間のほぼ全編で長回し撮影が行われたという[注 17]。
- 実際のニュース映像を用いない震災描写
- 第133話(9月2日)の震災描写は当時のニュース映像を一切使わず、人々の表情と観光協会のジオラマのみで表現した[69]。
反響およびエピソード
視聴率
ビデオリサーチ調べによる初回視聴率は、関東地区20.1%、関西地区14.6%を記録。関東地区においては、前作『純と愛』の初回視聴率(19.8%)を上回り、2006年度下半期の『芋たこなんきん』(20.3%)以来の視聴率20%超えとなった[70]。その後も第5週を除くすべての週で最高視聴率が20%を超えているが、これは地上波本放送の視聴率であり、週刊誌上では「再放送や録画を含めると視聴率50%を超えるといわれる」との言及もある[71]。
このような高視聴率を維持していることに関して、作家・司会者の亀和田武はアイドル評論家の中森明夫との対談の中で「会話のテンポが良くて明るくて」、「細部までああだこうだと、こういう対談ができるほど楽しめる複雑な要素(があることが好調の要因)」、「東北を舞台にしたドラマを作るなら笑いが必須」と指摘し、中森は「脚本の密度がすごく濃いのがいい」、「従来の主な視聴者である熟年層向けの明るいホームドラマ路線に加え、僕らサブカルチャー、アイドル好きも見たくなる小ネタや青春アイドル路線にもしっかり目配りしている」と指摘している[72]。
その一方で、関西地区では、関東地区と比べ視聴率が平均6.8ポイント下回るなど、それまでの連続テレビ小説に比べても東西差が激しい傾向が見られる。これについて産経新聞では、元民放プロデューサーの意見として、脚本を手がけた宮藤官九郎の「サラッとした笑いというかコメディー」が関西で好まれる「ちょっと濃いもの」とは異なるからではないかと指摘している[73]。
各種ランキング
音楽
2013年5月10日より配信されている「あまちゃん オープニングテーマ(ロングバージョン)」は、配信開始日のレコチョク着うたデイリーランキングで1位を記録し[74]、5月15日 - 21日集計の週間ランキングでは2位[75]、翌週の5月22日 - 29日では1位を記録した[76]。ランキングの関係者によれば、インストゥルメンタルがトップ10に入ることも異例であるが、1位を獲得するに至っては史上初のことである[77]。また、6月19日発売のアルバム『連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック』は、初週1.2万枚を売り上げ、オリコンの7月1日付週間アルバムランキング5位に初登場。テレビドラマのサントラとしては異例のヒットを記録した[78]。前年上半期放送の『梅ちゃん先生』のサントラの累計売上(約2500枚)の約6倍に達するなど、音楽の面でも大きな話題となっている[79]。
挿入歌として放送され、6月29日に配信限定シングルとしてリリースされた「暦の上ではディセンバー」は、配信当日のレコチョクのシングル部門デイリーチャート、iTunes Storeのシングル総合チャートともに1位となった[80][81]。また、7月20日に配信を開始した「潮騒のメモリー」は、7月17日-23日付のレコチョク着うたランキングの週間チャートで1位を獲得し[82]、7月31日発売のCDシングルも8月12日付の週間ランキングでは初登場2位を記録[注 18][83]。8月28日に発売された挿入歌集『あまちゃん 歌のアルバム』(上記で述べた「暦の上ではディセンバー」、「潮騒のメモリー」などが収録されたアルバム)は、9月9日付のオリコン週間アルバムチャートで初登場1位を獲得し、本作品の関連CDで初のオリコンチャート1位を獲得した[84]。テレビドラマのサントラ盤でオリコンチャート1位を獲得したのは、2011年10月5日発売のTBS系『美男ですね』のサントラ盤『A.N.JELL WITH TBS系金曜ドラマ『美男ですね』MUSIC COLLECTION』以来史上2作目で、連続テレビ小説の作品ではこれが初めてとなる。
書籍
2013年7月30日に発売された本作品のドラマガイドブック第2弾となる『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 あまちゃん Part2』は、オリコンの8月12日付の"本"ランキングTV番組関連本部門で初登場1位を獲得した[85]。連続テレビ小説のガイドブックが同部門で1位を獲得したのは、これが初である。
