とかち (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
スーパーとかち
261系気動車「スーパーとかち」(2008年5月30日 川端駅 - 滝ノ上駅間)
261系気動車「スーパーとかち
(2008年5月30日 川端駅 - 滝ノ上駅間)
運行鉄道事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
列車種別 特急列車
運転区間 札幌駅 - 帯広駅
経由線区 函館本線千歳線石勝線根室本線
使用車両
(所属区所)
283系気動車釧路運輸車両所
261系気動車札幌運転所
運転開始日 1990年9月1日
備考 2010年3月13日現在
「スーパーとかち」運行経路図

スーパーとかちとは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が札幌駅 - 帯広駅間を函館本線千歳線石勝線根室本線経由で運行している特急列車である。

目次

[編集] 概要

特急「スーパーとかち」は、1990年9月1日 特急「おおぞら」の増発により、札幌駅 - 帯広駅間で運転される列車を分離して運転を開始した「とかち」に、1991年7月から全列車に2階建車両を連結した列車を「スーパーとかち」とした。1997年3月には「スーパーおおぞら」の運転開始により、キハ183系500番台が投入されて、この列車を「とかち」とした。

しかし、2000年3月にキハ283系気動車を投入し、この列車を「スーパーとかち」としたため、キハ183系で運転される列車は、2階建車両連結車を含めてすべて「とかち」に変更された。

2007年に10月にキハ261系気動車が投入され、2009年にもキハ261系が増備され、10月に列車名が「スーパーとかち」に統一された。

このほか、「とかち」の列車名としては、次の列車が運転されていた。

[編集] 列車名の由来

列車名は、帯広市を支庁所在地とする北海道十勝支庁または、十勝国から採られている。

[編集] 運行概況

1日5往復、全区間を最速2時間25分で運転されている。同じく根室本線で運転されている「スーパーおおぞら」とは異なり、札幌駅 - 帯広駅間の都市間輸送を担っている。

[編集] 停車駅

札幌駅 - 新札幌駅 - 南千歳駅 - 追分駅 - 新夕張駅 - 占冠駅 - トマム駅 - 新得駅 - 十勝清水駅 - 芽室駅 - 帯広駅

[編集] 現用車両・列車編成

2010年10月10日現在の編成図
スーパーとかち
← 帯広
札幌 →
キハ283系
1 2 3 4 5
キハ261系
1 2 3 4
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

5・8号はキハ283系気動車の5両編成、それ以外の列車はキハ261系気動車の4両編成で運転されている。

多客期などには普通車座席指定席が増結されることがあり、その都度自由席の号車は変わる。ただ、どのような場合であっても、自由席は常に編成の札幌方に設定される。

2010年10月10日以降、キハ261系は5両編成から4両編成に減車され、自由席は1両とされた。

2011年7月21日からの当分の間、キハ283系で運行される1往復(5・8号)は普通車のみの5両編成で運行され、バリアフリー対応設備がない場合もある。但し、繁忙期は3号車にグリーン車を連結した6両編成となる。

[編集] 過去の使用車両

[編集] 臨時列車

[編集] とかち81・82号

年末年始には臨時列車として「とかち」81・82号が運行される。停車駅は「スーパーとかち」と同じだが、車両性能に差があるため、定期列車を待避するダイヤを組むことが多い。2010年に運行された82号は千歳線内で快速エアポート」143号を待避し、81号は後続の「スーパーおおぞら」5号を待避するダイヤとなった[1]。なお、2011年は「おおぞら」81・82号として運転されたため、同列車は運転されなかった。

[編集] トマムサホロスキーエクスプレス

冬季のスキーシーズンには札幌駅 - 新得駅間で「トマムサホロスキーエクスプレス」が運行される。車両は「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」または「ノースレインボーエクスプレス」が使用される。

