JRタワー

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JRタワー
JR Sapporo Sta07s3s2790.jpg
タワー棟(2009年10月撮影)
施設情報
所在地 北海道札幌市中央区北5条西2丁目 - 4丁目
座標 北緯43度4分5.23秒
東経141度21分8.5秒
状態 完成
建設期間 2000年(平成12年) - 2003年(平成15年)
用途 駅ビル、オフィス、ホテル、商業施設、百貨店、駐車場
地上高
屋上 173 m
各種諸元
階数 38階(タワー棟)
延床面積 274,459m2(施設全体)
90,627m2(タワー棟)m²
エレベーター数 一般用26基(内訳[1]
関連企業
設計 日本設計
施工 鹿島建設熊谷組札建工業JV
デベロッパー 北海道旅客鉄道
朝日生命保険
札幌駅南口開発
レールシティ東開発(B地区(大丸店舗))
所有者 北海道旅客鉄道
朝日生命保険
大丸
札幌駅総合開発
管理運営 札幌駅総合開発
朝日生命保険
大丸

JRタワー(ジェイアールタワー)は、北海道札幌市中央区[2]北海道旅客鉄道(JR北海道)札幌駅南口に所在する駅ビル超高層ビル)である。

概要[編集]

札幌駅は1988年昭和63年)から1990年平成2年)にかけて、旧地上駅の北側に移転する形で高架駅化された。旧地上駅の駅舎プラットホーム跡地の再開発事業として計画されたのが新駅ビル「JRタワー」である。

2000年3月に仮称「札幌駅南口総合開発ビル」として着工され、2003年3月6日に開業した。大きく分けて駅東側(タワー棟)、中央(札幌ステラプレイス センター)、西側(大丸札幌店)の3ブロックで構成され、オフィスホテル複合商業施設百貨店シネマコンプレックスなどを擁している。

JRグループ駅ビルとしては、1997年開業の京都駅ビル、1999年開業の名古屋駅JRセントラルタワーズ)に次いで竣工した大規模再開発となる。本施設開業後も、2007年開業の東京駅グラントウキョウ、東京ステーションシティ)や2011年開業の大阪駅大阪ステーションシティ)、博多駅JR博多シティ)など各地のターミナル駅で大規模再開発が行われている。

東側のタワー棟は高さ173m(地上38階)で、完成時は北関東以北で最も高い建築物だったが、その後、2010年に竣工した仙台市青葉区の「仙台トラストタワー」(高さ180m)に抜かれた。

JRタワースクエア[編集]

2005年10月1日には、JR北海道の連結子会社であり東・中央ブロックの運営管理(プロパティマネジメント)業務を受託する札幌駅南口開発が、隣接する商業施設3施設(「札幌エスタ」・「パセオ」・「アピア」)をそれぞれ運営管理していた3社(札幌ターミナルビル・札幌ステーション開発・札幌駅地下街開発)を吸収合併し、社名を札幌駅総合開発[3]に変更した。合併を機に、JRタワー内のショッピングモール「札幌ステラプレイス」とそれら3施設を合わせた全4施設の総称として「JRタワースクエア」の呼称が用いられるようになり、運営管理も札幌駅総合開発1社に集約された。2006年3月からは、JRタワースクエア統一ポイント付きクレジットカード「JR TOWER SQUARE CARD[4]」の発行が開始されたほか、ポータルサイトの開設や駐車場の一体運用など、4施設を包括した販促・運営管理が行われている。

構成[編集]

札幌駅南口を俯瞰。左から順に、西ブロック(大丸札幌店)・中央ブロック(札幌ステラプレイス)・東ブロック(タワー棟)が建ち並んでいる。

札幌駅1階の東西にあるコンコース(および、その直下にあるパセオ内の通路)と一体化した形で1階・地下1階に広い通路があり、これを境にした3ブロックで構成されている。

東ブロック(タワー棟)[編集]