8月29日発売のメモリアルブック『NHK連続テレビ小説 あまちゃん 能年玲奈 featuring 天野アキ 完全保存版』は、オリコンの9月9日付の"本"ランキング総合で初登場10位、TV番組関連本部門で初登場1位をそれぞれ獲得した[86]。ちなみに、初版4万部の売れ行きが好調で、1万部の増刷も決定した[87]。
その他のランキング
4月のNHKオンデマンドの総合視聴数ランキングでは、上位20番組中17番組を本作が占めた(上位10番組が本作)。これは連続テレビ小説では初めての快挙となる[88]。
7月に発表されたオリコンのアンケート調査「2013年上半期最もブレイクしたと思う女優・俳優」において、女優部門ではアキ役の能年玲奈が1位、ユイ役の橋本愛が2位にそれぞれランクインし[89]、俳優部門では種市役の福士蒼汰が1位に選ばれた[90]。また、同月に発表されたオリコンのアンケート調査「2013年上半期エンタメ流行語」において、本作品で登場人物が使用する「じぇじぇじぇ」が2位にランクインした[91]。
ネット上での反応
放送開始後から、番組内のシーンなどをイラストにしてTwitterで公開するユーザーが多数おり、特に5月末から6月はじめにかけてはTwitter上で「あまちゃん絵祭り」(あま絵祭り)と称して一般ユーザーのみならずプロの漫画家なども参加する突発的ブームとも言える状況となった[92][93]。これはこなみ詔子とひうらさとるの何気ないやりとりから「#あま絵祭り」というハッシュタグが生まれたことから始まったもので[93]、これに吉田戦車、折原みと、モリタイシ、末次由紀らの漫画家が自然発生的に参加したものであった。
また、Twitter上では、東京編に入り主要人物となった松田龍平演じる水口琢磨に対する女性の人気が高く、無防備な雰囲気やクールさと熱さのギャップ、ヒロイン・アキとの少女漫画的なつかず離れずの距離感などが視聴者の「萌え」を呼び起こしたとして「#ミズタク俺の部屋祭」というハッシュタグが現れている[94][95]。特に水口が北三陸までアキを迎えに行く7月17日放送の第93話は、「伝説の回」とされ[94]、この日の深夜24時放送のNHK総合のニュース番組『NEWS WEB』では、その日につぶやかれたすべての日本語のツイートを分析し、前日に比べ2倍以上つぶやきが増えた単語をランキング化して、その中からいくつかの単語を詳しく紹介するコーナー「つぶやきビッグデータ」で、水口の通称「ミズタク」が紹介された。その際には、第93話の水口がアキに自分の思いを語る映像とともに、Twitterユーザーの感想も紹介された[96]。評論家の宇野常寛が主催するサブカルチャー批評誌『PLANETS』では、この人気を漫画『進撃の巨人』のキャラクター・リヴァイ兵長のそれと対比するトークイベントを企画している[97]。
第76話(6月27日放送)で登場人物である甲斐が、おニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」が流れた際に「歌だって(会員番号)4番より春ちゃんのほうが上手い」と話す場面が登場するが、これについて該当者である新田恵利が自身のブログで、歌唱力に言及する台詞にショックを受けるとともに、「宮藤の見解」と解釈し落胆の気持ちを明かしている[98][99]。
経済効果
故郷編のロケ地となった岩手県久慈市の観光施設には放送開始から多くの観光客が訪れており、初の大型連休となったゴールデンウィーク期間中(4月27日 - 5月6日)は前年同時期の約2倍となる約11万人が訪れた[100]。また、ドラマの人気を受けて劇中で登場した「まめぶ」などのさまざまな関連商品が高い売上を記録している[101]。ドラマ内で名産品として取り上げられた琥珀は、放送後人気が高まり、東経連ビジネスセンター(仙台市)はドラマのモデルである久慈市の製造販売業者「久慈琥珀」をマーケティング・知的財産事業化支援事業の採択先とし、久慈市の琥珀を高級ブランドとして確立し支援することを決めた[102]。
また、主人公のアキが劇中でうに丼を売る際に首から下げているがま口が注目され、使用された中川政七商店(奈良市)の商品は、同社のFacebookで社員が指摘したことにより2013年5 - 7月に前3か月の10倍を売上げ、7月には完売する人気となった。この影響で手芸店でもがま口制作用品の売上が同年6月時点で前年比160%となり、人気にあやかった販売促進を進めているほか、他のがま口専門店でも上半期の売上が2年前の2倍となり、運営会社秀和(京都市)は同年より8月8日を「がま口の日」とした[103]。
