ネイマール

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この名前は、ポルトガル語圏の人名慣習に従っています。第一姓(母方の)はダ・シウバ第二姓(父方の)はサントスです。
ネイマール Football pictogram.svg
20180610 FIFA Friendly Match Austria vs. Brazil Neymar 850 1705.jpg
ネイマール(2018年)
名前
本名 ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール
Neymar da Silva Santos Júnior
愛称 NJ Ney
ラテン文字 NEYMAR JR
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1992-02-05) 1992年2月5日(28歳)
出身地 モジ・ダス・クルーゼス
身長 175cm[1]
体重 68kg[1]
選手情報
在籍チーム フランスの旗 パリ・サンジェルマンFC
ポジション FW(LWG、ST)MF(OMF)
背番号 10
利き足 右足
ユース
1999-2003 ブラジルの旗 ポルトゥゲーザ・サンチェス
2003-2009 ブラジルの旗 サントス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2013 ブラジルの旗 サントス 103 (54)
2013-2017 スペインの旗 バルセロナ 123 (68)
2017- フランスの旗 パリ・サンジェルマン 52 (47)
代表歴2
2009 ブラジルの旗 ブラジル U-17 3 (1)
2011 ブラジルの旗 ブラジル U-20 7 (9)
2012  ブラジル U-23 7 (4)
2010- ブラジルの旗 ブラジル 103 (64)
1. 国内リーグ戦に限る。2020年5月3日現在。
2. 2020年10月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ネイマールNeymar )ことネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニアNeymar da Silva Santos Júnior [nejˈmaʁ dɐ ˈsiwvɐ ˈsɐ̃tus ˈʒũɲoʁ], 1992年2月5日 - )は、ブラジルサンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス出身のサッカー選手ブラジル代表リーグ・アンパリ・サンジェルマンFC所属。ポジションはフォワード

サントス時代には南米年間最優秀選手賞を2度獲得。ヨーロッパではFCバルセロナに所属しリオネル・メッシルイス・スアレスとバルサの攻撃トリオを組み、ラ・リーガ優勝、コパ・デル・レイUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献。2015年のバロンドールでは3位に選ばれた。翌年もリーガ・エスパニョーラとコパの連覇に貢献。2017年には史上最高額の2億2200万ユーロ相当(約284億円)の移籍金でパリ・サンジェルマンに移籍。1年目にはリーグ1年間最優秀選手賞に選ばれた[2][3][4][5][6]

ブラジル代表には18歳でデビューし、現在ペレに次ぐ2位の得点記録保持者。2013年FIFAコンフェデレーションズカップではゴールデンボールに選ばれた。2016年にはリオ五輪OA枠で出場し、金メダルを獲得。

世界で最も著名なスポーツ選手の一人。SportsProは2012年と2013年に彼を世界で最も市場性のあるアスリートに指名し、ESPNは2016年に彼を世界で4番目に有名なアスリートとして挙げた。2017年にはTimeにより世界で最も影響力のある選手の一人にリストアップした。そして2019年、フォーブスは彼を世界で3番目に高い収入のアスリート(メッシとクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ)にランクした[7]

経歴[編集]

幼少期[編集]

ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオールは、ネイマール・ダ・シウバとナディーン・サントスとの間にサンパウロ州モジ・ダス・クルーゼスで一男一女の長子として出生、モデル業のrafaella beckranは4歳年下の実妹[8]。実父もかつてサッカー選手であった[9]。成長すると、ネイマールはフットサルストリートサッカー英語版に夢中になった[10]

1992年、ネイマールは家族と共にサン・ヴィセンテポルトガル語版に転居した。1999年にポルトゥゲーザ・サンチスタのユースクラブ入団を経て[11]、2003年にサントスFCのユースクラブに移籍した[12]。ユース年代で成功を収めると、家族はヴィラ・ベルミーロ英語版の隣に初めての物件を購入した。ネイマールは、15歳の時には1カ月に10,000レアル、16歳の時には1カ月に25,000レアルの収入があった。17歳でプロ契約を交わしサントスのトップチームに昇格し、スポンサー契約も得た[13]

サントス時代[編集]