タワー棟38階展望室の男子トイレ。別名、展望トイレ

東側タワー棟は地上38階(最高173m)地下1階建てで、地下1階 - 地上6階は多くの物販・飲食店テナントが連なるショッピングモール「札幌ステラプレイス イースト」、7 - 20階はオフィスゾーン「JRタワーオフィスプラザさっぽろ」(7 - 8階には各種医療機関が入居する医療モール「ファーマライズ医療モール札幌」がある)となっている。オフィス区画はJR北海道のほか共同事業主の朝日生命保険が所有し、賃貸を行っている。

高層部の22 - 36階はホテル「JRタワーホテル日航札幌」、最上階の38階は北関東以北で一番の高さ (160m) に位置する展望室「JRタワー展望室 T38(タワー・スリーエイト)」となっており、展望室北東側の男子トイレには窓に沿って小便器が並んでおり、札幌市内を一望しながら用が足せるスペースがある。展望室(有料)直通エレベーター乗り場は6階にあり、エレベーター乗り場と展望台には、"惑星音階"という特殊なBGMが流れている。

このほか、タワー内には立体駐車場がある[5]ほか、地下1階・2階・6階の各フロアは隣接する「札幌エスタ」と連絡通路で繋がっている。

JRタワーホテル日航札幌[編集]

タワー棟1階東端(ロビー / レストラン)と22 -36階部分がホテル区画となっている。2003年5月31日に開業。公式のキャッチフレーズは「さっぽろスカイリゾート(SAPPORO SKY RESORT)」。JR北海道子会社のJR北海道ホテルズが経営(直営)するシティホテルであり、JALホテルズは技術供与契約で携わっている。ニッコー・ホテルズ・インターナショナル加盟。札幌駅近辺のシティホテルの中ではハイクラスな料金設定となっている。

地上高100メートルを超えた23 - 34階が客室となっており、シモンズベッドを用いたツインベッドルームを主体に構成されている。22階には直下の札幌駅温泉を汲み上げた展望浴場「スカイリゾート スパ」があるのが特徴的である。飲食店は36階に洋食・和食のスカイレストラン、1階にカフェレストランがあるほか、中央ブロック9階の「札幌ステラプレイス センター」には直営のフレンチレストラン「ミクニ サッポロ」が出店している。


中央ブロック[編集]

札幌ステラプレイス センター

中央部は地上9階地下1階建て。札幌駅本体への出入口(東通り南口・西通り南口)としての機能も兼ねている。

ショッピングモール「札幌ステラプレイス センター」と、国内初の日本映画大手3社の共同出資によるシネマコンプレックス札幌シネマフロンティア」がある。

2階北側には東西に貫通する車路が設けられており、2ヶ所に車寄せがあるほか、4階からは札幌駅の線路・ホーム全体を覆う屋根上にある平面駐車場とも繋がっている。

西ブロック[編集]

大丸札幌店

西側は地上9階地下4階建ての百貨店「大丸札幌店」(店舗は8階まで、地下2階以下は駐車場)となっている。

その他[編集]

西ブロック(大丸札幌店)から西5丁目樽川通を挟んだ駅西口には、同じくJR北海道グループが事業主体の商業ビル「JR55 SAPPORO」(2006年11月開業)や、駅高架下の複合商業施設「サツエキ Bridge」(2011年5月開業)があるが、JRタワーとは完全に別個の開発事業であり、「JRタワースクエア」にも含まれない。


脚注[編集]

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  1. ^ ウエスト:大丸札幌店4基
    センター:ステラプレイス4基
    イースト:ステラプレイス2基、オフィスプラザ6基、ホテル6基、展望室2基、立体駐車場2基
  2. ^ 札幌駅本体の住所北区だが、駅ビルの住所は中央区となる。
  3. ^ 札幌駅総合開発(株)
  4. ^ JR TOWER SQUARE CARD
  5. ^ イースト立体駐車場はP3・M3~P10・M10の8(16)フロアからなり、PとMはそれぞれ0.5フロア分ずつ高さが違う。タワーの3階 (P4) ~7階 (P9) に直結している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]