このほか、「北の海女」や「南部もぐり」、「琥珀」などの北三陸の文化や工芸などを題材にし、本作のタイトルロゴをデザインに使用したオリジナルフレーム切手『北三陸・北限の海女』が7月19日から岩手県内の郵便局で、7月25日からは郵便局のネットショップでそれぞれ販売された。また、切手発売を記念して、22日には久慈市で贈呈式が行われた[104][105]。
岩手銀行系列のシンクタンク・岩手経済研究所の試算・推計によると、本作による岩手県経済への波及効果は32億8,400万円に上り、誘発される就業者数は465人になるという。これは、前年に盛岡市で開催された東北六魂祭の経済効果22億700万円をしのぐものであるという[106]。
これらのドラマによる経済効果のことを一部メディアでは、第2次安倍内閣の経済政策の通称「アベノミクス」になぞらえて「アマノミクス」と称している[101][72]。
その他の影響
久慈市では7時、12時、17時の毎日3回流れる時報メロディーが、7月1日からそれぞれ「あまちゃん」オープニングテーマ曲、同曲のスローバージョン、そして「潮騒のメモリー」に変更になった[107][108]。
岩手県立種市高校海洋開発科に昔から伝わる「南部ダイバー」が本作の劇中歌として使用され、その反響から同校の生徒たちと達増拓也岩手県知事が東日本大震災後に全国から寄せられた支援への感謝のかたちとして、8月7日に同曲を合唱録音し、それを8月24日から同校のホームページで公開した[109][110]。また、8月10日からは種市高校のある洋野町の8時の時報メロディーも、「南部ダイバー」に変更になった[111]。
埼玉県は、本作において県の魅力発信やイメージの向上に大きく貢献したとして、GMTリーダーの入間しおりに感謝状を贈呈することを発表している[112]。
スタッフ
- 作 - 宮藤官九郎
- 音楽 - 大友良英[注 19]
- 制作統括 - 訓覇圭、菓子浩
- アニメーション - 鉄拳
- 岩手ことば指導 - 若野裕子、菊地伸枝、だるま太朗
- 宮城ことば指導 - 齋藤綾乃
- 佐賀ことば指導 - 樋渡真司
- 潜水指導 - 金子英敏、千海
- 料理指導 - 西澤辰男
- 寿司指導 - 安齋寛
- ダンス指導 - 木下菜津子
- ボーカル指導 - Noriko.K
- 所作指導 - 花柳寿楽
- ジオラマ製作指導 - 小山義記
- 琥珀採掘指導 - 上山昭彦
- コーヒー所作指導 - 山口紗代子
- 美術アドバイザー - 磯見俊裕
- 衣装アドバイザー - 伊藤佐智子
- アイドル衣装監修 - 西川まり
- 資料提供 - 久慈琥珀博物館
- 撮影協力 - 岩手県、岩手県久慈市、久慈市漁業協同組合、三陸鉄道、東京都台東区
- 演出 - 井上剛、吉田照幸、梶原登城、西村武五郎、桑野智宏
- エキストラ - 岩手県久慈市・洋野町・田野畑村・埼玉県寄居町・神奈川県藤沢市・千葉県館山市・鋸南町・勝浦市の皆さん、劇団ひまわり、劇団東俳、クロキプロ、岩手スマイルプロダクションほか
- 副音声解説 - 松田佑貴
- 「あまちゃん1週間」&「5分であまちゃん」ナレーター - 小林千恵(NHKアナウンサー)
放送日程
2013年4月1日から同年9月28日の全156回(予定)。放送時間(本放送・再放送・ダイジェスト)については連続テレビ小説#放送日時を参照のこと。
- 同年4月3日の第3回の再放送(総合)は、『第85回記念選抜高等学校野球大会』放送のため、12:15 - 12:30に放送。
- 同年8月6日の第110回の本放送(総合)は、『広島平和記念式典』中継のため、中国地方は7:45 - 8:00に、その他の地域は8:37 - 8:52[注 20]に、それぞれ放送。
- 同年8月23日の第125回の本放送(総合)は、MLB中継のため、マルチ編成となり、メインチャンネルで放送[注 21]。
- サブタイトルの冒頭は全てアキの一人称である「おら」から始まる。
週 | 回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 週間最高視聴率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1部 故郷編 |
1 | 1- 6 | 4月 1日 - 4月 6日 | おら、この海が好きだ! | 井上剛 | 20.1% |
2 | 7- 12 | 4月 8日 - 4月13日 | おら、東京さ帰りたくねぇ | 20.6% | ||
3 | 13- 18 | 4月15日 - 4月20日 | おら、友だちができた! | 吉田照幸 | 22.0% | |
4 | 19- 24 | 4月22日 - 4月27日 | おら、ウニが獲りてぇ | 井上剛 | 20.9% | |
