石北本線

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石北本線
特別快速きたみと貨物列車の交換(瀬戸瀬駅2005年2月21日)
特別快速きたみと貨物列車の交換
瀬戸瀬駅2005年2月21日)
石北本線の路線図
路線総延長 234.0 km
軌間 1067 mm
最高速度 95 km/h
STR
函館本線
HST
3.7 旭川駅
STRq ABZrf
富良野線
HST
1.9 旭川四条駅
BHF
0.0 新旭川駅
ABZlf eABZ3rg
宗谷本線
eABZrg exSTRrf
貨物支線
BHF
2.5 南永山駅
BHF
5.2 東旭川駅
BHF
7.3 北日ノ出駅
BHF
10.2 桜岡駅
BHF
13.9 当麻駅
BHF
17.4 将軍山駅
BHF
19.5 伊香牛駅
BHF
25.9 愛別駅
WBRÜCKE
石狩川
BHF
32.0 中愛別駅
WBRÜCKE
石狩川
BHF
36.0 愛山駅
BHF
38.0 安足間駅
BHF
40.4 東雲駅
WBRÜCKE
石狩川
BHF
44.9 上川駅
WBRÜCKE
留辺志部川
eBHF
50.5 天幕駅
DST
57.2 中越信号場
DST
64.9 上越信号場
TUNNEL1
石北トンネル
DST
73.9 奥白滝信号場
BHF
78.9 上白滝駅
BHF
82.2 白滝駅
BHF
88.3 旧白滝駅
BHF
92.7 下白滝駅
BHF
101.9 丸瀬布駅
eBHF
106.8 伊奈牛駅
BHF
109.7 瀬戸瀬駅
eBHF
113.0 新栄野駅
STR
名寄本線
ABZfg KBHFxr
120.8 遠軽駅
BHF
128.8 安国駅
BHF
132.7 生野駅
BHF
137.7 生田原駅
TUNNEL1
常紋トンネル
eABZrg exKDSTr
常紋信号場
exENDEr eABZrf
BHF
152.7 金華駅
BHF
156.2 西留辺蘂駅
BHF
158.2 留辺蘂駅
BHF
169.1 相内駅
BHF
173.7 東相内駅
BHF
176.3 西北見駅
TUNNEL1
北見トンネル
exSTRq eABZlg
北海道ちほく高原鉄道
STR
ふるさと銀河線
KDSTa STR
北見運転所
STR BHF
181.0 北見駅
STRlf ABZlg
BRÜCKE+BHF
183.7 柏陽駅
BHF
185.9 愛し野駅
BHF
187.3 端野駅
BHF
194.6 緋牛内駅
BHF
206.1 美幌駅
exSTRq eABZrf
相生線
BHF
213.1 西女満別駅
BHF
218.1 女満別駅
BHF
225.9 呼人駅
eABZrg exSTRq
湧網線
BHF
234.0 網走駅
STRq xABZrf
釧網本線
exKDSTe
235.3 浜網走駅

石北本線(せきほくほんせん)は、北海道旭川市新旭川駅から北見市北見駅を経て、網走市網走駅を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営する鉄道路線地方交通線)である。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 廃止区間

  1. 東旭川 - 北旭川 (6.2km):貨物線(短絡線)
  2. 網走 - 浜網走 (1.3km):貨物線

[編集] 運転

新旭川駅が起点だが、すべての普通・快速列車が旭川駅まで、特急列車は札幌駅まで乗り入れている。

※運行数は2007年10月1日現在

[編集] 地域輸送

おおむね、「旭川 - 上川」、「上川・白滝 - 遠軽」、「遠軽・留辺蘂 - 北見 - 網走」で運行系統が分けられる。特別快速「きたみ」を含む全列車がワンマン運転

[編集] 旭川 - 上川間

線路名称上の起点は新旭川だが、列車は旭川駅を起点に運転される。上川までは旭川の近郊区間で1日8往復程度の列車が設定され、日中を除き1 - 2時間に1本の運行となっている。また旭川 - 東旭川・当麻・伊香牛発着の系統もある。

[編集] 上川 - 白滝 - 遠軽間

上川 - 白滝間は、特急「オホーツク」と特別快速「きたみ」を除くと普通列車が1日わずか1往復の運転である。この区間は人口希薄地帯で、民営化後に3駅が廃止または信号場に格下げとなっている。白滝 - 遠軽間は普通列車と「きたみ」で合わせて5往復の運転があるものの、旧白滝・下白滝は1日下り1便、上り3便しか停車しない。

[編集] 遠軽 - 北見 - 網走間

遠軽 - 北見・網走間に普通列車が4往復あり、ほかに遠軽 - 生田原間の区間列車が設定されている。当区間の最閑散区間である生田原 - 金華間は、普通列車と「きたみ」で1日5往復の運転である。

