北海道旅客鉄道
本社ビル(2009年4月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | JR北海道、JR-H |
本社所在地 |
日本 〒060-8644 北海道札幌市中央区北11条西15丁目1番1号 |
設立 | 1987年(昭和62年)4月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4430001022657 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 |
取締役会長 柿沼博彦 代表取締役社長 小池明夫 |
資本金 | 90億円(2007年3月31日現在) |
売上高 |
単体847億円 連結1,628億円 (2010年3月期) |
総資産 |
1兆357億4000万円 (2007年3月31日現在) |
従業員数 | 7267人(2010年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 100% |
主要子会社 |
ジェイ・アール北海道バス 北海道ジェイ・アール・サービスネット |
外部リンク | www.jrhokkaido.co.jp/ |
北海道旅客鉄道株式会社(ほっかいどうりょかくてつどう、英称:Hokkaido Railway Company)[1]は、1987年4月1日に日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を引き継いだ旅客鉄道会社の一つ。北海道全域と青森県のごく一部をエリアとする。本社は札幌市。略称はJR北海道(ジェイアールほっかいどう)。英語略称はJR Hokkaido。コーポレートカラーは萌黄色。社歌はダークダックスの「北の大地」。
概況
国鉄分割民営化時に、鉄道21路線3,176.6km、航路113.0kmおよび自動車(バス)事業を承継した、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律(JR会社法)による特殊会社である。他のJR旅客会社と比較しても過疎地域を走る路線が大半を占め、加えて全道が豪雪地帯・寒冷地のため除雪や車両・施設の維持に膨大な経費がかかり、経営基盤は弱い。経営支援策として経営安定基金(6822億、元本の利用はできない。利益配当のみ経常利益に含まれる)が造成されており、さらに固定資産税減免を受けている。また、四国旅客鉄道(JR四国)や九州旅客鉄道(JR九州)と同様に独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構国鉄清算事業本部(発足当初は日本国有鉄道清算事業団)が株式を100%保有しており、2012年現在では株式上場の目途は立っていない[2]。
2011年6月、改正旧国鉄債務処理法により経営安定基金積み増し(20年後に返済)が行われた。鉄道・運輸機構から2,200億円が無利子貸付され鉄道・運輸機構の債券を購入(10年間は年率2.5%固定)することによって債券の利率を補助代わりに得る仕組みとなっている(債券の金利である年間55億が経常利益に含まれる)。同時に老朽化した設備更新のため、600億円の助成金および無利子貸付(1/2を助成金、1/2を無利子貸付)がおこなわれた。
鉄道路線は特定地方交通線等の整理により8路線764.0kmを廃止、2路線90.4kmを開業、線路付け替え等により3.2km減となっており、2006年4月1日現在、鉄道14路線2,499.8kmを保有する。うち幹線系線区が5路線1,327.9km、地方交通線が9路線1,171.9kmである。
航路(青函連絡船)は津軽海峡線(青函トンネル)の開業により1988年に廃止され、自動車事業は2000年4月1日に子会社のジェイ・アール北海道バスに譲渡された。直営時代の自動車事業については、鉄道とバスの一貫輸送を行なう目的で、運輸営業所の傘下に自動車営業所を組み込んだり、自動車部門の車両修復を鉄道工場で行なうなど、特徴的な施策もみられた。
2004年12月に、北海道新幹線の建設が決定した。21世紀に入ってからはデュアル・モード・ビークル (DMV) の開発など積極的な経営改善への取り組みも見られる。
事業は境界を接する東日本旅客鉄道(JR東日本)と提携することが多く、経営上の重要なパートナーとなっている。2015年度に新函館まで開業する北海道新幹線では東北新幹線と相互直通運転を行う予定である。