5 | 25- 30 | 4月29日 - 5月 4日 | おら、先輩が好きだ! | 梶原登城 | 19.5% | |
6 | 31- 36 | 5月 6日 - 5月11日 | おらのじっちゃん、大暴れ | 吉田照幸 | 20.4% | |
7 | 37- 42 | 5月13日 - 5月18日 | おらのママに歴史あり | 梶原登城 | 20.8% | |
8 | 43- 48 | 5月20日 - 5月25日 | おら、ドキドキがとまんねぇ | 吉田照幸 | 20.2% | |
9 | 49- 54 | 5月27日 - 6月 1日 | おらの大失恋 | 西村武五郎 | 21.6% | |
10 | 55- 60 | 6月 3日 - 6月 8日 | おら、スカウトされる!? | 梶原登城 | 20.5% | |
11 | 61- 66 | 6月10日 - 6月15日 | おら、アイドルになりてぇ! | 吉田照幸 | 22.2% | |
12 | 67- 72 | 6月17日 - 6月22日 | おら、東京さ行くだ! | 井上剛 | 22.0% | |
第2部 東京編 |
13 | 73- 78 | 6月24日 - 6月29日 | おら、奈落に落ちる | 22.6% | |
14 | 79- 84 | 7月 1日 - 7月 6日 | おら、大女優の付き人になる | 吉田照幸 | 21.0% | |
15 | 85- 90 | 7月 8日 - 7月13日 | おらの仁義なき戦い | 西村武五郎 | 22.1% | |
16 | 91- 96 | 7月15日 - 7月20日 | おらのママに歴史あり 2 | 梶原登城 | 20.6% | |
17 | 97-102 | 7月22日 - 7月27日 | おら、悲しみがとまらねぇ | 22.2% | ||
18 | 103-108 | 7月29日 - 8月 3日 | おら、地元に帰ろう!? | 井上剛 | 22.8%[113] | |
19 | 109-114 | 8月 5日 - 8月10日 | おらのハート、再点火 | 吉田照幸 | 22.4% | |
20 | 115-120 | 8月12日 - 8月17日 | おらのばっぱ、恋の珍道中 | 桑野智宏 | 22.9% | |
21 | 121-126 | 8月19日 - 8月24日 | おらたちの大逆転 | 梶原登城 | 23.9%[114] | |
22 | 127-132 | 8月26日 - 8月31日 | おらとママの潮騒のメモリー | 吉田照幸 | 22.8% | |
23 | 133-138 | 9月 2日 - 9月 7日 | おら、みんなに会いでぇ! | 井上剛 | ||
視聴率は本放送の関東地区のもの(ビデオリサーチ社調べ[115]) |
総集編
- 連続テレビ小説『あまちゃん』総集編 前編「おら、この海が好きだ!」
- 第1週から第12週までの「故郷編」を再構成したもの。本編の最後には、アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)による「潮騒のメモリーズ」から春子(小泉今日子)にリレーするかたちで「潮騒のメモリー」の曲も紹介。
- 朝まで"あま"テレビ
- 視聴者からの「これまでの放送をもう一度見たい」「途中から見はじめたので、最初のころの放送が見たい」等のリクエストに応えて、第1週から第20週までの週間ダイジェスト「あまちゃん一週間」を3夜にわたってまとめた再放送[116][注 23]。
- 3日共にオープニングでアキ役の能年が見どころを紹介(第三夜ではエンディングにも出演し番組告知を行った)。第一夜のラストでは「潮騒のメモリー」、第二夜のラストでは「暦の上ではディセンバー」、第三夜では第19週の最後に「地元に帰ろう」がそれぞれフルコーラスで流された。
- 2013年8月16日 1:10 - 3:53(8月15日深夜) - 第1-8週分
- 2013年8月17日 2:20 - 4:02(8月16日深夜) - 第9-13週分
- 2013年8月18日 1:35 - 4:00(8月17日深夜) - 第14-20週分
関連番組
番組名の後ろに日付のないものはレギュラー番組(番組の詳細はそれぞれの番組の記事を参照)。放送日は特記なき限り2013年。
- 『あまちゃん』カウントダウン(NHK総合、3月18日放送)
- 八木亜希子が司会を務め、能年玲奈、小池徹平、福士蒼汰が収録現場から本作の見どころをメイキング映像を交えて紹介。
- 『あまちゃん』徹底ガイド(NHK総合、3月20日放送)
- 本作の見どころをメイキング映像を交えて紹介。
- サウンドクリエーターズ・ファイル『あまちゃん』直前スペシャル(NHK-FM、3月24日放送)
