北海道ちほく高原鉄道
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北海道ちほく高原鉄道株式会社(ほっかいどうちほくこうげんてつどう)は、北海道で鉄道路線ふるさと銀河線を運営していた鉄道事業者。沿線自治体などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。本社は北海道北見市大通西1丁目5番4号。
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[編集] 概要
北海道で唯一、旧国鉄特定地方交通線(池北線)を引き継いだ第三セクター鉄道であった。当初は廃止が確実視されていたものの、第三セクターとして再出発することになった。これには沿線住民の声はもとより足寄出身の衆議院議員鈴木宗男の尽力もあったという。
140kmにもおよぶ長大路線であったが、北見市近郊を除くと人口が希薄なうえ、厳しい自然環境もあって経営は非常に厳しかった。開業当初から国鉄再建法に関連して設立された第三セクター鉄道中最大の赤字を毎年計上し、収支係数も常に300近かった。C11形蒸気機関車牽引列車の臨時運行や、松本零士の漫画『銀河鉄道999』にちなんだラッピング列車の運行等により旅客誘致に努めたが、抜本的な解決策にならなかった。
運賃収入だけでは経営が困難なため、経営安定基金を設け、その利子を赤字補填にあてる計画であった。経営安定基金は、北海道と沿線自治体の出資による第1基金と、JRから引き継いだ際の転換交付金を積み立てた第2基金から構成されていた。バブル期には、運用益が予想以上に多く、旅客数も年間約100万人前後あり黒字経営が複数年続いた。しかし、その後の少子化や不況に伴う人口流出・過疎化によって旅客数が2003年で約50万人まで半減、さらに市場金利の著しい低下等により、赤字の穴埋めのために経営安定基金自体を取り崩す状況が長く続いていた。会社側は経営環境の悪化を受けて2000年に年間数人程度と利用の極めて少ない様舞駅、薫別駅、川上駅の廃止などを柱とした経営改善計画を作成したが、株主である沿線自治体の反対に遭い実現しなかった。
鉄道施設の老朽化に加え、経営安定基金を取り崩してきた結果、近い将来基金が底を突くことが確実となった。存廃議論にあたり、北海道と北見市は早い段階から廃止・バス転換を示唆した。また、他の自治体でも早くから廃線やむなしの空気はあったが、存続を後押しする鈴木宗男の政界での影響力を畏れて廃線を声高に叫べなかった。しかし鈴木宗男が数々の疑惑により自民党を離党し政治的に失脚したことで、重しの取れた廃線派の自治体が一気に廃線に向けて動き出した。 これらの動きを批判する民間団体等による再建計画は資金面や需要見通しの数字が甘かったため、自治体や会社との議論には至らなかった。また、一部の民間団体は赤字ローカル線の再生に積極的な岡山電気軌道[要出典]に協力を呼びかけたが、同社は地元自治体の協力を前提条件にしていたため、具体化しなかった。
2005年3月27日、北海道と沿線市町との協議会において十勝管内陸別町・足寄町・本別町の反対はあったものの、北見市・網走管内置戸町・訓子府町と十勝管内池田町の賛成で廃止が決定。続いて行われた北海道ちほく高原鉄道の取締役会でも陸別町長以外の全会一致で事業廃止を決定し、次いで4月17日の臨時株主総会でも廃止を正式に決定した。4月21日に北海道運輸局長へ鉄道事業の廃止を届け、2006年4月21日に廃止された。廃止後、会社清算手続きも取られ、2006年6月24日に会社が解散された。旧国鉄から第三セクター鉄道に転換された路線が、廃止によって会社名ごと消滅する初のケースとなった。また、銀河線が唯一の公共交通機関であった陸別町は、最後まで廃止に反対した。
なお、社長は歴代の北見市長が務めており、神田孝次(前市長)が最後の社長だった。
[編集] 歴史
- 1989年(平成元年)3月9日 北海道ちほく高原鉄道設立
- 2005年(平成17年)3月27日 取締役会にて、ふるさと銀河線廃止が決定
- 2006年(平成18年)4月21日 ふるさと銀河線廃止
- 4月25日 有人駅の窓口業務(定期券の払い戻し)を終了
- 6月24日 株主総会の決議により会社解散
- 2008年(平成20年)3月15日 株主総会における決算報告書承認により清算結了、法人格消滅
[編集] 路線
[編集] 車両
ふるさと銀河線廃止時点で、2形式10両の気動車が在籍していた。
[編集] 運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り捨て)。2001年4月1日改定。
| キロ程 | 運賃(円) |
|---|---|
| 初乗り3km | 180 |
| 4 - 6 | 230 |
| 7 - 10 | 280 |
| 11 - 15 | 320 |
| 16 - 20 | 440 |
| 21 - 23 | 540 |
| 24 - 28 | 650 |
| 29 - 32 | 770 |
| 33 - 37 | 890 |
| 38 - 41 | 1,000 |
| 42 - 46 | 1,110 |
| 47 - 55 | 1,290 |
| 56 - 64 | 1,510 |
| 65 - 73 | 1,740 |
| 74 - 82 | 1,960 |
| 83 - 91 | 2,200 |
| 92 - 100 | 2,430 |
| 101 - 110 | 2,550 |
| 111 - 128 | 2,980 |
| 129 - 140 | 3,410 |
- 101km以上の場合は途中下車可能