FIFAクラブワールドカップ2011の表彰式でリオネル・メッシ(左)と握手をするネイマール(右)

2005年1月、12歳だったネイマールはレアル・マドリードとの契約を交わす予定だったが、締結には至らなかった[14]。2008年2月10日、サントスFCとプロ契約を結び、違約金は5000万ユーロに設定された[15]

13歳の時に、元レアル・マドリードFWロビーニョの年末チャリティマッチに参加。試合はテレビ中継されたこともあり、一躍有名になる。その後幾度となくサッカー番組などに出演し、サポーターからも一軍でのデビューを期待されるようになった。

デビュー戦となったサンパウロ州選手権のオエステFC戦では、得意の高速ドリブルやペダラーダを連発し、負けていた試合を逆転勝利に導いた。翌節のモジミリンEC戦でプロ初ゴールを決め、試合観戦していたペレに「彼はうまくいけば私を超える潜在能力を持っている」と評された[16]

2011年のコパ・リベルタドーレス決勝戦の対CAペニャロール戦では、アウェーの第1戦を0-0の引き分けで終え、ホームでの第2戦では47分に値千金の先制弾を決め[17]、最終的に2-1でサントスが1963年大会以来、3度目のコパ・リベルタドーレス制覇を達成した。なおネイマール自身はこの大会で計6ゴールを記録しており、優勝の原動力となった。南米代表として出場したFIFAクラブワールドカップ2011では、12月14日の初戦の柏レイソル戦で、キックフェイントからのミドルシュートで先制点を挙げ、勝利に貢献[18][19]。しかし決勝ではFCバルセロナの前に徹底マークに苦しみ、チームも0-4で敗北し準優勝に終わった。

2012年1月1日、2011年の南米年間最優秀選手賞に選出されたことが発表された[20][21]

2013年5月26日、サントスでの最後の試合に出場し、試合前の国歌斉唱の際には涙を流した[22]

バルセロナ時代[編集]

バルセロナ時代

2013年5月24日、サントスがネイマールの放出を発表[23]、26日にFCバルセロナとの5年契約での合意が発表された[24][25]。6月3日、正式に契約を締結した。 リオネル・メッシとチームメイトになった[26]。背番号は当初決まっていなかったが、ティアゴ・アルカンタラバイエルン・ミュンヘンに移籍した後、サントスでも着けていた11番を着けることになった。8月21日のスーペルコパ・デ・エスパーニャアトレティコ・マドリード戦にてチームを優勝に導くアウェーゴールを決め、公式戦初得点を記録した。9月25日のレアル・ソシエダ戦ではチャンピオンズリーグも含め5戦連続アシストを記録した。10月26日の自身初のエル・クラシコでは1ゴール1アシストを記録し、2-1での勝利に貢献した。12月11日のチャンピオンズリーググループステージのセルティック戦では移籍後初のハットトリックを達成した[27]

2014-15シーズンはアルゼンチン代表のメッシ、ウルグアイ代表のルイス・スアレスと3トップを組み、公式戦39ゴール、3トップとしてはスペイン史上最多となる公式戦ゴール数122ゴールを記録した。さらにはチャンピオンズリーグ決勝のユヴェントス戦でも5試合連続となるゴールを決めてメッシ、クリスティアーノ・ロナウドと並んでCL得点王となり、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグの三冠を達成して欧州初のメジャータイトルを獲得した。また欧州と南米でクラブ王者のタイトルを獲得した史上8人目の選手となった[28]。12月に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップ2015決勝でも南米王者のリーベル・プレート相手に華麗な5人抜きドリブルをみせリオネル・メッシの先制点とルイス・スアレスの3点目をアシストし優勝に貢献した。サントスFC時代にFIFAクラブワールドカップ2011決勝で敗れたFCバルセロナで今度はクラブ世界一を手にした。

2015-16シーズン、エースであるメッシの負傷による長期離脱の際には攻撃を牽引し、10月17日の第9節ラーヨ・バジェカーノ戦ではハットトリックを含む4得点の活躍を見せた[29]。さらに、メッシ、クリスティアーノ・ロナウドと共に自身初となる世界最優秀選手賞FIFAバロンドールの最終候補3人に選ばれた[30]。シーズン後半は調子を落とすものの、公式戦31ゴール16アシストを記録し、コパ・デル・レイの決勝でも追加点を決めるなど、リーガ・エスパニョーラとコパの連覇に貢献した。