2006年4月、JR東日本等が採用している非接触型ICカードを、札幌圏で導入する方針が発表され、2008年10月25日に「Kitaca」が、当初の2009年春より半年前倒しされて導入された。2009年3月14日からはJR東日本の「Suica」との相互利用を開始した。
また、駅のホーム内にある駅名標もJR東日本のものに類似する[3]。2011年時点では札幌圏を中心にJR北海道様式の新しい駅名標への交換が進んでいる。前後の駅の表示部の背景を自社のコーポレートカラーで塗りつぶしているこの新しい駅名標は西日本旅客鉄道(JR西日本)のものに類似し、北広島駅・帯広駅・函館駅・稚内駅など、一部の駅で見ることができる。かつては、新千歳空港駅の駅名標も新デザインだったが、2011年夏頃に旧デザインのものに変更され[4]、高架化工事後の旭川駅でも旧デザインの駅名標が新たに設置された事から、新デザイン駅名標の普及はわずかにとどまる見通しである。
2006年3月、ハイブリッド車体傾斜システムを発表した。これは、鉄道総合技術研究所、川崎重工業と共同で開発した、従来の制御付き自然振り子(曲線ガイド)式と、空気ばね圧制御式の車体傾斜システムを組み合わせた世界初の技術で、従来の振り子式を上回る8度の傾斜度を実現させながら、重心の移動を抑えることで乗り心地の向上も図られている。実用化されれば曲線を含む全線での時速140キロ運転が可能となり、札幌 - 函館間で20分の短縮が見込まれている。試作台車をキハ283系気動車1両に取り付け走行試験が行われていたが、試験終了後は元に戻され、定期運行に復帰した。
2006年3月18日のダイヤ改正から、道内完結(急行「はまなす」を含む)の全列車が全面禁煙となり、さらに2007年3月18日のJR東日本のダイヤ改正より、JR東日本も特急列車の全面禁煙に踏み切り、「スーパー白鳥」・「白鳥」が禁煙化された。これにより、北海道内を走る列車で喫煙車のある列車は「北斗星」・「カシオペア」・「トワイライトエクスプレス」を数えるのみとなるが、これらの列車でも2005年9月からロビー・デッキ等の灰皿は順次撤去され、徐々に禁煙化されてきている。また、電子タバコについても2009年5月1日に使用禁止している。
北海道内は1968年(昭和43年) - 1980年(昭和55年)に道央地区で電化が進められたが、青函トンネルや室蘭本線東室蘭 - 室蘭間を除き、いずれの電化区間も非電化区間直通の関係で特急を中心に気動車列車を多く運行している。
本社・支社
- 本社
- 支社
歴史
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)
- 9月1日:ダイヤ改正。785系電車による特急「スーパーホワイトアロー」運転開始。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 2000年(平成12年)
- 3月11日:キハ261系気動車が特急「スーパー宗谷」として運転開始。
- 4月1日:バス事業をジェイ・アール北海道バスに譲渡。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2006年(平成18年)
- 3月18日:道内完結の全列車が全面禁煙化。寝台特急「日本海」の函館乗り入れを廃止。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 5月27日:占冠村の石勝線 第1ニニウトンネル内で特急「スーパーおおぞら14号」が脱線・炎上し、車両6両を全焼する事故が発生(石勝線特急列車脱線火災事故)。
- 9月:代表取締役社長の中島尚俊が死去(自殺)。
- 2012年(平成24年)
今後の予定
路線
現有路線
2007年10月1日から、一部路線には駅ナンバリング制を導入している。詳細は「北海道旅客鉄道の駅ナンバリング」を参照。
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 愛称 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
幹線 | 函館本線 | 函館駅 - 大沼公園駅 - 小樽駅 - 旭川駅 | 423.1km | ||
大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅 | 35.3km | 砂原線 | |||
七飯駅 - 大沼駅 | なし[* 1] | 藤城線 | 下り専用 | ||
千歳線 | 苗穂駅[* 2] - 沼ノ端駅 | 60.2km | |||
南千歳駅 - 新千歳空港駅 | 2.6km | 空港線 | 国鉄分割民営化以後に開業 | ||
石勝線 | 南千歳駅 - 新得駅 | 132.4km | |||