金華以東は北見・網走を中心としたダイヤになっており、金華・留辺蘂・東相内から北見または網走まで運行する系統も多い。留辺蘂 - 網走では日中を除き1 - 2時間に1本の運行となっている。また一部の列車は釧網本線知床斜里駅緑駅まで直通する。「きたみ」は上下共に北見駅で網走・知床斜里方面の普通列車と接続するダイヤが組まれている。

1990年から1995年の間、網走駅 - 北見駅 - 遠軽駅間で快速「あばしり」が1日1往復運転されていた。

[編集] 広域輸送

札幌 - 網走間に特急「オホーツク」4往復が運転される。観光シーズン時にはさらにリゾート車両などで臨時特急が運転される場合がある。これを補完する形で、旭川 - 北見間に特別快速「きたみ」が1往復運転されている。

[編集] 使用されている車両

特別快速きたみが越える春の常紋峠付近(金華 - 常紋信号場間)、複雑な地形を縫うように走る(2006年4月8日)

[編集] 歴史

石北本線は、北見・網走を目指して建設された複数の路線を繋ぎ合わせたものである。一つ目は名寄から興部、遠軽を経て北見に至る湧別線ルート、二つ目は十勝地方の池田から北見、網走に至る網走本線ルート、三つ目は旭川から北見峠を越えて遠軽を短絡する石北線ルートである。1932年に難所だった北見峠を越える石北線が全通して、旭川から北見・網走方面を結ぶ最短経路の鉄道が開通した。

当初、札幌方面と北見を結ぶルートは札幌駅 - 旭川駅 - 富良野駅 - 池田駅 - 北見駅のルートであり、その後根室本線滝川駅 - 富良野駅間の開通でさらに短絡化された。のち名寄本線が開通して少し短絡され、その後石北本線の全通により現在のルートが最短となった。

石北本線が名実ともに現在の形となるのは、1961年に線区の整理統合が行われてからである。現在も遠軽駅の線形スイッチバックであることが、石北本線の複雑な生い立ちを物語っている。

この鉄道の歴史を語るうえで忘れてならないのは、留辺蘂町(現・北見市)から生田原町(現・遠軽町)にかけての常紋トンネルの工事である。建設にあたって人柱が立てられ、実際にトンネル内から人骨が発掘されたという報告があり、それに纏わる怪談話も少なからず伝えられている。

常紋峠付近を走る蒸気機関車(1971年4月)

[編集] 年表

[編集] 新旭川 - 中越間

  • 1922年(大正11年)11月4日 石北線として新旭川 - 愛別間が開業、同区間に新旭川・東旭川・桜岡・当麻・愛別駅を新設
  • 1923年(大正12年)11月15日 愛別 - 上川間が延伸開業し同区間に中愛別・安足間・上川駅を新設
  • 1927年(昭和2年)10月10日 新旭川 - 上川間を石北西線に線名改称
  • 1929年(昭和4年)11月20日 上川 - 中越間が延伸開業し同区間に天幕・中越駅を新設

[編集] 中越 - 遠軽間

  • 1927年(昭和2年)10月10日 遠軽 - 丸瀬布間が石北東線として開業し同区間に瀬戸瀬・丸瀬布駅を新設
    • 8月12日 丸瀬布 - 白滝間が延伸開業し同区間に下白滝・白滝駅を新設
  • 1932年(昭和7年)10月1日 中越 - 白滝間が延伸開業し同区間に上越・奥白滝・上白滝駅を新設、湧別線の遠軽 - 野付牛間を編入して新旭川 - 野付牛間を石北線と線名改称

[編集] 遠軽 - 野付牛(北見)間

  • 1912年(大正元年)11月18日 湧別軽便線の野付牛 - 留辺蘂間が開業し同区間に相ノ内・上相ノ内・留辺蘂駅を新設
  • 1914年(大正3年)10月5日 野付牛 - 留辺蘂間を留辺蘂軽便線と改称。湧別軽便線(軌間762mm)の留辺蘂 - 下生田原間が開業し同区間に奔無加・上生田原・下生田原駅および常紋信号所を新設
  • 1915年(大正4年)11月1日 湧別軽便線の下生田原 - 遠軽( - 社名淵)間が延伸開業し、同区間に遠軽駅を新設
  • 1916年(大正5年)11月7日 留辺蘂 - 遠軽間を1067mmに改軌、野付牛 - 遠軽 - 下湧別を湧別軽便線として路線統合
  • 1922年(大正11年)4月1日 常紋信号所を信号場に変更
    • 9月2日 軽便鉄道法廃止により湧別線に線名改称
    • 10月1日 遠軽 - 野付牛を区間分離し石北線に編入