2016年7月1日、クラブとの契約を2021年まで延長した[31]。契約解除金は1年目は2億ユーロ、2年目は2億2000万ユーロ、3年目以降は2億5000万ユーロに設定された[31]。2017年3月8日のチャンピオンズリーグ、PSG戦では終了間際に3得点に絡む活躍を見せ、1stレグ0-4からの逆転勝利に貢献した。5月27日のコパ・デル・レイの決勝では2年連続で得点し、優勝に貢献した。

2017年7月中旬、母国ブラジルの報道機関であるグローボ紙がネイマールがFCバルセロナから退団するかもしれないという事を伝えた。現地バルセロナの機関紙であるSPORTもこれを報じたがムンド・デポルティーボは否定していた。さらに、7月23日にチームメイトであるジェラール・ピケが彼は残るとInstagramに投稿し[32]、メッシとスアレスが約1時間ネイマール本人と話し合ったこと[33]からこの移籍騒動は沈静化するかと思われたが、ピケ本人から個人的な意見だった説明した事[34]や本人の口からは何も話されていない事から移籍騒動はぶり返された。FCバルセロナのプレシーズンマッチも終わり、8月になり7月30日からの自身のプロモーションの為に訪れていた中国からバルセロナに帰国、このまま練習に参加するかと思われたが、FCバルセロナから公式にネイマール本人が退団の意思を見せた事を明らかにし、契約解除金として2億2200万ユーロ(日本円にして約290億円)を払わなければ放出しない事も同時に明らかにした[35]。現地時間の8月3日、FCバルセロナからネイマール名義で契約解除金の2億2200万ユーロが支払われたと発表された[36]。しかし、スペイン・プロリーグ機構は、契約解除金の受け取りを拒否し、それに対してフランス・プロサッカーリーグがネイマールのパリ・サンジェルマン移籍を全面的にサポートすると発表する事態となった[37][38]

移籍決定後、ネイマールの父親はバルサに前年の契約更新ボーナスの支払いを求めたが、クラブ側は条件を満たさないとしてこれを拒否した。また、8月22日にFCバルセロナは、契約延長のボーナスとして支払われた金額の返還と損害賠償金として850万ユーロに遅延金の10パーセントを上乗せた金額を支払う事を求めた事を発表した[39][40]

パリ・サンジェルマン時代[編集]

PSGの会長ナーセル・アル=ヘライフィー(左)とネイマール(右)

2017年8月3日、パリ・サンジェルマンFCへの移籍が発表され、2022年までの5年契約を締結した[41]。背番号はハビエル・パストーレから譲られた10番に決定。なお、背番号10番はズラタン・イブラヒモビッチジェイ・ジェイ・オコチャといった名手、同郷の先輩であるロナウジーニョライーが着けた背番号である。2017年8月12日、EAギャンガン戦で同クラブの選手としてリーグデビュー、同試合で1ゴール1アシストを記録した。2018年2月25日のオリンピック・マルセイユ戦で足を骨折してその後のシーズンは離脱した[42]。公式戦30試合の出場で28ゴールを記録した。

2018-19シーズンは開幕戦からゴールを決めた。10月4日、欧州CL第2節のレッドスター・ベオグラード戦ではハットトリックを決めて今季CL初勝利に貢献した[43]。2019年1月下旬のクープ・ドゥ・フランスラウンド16のRCストラスブール戦で相手のチャージを受け、中足骨骨折を負った[44]。欠場した欧州CL決勝T1回戦のマンチェスター・ユナイテッドFC戦第2戦での審判の判定に対し、自身のSNSで怒りを露にした[45]。これにより3試合のCL出場停止処分を受けた[46]。約3か月離脱したのち、4月22日のASモナコ戦で復帰。同月27日のクープ・ドゥ・フランス決勝のスタッド・レンヌ戦では得点を挙げたが敗れた。その表彰式で、PSGの選手が近くの観客と握手を交わしながらメダルを受け取るために階段を上っていく中、列の最後尾近くにいたネイマールがチームメイトを侮辱したという観客の一人の顔を殴打した[47]。この行為は監督やチームメイトからも苦言を呈され、フランスサッカー連盟(FFF)から3試合の出場停止に加えて2試合の執行猶予処分を下された[48]

