白滝駅

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白滝駅
駅舎(2018年5月)
しらたき
Shirataki
A43 上川[* 1] (37.3 km)
(19.7 km) [* 2]丸瀬布 A48
地図
所在地 北海道紋別郡遠軽町白滝
北緯43度53分5.08秒 東経143度10分52.66秒 / 北緯43.8847444度 東経143.1812944度 / 43.8847444; 143.1812944座標: 北緯43度53分5.08秒 東経143度10分52.66秒 / 北緯43.8847444度 東経143.1812944度 / 43.8847444; 143.1812944
駅番号 A45
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 82.2 km(新旭川起点)
電報略号 ラキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
30人/日
-2014年-
開業年月日 1929年昭和4年)8月12日[1]
備考 無人駅
  1. ^ この間に中越信号場(新旭川起点57.2 km)、上越信号場(同64.9 km)、奥白滝信号場(同73.9 km)が存在。
  2. ^ この間に下白滝信号場有り(当駅から10.5 km先)。
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白滝駅(しらたきえき)は、北海道紋別郡遠軽町白滝にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線である。電報略号ラキ事務管理コードは▲122514[2][3]駅番号A45

特急オホーツク」の全列車(上下各2本)、特急「大雪」4号が停車する。

歴史[編集]

1977年の白滝駅と周囲約500m範囲。右上が遠軽方面。国鉄型配線2面3線とその外側に留置線、もしくは機回し線が2本、駅舎横上川側に貨物ホームと引込み線を2本、駅裏上川側に小規模なストックヤードとその前へ引込み線を有している。ヤードには貨物車両も留置されている。また、かつては中越駅(現中越信号場)との間で北見峠(石北トンネル)越えの補機用蒸気機関車の運用を行っており、ストックヤードの手前に転車台跡が残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造[編集]

2面3線の単式・島式の複合ホームを持つ地上駅。かつては多くの側線を有し、広大な構内だった。跨線橋はなく構内踏切を渡る。

遠軽駅管理の無人駅自動券売機設置なし。駅舎内に2箇所の待合室と、男女別の水洗式便所があるほか、2・3番のりばにも待合室が設置されている。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 石北本線 上り 旭川札幌方面
2・3 下り 遠軽網走方面
  • 遠軽駅と当駅を結ぶ区間列車が設定されている。3番線を使用する。

利用状況[編集]

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
2016年(平成28年) 15.0 [JR北 1]
2017年(平成29年) 11.4 [JR北 2]
2018年(平成30年) 9.0 [JR北 3]
2019年(令和元年) 7.2 [JR北 4]
2020年(令和02年) 7.2 [JR北 5]
2021年(令和03年) 8.8 [JR北 6]
2022年(令和04年) 8.8 [JR北 7]

駅周辺[編集]

白滝村2005年10月1日遠軽町と合併)の中心駅。

その他[編集]

かつて石北本線には旧:白滝村内に奥白滝上白滝、白滝、旧白滝下白滝、と「白滝」と名のつく駅が5駅連続していた。各駅の沿革については当該項目を参照。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
特別快速「きたみ」・普通
上川駅 (A43) - *天幕駅 - (中越信号場) - (上越信号場) - (奥白滝信号場)- *上白滝駅 (A44) - 白滝駅 (A45) - *旧白滝駅 (A46) - (下白滝信号場) - 丸瀬布駅 (A48)
*打消線は廃駅
上川駅 - 当駅間は、在来線の定期旅客列車が運行する路線としては、JR最長の駅間(37.3 km)となっている[10][注 1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 新幹線も含めれば、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅間の74.8kmがJR最長の駅間である。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、918頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、244頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年3月21日閲覧 
  4. ^ 大蔵省印刷局(編)「鉄道省告示 第147号」『官報』第783号、国立国会図書館デジタルコレクション、1929年8月8日。 
  5. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。 
  6. ^ 「旭鉄局のダイヤ改正 貨物、富良野線で姿消す」『北海道新聞』、1982年11月13日、朝刊、道北版。
  7. ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日) 
  8. ^ 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社)321ページより。
  9. ^ 土砂流出で運休続く石北線 21日から運転再開 JRが発表”. 北海道NEWS WEB. NHK (2023年8月18日). 2024年3月11日閲覧。
  10. ^ 在来線「日本一長い駅間」ってどこ? ダイヤ改正で進む駅廃止 増える“異様に長い駅間””. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ (2024年3月11日). 2024年3月11日閲覧。

JR北海道[編集]

  1. ^ 石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。 オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102701/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/10.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。 オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818171718/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/10.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]