[編集] 野付牛(北見) - 網走間

  • 1911年(明治44年)9月25日 網走線の淕別 - 野付牛間開業にともない野付牛駅を新設
    • 10月5日 網走線の野付牛 - 網走間が延伸開業し池田 - 網走間全通、同区間に端野・緋牛内・美幌・女満別・呼人・網走駅を新設
    • 11月18日 池田 - 野付牛 - 網走間を網走本線に改称
  • 1932年(昭和7年)12月1日 網走を(貨)浜網走に駅名改称、網走(2代)を既設線上に新設、網走 - 浜網走 (0.8km) を網走本線(貨物支線)として区間分離

[編集] 全通後

  • 1934年(昭和9年)2月5日 上相ノ内を相ノ内・相ノ内を東相ノ内に改称
  • 1942年(昭和17年)10月1日 野付牛を北見に改称
  • 1946年(昭和21年)3月1日 下生田原を安国・上生田原を生田原に改称
    • 12月1日 野上・生野仮乗降場を新設
  • 1947年(昭和22年)2月11日 旧白滝・旭野仮乗降場を新設
  • 1948年(昭和23年)11月1日 鳥ノ沢仮乗降場を新設
  • 1950年(昭和25年)1月15日 旭野仮乗降場を西女満別駅に変更・改称
    • 11月1日 下相ノ内仮乗降場を新設
  • 1951年(昭和26年)7月20日 奔無加を金華に改称
  • 1956年(昭和31年)11月1日 伊奈牛仮乗降場を新設
  • 1957年(昭和32年)12月1日 柏陽仮乗降場を新設
  • 1960年(昭和35年)5月2日 北日ノ出・将軍山・愛山・東雲仮乗降場を新設
  • 1961年(昭和36年)4月1日 網走本線として北見 - 網走間及び網走 - 浜網走間(貨物支線)を分離、石北線と統合して新旭川 - 網走 (234.0km)、貨物支線 (0.8km) を石北本線に改称
  • 1967年(昭和42年)10月1日 下相ノ内仮乗降場を廃止
    • 11月15日 野上仮乗降場を新栄野に改称
  • 1969年(昭和44年)11月1日 網走 - 浜網走間(貨物支線)を改キロ(0.8km→1.3km)
  • 1971年(昭和46年)7月1日 鳥ノ沢仮乗降場を廃止
  • 1975年(昭和50年)12月25日 上越駅を信号場(仮乗降場)に変更(のち仮乗降場扱いも停止)
  • 1980年(昭和55年)10月1日 東旭川 - 北旭川間の貨物支線 (6.2km) 開業
  • 1983年(昭和58年)1月10日 桜岡・伊香牛・中愛別・天幕・中越・奥白滝・上白滝・下白滝・瀬戸瀬・安国・金華・緋牛内・西女満別・呼人駅を無人化
  • 1984年(昭和59年)2月1日 網走 - 浜網走間の貨物支線を廃止 (-1.3km)
  • 1984年(昭和59年)11月10日 東旭川・当麻・愛別・安足間・白滝・丸瀬布・生田原・相ノ内・東相ノ内・端野・女満別駅を無人化
  • 1986年(昭和61年)11月1日 東旭川 - 北旭川間の貨物支線を休止 (-6.2km)、南永山・西北見・愛し野臨時乗降場を新設、上川 - 白滝間で普通列車を1往復に削減、白滝 - 遠軽間の最終を2時間近く繰り上げ
  • 1987年(昭和62年)4月1日 北見 - 美幌間の貨物営業を廃止、東旭川 - 北旭川間の貨物支線を廃止 (-6.2km) 、国鉄分割民営化に伴い北海道旅客鉄道(第1種)、日本貨物鉄道(第2種:新旭川 - 北見・美幌 - 網走)が承継、南永山・西北見・愛し野臨時乗降場を駅に変更、北日ノ出・将軍山・愛山・旧白滝・東雲・伊奈牛・新栄野・生野・柏陽仮乗降場を駅に変更
  • 1990年(平成2年)9月1日 伊奈牛駅を廃止
  • 1992年(平成4年)3月14日 全線で普通列車のワンマン運転開始
  • 1997年(平成9年)4月1日 相ノ内を相内、東相ノ内→東相内に改称
  • 2000年(平成12年)4月1日 西留辺蘂駅を新設
  • 2001年(平成13年)7月1日 天幕駅を廃止、中越・奥白滝駅を信号場に変更
  • 2002年(平成14年)4月1日 日本貨物鉄道の美幌 - 網走間の第二種鉄道事業を廃止 (-27.9km)
  • 2003年(平成15年)3月1日 旭川 - 上川間で最終を5分ほど繰り上げ
  • 2006年(平成18年)3月18日 新栄野駅を廃止
  • 2007年(平成19年)3月1日 緋牛内 - 美幌間の踏切内に進入したトレーラーに普通列車が衝突して脱線。卒業式に向かう乗客・乗務員ら51人が負傷
  • 2007年(平成19年)10月1日 全区間で駅ナンバリングを実施