2019-20シーズンは怪我や開幕後まで移籍話があったことも影響し、9月14日のリーグ・アン第5節・RCストラスブール戦で初出場。ホーム開催にも関わらず自身に対してブーイングが起きたが、後半アディショナルタイムに決勝点となるゴールをオーバーヘッドキックで決めた[49]。しかし10月の代表戦や2月のリーグ戦でも負傷してしばしば離脱しており、リーグ戦は15試合の出場に留まった。欧州CLではラウンド16ボルシア・ドルトムント戦にてホーム戦とアウェー戦でそれぞれ1ゴールずつ決め、チームの準々決勝進出に貢献した他、チームを決勝まで導いた。

代表経歴[編集]

2014 FIFAワールドカップクロアチア戦で同点ゴールを挙げ喜ぶネイマール

2010 FIFAワールドカップ後のブラジルの最初の試合となった2010年8月10日のアメリカ戦でブラジル代表に初めて招集された[50]。ネイマールはこの試合で代表デビューを果たし、先制点となる代表初ゴールを挙げた[51]

2011年1月に開催された南米ユース選手権では得点王となる9得点を挙げる活躍でブラジルの優勝に貢献した。ロンドンオリンピックのU-23ブラジル代表メンバーに選出されると[52]、全7試合に出場して4得点を挙げ銀メダル獲得に貢献した。

2011年3月27日のスコットランドとの親善試合では初の1試合2得点を記録した[53]。この試合では2得点目を決めた際に、ネイマールに対して観客席からバナナが投げつけられた。バナナは黒人差別を示唆する物であり、スコットランドサポーターによる人種差別がなされたのではないかと問題になった[54]。後にバナナを投げつけたのはドイツ人観光客だと判明し、人種差別的意図は無かったと主張したことから事態は沈静化した[55]。2012年9月10日の中国との親善試合で代表では初となるハットトリックを記録した[56]

地元ブラジルでの開催となった2014 FIFAワールドカップでは、グループリーグのクロアチア戦、カメルーン戦で2ゴールずつを奪い[57][58]、準々決勝の時点でチーム最多得点となる4ゴールを挙げていたが、準々決勝コロンビア戦後半43分にDFフアン・スニガの膝による激しいチャージを背後から受け負傷、そのまま担架で運ばれ、フォルタレザ市内の病院に搬送、脊椎骨折で全治数週間と診断され、残る準決勝以降の試合に出場できなくなった[59]続く準決勝でネイマールを欠いたブラジルが大敗したこともあり、スニガには非難が殺到し、脅迫や犯罪予告が行われる事態となったため[60]、ネイマールは当時流行していたアイス・バケツ・チャレンジでスニガを指名すると、スニガもこれに応じ和解をアピールした[61][62]

ワールドカップ後の初戦となった2014年9月5日のコロンビアとの親善試合では、チアゴ・シウバの負傷に伴い、ブラジル代表史上最年少となる22歳での主将に任命され[63]、試合前にはコロンビアのキャプテンとなった因縁の相手であるスニガと抱擁し、和解を強調[64][65]。試合では直接フリーキックによる決勝点を挙げた[64][65][66]

2014年10月14日の日本との親善試合では自身初となる1試合4得点を記録した[67]。ブラジル代表では2000年10月8日のベネズエラ戦でロマーリオが記録して以来14年ぶり8人目(9回目)で、22歳での4得点は最年少、4-0で全4得点を挙げたのは史上初めてだった[67][68]。この4得点で代表通算40得点とし、ベベットを抜きブラジル代表歴代5位となった[69]。また日本からは通算7得点目となり、日本代表を相手に史上最も得点を挙げた選手となった[70]