新夕張駅 - 夕張駅 | 16.1km | 夕張線 | |||
室蘭本線 | 長万部駅 - 追分駅 - 岩見沢駅 | 211.0km | |||
東室蘭駅 - 室蘭駅 | 7.0km | 室蘭支線 | |||
根室本線 | 滝川駅 - 帯広駅 - 根室駅 | 443.8km | 花咲線(釧路駅 - 根室駅) | ||
地方交通線 | 江差線 | 五稜郭駅 - 木古内駅 - 江差駅 | 79.9km | 津軽海峡線(五稜郭駅 - 木古内駅間) | |
海峡線 | 中小国駅 - 木古内駅 | 87.8km | 津軽海峡線 | 国鉄分割民営化以後に開業 | |
札沼線 | 桑園駅 - 新十津川駅 | 76.5km | 学園都市線 | ||
日高本線 | 苫小牧駅 - 様似駅 | 146.5km | |||
留萌本線 | 深川駅 - 増毛駅 | 66.8km | |||
富良野線 | 富良野駅 - 旭川駅 | 54.8km | |||
宗谷本線 | 旭川駅 - 名寄駅 - 稚内駅 | 259.4km | 日本最長の地方交通線 | ||
石北本線 | 新旭川駅 - 北見駅 - 網走駅 | 234.0km | |||
釧網本線 | 東釧路駅 - 網走駅 | 166.2km |
廃止路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 廃止年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
特定地方交通線 | 幌内線 | 岩見沢駅 - 幾春別駅 | 18.1km | 1987年7月13日 | JR発足後廃止第1号 北海道中央バスに転換 |
三笠駅 - 幌内駅(貨物支線) | 2.7km | ||||
松前線 | 木古内駅 - 松前駅 | 50.8km | 1988年2月1日 | 函館バスに転換 | |
歌志内線 | 砂川駅 - 歌志内駅 | 14.5km | 1988年4月25日 | 北海道中央バスに転換 | |
標津線 | 標茶駅 - 根室標津駅 | 69.4km | 1989年4月30日 | 阿寒バスに転換 | |
中標津駅 - 厚床駅(支線) | 47.5km | 根室交通(バス)に転換 | |||
名寄本線 | 名寄駅 - 紋別駅 - 遠軽駅 | 138.1km | 1989年5月1日 | 名士バス・北紋バス ・北見バス・湧別町営バスに転換 | |
中湧別駅 - 湧別駅(支線) | 4.9km | ||||
天北線 | 音威子府駅 - 浜頓別駅 - 南稚内駅 | 148.9km | 宗谷バスに転換 | ||
池北線 | 池田駅 - 北見駅 | 140.0km | 1989年6月4日 | 北海道ちほく高原鉄道に転換 | |
幹線 | 函館本線 | 砂川駅 - 上砂川駅 | 7.3km | 1994年5月16日 | 通称・上砂川支線 |
地方 | 深名線 | 深川駅 - 幌加内駅 - 名寄駅 | 121.8km | 1995年9月4日 | JR北海道バスに転換 |
航路 | 青函航路 | 青森駅 - 函館駅 | 113.0km | 1988年9月19日 | 津軽海峡線に転換 |
改キロ
分類 | 路線名 | 区間 | 改キロ | 実施年月日 | 理由 |
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幹線 | 石勝線 | 鹿ノ谷駅 - 夕張駅 | -0.8km | 1990年12月26日 | 夕張駅の移設 |
室蘭本線 | 志文駅 - 岩見沢駅 | +1.7km | 1994年11月1日 | 同区間の線路付替え | |
母恋駅 - 室蘭駅 | -1.1km | 1997年10月1日 | 室蘭駅の移設 | ||
根室本線 | 野花南駅 - 島ノ下駅 | -3.0km | 1991年10月22日 | 同区間の線路付替え |
予定路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 開業予定 | 備考 |
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新幹線 | 北海道新幹線 | 新青森駅 - 新函館駅 | 148.9km | 2015年度 | 営業キロは推定 新函館駅 - 札幌駅間は未着工 |
新函館駅 - 札幌駅 | 211.3km | 2019年度 |
列車
JR北海道発足以降に同社の路線で運行されている、もしくはかつて運行されていた愛称付きの列車を挙げる。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、他社の車両による運行のものはその会社名も記載する(廃止列車は廃止時点)。詳細は各列車の記事を参照。
