国道101号
Appearance
一般国道 | |
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国道101号 | |
地図 | |
総延長 | 271.6 km |
実延長 | 225.9 km |
現道 | 192.0 km |
制定年 | 1953年(昭和28年)指定(1993年(平成5年)延伸) |
起点 | 青森県青森市 青い森公園前(北緯40度49分25秒 東経140度44分28.6秒 / 北緯40.82361度 東経140.741278度) |
主な 経由都市 |
青森県五所川原市 秋田県能代市、男鹿市 |
終点 | 秋田県秋田市 臨海十字路(北緯39度43分6.81秒 東経140度5分14.22秒 / 北緯39.7185583度 東経140.0872833度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道4号 国道45号 国道280号 国道7号 国道339号 国道13号 |
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国道101号(こくどう101ごう)は、青森県青森市から秋田県秋田市に至る一般国道である。
概要
[edit]青森県から秋田県にかけての日本海に面する西海岸を走る一般国道で、途中で国道7号と重複や並走をしている。同様に青森 - 秋田間のルートを結び、内陸側を通る国道7号に対し、本路線では日本海側を経由する。能代市以北はサンセット道路、日本海を臨む海岸道路として人気がある[1]。
道路に沿ってJR東日本五能線が並走し、沿道に黄金崎不老不死温泉や世界遺産に登録された青森・秋田県境にまたがる白神山地がある。白神山地が世界遺産に登録されて以後は、観光バスの増加で交通量が増えている[1]。
路線データ
[edit]一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:青森市(青森市長島二丁目12番2、青い森公園前 = 国道4号・国道7号・国道45号終点)
- 終点:秋田市(秋田市八橋南二丁目64番6、臨海十字路交差点 = 国道7号交点、国道13号・国道46号・国道285号終点)
- 重要な経過地:青森県南津軽郡浪岡町[注釈 2]、五所川原市、同県西津軽郡深浦町、能代市、秋田県山本郡八竜町[注釈 3]、男鹿市、同県南秋田郡昭和町[注釈 4]
- 総延長 : 271.6 km(青森県 154.4 km、秋田県 117.1 km)重用延長を含む。[3][注釈 5]
- 重用延長 : 45.7 km(青森県 17.6 km、秋田県 28.1 km)[3][注釈 5]
- 未供用延長 : なし[3][注釈 5]
- 実延長 : 225.9 km(青森県 136.8 km、秋田県 89.0 km)[3][注釈 5]
- 指定区間:青森市長島二丁目12番2 - 同市浪岡大字大釈迦字沢田113番20、能代市字芝童森5番19 - 秋田県山本郡三種町鵜川字帆出30番2、秋田市金足岩瀬字小川瀬31番1 - 同市八橋南二丁目233番98(国道7号と重複する区間)[4]
歴史
[edit]国道指定当初は、青森市から秋田県能代市の国道7号交点までの国道であったが、1993年(平成5年)の国道の改正により、男鹿半島を経由し秋田市まで延伸された。男鹿半島内の区間は当初、男鹿市の五里合・脇本地区や昭和町大久保地区(現在の潟上市昭和大久保)などでは、幹線道路を外れて住宅街などの狭隘路を縫って行く、ルートが非常にわかりづらい国道であった[注釈 6][1]。現在は、それらの旧道区間をパスするバイパス道路が国道指定され、狭隘路区間は県道や市道に降格されている[5][6]。
年表
[edit]- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道101号青森能代線(青森市 - 能代市)として指定施行[7]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道101号として指定施行[2]。
- 1977年(昭和52年)8月 - 青森県五所川原市内の一方通行規制開始[8]。
- 1989年(平成元年)8月30日 - 12時をもって、青森県五所川原市内の一方通行解除[9]。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 終点側を延伸して一般国道101号(青森市 - 秋田市)として指定施行[10]。
- 2018年(平成30年)6月8日 - 生鼻崎(おいばなさき)トンネルが斜面崩落の恐れがあるため、全面通行止め。生鼻崎第二トンネルを使って対面通行を実施[11]。
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)8月9日 - 集中豪雨により深浦町北金ケ沢地内で通行止め[15]。
旧道
[edit]- 青森県
- 青森県道245号稲盛千代町山田線 : つがる市柏稲盛 - 同市森田町山田
- 青森県道267号山田鰺ケ沢線 : つがる市森田町山田 - 西津軽郡鰺ヶ沢町北浮田町
- 秋田県
- 秋田県道154号椿台小入川線 : 山本郡八峰町八森字椿台 - 同町八森字滝の間
- 秋田県道59号男鹿半島線 : 男鹿市船川港比詰 - 男鹿市脇本脇本字大石館[16]
路線状況
[edit]バイパス
[edit]重複区間
[edit]- 国道7号(青森県青森市・青い森公園前(起点) - 青森市浪岡大字大釈迦字沢田)
- 国道7号(秋田県能代市・芝童森交差点 - 山本郡三種町・大曲交差点)
- 国道7号・国道285号(秋田県秋田市・高速入口交差点 - 秋田市・臨海十字路交差点(終点))
道の駅
[edit]- 青森県
- 秋田県
- はちもり(山本郡八峰町)
- みねはま(山本郡八峰町)
- てんのう(潟上市・秋田県道56号秋田天王線交点付近、登録は秋田県道56号)
- あきた港(秋田市・国道7号重複区間、登録は国道7号)
地理
[edit]通過する自治体
[edit]交差する道路
[edit]接続路線図
- 青森県
- 秋田県
脚注
[edit]注釈
[edit]出典
[edit]- ^ a b c 松波成行 2008, p. 62.
- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年12月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月5日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2016年9月10日閲覧。
- ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 55–56.
- ^ a b 平沼義之 2018, p. 108.
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ 『広報ごしょがわら』平成元年9月15日発行第695号4頁「五所川原大橋が開通 産業・経済・文化の発展に大きな期待」より。これに、国道一通規制開始に関する記載もある。
- ^ 『広報ごしょがわら』平成元年9月1日発行第694号 (PDF) (3頁に「国道101号・339号 一方通行規制解除」の記載あり。)
- ^ “一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)”. 法庫. 2013年1月18日閲覧。
- ^ 国道101号生鼻崎トンネルの通行規制関係 - 秋田県地域振興局建設部(2018年12月28日)
- ^ 道路工事に伴う通行止のお知らせ (PDF) - 五所川原市
- ^ 工事による通行規制情報(地域別) - 青森みち情報
- ^ “土砂崩れの生鼻崎トンネル 2年半ぶりに開通”. 秋田放送. (2020年12月15日) 2020年12月15日閲覧。
- ^ “深浦の孤立集落 長慶平は解消”. 陸奥新報 (2022年8月11日). 2022年8月11日閲覧。
- ^ “公報第2235号”. 告示第555, 556号. 秋田県 (2010年11月26日). 2013年9月23日閲覧。
参考文献
[edit]- 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年。ISBN 978-4-06-288282-8。
- 平沼義之(著)、磯部祥行(編)「失われた酷道」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、108頁、ISBN 978-4-408-06392-8。
- 松波成行「国道101号」『酷道をゆく』、イカロス出版、2008年3月20日、62頁、ISBN 978-4-86320-025-8。
関連項目
[edit]外部リンク
[edit]- 青森県 県土整備部 道路課
- 青森河川国道事務所
- あきたの道 - 秋田県 建設部 道路課
- 国道101号に関連する地理データ - オープンストリートマップ