2015年5月5日にブラジル代表としてコパ・アメリカ2015のメンバーに選出された[71]。6月14日にグループステージ初戦のペルー戦で1得点1アシストをマークし初戦を勝利したが[72]、6月17日のコロンビア戦でドゥンガ体制になって初めて敗れた。その試合後に相手DFパブロ・アルメロに対してボールを蹴りつけ、その後乱闘に発展した。この乱闘により相手FWカルロス・バッカと共にレッドカードを提示され、6月19日に南米サッカー連盟(CONMEBOL)は4試合の出場停止処分を下したことを発表した[73]。これによりネイマールのコパ・アメリカ2015が終了した。また2014 FIFAワールドカップで負傷させられたコロンビア代表DFフアン・スニガに対して皮肉コメントを浴びせていた[74]

2016年6月29日、リオデジャネイロオリンピックのU-23ブラジル代表メンバーにオーバーエイジ枠として選出された[75]。ネイマールはリオデジャネイロオリンピックの出場を優先するため、コパ・アメリカ・センテナリオの出場を欠場していた[76]。準決勝のホンジュラス戦で、オリンピック史上最速となる試合開始からわずか15秒でゴールを決めた[77]。ブラジルW杯の雪辱戦となったドイツとの決勝戦では先制点を挙げて大会4ゴールを記録し、PK戦でも最終キッカーとして成功し、ブラジルのオリンピック初優勝に大きく貢献した[78]

リオデジャネイロオリンピック後、「キャプテンであることは名誉だった、様々な愛情を受けてキャプテンをしていた。しかしもうブラジル代表のキャプテンはやりたくない」と心境を吐露し、チアゴ・シウバから受け継いでいたキャプテンマークをジョアン・ミランダに引き継ぎ、自らはキャプテンを降りた[79]。なお、2018年のW杯後に再びキャプテンになったが、問題行動により2019年に監督からはく奪された[80]

2018 FIFAワールドカップでのネイマール

2018 FIFAワールドカップの最終メンバーにも選ばれた。6月3日のクロアチアとの親善試合で足の怪我から3か月ぶりに国際試合に復帰し、ゴールを決めた。本大会ではグループリーグ第2戦のコスタリカ戦で1ゴール[81]、決勝トーナメント1回戦メキシコ戦では1ゴール1アシストを決めた。しかし、準々決勝のベルギー戦で敗れた。大会を通じてデータ上は良いパフォーマンスを見せたものの、相手のチャージに対する過剰演技を何度も繰り返し、批判を集めてしまった[82][83]

コパ・アメリカ2019の代表メンバーにも選出されたが、直前の親善試合で右足首に靭帯損傷を負い、欠場が決まった[84]

2022 FIFAワールドカップ・南米予選の第2節ペルー戦でハットトリックを達成したことで通算得点数を64に伸ばし、ロナウドの62を超えて代表歴代2位となった[85]

プレースタイル・評価[編集]

ネイマールは主にウインガー、または攻撃的なミッドフィールダーとしてプレーしている。4–3–3フォーメーションではクラブと代表の両方で左サイドのウインガーとしてプレーし豊富な運動量と創造性を生かし、また内側に切れ込むようにプレーすることで利き足の右足でシュートを撃ち、相手ディフェンダーの重心を二度三度動かすような、ドリブルやパスでチャンスを作る[86][87]

創造性、視野の広さ、パススキル、シュートスキル、ドリブル、フェイント、テクニックにおいて優れており、同胞のロナウジーニョにも喩えられる[88][89]。ヒールリフト(レインボーフリック)を得意技としている[90]

利き足は右足だが、両足と頭で得点することができ、フリーキックとペナルティーキックの名手である[87][91]

またネイマールは「ドリブル、シュート、ヘッダー、コントロールなど、全てを完璧にしたい。常に改善できるものだ。」と常に向上心を掲げていることを語っている[92]リオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドアンドレ・イニエスタシャビウェイン・ルーニーを影響を受けた選手に挙げている[93]