廃止列車
- 特急列車
- 急行列車
- 快速列車
- 季節列車(リゾート列車)
車両
道内の半数以上の路線が非電化のため、所有車両の多くは気動車である。気候条件に鑑み、当該地域で使用する車両は国鉄時代から特別の寒冷対策を施している。一般的な仕様として、小型化のうえ二重窓とされた客室窓、開口幅の小さい片開き式の客用扉・出入台と客室を仕切るデッキ扉などが挙げられる。車体各部には凍結を防止するヒーターが設けられ、暖房容量も本州以南の車両に比べ大きい。
JR北海道発足後に開発された車両ではデッキ扉に代わる寒冷対策として、エアカーテンの設置・客用扉の開閉を乗客のボタン操作で行う「半自動扉」の装備など、室内を物理的に分断せずに外気流入を最小限に抑える工夫がなされている。また、1991年の日高本線での踏切事故を契機として乗務員保護対策が進められ、運転席を高い位置に設ける「高運転台仕様」としたうえで車両前面を衝撃吸収に最適化した構造の車両が相次いで開発された。
高速バス・航空機などの競合交通機関や自家用自動車への対抗策として、優等列車の所要時間短縮・増発の対策もなされた。JR北海道発足後に開発された特急用気動車では、曲線区間の多い路線向けに振り子式のキハ281系・キハ283系、車体傾斜式のキハ261系を投入して曲線通過速度を向上させ、札幌 - 室蘭・旭川間および新青森 - 函館間の特急用電車では785・789系電車の投入によって、それぞれ所要時間の短縮と増発を実現している。
車両基地
JR北海道の車両基地と略号は以下の通り。
- 本社
- 釧路支社
- 旭川支社
- 函館支社
- 函館運輸所 <函ハコ / 函>
- 函館運輸所青函派出所 <青函>
車両工場
工務所等
- 本社
- 札幌保線所
- 札幌電力所
- 札幌信号通信所
- 札幌建築所
- 札幌構造物検査センター
- 岩見沢保線所
- 岩見沢電気所
- 岩見沢レールセンター
- 室蘭保線所
- 苫小牧電気所
- 追分工務所
- 釧路支社
- 釧路工務所
- 釧路設備所
- 釧路構造物検査センター
- 帯広工務所
- 旭川支社
- 旭川保線所
- 旭川電気所
- 旭川設備所
- 旭川構造物検査センター
- 北見工務所
- 函館支社
- 函館保線所
- 函館電気所
- 函館設備所
- 函館構造物検査センター
- 青函トンネル工務所
ICカード乗車券
2008年10月25日より、独自のICカード乗車券「Kitaca」(キタカ)のサービスを開始した。2009年3月14日からは電子マネーサービスも開始し、札幌駅などエリア内の駅売店のほか、相互利用のJR東日本Suicaエリアでも利用できるようになった。
キャンペーンガール
民営化された1987年度から、JR北海道の開催するイベントやキャンペーン活動への参加やポスター撮影などの活動を行うキャンペーンガールを採用してきた。当初は「JR北海道フレッシュガール」の名前で、途中から「ミス・ツインクル」と改称された。当初の採用人数は本社で4人、各支社で3人ずつの13人で、2008年度から各支社の採用を2人に減らして合計10人とした。しかし応募者の減少やイベントへの参加機会の減少などもあり、経費削減の観点から2009年度一杯で採用を打ち切った[7]。
関係会社
JR北海道の関連会社で「JR」が社名につく会社は、レンタカー会社と構造物設計調査会社を除き、いずれも片仮名表記が「ジェイ・アール」と間に「・」(中黒)が入るのが特徴である(他社は入らない)。
現在のグループ企業
- 北海道高速鉄道開発
- 高速化に関する車両や施設の貸出。当初、釧路 - 札幌間の鉄道高速化のために主に釧路市が出資して設立した。
- ジェイ・アール北海道バス
- JRバスの運行。
- 北海道ジェイアール・コンサルタンツ
- 鉄道その他の構造物の設計調査。
- ドウデン
- 電気設備施工・監理。
- 北海道ジェイ・アール・ビルト
- 鉄道その他の建築物の施工・保守。
- 北海道軌道施設工業
- 軌道の施工・保守。
- 札建工業
- 土木・建築・線路などの工事。
- 札幌交通機械
- 車両の検修・改造、建造物の空調・衛生工事実施。
- 札幌工営
- 車両工場での作業受託。
- 北海道ジェイ・アール運輸サポート
- 車両のアメニティー清掃・整備、運転所構内入換業務受託。
- 北海道ジェイ・アール・サイバネット
- 車両その他の電子設備やシステムの開発。
- 北海道ジェイ・アール・サービスネット(旧・日交観北海道。北海道ジェイ・アール・トラベルサービスと合併)
- 本社管内(一部旭川支社管内)の駅業務受託。および金券ショップや旅行代理店の運営や労働者派遣事業、教育ビジネスを行う。