- 通常はクリエーターやアーティストがマンスリーDJを務める(3月はONE OK ROCK)が、この週に限り宮藤官九郎と皆川猿時がDJを担当。ゲストとして、能年玲奈・大友良英が出演(他に『中学生円山』主演の平岡拓真がゲスト出演)[117]。オープニング曲のフルコーラスも初公開された[118]。
- ドラマチック・アクターズ・ファイル(NHK Eテレ)
- ドラマ撮影の現場に密着し、福士蒼汰(3月26日)、小池徹平(4月2日)の個性、魅力に迫る。
- あなたが主役 50ボイススペシャル『あまちゃんボイス』(NHK総合、3月28日放送)
- 出演者やスタッフ、ロケ地の岩手県久慈市の人々の声を集めて放送。
- おやすみ日本 眠いいね!(NHK総合・NHK-FM)
- 宮藤官九郎がホスト役を務める不定期放送の深夜番組で、3月31日深夜放送分の企画VTR「眠れる声の美女」に能年玲奈と橋本愛が出演。
- あさイチ(NHK総合)
- 金曜日のコーナー「プレミアムトーク」に小泉今日子(4月5日)、宮藤官九郎(5月24日)、宮本信子(6月21日)がゲスト出演し、本作の話題を中心にトークを展開。小泉の出演回では能年玲奈と宮藤、宮本の出演回では能年がそれぞれVTRで出演。
- 4月24日は番組全編を岩手からの生中継で伝える「あさイチin岩手」3日目として、故郷編の岩手県久慈市の道の駅くじ やませ土風館からの公開生放送。故郷編のロケ地や郷土料理を紹介。
- 土曜スタジオパーク(NHK総合)
- 4月6日は「土曜スタジオパークin岩手」と題して、NHKスタジオパークを飛び出し、故郷編のロケ地となった岩手県久慈市の岩手県久慈市文化会館アンバーホールからの公開生放送。能年玲奈と宮本信子がゲスト出演。
- スタジオパークからこんにちは(NHK総合)
- 小池徹平(4月8日)、美保純(4月30日)、杉本哲太(5月9日)、木野花(5月27日)、渡辺えり(6月10日)、古田新太(6月26日)、皆川猿時(8月7日)、福士蒼汰(8月28日)、大友良英(9月2日)がゲストで出演し、本作の話題を中心にトークを展開。杉本と皆川、福士の出演回では能年玲奈、古田の出演回では木野がそれぞれVTRで出演。大友の出演回では、冒頭にあまちゃんスペシャル・ビッグバンドが「あまちゃん オープニングテーマ(ロングバージョン)」「あまちゃんクレッツマー」「灯台」の3曲を生演奏。
- NHKとっておきサンデー(NHK総合)
- 1週間分のダイジェスト版「あまちゃん一週間」に加えて、4月14日・6月2日放送分では撮影の裏側(前者では水中撮影、後者では美術デザイン)、6月30日放送分では東京編の主要登場人物の紹介と今後の展開をそれぞれ紹介。また、8月25日・9月1日放送分ではあまちゃん特集(前者では視聴者からNHKに寄せられた反響、後者では故郷編の岩手県久慈市周辺のロケ地ガイド)をそれぞれ紹介。5月19日・6月30日放送分では能年玲奈がVTRで出演。
- まだ間に合う!『あまちゃん』(NHK総合、5月5日放送)
- 第5週までのダイジェストと能年玲奈へのインタビューを交えた番組撮影風景、及び今後の一部予告を紹介。
- 鶴瓶の家族に乾杯(NHK総合)
- 小池徹平(5月13日・5月20日)、小泉今日子(6月10日・6月17日)がゲスト出演。小池は収録当時の3月に海女漁をしている場所を希望し、三重県志摩市を訪問。スタジオトーク時には能年玲奈から小池と鶴瓶へのメッセージVTRが流れた。小泉は故郷編のロケ地となった岩手県久慈市を訪問。
- 岡田惠和 今宵、ロックバーで〜ドラマな人々の音楽談義〜(NHK-FM、ラジオ第1)
- ゲストとして宮藤官九郎(5月18日)、美保純(6月15日)、福士蒼汰(7月6日)が出演(放送日はNHK-FM基準)。
- SWITCHインタビュー 達人達(NHK Eテレ)
- 5月25日放送分で宮藤官九郎と葉加瀬太郎が「脚本家の妄想力 バイオリニストの爆発力」と題して、本作で登場する天野家の10代の春子の部屋でトークを展開。小泉今日子がVTRで出演。
- 情報まるごと(NHK総合)
- 6月18日放送分で大友良英が本作の音楽にかける思いを語るVTR(仙台局制作)が放送された。
- 宮藤官九郎の"俺のmyミュージック"(NHK-FM)
- 7月12日放送開始の、宮藤官九郎がDJを務める音楽番組。宮藤が青春時代に聞いたアイドルの楽曲や歌謡曲・洋楽を紹介しつつ、自らの創作への影響、さらに本作の制作秘話を取り上げる。
- 夏だ!あまちゃん!じぇじぇじぇ旅('jjj')!(ラジオ第1、8月4日)
- 故郷編のロケ地の岩手県久慈市周辺の魅力を伝える紀行番組。大友良英と柴原紅が進行役を担当。