ロナウジーニョは、ネイマールが世界最高の選手になると評している[94]ロナウドも同様に現状はメッシが世界最高であるとしながらも、ネイマールは世界最高の選手となりうる才能の持ち主であると評している[95]。元レアル・マドリードの監督ホルヘ・バルダーノは、ネイマールを称賛し、「ネイマールが大好きだ。彼の個人技の多くはゴールをもたらし、しばしばピッチ上で彼だけでプレーしているように思わせる」と語った[96]シャビはネイマールが「素晴らしい選手であり、非常に良い態度を持ち、世界で最高の選手になるだろう」と述べた[97]

パリ・サンジェルマンに移籍以降は怪我が多く、11度の怪我や4度の出場停止などにより2019年10月23日時点でのPSGでの出場率は50%(126試合中63試合出場)しかなかった[98]

人物・エピソード[編集]

  • 16歳でスペインを訪れた際、レアル・マドリードでプレーすることが夢だと発言していた[99]。また、クラブワールドカップでFCバルセロナと対戦した後はバルセロナやメッシに対する憧れも口にしていた[100]
  • 憧れの選手はロマーリオで、サントスや代表ではロマーリオの付けていた背番号11を好んで選択している[53]。また、憧れの選手としては他にジネディーヌ・ジダンロナウジーニョカカロビーニョの名も挙げている[99]。ロビーニョとはしばしば比較される[101]。なお、ロビーニョとは2010年1月から半年間サントスFCでともにプレーし、代表でも共にプレーする機会があった。
  • 2011年8月24日、恋人との間に第一子となる男児が生まれた[102]
  • FCバルセロナへの移籍の際、移籍金は5700万ユーロであるとされていた[103][104]。しかし、スペインの新聞『エル・ムンド』がバルセロナの公表する5700万ユーロの他に3800万ユーロが支払われ、獲得費用は9500万ユーロであると報じた[105]。これを受けて、FCバルセロナのソシオからの粉飾決済の疑いがあるとしてバルセロナのサンドロ・ロセイ会長への告発が裁判所になされ、裁判所もこれを受理した[106]。この告発を受けて、ロセイ会長は「クラブのイメージを守るため」として会長職を辞任した[107]。その後、FCバルセロナから移籍金5710万ユーロの他に様々な名目で2910万ユーロを支払った事が明らかにされた[108]。また、ネイマールの保有権の40パーセントを保有していたブラジルの投資ファンドDIS社は詐欺であるとしてネイマールとFCバルセロナを告訴した[109]。最終的に、ネイマールは不起訴となった[110]
  • ポーカーの愛好家であることを公言しており、2015年5月7日にオンラインポーカーサイト「ポーカースターズ」のブランドアンバサダーに就任したことを発表した[111]。愛犬の名前もPokerであり、ミネイロンの惨劇をテレビで観戦していた際には「こんなクソみたいな試合見たくない。ポーカーでもしようぜ」と言い放ったという[112][113]
  • 2016年10月29日のリーガ・エスパニョーラ第10節グラナダCF戦の試合終了後、ロッカールームに引き上げる際に階段を下りていた相手DFのルヴェン・ヴェーゾを後ろから突き飛ばし、問題視された。ネイマールがグラナダの選手に強烈なタックルを見舞った事をきっかけに試合中から二人は揉めており、ネイマールがヴェーゾに対して繰り返し暴言を吐いていたと報道されている[114]
  • 2017年5月、アメリカESPN世界で最も有名なアスリート100名を発表し、ネイマールは6位に選出された。サッカー選手ではクリスティアーノ・ロナウドリオネル・メッシに次ぐ3位[115]
  • 世界でも屈指の人気アスリートであり、Instagramのフォロワー数は2017年8月現在で約8070万人を超えており、世界中のアスリートの中でもクリスティアーノ・ロナウドに次いで2番目に多い[116]
  • 2017年7月28日、バルセロナのアメリカ合宿での練習中に、ネルソン・セメドとの接触プレーが原因でセメドと喧嘩沙汰を起こした。ネイマールは周りにいたチームメイトに抑えられながら不満を爆発させ、そのまま練習場を後にした[117]
  • 2017年9月17日、リーグ・アン第6節オリンピック・リヨン戦でPSGに加入したばかりのネイマールがPKを誰が蹴るかでチームメイトのエディンソン・カバーニと言い争いをした。PSGではズラタン・イブラヒモビッチが移籍してからはカバーニがPKを蹴っていた[118]。試合後も『ロッカールームで二人が掴み合いの喧嘩をした』『ネイマールがカバーニの売却をクラブ会長に願い出た』などといった報道が流れ、ウナイ・エメリ監督はPKキッカーは自分が決めたとコメントし、事態は沈静化した。2018年1月18日のリーグ・アン第21節ディジョンFCO戦ではカバーニのクラブ歴代最高得点の記録がかかっていた場面でPKを譲らず蹴った事にブーイングが起こった[119]
  • 2019年6月、アメリカの経済誌フォーブスは2019年版の世界のアスリートの年収を公表した[120]。ネイマールの年収は1億500万ドルであり、世界のスポーツ選手でメッシクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ3位にランクインした。
  • 2019年5月、インスタグラム上にて知り合った女性とパリのホテルで会い、性的暴行を加えた疑いで告訴された[121]。同年9月、サンパウロの捜査当局からこの件について証拠不十分により捜査を終了したと発表された[122]
  • 2017年7月25日、フランスのサッカークラブであるパリ・サンジェルマンFCが、ネイマール獲得の為に約735億円を用意したと報じられた。パリ・サンジェルマンがネイマールに対して支払う年俸の総額は5年間で約3億ユーロ(約395億円)であり、1年間だと約80億円(税込み年俸)となる為、世界中のあらゆるアスリートの中でもリオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドに次いで3番目に高い高額年俸選手となる[123]
  • 2017年8月3日、パリ・サンジェルマンがネイマールの獲得と移籍を正式に発表した。契約期間は5年間で2022年6月までとなっており、移籍金は2億2200万ユーロ(約290億円)である。また、年俸は税金が引かれた後の手取り額で約40億円である。この年俸は最低保障金額の基礎年俸であり、PSGが目標としているタイトルなどを獲得した際には更にボーナスが付き、年俸は65億円までアップする(手取り額)。さらに、この移籍に関しての移籍報奨金として約78億円がネイマールに対して支払われており、ネイマールの父親とその代理人であるイスラエル人男性に対しても別途で約52億円もの移籍報奨金が支払われる超大型の契約となった[124][125][126][127]