停車駅
札幌駅 - 新札幌駅 - 南千歳駅 - トマム駅 - 新得駅

[編集] 沿革

  • 1962年昭和37年)2月1日:札幌駅 - 滝川駅 - 帯広駅間で、急行「十勝」が運転開始。
  • 1967年昭和42年)10月1日:1等車連結開始。
  • 1968年(昭和43年)10月1日ヨンサントオダイヤ改正により、「十勝」が同区間を運行する急行「狩勝」に統合されて廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:滝川駅・旭川駅 - 帯広駅間で快速「十勝」の運転を開始。
  • 1990年平成2年)9月1日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
    1. 札幌駅 - 帯広駅間で運転されていた特急「おおぞら」を分離し、特急「とかち」として運転を開始。
    2. 快速「十勝」は「狩勝」に改称。
  • 1991年(平成3年)7月27日:「とかち」の全列車に2階建車両「キサロハ182形」を連結。(個室の営業を開始)従来の「とかち」と区別するため、「スーパーとかち」とする。
    • 付随車連結のため当初高出力のキハ182形550番台2両を含む6両編成、のちに同車の他列車転用によりキハ183形0番台およびキハ182形0番台を出力増強改造し200番台とした。
  • 1997年(平成9年)3月22日:キハ183系500番台の編成による(2階建車両を連結しない)列車を「とかち」とする。
    • キロ182形500番台は「おおぞら」と「とかち」の分離以来の石勝線復帰。使用車両は「おおぞら」は釧路方がキハ183形1500番台、札幌方がキハ183形500番台中間車0番台、「スーパーとかち」は両端キハ183形200番台、中間車キサロハ182形と0番台(200番台を含む)、「とかち」は両端キハ183形1500番台、中間車500番台。
  • 2000年(平成12年)3月11日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
    1. キハ283系を投入し、同系を使用する1往復を「スーパーとかち」に変更。
    2. キハ183系気動車は2階建車両連結車を含めて、すべて「とかち」に統一。
    3. 2往復に減ったキハ183系「おおぞら」に、キサロハ182形を連結。2階建車両連結「とかち」とともに釧路方がキハ183形200番台、札幌方が500番台となった。
  • 2001年(平成13年)7月1日:「スーパーとかち」(基本編成5両)を2往復に増発。「とかち」は4往復になり、2階建車両の全列車連結を終了。使用車両は帯広方がキハ183形200番台、札幌方が1500番台または500番台、中間車は混用。
  • 2007年(平成19年)10月1日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
    1. 「スーパーとかち」7号、「とかち」4号を帯広駅 - 釧路駅間延長運転し、「スーパーおおぞら」に変更。
    2. キハ261系による「スーパーとかち」を2往復、キハ283系による「スーパーとかち」を1往復 、キハ183系による「とかち」を2往復とする。
    3. 札幌発の終発を1時間繰り下げ。
    4. キハ283系運行の「スーパーとかち」の基本編成を7両とする。
    5. キハ183系「とかち」は基本的に500番台以降のN183系、NN183系での運用となる[2]
  • 2009年(平成21年)
    • 9月30日:翌日のダイヤ改正実施に際し、札幌発帯広行きの「とかち」3号と、帯広発札幌行きの「とかち」2号、「とかち」6号の出発をもってキハ183系車両での定期列車としての運転を終了[3]
    • 10月1日:このときのダイヤ改正により、以下のように変更。
      1. キハ261系1000番台が追加投入され、列車名を「スーパーとかち」に統一。編成は5両編成から4両編成に変更。
      2. キハ283系運行列車は7両編成から6両編成に変更。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 『JR北海道ポケット時刻表2010.12.4』より。82号は南千歳14:19発→札幌15:04着と45分に対し快速は同区間を14:22発→14:55着と33分で運行。
  2. ^ これによりキハ183系「とかち」の最高速度が110km/hから120km/hに引き上げられ、一部列車で所要時間の短縮が図られた。
  3. ^ 「とかち」としての最終列車となった「とかち」9号は、翌日運転開始となる「スーパーとかち」2号の送り込みを兼ねて、キハ261系1000番台での運転となった。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語