- 第45回思い出のメロディー(NHK総合、ラジオ第1、8月10日放送)
- 能年玲奈と宮本信子が企画コーナー内でプレゼンターを務めた[119]。また、大友良英率いるあまちゃんスペシャル・ビッグバンドが出演し「あまちゃん オープニングテーマ(ロングバージョン)」を演奏した。
- しあわせニュース2013夏(NHK総合、8月17日放送)
- 長崎局の長崎県壱岐市で新人海女として奮闘するひとりの女性の姿を追った「壱岐のあまちゃん」などNHK全54局で上半期に取り上げられたしあわせなニュースを厳選して紹介。ゲストとして能年玲奈と福士蒼汰が出演し、本作品の裏話を語った。
- ゆうどきネットワーク(NHK総合)
- 8月22日放送分でさかなクンが故郷編のロケ地の岩手県久慈市を訪問し、かねてから交流のあった人々と再会。ワラサ漁に挑戦したり、久慈高校の吹奏楽部の生徒たちと一緒に本作品のテーマ曲を演奏したりした。
ほかに民放でもフジテレビ系『ノンストップ!』(6月19日放送)、TBS系『ぴったんこカン・カン』(6月28日放送)、『はなまるマーケット』(7月16日放送)、テレビ東京系『いい旅夢気分』(7月10日放送)、『出没!アド街ック天国』(8月10日放送)などが、故郷編のロケ地となった岩手県久慈市周辺を紹介する内容を放送した。また、ニッポン放送『垣花正のあなたとハッピー!』(8月26日 - 30日)では、本作品の関係者がゲスト出演し、制作秘話を語る内容を放送した。
パロディ
- ピカルの定理(フジテレビ)
- この番組で、司会者の一人・渡辺直美が主演する当作品からのパロディコントとして「なおちゃん」というコーナーがある。ここでは天野アキのパロディで海女修行をする天野まりやなる人物を西内まりやが演じている。
- LIFE!〜人生に捧げるコント〜(NHK総合)
- 8月20日放送分で「あまちゃん 知られざるその裏側」と「注文の多いラーメン屋」のコント2作品に宮藤官九郎が出演。アキを内村光良がパロディーにして演じ、本作品のオープニングも再現された[120]。また、出演者によるスタジオトークも展開された。
関連キャンペーン
- 同年8月から展開している。全国の視聴者が、『あまちゃん』のようにご当地の町おこしをしているご当地アイドルやグルメ、観光、文化などを投稿してもらい、それを基として『ゆうどきネットワーク』や各地域放送番組などを通して紹介する。
- テーマは「ご当地グルメ」、「わが町のアキちゃん」、「ふるさと町おこし名物」の3点で、「わが町のアキちゃん」の部については10代の男女(ただし、アマチュアに限る)でアイドル的な活動をしている学校や地域のグループを募集する。
- また、全国各地のご当地アイドルを各都道府県1つずつ(東京都だけ2つ)選び、「あまちゃんマップサポーター」に任命し、各地域放送などでキャンペーンをPRしていく。
関連商品
ホームメディア
連続テレビ小説では初めてBlu-ray Disc版が発売される予定[121]。発売元:NHKエンタープライズ、販売元:東映・東映ビデオ。
- あまちゃん Blu-ray BOX 1
- 2013年9月27日発売予定。第1週から第8週までを収録。リージョンA、4枚組、本編720分、型番:BSZS07826。特典映像およびブックレットを封入。
- あまちゃん DVD-BOX 1
- 発売日など同上。リージョン2。型番:DSZS07826。
- あまちゃん Blu-ray BOX 2
- 2013年11月8日発売予定。第9週から第16週までを収録。リージョンA、4枚組、本編720分、型番:BSZS07827。特典映像およびブックレットを封入。
- あまちゃん DVD-BOX 2
- 発売日など同上。リージョン2。型番:DSZS07827
- あまちゃん Blu-ray BOX 3
- 2014年1月10日発売予定。
- あまちゃん DVD-BOX 3
- 発売日など同上。
CD
- 大友良英『連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック』
- 2013年6月19日発売、ビクターエンタテインメント。
- 東京佼成ウインドオーケストラ『あまちゃん ぶらばん〜公式版 吹奏楽「あまちゃん」曲集〜』
- 2013年7月31日発売、ビクターエンタテインメント。オープニングテーマほか数曲の吹奏楽アレンジ・アルバム。
- 天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
- 2013年7月31日発売、ビクターエンタテインメント。