- ジェイアール北海道レンタリース
- 駅レンタカーの運営、カーリース。
- 北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテール
- ジェイアール生鮮市場の運営。
- 北海道キヨスク
- キヨスクの運営や札幌圏の駅周辺のコンビニエンスストアなどの運営。札幌市営地下鉄の駅売店も経営。
- 北海道ジェイ・アール商事
- JR北海道グループで使う資材の調達やリース。
- 北海道ジェイ・アール・フーズ(旧・にっしょく北海道)
- 札幌・旭川・小樽の駅構内での飲食店やJR北海道ホテルグループの『ホテルさっぽろ弥生』の運営を行う。
- 北海道ジェイ・アール都市開発
- 高架下用地の賃貸。
- 札幌駅総合開発
- 2005年10月1日に札幌駅南口開発が札幌ターミナルビル、札幌駅地下街開発、札幌ステーション開発を吸収合併し発足。『JRタワー』と『JRタワースクエア』を管理・運営する。
- JR北海道ホテルズ
- JR北海道ホテルグループの『JRタワーホテル日航札幌』(JRタワー内)、『ホテル日航ノースランド帯広』の運営。
- 北海道クリーン・システム
- JR北海道管内の駅や一般ビルの清掃・警備、竜飛海底駅の見学案内・誘導、函館駅ホーム案内放送。
- 北海道リネンサプライ
- 寝台座席などの寝具、座席の背当て等のクリーニングを行う。
- 北海道ジェイ・アール・システム開発
- パソコンのソフトウェア開発。
- 北海道ジェイ・アール・エージェンシー
- JR内の車内広告掲示やJRのCM、広報誌などの制作、札幌駅南口広場のイベント企画運営管理など。
- 札新開発
- 桑園自動車学校の運営。
- ジェイ・アールはこだて開発
- 函館支社管内での駅業務受託、駅構内売店・食堂の営業、流山温泉およびクロフォード・イン・大沼の運営受託。
- ジェイ・アール道東トラベルサービス
- 釧路支社管内での駅業務受託、添乗業務。
- 旭川ターミナルビル
- 旭川エスタの業務受託、旭川ターミナルホテルの運営。
かつてのグループ企業
- 北海道ジェイ・アール・ダイエー
- ダイエーとの合弁会社[8]。「JRダイエー(JR Daiei)」のブランド名でJR北海道の駅周辺に出店していた。一部は前述の「ジェイアール生鮮市場」となっている。
脚注
- ^ ロゴでは「北海道旅客鉃道」となっており、「鉄」の文字は使われていない。会社発足が国鉄の赤字経営が主因となっており、「鉄」の字は“金を失う”という意味になり縁起が悪いとして、ロゴ文字では「金矢」(金偏に弓矢の矢、鉃)という字を採用しているが、正式商号では常用漢字の「鉄」である(四国旅客鉄道以外のJR他社も同様)。
- ^ ただ、かつて2002年頃を目途とした株式上場が計画されたこともある。
- ^ 駅名と両隣の駅名との間のライン色であるコーポレートカラーが、東日本は“緑”に対し北海道は“萌黄色”という同系色彩という点もある。ただ東日本の駅名標は吊下げ式で横長タイプのほぼ同形で統一されているが、北海道の場合は旧国鉄時代からのホーム設置型方式がかなり多い。
- ^ 新デザインのものは新千歳空港駅開業時に新千歳空港駅と南千歳駅(千歳空港駅から改称)で最初に導入されたため、新千歳空港駅では変更前に旧デザインの駅名標が導入されたことは無かった。
- ^ 同一系統の列車として「スーパーはつかり」も運転されていたが、使用する車両が青函トンネルを通過できないため、道内に乗り入れることはなかった。
- ^ JR西日本所属車両を使用した1往復(1・4号)が函館駅まで乗り入れていたが、2006年に廃止された。
- ^ 交通新聞2010年1月21日
- ^ ダイエー、JR北海道と「㈱北海道ジェイ・アール・ダイエー」設立。道内で大規模小売事業 - 食の情報源 2011年9月25日閲覧
関連項目
- JR
- 北海道の鉄道
- 北海道の鉄道路線
- 日本の鉄道路線一覧
- 日本の鉄道事業者一覧
- 日本の鉄道
- JR札幌病院
- JR北海道硬式野球部
- デュアル・モード・ビークル
- 青函連絡船
- モジャくん
- 悠遊旅倶楽部
- JRヘルシーウォーキング
- 夏見円 - スキー部に所属。ソルトレイクシティオリンピック、トリノオリンピック日本代表
- キュービーネット - フランチャイズ契約により「QBハウス」6店舗を運営
- ランシステム - フランチャイズ契約により「スペースクリエイト自遊空間」1店舗(JR琴似駅店)を運営
- 札幌鉄道少年団 - 北海道内の鉄道少年団の一つで、JR北海道の支援を受けている。北海道内では他に旭川鉄道少年団が結成されている。