[編集] 駅一覧

  • 便宜上、新旭川側の全列車が乗り入れる宗谷本線旭川駅 - 新旭川駅間も合わせて記載する。
  • 全駅北海道に所在。
  • 特急列車停車駅についてはオホーツク (列車)を参照。
凡例
駅名 … ◇:貨物取扱駅
停車駅 … ●:全列車停車、▲:一部の列車が通過、|:全列車通過
列車交換 … ∥:複線、∨、ここより下は単線、◇:交換可、◆:交換可(スイッチバック駅)、|:交換不可
路線名 駅番号 駅名 駅間営業キロ 新旭川
からの

営業
キロ
普通列車 特快きたみ 接続路線・備考 列車交換 所在地
A28 旭川駅 - 3.7 北海道旅客鉄道函館本線富良野線 旭川市
A29 旭川四条駅 1.8 1.9  
A30 新旭川駅 1.9 0.0 北海道旅客鉄道:宗谷本線名寄方面)
石北本線
A31 南永山駅 2.5 2.5  
A32 東旭川駅 2.7 5.2  
A33 北日ノ出駅 2.1 7.3  
A34 桜岡駅 2.9 10.2  
A35 当麻駅 3.7 13.9   上川郡
当麻町
A36 将軍山駅 3.5 17.4  
A37 伊香牛駅 2.1 19.5  
A38 愛別駅 6.4 25.9   上川郡
愛別町
A39 中愛別駅 6.1 32.0  
A40 愛山駅 4.0 36.0  
A41 安足間駅 2.0 38.0  
A42 東雲駅 2.4 40.4   上川郡
上川町
A43 上川駅 4.5 44.9  
  中越信号場 - (57.2)  
  上越信号場 - (64.9)  
  奥白滝信号場 - (73.9)   紋別郡
遠軽町
A44 上白滝駅 34.0 78.9  
A45 白滝駅 3.3 82.2  
A46 旧白滝駅 6.1 88.3  
A47 下白滝駅 4.4 92.7  
A48 丸瀬布駅 9.2 101.9  
A49 瀬戸瀬駅 7.8 109.7  
A50 遠軽駅 11.1 120.8  
A51 安国駅 8.0 128.8  
A52 生野駅 3.9 132.7  
A53 生田原駅 5.0 137.7  
  常紋信号場 - (148.0) 使用停止中 北見市
A54 金華駅 15.0 152.7  
A55 西留辺蘂駅 3.5 156.2  
A56 留辺蘂駅 2.0 158.2  
A57 相内駅 10.9 169.1  
A58 東相内駅 4.6 173.7  
A59 西北見駅 2.6 176.3  
A60 北見駅 4.7 181.0  
A61 柏陽駅 2.7 183.7    
A62 愛し野駅 2.2 185.9    
A63 端野駅 1.4 187.3    
A64 緋牛内駅 7.3 194.6    
A65 美幌駅 11.5 206.1     網走郡
美幌町
A66 西女満別駅 7.0 213.1     網走郡
大空町
A67 女満別駅 5.0 218.1    
A68 呼人駅 7.8 225.9     網走市
A69 網走駅 8.1 234.0   北海道旅客鉄道:釧網本線
  • ※:旭川駅 - 新旭川駅間は宗谷本線

[編集] かつて旅客駅だった信号場

  • 中越信号場 : 旧・中越駅、2001年旅客扱い廃止
  • 上越信号場 : 旧・上越駅、1975年旅客扱い廃止
  • 奥白滝信号場 : 旧・奥白滝駅、2001年旅客扱い廃止
  • 常紋信号場 : 旧・常紋仮乗降場、1975年旅客扱い廃止

[編集] 廃駅

括弧内は新旭川駅からの営業キロ。

  • 天幕駅 : 2001年廃止、上川駅 - 中越信号場間 (50.5km)
  • 伊奈牛駅 : 1990年廃止、丸瀬布駅 - 瀬戸瀬駅間
  • 新栄野駅 : 2006年廃止、瀬戸瀬駅 - 遠軽駅間 (113.0km)

[編集] 過去の接続路線

[編集] 関連項目

他の言語