- 『春子の部屋 〜あまちゃん 80's HITS〜』[122]
- 2013年8月28日発売、ビクターエンタテインメント/ソニーミュージック。
- 宮藤官九郎監修・選曲による、劇中で若き日の春子が聴いていた1980年代のヒットソングというコンセプトで制作されたコンピレーション・アルバム。ビクターとソニーミュージックの競作となり、ビクター盤には春子役・小泉今日子の「まっ赤な女の子」、鈴鹿ひろ美役・薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」、劇中挿入歌のYMO「君に、胸キュン。」を収録。ソニー盤には劇中人物が歌った「初恋」、「魅せられて」などの曲、当時の芸能界事情を説明する際に引き合いに出されたおニャン子クラブ所属者の楽曲などを収録。また、ビクター盤・ソニー盤とも大友良英の劇中曲「春子の部屋」、「春子の夢」が収録されており、若き日の春子を演じた有村架純がジャケットに登場している。
- 『あまちゃん 歌のアルバム』[123]
- 2013年8月28日発売、ビクターエンタテインメント。
- 劇中に登場したオリジナルソングなどを収めたコンピレーション・アルバム。「潮騒のメモリー」、「暦の上ではディセンバー」のそれぞれのオリジナルバージョンに加えて、潮騒のメモリーズによる「潮騒のメモリー(お座敷列車バージョン)」やGMT5のデビュー曲「地元に帰ろう」、北三陸高校の生徒たちによる「南部ダイバー」など、ボーナストラックを含めた全15曲を収録。
- 大友良英『連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック 2』
- 2013年9月18日発売予定、ビクターエンタテインメント。
音楽配信
- 大友良英「あまちゃん オープニングテーマ」
- 2013年5月10日配信開始、ビクターエンタテインメント。
- アメ横女学園芸能コース「暦の上ではディセンバー」
- 2013年6月29日配信開始、ビクターエンタテインメント。
- 天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
- 2013年7月20日(着うた、メロディコール、iTunes着信音)・同8月6日(フル配信)配信開始、ビクターエンタテインメント。
- 『あまちゃん 歌のアルバム 別冊』
- 2013年8月28日配信開始、ビクターエンタテインメント。
書籍
- オフィシャルブック
-
- NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 あまちゃん (NHK出版)
- Part1、2013年3月25日発売、ISBN 978-4149235639
- Part2、2013年7月30日発売、ISBN 978-4149235646
- NHK連続テレビ小説 あまちゃん 能年玲奈 featuring 天野アキ 完全保存版 (NHK出版)2013年8月27日発売 ISBN 978-4140816110
- NHKウイークリーステラ臨時増刊号 あまちゃんメモリアルブック (NHKサービスセンター)2013年9月18日発売予定
- NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 あまちゃん (NHK出版)
- 公式版楽譜
-
- 公式版 吹奏楽「あまちゃん オープニングテーマ」 (NHK出版)2013年7月20日発売 - 公式吹奏楽版楽譜
- NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 潮騒のメモリー (NHK出版)2013年8月8日発売、ISBN 978-4140553305 - ボーカル&ピアノ譜、ピアノソロ譜
- その他
-
- あまちゃんファンブック おら、「あまちゃん」が大好きだ! (扶桑社)2013年8月27日発売 ISBN 978-4594069025
- 第16週までの内容を細かく解説した「おさらいレビュー」や、プロアマ問わず漫画家たちがTwitter上に投稿した「あま絵傑作選」などを収めたファンブック。NHKエンタープライズが制作協力した公認関連本となっている[124]。
脚注
注釈
- ^ 春子を軸とした回想シーン(1984年以降のほか、幼少時、1981年など)、夏の回想シーン(1964年)もある。
- ^ 宮藤が題材として最初に想定していたのは長野県大鹿村の村歌舞伎(大鹿歌舞伎)だったという[14]。
- ^ 北三陸市のモデルとなっている岩手県久慈市の名物も琥珀である。[21]