個人成績[編集]

クラブ シーズン 背番号 ブラジレイロ パウリスタ コパ・ド・ブラジル コパ・リベルタドーレス FIFA CWC シーズン通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
サントス 2009 7 33 10 12 3 3 1 48 14
2010 11 31 17 19 14 8 11 2 0 60 42
2011 21 13 11 4 13 6 2 1 47 24
2012 17 14 16 20 14 9 47 43
2013 1 0 18 12 4 1 23 13
通算 103 54 76 53 15 13 29 15 2 1 225 136
クラブ シーズン 背番号 リーガ 国王杯 国内スーペル杯 欧州CL FIFACWC シーズン通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
バルセロナ 2013-14 11 26 9 3 1 2 1 10 4 41 15
2014-15 33 22 6 7 12 10 47 39
2015-16 34 24 5 4 9 3 1 0 49 31
2016-17 30 13 6 3 9 4 45 20
通算 123 68 20 15 2 1 40 21 1 0 186 105
クラブ シーズン 背番号 リーグ・アン フランス杯 リーグ杯 欧州CL FIFACWC シーズン通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
PSG 2017-18 10 20 19 1 2 2 1 7 6 30 28
2018-19 17 16 3 2 1 1 6 5 28 23
通算 37 35 4 4 3 2 13 11 0 0 58 51
キャリア通算 262 156 100 72 20 16 82 47 3 1 469 292

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

国際Aマッチ 95試合 60得点(2010年 - )[128]


ブラジル代表国際Aマッチ
出場得点
2010 2 1
2011 13 7
2012 12 9
2013 19 10
2014 14 15
2015 9 4
2016 6 4
2017 8 3
2018 12 7
通算 95 60

ゴール[編集]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

サントス
バルセロナ
パリ・サンジェルマン

代表[編集]

U-20ブラジル代表
U-23ブラジル代表
ブラジル代表

個人[編集]

著書[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

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外部リンク[編集]