- ^ 1898年の種市町(現・洋野町)沖での貨客船座礁事故を機に同地に伝わったヘルメット潜水のこと[26]。
- ^ 東京編では北三陸の登場人物に加えてGMT47のメンバーたちも使用することがある。
- ^ 薫子は中学校に通っていたが、ドラマ中では特に学校名などは明らかにされていなかった。
- ^ 大野(遠藤)=福岡県(のちに遠藤の出身地が隣接県の佐賀県に訂正される)、山下(宮下)=徳島県、蔵下(喜屋武)=沖縄県。小野寺は設定上は宮城県出身だが、これを演じる優希は隣県の福島県出身である。山下は徳島県が舞台となった『ウェルかめ』(2009年下半期放送)に出演している。
- ^ 当時建設中の新タワー誕生によって上野が渋谷・秋葉原などを超える東京の中心になり、そのお膝元でアイドルを育てるという考えによるものだが、タワーの名称は結局「スカイツリー」に決まり、狙いは一部外れてしまっている。
- ^ じぇじぇじぇはアキの、ギョギョギョはさかなクンの驚きの表現である。
- ^ 番組開始当初に限定すれば2011年度上期の『おひさま』もインストゥルメンタルであった(『おひさま』は後半より一部放送日で平原綾香の歌唱によるボーカル入り楽曲を用いている)。
- ^ 歌声は演じている有村ではなく小泉のものである。
- ^ 劇中では、腕を振りながら歌っているが、これは最初の歌唱場面収録で能年と蟹江がアドリブで腕を振りながら歌ったことから、以後の場面でも腕振り歌唱となった[56][57]。
- ^ 実際にこの楽曲が発表されたのは2011年3月(CMソングとして)で、作品内の時間(第104話、2010年)よりも後である。
- ^ このシーンについては、当初『スーパーマリオか!』の台詞としていたが、NHK側から実在の商品名を盛り込むことにNGが入ったため修正したものだという[62]。
- ^ この演技についてピエール瀧はアドリブだったと『たまむすび』(2013年7月4日放送分)のオープニングトークで発言している。また宮藤は自身の日記で当初叙々苑を引用しようとした結果NGを受け、「奇妙な冒険はいいですか」と打診するとOKが出たと明かしている。
- ^ このセリフを用いることについては、放送前にNHKのラジオ番組『午後のまりやーじゅ』にて松村邦洋が言及している[63]。
- ^ 実際の放送では複数のカメラが用いられおり、さらに回想シーンが挿入されているため、映像上の「ワンシーンワンカット」ではなく芝居上の「長回し」である。
- ^ 小泉今日子にとってシングルのトップ3入りは、1993年2月22日付で3位になった「優しい雨」以来約20年半ぶり。
- ^ 第115話(8月12日放送)でリサイタルにおけるバックバンドの一員として出演。
- ^ 当初は8:35 - 8:50の放送予定だったが、式典中継が延長となったのに伴い2分繰り下げて放送した。
- ^ サブチャンネルでは、MLBのブルージェイズ対ヤンキースの試合を放送した。
- ^ 番組表では、それぞれ13:05 - 14:35 , 13:31 - 15:00と記載。
- ^ 第20週は高校野球中継のため通常時間帯の放送がなく、これが本放送。
出典
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外部リンク
- NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 - 公式サイト
- 北三陸市観光協会ホームページ - 公式サイト内にある、足立ヒロシが制作したという設定の観光協会のウェブサイト。劇中で撮影された動画の閲覧ができる。
- Office Heartful - 公式サイト内にある、オフィスハートフルのホームページ。
- NHK連続テレビ小説「あまちゃん」NHK盛岡放送局ご当地サイト - NHK盛岡放送局ご当地サイト
NHK 連続テレビ小説 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
純と愛
(2012年度下半期) |
あまちゃん
(2013年度上半期) |
ごちそうさん
(2013年度下半期) |
NHK総合テレビジョン 日曜11時台コーナー枠 『NHKとっておきサンデー』枠 |
||
純と愛一週間
|
あまちゃん一週間
|
-
|
NHK総合テレビジョン 日曜深夜ミッドナイトチャンネル枠(24:05-24:10) | ||
5分で『あまちゃん』
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-
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